JPH0672772U - 大型自動車用補助ブレーキ装置 - Google Patents

大型自動車用補助ブレーキ装置

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JPH0672772U
JPH0672772U JP1972293U JP1972293U JPH0672772U JP H0672772 U JPH0672772 U JP H0672772U JP 1972293 U JP1972293 U JP 1972293U JP 1972293 U JP1972293 U JP 1972293U JP H0672772 U JPH0672772 U JP H0672772U
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幹男 中原
和成 今里
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三輪精機株式会社
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型且つ制動力の調節を自在で、しかも長時間
に亙る使用によっても制動力が低下しない構造を得る。 【構成】制動時には油圧シリンダ24、24内に圧油を
送り込み、回転、固定両ディスク19、20の側面同士
を摩擦させて、制動力を得る。回転時に作動するポンプ
36により、車軸1内に存在する冷却油を吸い上げ、ノ
ズル孔29、29から摩擦面に噴出させる。冷却油は、
ポンプ36の作用により、放熱器34を通過しつつ流れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る大型自動車用補助ブレーキ装置は、トラック、バス、トレーラ 等の大型自動車に組み込んで、この大型自動車が下り坂を走行する場合に速度が 高くなり過ぎるのを防止する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
大型自動車が山道で長い下り坂を走行する場合、ブレーキペダルにより作動す る通常のブレーキ(サービスブレーキ)を多用すると、フェードやベーパロック により制動力が極端に低下する原因となる為、危険である。この為に大型自動車 には従来から、リターダと呼ばれる一種の補助ブレーキ装置を組み込んで、長い 下り坂を走行する際には、この補助ブレーキ装置により、速度の上昇を抑える様 にしていた。
【0003】 この様な補助ブレーキ装置として従来から使用されているものに、エンジンの 排気を堰き止めてエンジンブレーキの利きを強くする排気ブレーキ、推進軸上に 設けた流体継手で、動圧油の剪断、撹拌によってエネルギを吸収する流体式ブレ ーキ、或は車軸の回転に伴なって生じる渦電流により制動力を発揮させる渦電流 式のものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、排気ブレーキの場合、制動力の調整が難しく、下り坂を一定の速度 で走行する為には、制動とその解除とを頻繁に行なわなければならず、運転が煩 わしくなる。又、流体式ブレーキの場合、構造が複雑で重量が嵩み、高価格であ る。
【0005】 一方、渦電流式の補助ブレーキ装置の場合、装置が大型化して設置スペースが 嵩み、大型自動車の設計が難しくなるだけでなく、長時間連続して使用した場合 には、発熱により制動力が低下する事が避けられない。
【0006】 本考案の大型自動車用補助ブレーキ装置は、上述の様な事情に鑑みて考案され たもので、小型且つ制動力の調節を自在で、しかも長時間に亙る使用によっても 制動力が低下しない構造を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の大型自動車用補助ブレーキ装置は、端部開口を塞がれた中空管状で、 回転しない車軸と、この車軸の端部に回転自在に支持されて、車輪を固定するハ ブと、上記車軸と同心の回転内周面を有し、このハブに固定されたブレーキハウ ジングと、上記回転内周面と同心でこの回転内周面と対向する固定外周面を有し 