JPH0673129U

JPH0673129U - ヘルメット

Info

Publication number: JPH0673129U
Application number: JP2238193U
Authority: JP
Inventors: 信彦橋本
Original assignee: 信彦橋本
Priority date: 1993-03-23
Filing date: 1993-03-23
Publication date: 1994-10-11

Abstract

(57)【要約】【目的】ヘルメットのシールドの色を、より簡単に、
素早く変えることができるようにして、シールドを交換
した場合の機能は変わらないようにしたもの。【構成】ヘルメットの透明なシールド（１）に、色の
ついたシールド（２）を着脱できるようにしたヘルメッ
ト。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はヘルメットに関するものである

【０００２】

【従来の技術】

従来のヘルメットに使用される、透明なシールドと、色のついたシールドは、シールドの強度も同じで、シールドをヘルメットに固定させる構造、シールドを上下に閉開させる構造も同じだった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記の技術では、色のついたシールドは、透明なシールドと同じ強度をもち、シールドをヘルメットに固定、閉開させるための構造も同じものを製作する手間と費用がかかった。また、シールドの色を交換をする際、すでにヘルメットついているシールドを、取はずしてから、交換したい色のシールドを取りつけるという手間がかかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この課題の解決手段を図面について説明すれば、ヘルメットの透明なシールド（１）に、色のついたシールド（２）を着脱できるようにする。

【０００５】

【作用】

このようにヘルメットの透明なシールド（１）に、色のついたシールド（２）をつけると、シールド（１）は透明なので、シールド（２）の色が透けて見える。ヘルメットを使用した場合には、従来の色のついたシールドと同じように色がついて見える。シールド（１）に強度が有るため、色のついたシールド（２）は、軽く、薄いものにすることができる。シールド（２）はシールド（１）に、固定するだけの構造があれば、シールド（１）と一緒に閉開するので、シールド（２）自体は閉開構造は必要ないので、閉開構造を製作する手間と費用が省ける。シールドの色を変える時には、透明なシールド（１）に、色付きのシールド（２）を取りつけるか、または、色のついたシールド（２）を取り外すだけでよい。

【０００６】

【実施例】

（イ）実施例としては、第１図に示すように、ヘルメットの透明なシールド（１）に凸部（３（イ））をつくり、色のついたシールド（２）に凹部（４）をつくる。透明なシールド（１）の凸部（３（イ））に、色のついたシールド（２）の凹部（４）を合わせて、着脱できるようにしたもの。（ロ）ヘルメットの透明なシールド（１）の内側に、凸部（３（イ））をつくり、凸部（３（イ））に、色のついたシールド（２）の凹部（４）を合わせて、着脱できるようにしたもの。（ハ）第３図に示すように、ヘルメットの透明なシールド（１’）の、上の位置に凸部（３（ロ））、下の位置に凸部（３（ハ））をつくり、色のついたシールド（２’）の凹部（４’）を合わせて、着脱できるようにしたもの。（ニ）ヘルメットの透明なシールド（１）の一部に色をつけ、シールド（２）を着脱できるようにしたもの。（ホ）色のついたシールド（２）を２つ以上に分割し、ヘルメットの透明なシールド（１）に着脱できるようにしたもの。（ヘ）ヘルメットの透明なシールド（１）に透明に近い色をつけ、色つきの着脱できるシールド（２）を重ねて色を濃くできるようにしたもの。（ト）ヘルメットの透明なシールド（１’）の内側に、上の位置に凸部（３（ロ））、下の位置に凸部（３（ハ））をつくり、色のついたシールド（２ ’）の凹部（４’）を合わせて、着脱できるようにしたもの。

【０００７】

【効果】

（イ）色のついたシールド（２）は、シールド（１）よりも軽く、薄く作ることができる。シールド（１）のように閉開構造をもたなくても、従来の色のついたシールドと同じように閉開して使用することができる。（ロ）シールド（１）の外側に、色のついたシールド（２）を着脱できるようにすると、雨天時にシールド（１）と、シールド（２）の間に水滴が入り視界を妨げることがある。しかし、シールド（１）の内側に、色のついたシールド（２）を着脱できるようにすると、シールド（１）が閉じた状態だと、シールド（１）の内側には雨水は入らないので、水滴が、シールド（１）とシールド（２）の間に入って視界を妨げることはなくなる。シールド（２）を固定する部分の凹凸がシールド（１）の内側になるため、凹凸部分がシールドの外側にある場合の、走行中の凹凸部分の空気抵抗や、抵抗によって生じる音が無くなる。シールド（２）はシールド（１）の内側にあるため、シールド（２）が外側にある場合に比べ、使用の際にできるシールド（２）の傷や、汚れがつきにくい。（ハ）ヘルメットの透明なシールド（１’）の上と下の部分に、色のついたシルド（２’）を着脱できるようした場合。晴天時には色のついたシールド（２’）をシールド（１’）の上の部分につけることにより、強い日差しから目を守りながら、視界を確保できる。夜間や、雨天時には、シールドに色がついていると、視界が悪くなり、危険なので、シールド（２’）をシールド（１’）の下の部分につけることによってシールド（１’）の上の部分は透明になるので視界を確保できる。色のついたシールド（２’）はシールド（１’）の上または下の部分に移動するだけなので、ヘルメット内部に、色のついたシールドをスライドさせて、収納する必要はない。また、従来のように、シールドを開いた状態で、強い日差しから目を守りながら、視界を確保できる。（ニ）従来の色のついたシールドは、ヘルメットに合わせて曲がった形をしていたので、曲面をもつシールドは平面なものを加工するのに比べ手間がかかった。そこで、色のついたシールド（２）を軽く、薄い平面の材料を加工したものにして、曲面をもつシールド（１）に合わせて、曲げながらシールド（２）をとりつければ、シールド（２）の曲面加工は必要なくなる。平面な色のついたシールド（２）は、使用しない時は、地図の間などにはさめるので、場所をとらずに収納できる。（ホ）従来は、透明なシールドのヘルメットへの固定構造（６）が、異なる２つのヘルメットは、色のついたシールドも共通して使用できなかった。しかし、透明なシールド（１）のヘルメットへの固定構造（６）と、色のついたシールド（２）のシールド（１）への固定構造（３）は別になる。色のついたシールド（２）のシールド（１）への固定構造（３）が共通ならば、透明なシールドのヘルメットへの固定構造（６）が異なるヘルメットでも、色のついたシールド（２）を共通して使うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】透明なシールド（１）と色のついたシールド
（２）の側面図である。

【図２】透明なシールド（１）と色のついたシールド
（２）を重ねた側面図である。

【図３】ヘルメットの透明なシールド（１’）の、上
又は、下の部分に色のついたシールド（２’）を着脱し
た場合の側面図である。

【図４】透明なシールド（１）と色のついたシールド
（２）斜視図である。

【符号の説明】

１、１’透明なシールド２、２’色のついたシ
ールド３（イ）、（ロ）、（ハ）透明なシールドの凸部４、４’ 色のついたシールドの凹部５、５’ ヘルメット６、６’ 透明なシールドとヘルメットの固定、閉開部７色のついたシールドの取っ手

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ヘルメットの透明なシールド（１）に、
色のついたシールド（２）を着脱できるようにしたヘル
メット。
【請求項２】ヘルメットの透明なシールド（１）の内
側に、色のついたシールド（２）を着脱できるようにし
た請求項１の、ヘルメット。
【請求項３】ヘルメットの透明なシールド（１’）
の、上と下の部分に色のついたシールド（２’）を着脱
できるようにした請求項１の、ヘルメット。