JPH0671442A - ワイヤ突出長およびアーク長の算出方法並びに溶接状態監視装置 - Google Patents

ワイヤ突出長およびアーク長の算出方法並びに溶接状態監視装置

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JPH0671442A
JPH0671442A JP22585592A JP22585592A JPH0671442A JP H0671442 A JPH0671442 A JP H0671442A JP 22585592 A JP22585592 A JP 22585592A JP 22585592 A JP22585592 A JP 22585592A JP H0671442 A JPH0671442 A JP H0671442A
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welding
wire
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tip
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JP22585592A
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Takayuki Kashima
孝之 鹿島
Tsuneo Mita
常夫 三田
Hiroshi Tagami
博史 田上
Kiroku Fujiwara
紀六 藤原
Mitsuaki Haneda
光明 羽田
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Hitachi Seiko Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定電圧特性の溶接電源を用いる消耗電極式アー
ク溶接の全範囲において、すなわち短絡移行だけでなく
グロビュ−ル移行あるいはスプレ−移行を含む全範囲に
おいて、ワイヤ突出長およびアーク長を正確に演算でき
る算出方法並びに溶接状態監視装置を提供すること。 【構成】条件設定装置と、条件設定装置に接続された記
憶装置と、記憶装置に接続された演算装置とからなり、
記憶装置を条件設定装置に入力されるワイヤ突出長の基
準値及びその許容偏差とアーク長の基準値及びその許容
偏差とトーチ高さの基準値及びその許容偏差のうちの少
なくとも1組の条件および平均溶接電流とワイヤ送給速
度とチップ・母材間の平均溶接電圧とを変数とする関数
式並びに演算装置の演算結果を記憶するように構成し、
演算装置を平均溶接電流とワイヤ送給速度とチップ・母
材間の平均溶接電圧の測定値から一定周期ごとにワイヤ
突出長とアーク長とトーチ高さを演算しそれぞれの演算
結果と基準値との差が許容偏差を越えたときに信号を出
力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定電圧特性の溶接電源
を用いる消耗電極式アーク溶接におけるワイヤ突出長お
よびアーク長の算出方法並びに溶接状態監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】消耗電極(以下ワイヤという)を用いる
アーク溶接では、チップ先端からワイヤ先端までのワイ
ヤ長さ(以下、ワイヤ突出長と言う)又は母材表面から
ワイヤ先端までのアーク長を一定に保つことにより良好
な溶接部を得ることができる。「アーク溶接におけるセ
ンシングと制御」(溶接法ガイドブック2,平成2年5
月15日発行,溶接学会,2−94〜2−99頁)に
は、ワイヤ突出長LEを下記の式1により、また、アー
ク長LAを下記の式2により算出し、この結果に基づい
て溶接トーチの位置を機械的に修正してワイヤ突出長L
E又はアーク長LAを一定に保つ技術が開示されている。
ただし、式2中のアーク電圧VAは実測不可能であるた
め、先ず式3ないし式5によりワイヤ突出長LE部分の
電圧降下VEを求め、式6からアーク電圧VAを求める。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、 v :ワイヤ送給速度 IE:実効電流 IA:平均電流 VA:アーク電圧 V :チップ・母材間電圧 VE:ワイヤ突出長
E部分の電圧降下 R :ワイヤ突出長LE部分の抵抗 α :固有抵抗と比
熱の温度係数の差 β :固有抵抗の温度係数 CO:比熱 J :熱の仕事当量 ηO:固有抵抗 ρ :比重 d :ワイヤ直径 また、K1,K2,K3、K4、K5、K6は定数である。そ
