JPH067115A - 免疫増強用飲食品添加剤および飲食品の免疫増強効果付与方法 - Google Patents

免疫増強用飲食品添加剤および飲食品の免疫増強効果付与方法

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JPH067115A
JPH067115A JP4190202A JP19020292A JPH067115A JP H067115 A JPH067115 A JP H067115A JP 4190202 A JP4190202 A JP 4190202A JP 19020292 A JP19020292 A JP 19020292A JP H067115 A JPH067115 A JP H067115A
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JP
Japan
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food
beverage
additive
immunopotentiation
effect
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Application number
JP4190202A
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English (en)
Inventor
Yuzo Yamaguchi
雄三 山口
Izumi Kawada
泉 川田
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
Yoko Hosoi
洋子 細井
Yumiko Matsukura
祐美子 松倉
Hideko Tamai
英子 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago International Corp
Original Assignee
Takasago International Corp
Takasago Perfumery Industry Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サツマイモ,ジャガイモ,サトイモ,ユリネ
およびオクラより成る群から選ばれる野菜に、バチルス
・ズブチリスまたはその近縁種の微生物を接種し、これ
を培養して得られる発酵物を有効成分として含有する免
疫増強用飲食品添加剤並びに該添加剤を飲料または食品
に添加することを特徴とする飲食品の免疫増強効果付与
方法。 【効果】 本発明の免疫増強用飲食品添加剤は、高いマ
クロファージ活性化能およびナチュラルキラー細胞活性
化能を有し、生体の免疫機能を増強させる特定の成分を
含有している。そのため、これを添加した飲食品を摂取
することによって、感染やストレスなどによる生体の免
疫能力の低下に基づくと考えられる各種疾患を予防する
ことができる。また、本発明の免疫増強用飲食品添加剤
は、日常の食用に供されるものを利用したものであるの
で、副作用の心配をすることなく手軽に摂取することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫増強用飲食品添加
剤および該添加剤を飲食品に添加することを特徴とする
飲食品の免疫増強効果付与方法に関し、詳しくは高いマ
クロファージ活性化能およびナチュラルキラー細胞活性
化能を有し、生体の免疫機能を増強させる特定の成分を
有効成分として含有する免疫増強用飲食品添加剤とそれ
を用いる飲食品の免疫増強効果付与方法に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の免疫能力の低下に基づくと考えら
れる各種疾患には、例えば癌,各種病原微生物感染症な
どがあり、これらの疾患を予防もしくは治療する目的で
これまでに種々の免疫増強剤が報告されている。例え
ば、癌の免疫療法剤としては、OK-432,PSK ,レンチナ
ンなどが実際に用いられており(大阪府病院薬剤師会編
「医薬品要覧(第4版)」(昭和63年3月31日発行)薬
