JPH0670199A - Ad変換器 - Google Patents

Ad変換器

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JPH0670199A
JPH0670199A JP4244033A JP24403392A JPH0670199A JP H0670199 A JPH0670199 A JP H0670199A JP 4244033 A JP4244033 A JP 4244033A JP 24403392 A JP24403392 A JP 24403392A JP H0670199 A JPH0670199 A JP H0670199A
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JP
Japan
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comparator
clock
capacitor
voltage
ref
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JP4244033A
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English (en)
Inventor
Atsushi Shiraishi
篤 白石
Mitsuhiro Okamoto
岡本  光弘
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オートバランス型のコンパレータを備えたAD
変換器のアナログ信号入力からみた入力インピーダンス
を高める。 【構成】AD変換器は変換ビット数に応じたコンパレー
タとラッチおよびエンコーダを備えている。また、コン
パレータはアナログ信号とリファレンス信号を選択し、
コンデンサを介してインバータに入力する構成の回路で
ある。ここで、コンパレータクロックの周波数はラッチ
クロックの周波数より低い。 【効果】コンパレータクロックの周波数をアナログ映像
信号の水平走査周波数にし、帰線期間内でリファレンス
信号の選択をするようにすれば、キックバックノイズが
発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号などのアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するAD変換器に関す
る。
【0002】
【従来技術】映像信号をAD変換するとき、多くの場合
高い周波数が要求されるので、逐次比較型や積分型など
のAD変換器はあまり使われない。フラッシュ型と呼ば
れるAD変換器は、コンパレータをパラレルに数多く並
べ一度にディジタルに変換することにより高速化できる
ため、映像用として広く用いられている。
【0003】図2は、一般に知られているnビットのフ
ラッシュ型AD変換器の概略ブロック図である。nビッ
トの情報を得るということは、アナログ量を2n の状態
に分解するということなので、2n −1個のコンパレー
タ(電圧比較器)が必要になる。コンパレータはすべて
同じ構造で、比較の基準となるリファレンス信号の電圧
に応じてコンパレートする電圧を制御する。図では、高
い電圧に対応するコンパレータからCM1、CM2、…
…CMNと記号を付してある。ここでN=2n−1であ
る。また、コンパレータの出力をサンプリングし、次の
タイミングまでこの出力を保持するために、コンパレー
タと同数のラッチが必要になる。各コンパレータに対応
して、LT1、LT2、……LTNのラッチを設けてい
る。
【0004】コンパレータクロックは各コンパレータの
クロックとして供給されている。アナログ映像信号は各
コンパレータに供給される被変換信号である。REF+
はコンパレータに基準信号を与えるためのHIGH側の
リファレンス信号であり、REF−はコンパレータに基
準信号を与えるためのLOW側のリファレンス信号であ
る。通常REF+,REF−は、直流電圧またはサンプ
リングより十分低い周波数の信号である。REF+とR
EF−の入力の間にR1、R2のように2n −2個の同
じ抵抗値の分割抵抗列で接続することにより、REF+
とREF−間を等間隔に分割した電圧を2n −1種類発
生する。この電圧を基準電圧として、それぞれ対応する
コンパレータのリファレンス入力に供給している。エン
コーダ20はラッチの出力を2進数表現に変換し出力1
から出力NまでのN本の信号を出力する。
【0005】図9に、AD変換器の入力信号の例を示
す。(a)はアナログ映像信号であり、(b)はコンパ
レータクロックであり、(c)はラッチクロックであ
る。(a)のアナログ映像信号には、輝度等の映像情報
を電圧レベルで表現している表示期間T2と、走査線を
戻すための帰線期間がT1が存在する。T1中の立ち下
がりから次の立ち下がりまでで1水平走査期間を構成し
ている。映像用のAD変換器は、映像情報をディジタル
化することが目的であるので、(b)のコンパレータク
ロックは表示期間のみ送られている。(c)のラッチク
