JPH0667709A - シーケンスプログラム作成方法及び装置並びにシーケンス制御装置 - Google Patents

シーケンスプログラム作成方法及び装置並びにシーケンス制御装置

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JPH0667709A
JPH0667709A JP2688893A JP2688893A JPH0667709A JP H0667709 A JPH0667709 A JP H0667709A JP 2688893 A JP2688893 A JP 2688893A JP 2688893 A JP2688893 A JP 2688893A JP H0667709 A JPH0667709 A JP H0667709A
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JP2688893A
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Teruaki Nishioka
照秋 西岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の機器を制御するためのシーケンスプログ
ラムの作成及び変更を容易にする。 【構成】ロボットRB1〜RB3毎に異なるR1〜R3
項として列方向に制御手順を記述し、各項の制御手順の
同一ステップが同一行になるように記述して第1シ−ケ
ンスプログラムを作成し、第1シーケンスプログラムを
各項毎にコード化し、コンピュータにより、第1シーケ
ンスプログラムの各項について、同一行のステップの実
行が同時に開始されるようにするための各ステップの実
行開始条件を該コードに付加することにより、各項毎に
異なるプログラムPR1〜PR3からなる第2シーケン
スプログラムを作成し、プログラムPR1〜PR3をマ
ルチタスク処理により実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーケンスプログラム
作成方法及び装置並びにシーケンス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、制御対象である組立セル10
の一例の概略を示す。
【0003】この組立セル10は、ロボットRB1、R
B2及びRB3を備えており、制御信号に応じて組立場
所A上で部品を組立てるためのものである。ロボットR
B3は、要求された部品、例えば部品P1が載っている
トレイを部品収納位置Rから部品供給位置Sまで引出
し、ロボットRB1は、この部品P1を把持するための
ハンド、例えばハンドH1をツール置き場所T上で装着
し、ハンドH1で部品P1を把持して組立場所A上に運
び、ロボットRB2は、ツール置き場所T上の例えばス
クリュードライバSDを装着し、組立場所A上で部品P
1をねじ止めして組付ける。図中、12及び13はそれ
ぞれロボットRB1及びRB2の移動範囲であり、E1
及びE2はそれぞれロボットRB1及びRB2の退避場
所である。
【0004】ロボットRB1、RB2及びRB3は、図
12に示す組立セル制御装置により制御される。この組
立セル制御装置は、シーケンス制御装置20と、コンソ
ール30と、ロボット制御装置31〜33とを備えてい
る。シーケンス制御装置20は、シーケンスプログラム
記憶装置21と、プロセッサ22と、外部信号入出力部
(I/Oインタフェース)23とを備えている。
【0005】プロセッサ22は、シーケンスプログラム
記憶装置21からシーケンスプログラムを1ステップず
つ読み出し、これを解読し、その内容に基づいて、ロボ
ット制御装置31〜33から外部信号入出力部23を介
し供給される状態信号により動作開始条件の成否を判断
し、条件が成立しておれば、外部信号入出力部23を介
しロボット制御装置31〜33に制御信号を供給してロ
ボットRB1〜RB3を動作させる。
【0006】図13は、ロボットRB1、RB2及びR
B3による組立て作業のシーケンスの一部を示す。この
シーケンスに基づいて作成される従来のシーケンスプロ
グラムを、図14に示す。
【0007】図14において例えば、ステップ1はロボ
ットRB1に対しハンドH1を装着させる命令であり、
ステップ2はロボットRB3に対し部品P1を供給させ
る命令であり、ステップ3はステップ1でのロボットR
B1のハンド装着作業の終了を待つ命令であり、ステッ
プ4はロボットRB2に対し場所E2へ退避させる命令
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、このように
1本のシーケンスプログラム中に複数の機器に対する制
