JPH06704A - 棒材供給機への棒材供給装置 - Google Patents

棒材供給機への棒材供給装置

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JPH06704A
JPH06704A JP4188596A JP18859692A JPH06704A JP H06704 A JPH06704 A JP H06704A JP 4188596 A JP4188596 A JP 4188596A JP 18859692 A JP18859692 A JP 18859692A JP H06704 A JPH06704 A JP H06704A
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JP
Japan
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bar
take
tilt table
movable shelf
bar material
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Application number
JP4188596A
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English (en)
Inventor
Akira Watanabe
亮 渡辺
Hiroshi Tateno
弘 舘野
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SHIMAMOTO SEIKO KK
Original Assignee
SHIMAMOTO SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の棒材をストックしておき、棒材供給機
の送出ガイドに棒材を1本ずつ供給可能とする。 【構成】 送出ガイド13に隣接して傾斜台18と、そ
の傾斜台18上に1本の棒材のみが乗るようにする取出
ストッパ21を設け、その傾斜台18の横には、多数の
棒材19を乗せて揺動可能な可動式棚板33を有する棒
材収容部31を設け、その可動式棚板33を揺動させる
ことにより、その上に保持した棒材19を揃えることを
可能とし、更に、傾斜台18に隣接して上下動する取出
部材49を設けて棒材を傾斜台18に送り出し、その
後、取出ストッパを退避させて棒材を送出ガイド13に
送り込む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械、特に自動旋
盤の主軸に加工すべき棒材を供給する棒材供給機に対し
て棒材を供給する装置に関し、特に、複数の棒材をスト
ックし、且つその棒材を1本ずつ取り出して棒材供給機
の送出ガイドに供給するための、棒材供給機への棒材供
給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棒材供給機は自動旋盤などの工作
機械に隣接して設けられ、この棒材供給機より棒材が1
本ずつ自動旋盤の主軸内に供給されるようになっている
(例えば、特開昭60−71102号公報、実開昭63
−189503号公報参照)。
【0003】図6は従来の棒材供給機の1例を示すもの
であり、全体を参照符号1で示す棒材供給機は、自動旋
盤の主軸(図示せず)の後方に、主軸軸線と同一軸線上
に配置された送出ガイド2と、その送出ガイド2内に保
持されている棒材3の後端を押して棒材3を主軸内に押
し込む押し部材4と、その押し部材4を駆動させるため
のベルト等の駆動装置5等を備えている。この棒材供給
機1の近傍には、送出ガイド2に棒材3を1本ずつ供給
する棒材供給装置7が設けられている。この棒材供給装
置7は、一定ピッチの突起8aを有し、各突起8a間に
棒材3を保持するようになったベルト8と、そのベルト
8を掛けたプーリー9と、そのプーリー9を突起8aの
1ピッチずつ間欠的に駆動する駆動装置(図示せず)
と、ベルト8上から送り出される棒材3を送出ガイド2
に落とし込むよう案内する傾斜面10等を備えており、
ベルト8の各突起8aの間に複数の棒材3をストックし
ておくことにより、棒材3を1個ずつ、棒材供給機1の
送出ガイド2に供給することができるものである。な
お、これらのベルト8、プーリー9等は、棒材の軸線方
向に適当な間隔をあけて複数個が、平行に設けられてお
り、長い棒材を複数個所で保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
棒材供給装置7では、棒材3をストックする際、ベルト
8上に1本ずつ整列して乗せなければならず、手間がか
かるという問題があった。また、棒材3が水平に並べら
れてストックされるため、多くの場所を取り、このた
め、設置スペースの割りにはストック量が少ないという