ロックも表示期間のみ送られており、(b)のコンパレ
ータクロックとは位相が互いに反転した関係にある。
【0006】図3にアナログ映像信号とリファレンス信
号の電圧の関係を示す。ただし、AD変換器の+側電源
電圧をVDD、−側電源電圧を0とする。30はアナロ
グ映像信号であり、第9図の(a)と同じである。V
REF+はREF+の電位である。REF+は、図のように
アナログ映像信号の輝度情報部分の最大値(白レベル)
をコンパレートできるレベルに設定されている。同様
に、VREF-はREF−の電位を示し、輝度情報部分の最
小値(黒レベル)をコンパレートできるレベル、すなわ
ちペデスタルレベル付近に設定されている。また、V
REFKはコンパレータKのリファレンス信号の電圧レベル
を示してある。図3の30の波形の内31の部分はペデ
スタルを表し、その電圧レベルをペデスタルレベルと呼
ぶ。
【0007】つぎに、図4を用いて、図2におけるCM
1等のコンパレータの内部構成について説明する。各コ
ンパレータはすべて同じ構成をしており、リファレンス
信号の電圧によりコンパレートする電圧が決まる。図4
は、オートバランス型コンパレータの構成図である。図
4において、4A、4B、4Cは制御端子に入る制御ク
ロックの電圧により開閉(ON−OFF)が切り替わる
半導体スイッチを示す。制御クロックが”1”(HIG
Hレベル)のときこのスイッチはONし、インピーダン
スは0になる。制御クロックが”0”(LOWレベル)
のときこのスイッチはOFFし、インピーダンスは無限
大になる。5A、5Bは、インバータで入力信号を反転
して出力する。インバータは、入力インピーダンスが高
ければ、どのような半導体で構成されていてもかまわな
いが、ここではCMOSを用いるものとする。C1はD
Cカット用のコンデンサであり、C2はインバータ5B
のゲート容量等を示す。このような構成にして、コンパ
レータクロックのタイミングで、スイッチ4A、または
4Bのいずれかを導通させて、アナログ映像信号、また
はリファリンス信号を選択し、コンデンサを介してイン
バータに入力し、インバータから”1”または”0”の
コンパレート結果を出力する。
【0008】以下詳細に本回路の動作について説明す
る。コンパレータクロックは、スイッチ4A、スイッチ
4Cの制御端子とインバータ5Aの入力に入る。インバ
ータ5Aの出力はスイッチ4Bの制御端子にはいる。リ
ファレンス信号はスイッチ4Aにはいる。アナログ映像
信号3はスイッチ4Bにはいる。スイッチ4Aとスイッ
チ4Bは、制御クロックがインバータ5Aにより反転関
係にあり、また出力は短絡しているので、制御クロック
によりリファレンス信号とアナログ映像信号をとを選択
するひとつの切り替えスイッチを構成している。この出
力はコンデンサC1の左端につながりDCカットされス
イッチ4C、インバータ5B、コンデンサC2に接続し
ている。コンデンサC2の他の一端はグランド(0V)
につながっている。インバータ5Aの出力は、スイッチ
4Cに接続されているとともに、ここからコンパレータ
の出力がでている。コンパレータクロックとアナログ映
像信号はすべてのコンパレータに共通である。リファレ
ンス信号は、前述のように分割抵抗列により各コンパレ
ータで異なった電圧が供給される。
【0009】まず、コンパレータクロックが”1”のと
きを考える。スイッチ4Aとスイッチ4CがONし、ス
イッチ4BがOFFする。コンデンサC1の左端の電圧
は、スイッチ4AがONするためにリファレンス信号R
EF+と短絡される。このときの電圧をVREF+とする。
同時にスイッチ4CもONするので、インバータ5Bの
入力と出力が短絡されインバータ5BのNchとPch
のMOSトランジスタの能力が等しいとすると、インバ
ータ5BはコンデンサC1とコンデンサC2に電荷を充
電し、電源電圧の半分の電圧1/2VDDがコンデンサ
C1の右端に発生する。これは、オートバランスと呼ば
れ、この電圧はインバータのスレッシュホルド電圧にな
る。よって、コンデンサC1の両端にはVREF+−1/2
VDDの電圧が印加され、コンデンサC1の静電容量を
C1とするとコンデンサC1の電荷q1は、C1×(V
REF+−1/2VDD)となる。コンデンサC2の静電容
量をC2とするとコンデンサC2の電荷q2は、C2×
1/2VDDとなる。
【0010】コンパレータクロックが”0”のとき、ス
イッチ4Aとスイッチ4CはOFFし、スイッチ4Bが
ONする。スイッチ4CがOFFになるのでインバータ
5Bの入力と出力は分離されており、また、CMOSイ
ンバータの入力インピーダンスは非常に高いので、コン
デンサC2の充放電電流の流れる経路はなくなる。よっ
て、コンデンサC2の電荷はコンデンサC1へしか移動
しない。つまり、コンデンサC1とコンデンサC2の電
荷の差q1−q2は保存される。すなわち、q1−q2
=1/2(C1+C2)VDD−C1VREF+は、つぎに
スイッチ4CがONするまでかわらない。アナログ映像
信号の電圧をVinとすると、コンデンサC1左端の電
圧は、スイッチ4AがOFF、スイッチ4BがONにな