業時報社、1500頁)、その他にも種々の微生物や植物か
ら分離される多糖類の免疫増強効果が報告されている
(宮崎利夫編、「多糖の構造と生理活性」16〜22頁 (19
90) 、朝倉書店;水野卓、日本農芸化学会誌、63巻、86
1 〜865 頁 (1989) )。しかしながら、これらの免疫増
強剤は、いずれもショック症状や発熱などの重い副作用
を示すなどの問題点を有している。
【0003】一方、食品の開発において、長い間、その
一次機能及び二次機能、すなわち栄養的特性および嗜好
的特性が研究の二大分野を形成していたが、近年になっ
て、生理機能調節特性と呼ばれる三次機能が見出され、
科学的に解明されつつある特定の疾病の予防に役立つ食
品として機能性食品が注目されるようになってきた。前
記のような免疫増強効果を有する機能性食品も提案され
ており、例えば莢膜を除去した菌体を有効成分とするも
の(特開平3-244367号公報)、卵白を含有するもの(特
開平3-251537号公報)、牛乳由来のシアル酸結合タンパ
ク質を含有するもの(特開昭63-284133 号公報)などが
挙げられ、今後更なる研究が期待される分野となってき
ている。
【0004】本発明の有効成分の原料であるサツマイ
モ,ジャガイモ,サトイモ,ユリネおよびオクラは、い
ずれも日常の食用に供される野菜であり、バチルス・ズ
ブチリスまたはその近縁種の微生物も、例えば納豆菌が
食品に利用されている。これらを組み合わせて利用した
食品としては、熱処理した馬鈴薯(ジャガイモ)などの
野菜に納豆菌を接種し、培養して消化のよい野菜素材を
製造する方法(特開平4-51863 号公報)、蒸煮馬鈴薯と
納豆菌を培養して得られる粘液化した馬鈴薯を含有す
る、大豆を主原料とする植物性マヨネーズ様調味料の製
造方法(特開昭52-3846 号公報)、ポテトタンパク質を
バチルス属微生物起源のプロテアーゼで加水分解して得
られるペプチド組成物を含有する栄養組成物(特開昭64
-20060号公報)が提案されている。しかし、いずれの食
品においても、生体の免疫能力を増強するという報告は
全く見当たらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、日常の食用
に供されるものを利用して、現在注目を浴びている機能
性食品という形で、副作用の心配をすることなく、手軽
にその効果を取り入れることを可能にした免疫増強用飲
食品添加剤とそれを用いる飲食品の免疫増強効果付与方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者らは、食品が潜在的に有していると考えら
れている三次機能のうち特に免疫増強効果を、微生物に
よる発酵処理で顕在化および活性化する研究を行い、先
に日常食用に供しているヤマノイモは、そのままでは免
疫増強効果を示さないが、バチルス属の微生物、特にバ
チルス・ズブチリスを用いて発酵処理を行うことによっ
て優れた感染防御効果を示すようになり、しかもこの効
果はバチルス・ズブチリス自身が有する効果ではなく、
ヤマノイモ中の成分が分解等の変化を受けたことによっ
て生じた効果であることを見出し、この発酵物を有効成
分として含有する機能性食品について特許出願を行った
(特願平3-4735号)。そこで、更に多数の食品について
発酵処理を行い、免疫増強効果の顕在化乃至活性化につ
いて検討を重ねた結果、サツマイモ,ジャガイモ,サト
イモ,ユリネおよびオクラに、バチルス・ズブチリスま
たはその近縁種の微生物を接種し、これを培養して得ら
れる発酵物が、未処理のこれら野菜のホモジネートには
認められなかった高いマクロファージ活性化能およびナ
チュラルキラー細胞活性化能を有し、生体の免疫能力を
増強させる効果を有することを知見し、この発酵物を有
効成分として含有する免疫増強用飲食品添加剤が前記課
題を解決することを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明はサツマイモ,ジャガイ
モ,サトイモ,ユリネおよびオクラより成る群から選ば
れる野菜に、バチルス・ズブチリスまたはその近縁種の
微生物を接種し、これを培養して得られる発酵物を有効
