JPH0674014B2 - 発進クラツチの制御方法 - Google Patents

発進クラツチの制御方法

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JPH0674014B2
JPH0674014B2 JP60170069A JP17006985A JPH0674014B2 JP H0674014 B2 JPH0674014 B2 JP H0674014B2 JP 60170069 A JP60170069 A JP 60170069A JP 17006985 A JP17006985 A JP 17006985A JP H0674014 B2 JPH0674014 B2 JP H0674014B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はエンジンとトランスミッションとの間に設けら
れ、自動的に発進制御を行う発進クラッチの制御方法に
関するものである。
従来技術とその問題点 従来、自動的に発進制御を行うことができる発進クラッ
チとしては電磁クラッチや流体クラッチなどの自動クラ
ッチが知られているが、電磁クラッチの場合は構造が複
雑で高価になるという欠点があり、また液体クラッチの
場合は発進性は優れているが、ニュートラル時にクリー
プを起こしたり、通常走行時の伝達効率が悪いという欠
点がある。
一方、発進クラッチとして湿式クラッチなどの摩擦クラ
ッチを使用し、この摩擦クラッチを油圧制御することに
より目的とする理想的な発進特性が得られれば、上記の
欠点を一挙に解決できるため好ましい。ただ、摩擦クラ
ッチの場合には、油圧のON,OFFによって入力回転数が大
きく変化するため、自動クラッチのようなスムーズな発
進性を実現するのは難しい。
発明の目的 本発明の目的は、摩擦クラッチを用いてスムーズな発進
性を実現できる発進クラッチの制御方法を提供すること
にある。
発明の構成 上記目的達成するために、本発明の制御方法は、発進ク
ラッチへのクラッチ油圧を制御するクラッチ制御弁と、
クラッチ制御弁を制御するための信号油圧を発生するソ
レノイド弁と、ソレノイド弁を電子制御する電子回路と
を備え、上記制御回路は、スロットル開度に応じた発進
クラッチの目標入力回転数に対して上下に所定制御幅を
有する上下限値を設定し、実際の入力回転数が上下限値
外にある時、実際の入力回転数が上下限値内に入るよう
にソレノイド弁を連続的にONまたはOFFさせ、実際の入
力回転数が上下限値内にある時、実際の入力回転数の大
きさに応じてソレノイド弁の作動時間が変化するデュー
ティ制御を行うものである。
即ち、発進クラッチの入力回転数がある目標値に対して
一致するようにソレノイド弁をON,OFF制御しようとする
と、クラッチ油圧の遅れなどにより目標入力回転数と実
際の入力回転数とのずれを解消できず、ハンチングを生
じ、スムーズに発進できない。一方、ソレノイド弁をデ
ューティ制御する場合には、目標値への収束が遅くな
る。これに対し、本願発明では発進クラッチの入力回転
数が目標入力回転数を含む所定の上下限値の中に入るよ
うにON,OFF制御し、かつ上下限値の中では入力回転数が
緩やかに変化するようにデューティ制御するので、ハン
チングを防止できるとともに上下限値への収束が早く、
ショックのないスムーズな発進を行うことができる。
実施例の説明 第1図は本発明を実行するための発進クラッチの制御装
置の一例を示し、1は湿式多板クラッチからなる発進ク
ラッチであり、ピストン室7の油圧によりピストン2が
左方へ移動し、クラッチ板3,4を圧接させて動力の断続
を行うようになっている。5はエンジンと直結された入
力軸、6はトランスミッションと接続された出力軸であ
る。
クラッチ制御弁10は、バルブボデー11内を摺動自在なス
プール12と、スプール12を常時左方へ付勢するスプリン
グ13とを有しており、油路30を介して油圧供給源(図示
せず)からライン圧が導かれたポート14はスプール12の
左側のランド15によって開閉される。上記油路30から分
岐した油路31はスプリング13が収容された小径な右端室
16に接続され、上記分岐油路31の途中にはソレノイド弁
40のニードル41によって開閉される開口32が設けられて
いる。例えばソレノイド弁40がONすると、ニードル41が
開口32を閉じ、右端室16に作用するソレノイド圧が上昇
