JPH0667626A - 液晶駆動方法 - Google Patents

液晶駆動方法

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JPH0667626A
JPH0667626A JP21999892A JP21999892A JPH0667626A JP H0667626 A JPH0667626 A JP H0667626A JP 21999892 A JP21999892 A JP 21999892A JP 21999892 A JP21999892 A JP 21999892A JP H0667626 A JPH0667626 A JP H0667626A
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JP
Japan
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liquid crystal
voltage
frame frequency
contrast
selection
Prior art date
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Pending
Application number
JP21999892A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kikuchi
直樹 菊地
Shinji Hasegawa
真二 長谷川
Yoshio Hanada
良雄 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0667626A publication Critical patent/JPH0667626A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コントラストの低下や画面のチラツキを防止
した液晶駆動方法を提供する。 【構成】 比較的応答性の高いネマチック液晶を挟んで
なる液晶表示バネルを電圧平均化法に駆動するにあた
り、フレーム周波数を80Hz以上で100HZ以下に
設定する。 【効果】 フレーム周波数が80Hz〜100Hzのよ
うに高く設定されることに応じて、選択期間が短くでき
選択期間の液晶の応答を小さくすることができるからコ
ントラストの低下を防止することができるとともに、階
調表示時のフレーム間引きに対する画面のチラツキを抑
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶駆動方法に関
し、特に単純マトリックス方式の液晶表示パネルを用い
た電圧平均化法に利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】単純マトリックス方式の液晶表示パネル
を線順次方式でかつ電圧平均化法で駆動する場合、フレ
ーム周波数はチラツキの出ない範囲でなるべく小さくす
るのが一般的であり、例えば特開昭50−111935
号公報に記載されているように40Hz〜70Hz程度
に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】応答性の速い液晶材料
を用いた場合、選択パルス又は非選択パルスの両方で応
答してしまうという問題が生じた。特に非選択パルスで
応答してしまうと、ネガモードの場合には非選択レベル
での透過率が上昇してしまい、コントラストが低下した
り、階調表示時には画面がチラツクなどの問題が生じ
る。
【0004】この発明の目的は、コントラストの低下や
画面のチラツキを防止した液晶駆動方法を提供すること
にある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、比較的応答性の高いネマチ
ック液晶を挟んでなる液晶表示バネルを電圧平均化法に
駆動するにあたり、フレーム周波数を80Hz以上で1
00HZ以下に設定する。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、フレーム周波数が80
Hz〜100Hzのように高く設定されることに応じ
て、選択期間が短くでき選択期間の液晶の応答を小さく
することができるからコントラストの低下を防止するこ
とができるとともに、階調表示時のフレーム間引きに対
する画面のチラツキを抑えられる。
【0007】
【実施例】図1には、この発明が適用される液晶表示パ
ネルの一実施例の模式的な断面図が示されている。液晶
表示パネルは、マトリックス状に配置される走査線電極
と信号線電極との交点に画素が構成される。同図におい
て、1はガラス基板、2はネマチック液晶、3は上記走
査線電極と信号線電極を構成する透明電極、4はスペー
サ、5は偏光板、6は駆動回路である。2枚のガラス基
板1の一方には走査線電極としての透明電極3が、他方
には信号線電極としての透明電極3が形成され、それぞ
れには駆動回路6から走査線電圧と信号線電圧が供給さ
れる。同図には、走査線電圧を形成する駆動回路6のみ
が図示されている。
【0008】特に制限されないが、液晶表示パネルの信
号線電極の両端側に分割されて信号線駆動回路が配置さ
れる。例えば、液晶表示パネルの表示画面において上側
とされる左側の信号線駆動回路は奇数番目の信号電極を
