JPH0667388B2 - レ−ザメスチツプ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、医科治療等の施術に用いれレーザメスチップ
に関する。

従来技術 第４図は、従来のレーザメスの一例を説明するための図
で、図中、１はレーザメスチップ、２はレーザ光が伝送
されてくる光ファイバーで、周知のように、光ファイバ
ー２にて導びかれてきたレーザ光は、レーザメス用接触
型セラミックスチップ１の一端1aに入射され、各種チッ
プ形状に応じて他端（チップ先端）1b側から放射され
る。而して、上記従来技術においては、チップ先端にレ
ーザ光を集光させるために、チップ先端側1bを円錐形状
にし、図示のように、該円錐形状の外側部（傾斜部）に
てレーザ光を反射させて集光、放射するようにしてい
る。

目 的 本発明は、上述のごときレーザメスチップを更に改良し
てレーザ光の集光効率をより高めることを目的としてな
されたものである。

構 成 第１図は、本考察によるレーザメスチップの一実施例を
説明するための側断面図で、この実施例の場合、レーザ
メスチップ１のレーザ光入射側1aが、球面、楕円面、放
物面、双曲線面等の凸面に形成されており、光ファイバ
ー２から放射されたレーザ光は、該凸面によつて集光さ
れてチップ１内に導入される。チップ１内に導入された
レーザ光の作動は、第４図に示した従来技術と同じであ
るが、該従来技術においては、図示のように、レーザ光
入射側端面1aが平面に形成されており、該入射側端面
は、何ら集光機能を持つていないので、第１図に示した
本発明に比してチップの集光効率が劣つている。なお、
本発明によると、チップ１の入射側端面1aが凸面に形成
されているため、該入射側端面においてレーザ光が反射
しやすくなつているので、この反射を防止するために、
レーザ光入射側凸表面に無反射コーティングを施こして
おくと、光ファイバーからのレーザ光をより効果的にレ
ーザメスチップ内の導入することができる。

第２図は、前記本発明によるレーザ光メスチップ１の一
使用例を説明するための図で、図示のように、光ファイ
バー１より放出されたレーザ光をレンズ３によつて平行
光線にした後に、本発明によるレーザメスチップ１内に
導入するようにしたもので、このようにすると、レンズ
３によつて収差を小さくすることができる。

第３図は、本発明の他の実施例を説明するためのレーザ
メスチップの断面図で、この実施例においては、レーザ
メスチップ１は、中心部の屈折率の大きい部分1cと周辺
部の屈折率の小さい部分1dとよりなる集束性のセラミッ
クで構成されており、該レーザメスチップ１内に導入さ
れたレーザ光は、中心部の屈折率の大きい方に集光さ
れ、チップ先端の中心部に集光されて放射される。

効 果 以上の説明から明らかなように、本発明によると、光フ
ァイバーからのレーザ光を効果的に集光して放出するこ
とのできるレーザメスチップを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるレーザメスチップの一実施例を
説明するための断面構成図、第２図は、本発明によるレ
ーザメスチップの一使用例を説明するための構成図、第
３図は、本発明の他の実施例を説明するための断面構成
図、第４図は、従来のレーザメスチップの一例を説明す
るための断面図である。 １……レーザメスチップ、２……光ファイバー、３……
レンズ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】一端からレーザ光が導入され、他端からレ
   ーザ光が放出されるレーザメスチップにおいて、前記一
   端が凸面に形成され、他端側が円錐形状に形成されてい
   ることを特徴とするレーザメスチップ。
2. 【請求項２】前記凸面に無反射コーティングが施されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載
   のレーザメスチップ。
3. 【請求項３】一端からレーザ光が導入され、他端からレ
   ーザ光が放出されるレーザメスチップにおいて、該レー
   ザメスチップが光集束性のセラミックス材にて形成され
   ていることを特徴とするレーザメスチップ。