るために、VREF+からVinに変化する。
【0011】このときのインバータの入力電圧すなわち
コンデンサC2の両端にかかる電圧を考える。まず、ふ
たつのコンデンサに直列にアナログ映像信号電圧が印加
されるので、Vin=q1/C1+q2/C2が成り立
つ。この式と前述のq1−q2の式をq2で整理する
と、q2=1/2C2VDD+C1C2/(C1+C
2)×Vin−C1C2/(C1+C2)×VREF+とな
る。コンデンサC2の両端の電圧をV2とすると、V2
=1/2VDD+C1/(C1+C2)×(Vin−V
REF+)となる。
【0012】VinがVREF+より低い場合は、前式の第
2項が負になるので、V2はインバータのスレッシュホ
ルド電圧よりも低くなる。インバータ5Bは”1”を出
力し、これがコンパレータCM1の出力になる。Vin
がVREF+よりも高い場合は、コンパレータCM1の出力
は0になる。つまり、コンパレータクロックが”1”の
ときに読み込んだVREF+とコンパレータクロックが”
0”のときのVinをコンパレートしていることにな
る。コンパレータクロックが再び”1”になると、コン
デンサC1の両端の電圧はVREF+−1/2VDDに、コ
ンデンサC2の両端の電圧は、1/2VDDに戻り、次
のコンパレートのためのリファレンス信号電圧の読み込
みを行う。
【0013】このような動作をアナログ映像信号の表示
期間が終了するまでコンパレータクロックの回数だけ繰
り返す。図10にコンパレータCM1内の各部の電圧波
形を示す。(a)はコンデンサC1の左端の電圧波形で
ある。コンパレータクロックが”1”のときVREF+にな
り、コンパレータクロックが”0”のときVinに変化
する。図ではコンパレータクロックの切り替わりにより
瞬時に電圧が変化しているように描かれているが、実際
は電圧の変化は、Vinを供給するアナログ映像信号の
ソース側の出力インピーダンスとコンデンサC1とコン
デンサC2の直列合成容量によって決まる時定数をもつ
指数関数曲線になっている。
【0014】(b)はコンデンサC1の右端の電圧波形
である。コンパレータクロックが”1”のときは、イン
バータのスレッシュホルド電圧である1/2VDDにな
り、コンパレータクロックが”0”のときC1/(C1
+C2)×(Vin−VREF+)の電圧が、1/2VDD
だけバイアスされて出現する。(c)はインバータ1の
出力である。コンパレータクロックが”1”のとき1/
2VDDになり、コンパレータクロックが”0”のと
き、(Vin−VREF+)が負ならばインバータ1の入力
が1/2VDDより低くなるので”1”を出力し、(V
in−VREF+)が正ならばインバータ5Bの入力が1/
2VDDより高くなるので、”0”が出力される。ただ
し、インバータ5Bのゲインが足りない場合は、”1”
がVDDに”0”が0Vに達しないことがある。
【0015】次に、コンパレータCMNの場合について
説明する。コンパレータのリファレンス信号はREF−
である。コンパレータクロックが”1”の時、スイッチ
4AがONするので、コンデンサC1の左端はリファレ
ンス信号REF−と短絡される。この時の電圧をVREF-
とする。同時にスイッチ4CもONするので、インバー
タ5Bの入力と出力が短絡され、1/2VDDの電圧が
コンデンサC1の右端に発生する。よって、コンデンサ
C1の両端にはVREF-−1/2VDDの電圧が印加さ
れ、q1はC1(VREF-−1/2VDD)となる。コン
デンサC2の電荷q2は、コンパレータCM1と同じく
C2x1/2VDDである。
【0016】コンパレータクロックが”0”のとき、ス
イッチ4BがONし、スイッチ4Aとスイッチ4CがO
FFする。スイッチ4CがOFFになるのでコンパレー
タCM1と同じくq1−q2は保存される。スイッチ4
BがONするので、コンデンサC1の左端はVinにな
り、V2は1/2VDD+C1/(C1+C2)x(V
in−VREF-)となる。VinがVREF-より低い場合
は、前式の第2項が負になるので、V2はインバータ5
Bのスレッシュホルド電圧よりも低くなる。インバータ
5Bは”1”を出力し、これがコンパレータCM1の出
力になる。VinがVREF-より高い場合は、コンパレー
タCM1の出力は0になる。つまり、コンパレータクロ
ックが”1”の時に読み込んだVREF-とコンパレータク
ロックが”0”の時のVinをコンパレートしているこ
とになる。コンパレータクロックが再び”1”になる
と、コンデンサC1の両端の電圧はVREF-−1/2VD
Dに、コンデンサC2の両端の電圧は、1/2VDDに
戻り、次のコンパレートのためのリファレンス信号電圧
の読み込みを行う。
【0017】このような動作をアナログ映像信号の表示
信号が終了するまでコンパレータクロックの回数だけ繰
り返す。 図11にコンパレータCMN内の各部の電圧
波形を示す。(a)はコンデンサC1の左端の電圧波形
である。コンパレータクロックが”1”のときVREF-
なり、コンパレータクロックが”0”のときVinに変
化する。(b)はコンデンサC1の右端の電圧波形であ
