JPH0672355A - 自動車フード補強材 - Google Patents

自動車フード補強材

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JPH0672355A
JPH0672355A JP22583292A JP22583292A JPH0672355A JP H0672355 A JPH0672355 A JP H0672355A JP 22583292 A JP22583292 A JP 22583292A JP 22583292 A JP22583292 A JP 22583292A JP H0672355 A JPH0672355 A JP H0672355A
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JP
Japan
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aggregate
wire
frame member
hollow
hood
Prior art date
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Pending
Application number
JP22583292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunta Shioda
俊太 潮田
Yuichi Takami
祐一 高見
Yasuo Shiozawa
康夫 塩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Publication of JPH0672355A publication Critical patent/JPH0672355A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 環状の中空外骨材5の環内に、内骨材6、
6、6がブリッジ状にわたされ、内骨材6、6、6の端
部が外骨材5の中空部内に突出された状態に配置される
と共に、同内骨材6…の端部が、外骨材5の中空部をル
ープ状に緊結状態に通されたワイヤー7にからまされて
位置決め状態に保持され、これによって内外骨材5、
6、6、6が一体化されている。 【効果】 自動車フード補強材1を、重量面、コスト
面、製作面等において有利に製作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のフードの裏
面に取り付けられて該フードを補強する自動車フード補
強材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車フード補強材は、環状の鉄製の外
骨材の環内に、同じく鉄製の内骨材が複数本ブリッジ状
にわたされて一体化されたものとなされており、自動車
フードの裏面に適合状態に配置され接合一体化されて、
フードを強度的に補強する働きをする。
【0003】従来、このフード補強材において外骨と内
骨端部との接合は、接合箇所の数に対応する個数の鋳物
製の継手部材を用い、接合箇所のそれぞれをこれらの継
手部材にて接合するようにしたり、あるいは、各接合予
定部分に対して溶接を施すというようにして行われてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋳物製
の継手部材を使用した接合では、通常の作業者が少しの
慣れで接合技能を習得することができるという利点はあ
るのの、継手部材自身の重量が重く、しかも接合箇所が
複数に及ぶためそれぞれの接合箇所に継手部材を配する
必要があることから、フード補強材全体の重量が非常に
大きなものとなってしまうという欠点があった。また、
補強材の組立て作業に多くの手間を要し、更に、特殊構
造の継手部材を使用するためコストアップを招くなどと
いう問題があった。
【0005】また、溶接によるものでは、補強材の不本
意な重量増は避けうるものの、溶接作業には技能面で熟
練を要し、また、設備的なコストアップを招く等の問題
があった。
【0006】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、環状の外骨材と、その環内にブリッジ状にわたさ
れる内骨材とを、重量面、作業能率面、技能面、コスト
面等において有利に接合一体化することができる自動車
フード補強材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、環状の中空外骨材の環内に、内骨材がブリッジ
状にわたされた自動車フード補強材であって、内骨材の
端部が外骨材の中空部内に突出された状態に配置される
と共に、同内骨材端部が、外骨材中空部をループ状に緊
結状態に通されたワイヤー等の条材に係合されて位置決
め状態に保持されて、内外骨材同士が一体化されてなる
ことを特徴とする自動車フード補強材を要旨とする。
【0008】
【作用】上記構成では、内骨材と外骨材とが軽量なワイ
ヤー等の条材を用いて一体化されたものとなされている
ことにより、不本意な重量増大を招くことがない。
【0009】また、広く汎用されているワイヤーを用い
て内外の骨材を一体化するものであることにより、補強
材が、コスト面で有利に製作される。
【0010】しかも、ワイヤーを外骨材の中空部に通