御命令が存在していたので、シーケンスプログラムが複
雑となり、プログラムの作成及び変更に長時間を要して
いた。また、組立てられる製品の機種に変更が生ずる
と、これに応じてプログラムを変更し又は作成し直すの
に長時間を要し、組立セル10の稼働率が低下する原因
となっていた。
【0009】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、複数の機器を制御するためのシーケンスプログラム
の作成及び変更が容易なシーケンスプログラム作成方法
及び装置並びにシーケンス制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
るシーケンスプログラム作成方法及び装置並びにシーケ
ンス制御装置を、実施例図中の対応する構成要素の符号
を引用して説明する。なお、実施例では、制御対象機器
の個数nが3の場合を示している。
【0011】第1発明に係るシーケンスプログラム作成
方法では、例えば図1〜3に示す如く、制御対象機器R
B1〜RB3毎に異なる項R1〜R3として列方向に制
御手順を記述し、各項R1〜R3の制御手順の同一ステ
ップが同一行になるように記述する第1シ−ケンスプロ
グラム作成工程と、該第1シーケンスプログラムを各項
R1〜R3毎にコード化し、該第1シーケンスプログラ
ムの各項R1〜R3の同一行のステップの実行が同時に
開始されるようにするための各ステップの実行開始条件
を該コードに付加することにより、各項R1〜R3毎に
異なる第1〜第nプログラムPR1〜PR3からなる第
2シーケンスプログラムを作成するコンパイル工程とを
備えている。
【0012】第2発明に係るシーケンスプログラム作成
装置では、例えば図1〜3に示す如く、制御対象機器R
B1〜RB3毎に異なる項として列方向に制御手順を記
述し、各項の制御手順の同一ステップが同一行になるよ
うに記述した表形式の第1シ−ケンスプログラムを、デ
ィスプレイ装置に表示させて対話的に入力するプログラ
ム入力手段30と、該第1シ−ケンスプログラムが格納
される第1シ−ケンスプログラム記憶手段21Aと、該
第1シーケンスプログラムを各項R1〜R3毎にコード
化し、該第1シーケンスプログラムの各項R1〜R3の
同一行のステップの実行が同時に開始されるようにする
ための各ステップの実行開始条件を該コードに付加する
ことにより、各項R1〜R3毎に異なる第1〜第nプロ
グラムPR1〜PR3からなる第2シーケンスプログラ
ムを作成する変換手段21Cと、作成された該第2シ−
ケンスプログラムが格納される第2シ−ケンスプログラ
ム記憶手段21Bとを有する。
【0013】第3発明に係るシーケンス制御装置では、
例えば図1及び図8に示す如く、上記第1〜第nプログ
ラムPR1〜PR3のそれぞれを実行するための第1〜
第nタスクT1〜T3と、管理タスクTCとを備えたマ
ルチタスク処理手段22Aを有し、第1〜第nタスクT
1〜T3はそれぞれ第1〜第nプログラムPR1〜PR
3の各ステップの実行開始条件及びステップ進行状況を
管理タスクTCに通知し、管理タスクTCは該ステップ
実行開始条件及び該ステップ進行状況に基づいて該ステ
ップ実行開始条件の成否を判定し、該ステップ実行開始
条件が成立していれば該ステップを実行するタスクTi
(i=1、2又は3)へ通知し、タスクTiは該ステッ
プ実行開始条件成立通知に応答して次のステップの処理
に移る。
【0014】上記第1〜3発明によれば、各制御対象機
器について表の異なる列に、作業順にプログラムを記述
して表形式の第1シーケンスプログラムを作成すればよ
く、表中の各行の同期を容易に認識できるので、複数の
機器を制御するためのシーケンスプログラムの作成及び
変更が容易である。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0016】図1は、図12に対応した組立セル制御装
置を示す。図12と同一構成要素には、同一符号を付し
ている。
【0017】この組立セル制御装置は、シーケンス制御
装置20Aと、コンソール30と、ロボット制御装置3
1〜33とを備えている。シーケンス制御装置20A
は、第1シーケンスプログラム記憶部21Aと、第2シ
ーケンスプログラム記憶部21Bと、第1シーケンスプ
ログラムを第2シーケンスプログラムに変換する変換部
21Cと、第2シーケンスプログラムを実行するマルチ
タスク処理部22Aと、この実行の際にマルチタスク処
理部22Aとロボット制御装置31〜33との間で信号
を送受する外部信号入出力部23とを備えている。
【0018】ロボット制御装置31は、外部信号入出力
部23との間で信号を送受する外部信号入出力部31a
と、外部信号入出力部31aからのコマンドを解析する
