JPH066819Y2 - 幼児用紙おむつ - Google Patents

幼児用紙おむつ

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JPH066819Y2
JPH066819Y2 JP1987112653U JP11265387U JPH066819Y2 JP H066819 Y2 JPH066819 Y2 JP H066819Y2 JP 1987112653 U JP1987112653 U JP 1987112653U JP 11265387 U JP11265387 U JP 11265387U JP H066819 Y2 JPH066819 Y2 JP H066819Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
diaper
elastic
tape
absorbent layer
longitudinal end
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987112653U
Other languages
English (en)
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JPS6418107U (ja
Inventor
修次 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、つかいすての一体に成形され、着用者に固定
するためのファスニングテープを有するおむつに関す
る。
更に詳しくは、着用中におけるおむつのフィット性向上
及び漏れ防止に関する。
従来の技術とその問題点 従来つかいすておむつの漏れ防止の手段として股部はエ
ラステッィク弾性体を組み込みギャザーを寄せることに
より***物の股からの漏れを防止している。一方腰から
の漏れ防止手段としては、おむつ長手方向端部一体に表
面材の下にシート上のものを組み込み尿の漏れを防いだ
り、おむつの長手方向端部の吸収層の端とおむつの端の
部分の20〜40mmの間にエラステッィク弾性体を組み
込み横方向にギャザーを寄せるような方法を用いてい
る。しかし腰漏れ対策の手段としての前者の方法は、吸
収体をゆっくり浸み込んでゆく尿漏れに対しては効果が
あるが、いきおいよく排尿された尿や吸収体に浸み込み
にくい便にはまったく効果がない。又腰部のフィット性
に対しては全く効果がない。後者の腰部のギャザーに関
しては、単にギャザーになっているだけで、着用者の動
きによってちからのかかるテープと連結していないた
め、腰部のフィット性という点ではほとんど効果がなく
尿や便漏れに対してもあまり効果を発揮しない。
又ギャザーが吸収体の近くであり、吸収体にシワが寄っ
たり壊れたりして吸収体性能が悪化する恐れがあり、こ
れを防ぐためには吸収体を硬くする必要がありおむつ全
体の風合いを悪くしてしまう。
又特開昭60−173101のように、伸びやすい防漏
フィルムを使ったおむつの、長手方向端部の表面材の下
に、エラステッィク弾性のあるシートをファスニングテ
ープと連結するよう組み込んでウエスト部のフィット性
を向上させる方法もあるが、この場合エラステッィク弾
性のあるシートが吸収体に重なっているため、テープを
引っ張って防漏フィルムが伸びておむつの長手方向端部
にエラステッィク性が付与された時に、吸収体にシワが
よったりくずれたりして性能の低下をまねく恐れがあ
る。
問題点を解決するための手段 本考案者はこれら従来のおむつの欠点を改善するために
本考案を完成させた。
本考案によれば液透過性の表面シート、液不透過性の防
漏シート及びこれら両シート間に設けられた吸収層と、
着用者に固定するための手段としての粘着テープを備え
た紙おむつにおいて、その2つの粘着テープが実質的に
弾性伸縮材で連結されており、その弾性伸縮材が吸収層
にまったく重なっておらず、又おむつ長手方向端と吸収
層の長手方向端(テープ側)の間隔が50〜150mm
で、弾性伸縮材と吸収層に10mm以上の間隔を設けた紙
おむつが提供される。ここで重要な点は、弾性伸縮材の
左右の両端が粘着テープ近傍まで達してテープに加えた
力がその弾性伸縮材に十分伝わる必要がある。つまりお
むつを幼児に装着する場合、母親がテープに力を加えた
時、加えた力が弾性伸縮材と裏面層及び表面層が組み合
わされた部分を伸ばし、幼児に装着した時に弾性伸縮材
の弾性により幼児のウエスト部にフィットするわけであ
る。又このとき粘着テープに加わる力が十分弾性伸縮材
に伝われば、即ち実質的に連結されていれば、弾性伸縮
材が縮もうとする力が幼児のウエスト部にかかりおむつ
着用中常に幼児のウエスト部に力がかかり、着用者の動
きに合わせておむつがウエスト部にフィットする。
もう1つ重要な点は、弾性伸縮材が吸収層に重くならず
しかも弾性伸縮性が吸収体に影響をできるだけ与えない