、上記車軸に固定された固定支持環と、それぞれの外周縁を上記回転内周面に、 軸方向に亙る変位のみ自在に支持した、複数枚の回転ディスクと、それぞれの内 周縁を上記固定外周面に、軸方向に亙る変位のみ自在に支持し、上記複数枚の回 転ディスクと軸方向に亙り交互に配置された固定ディスクと、上記ブレーキハウ ジングの一部に設けられ、軸方向に重ね合わされたそれぞれ複数枚ずつの回転、 固定両ディスクの内、一端に位置するディスクの側面を支承する受部と、上記車 軸の周囲に支持固定された油圧シリンダと、この油圧シリンダに油密に嵌合し、 その先端部を上記回転、固定両ディスクの内、他端に位置するディスクの側面に 対向させたピストンと、制動時に上記油圧シリンダ内に圧油を送り込む油圧源と 、上記固定支持環の内側に設けられた通油路と、一端をこの通油路に通じさせ、 他端を上記回転、固定両ディスク同士の摩擦面に向けて開口させたノズル孔と、 上記ブレーキハウジングの内面と上記車軸の外周面との間に、外部との油密を保 持した状態で設けられた密閉空間と、この密閉空間にその一端を接続した戻し配 管と、この戻し配管の他端をその入口に接続した放熱器と、この放熱器の出口と 上記車軸の内部とを結ぶ送り配管と、上記車軸の周囲で、上記ブレーキハウジン グと共に回転する部分に設けられ、このブレーキハウジングの回転に伴なって駆 動される事で、上記車軸内に存在する冷却油を上記通油路に送り込むポンプとを 備えている。
【0008】
【作用】
上述の様に構成される本考案の大型自動車用補助ブレーキ装置の作動時には、 油圧源から油圧シリンダに、必要な制動力に応じた圧力で圧油を送り込む。この 様な油圧源から油圧シリンダへの圧油の送り出しは、サービスブレーキ用のブレ ーキペダルとは別途に設けたレバー等の操作に基づいて行なわれる。
【0009】 油圧シリンダへの圧油の送り込みに応じてピストンが、この油圧シリンダから 突出して、他端に位置するディスクを押圧する。この結果、それぞれ複数枚ずつ の回転、固定両ディスクが、上記ピストンとブレーキハウジングの受部との間で 強く挟持され、上記両ディスクの側面同士の間の摩擦力に基づいて、制動が行な われる。
【0010】 この様にして制動が行なわれる際にはブレーキハウジングが回転しているので 、ポンプが車軸内に存在する冷却油を上記通油路に送り込む。そしてこの冷却油 が、ノズル孔から上記回転、固定両ディスク同士の摩擦面に向けて噴出し、制動 時に発生する摩擦熱により温度上昇した摩擦面を冷却する。この結果、長時間に 亙る使用によっても、この摩擦面の温度が過度に上昇する事はなく、十分な制動 力を確保出来る。
【0011】 上記摩擦面を冷却する事で温度上昇した冷却油は、一度密閉空間に溜ってから 、戻し配管を通じて放熱器に送られる。そして、この放熱器部分で、例えば空気 との間で熱交換を行なう事により温度低下してから、送り配管を通じて上記車軸 内に送り込まれる。従って、上記冷却油の温度も、長時間に亙る制動に伴なって 上昇する事がない。
【0012】
【実施例】
図1〜3は本考案の実施例を示している。車軸1は、図示しない懸架装置によ り車体の下側に、車体の幅方向に亙って支持されている。中空管状に形成された この車軸1の両端部には、それぞれ中空管状の軸管2を、溶接固定している。そ して、この軸管2の端部開口を、蓋板3により油密に塞いでいる。従って、上記 車軸1の内側には、外部と隔てられた空間4が設けられる。
【0013】 上記軸管2の周囲にはハブ5を、1対の転がり軸受6、6により、回転自在に 支持している。そして、このハブ5の外周面に設けたフランジ7に、車輪を構成 するホイール8を、スタッド9とナット10とにより固定している。又、上記ハ ブ5の内側面側(図2の右側)にはブレーキハウジング11を、上記スタッド9 と別のナット12とにより、固定している。このブレーキハウジング11は、上 記車軸1と同心の回転内周面13を有する。