コマンド解析部31bと、各コマンドに対応したロボッ
ト動作プログラムが格納されたプログラム記憶部31c
と、解析されたコマンドに対応したロボット動作プログ
ラムを実行するために制御信号を出力する動作制御部3
1dと、この制御信号に基づいてロボットRB1に駆動
信号を供給するロボット駆動部31eとを備えている。
動作制御部31dは、1つのコマンドに対応したロボッ
ト動作プログラムの実行を終了すると、外部信号入出力
部31aを介し外部信号入出力部23へ実行終了信号を
供給する。
【0019】本実施例では、図14に示すような複雑な
シーケンスプログラムに対し、図2に示すような簡単な
第1シーケンスプログラムを作成すればよい。
【0020】この第1シーケンスプログラムは、ロボッ
トRB1、RB2及びRB3の各々をシーケンス制御す
るためのR1項、R2項及びR3項が列方向(縦方向)
に記述されている。同一行は同一ステップであり、並列
処理される。各ステップの処理は、1つ前のステップの
処理が完了した後に開始される。各項は、F欄と、作業
欄と、部品欄と、ツール欄と、場所欄とからなる。F欄
は、前ステップからの継続処理の有無を表しており、例
えばR3項のステップ2に示すようにF欄に矢印が記述
されているとき、1つ前のステップ1の処理がステップ
2においても継続処理されることを示す。作業、部品、
ツール及び場所の種類とそのニモニックを図4に示す。
【0021】図2に示す第1シーケンスプログラムを作
成するには、例えば、組立順に従ってロボットRB1〜
RB3の作業をそれぞれR1項、R2項及びR3項の列
に記述し、その際、待機状態のロボットの作業は記述せ
ずに空白とする。次に、R1項、R2項及びR3項の間
で同期を取る必要があるかどうかを各行(ステップ)に
ついて判断し、必要がない項について次のステップのF
欄に矢印を記入すればよい。このようなプログラムは、
表作成プログラムを用いてモニタ画面を見ながら対話的
に容易に作成することができる。
【0022】図2の第1シーケンスプログラムの内容を
次に説明する。以下において、括弧内の数値は図中のス
テップ番号を表している。
【0023】(1)R1項:MOV H1 T ロボットRB1に対し、アーム先端をツール置き場所T
上へ移動させ、ハンドH1を装着させる。
【0024】R3項:SUP P1 S ロボットRB3に対し、部品P1が載っているトレイを
図11に示すように部品供給位置Sまで引き出させる。
【0025】(2)R2項:MOV E2 ロボットRB2に対し、アームを場所E2に退避させ
る。
【0026】(3)R1項:MOV P1 H1 Su ロボットRB1に対し、ハンドH1を部品供給位置S上
の部品P1の上方(u)へ移動させる。
【0027】(4)R1項:PCK P1 H1 S ロボットRB1に対し、部品供給位置S上の部品P1を
ハンドH1で把持させて持ち上げさせる。
【0028】R2項:MOV SD T ロボットRB2に対し、アームをツール置き場所T上へ
移動させ、スクリュードライバSDを装着させる。
【0029】(5)R1項:PLC P1 H1 A ロボットRB1に対し、ハンドH1で把持した部品P1
を組立場所A上に置かせる。
【0030】(6)R1項:MOV H1 Tu ロボットRB1に対し、ハンドH1を組立場所Tの上方
へ移動させる。
【0031】R3項:RST P1 R ロボットRB3に対し、部品P1の載ったトレイを部品
収納位置Rに収納させる。
【0032】(7)R1項:CHG H2 T ロボットRB1に対し、ツール置き場所T上でハンドH
1を取外させ、ハンドH2を装着させる。
【0033】 R2項:DRV P1 スクリュードライバSD A ロボットRB2に対し、組立場所A上において、スクリ
ュードライバSDで部品P1をねじ止めして組付ける。
【0034】R3項:SUP P2 S ロボットRB3に対し、部品P2が載っているトレイを
部品供給位置Sまで引き出させる。
【0035】(8)R1項:MOV P2 H2 Su ロボットRB1に対し、ハンドH2を部品供給位置S上
の部品P2の上方へ移動させる。
【0036】(9)R1項:PCK P2 H2 S ロボットRB1に対し、部品供給位置S上の部品P2を
ハンドH2で把持させて持ち上げさせる。
【0037】R2項:CHG H3 T ロボットRB2に対し、ツール置き場所T上でスクリュ
ードライバSDを取り外させ、ハンドH3を装着させ
る。
【0038】上記のような内容の第1シーケンスプログ
ラムは、図1の変換部21Cにより、図3に示すような
第2シーケンスプログラムをコード化したものに自動変
換される。この第2シーケンスプログラムは、図2のR
1項、R2項及びR3項にそれぞれ対応したプログラム
