JPH0666410A - ボイラチューブリークモニタリング装置 - Google Patents

ボイラチューブリークモニタリング装置

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Publication number
JPH0666410A
JPH0666410A JP24262692A JP24262692A JPH0666410A JP H0666410 A JPH0666410 A JP H0666410A JP 24262692 A JP24262692 A JP 24262692A JP 24262692 A JP24262692 A JP 24262692A JP H0666410 A JPH0666410 A JP H0666410A
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JP
Japan
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oxygen concentration
boiler
dry
value
wet
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Pending
Application number
JP24262692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Miyamae
茂広 宮前
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0666410A publication Critical patent/JPH0666410A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイラチューブの亀裂の発生等に伴う水又は
蒸気のリークを早期に検出し、ボイラチューブの破損を
最小限に抑制する。 【構成】 排気ダクト4途中に、除湿器6を有し且つボ
イラ1から排出される排ガス中における除湿後の乾き酸
素濃度を検出する乾き酸素検出器7と、ボイラ1から排
出される排ガス中における湿り酸素濃度を検出する湿り
酸素検出器8とを設け、乾き酸素検出器7と湿り酸素検
出器8からの検出信号9,10に基づき異常検出信号1
1を出力する演算装置12を設けると共に、演算装置1
2の異常検出信号11に基づき警報を発する警報装置1
3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラチューブリーク
モニタリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラチューブの亀裂の発生等に
伴う水又は蒸気のリークは、ボイラ補給水量の変化を計
測したり、或いは音の変化、メタル温度の変化等を計測
することにより、検出するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如くボイラ補給水量の変化や音の変化やメタル温度の変
化等を計測するのでは、水又は蒸気のリーク量がごく僅
かである場合、早期発見が困難となり、大爆発につなが
る虞れもあった。
【0004】本発明は、斯かる実情に鑑み、ボイラチュ
ーブの亀裂の発生等に伴う水又は蒸気のリークを早期に
検出し得、ボイラチューブの破損を最小限に抑制し得る
ボイラチューブリークモニタリング装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボイラから排
出される排ガス中における除湿後の乾き酸素濃度を検出
する乾き酸素検出器と、ボイラから排出される排ガス中
における湿り酸素濃度を検出する湿り酸素検出器と、前
記乾き酸素検出器と湿り酸素検出器からの検出信号に基
づき乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度検出値の実測差
を求め、前記乾き酸素検出器からの検出信号とその際の
運転条件に基づき湿り酸素濃度規定値を演算し、前記乾
き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度検出値の実測差と、前
記乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度規定値の差との比
較を行い、該比較結果が前記乾き酸素検出器からの検出
信号とその際の運転条件に基づく許容値を越えている場
合に異常検出信号を出力する演算装置と、該演算装置の
異常検出信号に基づき警報を発する警報装置とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】従って、ボイラの運転時においては、ボイラか
ら排出される排ガス中における除湿後の乾き酸素濃度が
乾き酸素検出器で検出されると共に、ボイラから排出さ
れる排ガス中における湿り酸素濃度が湿り酸素検出器で
検出され、乾き酸素検出器と湿り酸素検出器からの検出
信号が演算装置へ入力され、該演算装置において、乾き
酸素検出器と湿り酸素検出器の検出信号に基づき乾き酸
素濃度検出値と湿り酸素濃度検出値の実測差が求めら
れ、前記乾き酸素検出器からの検出信号とその際の運転
条件に基づき湿り酸素濃度規定値が演算され且つ前記乾
き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度規定値の差が求めら
れ、前記乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度検出値の実
測差と、前記乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度規定値
の差との比較が行われ、該比較結果が前記乾き酸素検出
器からの検出信号とその際の運転条件に基づく許容値を
越えている場合、水又は蒸気のリークが生じていること
となり、異常検出信号が出力され、該異常検出信号に基
づき警報装置から警報が発せられる。
【0007】この結果、水又は蒸気のリーク量がごく僅
かである場合でも、排ガス中の酸素濃度を監視すること
によって早期発見が可能となり、大爆発につながるよう
なこともない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1及び図2は本発明の一実施例であっ
て、1はボイラ、2はボイラ1へ供給する空気を圧送す
るための通風機、3はボイラ1と通風機2をつなぐ空気
ダクト、4はボイラ1から排出される排ガスの排気ダク
ト、5は空気予熱器であり、前記排気ダクト4途中に、
除湿器6を有し且つボイラ1から排出される排ガス中に
おける除湿後の乾き酸素濃度を検出する乾き酸素検出器
7と、ボイラ1から排出される排ガス中における湿り酸
素濃度を検出する湿り酸素検出器8とを設け、前記乾き
酸素検出器7と湿り酸素検出器8からの検出信号9,1
0に基づき異常検出信号11を出力する演算装置12を