【0014】 又、上記車軸1の端部外周面にはスリーブ14を溶接固定し、このスリーブ1 4の外周面に設けたフランジ15の外側面に固定支持環16を、ボルト17、1 7により固定している。断面がL字形で全体が円環状に形成された、この固定支 持環16は、上記回転内周面13と同心でこの回転内周面13と対向する、固定 外周面18を有する。尚、上記スリーブ14の外周面の中心は、前記車軸1の中 心に対し偏心している。これは、後述する歯車式のポンプ36を構成する為であ る。
【0015】 上記ブレーキハウジング11の回転内周面13には、複数枚(図示の例では4 枚)の回転ディスク19、19の外周縁を、軸方向(図1〜2の左右方向)に亙 る変位のみ自在に支持している。即ち、上記回転内周面13に形成したスプライ ン溝と、前記各回転ディスク19、19の外周縁に形成した凹凸とを係合させる 事で、これら各回転ディスク19、19を上記回転内周面13の内側に支持して いる。
【0016】 一方、上記固定支持環16の固定外周面18には、複数枚(図示の例では4枚 )の固定ディスク20、20の内周縁を、軸方向に亙る変位のみ自在に支持して いる。即ち、上記固定外周面18に形成したスプライン溝と、前記各固定ディス ク20、20の内周縁に形成した凹凸とを係合させる事で、これら各固定ディス ク20、20を上記固定外周面18の外側に支持している。
【0017】 上記複数枚ずつの回転ディスク19、19と固定ディスク20、20とは、軸 方向に亙り交互に配置されている。そして、一方のディスクの側面に固定した摩 擦材21、21を、他方のディスクの側面と摩擦係合自在としている。
【0018】 上記ブレーキハウジング11の一部には受部22を設け、この受部22によっ て、車両の幅方向外端部(図2の左端部)に位置する固定ディスク20の側面を 支承自在としている。
【0019】 更に、前記スリーブ14外周面のフランジ15の内側面(図2の右側面)には 円輪状の支持板23を固定している。この支持板23の外周寄り部分で、上記フ ランジ15の外周縁から直径方向外方に突出した部分には、複数の油圧シリンダ 24、24を設けている。そして、各油圧シリンダ24、24にピストン25、 25を、油密に嵌合している。そして、各ピストン25、25の先端部(図2の 左端部)を、車両の幅方向内端部(図2の右端部)に位置する回転ディスク19 の側面に対向させている。
【0020】 上記各油圧シリンダ24、24はそれぞれ、補助ブレーキ用のブースタ等、図 示しない油圧源に通じさせている。この油圧源と上記各油圧シリンダ24、24 とは、例えば前記車軸1内に配設した油圧チューブ(図示せず)により、或は後 述する抑え環26の内部に形成した油圧通路及びやはり後述する内歯歯車27の 外周寄り部分に円周方向に形成したスリット等により、上記各油圧シリンダ24 、24に通じさせる。
【0021】 一方、前記固定支持環16の内側には通油路28を、軸方向に亙り設けている 。又、この固定支持環16には複数のノズル孔29、29を、直径方向に亙り設 けている。これら各ノズル孔29、29の直径方向内端は、上記通油路28に通 じさせ、直径方向外端は、前記回転、固定両ディスク19、20同士の摩擦面に 向け開口している。
【0022】 又、前記ブレーキハウジング11の内面と上記車軸1の外周面との間には密閉 空間30が、外部との油密を保持した状態で設けられている。即ち、上記ブレー キハウジング11の内端開口部に円輪状の塞ぎ板31の外周縁部を固定し、この 塞ぎ板31の内周縁を、前記スリーブ14の外周面に外嵌固定した、抑え環26 の外周面に対向させている。そして、上記塞ぎ板31の内周縁に装着したシール 環32の内周縁を、抑え環26の外周面に摺接させる事で、前記車軸1の周囲で のブレーキハウジング11の回転を自在としつつ、上記密閉空間30内外の油密 保持を図っている。
【0023】 この様に構成される密閉空間30には、戻し配管33の一端を開口させている 。そして、この戻し配管33の他端を、放熱器34の入口に接続している。この 放熱器34は、広く知られているオイルクーラの如き構造を有するもので、内部 を流れる液体(冷却油)と外部を流れる空気との間で熱交換を行なう事で、この 液体の温度を低下させる。この様な放熱器34の出口と、上記車軸1の内部とは 、送り配管35により接続されている。