成分として含有する免疫増強用飲食品添加剤並びに該添
加剤を飲料または食品に添加することを特徴とする飲食
品の免疫増強効果付与方法を提供するものである。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
いう免疫増強効果とは、生体の有する免疫機能を活性化
する効果だけではなく、何らかの理由で生体の免疫機能
が低下している場合には、その機能を通常の状態まで回
復させる効果をも含むものである。
【0009】本発明で用いるサツマイモ,ジャガイモ,
サトイモ,ユリネおよびオクラは、いずれも食用として
市場で入手可能なものであり、人体に対し何ら悪影響を
与えないものである。サツマイモは、ヒルガオ科(Convo
lvulaceae)サツマイモ属(Ipomaea) の植物I.batatas の
塊根であり、農林1号,紅農林,金時など多くの品種が
あるが、本発明ではいずれの品種をも用いることができ
る。
【0010】ジャガイモは、ナス科(Solanaceae)ナス属
(Solanum) の植物S.tuberosum の塊茎であり、男爵,メ
イクイーン,農林1号,紅丸など多くの品種があるが、
本発明ではいずれの品種をも用いることができる。
【0011】サトイモは、サトイモ科(Araceae) サトイ
モ属(Colocasia) の植物C.antiquorumの球茎で、その品
種は極めて多く、日本では赤芽,土垂,石川早生,唐
芋,八つ頭などが多く栽培されており、主として芋の付
き方で分類されているが、本発明ではいずれの品種をも
用いることができる。
【0012】ユリネは、ユリ科(Liliaceae) ユリ属(Lil
ium)に属する植物の鱗茎であり、オニユリ(L.lancifoli
um) ,コオニユリ(L.leichtlinii) ,ヤマユリ(L.aurat
um)などより採取されるが、本発明ではいずれをも用い
ることができる。
【0013】オクラは、アオイ科(Malvaceae) フヨウ属
(Hibiscus)の植物アメリカネリ(H.esculentus)の開花後
の若い莢である。
【0014】これらの野菜は、そのまま、あるいは通常
の加熱調理して摂取した場合には、本発明で目的とする
免疫増強効果を示さないが、バチルス・ズブチリス(枯
草菌、Bacillus.subtilis )またはその近縁種の微生物
を接種し、これを培養することによって、免疫増強効果
を発現させることができる。ここでいうバチルス・ズブ
チリスの近縁種の微生物とは、例えばバチルス・プミル
ス(B.pumilus) ,バチルス・リケニホルミス(B.licheni
formis) などを挙げることができる。なお、従来より栄
養食品として知られている納豆の製造に利用されている
ナットウ菌(B.natto) は、現在では、枯草菌と同一のも
のと分類されており、特に好ましい微生物として挙げる
ことができる。
【0015】培養の方法については特に制限がないが、
具体的な方法として、例えば下記の方法を示すことがで
きる。 原料の野菜を平板状または角柱状に切り、浅く堆積し
て培養し発酵させる。 原料の野菜をサイコロ状に切り、適当量の水を加えて
攪拌しながら培養し発酵させる。 原料の野菜を剥皮し磨砕して水を加え、不溶物を除い
たものを培養し発酵させる。 微生物を別に適当な培養基に対数増殖期の末期まで培
養して菌体を集め、この培養基と同量の原料野菜と混合
して培養し発酵させる。 上記と同様にして集めた菌体を冷却下で超音波など
の手段を用いて破砕して菌体の抽出物を作成し、これに
原料野菜を混合して発酵させる。
【0016】なお、いずれの方法においても、通常は微
生物を接種し培養を行う前に殺菌処理を行う。上記〜
の方法において、特にの方法では、微生物の生育に
要する原料野菜の栄養分の消費を最小にすることが期待
でき好ましい。また、の方法では、の理由に加えて
発酵の程度を自由に制御することができるので特に好ま
しい。すなわち、微生物による免疫増強効果の発現はど
のような反応によって達成されるのかは不明であるが、
その指標の一つとしてプロテアーゼ活性を測定したとこ
ろ、超音波処理菌体の抽出物のプロテアーゼ活性と、こ
