JPH0669447B2 - X線画像処理装置 - Google Patents

X線画像処理装置

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JPH0669447B2
JPH0669447B2 JP1341677A JP34167789A JPH0669447B2 JP H0669447 B2 JPH0669447 B2 JP H0669447B2 JP 1341677 A JP1341677 A JP 1341677A JP 34167789 A JP34167789 A JP 34167789A JP H0669447 B2 JPH0669447 B2 JP H0669447B2
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哲雄 今西
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はX線テレビジョンカメラにより得たX線画像
の映像信号を処理する装置,特にノイズリダクションの
ための画像処理装置に関する。
〔従来技術〕
X線テレビジョンカメラを用いたX線透視システムで
は,被検者に対するX線被爆を抑えるためにX線量を増
大できず,その結果得られる透視画像にノイズが含まれ
ることは避けられない。
そこで従来では,映像信号をリカーシブィルタ(時間的
再帰フィルタ)を通して残像効果を与えるという画像処
理によるノイズリダクションを行なうようにしている。
リカーシブフィルタは第2図に示すように,1フレーム分
の画像を蓄えるフレームメモリ(1)を使用し、これに
蓄えた以前のフレームの画像を各画素の値Sを乗算器
(2)で(1−A)倍(但し0<A<1)したものを加
算器(3)において,現時点で得られた画像の各画素I
を乗算器(4)でA倍したものに加えて 1A+S(1−A) の演算(加重平均)を行い、その結果でフレームメモリ
(1)を書き換えることにより,リカーシブフィルタが
構成される。
ここでAはリカーシブフィルタの係数といわれるもの
で,Aの値を大きくする程リカーシブフィルタの効果が弱
く残像が短くなり(A=1なら残像は付加されない),
逆に小さくなる程リカーシブフィルタの効果が強く残像
が長くなり,ノイズリダクショ作用が増大する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記リカーシブフィルタにおいてAの値を小さくし,リ
カーシブフィルタの効果を強くする程ノイズが低減しS
/N比は向上 するが,動きのある画像に対しては,残像効果が画像の
ずれ(運動ボケ)となって現われ,分解能やコントラス
トの低下による画質劣化が生じるので,かえって見ずら
くなる。
逆に運動ボケを抑えるためにAの値を大きくし,リカー
シブフィルタの効果を弱くすると,残像効果が付与され
ず,ノイズリダクション作用が小さく,S/Nが改善され
ないという,相反する問題がある。
なお,リカーシブフィルタはAの値により残像効果の度
合いが変わるので,透視画像を見ながら,被写体の運動
の大きさに応じてAの値を調整することも考えられる
が,このようなことは至難の業である。
この発明は上記に鑑み,被写体の運動が大きいときはそ
の大きさに応じて残像効果を弱めるか,残像を付加しな
いようにし,運動が小さくなるにつれて残像効果による
ノイズリダクションが行なえるようにした,X線画像処理
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明によるX線画像処理装置は,リカーシブフィル
タを経た画像信号と現時の画像信号の各画素毎の差分値
の一画面(1フレーム)の総和を求める運動検出手段
と,この検出手段の出力に応じて,現時の画像信号とリ
カーシブフィルタを経た画像信号との次画像(次フレー
ム)の混合割合を1フレーム毎に決定する手段とを備え
ることを特徴とする。
〔作用〕
X線透視映像系からの映像信号は,リカーシブフィルタ
を通すことで,それ以前の複数の画像との間での所定の
残像効果を得ることができ,被写体の静止時に適した最
適なノイズリダクションを行ない,S/N比を改善でき
る。
運動検出手段は現時の画像信号とリカーシブフィルタを
通った画像(以下リカースブフィルタ像という)の画像
信号とが各画素毎に比較し,その差分値を検出すると共
にその差分値の1フレーム分の総和を演算する。混合割
合を決定する手段は運動検出手段の出力に基づいて次フ
レームの現時の画像信号とリカーシブフィルタを経た画
像信号との混合比を決定する。
したがって,被写体の動きが大きい場合は運動検出手段
の出力(差分値の総和値)が大きくなり,出力画像の現
時の画像の比率が大きくなり,残像に影響されない透視
画像が得られ,他方被写体の動きが小さい,ないし動き
のない場合は,運動検出手段の出力(差分値の総和量)
が小さくなり,出力画像のリカーシブフィルタ像の比率
が大きくなり,リカーシブフィルタの残像効果によるノ
イズリダクションがより多く行なわれることになり,S/
N比が向上する。
〔実施例〕
以下この発明の一実施のブロック図を示す第1図に基づ
いて説明する。
図において,X線テレビジョンカメラから得られたX線透
視像の映像信号は,A/D変換器(5)を経てディジタル
信号に変換され,乗算器(4)に送られてA倍された後
加算器(3)に入力される。フレームメモリ(1)には
これにより前の時点のフレームの映像信号が記憶されて
おり,これが読出されて乗算器(2)により(1−A)
倍され,加算器(3)に入力される。
この加算器(3)の出力は乗算器(6)で(1−B)倍
され加算器(7)に送られると共に運動検出器(13)を
構成する減算器(8)に送られる。
また,A/D変換器(5)の出力は減算器(8)に送られ
ると共に乗算器(9)でB倍され,加算器(7)に送ら
れる。加算器(7)の出力は,フレームメモリ(1)に
送られて画素毎に記憶の更新が行なわれていると共にD