【0024】 更に、上記車軸1の周囲で、上記ブレーキハウジング11と共に回転する部分 には、このブレーキハウジング11の回転に基づき駆動されて、上記車軸1内に 存在する冷却油を、前記通油路28に送り込むポンプ36を設けている。図示の 例ではこのポンプ36として、図3に示す様な歯車ポンプを使用している。内周 縁に歯を形成した内歯歯車27は、前記ブレーキハウジング11の内側に、取付 板37により支持している。従ってこの内歯歯車27は、車両の走行時には車輪 と共に回転する。
【0025】 一方、前記スリーブ14の外周面で、前記支持板23と抑え環26との間部分 には、円環状の外歯歯車38を、回転自在に外嵌支持している。そして、この外 歯歯車38と上記内歯歯車27とを、円周方向一部で噛合させている。非噛合部 に於いて両歯車27、38の周面同士の間には、仕切板39を設けている。又、 上記抑え環26の外側面には、噛合部を挟んで吸入口40と吐出口41とを設け ている。車輪の回転に伴なって上記内歯歯車27が回転すると、この内歯歯車2 7と噛合した外歯歯車38も回転し、上記吸入口40から吐出口41に向けて、 冷却油が送られる。
【0026】 上記吸入口40は、吸入管42を介して前記車軸1の底部に通じており、上記 吐出口41は前記通油路28に通じている。従って、車両走行時には車軸1内の 冷却油が通油路28に送り込まれ、前記ノズル孔29、29から前記両ディスク 19、20の摩擦面に向け噴出する。
【0027】 上述の様に構成される本考案の大型自動車用補助ブレーキ装置の作動時には、 油圧源から各油圧シリンダ24、24に、必要な制動力に応じた圧力で圧油を送 り込む。この様な油圧源から各油圧シリンダ24、24への圧油の送り出しは、 サービスブレーキ用のブレーキペダルとは別途に設けたレバー等の操作に基づい て行なわれる。
【0028】 各油圧シリンダ24、24への圧油の送り込みに応じて各ピストン25、25 が、各油圧シリンダ24、24から突出して、車両の幅方向内端に位置する回転 ディスク19を、上記幅方向外方に向け押圧する。この結果、それぞれ複数枚ず つの回転、固定両ディスク19、20が、上記各ピストン25、25とブレーキ ハウジング11の受部22との間で強く挟持され、上記両ディスク19、20の 側面同士の間の摩擦力に基づいて、制動が行なわれる。
【0029】 この様にして制動が行なわれる際にはブレーキハウジング11が、車輪と共に 回転しているので、ポンプ36が車軸1内に存在する冷却油を、吸入管42によ り吸い上げて、上記通油路28に送り込む。そしてこの冷却油が、各ノズル孔2 9、29から上記回転、固定両ディスク19、20同士の摩擦面に向けて噴出し 、制動時に発生する摩擦熱により温度上昇した摩擦面を冷却する。この結果、長 時間に亙る使用によっても、この摩擦面の温度が過度に上昇する事はなく、十分 な制動力を確保出来る。
【0030】 上記摩擦面を冷却する事で温度上昇した冷却油は、一度密閉空間30に溜って から、戻し配管33を通じて放熱器34に送られる。そして、この放熱器34部 分に於いて、例えば空気との間で熱交換を行なう事により温度低下してから、送 り配管35を通じて上記車軸1内に送り込まれる。従って、上記冷却油の温度も 、長時間に亙る制動に伴なって上昇する事がない。
【0031】 尚、上述した実施例に於いては、支持板23に、図2に示す様に複数の油圧シ リンダ24、24を設け、これら複数の油圧シリンダ24、24にそれぞれピス トン25、25を嵌合させた例に就いて説明したが、これに代えて、上記支持板 23に、この支持板23の外側面を底面とする、単一の円環状シリンダを設ける と共に、断面円環状の単一のピストンをこのシリンダに油密に嵌合させる様に構 成する事も出来る。
【0032】
【考案の効果】