PR1、PR2及びPR3からなり、図1のマルチタス
ク処理部22Aで実行可能な形式である。
【0039】図5は、第1シーケンスプログラムから第
2シーケンスプログラムへの変換処理を示しており、次
にこれを説明する。
【0040】(50)ステップQに0を代入する。。
【0041】(51)ステップQをインクリメントす
る。
【0042】(52)第1シーケンスプログラムのR1
項のステップQの命令語を読み込む。この命令語は、ニ
モニックで表されている。
【0043】(53)この命令語を、後述のようにして
コードに変換する。
【0044】(54)このコードに、後述のようにして
ステップQの実行開始条件を付加する。
【0045】(55〜57)第1シーケンスプログラム
のR2項について、上記ステップ52〜54と同様の処
理を行う。
【0046】(58〜60)第1シーケンスプログラム
のR3項について、上記ステップ52〜54と同様の処
理を行う。
【0047】(61)ステップQが最終ステップでなけ
れば、上記ステップ51へ戻り、最終ステップであれ
ば、変換処理を終了する。
【0048】次に、上記ステップ53の詳細を図6に基
づいて説明する。
【0049】(70)作業欄にニモニックが有るかどう
かを判定し、有ればステップ71へ進み、無ければステ
ップ72へ進む。
【0050】(71)作業欄のニモニックをコード化
し、ステップ75へ進む。
【0051】(72〜74)F欄に矢印がなければ、作
業コードをNOP(ノーオペレーション)のコードに
し、F欄に矢印があれば、作業コードをCNT(コンテ
ィニュー)のコードにする。
【0052】(75)部品欄、ツール欄及び場所欄のニ
モニックをコード化する。
【0053】(76)上記のようにして作成された命令
コードを、プログラムPR1のステップQの中間コード
として第2シーケンスプログラム記憶部21Bに格納す
る。
【0054】次に、上記ステップ54の詳細を図7に基
づいて説明する。
【0055】(80)第1シーケンスプログラムのR2
項のステップQのF欄を読み込む。
【0056】(81)このF欄に、矢印が有れば以下の
ステップ90へ進み、無ければ次のステップ82へ進
む。
【0057】(82)R2項のステップQ−1を読み込
む。
【0058】(83、84)作業欄にニモニックが有る
場合、又は、作業欄にニモニックが無く且つF欄に矢印
が有る場合には、次のステップ85へ進み、作業欄にニ
モニックが無く且つF欄に矢印が無ければ以下のステッ
プ90へ進む。
【0059】(85)プログラムPR1のステップQの
開始条件PR1欄にQ−1を格納する。
【0060】(90〜95)上記ステップ81〜85と
同様にして、プログラムPR1のステップQの開始条件
PR2欄にデータを書き込むための処理を行う。
【0061】上記のようにして変換されたプログラムP
R1、PR2及びPR3はそれぞれ、マルチタスク処理
部22Aの機器制御用タスクT1、T2及びT3により
実行される。マルチタスク処理部22Aは他に、図1及
び図8に示す如く、管理タスクTMと、外部信号入出力
部23との間でデータを送受するために通信タスクTC
とを備えており、管理タスクTMの下で他の各タスクが
リアルタイムでマルチタスク処理される。図8では、簡
単化のためタスクT1〜T3のうちタスクT1のみを示
しているが、タスクT2及びT3についてもタスクT1
と同様に管理タスクTM及び通信タスクTCと関係して
いる。
【0062】図8中のタスクT1の処理の詳細を図10
に示しており、これに基づいて図8での処理を説明す
る。
【0063】(100)ステップQに0を代入する。
【0064】(101)ステップQをインクリメントす
る。
【0065】(102)プログラムPR1のステップQ
のコードを読み込む。
【0066】(103)コードがNOPのコードであれ
ば上記ステップ101へ戻り、そうでなければ次のステ
ップ104へ進む。
【0067】(104)コードがCNTのコードであれ
ば以下のステップ109へ進み、そうでなければ次のス
テップ105へ進む。
【0068】(105)コード中の開始条件をメモリの
同期メッセージ領域に書き込む。
【0069】(106)これにより、処理が図8の管理
タスクTMに移り、タスクT1は待ち状態となる。
【0070】管理タスクTMは、この同期メセージを読
み込み、後述のようにメモリの所定領域に転記し、ま
た、後述のイベントコントロールブロックECB1の条
件成立フラグをリセットする。同期メッセージは、図9
に示す如く、発信元ロボット番号1〜3(ロボットRB
1〜RB3に付けられた番号)、同期メッセージが開始
条件であるか後述の終了ステップであるかを示すフラ
グ、プログラムPR1〜PR3のステップ番号からな