して、上記式1に用いる定数K1、K2は、良く使用され
るワイヤの突出長に関して実験的に決定される。また、
特公平3−16227号公報には、短絡時におけるワイ
ヤと母材間の電圧とワイヤを流れる電流とから電気抵抗
に関連した値を求め、ワイヤ突出長を算出する技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、定電圧特性の
溶接電源を用いる定速度ワイヤ送給方式のアーク溶接で
はトーチ高さが変わると溶接電流の値も変化する。そし
て、上記した従来技術の前者の式1における定数K1
2は溶接電流の値によって変化することが、論文「多
変数溶接パラメータ制御による溶込み深さとビード高さ
の同時制御」(「溶接学会論文集」第7巻第1号,平成元
年2月5日発行,溶接学会,21頁〜26頁)に示され
ている。さらに、計算に用いる物理定数もある仮定のも
とに決めた値を用いる。この結果、演算したワイヤ突出
長が実測値と一致せず、良好な溶接結果を得られないこ
とがあった。また、アーク長に関しても式3及び式5で
式1の結果を用いるから、上記ワイヤ突出長の場合と同
様に、演算した値と実測値とは一致しなかった。一方、
上記した従来技術の後者は短絡移行アーク溶接の場合に
限られる。本発明の目的は上記した課題を解決し、定電
圧特性の溶接電源を用いる消耗電極式アーク溶接の全範
囲において、すなわち短絡移行だけでなくグロビュ−ル
移行あるいはスプレ−移行を含む全範囲において、ワイ
ヤ突出長およびアーク長を正確に演算できる算出方法並
びに溶接状態監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、条件設
定装置と、条件設定装置に接続された記憶装置と、記憶
装置に接続された演算装置とからなり、記憶装置を条件
設定装置に入力されるワイヤ突出長の基準値及びその許
容偏差とアーク長の基準値及びその許容偏差とトーチ高
さの基準値及びその許容偏差のうちの少なくとも1組の
条件および平均溶接電流とワイヤ送給速度とチップ・母
材間の平均溶接電圧とを変数とする関数式並びに演算装
置の演算結果を記憶するように構成し、演算装置を平均
溶接電流とワイヤ送給速度とチップ・母材間の平均溶接
電圧の測定値から一定周期ごとにワイヤ突出長とアーク
長とトーチ高さを演算しそれぞれの演算結果と基準値と
の差が許容偏差を越えたときに信号を出力するように構
成することにより解決される。そして、上記関数式を溶
接電流とワイヤ送給速度とチップ・母材間の電圧とから
なる一次式とし、あるいは、溶接電流の設定値からワイ
ヤ送給速度を求めることによりさらに効果的に解決され
る。
【0007】
【作用】演算により求めたワイヤ突出長及びアーク長の
値は実際の値とほぼ等しい。そこで、演算により求めた
値が予め設定した値になるように制御すれば、ワイヤ突
出長,アーク長あるいはトーチ高さは常に一定になる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すアーク溶
接機のブロック線図である。1は定電圧溶接電源で、溶
接電流は出力側端子2から図示していない溶接トーチの
チップ3、ワイヤ4、アーク5、母材6、分流器7を経
て出力側端子8に流れる。9はワイヤ送給制御回路で、
ワイヤ送給モータ10に接続したワイヤ送給ローラ11
によりワイヤ4をチップ3に供給する。12は平均溶接
電流検出回路で、分流器7の出力から平均溶接電流を求
めて演算回路15に入力する。13はワイヤ送給速度検
出回路で、ワイヤ送給速度とワイヤ送給モータ10の逆
起電圧とがほぼ比例関係にあることを利用し、ワイヤ送
給モータ10の逆起電圧を演算回路15に入力する。1
4はチップ・母材間電圧検出回路で、チップ3と母材6
との間の平均溶接電圧を演算回路15に入力する。15
は演算回路で、後述する演算を行う。16はキーボード
で、予め溶接条件に応じて基準のワイヤ突出長及びその
許容偏差と基準のアーク長及びその許容偏差と基準のト
ーチ高さ及びその許容偏差のうちの少なくとも1組を予
め設定するためのものである。17はメモリで、キーボ
ード16から入力される上記設定定数及び演算回路15
の演算結果を記憶する。そして、演算回路15は予め定
める一定周期毎に電流検出回路12で検出した平均溶接
電流に対応した電圧と、ワイヤ送給速度検出回路13で
検出したワイヤ送給速度に対応した電圧と、チップ・母
材間電圧検出回路14で検出した平均溶接電圧とから予
め記憶している関数式によりワイヤ突出長とアーク長を
演算し、さらに以下の演算を行う。すなわち、基準のワ
イヤ突出長と演算で求めたワイヤ突出長との差であるワ
イヤ突出長偏差、基準のアーク長と演算で求めたアーク