る。コンパレータクロックが”1”のときは、インバー
タ5Bのスレッシュホルド電圧である1/2VDDにな
り、コンパレータクロックが”0”のときC1/(C1
+C2)×(Vin−VREF-)の電圧が、1/2VDD
だけバイアスされて出現する。(c)はインバータ5B
の出力である。コンパレータクロックが”1”のとき1
/2VDDになり、コンパレータクロックが”0”のと
き、(Vin−VREF-)が負ならばインバータ5Bの入
力が1/2VDDより低くなるので”1”を出力し、
(Vin−VREF-)が正ならばインバータ5Bの入力が
1/2VDDより高くなるので、”0”が出力される。
【0018】次にコンパレータCMKについて図4で説
明する。コンパレータCMKのリファレンス信号は、K
番目の抵抗のHIGH側から出力され、REFkであ
る。コンパレータクロックが”1”の時、スイッチ4A
がONするので、コンデンサC1の左端はリファレンス
信号REFkと短絡される。この時の電圧はVREF+
(k−1)x(VREF+-VREF-)/(2n−2)であり、
REFkとする。スイッチ4CもONするので、インバー
タ5Bの入力と出力が短絡され、1/2VDDの電圧が
コンデンサC1の右端に発生する。よって、コンデンサ
C1の両端にはVREF-−1/2VDDの電圧が印加さ
れ、q1はC1(VREFk−1/2VDD)となる。コン
デンサC2の電荷q2は、コンパレータCM1と同じく
C2x1/2VDDである。
【0019】コンパレータクロックが”0”のとき、ス
イッチ4BがONし、スイッチ4Aとスイッチ4CがO
FFする。スイッチ4CがOFFになるのでコンパレー
タCM1と同じくq1−q2は保存される。スイッチ4
BがONするので、コンデンサC1の左端はVinにな
り、V2は1/2VDD+C1/(C1+C2)x(V
in−VREFk)となる。VinがVREFkより低い場合
は、前式の第2項が負になるので、V2はインバータ5
Bのスレッシュホルド電圧よりも低くなる。インバータ
5Bは”1”を出力し、これがコンパレータCM1の出
力になる。VinがVREFkより高い場合は、コンパレー
タCM1の出力は0になる。つまり、コンパレータクロ
ックが”1”の時に読み込んだVREFkとコンパレータク
ロックが”0”の時のVinをコンパレートしているこ
とになる。コンパレータクロックが再び”1”になる
と、コンデンサC1の両端の電圧はVREFk−1/2VD
Dに、コンデンサC2の両端の電圧は、1/2VDDに
戻り、次のコンパレートのためのリファレンス信号電圧
の読み込みを行う。
【0020】このような動作をアナログ映像信号の表示
期間が終了するまで、コンパレータクロックの回数だけ
繰り返す。図12にコンパレータCMK内の各部の電圧
波形を示す。(a)はコンデンサC1の左端の電圧波形
である。コンパレータクロックが1のときVREFkにな
り、コンパレータクロックが”0”のときVinに変化
する。(b)はコンデンサC1の右端の電圧波形であ
る。コンパレータクロックが”1”のときは、インバー
タ1のスレッシュホルド電圧である1/2VDDにな
り、コンパレータクロックが”0”のときC1/(C1
+C2)×(Vin−VREFk)の電圧が、1/2VDD
だけバイアスされて出現する。(c)はインバータ5B
の出力である。コンパレータクロックが”1”のとき1
/2VDDになり、コンパレータクロックが”0”のと
き、(Vin−VREFk)が負ならばインバータ5Bの入
力が1/2VDDより低くなるので”1”を出力し、
(Vin−VREFk)が正ならばインバータ5Bの入力が
1/2VDDより高くなるので、”0”が出力される。
【0021】このように、コンパレータCM1からコン
パレータCMNは、VREF+からVREF-の間の電圧を等間
隔にコンパレートする。コンパレータの出力はコンパレ
ータクロックが”1”のときに不定状態になるので、コ
ンパレータクロックが”1”のとき”0”になるような
信号をラッチクロックとしてラッチに送り、コンパレー
トした結果を次のデータが出力されるまで保持する。図
8にラッチクロックとラッチの出力の関係を示す。
(a)は、ラッチクロックである。(b)は、図10の
(c)を入力とするラッチLT1の出力である。(c)
は、図11の(c)を入力とするラッチLTNの出力で
ある。(d)は、図12の(c)を入力とするラッチL
TKの出力である。図2に示すエンコーダは、ラッチか
ら送られてくる2 n−1本の信号より”0”と”1”の
切り替わるコンパレータを検出し、そのコンパレータに
応じた数値をnビットの2進数に変換する。
【0022】いま、アナログ映像信号の電圧VinがV
REFk-1より低く、VREFkより高かった場合、ラッチLT
1からラッチLTKは”0”を出力し、ラッチk+1か
らラッチ2 n−1は”1”を出力する。エンコーダは、
各々隣合うコンパレータの出力を比べ、”1”と”0”
があった場合、そこを切り替わり点とみなす。そして、
(2n −1)−kを数値として2進数表現で出力する。
【0023】このような方法でAD変換した場合におい
て、アナログ映像信号入力端子からの入力電流を考え