本考案の大型自動車用補助ブレーキ装置は、以上に述べた通り構成され作用す るが、小型且つ制動力の調節を自在で、しかも長時間に亙る使用によっても制動 力が低下しない為、大型自動車の設計を面倒にする事なく、運転が容易で安全な 大型自動車を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】補助ブレーキ装置の装着状態を示す略図。
【図2】図2のA部拡大断面図。
【図3】冷却油送給用ポンプの1例を示す、図2のB−
B断面に相当する図。
【符号の説明】
1 車軸 2 軸管 3 蓋板 4 空間 5 ハブ 6 転がり軸受 7 フランジ 8 ホイール 9 スタッド 10 ナット 11 ブレーキハウジング 12 ナット 13 回転内周面 14 スリーブ 15 フランジ 16 固定支持環 17 ボルト 18 固定外周面 19 回転ディスク 20 固定ディスク 21 摩擦材 22 受部 23 支持板 24 油圧シリンダ 25 ピストン 26 抑え環 27 内歯歯車 28 通油路 29 ノズル孔 30 密閉空間 31 塞ぎ板 32 シール環 33 戻し配管 34 放熱器 35 送り配管 36 ポンプ 37 取付板 38 外歯歯車 39 仕切板 40 吸入口 41 吐出口 42 吸入管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部開口を塞がれた中空管状で、回転し
    ない車軸と、この車軸の端部に回転自在に支持されて、
    車輪を固定するハブと、上記車軸と同心の回転内周面を
    有し、このハブに固定されたブレーキハウジングと、上
    記回転内周面と同心でこの回転内周面と対向する固定外
    周面を有し、上記車軸に固定された固定支持環と、それ
    ぞれの外周縁を上記回転内周面に、軸方向に亙る変位の
    み自在に支持した、複数枚の回転ディスクと、それぞれ
    の内周縁を上記固定外周面に、軸方向に亙る変位のみ自
    在に支持し、上記複数枚の回転ディスクと軸方向に亙り
    交互に配置された固定ディスクと、上記ブレーキハウジ
    ングの一部に設けられ、軸方向に重ね合わされたそれぞ
    れ複数枚ずつの回転、固定両ディスクの内、一端に位置
    するディスクの側面を支承する受部と、上記車軸の周囲
    に支持固定された油圧シリンダと、この油圧シリンダに
    油密に嵌合し、その先端部を上記回転、固定両ディスク
    の内、他端に位置するディスクの側面に対向させたピス
    トンと、制動時に上記油圧シリンダ内に圧油を送り込む
    油圧源と、上記固定支持環の内側に設けられた通油路
    と、一端をこの通油路に通じさせ、他端を上記回転、固
    定両ディスク同士の摩擦面に向けて開口させたノズル孔
    と、上記ブレーキハウジングの内面と上記車軸の外周面
    との間に、外部との油密を保持した状態で設けられた密
    閉空間と、この密閉空間にその一端を接続した戻し配管
    と、この戻し配管の他端をその入口に接続した放熱器
    と、この放熱器の出口と上記車軸の内部とを結ぶ送り配
    管と、上記車軸の周囲で、上記ブレーキハウジングと共
    に回転する部分に設けられ、このブレーキハウジングの
    回転に伴なって駆動される事で、上記車軸内に存在する
    冷却油を上記通油路に送り込むポンプとを備えた、大型
    自動車用補助ブレーキ装置。
JP1993019722U 1993-03-26 1993-03-26 大型自動車用補助ブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2579357Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113513549A (zh) * 2020-04-09 2021-10-19 北京优加特福乐科技有限公司 一种内循环水冷制动器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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