ようにする必要がある。そのためには弾性伸縮材と吸収
体の間に10mm以上好ましくは20mm以上の間隔を設け
る必要がある。又装着時テープに加わる力が弾性伸縮材
に十分に伝わり弾性伸縮材が十分な役割を発揮するため
には、粘着テープの位置が吸収体の長手方向端の横への
延長線上より完全におむつ長手方向端側でなければなら
ない。これらの点を考えるとおむつ長手方向端と吸収体
長手方向端の間には50mm以上の間隔が必要である。又
この吸収体長手方向端とおむつ長手方向端の間隔が大き
すぎると背中側の吸収容量及び面積が極端に減少し背中
から尿が漏れる原因になりやすい。
さらにもう1つ重要な点は、おむつ装着時母親等が粘着
テープを引っ張った時におむつが横方向に伸びる必要が
ある。つまりテープに力を加えた時におむつが横方向に
全く伸びなければ当然弾性伸縮材は効果を発揮すること
はできない。言いかえればおむつの長手方向端部を構成
する表面材や裏面材が力を加えた時に伸びやすい性質の
ものでなければならない。この時の伸びの程度として
は、おむつにした状態でテープ付け根部を横方向に引っ
張った時、1000g荷重時に5%以上伸びる必要があ
る。この1000g荷重の意味は母親が幼児におむつを
装着する時テープに加える力の平均的な値であり、この
時の伸びが5%以上なければ弾性伸縮性が伸び縮みでき
ずウエスト部を動きに合わせてフィットさせることがで
きない。
本考案に使用される弾性伸縮材としては、合成ゴム、天
然ゴム、ウレタン等をシート化して弾性伸縮性を持たせ
たものがよいが、弾性伸縮性を持っている材質であれば
なんでもよくその形態もフィルム・不織布、発泡体、ひ
も状、糸状等どのような形態をとってもよい。又複数の
伸縮材を入れることも可能である。ただ重要な点は50
%伸長しその後戻した時の永久歪が25%以下である必
要がある。永久歪が25%以上あるとおむつに入れてテ
ープを引っ張った時に戻りが小さくなりウエスト部のフ
ィット性の向上は望めない。又おむつの防漏シートにつ
いては、前述したようにおむつに構成した時1000g
の力で引っ張った時の伸びが5%以上になるような伸び
やすい素材であればどのようなシートでもよい。一般的
にはヘースポリマーとして低密度ポリエチレンフィルム
や直鎖低密度ポリエチレンフィルム等が用いられるが上
記の条件にマッチするようなシートであればこれら以外
でもかまわない。又表面材についても伸びやすい素材で
ある必要があり1000gの力で引っ張った時5%以上
伸びる素材がよい。一般的には不織布が使用されるが多
数の穴の開いたポリエチレンフィルム、あるいは網目状
のものでも上記条件にマッチすればよい。
【図面の簡単な説明】
図1、図3、図4……本考案紙おむつの例 図2……本考案紙おむつ図1のA−A′断面図 図5……本考案紙おむつ図4のテープを母親が持って力
を加えた時弾性伸縮材1及び裏面材5及び表面材4が伸
びた時の図 1……弾性伸縮材 2……ファスニングテープ 3……吸収体 4……表面材 5……裏面材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液透過性の表面シート、液不透過性の防漏
    シート及びこれら両シート間に設けられた吸収層と、着
    用者に固定するための手段としての粘着テープ(ファス
    ニングテープ)を備えた紙おむつにおいて、その2つの
    粘着テープが実質的に弾性伸縮材で連結されており、そ
    の弾性伸縮材が吸収層にまったく重なっておらず、又お
    むつ長手方向端と吸収層の長手方向端(テープ側)の間
    隔が50〜150mmで、弾性伸縮材と吸収層に10mm以
    上の間隔があることを特徴とする幼児用つかいすておむ
    つ。
  2. 【請求項2】2つのテープ付け根部を横方向に引っ張っ
    た時に1000g荷重で5%以上伸びることを特徴とす
    る第1項おむつ。
JP1987112653U 1987-07-24 1987-07-24 幼児用紙おむつ Expired - Lifetime JPH066819Y2 (ja)

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JPS6418107U JPS6418107U (ja) 1989-01-30
JPH066819Y2 true JPH066819Y2 (ja) 1994-02-23

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JP2010154928A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Daio Paper Corp テープタイプ使い捨ておむつ

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