し、同中空部に突出された内骨端部に係合させ、ループ
状に捲回し緊結状態にするだけで外骨材と内骨材とが一
体的に組み合わされるものであることにより、作業者が
その組立作業を容易に習得しえてかつ能率的に遂行する
ことができる。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0012】フード補強材(1)は、第4図(イ)に示
されるように、自動車(2)のフード(3)の裏面に適
合状態に配置され、これに接合一体化されて用いられ
る。同図(ロ)に示されるように、このフード補強材
(1)において、(5)は外骨材、(6)(6)(6)
は内骨材、(7)はワイヤーである。外骨材(5)は環
状の骨材で、該外骨材(5)の環内に、複数本、例えば
3本の内骨材(6)(6)(6)が所定間隔おきに並列
状態に配置されて、ブリッジ状にわたされ、ワイヤー
(7)にて全体が一体化されたものとなされている。
【0013】外骨材(5)は、アルミニウム製中空押出
材に曲げ加工を施し、端部同士を接合して製作されたも
のである。第3図に示されるように、中空筒部(5a)の
内縁側の上下に環内方に突出する補強リブ縁(5b)(5
b)が一体成形されたものとなされている。そして、上
下のリブ縁(5b)(5b)間の中空筒部(5a)の壁には、
内骨材連接位置に対応して、内骨材端部挿入用の開口部
(8)が、切欠き加工等により形成されている。この開
口部(8)の幅は、該内骨材(6)の幅よりも大きなも
のに設定されている。
【0014】内骨材(6)は、同じくアルミニウム製中
空押出材によるもので、中空部内に補強用の縦方向の仕
切壁(6a)が一体成形され、その端部高さが外骨材
(5)の中空筒部(5a)内に挿入用開口部(8)を通じ
て適合状態に挿入配置される寸法に設定されている。そ
して、内骨材(6)の両端部において、その端部両側壁
及び仕切壁(6a)の端部側面には、それぞれ3つのワイ
ヤー通し孔(9a)〜(9i)が上方から下方に向けて基端
側に傾斜状にずらされた態様において、かつ、対応配置
関係のもと、穿孔加工等により形成されている。
【0015】なお、外骨材(5)及び内骨材(6)
(6)(6)の背面側の形状は、自動車フードの裏面形
状に即したものに形成されていることはいうまでもな
い。
【0016】ワイヤー(7)は、ステンレス鋼製ワイヤ
ーやアルミニウム製ワイヤーなどによるもので、補強材
(1)の重量増を最少限度にすべく、必要な強度を確保
しうる範囲で可及的にその直径の小さいものが選ばれて
いる。なお、ワイヤー(7)に限らず、各種の条材が用
いられてよい。
【0017】内骨材(6)(6)(6)は、第1図及び
第2図に示されるように、その端部が外骨材(5)の挿
入用開口部(8)を通じて中空筒部(5a)内に挿入配置
されて、外骨材(5)の環内にブリッジ状に渡されてい
る。挿入用開口部(8)の幅は、内骨材(6)の幅より
も小さく形成されていることにより、内骨材(6)の両
端部は、外骨材(5)の対となる対応開口部(8)を通
じて中空筒部(5a)内に挿入されうる。
【0018】ワイヤー(7)は、外骨材(5)の中空筒
部(5a)内にループ状に通され、その中間部が、中空筒
部(5a)内に配置された内骨材(6)の端部のワイヤー
挿入孔(9a)〜(9i)に通されている。内骨材(6)の
端部は、ワイヤー(7)が、内骨材(6)の端部の高さ
方向中央に位置する孔(9a)(9b)(9c)に通され、次
いで、上位の孔(9f)(9e)(9d)に通され、そして、
下位の孔(9g)(9h)(9i)に通された状態にからまさ
れることによって、ワイヤー(7)と係合され、かつ、
ワイヤー(7)が外骨材(5)の中空筒部(5a)内をル
ープ状に捲回された状態で緊結状態とされることによ
り、外骨材(5)の中空筒部(5a)内において、位置決
め状態に保持されている。内骨材(6)は、ワイヤー
(7)がこのような態様にて通されていることにより、
しっかりとした位置決め状態に保持される。このように
して、外骨材(5)と内骨材(6)(6)(6)とが堅
牢一体的に組み合わされている。
【0019】上記構成の補強材(1)は、ワイヤー
(7)にて全体を一体化されたものであることのみなら
ず、外骨材(5)及び内骨材(6)(6)(6)として
アルミニウム製の骨材を使用したものとなされているこ
とにより、十分な強度を保持しつつも全体を非常に軽量
なものにすることができる。
【0020】なお、外骨材(5)に対する内骨材(6)
端部の位置設定の容易化のため、第1図及び第2図に示
されるように、内骨材(6)の端部が挿入用開口部
(8)の一側の壁縁部(10)に当接される、即ち該壁縁
部(10)を内骨材(6)の位置決めのために利用するこ
とによって内骨材(6)が適正な配置状態に外骨材
(5)に組み付けられるものとなされているのが好まし
いが、内骨材(6)の端部が挿入用開口部(8)の幅方
向中間位置に位置設定されるようにしてもよい。
【0021】また、内骨材(6)の端部のワイヤー通し
孔(9a)〜(9i)へのワイヤー(7)の挿通は、内骨材
(6)の端部を外骨材(5)の中空筒部(5a)内に挿入
した状態において行ってもよいし、同端部を中空筒部
(5a)の外に出した状態において行ってもよい。前者の
場合には、挿入用開口部(8)と内骨材(6)との間の
空いた隙間を利用してワイヤー(7)の挿通を行い、し
かるのちワイヤー(7)を締付けていって内骨材(5)