る。K番目のコンパレータのリファレンス信号電圧はV
REF+−(k−1)×(VREF+−VREF-)/(2n −2)
で表され、これをVkとする。リファレンス信号入力端
子側からみたコンデンサC1とコンデンサC2の合成入
力容量は、C1×C2/(C1+C2)であるので、ア
ナログ映像信号源の出力インピーダンスが十分大きいと
すると、コンパレータクロックが”1”から”0”に変
化するときの電荷の差は、(Vk−Vin)×C1×C
2/(C1+C2)である。この電荷は、アナログ映像
信号入力端子より供給される。この端子はすべてのコン
パレータ共通であるので、このときアナログ映像信号入
力端子から流れ込む電荷Qは、数1で与えられる。
【0024】
【数1】
【0025】VREF+とVREF-の平均電圧をVM 、アナロ
グ映像信号入力端子側からみたコンパレータCM1から
コンパレータCMNの合成入力容量(2n −1)×C1
×C2/(C1+C2)をCとすると、コンパレータク
ロック1回あたりの電荷は、C×(VM −Vin)とな
る。サンプリング周波数つまり、コンパレータクロック
とラッチクロックの周波数をfSMP とするとアナログ映
像信号入力端子から流れ込む電流IINはC×(VM −V
in)×fSMP となる。しかし、前述した通り、映像信
号には表示期間と帰線期間があり、映像情報のない帰線
期間中はクロックを停止させ消費電流を節約することが
多い。表示期間+帰線期間を1としたときの表示期間を
mとするとIINは、m×C×(VM −Vin)×fSMP
となる。VM −VinをVmiとするとこの電流はIIN
mCfSMP miと表される。この式より、アナログ映像
信号入力端子の等価入力インピーダンスは、1/mCf
SMP であると言える。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】高細密な画像を得るた
めのAD変換には、かなり高いサンプリング周波数が要
求される。従来の方法では、サンプリング周波数fSMP
を上げると前述の式より等価入力インピーダンスが低下
してしまうという問題がある。
【0027】よって、本発明の目的は、映像信号を対象
とするAD変換器の等価入力インピーダンスを、サンプ
リング周波数が高くなった場合でも十分高く保つことが
できるAD変換器を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明は、コンパレータクロックに従って、アナ
ログ信号とリファレンス信号を比較するコンパレータ
と、該コンパレータの比較結果をラッチクロックに従っ
てラッチするラッチ回路を備え、前記コンパレータは前
記アナログ信号と前記リファレンス信号をスイッチで切
り替えて選択し、コンデンサを介してインバータに入力
し、該インバータによりハイまたはロウのコンパレート
結果を出力するAD変換器において、前記コンパレータ
クロックの周波数が、前記ラッチクロックの周波数より
も低いことを特徴とする。
【0029】
【作用】前述したように入力インピーダンスは、サンプ
リング周波数に反比例するが、関与するのは、コンパレ
ータクロックの周波数だけである。よって、等価入力イ
ンピーダンス、1/mCfSMP は、コンパレータクロッ
クの周波数を低くした分上昇する。
【0030】
【実施例】以下、本発明による実施例をnビットのフラ
ッシュ型AD変換器で説明する。図1はAD変換器への
入力信号の波形を示している。(a)はアナログ映像信
号、(b)はコンパレータクロック、(c)はラッチク
ロックである。コンパレータクロックは、水平走査帰線
期間の中で一度だけ”1”になっている。つまり、コン
パレータクロックの周波数は水平走査周波数である。ラ
ッチクロックは、サンプリングのタイミングに対応して
送られ、従来技術で説明した図9の(c)のラッチクロ
ックと同じである。AD変換器の概略ブロック図は、従
来技術で説明したものと同じで図2に示す構成になって
いる。アナログ映像信号とHIGH側リファレンス信号
であるREF+、LOW側リファレンス信号REF−、
K番目のコンパレータのリファレンス信号REFkの電
圧関係も従来技術と同じで図3に示す関係になってい
る。
【0031】まず、コンパレータCM1の動作を説明す
る。コンパレータCM1からコンパレータCMNは、す
べて同じ構造をしており、リファレンス信号の電圧によ
りコンパレートする電圧が決まる。本実施例でも、コン
パレータは図4に示したオートバランス型コンパレータ
を用いている。コンパレータCM1のリファレンス信号
はREF+である。まず、水平走査帰線期間中のコンパ
レータクロックが”1”のとき、スイッチ4AがONす
るのでコンデンサC1の左端はリファレンス信号REF
+と短絡される。同時にスイッチ4CもONするので、
インバータ5Aの入力と出力が短絡され、1/2VDD
の電圧がコンデンサC1の右端に発生する。よって、コ
ンデンサC1の両端にはVREF+−1/2VDDの電圧が
印加され、コンデンサC1の電荷q1は、C1(VREF+
−1/2VDD)となる。コンデンサC2の電荷q2