の抽出物により発現する免疫増強効果は正の相関を示す
ことが確認されたので、このことを利用すれば、希望す
る強さの免疫増強効果を得ることができる。
【0017】培養基は、培養方法によっては原料野菜ま
たは原料野菜と水以外には何も用いなくてもよいが、必
要に応じて、他に市販されている一般細菌用の培養基で
あれば特に制限なく用いることができる。例えば、日水
製薬株式会社製の乾燥ブイヨン,ハートインフュージョ
ンブイヨン,トリプソーヤブイヨンなどを用いることが
できる。また、肉エキスやペプトンなどの成分を混合し
て調製したものを用いることもできる。
【0018】次に、培養を行う温度については、約20℃
〜40℃、特に好ましくは約30℃〜35℃に調整するとよ
い。また、本発明で用いる微生物の生育には酸素が必要
であるため、培養は好気的条件下に行う。特に堆積培養
の場合は、換気が容易であるように、堆積層を薄くし、
密な充填は避けることが望ましい。液体培養の場合は、
振とう,旋回あるいは通気・攪拌方式を採用することが
望ましい。また、培養に要する時間は、接種する微生物
の種類や量等によって異なるが、通常は約72時間〜200
時間とするのが好ましい。発酵反応の終了は、例えば培
養液を無菌状態にしたのち、マクロファージ活性化能の
発現状況により判定することができる。
【0019】得られた培養液は、加熱滅菌するか、固−
液分離、例えば遠心分離,膜濾過法等によって菌体を除
く。但し、加熱滅菌の場合は、本発明で用いる微生物が
芽胞菌であるために、他の一般的な微生物よりも苛酷な
条件が必要であり、このような条件では褐変反応の進
行、物性の変化および免疫増強効果の減弱などが起こる
可能性があるので、これを避けるためには、加熱滅菌以
外の方法を採用することが望ましい。また、堆積培養の
場合は、菌体の除去を行わず、乾燥もしくは凍結して微
生物の生育及び代謝活動を抑えてもよい。
【0020】こうして得られる発酵物は、培養の方法に
よって液体の場合と固体の場合があり、これをそのまま
本発明の免疫増強飲食品に利用してもよいが、得られる
発酵物が液体の場合は凍結乾燥などの手段により乾燥
し、また、固体の場合は乾燥、粉砕して粉末状にして利
用してもよい。
【0021】こうして得られる有効成分は、そのまま加
工せずに、例えば納豆のように調味して食することもで
きるが、本発明では、必要に応じて食品用の公知の賦形
剤,乳化剤,防腐剤,保存剤,安定化剤,甘味料,着色
料,香料などを適宜配合して液状,スティック状,キュ
ーブ状,カード型,顆粒状,錠剤等の種々の形態に加工
することもできる。これらの未加工品または加工品を、
種々の食品への添加剤として利用することができる。例
えば味噌,醤油,めんつゆなどの調味料の原料に混合す
る他、デザートや菓子類への添加、麺類製造時のつな
ぎ、ふりかけなどに利用できる。有効成分の配合量は、
使用目的などを考慮して適宜決定すればよく、例えば錠
剤として用いる場合は、食品全体の10〜50重量%程度、
味噌やめんつゆ等への添加する場合は、全体の3重量%
程度、スナック等の菓子類への添加する場合は、全体の
0.1〜1重量%程度にするとよい。
【0022】こうして得られる本発明の免疫増強用飲食
品添加剤は、各種食品に添加して用いられるが、通常成
人において、1日あたり有効成分量が約200mg 〜1,000m
g となるように摂取すれば、目的とする効果を期待する
ことができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の有効成分の製造例および効果
についての試験例を記し、次いで実施例を掲げて本発明
を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。なお、実施例中、菓子類の製造方法は、五
十嵐敏夫著「洋菓子製法大全集 上、中、下、完結編」
(1982)沼田書店;主婦と生活社編「料理大事典」(1977)
主婦と生活社;渡辺長男編「製菓事典」(1981)朝倉書店
を参考にした。
【0024】〔有効成分の製造例〕 製造例1 剥皮したサトイモ(八つ頭)100gを水200gとともにホモ
ジナイザーにかけて磨砕し、室温で1時間穏やかに攪拌
