JPH0669549U - 湯水混合水栓 - Google Patents

湯水混合水栓

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JPH0669549U
JPH0669549U JP1784993U JP1784993U JPH0669549U JP H0669549 U JPH0669549 U JP H0669549U JP 1784993 U JP1784993 U JP 1784993U JP 1784993 U JP1784993 U JP 1784993U JP H0669549 U JPH0669549 U JP H0669549U
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JP
Japan
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valve
valve case
hot
valve body
inflow passage
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Pending
Application number
JP1784993U
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English (en)
Inventor
一徳 福地
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度調節部ユニットの弁ケース内部に収容し
た弁体を、感温体の温度感知に基づく伸縮運動に伴って
弁ケース内面を摺動させ、温度調節を行なう形式の湯水
混合水栓において、弁体の摺動運動を滑らかに行なわせ
て温度調節を正確且つ円滑になし得るようにする。 【構成】 弁ケース22への接触部62と弁体46への
接触部60とそれらを繋ぐ連結部64とを備えて水圧の
作用方向に開口し、水圧の作用で押開き側に変形してシ
ール作用をなす形態のUパッキン56,58をそれらの
開口がそれぞれ湯流入通路,水流入通路を向くように各
流入通路の間において弁ケース22及び弁体46間に介
設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は湯水混合水栓に関し、詳しくは温度調節部ユニットに特徴を有する ものに関する。
【0002】
【従来の技術】
湯水混合水栓の一種に、温度調節部ユニットにおいて弁ケース内部に感温体と 弁体とを収容し、感温体の温度感知に基づく感温体本体の移動によって、これに 一体に設けた弁体を弁ケース内面に沿って摺動させ、以て湯流入口,水流入口か らの湯又は水の流入通路の開度を調節するように成したものがある。
【0003】 図3はその一例を示している。図において100は弁ケース、102は弁ケー ス100に内蔵された感温体で、その本体104に弁体106が一体に設けられ ている。そしてこの弁体106が感温体102の温度感知に基づく本体104の 移動により、弁ケース100内面を図中左右方向に摺動して、弁ケース100に 形成された湯流入口108,水流入口110からの湯又は水の流入通路の開度を 調節する。
【0004】 ところで従来の湯水混合水栓の場合、湯流入通路と水流入通路とを水密に遮断 するためのシール部材としてゴム製のOリング112が用いられており、このO リング112が弁体106のOリング溝に保持されてシール作用を成しつつ弁体 106と一体に移動するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのOリング112は弁体106と弁ケース100とにより圧迫 され、一定量押し潰された状態で弁ケース100内面を摺動することから、弁体 106の移動に際してOリング112による摺動抵抗が生じ、このことが円滑且 つ正確な温度制御に対する阻害要因になる問題があった。
【0006】 弁体106の全移動ストロークは僅かなもの(例えば0.7mm程度)であり 、従って特にゴムが劣化したり、Oリング112が弁ケースに固着気味になると この傾向が助長されて、弁体106が円滑に動きづらくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、 温度調節部ユニットの弁ケース内部に収容された感温体と、該弁ケースの内面に 摺動可能に嵌合する状態で該感温体の本体に一体に設けられ、温度感知に基づく 該本体の移動とともに該弁ケース内面を摺動して湯又は水の流入通路の開度を調 節する弁体とを備えた湯水混合水栓において、前記弁ケースへの接触部と前記弁 体への接触部とそれらを繋ぐ連結部とを備えて水圧の作用方向に開口し、該水圧 の作用で押開き側に変形して前記各接触部を前記弁ケース,弁体のそれぞれに押 圧し、以てシール作用をなす形態のシール部材を該開口がそれぞれ前記湯流入通 路,水流入通路を向くようにそれら各流入通路の間の部位において前記弁ケース 及び弁体間に介設したことにある。
【0008】
【作用及び考案の効果】
上記形態のシール部材(例えばUパッキン等)を弁体と弁ケースとの間に介設 して成る本考案の湯水混合水栓においては、シール部材が水圧の作用で押開き側 に変形して各接触部が弁体及び弁ケースに押圧され、シール機能を発揮する。
【0009】 本考案の湯水混合水栓においては、感温体の温度感知に基づいて弁体が移動す る際、シール部材は主に連結部を弾性変形させつつ弁体への接触部が弁体の移動 に追従して共に移動する。このとき弁体及び弁ケースへの接触部は水圧の作用で それぞれに押圧状態に保たれ、シール作用を維持する。
【0010】 即ち本考案においてシール部材は従来のOリングのように弁体の移動時に弁ケ ースに対して摺動せず、従って弁体の移動時にシール部材による摺動抵抗は発生 しない。従って弁体が円滑に移動でき、正確な温度調節を行なうことができる。
【0011】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において10は湯水混合水栓で、12は水栓本体、14はその内部に配設 された温度調節部ユニット、16は温度調節ハンドル(以下温調ハンドルとする )、18は流量調節ハンドル、20は吐水管である。
【0012】 図1は温度調節部ユニット14の要部を拡大して示したもので、図中22は弁 ケース、24はスピンドルケースで、互いに各端部においてねじ結合されている 。これら弁ケース22及びスピンドルケース24の各内部空間はシート金具26 によって区画されている。
【0013】 スピンドルケース24の内部には円筒形状の温度調節スピンドル(以下温調ス ピンドルとする)28が軸方向に進退可能に設けられている。温調スピンドル2 8は図中左側の端部が操作軸にねじ結合されており、温調ハンドル16が回転操 作されるとねじ送り作用で図中左右方向に進退移動する。このとき温調スピンド ル28は、自身に形成されたスプライン部30とスピンドルケース24に形成さ れたスプライン部32とにより回転規制されつつ進退する。
