JPH0669546U - 水栓ハンドルの取付構造 - Google Patents

水栓ハンドルの取付構造

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JPH0669546U
JPH0669546U JP1784693U JP1784693U JPH0669546U JP H0669546 U JPH0669546 U JP H0669546U JP 1784693 U JP1784693 U JP 1784693U JP 1784693 U JP1784693 U JP 1784693U JP H0669546 U JPH0669546 U JP H0669546U
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JP
Japan
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spindle
peripheral surface
handle
outer peripheral
cap nut
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Pending
Application number
JP1784693U
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English (en)
Inventor
一徳 福地
秀治 本林
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水栓ハンドルの取付部においてスピンドルに
がたつきが生じるのを防止する。 【構成】 水栓本体10に設けた円筒部20の内周面の
ねじ部22にスピンドル24のねじ部26を螺合すると
ともに、その螺合部よりも通水路12側の部位におい
て、スピンドル24外周面と円筒部20内周面とをOリ
ング30を介して水密に嵌合させる。また円筒部20の
先端部にねじ結合した袋ナット44の嵌合穴45に対し
てスピンドル24外周面をほぼ隙間なく且つ相対摺動可
能に嵌合し、スピンドル24を軸方向に隔たった2個所
において軸直角方向位置を規制する。又は袋ナット44
の外周端部をスピンドル24と一体に結合されたハンド
ル32の内周面54に当接させ、ハンドル32を介して
スピンドル24の軸直角方向位置を規制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は水栓ハンドルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水栓ハンドルの取付構造として、従来図4に示すようなものが知られている。 図において100は水栓本体で円筒部102が一体に設けられており、また内部 に通水路104が形成されている。 106はいわゆるコマと称される弁体であって、この弁体106が弁座108 に押し付けられることによって通水路104が遮断され、また弁体106が弁座 108から離間することによって通水路104が連通させられる。
【0003】 円筒部102の内周面には雌ねじ部110が設けられており、ここにスピンド ル112の外周面の雄ねじ部114が螺合されている。 円筒部102の先端部には袋ナット116が螺合されていて、この袋ナット1 16によりパッキン118が保持され、このパッキン118に対してスピンドル 112の外周面が水密に嵌合している。
【0004】 スピンドル112は袋ナット116の中心部の嵌合穴120を貫いて外側に突 出しており、その突出側端部に有底円筒形状のハンドル122が一体回転状態に 結合されている。 具体的には、ハンドル122には下向きの突出部124が形成されていて、こ の突出部124がセレーション部材126を介してスピンドル112上端部に一 体回転状態に嵌め合された上、ビス128によって抜け止めされている。
【0005】 セレーション部材126はリング状の部材であって、外周面と内周面とにセレ ーション部130が形成されており、それぞれに対して突出部124内周面のセ レーション部130とスピンドル112外周面のセレーション部130とが噛み 合されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このハンドル取付構造にあっては、ハンドル122組付当初はスピンドル11 2と円筒部102との螺合部(ねじ部)に塗布されたグリースの潤滑作用で円滑 にねじ送り作用を行うものの、水栓を使用しているうちにグリースが流出してね じ部の抵抗が大きくなり、同部(図4中Aで示す部分)の摩耗が進行してそこに がたを発生させる問題が生じていた。