問題もあった。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みて為された
もので、棒材を整列することなく投入してストックする
ことができ、且つそのストックされた棒材を1本ずつ取
り出して棒材供給機の送出ガイドに供給することがで
き、しかもストック量を多くすることの可能な棒材供給
機への棒材供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、棒材供給機の送出ガイドに隣接して設
けられ、上面に前記送出ガイドに棒材を送り込むことが
できるように傾斜した傾斜面を有する傾斜台と、その傾
斜台上に1個の棒材のみが乗ることを許容する作動位置
と、その傾斜台上に乗せられた棒材が傾斜台上をころが
り落ちるのを許容する退避位置とに移動可能な取出スト
ッパと、前記傾斜台に隣接して配置され、多数の棒材を
収容する棒材収容部とを有し、該棒材収容部は、多数の
棒材を支持して上下に揺動する可動式棚板と、前記傾斜
台に隣接した位置で上下動し、棒材を前記傾斜台上に押
し上げる取出部材とを有することを特徴とする棒材供給
機への棒材供給装置を要旨とする。
【0007】ここで、前記可動式棚板を、前記傾斜台近
傍を支点として揺動可能とし、前記取出部材を、前記傾
斜台から離れた側を支点として揺動可能な取出アームの
先端に取り付けておき、更に、前記取出アームが取出部
材を上昇させる方向に揺動した時前記可動式棚板が下方
に揺動するように、前記取出アームと可動式棚板を駆動
連結することが好ましい。
【0008】
【作用】上記構成の棒材供給装置では、可動式棚板の上
にランダムに棒材を投入し、ストックしておくと、可動
式棚板が揺動することにより、その上に投入された棒材
が例え交差した状態であっても、それをほぐし、平行に
揃った状態とすることができる。また、取出部材が上下
動し、棒材を持ち上げ、傾斜台に乗せる。この時、取出
ストッパが傾斜台上には1個の棒材しか乗せられない作
動位置にあるので、1個の棒材のみが傾斜台上に乗る。
その後、必要な時に取出ストッパが退避位置に逃げるこ
とにより、傾斜台上の1個の棒材を解放し、これにより
その棒材が傾斜台を転がって送出ガイドに供給される。
その後、取出ストッパが元の作動位置に戻り、取出部材
が上下動して再び棒材を1本、傾斜台上に乗せる。以
下、同様の動作を繰り返すことにより、送出ガイドに対
して棒材を1本ずつ供給することが可能となる。ここ
で、棒材は水平に並べて配置する必要はなく、可動式棚
板の上に単に投入しておけばよいので、小スペースで多
数の棒材をストックできる。
【0009】なお、上記したように、取出部材を取出ア
ームに取り付けておき、且つ取出アームが取出部材を上
昇させる方向に揺動した時、可動式棚板が下方に揺動す
るように、取出アームと可動式棚板を駆動連結しておく
と、取出アームを上方に回動させて棒材を取り出す時、
可動式棚板が棒材の重量によって押し下げられ、その力
を取出アームの上方への回動に利用でき、また、逆に可
動式棚板を上昇させる時には取出アームが下降するので
その重量により力を可動式棚板の上昇に利用でき、取出
アームや可動式棚板の揺動に要する動力を小さくでき
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図5は、自動旋盤に対する棒材供給機及びその
棒材供給機に対して棒材を一本ずつ供給するための本発
明の一実施例による棒材供給装置を簡略化して示す概略
平面図である。11は自動旋盤、12はその自動旋盤の
後方に配置された棒材供給機であり、棒材を案内する送
出ガイド13と、その送出ガイド13内の棒材を自動旋
盤に送り込む棒材押し装置(図示せず)等を備えてい
る。15は送出ガイド13に隣接して配置された棒材供
給装置である。
【0011】図3は図5に示す棒材供給装置15を矢印
C−C方向に見た概略断面図、図4は、図3の矢印D−
D方向に見た概略断面図であり、取出ストッパや棒材を
省略して示している。図3、図4において、16は送出
ガイド13に対して直角に且つ垂直に設けられた支持板
であり、送出ガイド13を支持している。この支持板1
6は送出ガイド13に沿って適当な間隔をあけて配置さ
れている(図5参照)。18は、送出ガイド13に隣接
して設けられ、送出ガイド13に棒材19を送り込むこ
とができるように傾斜した上面18aを有する傾斜台で
ある。この傾斜台18は、ほぼ垂直な側面18bを有す
る側板18Aと、その側板18Aから送出ガイド13側
に突出するように設けられた複数の突出部18Bからな
る。
【0012】21は取出ストッパであり、傾斜台18上
に1個の棒材19のみが乗ることを許容する作動位置
(図3に示す位置)と、その棒材19が傾斜台18上を
転がり落ちるのを許容する退避位置に移動可能に設けら
れるものである。22はその取出ストッパ21の下端近