は、C2×1/2VDDとなる。
【0032】クロックが”0”のとき、スイッチ4Aと
スイッチ4CはOFFしスイッチ4BがONする。前述
の通りコンデンサC2の電荷はコンデンサC1へしか移
動しないので、コンデンサC1とコンデンサC2の電荷
の差q1−q2は保存され、q1−q2=1/2(C1
+C2)VDD−C1VREF+は、つぎにスイッチ4Cが
ONするまでかわらない。コンデンサC1左端の電圧
は、スイッチ4AがOFFし、スイッチ4BがONする
ために、VREF+からVinに変化する。このときのイン
バータ5Bの入力電圧すなわちコンデンサC2の両端に
かかる電圧V2は、1/2VDD+C1/(C1+C
2)×(Vin−VREF+)となる。VinがVREF+より
低い場合は、前式の第2項が負になるので、V2はイン
バータ5Bのスレッシュホルド電圧よりも低くなる。イ
ンバータ5Bは”1”を出力し、これがコンパレータC
M1の出力になる。VinがVREF+よりも高い場合は、
コンパレータ1の出力は”0”になる。つまり、コンパ
レータクロックが”1”のときに読み込んだVREF+とコ
ンパレータクロックが”0”のときのVinをコンパレ
ートしていることになる。
【0033】図5にコンパレータCM1内の各部の電圧
波形を示す。(a)はコンデンサC1の左端の電圧波形
である。コンパレータクロックが”1”のときVREF+
なり、コンパレータクロックが”0”のときVinに変
化する。(b)はコンデンサC1の右端の電圧波形であ
る。コンパレータクロックが”1”のときは、インバー
タ5Bのスレッシュホルド電圧である1/2VDDにな
り、コンパレータクロックが”0”のときC1/(C1
+C2)×(Vin−VREF+)の電圧が1/2VDDだ
けバイアスされて出現する。
【0034】(c)はインバータ5Bの出力である。コ
ンパレータクロックが”1”のとき1/2VDDにな
り、コンパレータクロックが”0”のとき、(Vin−
REF+)が負ならばインバータ5Bの入力が1/2VD
Dより低くなるので”1”を出力し、正ならばインバー
タ5Bの入力が1/2VDDより高くなるので”0”が
出力される。よって、Vinの最も高い部分がVREF+
越えるので”0”が出力され、その他の部分は”1”が
出力される。コンデンサに蓄積された電荷がリークして
失われない限り、この関係は維持され、コンパレータク
ロックによりリファレンス信号電圧の読み込みを続けな
くてもコンパレータの動作には支障はない。実際CMO
Sのインバータを使った場合リークは非常に小さく、コ
ンパレータクロックの周波数は100Hz程度でも映像
に影響を与えない。水平走査周波数はこれに比べ十分高
いので、コンパレータクロックが”0”の間正確なコン
パレート動作が保証される。
【0035】つぎに、コンパレータCMNの動作を図4
で説明する。このコンパレータのリファレンス信号はR
EF−である。まず、水平走査帰線期間中のコンパレー
タクロックが”1”のとき、スイッチ4AがONするの
でコンデンサC1の左端はリファレンス信号REF−と
短絡される。同時にスイッチ4CがONするので、イン
バータ5Bの入力と出力が短絡され、1/2VDDの電
圧がコンデンサC1の右端に発生する。よって、コンデ
ンサC1の両端にはVREF-−1/2VDDの電圧が印加
され、コンデンサC1の電荷q1は、C1(VREF-−1
/2VDD)となる。コンデンサC2の電荷q2は、C
2×1/2VDDとなる。
【0036】コンパレータクロックが”0”のとき、ス
イッチ4Aとスイッチ4CはOFFしスイッチ4BがO
Nする。前述の通りコンデンサC2の電荷はコンデンサ
C1へしか移動しないので、コンデンサC1とコンデン
サC2の電荷の差q1−q2は保存され、q1−q2=
1/2(C1+C2)VDD−C1VREF-は、つぎにス
イッチ4CがONするまでかわらない。コンデンサC1
左端の電圧は、スイッチ4AがOFF、スイッチ4Bが
ONするために、VREF-からVinに変化する。このと
きのインバータ5Bの入力電圧すなわちコンデンサC2
の両端にかかる電圧V2は、1/2VDD+C1/(C
1+C2)×(Vin−VREF-)となる。VinがV
REF-より低い場合は、前式の第2項が負になるので、V
2はインバータ5Bのスレッシュホルド電圧よりも低く
なる。インバータ5Bは”1”を出力し、これがコンパ
レータCMNの出力になる。VinがVREF-よりも高い
場合は、コンパレータCMNの出力は0になる。つま
り、コンパレータクロックが”1”のときに読み込んだ
REF-とコンパレータクロックが”0”のときのVin
をコンパレートしていることになる。
【0037】図6にコンパレータCMN内の各部の電圧
波形を示す。(a)はコンデンサC1の左端の電圧波形
である。コンパレータクロックが”1”のときになり、
コンパレータクロックが”0”のときVinに変化す
る。(b)はコンデンサC1の右端の電圧波形である。
コンパレータクロックが”1”のときは、インバータ5
Bのスレッシュホルド電圧である1/2VDDになり、
コンパレータクロックが”0”のときC1/(C1+C