【0007】 また上記ハンドル取付構造においては、スピンドル112が専らパッキン11 8及びこれを保持する袋ナット116との嵌合部においてのみ、つまり軸方向の 1個所においてのみ軸直角方向位置が規制されているにすぎないため、上記のよ うにねじ部が摩耗してそこにがたを生じるようになると、ハンドル122操作時 にスピンドル112が不規則に傾動運動するようになり、これによってスピンド ル112外周面と袋ナット116の嵌合穴とが強く当った状態で摺動するように なって同部(図4中Bで示す部分)の摩耗も進行し、そこにがたを生じるなど問 題が生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、 内部に通水路の形成された水栓本体の筒状部内面のねじ部に、軸方向への進退移 動によって該通水路上の弁部の開度調整を行なうスピンドルの外周面のねじ部を 螺合し、更に該スピンドルにハンドルを一体回転状態に結合して成る水栓のハン ドル取付構造において、前記スピンドル外周面と筒状部内周面とをそれらの螺合 部よりも前記通水路側の部位においてOリングを介して互いに水密に嵌合させる 一方、該筒状部の端部に螺合固定した袋ナットの中心部の嵌合穴を該スピンドル の外周面に対して前記Oリング装着部位よりも軸方向に隔たった部位において軸 直角方向位置を規制する状態に嵌合させ又は該袋ナットに設けた鍔部の外周端部 を前記ハンドルの内周面に対して軸直角方向位置を規制する状態に当接させたこ とにある。
【0009】
【作用及び考案の効果】
以上のように本考案のハンドル取付構造においては、スピンドル外周面と筒状 部内周面とがそれらのねじ部よりも通水路側の部位においてOリングを介して水 密に嵌合しているため、ねじ部に塗布されたグリースの流出が防止される。従っ てねじ部における円滑なねじ送り作用が長期に亘り維持され、それらねじ部にお ける摩耗の進行が抑制される。
【0010】 本考案においては、スピンドルがOリングを介しての筒状部との嵌合部位及び 袋ナットの嵌合穴との嵌合部位により、或いはまた袋ナットの鍔部の外周端部と ハンドル内周面との当接部位により、軸方向に隔った2個所において軸直角方向 位置が規制される。
【0011】 従ってたとえスピンドルと筒状部との各ねじ部が摩耗したとしても、従来の取 付構造のようにスピンドルの不規則な傾動運動が生じない。それ故スピンドルの このような運動に起因する摩耗の進行が抑制され、がたつきの発生が防止される 。
【0012】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1において10は金属製の水栓本体で、内部に通水路12が形成されている 。 14は通水路12上に形成された弁座16に対して押圧され、或いはこれから 離間して通水路12を遮断又は連通させる弁体であって、軸状部18を有してい る。
【0013】 水栓本体10には円筒部20が突出状に一体に設けられている。円筒部20の 内周面には雌ねじ部22が形成されており、この雌ねじ部22にスピンドル24 の雄ねじ部26が螺合されている。 スピンドル24は中心部に下向きに開口する嵌入孔28を備え、この嵌入孔2 8内に上記弁体14の軸状部18が嵌入している。
【0014】 一方、スピンドル24の下端側外周面にはOリング溝が形成されていて、ここ にOリング30が保持され、同下端側外周面がこのOリング30を介して円筒部 20の基端側内周面に水密に且つ摺動可能に嵌合している。
【0015】 32は有底円筒形状をなす樹脂製のハンドルで、上底部に下向きの突出部34 が設けられている。突出部34の内周面にはセレーション部36が形成され、こ のセレーション部36がセレーション部材38を介してスピンドル24上端部の セレーション部36に係合させられている。
【0016】 セレーション部材38は外周面と内周面とにセレーション部36を有し、そし て外周面のセレーション部36がハンドル32における突出部34のセレーショ ン部36に、また内周面のセレーション部36がスピンドル24外周面のセレー ション部36に互いに噛み合っている。 このハンドル32は、ビス40によってスピンドル24から抜け止めされてい る。ビス40による抜止部は、化粧キャップ42にて隠蔽されている。
【0017】 前記円筒部20の上端部にはハット状の袋ナット(ここでは樹脂製)44が固 定されている。袋ナット44は内周面の雌ねじ部46において円筒部20外周面 の雄ねじ部48に螺合しており、また中心部の嵌合穴45においてスピンドル2 4の外周面にほぼ隙間なく且つ相対摺動可能に嵌合している。
【0018】 袋ナット44は下端に鍔部50を有している。この鍔部50は図2に示してい るように平面形状が六角形状とされており、各頂部52がハンドル32の内周面 54に対してそれぞれ当接させられている。
【0019】 本例の水栓ハンドルの取付構造の場合、スピンドル24と円筒部20基端とが 、それらの螺合部よりも通水路12側においてOリング30を介して水密に嵌合 している。 従って当初ねじ部22,26に供給された潤滑剤としてのグリースの流出がO リング30にて良好に防止され、長期に亘りねじ部22,26の良好な潤滑が確 保される。これによりねじ部22,26の摩耗進行が抑制される。