駆動し、上記表示画面においては下側とされる右側の信
号線駆動回路は偶数番目の信号線電極を駆動する。この
ような信号線駆動回路の分割により、シリアル入力速度
を等価的に2倍に高速化できるとともに、高密度に配置
される信号線電極のピッチを2倍に拡大でき、信号線駆
動回路を構成する半導体集積回路装置の実装スペースを
確保することができる。
【0009】信号線駆動回路を構成する1つの半導体集
積回路装置では、1ないしmからなるm本の信号線電極
を駆動する機能を持つ。特に制限されないが、液晶表示
パネルにおける奇数と偶数の信号線の数が上記mより多
数からなる場合には、複数の信号線駆動回路を構成する
半導体集積回路装置によってm本ずつの信号線が分割さ
れてそれぞれ駆動される。信号線駆動回路には、画素デ
ータとしてのシリアルデータと、それを取り込むための
クロックパルス及び選択/非選択信号が供給される。
【0010】信号線駆動回路は、上記クロックパルスに
同期して動作する入力ラッチ回路によりシリアルに入力
される画素データの取り込みを行う。1ライン分の画素
データの取り込みが行われると、データラッチ信号に同
期してデータラッチ回路にパラレルに転送する。上記入
力ラッチ回路は上記のような画素データのパラレル転送
を行うと、次のラインに対応した画素データの取り込み
を行う。液晶パネルの表示画面に対して上記走査線駆動
回路が配置されている。この走査線駆動回路は、液晶パ
ネルの横方向に延長される走査線を順次選択する。
【0011】図2には、液晶に印加される電圧波形の一
例が示されている。(a)は選択時の電圧波形が示さ
れ、(bは)非選択時の電圧波形が示されている。T1
を選択期間、T2をバイアス期間とすると、T1+T2
がフレーム期間Tとなり、f=1/Tがフレーム周波数
となる。上記T1は1つの走査線電極の選択時間に対応
している。
【0012】駆動電圧をVoとすると、(a)選択電圧
波形において選択期間の電圧はVoとなり、バイアス期
間の電圧はVo/aにされる。これに対して(b)非選
択電圧波形において選択期間の電圧は(1−2/a)V
oとなり、バイアス期間の電圧はVo/aとなる。ここ
で、1/aはバイアス比といい、時分割数をNとすると
(a)選択電圧波形の実行値Vonと(b)非選択電圧波
形の実行値Voff はそれぞれ次式(1)と(2)により
表される。 Von =Vo[〔1+(N−1)/a2 〕/N〕]1/2 ・・・・・・(1) Voff =Vo[〔a2 −4a+N+3〕/a2 N]1/2 ・・・・・・(2) これらの式(1)と(2)からVon/Voff が最大とな
るのはa=N1/2 +1のときである。
【0013】図1の液晶2として粘度19mPa・S
(20℃)のネマチック液晶にカイラル物質S−811
(メルク社製)を少量添加したものを使用し、ツイスト
角が240°となるように構成した場合、Nを200、
a=15.1、f=90Hzで駆動すると次のような結
果が得られる。
【0014】図3には、上記の条件での(a)選択波形
とそれに対応した透過率と、(b)非選択波形とそれに
対応した透過率が示されている。同図に(b)非選択波
形の透過率B2は小さく、選択期間において応答するこ
とががなく、十分なコントラストを維持しつつ、画面の
チラツキを防止することができる。
【0015】図4には、上記同じ液晶表示パネルを用
い、N=200、a=15.1でフレーム周波数fだけ
を従来と同様に60Hzで駆動した場合における(a)
選択波形とそれに対応した透過率と、(b)非選択波形
とそれに対応した透過率が示されている。上記のように
応答性のよい液晶材料を用いて、低いフレーム周波数で
駆動すると、選択期間がその分長くされる結果、同図に
(b)非選択波形の透過率B2が大きく変化し、この変
化自体を人間の眼によって透過率の変化として感知する
ことはないが、平均(積分)化された非選択時の透過率
が上昇してしまいコントラストが大幅に低下してしま
う。
【0016】このように、応答性の高い液晶材料を用い
た場合には、従来のようなフレーム周波数で駆動する
と、コントラストが大幅に低下してしまう。このため、
応答性の高い液晶材料を用いた場合には、それに応じて
フレーム周波数を高く設定することにより、コントラス
ト比を確保すにことができる。また、多階調化のために
フレーム間引き方式を採用した場合においても、もとの
フレーム周波数そのものが高くされているから階調表示
のときの画面のチラツキも防止することができるように
なる。
【0017】TN液晶の応答時間tr,tfは、それぞ
れ次式(3),(4)となる。 tr=4πηd2 /(ε0 ΔεV2 −4πK3 ) ・・・・・・・・(3) tf=ηd2 /KπK2 ) ・・・・・・・・(4) ここで、ηは粘度、dは液晶層厚、ε0 は真空の誘電
率、Δεは放電異方性、Vは印加電圧、Kは弾性定数で
ある。
【0018】LCDのγ特性は弾性定数Kにほぼ依存し
ており、Δφ/γを特定した場合は、応答時間と粘度の
関係は、図5の特性図に示すようになる。N=200以
上の高時間分割駆動を条件にすると、Δφ/γはかなり
限定されるため、応答時間はηd2 でほぼ決まってしま
うと考えられる。d=6μmのときには、ηが20mP
a・S以下の液晶について本願が有効であった。したが
って、高応答の液晶の範囲をηd2 ≦720mPa・S
・μm2 と規定する。