傍に配置された近接スイッチであり、傾斜台18上に乗
った棒材19を検出するように設けている。
【0013】図3において、23は、送出ガイド13内
の棒材を押すための押棒(図示せず)を送出ガイド13
内に出し入れするための操作軸であり、所定角度での往
復回転可能なよう、エアシリンダ等(図示せず)の駆動
装置に連結されている。24はその操作軸23を保持し
た固定フレーム、25はその固定フレーム24に回転可
能に保持された支持軸であり、送出ガイド13に沿って
延びている。この支持軸25に複数の取出ストッパ21
が適当な間隔で固定されている。26はその支持軸25
の一端近傍に固定されたブロック、27は支持軸25の
延長線上に回転可能に設けられた駆動軸(図示せず)に
固定されたブラケットであり、ブロック26の上方にま
で延びている。28は、先端がブロック26に接触しう
るようにブラケット27に取り付けられた調整ねじ、2
9はブロック26とブラケット27の間にかけられたば
ねである。このばね29はブロック26を調整ねじ28
に押し付けており、このためブラケット27とブロック
26は一緒に旋回可能である。ブラケット27を保持し
ている駆動軸は、操作軸23が送出ガイド13内の押棒
(図示せず)を上方に取り出すために時計方向に回転し
た時、その回転に応じて反時計方向に回転するよう、適
当なカム機構を介して操作軸23に連結されている。か
くして、操作軸23が時計方向に回転した時、駆動軸及
びそれに連結されたブラケット27が反時計方向に回転
し、それに連れて支持軸25も反時計方向に回転し、取
出ストッパ21を図3に示す作動位置から退避位置に移
動させることができ、また、その逆の回転により、取出
ストッパ21を作動位置に戻すことができる。調整ねじ
28は駆動軸と支持軸25との相対的な角度位置を調整
するためのものであり、この調整ねじ28を調整するこ
とにより、支持軸25を回転させ、それによって取出ス
トッパ21を支持軸25の中心軸線のまわりに回動さ
せ、傾斜台18に対する取出ストッパ21の位置を調整
し、棒材19の直径に合せて取出ストッパ21の位置調
整を行うことができる。なお、駆動軸の駆動に操作軸2
3の回転を利用する代わりに、その駆動軸に直接エアシ
リンダ等を連結して駆動する構成としてもよい。
【0014】31は、傾斜台18に隣接して設けられ
た、多数の棒材19を収容する棒材収容部である。この
棒材収容部31の片側は、傾斜台18の側面18bで規
制され、反対側は支持板16に上方に突出するように形
成している突出部16aで規制されている。この側面1
8bと突出部16aの間に収容される棒材19を支持す
るように、可動式棚板33が設けられている。この可動
式棚板33は傾斜台18の近傍で支持板16に取り付け
られた支点ピン34に揺動可能に保持されており、図3
に矢印Eで示すように上下に揺動可能である。
【0015】更に、この可動式棚板33を揺動させるた
め、支持板16の突出部16aには、取出軸36が回転
可能に保持されており、その取出軸36には第一レバー
37が固定されている。第一レバー37はその下端にU
字状の溝37aを有している。その第一レバー37の下
方には、支持板16に取り付けられた支点ピン38に揺
動可能に保持された第二レバー40が設けられ、その第
二レバー40は前記第一レバー37の溝37a内を移動
可能なピン41を有している。更に、第二レバー40
は、ピン42、リンク43、ピン44を介して可動式棚
板33に連結されている。かくして、取出軸36を往復
回転させることにより、第一レバー37が矢印Fで示す
ように揺動し、第二レバー40が支点ピン38を中心と
して矢印G方向に揺動し、リンク43を介して可動式棚
板33を矢印Eのごとく上下に揺動させることができ
る。46は、可動式棚板33を図1(a)及び図3のよ
うに上方に押し上げるようにばね力を作用させるよう連
結されたばねである。
【0016】支持板16をはさんで、可動式棚板33と
は反対側には、図1(b)に示すように、取出アーム4
8が取出軸36に固定して設けられている。その取出ア
ーム48の先端(傾斜台18側の端部)には、取出部材
49が取り付けられ、取出アーム48が取出軸36によ
って揺動する時、取出部材49の上端が側板18Aに沿
って上下動するようになっている。この取出部材49の
上面49aは、図2(b)に示すように、傾斜台18側
に傾斜している。かくして、この取出部材49が上昇す
る時、その上面49aに棒材19を保持して持ち上げ、
傾斜台18の上面18aに送り出すことができる。な
お、取出部材49の上面49aの幅は、取り扱う最大径
の棒材19を少なくとも1本乗せることができるもので
あればよく、小径の棒材を取り扱う時には複数本の棒材
が同時に乗る幅となっていても差し支えない。
【0017】取出軸36は、一定の角度範囲に渡って往
復回転するように、エアシリンダ等(図示せず)の駆動