長との差であるアーク長偏差、トーチ高さを演算で求め
たアーク長とワイヤ突出長との和として基準のトーチ高
さとの差であるトーチ高さ偏差を演算する。そして、演
算したそれぞれの偏差の絶対値のうちいずれかが対応す
る許容偏差を越えたときには外部に設けた報知器18を
動作させる信号を出力する。そして、初心者が半自動溶
接をするときにワイヤ突出長あるいはアーク長を一定に
保つことが容易になるように、報知器18は例えばトー
チ高さの偏差が大きい場合、適正な場合、小さい場合に
対応させて高音、音なし、低音の3段階とする音報知回
路、あるいは、トーチ高さの偏差が大きい場合と小さい
場合で別の音声を発する音声報知回路、また別の色のラ
ンプを点灯させるランプ報知回路、あるいは+,−,0
の3符号で区別する液晶報知回路等としてある。なお、
19は定電圧溶接電源1の出力を予め設定するための電
流電圧設定器、また、20は定電圧溶接電源1の出力を
制御する溶接電源制御回路である。
【0009】ここで、動作について説明する前にワイヤ
突出長及びアーク長の演算式について述べる。上記した
ように定電圧溶接電源を用いた定速度ワイヤ送給方式の
アーク溶接では、トーチ高さが変わると溶接電流および
チップ・母材間電圧も変化する。そこで、アーク長及び
ワイヤ突出長を式7ないし式8に示すように、平均溶接
電流Iとワイヤ送給速度vとチップ・母材間の平均溶接
電圧Vを変数とする1次関数と置く。 アーク長:la=A+B・I+C・V+D・v 式7 ワイヤ突出長:le=E+F・I+G・V+H・v 式8 ここで、A,B,C,D,E,F,G,Hは定数であ
る。そして、定数A〜Hを以下のようにして定めた。す
なわち、溶接電流およびトーチ高さを変化させてアーク
溶接を行い、CCDカメラで実測して得られた母材表面
からワイヤ先端までのアーク長またはワイヤ突出長のデ
ータを目的変数とし、ワイヤ送給速度、溶接電流及びチ
ップ・母材間電圧を説明変数とする重回帰分析で得られ
た回帰式から、定数A〜Hを決定した。たとえば、溶接
条件として溶接電流を80〜350A,またトーチ高さ
を10〜35mmの範囲で変化させ、市販の1.2mm
φ軟鋼ワイヤを使用して炭酸ガスアーク溶接をしたと
き、定数A,B,C,Dはそれぞれ、A=2.85、B
=−0.0278、C=0.14、D=0.04、E=2
5.44、F=−0.20、G=0.12、H=0.20と
なる。そして、再度炭酸ガスアーク溶接を行い、この時
のアーク長とワイヤ突出長をCCDカメラで実測した結
果、図3及び図4に示すように実測したものとよく一致
していることを確認した。
【0010】以下、動作について説明する。溶接に先立
ち、指定された作業基準に従い、電流電圧設定器19に
より溶接条件すなわち溶接電圧値および溶接電流値を設
定する。そして、キーボード16により溶接条件に応じ
た基準のワイヤ突出長及びその許容偏差と基準のアーク
長及びその許容偏差と基準のトーチ高さ及びその許容偏
差のうちの少なくとも1組を入力しておく。溶接作業
中、演算回路15は予め定める一定周期、例えば0.1
〜1秒、毎に平均溶接電流検出回路12、ワイヤ送給速
度検出回路13およびチップ・母材間電圧検出回路14
からの信号を用いて予め記憶している関数式によりアー
ク長とワイヤ突出長を演算する。さらに、基準のワイヤ
突出長と演算で求めたワイヤ突出長との差であるワイヤ
突出長偏差、基準のアーク長と演算で求めたアーク長と
の差であるアーク長偏差、トーチ高さを演算で求めたア
ーク長とワイヤ突出長との和として基準のトーチ高さと
の差であるトーチ高さ偏差を演算する。そして、例えば
作業者の手振れ等によりワイヤ突出長,アーク長あるい
はトーチ高さが変動して、いずれかの偏差の絶対値が対
応する許容偏差を越えたときには外部に設けた報知器1
8を動作させる。そこで、作業者は報知器19の表示事
項に従ってトーチ高さを補正してワイヤ突出長あるいは
アーク長を予め設定した値に戻すようにすれば、例えば
ワイヤ突出長が過大になってシールドが悪くなることを
防止できる。なお、報知器18の代りに定電圧溶接電源
1の起動スイッチを演算回路15に接続し、ワイヤ突出
長,アーク長あるいはトーチ高さの偏差の絶対値がいず
れかの許容偏差を越えたときには起動スイッチをオフさ
せるようにしても良い。
【0011】図2は本発明の第2の実施例を示す自動ア
ーク溶接機のブロック線図である。この第2の実施例は
上記第1の実施例におけるワイヤ送給速度検出回路9の
代りに電流電圧設定器19の設定電流値をワイヤ送給速
度として演算回路15に取り込み、既に第1の実施例で
説明した各種計算に使用する。なお、ワイヤ送給速度は