した後、10,000×gで30分間遠心分離を行って不溶物
を沈殿させ、得られた上清液100ml を500ml 容量の坂口
フラスコに入れて綿栓をし、121 ℃で20分間加熱殺菌を
行った。これに、あらかじめ同じ組成の培養基にて30℃
で24時間培養したバチルス・ズブチリスの培養液2ml を
接種して、30℃で120 時間振とう培養を行った。
【0025】培養終了後、培養液を5℃、13,000×gで
30分間遠心分離を行って菌体を沈殿させ、得られた上清
液を凍結乾燥して淡灰色の粉末0.97g を得た。このもの
の組成は、タンパク質26.4% ,糖質18.6% であった。同
様の方法で、サツマイモ(使用した品種は紅農林),ジ
ャガイモ(使用した品種は男爵),ユリネおよびオクラ
の発酵物を得た。
【0026】〔免疫増強効果の試験例〕 試験例1;試験管内におけるマクロファージ活性化試験 マウス・マクロファージ由来の株化細胞J774.1を1×10
5 個/mlとなるように10%ウシ胎児血清(FCS) を含むRP
MI1640培地(日水製薬株式会社製)に懸濁し、細胞培養
用96穴マイクロプレートに90μl ずつ分注した。次い
で、前記製造例で得た各発酵物および未発酵の各野菜の
ホモジネート(以下「未発酵物」と記載する)の2%生
理食塩水溶液(試料が2重量%含有されるように生理食
塩水に溶解した溶液、以下同じ。)を、同じく生理食塩
水にて連続2倍段階希釈した試料溶液を用意し、順次各
穴に10μl ずつ加え、5%炭酸ガス培養器内で、37℃の
条件で72時間培養した。培養後、J774.1の細胞の形態の
変化を顕微鏡下で観察することにより、マクロファージ
活性化を調べた。すなわち、試料溶液の代わりに生理食
塩水を添加して培養した対照区ではJ774.1は小球形であ
るが、各試験区ではマクロファージが活性化され、伸長
もしくは膨大などの形態の変化を生じるので、これを指
標とし(A.Amemura ら;Agric.Biol.Chem., 51, pp.264
9-2656 (1986) 参照)、対照区と比較して形態の変化が
認められた最小活性化濃度を求め、第1表に示した。
【0027】
【表1】
【0028】第1表より、各未発酵物では、J774.1に対
しほとんど活性化能を有していないのに対し、本発明の
免疫増強用飲食品添加剤の有効成分である発酵物は、い
ずれも高い活性化能を有することが明らかである。
【0029】試験例2;試験管内におけるナチュラルキ
ラー細胞活性化試験 マウス・リンパ腫由来の株化細胞YAC-1 を10%FCS を含
むRPMI1640培地に培養し、この対数増殖期の細胞1×10
5 個/mlを同上組成の培地に懸濁したものに、カルボキ
シフルオレセインジアセテート(CFDA)のアセトン溶液を
CFDAの最終濃度が100 μg /mlとなるように添加して、
37℃で1時間培養してYAC-1 を標識した(Y.Suzukiら;
J.Immunoassay, 12(1), pp.145-157 (1991) 参照)。
【0030】一方、BALB/cマウス(6週令、雄)の脾臓
を摘出し、滅菌した金網の上でほぐし、10%FCS を含む
PRMI1640培地で3回洗浄した後、シャーレに入れて同上
組成の培地に37℃で2時間培養し、シャーレの壁面に付
着したマクロファージ等の不要な細胞を除去し、ナチュ
ラルキラー細胞を得た。これを、細胞数が1×106 個/
mlとなるように10%FCS を含むRPMI1640培地に懸濁し、
得られたナチュラルキラー細胞懸濁液を24穴プレートに
1.8ml ずつ分注し、試験例1と同様にして用意した前記
製造例で得た各発酵物及び未発酵物の各濃度試料溶液を
各穴に0.2ml ずつ加えて5%炭酸ガス培養器内で37℃の
条件で24時間培養し、ナチュラルキラー細胞を活性化し
た。
【0031】活性化されたナチュラルキラー細胞懸濁液
に、あらかじめCFDAで標識したYAC-1 を細胞懸濁液の1/
40容量の比率で加え、5%炭酸ガス培養器内で37℃の条
件で3時間培養した。培養後、800 ×gで2分間遠心分
離を行って細胞を沈殿させ、上清液を蛍光光度計(励起
波長490nm 、測定波長530nm )で分析し、ナチュラルキ