【0019】実施例に示したLCDをN=200、a=
15.1で周波数を変えて駆動したときのコントラスト
を図6の特性図に示し、チラツキを表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、(1) 比較的応答性の高
いネマチック液晶を挟んでなる液晶表示バネルを電圧平
均化法に駆動するにあたり、フレーム周波数を80Hz
以上で100HZ以下に設定することにより、選択期間
が短くでき選択期間の液晶の応答を小さくすることがで
きるからコントラストの低下を防止することができると
ともに、階調表示時のフレーム間引きに対する画面のチ
ラツキを抑えられるという効果が得られる。
【0022】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図1
において、液晶材料としては前記のように比較的応答性
が高くされたものであれば何であってもよい。フレーム
周波数は、その液晶材料や走査線電極数等に応じて前記
範囲で種々に設定可能である。この発明は、応答性の高
い液晶材料を用いた液晶を電圧平均化法により駆動する
場合に広く利用できる。
【0023】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、比較的応答性の高いネマチ
ック液晶を挟んでなる液晶表示バネルを電圧平均化法に
駆動するにあたり、フレーム周波数を80Hz以上で1
00HZ以下に設定することにより、選択期間が短くで
き選択期間の液晶の応答を小さくすることができるから
コントラストの低下を防止することができるとともに、
階調表示時のフレーム間引きに対する画面のチラツキを
抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される液晶表示パネルの一実施
例を示す模式的断面図である。
【図2】この発明に係る液晶駆動方法を説明するための
波形図である。
【図3】この発明に係る液晶駆動方法による電圧波形と
透過率を示す図である。
【図4】従来の駆動方法による電圧波形と透過率を示す
図である。
【図5】液晶の応答時間と粘度の関係を示す特性図であ
る。
【図6】液晶のコントラスト比と周波数の関係を示す特
性図である。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…ネマチック液晶、3…透明電極、
4…スペーサ、5…偏光板、6…駆動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する面にマトリックス状に交叉する
    ように透明電極が設けられた2枚の基板間に比較的応答
    性の高いネマチック液晶を挟んでなる液晶表示パネルを
    電圧平均化法に駆動するにあたり、フレーム周波数を8
    0Hz以上で100HZ以下の範囲に設定することを特
    徴とする液晶駆動方法。
JP21999892A 1992-08-19 1992-08-19 液晶駆動方法 Pending JPH0667626A (ja)

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JP21999892A JPH0667626A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 液晶駆動方法

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5805130A (en) * 1994-04-27 1998-09-08 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device and method for driving the same
US5870070A (en) * 1995-10-05 1999-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device and method for driving display device
US5929832A (en) * 1995-03-28 1999-07-27 Sharp Kabushiki Kaisha Memory interface circuit and access method
US6014126A (en) * 1994-09-19 2000-01-11 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic equipment and liquid crystal display
WO2001041110A1 (en) * 1999-11-30 2001-06-07 Orion Electric Co., Ltd. Driving method of a plasma display panel
US7522137B2 (en) 2003-09-29 2009-04-21 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Liquid crystal display device and method of field sequential driving mode

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