【0020】 本例のハンドル取付構造にあっては、スピンドル24がOリング30装着個所 、つまりOリング30を介しての円筒部20との嵌合部位及び袋ナット44の嵌 合穴45との嵌合部位において、即ち軸方向に隔たった2個所において軸直角方 向位置が規制されているため、例えスピンドル24及び円筒部20の各ねじ部2 6,22が摩耗したとしてもスピンドル24の不規則な傾動運動が起こらず、こ れに起因する摩耗の進行、がたつきの発生が抑制される。
【0021】 またハット状の袋ナット44の外周端部、具体的には六角形状の鍔部50がハ ンドル内周面54に対して周方向に所定間隔ごとに点接触状態で当接させられる ことで、ハンドル32自体のがたつきも防止される。
【0022】 尚ハンドル32とスピンドル24とが一体状態に強く固定されている場合には 、袋ナット44の嵌合穴45とスピンドル24とを所定の隙間をもって遊嵌状態 となし、Oリング30の装着個所と袋ナット44外周端部のハンドル内周面54 への当接個所との2個所においてスピンドル24の軸直角方向位置を規制するよ うにしても良い。
【0023】 また逆に上記のように袋ナット44の嵌合穴45との嵌合部位においてスピン ドル24の軸直角方向位置を規制する場合には、袋ナット44外周端部とハンド ル内周面54との当接を省略することも可能である。
【0024】 図3は本考案の他の実施例を示したもので、この例では下向きに湾曲する形状 の複数の鍔部58を袋ナット56の下端部に形成し、各鍔部58の先端をハンド ル32内周面に当接させるようになしたものである。
【0025】 本例の場合各鍔部58が弾性を備え、その弾性変形能に基づいてハンドル32 の組付性が良好となり、またハンドル32取付部の各部品の製作誤差が吸収され て各鍔部58先端が確実にハンドル内周面54に当接し得る利点が得られる。
【0026】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案は他の 種々形態の水栓,ハンドルの取付部に適用することも可能であるなど、その主旨 を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態で構 成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である水栓ハンドルの取付構
造の断面図である。
【図2】図1における袋ナットの詳細図である。
【図3】本考案の他の実施例である水栓ハンドルの取付
構造の断面図及びこれに用いる袋ナットの斜視図であ
る。
【図4】従来の水栓ハンドルの取付構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 水栓本体 12 通水路 20 円筒部 22 雌ねじ部 24 スピンドル 26 雄ねじ部 30 Oリング 32 ハンドル 44,56 袋ナット 50,58 鍔部 54 内周面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に通水路の形成された水栓本体の筒
    状部内面のねじ部に、軸方向への進退移動によって該通
    水路上の弁部の開度調整を行なうスピンドルの外周面の
    ねじ部を螺合し、更に該スピンドルにハンドルを一体回
    転状態に結合して成る水栓のハンドル取付構造において
    前記スピンドル外周面と筒状部内周面とをそれらの螺合
    部よりも前記通水路側の部位においてOリングを介して
    互いに水密に嵌合させる一方、該筒状部の端部に螺合固
    定した袋ナットの中心部の嵌合穴を該スピンドルの外周
    面に対して前記Oリング装着部位よりも軸方向に隔たっ
    た部位において軸直角方向位置を規制する状態に嵌合さ
    せ又は該袋ナットに設けた鍔部の外周端部を前記ハンド
    ルの内周面に対して軸直角方向位置を規制する状態に当
    接させたことを特徴とする水栓ハンドルの取付構造。
JP1784693U 1993-03-17 1993-03-17 水栓ハンドルの取付構造 Pending JPH0669546U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9196800B2 (en) 1996-06-26 2015-11-24 Osram Gmbh Light-radiating semiconductor component with a luminescence conversion element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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