ラー細胞の影響を受けたYAC-1 の細胞障害率を下記式に
より算出した。
【0032】
【数1】細胞障害率%=(実験値−自然遊離値)/(最
大遊離値−自然遊離値)×100
【0033】なお、上記式において実験値とは、試料溶
液で活性化したナチュラルキラー細胞により遊離した標
識YAC-1 の測定値であり、自然遊離値とは、ナチュラル
キラー細胞懸濁液を加えずに同一条件で培養したときの
遊離した標識YAC-1 の測定値であり、最大遊離値とは、
培養終了時の細胞懸濁液中に1%ドデシル硫酸ナトリウ
ム水溶液を加えて細胞を溶解させ全ての標識YAC-1 を含
有せしめて測定した値である。以上の結果を第2表に示
した。
【0034】
【表2】
【0035】第2表より、ナチュラルキラー細胞は、本
発明の免疫増強用飲食品添加剤の有効成分である発酵物
により活性化され、リンパ腫由来の株化細胞YAC-1 に対
して優れた細胞障害活性を示すことが明らかである。す
なわち、本発明の免疫増強用飲食品添加剤の有効成分
は、高いナチュラルキラー細胞活性化能を有することが
明らかである。
【0036】試験例3;マウスを用いるインフルエンザ
ウイルス感染試験 特定の病原菌に感染していないddy マウス(20〜25g 、
雄)32匹を後記第3表に記載したように6群に分け、1
〜3群を対照群、4〜6群を試験群とし、試験群には、
前記製造例で得たサトイモ発酵物の1%生理食塩水溶液
を0.2ml ずつインフルエンザウイルス接種の1日前から
7日後まで1日1回経口投与し(1日の有効成分摂取量
は2mg )、対照群には生理食塩水を0.2ml ずつ試験群と
同じ投与間隔で投与した。インフルエンザウイルスは、
孵化鶏卵中で増殖させたA-PR-8株を、生理食塩水で103P
FU、104PFUおよび105PFUにそれぞれ希釈したものを用意
し、第1群および第4群には103PFU、第2群および第5
群には104PFU、第3群および第6群には104PFUずつペン
トバルビタールナトリウム(ナカライテスク株式会社
製)で麻酔したマウスに経鼻感染させた。通常の飼料で
飼育を行い、投与後15日間にわたって体重を測定し、15
日目の各群の生存状態を第3表に示し、対照群として第
3群の日々の体重の変化および生存数の変化を図1の
(A)および(B)に示し、試験群として第6群の体重
の日々の変化および生存数の変化を図2の(A)および
(B)に示した。
【0037】
【表3】
【0038】第3表および図1〜図2より、本発明の免
疫増強用飲食品添加剤の有効成分を投与したマウスは、
インフルエンザウイルスに感染後、何も投与しなかった
マウスに比べ明らかに延命しており、体重の回復も順調
であることが判明した。
【0039】〔有効成分の製造例および試験例〕更に種
々の培養方法により発酵物を得た例を以下に記載する。 製造例2およびその試験例 剥皮し、5×5×30mmの角柱状に切断したたサトイモ
(八つ頭)200gを大型シャーレに入れて加熱滅菌した。
これに、あらかじめ24時間培養したバチルス・ズブチリ
スの培養液5ml を接種して、30℃で96時間培養を行っ
た。培養終了後、培養物をそのまま凍結乾燥し、灰白色
固形のサトイモ発酵物30.5g を得た。この発酵物500mg
を10mlの温水で抽出し、得られた抽出物について試験例
1と同様にマクロファージ活性化試験を行ったところ、
最小活性化濃度は1.6 μg /mlであり、また試験例2と
同様にナチュラルキラー細胞活性化試験を行ったとこ
ろ、試験濃度30μg /mlでリンパ腫由来の株化細胞YAC-
1 に対する細胞障害率は20%であった。
【0040】製造例3およびその試験例 剥皮したサツマイモ(品種:紅農林)200gを約5mm 立方
のサイコロ状に切断し、水400ml を加えて2リットル容
量のフラスコに入れ綿栓をして121 ℃で20分間加熱殺菌
を行った。これに、製造例1と同様のバチルス・ズブチ
リスの培養液を接種して、30℃で120 時間旋回培養(偏
心=3cm、回転数=150r.p.m. )を行った。培養終了
後、培養液を13,000×gで30分間遠心分離を行って菌体
および不溶物を沈殿させ、得られた上清液を凍結乾燥し
て淡黄褐色の粉末52.7g を得た。このものについて、製