設けると共に、該演算装置12の異常検出信号11に基
づき警報を発する警報装置13を設ける。
【0010】前記演算装置12は、図2に示す如く、前
記乾き酸素検出器7と湿り酸素検出器8からの検出信号
9,10に基づき乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度検
出値の実測差14を演算器15において求め、前記乾き
酸素検出器7からの検出信号9とその際の運転条件(燃
料種類、燃料性状、ボイラ負荷等)に基づき湿り酸素濃
度規定値を演算器16において演算し且つ前記乾き酸素
濃度検出値と湿り酸素濃度規定値の差17を求め、前記
乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度検出値の実測差14
と、前記乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度規定値の差
17との比較を比較器18において行い比較結果19を
出力する一方、前記乾き酸素検出器7からの検出信号9
とその際の運転条件に基づく前記比較結果19の許容値
20を演算器21において演算し、前記比較結果19と
許容値20との比較を比較器22において行い比較結果
19が許容値20を越えている場合に異常検出信号11
を出力するように構成してある。
【0011】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0012】ボイラ1の運転時においては、ボイラ1か
ら排出され除湿器6を通過させた排ガス中における除湿
後の乾き酸素濃度が乾き酸素検出器7で検出されると共
に、ボイラ1から排出される排ガス中における湿り酸素
濃度が湿り酸素検出器8で検出され、乾き酸素検出器7
と湿り酸素検出器8からの検出信号9,10が演算装置
12へ入力される。
【0013】乾き酸素検出器7と湿り酸素検出器8から
の検出信号9,10が演算装置12へ入力されると、該
演算装置12の演算器15において乾き酸素濃度検出値
と湿り酸素濃度検出値の実測差14が求められ、前記乾
き酸素検出器7からの検出信号9とその際の運転条件
(燃料種類、燃料性状、ボイラ負荷等)に基づき湿り酸
素濃度規定値が演算器16において演算され且つ前記乾
き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度規定値の差17が求め
られ、前記乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度検出値の
実測差14と、前記乾き酸素濃度検出値と湿り酸素濃度
規定値の差17との比較が比較器18において行われ比
較結果19が出力される一方、前記乾き酸素検出器7か
らの検出信号9とその際の運転条件に基づく前記比較結
果19の許容値20が演算器21において演算され、前
記比較結果19と許容値20との比較が比較器22にお
いて行われる。
【0014】ここで、排ガスは主に二酸化炭素と水と酸
素から構成されており、水又は蒸気のリークがなく正常
運転が行われている場合には、排ガス中の水の量は少な
く、除湿を行っていない排ガス中における酸素の全体に
占める割合はある値を示すが、水又は蒸気のリークが発
生した場合、排ガス中の水の量が増し、除湿を行ってい
ない排ガス中における酸素の全体に占める割合は正常運
転時に比べ減少するため、前記比較結果19が許容値2
0を越えている場合、水又は蒸気のリークが生じている
こととなり、異常検出信号11が前記比較器22から出
力され、該異常検出信号11に基づき警報装置13から
警報が発せられる。
【0015】この結果、水又は蒸気のリーク量がごく僅
かである場合でも、排ガス中の酸素濃度を監視すること
によって早期発見が可能となり、大爆発につながるよう
なこともない。
【0016】こうして、ボイラチューブの亀裂の発生等
に伴う水又は蒸気のリークを早期に検出することがで
き、ボイラチューブの破損を最小限に抑制することが可
能となる。
【0017】尚、本発明のボイラチューブリークモニタ
リング装置は、上述の実施例にのみ限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のボイラチ
ューブリークモニタリング装置によれば、ボイラチュー
ブの亀裂の発生等に伴う水又は蒸気のリークを早期に検
出し得、ボイラチューブの破損を最小限に抑制し得ると
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概要図である。
【図2】図1に示す演算装置の詳細図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 7 乾き酸素検出器 8 湿り酸素検出器 9 検出信号 10 検出信号 11 異常検出信号 12 演算装置 13 警報装置 14 実測差 17 差 19 比較結果 20 許容値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラから排出される排ガス中における
    除湿後の乾き酸素濃度を検出する乾き酸素検出器と、ボ
    イラから排出される排ガス中における湿り酸素濃度を検
    出する湿り酸素検出器と、前記乾き酸素検出器と湿り酸
    素検出器からの検出信号に基づき乾き酸素濃度検出値と
    湿り酸素濃度検出値の実測差を求め、前記乾き酸素検出
    器からの検出信号とその際の運転条件に基づき湿り酸素
    濃度規定値を演算し、前記乾き酸素濃度検出値と湿り酸
    素濃度検出値の実測差と、前記乾き酸素濃度検出値と湿
    り酸素濃度規定値の差との比較を行い、該比較結果が前
    記乾き酸素検出器からの検出信号とその際の運転条件に
    基づく許容値を越えている場合に異常検出信号を出力す
    る演算装置と、該演算装置の異常検出信号に基づき警報
    を発する警報装置とを備えたことを特徴とするボイラチ
    ューブリークモニタリング装置。
JP24262692A 1992-08-19 1992-08-19 ボイラチューブリークモニタリング装置 Pending JPH0666410A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144995A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The プラントリーク検出システム
CN105388258A (zh) * 2015-12-21 2016-03-09 中国神华能源股份有限公司 气体管路的漏风检测装置和富氧燃烧***

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144995A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The プラントリーク検出システム
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