/A変換器(10)を径てアナログ信号に戻されて図示し
ないテレビジョンモニター装置などに出力される。
ここで,ある時点でカメラから送られてきた1フレーム
のある画素の信号をI,このときのフレームメモリ(1)
の記憶されていたと同じ画素の信号をSとすると,加算
器(7)の出力P,つまりこの加算器(7)の出力で書き
換えられるフレームメモリ(1)の上記の画素信号は P=IB+{IA+S(1−A)}(1−B) となる。
減算器(8)にはA/D変換器(5)からの現時の映像
出力と加算器(3)の出力(リカーシブフィルタを経た
出力)が送られており,これらが画素毎に引き算され,
その差分値の絶対値が検出される。減算器(8)の出力
は減算器と共同して運動検出器を構成する非線形処理回
路(11)を経て演算回路(12)に与えられ,前記差分値
の絶対値の1フレーム間の総和が演算され,この総和値
は1フレーム間における被写体の運動(動き)の大きさ
に対応して変化する。被写体の運動が大きい場合には総
和値も大きくなり,小さい場合は総和値は小さくなり,
被写体が静止している場合は総和値はゼロとなる。
そこで,この総和値に応じて乗算器(6),(9)に与
える乗算係数(1−B),Bの値が変えられる。すなわ
ち,A/D変換器(5)からの入力画像データが静止画
像,または運動の大きさが小さい場合には,演算回路
(12)の出力は小さくなり,この場合には乗算器(9)
の係数Bの値を小さく(但し0<B<1),すなわち乗
算器(6)の係数(1−B)は大きくなる。(但し0<
1−B<1) したがって出力像に対するリカーシブフィルタ像の比率
が大きくなり,S/N比が向上する。
逆に,入力画像データが動画の場合には,乗算器(12)
の出力(画面全体の総動き量を示す値)は大きくなる。
この場合には乗算器(6),(9)の係数Bの値を大き
くする(0<B<1)ことにより,出力にしめる現時の
画像の比率を大きくする。
すなわち,被写体の動きにより入力画像データの動きが
大きい場合には,出力像にしめる現時の画像の比率を大
きくし,残像を抑え,動きが小さい場合には出力像にし
めるリカーシブフィルタ像の比率を大きくすることによ
り残像効果を大きくし,それによるノイズリダクション
が行なわれS/N比が大きく改善される。なお,具体的
にはあるフレーム(ある時点)での差分値の絶対値の総
和をとり,次のフレームにおける乗算器(6)(9)の
係数を変化させる。すなわち,フレーム単位(標準テレ
ビジョン方式,525本/60Hzでは33.3msec単位)でリカー
シブフィルタ像と現時の画像の混合比率を変化させる。
〔変形実施例〕
(1)乗算器(2),(4)としては,ルックア・アッ
プテーブルを用いることができる。
ルックアップテーブルを用いれば,被検体の部位,なら
びに,モニタの映出された透視像を見ながら,観察者の
好みも加味して,部位に適切な残像を付加するようにリ
カーシブフィルタの係数Aの値を選択・設定できる。
(2)運動検出器の出力で係数Bの値が設定される乗算
器(6)(9)は,差分値の絶対値の1フレーム間の総
和値と現時の画像の画素値,リカーシブフィルタ像の画
素値をそれぞれ入力とするルックアップテーブルを用い
てもよい。
このようにすれば,実施例の非線形処理回路(11)は省
略できる。
(3)運動検出器で,現時の画像信号とリカーシブフィ
ルタを経た画像信号の各画素毎の差分値の絶対値を検出
するようにしたが,差分値の正,または負の値を検出
し,それの1フレーム間の総和を検出するようにしても
よい。
〔効果〕
この発明のX線画像処理装置によれば、運動が大きくな
ったり、小さくなったりする被写体に対し,運動状態に
応じて現時の雅号とリカーシブフィルタ像との混合割合
が自動的に変化する。すなわち運動が大きくなると残像
効果を抑えるか,残像効果を与えないようにし,運動が
小さくなると残像効果を与えて,最適なノイズリダクシ
ョンを行ないS/Nを向上させる。
その結果,被写体の運動の大きさに関係なく,診断に有
効なX線透視画像が得られる。
また,1フレームの各画素毎の差分値の総和,すなわち1
フレーム(すなわち画面全体)の総動き量で,次フレー
ムの現時の画像とリカーシブフィルタを経た画像の混合
割合(比率)を変化させるようにしているので,チラッ
キならびに階調の突変のない鮮明な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図,第2図は従
来例のブロック図である。 (1):フレームメモリ、(2)(4)(6)(9):
乗算器 (3)(7):加算器、(5):A/D変換器 (10):D/A変換器、(13):運動検出器 ((8)……減算器、(11)……非線形回路,(12)…
…演算回路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数画像間での残像効果を与えるリカーシ
    ブフィルタと、現時の画像信号と前記リカーシブフィル
    タを経た画像信号とを混合する混合手段と、現時の画像
    信号とリカーシブフィルタを経た画像信号との各画素毎
    の差分値の1画面(1フレーム)の総和を求める運動検
    出手段と、 この運動検出手段の出力信号に基づいて前記混合手段の
    次画像(次フレーム)の混合割合を1画面(1フレー
    ム)毎に決定する手段とを備え、前記混合手段の出力で
    前記リカーシブフィルタのフレームメモリを書き換える
    ようにしたことを特徴とするX線画像処理装置。
JP1341677A 1989-12-27 1989-12-27 X線画像処理装置 Expired - Lifetime JPH0669447B2 (ja)

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JPH03198836A JPH03198836A (ja) 1991-08-30
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