装置に連結されている。取出軸36の回転角度範囲は、
取出部材49の上端が、可動式棚板33又は支持板16
によって保持されている棒材19よりも低くなる位置
(図1に示す位置)から、その上に保持した棒材19を
傾斜台18の上面18aに送り出すことのできる位置ま
で移動できるように定められている。更に、前記したよ
うに、取出軸36の往復回転により、可動式棚板33も
同時に上下に揺動するが、その際、図1に示すように、
取出部材49が下降した位置にある時には、可動式棚板
33は上昇位置となって、その上面33aが支点ピン3
4側が低くなるように傾斜するが、取出部材49が上昇
する時には、可動式棚板33が下降し、取出部材49が
上端位置まで上昇した時には、可動式棚板33の上面3
3aが支持板16の上面より下がるように、前回とは逆
方向に傾斜するように、第一レバー37、第二レバー4
0、リンク43等の長さが定められている。かくして、
可動フレーム33の上下の揺動により、その上の棒材が
ほぐされながら、傾斜台18の方に送られることとな
る。
【0018】取出ストッパ21、可動式棚板33、取出
アーム48及び取出部材49等は、いずれも、棒材収容
部31にストックされる棒材の長手方向に適当な間隔を
あけて複数組が配置されており、それぞれ、共通の操作
軸23、取出軸36によって駆動される構成となってい
る。
【0019】次に上記構成の棒材供給装置15の作動を
説明する。送出ガイド13に隣接して設けている棒材収
容部31に適当な時期に多数の棒材19を投入し、スト
ックしておく。この時、棒材は必ずしも正確に平行に並
べて投入する必要はなく、一部棒材が交差した状態であ
ってもよい。このため、棒材を投入を容易にできる。ま
た、棒材は図示したように重ねた状態でストックできる
ので、多数の棒材のストックが可能である。
【0020】今、取出軸36が図1(a)、(b)に示
す位置となっており、取出アーム48及び取出部材49
は下降位置に、可動式棚板33は上方位置にあるものと
する。また、取出ストッパ21は、傾斜台18に対する
所定の作動位置にあるものとする。この状態で、取出軸
36が反時計方向に回転する。これにより、図2
(a)、(b)に示すように、取出部材49が上昇し、
同時に、可動式棚板33は下方に揺動し、その上に保持
している棒材19の山をつき崩す。次いで、取出軸36
が反転し、取出部材49が下降し、可動式棚板33が上
昇し、再び棒材19の山をつき崩す。この動作の際に、
取出部材49の上に棒材19が乗っていると、その棒材
19が持ち上げられ、上面49aが傾斜した上面18a
に一致するまで移動したとき、棒材19が傾斜台18上
に送り出される。もし、棒材19が傾斜台18上に供給
されない場合には、この動作が繰り返される。これによ
り、可動式棚板33上に交差した状態で棒材19が投入
されていたとしても、可動式棚板33の揺動により、そ
の交差が解かれ、取出部材49の上面に棒材19が乗
り、傾斜台18上に送り出される。
【0021】傾斜台18上に棒材19が送り出され、取
出ストッパ21に接触した位置に保持されると、それを
取出ストッパ21に設けている近接スイッチ22が検出
し、取出軸36を図1に示す位置で停止させる。ここ
で、傾斜台18上には取出ストッパ21によって1個の
棒材19しか乗らないようになっているので、棒材19
の直径が小さく、取出部材49の上面49a上に複数本
の棒材が乗っていたとしても、1本の棒材のみが傾斜台
18上に乗せられ、他は取出部材49と一緒に下降す
る。かくして、1本の棒材のみが傾斜台18上に乗せら
れる。
【0022】次に、送出ガイド13内の棒材(図示せ
ず)が自動旋盤に送り込まれ、その送出ガイド13内に
新たな棒材を供給する必要が生じた時、操作軸23が図
3で時計方向に回転し、それに応じて支持軸25が反時
計方向に回転し、取出ストッパ21を上方に退避させ
る。これにより、傾斜台18上に乗せられていた1本の
棒材19が解放され、その傾斜台18を転がって送出ガ
イド13内に送り込まれる。その後、操作軸23が反対
方向に回転して取出ストッパ21を元の位置に戻し、次
の動作に備える。以上の動作を繰り返すことにより、棒
材収容部31に適当にストックされている棒材が1本ず
つ送出ガイド13に供給される。
【0023】なお、上記実施例では、ストックしている
棒材19を持ち上げて傾斜台18に供給するための取出
部材49と、ストックされている棒材19を揃えるため
に揺動する可動式棚板33を共通の取出軸36で駆動す
る構成としているが、取出部材49と可動式棚板33と
はそれぞれ別の駆動機構によって駆動する構成としても
よい。しかし、図示実施例のように、共通な駆動軸36
を用いると、駆動機構を簡略化でき、好ましい。また、
可動式棚板33と取出部材49とを共通の取出軸36で
駆動する際、取出アーム48を上昇させた時に可動式棚
板33を下降させる構成とすると、必要な動力を小さく
