JPH0669215B2 - テレビジヨン受像機の垂直輪郭強調回路 - Google Patents

テレビジヨン受像機の垂直輪郭強調回路

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JPH0669215B2
JPH0669215B2 JP60126066A JP12606685A JPH0669215B2 JP H0669215 B2 JPH0669215 B2 JP H0669215B2 JP 60126066 A JP60126066 A JP 60126066A JP 12606685 A JP12606685 A JP 12606685A JP H0669215 B2 JPH0669215 B2 JP H0669215B2
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郁也 荒井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、テレビジョン受像機における画像の垂直輪郭
部分を強調して、画像の鮮鋭度を高かめる垂直輪郭強調
回路に関するものである。
〔発明の背景〕
カラーテレビジョンの画像について高鮮鋭度を得る手段
として、例えば特公昭59−23973号公報に示されるよう
に、画像の垂直輪郭部分をプリシュートおよびオーバー
シュートにより強調する垂直輪郭強調回路があり、一般
に広く使用されている。
このような従来技術による画像の垂直輪郭強調について
第2図により説明する。
第2図は従来の垂直輪郭強調回路を示すブロック図であ
る。第2図に於て、201は垂直輪郭信号発生回路、202は
映像信号、203,204は1水平期間遅延回路、205は する係数器、206は する係数器、207は する係数器、208は加算器、209は垂直輪郭補正信号、21
0は垂直輪郭信号発生回路201の遅延量を補償する遅延補
償回路、211は加算器、212は垂直輪郭強調信号、であ
る。
この第2図の回路動作について説明する。まず、映像信
号202として、第3図(a)に示すような画像を映像信
号化したものを考える。この信号は画面の中央部で輝度
が高く、上下端では輝度が低くなっている。第3図
(a)において、斜線を施した部分は輝度傾斜のある部
分であり、第3図(b)に画面縦方向の座標と輝度の関
係を示す。第3図(a)に示すように画面上端部では輝
度は画面垂直方向に低い方から高い方へ、一方画面下端
部では輝度は画面垂直方向に高い方から低い方へ変化し
ている。この画面上端部における映像信号202の様子を
第4図(a)に、また画面下端部における映像信号202
の様子を第4図(b)にそれぞれ示す。
さて、この様な映像信号202を第2図に示す様に二手に
分け一方は垂直輪郭信号発生回路201に、他方は遅延補
償回路210にそれぞれ入力する。
垂直輪郭信号発生回路201では、入力された映像信号202
は、遅延回路203,204によって1水平期間ずつ遅延され
ると共に、係数器205,206,207によって、入力された映
像信号,遅延された映像信号とも されて、加算器208に入力され、その後、垂直輪郭補正
信号209として出力される。
又、遅延補償回路210では、入力された映像信号202は1
水平期間分だけ遅延されて出力される。
さて、そこで説明の都合のために遅延補償回路210の出
力の波形を第4図(a),(b)として以下説明する。
したがって、第4図(a),(b)に示す波形を1水平
期間進めた信号が映像信号202である。この様に、映像
信号202の波形が第4図(a),(b)に示す波形を1
水平期間進めた波形であるとすると、上述した垂直輪郭
信号発生回路201の動作により、その出力信号である垂
直輪郭補正信号209の波形は第4図(a)に示す波形に
対して第4図(c)に示す波形となり、第4図(b)に
示す波形に対して第4図(d)に示す波形となる。
次に、遅延補償回路210からの出力と垂直輪郭補正信号2
09とは、それぞれ加算器211に入力されそこで加算され
て、垂直輪郭強調信号212として出力される。即ち、加
算器211によりこれらの信号を加算すると、第4図
(a),(c)の信号に対しては第4図(e)に示すよ
うな垂直輪郭強調信号212が得られ、低輝度から輝度が
上がる部分にアンダーシュートが、また輝度が傾斜して
いる部分から一定の高輝度になる部分にオーバーシュー
トが生じる。一方、第4図(b),(d)の信号に対し
ては第4図(f)に示すような垂直輪郭強調信号212が
得られ、一定の高輝度から輝度が減少し始める部分にオ
ーバーシュートが生じ、また輝度が段々減少していって
一定の低輝度になる部分にアンダーシュートが生じる。
この様子を画面上で示すと第5図(a)のようになる。
このように従来では、画像の垂直方向の輪郭部分でオー
バーシュート,アンダーシュートが発生し第5図(b)
に示すような輝度変化となって画像を強調していた。こ
のような従来の垂直輪郭強調回路による画像の垂直輪郭
強調においては、視覚上輪郭がはっきりし、高鮮鋭度を