するようになっている。
上記ポート14の右側に隣接するポート18は、油路33を介
して発進クラッチ1のピストン室7に接続され、かつこ
のポート18はスプール12の内部に形成した連通孔19を介
してバルブボデー11の左端室20と連通している。したが
って、左端室20には油路33および連通孔19を介して発進
クラッチ1のピストン室7の油圧(クラッチ油圧)が導
かれ、スプール12を右方へ押圧している。なお、上記連
通孔19に代えて、第1図に破線で示すようにバルブボデ
ー11に油路33と左端室20とを接続する別の油路33を設け
てもよい。
バルブボデー11には上記ポート17に右側に隣接してドレ
ーンポート(排油口)21が形成されており、このドレー
ンポート21はスプール12の中央のランド22によって開閉
される。
上記スプール12の左側のランド15の外径aは右側のラン
ド17の外径bより大きく、ランド15に作用するクラッチ
油圧をPC,ランド17に作用するソレノイド圧をPS,スプ
リング14のばね力をFとすると、 の関係が成立するようにクラッチ油圧PCが制御されてい
る。
制御回路50には、入力回転数Ni,出力回転数N0,スロッ
トル開度などの走行状態を示す信号が入力されており、
これら信号に基づいてソレノイド弁40をデューティ制御
するようになっている。ここでデューティ制御とは、第
2図のようにON時間T1とOFF時間T2とを含む一定周期T0
のパルス信号をソレノイド弁40に入力し、この信号のう
ちON時間T1の周期T0に対する比(デューティ比D%)を
変化させることにより、ソレノイド弁40にデューティ比
Dに比例したソレノイド圧PSを発生させる制御をいう。
上記制御回路50には、ショックの無い理想的な発生特性
を得るため、一例として第3図に示すようにスロットル
開度と目標入力回転数NEとの関係、および目標入力回転
数NEに対する上下の回転数幅(以下、設定値ΔNEとい
う)がデータマップに記憶されている。第3図破線で示
す上限値(NE+ΔNE)と下限値(NE−ΔNE)はソレノイ
ド弁40のデューティ比Dを決定すための基準値であり、
実際の入力回転数Niが上限値以上であれば、ソレノイド
弁40を連続的にON(D=100%)させて発進クラッチ1
を結合方向に付勢し、入力回転数Niが下限値以下であれ
ば、ソレノイド弁40を連続的にOFF(D=0%)させて
発進クラッチ1を遮断方向に付勢する。さらに入力回転
数Niが上限値と下限値の間にあるときには、ソレノイド
弁40を入力回転数Niと目標入力回転数NEとの差の大きさ
に応じてデューティ比Dを変化させ、発進クラッチ1の
結合力を微細制御するようになっている。
これをまとめると、次式のようになる。
Ni>NE+ΔNEの時、D=100% NE+ΔNE≧Ni≧NE−ΔNEの時、 Ni<NE−ΔNEの時、D=0% 上式を図示したものが第4図であり、入力回転数Niが上
限値と下限値の間にあるときには入力回転数Niとデュー
ティ比Dとが比例した関係にある。なお、本発明はこの
ような関係に限定するものではなく、例えば第4図破線
で示すように入力回転数Niに対しデューティ比Dが二次
関数的に変化するように設定してもよい。
ここで、上記制御回路50による本発明の制御の一例を第
5図にしたがって説明する。
まず、制御がスタートすると、入力回転数Niの入力(6
0)、出力回転数N0の入力(61)、スロットル開度の入
力(62)を順次行い、上記スロットル開度に応じて第3
図から目標入力回転数NEと設定値ΔNEとを読み出す(6
3)。つぎに、入力回転数Niと予め制御回路50に記憶さ
れている初期回転数NCとを比較する(64)。この初期回
転数NCは発進クラッチ1を切るべき最低回転数であり、
アイドル回転数よりやや低い例えば800rpm程度に設定さ
れている。Ni<NCの時には、そのまま発進クラッチ1を
連結するとエンジンが停止してしまうため、ソレノイド
弁40をOFF(D=0%)し、発進クラッチ1を遮断する
(65)。一方、Ni≧NCの時には、続いて入力回転数Ni
出力回転数N0との差を所定値εと比較する(66)。この
値εは、発進クラッチ1が連結状態にあるか、あるいは
半連結状態にあるかを判断するための基準であって、例
えば200rpm程度に設定されている。
|Ni−N0|≦εの場合には発進が完了していることを意