造例2と同様に試験したところ、マクロファージ活性化
最小濃度は0.8 μg /mlであり、ナチュラルキラー細胞
活性化は、試験濃度30μg /mlでリンパ腫由来の株化細
胞YAC-1 に対する細胞障害率20%であった。
【0041】製造例4およびその試験例 剥皮したジャガイモ(品種:男爵)200gを製造例3と同
様に処理して淡褐色の粉末27.4g を得た。このものにつ
いて、製造例2と同様に試験したところ、マクロファー
ジ活性化最小濃度は3.2 μg /mlであり、ナチュラルキ
ラー細胞活性化は、試験濃度30μg /mlでリンパ腫由来
の株化細胞YAC-1 に対する細胞障害率25%であった。
【0042】製造例5およびその試験例 ブイヨン培地(日水製薬株式会社製乾燥ブイヨンを使
用)1リットルを2リットル容量のフラスコに分注して
滅菌し、これにバチルス・ズブチリスを接種して、30℃
で36時間旋回培養(偏心=3cm、回転数=150r.p.m. )
を行った後、培養液を13,000×gで30分間遠心分離を行
って湿菌体13.5g を得た。一方、オクラ200gを水400ml
とともにホモジナイザーにかけて磨砕し、ガーゼで濾過
し、次いで遠心分離を行って緑色のやや濁った上清液52
0ml を得た。このうち500ml を滅菌した後、前記した湿
菌体を固形のまま接種し、30℃で96時間旋回培養(同上
条件)した。培養終了後、培養液を13,000×gで30分間
遠心分離を行って菌体および不溶物を沈殿させ、得られ
た上清液を凍結乾燥して緑色の粉末15.7g を得た。この
ものについて、試験例1と同様にマクロファージ活性化
試験を行ったところ、最小活性化濃度は3.2 μg /mlで
あった。
【0043】製造例6およびその試験例 製造例5と同様にして得られた湿菌体13.5g を、0.1Mリ
ン酸緩衝液(pH7.0) 50mlに懸濁し、0℃に冷却して120
W、20kHz で8分間超音波処理を行った。これを4℃、2
8,000×gで30分間遠心分離を行い、得られた上清液42.
7mlを凍結保存した。こうして得られた粗酵素液のプロ
テアーゼ活性を血清アルブミンを基質として測定したと
ころ、67,360チロシン単位/gであった。一方、ユリネ
100gを水200ml とともにホモジナイザーにかけて磨砕
し、遠心分離を行って透明な上清液135ml を得た。これ
を500ml 容量のフラスコに入れて滅菌した後、前記した
粗酵素液を解凍してその15mlを無菌的に添加して、30℃
で振とう培養(振幅=4cm、振とう数=150r.p.m. )を
行った後、培養液を10,000×gで30分間遠心分離を行っ
て不溶物を除き、凍結乾燥して灰白色粉末14.1g を得
た。このものについて、試験例1と同様にマクロファー
ジ活性化試験を行ったところ、最小活性化濃度は12.5μ
g /mlであった。
【0044】実施例1 製造例2で得たサトイモ発酵物を用いて、下記処方の錠
剤タイプの食品を調製した。すなわち、下記成分を常法
に従って混和し、60メッシュの金網を通して粒度を調整
した後、打錠機を用いて錠剤1個を製造した。 製造例2で得たサトイモ発酵物 500 mg D−マンニトール 300 mg 結晶セルロース 100 mg バレイショデンプン 60 mg カルボキシメチルセルロースカルシウム 25 mg タルク 10 mg ステアリン酸マグネシウム 5 mg ────────────────────────────── 全 量 1000 mg
【0045】実施例2 製造例5で得たオクラ発酵物を用いて、下記処方の飲料
を調製した。 ショ糖 10.0 g クエン酸 0.35 g 製造例5で得たオクラ発酵物 0.50 g シトラス系香料 0.1 ml 精製水 残部 ──────────────────────── 全 量 100.0ml
【0046】実施例3 製造例6で得たユリネ発酵物を用いて、下記処方のスナ
ック菓子を調製した。 小麦粉 100.0 g 脱脂粉乳 2.5 g 重曹 0.2 g 製造例6で得たユリネ発酵物 0.7 g 食塩 0.75g バニラフレーバー 0.2 g 精製水 140.0 g