を所定の位置に位置調整するようにすればよい。また、
後者の場合には、ワイヤー(7)を通した後、ワイヤー
(7)にテンションをかけて締め付けつつ、内骨材
(6)の端部を中空筒部(5a)内の所定の位置に挿入し
ていくようにすればよい。
【0022】なお、内骨材(6)に対するワイヤー
(7)の係合態様として、上記実施例のような態様のほ
か、各種態様が採用されてよい。
【0023】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の自動車フード
補強材は、内骨材と外骨材とが軽量なワイヤー等の条材
を用いて一体化されたものであるから、従来の鋳物製継
手部材の使用による場合のような不本意な重量増を招く
ことがなく、全体を非常に軽量なものにすることができ
る。
【0024】しかも、広く汎用されているワイヤーを用
いて内外の骨材を一体化するものであることにより、従
来の比べて、コスト的に非常に有利に補強材を製作する
ことができる。
【0025】加えて、ワイヤーを外骨材の中空部に通
し、同中空部に突出された内骨端部に係合させループ状
に捲回し緊結状態にするだけで外骨材と内骨材とが一体
的に組み合わされるものであるから、作業者がその作業
を容易に習得することができて技能習得面での有利性を
発揮しうると共に、製作作業を能率的に遂行して、その
生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外骨材と内骨材端部との接合状態を示す斜視図
である。
【図2】図(イ)は外骨材と内骨材端部との接合部を示
す内骨の断面図、図(ロ)は同接合部を示す外骨の断面
図である。
【図3】外骨と内骨とを分離状態にして示す斜視図であ
る。
【図4】図(イ)は自動車の側面図、図(ロ)はフード
補強材の正面図である。
【符号の説明】
1…自動車フード補強材 5…外骨材 6…内骨材 7…ワイヤー(条材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の中空外骨材の環内に、内骨材がブ
    リッジ状にわたされた自動車フード補強材であって、内
    骨材の端部が外骨材の中空部内に突出された状態に配置
    されると共に、同内骨材端部が、外骨材中空部をループ
    状に緊結状態に通されたワイヤー等の条材に係合されて
    位置決め状態に保持されて、内外骨材同士が一体化され
    てなることを特徴とする自動車フード補強材。
JP22583292A 1992-08-25 1992-08-25 自動車フード補強材 Pending JPH0672355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22583292A JPH0672355A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 自動車フード補強材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22583292A JPH0672355A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 自動車フード補強材

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Publication Number Publication Date
JPH0672355A true JPH0672355A (ja) 1994-03-15

Family

ID=16835513

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22583292A Pending JPH0672355A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 自動車フード補強材

Country Status (1)

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JP (1) JPH0672355A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7052079B2 (en) 2003-07-01 2006-05-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular hood structure and vehicle body front portion structure
DE102006057859A1 (de) * 2006-12-08 2008-06-12 Rehau Ag + Co. Klappe für ein Fahrzeug

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7052079B2 (en) 2003-07-01 2006-05-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular hood structure and vehicle body front portion structure
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