る。例えば、図3のプログラムPR1のステップ6の開
始条件の同期メッセージは、10050となる。この場
合、プログラムPR2のステップ5の処理が終了すれ
ば、プログラムPR1のステップ6の実行を開始するこ
とができる。
【0071】管理タスクTMは、図9に示す同期メッセ
ージが開始条件であると判定した場合には、発信元ロボ
ット番号が1の場合、同期メッセージ中のPR2ステッ
プ番号及びPR3ステップ番号を、開始条件データエリ
アのPR1開始条件のPR2欄及びPR3欄にそれぞれ
SS12、SS13として転記し、同期メッセージが終
了ステップである場合には、発信元ロボット番号が1の
場合、同期メッセージ中のPR1ステップ番号をES1
として終了ステップデータエリアのPR1終了ステップ
欄に転記する。発信元ロボット番号が2又は3の場合も
上記同様である。次に管理タスクTMは、READY状
態となっている他のタスクがあればこれに処理を移す。
【0072】タスクT1〜T3のいずれかから、終了ス
テップの同期メッセージを受け取ると、処理が管理タス
クTMに移り、管理タスクTMは、開始条件データエリ
ア及び終了ステップデータエリアを参照し、開始条件の
ステップとこれに対応した終了ステップとを比較する。
両ステップが一致して、PRi開始条件(i=1、2又
は3)が成立しておれば、イベントコントロールブロッ
クECBiの条件成立フラグを立てて開始条件が成立し
たことをタスクTiに知らせ、タスクTiに処理を移
す。
【0073】(107)イベントコントロールブロック
ECB1に条件成立フラグが立てられて処理がタスクT
1に移ると、タスクT1は、プログラムPR1のステッ
プQの、開始条件を除いたコードを、送信メッセージエ
リアに書き込み、処理を管理タスクTMに戻してWAI
T状態となる。
【0074】この送信メッセージ書き込みにより通信タ
スクTCがREADY状態となり、処理が管理タスクT
Mから通信タスクTCに移ると、通信タスクTCは、タ
スクT1からの送信メッセージを外部信号入出力部23
を介してロボットRB1に供給し、処理を管理タスクT
Mに戻してWAIT状態となる。管理タスクTMは、自
己の処理が終了すると常に、READY状態の他のタス
クがあればそのタスクに処理を移す。通信タスクTC
は、ロボットRB1がコマンドを実行完了したことを示
す信号を受信すると、READY状態となり、処理が通
信タスクTCに移ると、ロボットRB1がコマンドを実
行完了したことを示すデータを受信メッセージエリアに
書き込み、処理を管理タスクTMに戻してWAIT状態
となる。
【0075】(108)この受信メッセージ書込みによ
り、タスクT1がREADY状態となり、処理が管理タ
スクTMからタスクT1に移り、タスクT1は、この受
信メッセージに応答して、終了ステップSE1=Qを図
9の同期メッセージエリアに書き込む。
【0076】これにより、処理が管理タスクTMに移
り、管理タスクTMによる上記比較処理及びイベントコ
ントロ−ルブロックのフラグを立てる処理が行われる。
【0077】(110)タスクT1は、ステップQが最
終ステップでなければ上記ステップ101へ戻り、最終
ステップであればタスクT1の処理を終了する。
【0078】タスクT2及びT3についても上記タスク
T1の処理と同様である。このようなマルチタスク処理
により、プログラムPR1、PR2及びPR3がリアル
タイムで並列処理される。
【0079】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば、上記実施例ではシーケンス制御装置2
0Aに第1シーケンスプログラム記憶部21A及び変換
部21Cを備えた場合を説明したが、第1シーケンスプ
ログラム記憶部21A及び変換部21Cを、シーケンス
制御装置20Aに備えずに、別個のシーケンスプログラ
ム作成装置に備えてもよい。また、上記実施例ではイベ
ントコントロ−ルブロックECBiのフラグのリセット
及びタスクの切換えを管理タスクTMが行う場合を説明
したが、通常のコンピュータの場合と同様に、OSがお
こなう構成であってもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るシーケ
ンスプログラム作成方法及び装置並びにシーケンス制御
装置によれば、各制御対象機器について表の異なる列
に、作業順にプログラムを記述して表形式の第1シーケ
ンスプログラムを作成すればよく、表中の各行の同期を
容易に認識できるので、複数の機器を制御するためのシ
ーケンスプログラムの作成及び変更が容易であるという
優れた効果を奏し、プログラムの作成及び変更に要する
労力、費用及び時間の節減並びに制御対象機器の稼働率