【0014】 温調スピンドル28の右端部にはプラグ34がリリーフスプリング36にて図 中右向きに弾発された状態で装着されている。そしてこのプラグ34に対して、 弁ケース22の内部に収容された感温体38のピストンロッド41が当接させら れている。
【0015】 感温体38の本体40には、感温体ケース42が装着されており、そのケース 42に対してリターンスプリング44の弾発力が図中左向きに及ぼされている。
【0016】 感温体38の本体40にはリング状の弁体(温度調節用弁体)46が止輪47 にて固定されている。弁体46は外周面において弁ケース22の内周面に摺動可 能に嵌合しており、この弁体46が感温体38の伸縮に伴う本体40の移動時に 弁ケース22内を図中左右方向に微動して、弁ケース22に形成された湯流入口 48,水流入口50からの湯又は水の流入通路の開度を調節する。 尚感温体38の本体40の軸状部52は、シート金具26の嵌合孔内にOリン グ54を介して水密且つ摺動可能に嵌合している。
【0017】 前記弁体46の外周面には一対の環状溝が形成されていてそれぞれにUパッキ ン58,56が収容・保持されている。これらUパッキン56,58は、弁体4 6及び弁ケース22への接触部60,62、それら接触部60,62を繋ぐ連結 部64を備えて成るU字状形態のもので、それぞれ開口を逆向きにして、即ち各 開口を湯流入口48,水流入口50からの湯流入通路,水流入通路側を向けて配 設されている。
【0018】 これらUパッキン56,58は水圧の作用で押開き側に変形し、各接触部60 ,62が弁体46,弁ケース22に押圧されてシール作用を成す。
【0019】 本例の湯水混合水栓10においては、感温体38が周りの混合水の温度を感知 して伸縮運動する。具体的には、内部に封入された感温ワックスの膨張・収縮作 用に基づいてピストンロッド41を押出・引込運動させる。この運動に伴って感 温体38の本体40が図中左右方向に微小移動し、これと共に弁体46が一体に 移動して前記湯流入通路,水流入通路の開度を調節し、混合水の温度を設定され た温度に調節制御する。
【0020】 このとき湯流入通路,水流入通路の間の部分を水密にシールする一対のUパッ キン56,58は、各接触部60,62を弁体46及び弁ケース22にそれぞれ 押圧・接触させつつ主に連結部64の弾性変形によってシール作用を維持しなが ら、弁体46の移動に追従する。
【0021】 即ち従来のOリングのようにシール部材(Uパッキン56,58)自体は弁ケ ース22内面に対して摺動運動を行なわない。 従ってかかるシール部材による摺動抵抗は発生せず、それ故弁体46はその摺 動抵抗に阻害されないで円滑に運動して温度調節作用を正確に行なう。
【0022】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。 例えば本考案においてはシール部材として上記Uパッキンのみならず断面H型 のパッキン,X型のパッキン等、弁ケースと弁体への接触部が独立して設けられ 、弁ケースへの接触部を静止状態に保ちつつ弁体への接触部が弁体に追従して一 体に移動する形態の他のパッキンを用いることが可能である。
【0023】 また上例では感温体本体40の軸状部52をOリング54を介してシート金具 26の嵌合孔に水密に嵌合しているが、このOリング54に代えて上記形態のパ ッキンを用いることも可能である。
【0024】 その他本考案は他の形態の湯水混合水栓に適用することも可能である等、その 主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき種々変更を加えた形態で 構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である湯水混合水栓の要部断
面図である。
【図2】その湯水混合水栓を一部切り欠いて示す図であ
る。
【図3】従来の湯水混合水栓の要部断面図である。
【符号の説明】
10 湯水混合水栓 14 温度調節部ユニット 22 弁ケース 38 感温体 40 本体 46 弁体 48 湯流入口 50 水流入口 56,58 Uパッキン 60,62 接触部 64 連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度調節部ユニットの弁ケース内部に収
    容された感温体と、該弁ケースの内面に摺動可能に嵌合
    する状態で該感温体の本体に一体に設けられ、温度感知
    に基づく該本体の移動とともに該弁ケース内面を摺動し
    て湯又は水の流入通路の開度を調節する弁体とを備えた
    湯水混合水栓において前記弁ケースへの接触部と前記弁
    体への接触部とそれらを繋ぐ連結部とを備えて水圧の作
    用方向に開口し、該水圧の作用で押開き側に変形して前
    記各接触部を前記弁ケース,弁体のそれぞれに押圧し、
    以てシール作用をなす形態のシール部材を該開口がそれ
    ぞれ前記湯流入通路,水流入通路を向くようにそれら各
    流入通路の間の部位において前記弁ケース及び弁体間に
    介設したことを特徴とする湯水混合水栓。
JP1784993U 1993-03-17 1993-03-17 湯水混合水栓 Pending JPH0669549U (ja)

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JP1784993U JPH0669549U (ja) 1993-03-17 1993-03-17 湯水混合水栓

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JP1784993U JPH0669549U (ja) 1993-03-17 1993-03-17 湯水混合水栓

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JPH0669549U true JPH0669549U (ja) 1994-09-30

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JP1784993U Pending JPH0669549U (ja) 1993-03-17 1993-03-17 湯水混合水栓

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JP (1) JPH0669549U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10253199A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Fuji Koki Corp 温度式膨張弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10253199A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Fuji Koki Corp 温度式膨張弁

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