でき、好ましい。
【0024】更に、上記実施例では本発明の棒材供給装
置を自動旋盤に用いた場合を説明したが、本発明の棒材
供給装置はこの用途に限らず、棒材を供給して作業を行
う他の機械(転造盤、センタレス研削盤など)にも使用
することができ、応用範囲が広い。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の棒材供
給装置では、棒材を供給すべき送出ガイドに隣接して傾
斜台を設け、更にその傾斜台に隣接して棒材収容部を設
け、その棒材収容部には、棒材を支持して揺動する可動
式棚板を設けているので、その可動式棚板の上に棒材を
ランダムに投入してストックしておいても、可動式棚板
の揺動によりその棒材をほぐして揃えることができ、棒
材の投入動作が容易となる。更に、本発明では、その傾
斜台上に1本の棒材のみしか乗らないように規制する取
出ストッパを設け、且つ傾斜台に隣接して上下動するよ
うに取出部材を設けているので、棒材を可動式棚板の上
に重なる状態にストックしておいても、前記取出部材の
上下動により、1個の棒材のみを傾斜台上に乗せること
ができ、その後、必要な時に取出ストッパを退避させる
ことにより、傾斜台上の1個の棒材を解放して送出ガイ
ドに供給することができ、従って、小スペースで多数の
棒材をストックすることが可能となる。
【0026】なお、取出部材を取出アームに取り付けて
おき、且つ取出アームが取出部材を上昇させる方向に揺
動した時、可動式棚板が下方に揺動するように、取出ア
ームと可動式棚板を駆動連結しておくと、取出アームを
上方に回動させて棒材を取り出す時、可動式棚板が下方
に傾斜し始めたとき棒材が移動し始め、棒材の重量によ
ってそのまま押し下げられ、その力を取出アームの上方
への回動に利用でき、また、逆に可動式棚板を上昇させ
る時には取出アームが下降するのでその重量により力を
可動式棚板の上昇に利用でき、取出アームや可動式棚板
の揺動に要する動力を小さくできるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例による棒材供給装置
を、図4の矢印A−A方向に見た概略断面図 (b)はその棒材供給装置を、図4の矢印B−B方向に
見た概略断面図
【図2】(a)は上記棒材供給装置を、図1とは異なる
作動状態で示す図1(a)と同一の概略断面図 (b)は上記棒材供給装置を、図1とは異なる作動状態
で示す図1(b)と同一の概略断面図
【図3】本発明の一実施例による棒材供給装置を、図5
の矢印C−C方向に見た概略断面図
【図4】その棒材供給装置の一部を、図3の矢印D−D
方向に見た概略平面図
【図5】上記棒材供給装置及び棒材供給機等の概略平面
【図6】従来の棒材供給装置及び棒材供給機を示す概略
断面図
【符号の説明】
11 自動旋盤 12 棒材供給機 13 送出ガイド 15 棒材供給装置 16 支持板 18 傾斜台 19 棒材 21 取出ストッパ 23 操作軸 33 可動式棚板 34 支点ピン 36 取出軸 38 支点ピン 43 リンク 48 取出アーム 49 取出部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材供給機の送出ガイドに隣接して設け
    られ、上面に前記送出ガイドに棒材を送り込むことがで
    きるように傾斜した傾斜面を有する傾斜台と、その傾斜
    台上に1個の棒材のみが乗ることを許容する作動位置
    と、その傾斜台上に乗せられた棒材が傾斜台上をころが
    り落ちるのを許容する退避位置とに移動可能な取出スト
    ッパと、前記傾斜台に隣接して配置され、多数の棒材を
    収容する棒材収容部とを有し、該棒材収容部は、多数の
    棒材を支持して上下に揺動する可動式棚板と、前記傾斜
    台に隣接した位置で上下動し、棒材を前記傾斜台上に押
    し上げる取出部材とを有することを特徴とする棒材供給
    機への棒材供給装置。
  2. 【請求項2】 前記可動式棚板が、前記傾斜台近傍を支
    点として揺動可能であり、前記取出部材が、前記傾斜台
    から離れた側を支点として揺動可能な取出アームの先端
    に取り付けられており、更に、前記取出アームが取出部
    材を上昇させる方向に揺動した時前記可動式棚板が下方
    に揺動するように、前記取出アームと可動式棚板が駆動
    連結されていることを特徴とする請求項1記載の棒材供
    給機への棒材供給装置。
JP4188596A 1992-06-23 1992-06-23 棒材供給機への棒材供給装置 Pending JPH06704A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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