式9により求める。 v=0.633I−29.3 式9 ここで、v:ワイヤ送給速度(mm/s)、I:設定電
流(A)である。また、演算回路15には信号制御器2
1を介して溶接トーチを上下方向に移動させるトーチ移
動装置22を接続してある。さらに、キーボード16か
らは、上記第1の実施例と同様に、予め設定する基準の
ワイヤ突出長及びその許容偏差と基準のアーク長及びそ
の許容偏差と基準のトーチ高さ及びその許容偏差のうち
の少なくとも1組の条件を設定でき、さらにそれぞれの
偏差の時間的変化の許容値も予め設定できるようになっ
ている。そして、演算回路15は偏差の時間的変化をも
演算し、上記偏差の時間的変化が予め設定した許容値を
越えたときには、第1の実施例で説明した出力信号(以
下、第1の信号という)とは別の第2の信号を出力する
ように構成されている。なお、その他の構成は第1の実
施例と同一である。
【0012】以下、動作について説明する。この第2の
実施例における動作は、演算回路15からの第1の出力
信号によりワイヤ突出長,アーク長及びトーチ高さを一
定にするようにトーチ移動装置22を動作させる点で上
記第1の実施例と実質的に同一である。そして、以下の
点で相違する。すなわち、ワイヤ突出長及びその許容偏
差とアーク長及びその許容偏差とトーチ高さ及びその許
容偏差の時間的変化が予め設定した許容値を越えたとき
には上記第2の信号によりトーチの移動速度を早くす
る。この結果、トーチは許容偏差の時間的変化がゆるや
かなときには徐々に、また母材に段差があるようなとき
には早く移動することになり、均一な溶接部を得ること
が可能となる。なお、この第2の信号により、たとえ
ば、報知器18の音の間隔を変化させるようにすれば、
上記した第1の実施例にも適用できる。なお、上記2つ
の実施例においてワイヤ送給速度はワイヤ送給ローラ5
の回転数を計測してもよいし、チップ・母材間の電圧の
代りに定電圧溶接電源1の出力端子間電圧を入力として
も良い。また、電流検出回路12,ワイヤ送給速度検出
回路13,チップ・母材間電圧検出回路14を設けず
に、演算回路15にそれぞれの電圧を直接入力するよう
にしても良い。さらに、la、leの回帰式をI、V、v
の1次関数以外の関数としても良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
測可能な溶接電流と、ワイヤ送給速度と、チップ・母材
間電圧とからワイヤ突出長,アーク長あるいはトーチ高
さを求めることが可能となる。従って、半自動アーク溶
接,自動アーク溶接のいずれにおいても均一な溶接結果
を得ることができる。特に半自動アーク溶接の場合、表
示装置からの情報に基づいて溶接作業者は自らの手でト
ーチ高さを適正値に保つことが可能になり、初心者でも
熟練作業者と同様に安定した溶接ができる。その結果、
溶接中のチップとワイヤの溶着による溶接作業の中断や
トーチ高さに起因したガスシールド不良による溶接欠陥
が防止され、品質及び信頼性の高い溶接と作業能率の向
上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すアーク溶接機のブ
ロック線図。
【図2】本発明の第2の実施例を示すアーク溶接機のブ
ロック線図。
【図3】アーク長の実測値と演算値の関係を示す図であ
る。
【図4】ワイヤ突出長の実測値と演算値の関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 定電圧溶接電源 3 チップ 4 ワイヤ 5 アーク 7 分流器 10 ワイヤ送給モータ 12 電流検出回路 13 ワイヤ送給速度検出回路 14 チップ・母材間電圧検出回路 15 演算回路 16 キーボード 17 メモリ 18 報知器 19 電流電圧設定器 20 溶接電源制御回路 22 トーチ移動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 紀六 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 羽田 光明 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電圧特性の溶接電源を用いる消耗電極
    式アーク溶接において、チップ先端からワイヤ先端まで
    のワイヤ突出長を、平均溶接電流とワイヤ送給速度とチ
    ップ・母材間の平均溶接電圧とを変数とする関数式によ
    り算出することを特徴とするワイヤ突出長算出方法。
  2. 【請求項2】 溶接電流の設定値からワイヤ送給速度を