2)×(Vin−VREF-)の電圧が1/2VDDだけバ
イアスされて出現する。(c)はインバータ5Bの出力
である。コンパレータクロックが”1”のとき1/2V
DDになり、コンパレータクロックが”0”のとき、
(Vin−VREF-)が負ならばインバータ5Bの入力が
1/2VDDより低くなるので”1”を出力し、正なら
ばインバータ5Bの入力が1/2VDDより高くなるの
で”0”が出力される。よって、Vinの表示期間で最
も低い部分はVREF-を下回るので”1”が出力され、そ
の他の部分は”0”が出力される。
【0038】つぎに、コンパレータCMKの動作を図4
で説明する。このコンパレータのリファレンス信号はK
番目の抵抗のHIGH側から出力される。これをREF
kとし、その電圧をVREFkする。コンパレータクロック
が”1”のとき、スイッチ4AがONするので、コンデ
ンサC1の左端はリファレンス信号REFkと短絡され
る。同時にスイッチ4CもONするので、インバータ5
Bの入力と出力が短絡され、1/2VDDの電圧がコン
デンサC1の右端に発生する。よって、コンデンサC1
の両端にはVREFk−1/2VDDの電圧が印加され、コ
ンデンサC1の電荷q1は、C1(VREFk−1/2VD
D)となる。コンデンサC2の電荷q2は、C2×1/
2VDDとなる。
【0039】コンパレータクロックが”0”のとき、ス
イッチ4Aとスイッチ4CはOFFしスイッチ4BがO
Nする。前述の通りコンデンサC2の電荷はコンデンサ
C1へしか移動しないので、コンデンサC1とコンデン
サC2の電荷の差q1−q2は保存され、q1−q2=
1/2(C1+C2)VDD−C1VREFkは、つぎにス
イッチ4CがONするまでかわらない。コンデンサC1
左端の電圧は、スイッチ4AがOFF、スイッチ4Bが
ONするために、VREFkからVinに変化する。このと
きのインバータ5Bの入力電圧すなわちコンデンサC2
の両端にかかる電圧V2は、1/2VDD+C1/(C
1+C2)×(Vin−VREFk)となる。VinがV
REFkより低い場合は、前式の第2項が負になるので、V
2はインバータ5Bのスレッシュホルド電圧よりも低く
なる。インバータ5Bは”1”を出力し、これがコンパ
レータCMKの出力になる。VinがVREFkよりも高い
場合は、コンパレータCMKの出力は0になる。つま
り、コンパレータクロックが”1”のときに読み込んだ
REFkとコンパレータクロックが”0”のときのVin
をコンパレートしていることになる。
【0040】図7にコンパレータCMK内の各部の電圧
波形を示す。(a)はコンデンサC1の左端の電圧波形
である。コンパレータクロックが”1”のときにVREFk
になり、コンパレータクロックが”0”のときVinに
変化する。(b)はコンデンサC1の右端の電圧波形で
ある。コンパレータクロックが”1”のときは、インバ
ータ5Bのスレッシュホルド電圧である1/2VDDに
なり、コンパレータクロックが”0”のときC1/(C
1+C2)×(Vin−VREFk)の電圧が1/2VDD
だけバイアスされて出現する。(c)はインバータ5B
の出力である。コンパレータクロックが”1”のとき1
/2VDDになり、コンパレータクロックが”0”のと
き、(Vin−VREFk)が負ならばインバータ5Bの入
力が1/2VDDより低くなるので”1”を出力し、正
ならばインバータ5Bの入力が1/2VDDより高くな
るので”0”が出力される。よって、Vinの表示期間
の前半はVREFkより低いので”1”が出力され、後半
は”0”が出力される。
【0041】このように、コンパレータCM1からコン
パレータCMNは、VREF+からVREF-の間の電圧を等間
隔にコンパレートする。コンパレータの出力は、サンプ
リングのタイミングに合わせたラッチクロックによって
次のサンプリングまで保持される。図8にラッチコンパ
レータクロックとラッチの出力に関係を示す。この段階
で、信号は従来技術で記述と同じになる。(a)は、ラ
ッチクロックである。(b)は、図5の(c)を入力と
するラッチLT1の出力である。(c)は、図6の
(c)を入力とするラッチLTNの出力である。(d)
は、図7の(c)を入力とするラッチLTKの出力であ
る。エンコーダ20は、ラッチから送られてくる2n
1本の信号より”0”と”1”の切り替わるコンパレー
タを検出し、n本の2進数に変換する。よって、本発明
による方法を用いても従来技術と同じ機能は保たれるこ
とがわかる。
【0042】このような方法でAD変換した場合におい
ての、アナログ映像信号入力端子からの入力電流と等価
入力インピーダンスは、従来技術で述べた式と同じにな
る。すなわち、入力電流は、IIN=mCfSMP mi、等
価入力インピーダンスは、1/mCfSMP である。ただ
し、従来技術では、コンパレータクロックの周波数とサ
ンプリングに対応するラッチクロックの周波数が等しい
ためfSMP は数MHzと高いが、本発明では、コンパレ
ータクロックはラッチクロックに比べ低くなっている。
コンパレータクロックの周波数をfCMP とすると、等価