得るのに良好であるが、輝度に変化を与え輝度レベルを
第3図(b)に示す以上に増大あるいは減少させるた
め、(1)ブルーミングが発生しやすい、(2)ビーム
のスポットが太くなりやすいなどの欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解消し、テ
レビジョン受像機において、画像の垂直輪郭部分を輝度
レベルの増大あるいは減少なしに強調することが可能な
高域強調回路を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明では、上記した目的を達成する為に、入力される
映像信号を1水平期間の整数倍の期間単位で遅延させる
第1の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力信号をさ
らに1水平期間の整数倍の期間単位で遅延させる第2の
遅延手段と、前記第1の遅延手段に入力される映像信号
と前記第1の遅延手段の出力信号と前記第2の遅延手段
の出力信号とをそれぞれ所定倍率で係数倍する複数の係
数器と、前記複数の係数器からのそれぞれの出力信号を
演算する演算手段と、前記演算手段の出力信号から、前
記入力される映像信号における画像の垂直輪郭位置を検
出する垂直輪郭検出手段と、前記第1、第2遅延手段で
遅延されたそれぞれの出力信号を、前記垂直輪郭検出手
段からの出力信号に応じて切り換える切り換え手段とを
備え、前記垂直輪郭検出手段が垂直輪郭位置を検出して
いない時には前記第2の遅延手段の出力信号を選択し、
検出している時には前記第1の遅延手段の出力信号を選
択するように前記切り換え手段を切り換えることによ
り、画像の垂直輪郭部分が強調された映像信号を出力す
ることにある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図において、101は垂直輪郭検出回路、102は映像信
号、103,104は1水平期間遅延回路、105は入力信号を する係数器、106は する係数器、107は する係数器、108は加算器、109は映像信号102を1水平
周期遅延した映像信号、110は映像信号102を2水平期間
遅延した映像信号、111は加算器108からの出力の絶対値
をとる絶対値回路、112は絶対値回路111からの出力と一
定値113とを比較する比較回路、114は映像信号109と110
とを比較回路113出力により切り換える切り換え回路、1
15は切り換え回路114出力である垂直輪郭強調信号、116
は垂直輪郭検出信号、である。
次に、第1図に示す実施例の動作について第6図及び第
7図を用いて説明する。
映像信号102としては、従来例で説明したと同様に、第
3図(a)に示す様な画像を映像信号化したものを考え
る。
そこで、まず、第3図(a)の上記に示す様な低輝度か
ら段々に輝度が増して行く場合について説明する。即
ち、映像信号102としては、第6図(a)に示す様な信
号波形が入力される場合である。この様な映像信号102
が入力されると、1水平期間遅延回路103の出力である
映像信号109としては、第6図(b)で示される信号波
形が得られる。さらに、この映像信号109を1水平期間
遅延回路104により遅延させると、映像信号110として第
6図(c)に示すような波形を得ることができる。これ
らの映像信号102,109,110をそれぞれ順に係数器105,10
6,107に入力し、 してから、加算器108に入力して加算すると、第6図
(d)に示すように、映像信号109における垂直輪郭位
置を検出した垂直輪郭検出信号116を得ることができ
る。この垂直輪郭検出信号116を絶対値回路111で絶対値
化して符号を取り除くと、第6図(f)で示す垂直輪郭
検出信号が得られる。この後、比較器112において特定
の一定レベル値113と比較すると、その比較結果として
垂直輪郭位置でのみ'H'レベルとなる信号を得ることが
可能である。この比較結果の信号波形は第6図(f)と
同じである。この比較器112からの出力は切り換え回路1
14に入力される。切り換え回路114では比較器112からの
出力が'H'レベルの時映像信号109を選択して出力し、'
L'レベルの時映像信号110を選択して出力する。このそ
れぞれの選択期間について第6図(g)に示す。する
と、切り換え回路114の出力は第6図(e)に示される
様な波形となり、垂直輪郭強調信号115としては画面垂
直方向の輝度レベルの過渡領域を少なくした信号が得ら
れる。これにより、画像の垂直輪郭部分をより急峻にで
きるため画像の垂直方向の強調が行える。以上が第3図
(a)に上部に示すような低輝度から段々に輝度が増し
て行く場合についての説明である。さらに、第3図
(a)の上部に示すような高輝度から段々に輝度が減じ
て行く場合について説明する。
即ち、今度は映像信号102として第7図(a)に示す様
な信号波形が入力される。この様な映像信号102が入力
されると、1水平期間遅延回路103の出力である映像信
号109としては、第7図(b)で示される波形が得られ
る。さらに、この映像信号109を1水平期間遅延回路104