向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の組立セル制御装置のブロッ
ク図である。
【図2】第1シーケンスプログラムを示す図である。
【図3】図2の第1シーケンスプログラムに対応した第
2シーケンスプログラムを示す図である。
【図4】命令語の構成要素の種類及びそのニモニックを
示す図である。
【図5】第1シーケンスプログラムから第2シーケンス
プログラムへの変換処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップ53の処理の詳細フローチャー
トである。
【図7】図5のステップ54の処理の詳細フローチャー
トである。
【図8】タスク処理説明図である。
【図9】同期メッセージ及び管理タスク用データの構成
図である。
【図10】タスクT1の処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】制御対象である組立セルの一例を示す概略構
成図である。
【図12】従来の組立制御装置の構成図である。
【図13】組立作業のシーケンス図である。
【図14】従来のシーケンスプログラムを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 組立セル 20、20A シーケンス制御装置 21 シーケンスプログラム記憶装置 21A 第1シーケンスプログラム記憶部 21B 第2シーケンスプログラム記憶部 21C 変換部 22 プロセッサ 22A マルチタスク処理部 23 外部信号入出力部 30 コンソール 31〜33 ロボット制御装置 RB1〜RB3 ロボット PR1〜PR3 プログラム T1〜T3 機器制御用タスク TM 管理タスク TC 通信タスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象機器(RB1〜RB3)毎に異
    なる項(R1〜R3)として列方向に制御手順を記述
    し、各項の制御手順の同一ステップが同一行になるよう
    に記述する第1シ−ケンスプログラム作成工程と、 該第1シーケンスプログラムを各項毎にコード化し、該
    第1シーケンスプログラムの各項の同一行のステップの
    実行が同時に開始されるようにするための各ステップの
    実行開始条件を該コードに付加することにより、各項毎
    に異なる第1〜第nプログラム(PR1〜PR3)から
    なる第2シーケンスプログラムを作成するコンパイル工
    程と、 を有することを特徴とするシーケンスプログラム作成方
    法。
  2. 【請求項2】 制御対象機器(RB1〜RB3)毎に異
    なる項として列方向に制御手順を記述し、各項の制御手
    順の同一ステップが同一行になるように記述した表形式
    の第1シ−ケンスプログラムを、ディスプレイ装置に表
    示させて対話的に入力するプログラム入力手段(30)
    と、 該第1シ−ケンスプログラムが格納される第1シ−ケン
    スプログラム記憶手段(21A)と、 該第1シーケンスプログラムを各項毎にコード化し、該
    第1シーケンスプログラムの各項の同一行のステップの
    実行が同時に開始されるようにするための各ステップの
    実行開始条件を該コードに付加することにより、各項毎
    に異なる第1〜第nプログラム(PR1〜PR3)から
    なる第2シーケンスプログラムを作成する変換手段(2
    1C)と、 作成された該第2シ−ケンスプログラムが格納される第
    2シ−ケンスプログラム記憶手段(21B)と、 を有することを特徴とするシ−ケンスプログラム作成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第1〜第nプログラム
    (PR1〜PR3)のそれぞれを実行するための第1〜
    第nタスク(T1〜T3)と、管理タスク(TC)とを
    備えたマルチタスク処理手段(22A)を有し、 該第1〜第nタスクはそれぞれ該第1〜第nプログラム
    の各ステップの実行開始条件及びステップ進行状況を該
    管理タスクに通知し、該管理タスクは該ステップ実行開
    始条件及び該ステップ進行状況に基づいて該ステップ実
    行開始条件の成否を判定し、該ステップ実行開始条件が
    成立していれば該ステップを実行する該タスクへ通知
    し、該タスクは該ステップ実行開始条件成立通知に応答
    して次のステップの処理に移ることを特徴とするシーケ
    ンス制御装置。
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