【0047】実施例4 製造例1で得たサトイモ発酵物を用いて、下記処方のウ
エハースを調製した。 小麦粉 100.0 g 脱脂粉乳 2.5 g 重曹 0.2 g 製造例1で得たサトイモ発酵物 0.7 g 食塩 0.75g 精製水 150.0 g
【0048】実施例5 製造例3で得たサツマイモ発酵物を用いて、下記処方の
チーズクラッカーを調製した。 小麦粉 100.0 g 油脂 14.0 g 粉末チーズ 8.0 g 酵母エキス末 2.5 g 酵母 1.0 g 脱脂粉乳 1.0 g 製造例3で得たサツマイモ発酵物 1.0 g 食塩 1.0 g 精製水 130.0 g
【0049】実施例6 製造例4で得たジャガイモ発酵物を用いて、下記処方の
ポテトチップスを調製した。 乾燥ジャガイモ 100.0 g 植物性ショートニング 20.0 g モノグリセリド 10.0 g ブドウ糖 8.0 g 製造例4で得たジャガイモ発酵物 1.0 g 食塩 1.0 g 精製水 110.0 g
【0050】上記実施例1〜6で得た飲食品は、いずれ
も本発明の添加剤を加えたことにより、免疫増強効果が
付与乃至向上していた。
【0051】
【発明の効果】本発明の免疫増強用飲食品添加剤は、高
いマクロファージ活性化能およびナチュラルキラー細胞
活性化能を有し、生体の免疫機能を増強させる特定の成
分を含有している。そのため、これを添加した飲食品を
摂取することによって、感染やストレスなどによる生体
の免疫能力の低下に基づくと考えられる各種疾患を予防
することができる。また、本発明の免疫増強用飲食品添
加剤は、日常の食用に供されるものを利用したものであ
るので、副作用の心配をすることなく手軽に摂取するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例3において、何ら試料を投与せずにイン
フルエンザウイルスを105PFU感染させたマウス(第3群
=対照群)の日々の体重の変化(A)および生存数の変
化(B)を示す図である。
【図2】試験例3において、本発明の免疫増強用飲食品
添加剤の有効成分であるサトイモ発酵物を投与してイン
フルエンザウイルスを105PFU感染させたマウス(第6群
=試験群)の日々の体重の変化(A)および生存数の変
化(B)を示す図である。
【符号の説明】
×:マウスの死亡を示す。 ↑:生理食塩水(図1)またはサトイモ発酵物(図2)
投与を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細井 洋子 東京都大田区蒲田5丁目36番31号 高砂香 料工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 松倉 祐美子 東京都大田区蒲田5丁目36番31号 高砂香 料工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 玉井 英子 東京都大田区蒲田5丁目36番31号 高砂香 料工業株式会社総合研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サツマイモ,ジャガイモ,サトイモ,ユ
    リネおよびオクラより成る群から選ばれる野菜に、バチ
    ルス・ズブチリスまたはその近縁種の微生物を接種し、
    これを培養して得られる発酵物を有効成分として含有す
    る免疫増強用飲食品添加剤。
  2. 【請求項2】 サツマイモ,ジャガイモ,サトイモ,ユ
    リネおよびオクラより成る群から選ばれる野菜に、バチ
    ルス・ズブチリスまたはその近縁種の微生物を接種し、
    これを培養して得られる発酵物を飲料または食品に添加
    することを特徴とする飲食品の免疫増強効果付与方法。
  3. 【請求項3】 発酵物を飲料または食品に対して0.1〜
    50重量%の割合で添加する請求項2記載の飲食品の免
    疫増強効果付与方法。
JP4190202A 1992-06-25 1992-06-25 免疫増強用飲食品添加剤および飲食品の免疫増強効果付与方法 Pending JPH067115A (ja)

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