    求めることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ突出長
    算出方法。
  3. 【請求項3】 関数式を、平均溶接電流とワイヤ送給速
    度とチップ・母材間の平均溶接電圧を変数とする一次式
    としたことを特徴とする請求項1または請求項2いずれ
    かに記載のワイヤ突出長算出方法。
  4. 【請求項4】 定電圧特性の溶接電源を用いる消耗電極
    式アーク溶接において、母材表面からワイヤ先端までの
    アーク長を、平均溶接電流とワイヤ送給速度とチップ・
    母材間の平均溶接電圧とを変数とする関数式により算出
    することを特徴とするアーク長算出方法。
  5. 【請求項5】 溶接電流の設定値からワイヤ送給速度を
    求めることを特徴とする請求項4に記載のアーク長算出
    方法。
  6. 【請求項6】 関数式を、平均溶接電流とワイヤ送給速
    度とチップ・母材間の平均溶接電圧を変数とする一次式
    としたことを特徴とする請求項4または請求項5いずれ
    かに記載のアーク長算出方法。
  7. 【請求項7】 定電圧特性の溶接電源を用いる消耗電極
    式アーク溶接において、母材表面からチップ先端までの
    トーチ高さを、請求項1ないし請求項3いずれかに記載
    のワイヤ突出長と請求項4ないし請求項6いずれかに記
    載のアーク長との和として算出することを特徴とするト
    ーチ高さ算出方法。
  8. 【請求項8】 条件設定装置と、条件設定装置に接続さ
    れた記憶装置と、記憶装置に接続された演算装置とから
    なり、記憶装置を条件設定装置に入力されるワイヤ突出
    長の基準値及びその許容偏差とアーク長の基準値及びそ
    の許容偏差とトーチ高さの基準値及びその許容偏差のう
    ちの少なくとも1組の条件および平均溶接電流とワイヤ
    送給速度とチップ・母材間の平均溶接電圧とを変数とす
    る関数式並びに演算装置の演算結果を記憶するように構
    成し、演算装置を平均溶接電流とワイヤ送給速度とチッ
    プ・母材間の平均溶接電圧の測定値から一定周期ごとに
    ワイヤ突出長とアーク長とトーチ高さを演算しそれぞれ
    の演算結果と基準値との差のうちのいずれかが対応する
    許容偏差を越えたときに信号を出力するように構成した
    ことを特徴とする定電圧特性の溶接電源を用いる消耗電
    極式アーク溶接の溶接状態監視装置。
  9. 【請求項9】 演算装置に報知装置を接続し、演算装置
    から出力される信号により報知装置を動作させるように
    構成したことを特徴とする請求項8に記載の溶接状態監
    視装置。
  10. 【請求項10】 ワイヤ突出長及びその許容偏差とアー
    ク長及びその許容偏差とトーチ高さ及びその許容偏差に
    加えてそれぞれの偏差の時間的変化の許容値を予め記憶
    装置に記憶させ、上記偏差の時間的変化が予め設定した
    許容値を越えたときには報知装置の報知動作を変化させ
    るように構成したことを特徴とする請求項9に記載の溶
    接状態監視装置。
  11. 【請求項11】 演算装置にトーチの移動装置を接続
    し、演算装置から出力される信号によりトーチの移動装
    置を動作させるように構成したことを特徴とする請求項
    8に記載の溶接状態監視装置。
  12. 【請求項12】 ワイヤ突出長及びその許容偏差とアー
    ク長及びその許容偏差とトーチ高さ及びその許容偏差に
    加えてそれぞれの偏差の時間的変化の許容値を予め記憶
    装置に記憶させ、上記偏差の時間的変化が予め設定した
    許容値を越えたときにはトーチの移動速度を早くするよ
    うに構成したことを特徴とする請求項11に記載の溶接
    状態監視装置。
JP22585592A 1992-08-25 1992-08-25 ワイヤ突出長およびアーク長の算出方法並びに溶接状態監視装置 Withdrawn JPH0671442A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113664334A (zh) * 2021-07-26 2021-11-19 深圳市瑞凌实业集团股份有限公司 埋弧焊焊接方法、装置、埋弧焊机及存储介质
CN114559119A (zh) * 2021-10-29 2022-05-31 弗罗纽斯国际有限公司 钎焊方法以及用于执行钎焊工艺的焊接设备

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