味するので、ソレノイド弁40をOFF(D=100%)し、発
進クラッチ1を連結する(67)。|Ni−N0|>εの場合
には発進クラッチ1が半連結状態、すなわち発進途中で
あることを意味するため、以下の発進制御(68)に移行
する。
発進制御(68)においては、まず入力回転数Niと上限値
(NE+ΔNE)とを比較し(69)、Ni>NE+ΔNEの場合に
は発進クラッチ1の連結が目的とする発進特性に比べて
不十分であることを意味するので、ソレノイド弁40をON
する(67)。これにより、クラッチ油圧PCが上昇して発
進クラッチ1が連結方向に付勢されるため、入力回転数
Niが低下する。Ni≦NE+ΔNEの場合には、さらに入力回
転数Niと下限値(NE−ΔNE)とを比較し(70)、Ni<NE
−ΔNEであれば発進クラッチ1の連結が過剰であること
を意味するので、ソレノイド弁40をOFFする(65)。こ
れにより、クラッチ油圧PCが低下して発進クラッチ1が
遮断方向に付勢されるため、入力回転数Niが上昇する。
NE+ΔNE≧Ni≧NE−ΔNEの場合には、(1)式あるいは
第4図から入力回転数Niに応じたデューティ比Dを演算
あるいは読み出し(71)、このデューティ比D信号をソ
レノイド弁40に出力する(72)。これによりに入力回転
数Niが目標入力回転数NEに収束する方向に微細制御され
る。
上記のように、発進制御(68)において、入力回転数Ni
が上下限値を越えたときには、ソレノイド弁40を連続的
にONまたはOFFさせて発進クラッチ1を連結方向あるい
は遮断方向に連続的に付勢し、入力回転数Niを上下限値
内に逸早く収束させる。また、入力回転数Niが上下限値
内にあるときには、入力回転数Niの大きさに応じてソレ
ノイド弁40をデューティ制御し、発進クラッチ1の結合
力を微細制御して入力回転数Niを目標入力回転数NEに近
づけるものである。したがって、目的とする発進特性に
迅速に一致させることができ、スムーズな発進性を実現
できる。
なお、上記実施例では、発進クラッチ1として湿式クラ
ッチを用いた例を示したが、乾式クラッチを用いてもよ
く、油圧によってクラッチの結合力を制御できるもので
あればいかなるものでも使用可能である。
発明の効果 以上の説明で明かなように、本発明によれば目標入力回
転数に対して上下限値を設定し、実際の入力回転数が上
下限値を越えた時には上下限値内に入るようにソレノイ
ド弁を連続的にONまたはOFFし、上下限値内にある時に
はソレノイド弁をデューティ制御するようにしたので、
入力回転数を迅速に目標入力回転数の上下限値の範囲内
に収束させることができ、ショックの無い理想的な発進
性を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる発進クラッチの制御装置の一例
の構成図、第2図はデューティ制御の一例の信号波形
図、第3図はスロットル開度と目標入力回転数の関係を
示す図、第4図は入力回転数とデューティ比との関係を
示す図、第5図は制御回路の動作を示すフローチャート
図である。 1……発進クラッチ、10……クラッチ制御弁、 40……ソレノイド弁、50……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発進クラッチへのクラッチ油圧を制御する
    クラッチ制御弁と、クラッチ制御弁を制御するための信
    号油圧を発生するソレノイド弁と、ソレノイド弁を電子
    制御する電子回路とを備え、 上記制御回路は、スロットル開度に応じた発進クラッチ
    の目標入力回転数に対して上下に所定制御幅を有する上
    下限値を設定し、実際の入力回転数が上下限値外にある
    時、実際の入力回転数が上下限値内に入るようにソレノ
    イド弁を連続的にONまたはOFFさせ、実際の入力回転数
    が上下限値内にある時、実際の入力回転数の大きさに応
    じてソレノイド弁の作動時間が変化するデューティ制御
    を行うことを特徴とする発進クラッチの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2819521B2 (ja) * 1992-03-13 1998-10-30 本田技研工業株式会社 車両用変速機のクラッチ制御方法
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