入力インピーダンスは1/mCfCMP である。いま、コ
ンパレータクロックの周波数は映像信号の水平走査周波
数であるので、1水平走査あたりのサンプリング数をx
とすると等価入力インピーダンスは、従来技術に比べx
倍高くなる。また、コンパレータクロックが”1”の期
間が帰線期間中にあるので、表示期間の中にAD変換器
から入力側に電荷が逆流して起こるキックバックノイズ
が発生しない。さらに、コンパレータ内のインバータ5
Bの入力と出力の短絡する時間を短くできるので、貫通
電流が減り、AD変換器としての消費電流を少なくでき
る。
【0043】以上、本実施例ではコンパレータクロック
を水平走査帰線期間内に1パルスだけ発生させている
が、その位置は表示期間内でもかまわない。また、その
周波数は水平走査周波数に限定されるものではなく、コ
ンデンサからの電荷のリークが少なければ垂直走査周波
数またはそれ以下でも良い。また、図2に示したフラッ
シュ型AD変換器の概略ブロック図において、ラッチの
あとにエンコーダを配し信号の処理を行っているが、エ
ンコーダのあとにラッチしてもかまわない。
【0044】
【発明の効果】ラッチクロックの周波数よりもコンパレ
ータクロックの周波数を低くするために、サンプリング
の周波数が高くなっても、AD変換器の入力インピーダ
ンスを高く保つことができる。また、アナログ信号がア
ナログ映像信号である場合、コンパレータクロックが”
1”の期間を帰線期間中におくと、表示期間の中にAD
変換器から入力側に電荷が逆流して起こるキックバック
ノイズが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例および従来技術での動作を説明
するためのAD変換器の概略ブロック図である。
【図3】本発明の実施例および従来技術での入力信号の
説明図である。
【図4】本発明の実施例および従来技術での動作の説明
図である。
【図5】本発明の実施例での動作の説明図である。
【図6】本発明の実施例での動作の説明図である。
【図7】本発明の実施例での動作の説明図である。
【図8】本発明の実施例での動作の説明図である。
【図9】本発明の実施例および従来技術での動作の説明
図である。
【図10】従来技術での動作の説明図である。
【図11】従来技術での動作の説明図である。
【図12】従来技術での動作の説明図である。
【符号の説明】
CM1、CMK、CMN コンパレータ LT1、LTK、LTN ラッチ 20 エンコーダ 4A、4B、4C スイッチ 5A、5B インバータ C1、C2 コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパレータクロックに従って、アナロ
    グ信号とリファレンス信号を比較するコンパレータと、
    該コンパレータの比較結果をラッチクロックに従ってラ
    ッチするラッチ回路を備え、前記コンパレータは前記ア
    ナログ信号と前記リファレンス信号をスイッチで切り替
    えて選択し、コンデンサを介してインバータに入力し、
    該インバータによりハイまたはロウのコンパレート結果
    を出力するAD変換器において、前記コンパレータクロ
    ックの周波数が、前記ラッチクロックの周波数よりも低
    いことを特徴とするAD変換器。
  2. 【請求項2】 アナログ信号として、アナログ映像信号
    を入力し、コンパレータクロックの周波数を該アナログ
    映像信号の水平走査周波数に設定することを特徴とする
    請求項1記載のAD変換器。
  3. 【請求項3】 アナログ信号として、アナログ映像信号
    を入力し、コンパレータクロックの周波数を該アナログ
    映像信号の垂直走査周波数に設定することを特徴とする
    請求項1記載のAD変換器。
  4. 【請求項4】 アナログ信号として、アナログ映像信号
    を入力し、コンパレータがリファレンス信号を選択する
    タイミングを前記アナログ映像信号の帰線期間内に設定
    することを特徴とする請求項1記載のAD変換器。
JP4244033A 1992-08-21 1992-08-21 Ad変換器 Pending JPH0670199A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392364B1 (en) 1999-06-21 2002-05-21 Denso Corporation High voltage discharge lamp apparatus for vehicles
KR100487487B1 (ko) * 1997-08-16 2005-08-01 삼성전자주식회사 노이즈를줄이기위한아날로그-디지탈변환기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100487487B1 (ko) * 1997-08-16 2005-08-01 삼성전자주식회사 노이즈를줄이기위한아날로그-디지탈변환기
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