により遅延させると、映像信号110として第7図(c)
に示すような波形が得られる。これらの映像信号102,10
9,110をそれぞれ係数器105,106,107入力して係数倍し、
各出力を加算器108にて加算すると、第7図(d)に示
すような垂直輪郭検出信号116を得ることができる。そ
して、この垂直輪郭検出信号116を絶対値回路111で絶対
値化して符号をとり除いた後、比較器112において特定
の一定値レベル113と比較すると、前述と同様に比較器1
12から出力される信号は垂直輪郭位置でのみ'H'レベル
となる信号となり、そして、切り換え回路114に入力さ
れる。この時絶対値回路111出力の波形は比較器112出力
の波形と同じであり、第7図(f)に示す。前述した様
に、切り換え手段114では、第7図(g)に示すように
比較器からの出力が'H'レベルの時映像信号109を選択し
て出力し、'L'レベルの時映像信号110を選択して出力す
るため、切り換え回路114から出力される垂直輪郭強調
信号115は第7図(e)に示される様な波形となる。即
ち、この場合にも垂直輪郭強調信号115として輝度レベ
ルの過渡領域を少くした信号を得ることができ、画像の
垂直輪郭部分を強調することが可能である。
第8図(a)は本発明を実施した場合の画像を模式的に
示した説明図である。第3図(a)と比べて見るとわか
るように、輝度レベルの過渡領域が減じられており、垂
直輪郭部分がより強調されていることがわかる。また、
第8図(b)に示す様に輝度レベルが第3図(b)に示
す以上に増大したりあるいは減少したりしていないの
で、ブルーミングの心配がないことがわかる。さらに、
ビームのスポットサイズも太くならない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、画像の垂直輪郭部分を輝度レベルの増
大あるいは減少なしに強調することができるので、従来
技術の欠点である輝度レベルの増大あるいは減少に帰因
するブルーミングを解決し、画像の振幅レベルの変化を
発生させずに、垂直方向の輪郭強調することが可能とな
り、良好な鮮鋭度向上が達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
従来の垂直輪郭強調回路を示すブロック図、第3図
(a)は垂直輪郭強調を行う前の画像を模式的に示した
説明図、第3図(b)はその画像の縦方向の輝度を示す
グラフ、第4図は第2図の要部信号波形を示す波形図、
第5図(a)は従来技術による垂直輪郭強調を行った後
の画像を模式的に示した説明図、第5図(b)はその画
像の縦方向の輝度を示すグラフ、第6図及び第7図はそ
れぞれ第1図の要部信号波形を示す波形図、第8図
(a)は本発明による垂直輪郭強調を行った後の画像を
模式的に示した説明図、第8図(b)はその画像の縦方
向の輝度を示すグラフ、である。 101……垂直輪郭検出回路 102……映像信号 103,104……1水平期間遅延回路 105,106,107……係数器 108……加算器、111……絶対値回路 112……比較器、114……切り換え回路 115……垂直輪郭強調信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される映像信号を1水平期間の整数倍
    の期間単位で遅延させる第1の遅延手段と、 前記第1の遅延手段の出力信号をさらに1水平期間の整
    数倍の期間単位で遅延させる第2の遅延手段と、 前記第1の遅延手段に入力される映像信号と前記第1の
    遅延手段の出力信号と前記第2の遅延手段の出力信号と
    をそれぞれ所定倍率で係数倍する複数の係数器と、 前記複数の係数器からのそれぞれの出力信号を演算する
    演算手段と、 前記演算手段の出力信号から、前記入力される映像信号
    における画像の垂直輪郭位置を検出する垂直輪郭検出手
    段と、 前記第1、第2遅延手段で遅延されたそれぞれの出力信
    号を、前記垂直輪郭検出手段からの出力信号に応じて切
    り換える切り換え手段とを備えたことを特徴とするテレ
    ビジョン受像機の垂直輪郭強調回路。
JP60126066A 1985-06-12 1985-06-12 テレビジヨン受像機の垂直輪郭強調回路 Expired - Lifetime JPH0669215B2 (ja)

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JPH0468923A (ja) * 1990-07-09 1992-03-04 Sony Corp ノンリニアプリエンファシス・デエンファシスシステム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416923A (en) * 1977-07-08 1979-02-07 Hitachi Ltd Picture quality improving device

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