JPH066440Y2 - 超速断型高遮断ヒューズ - Google Patents

超速断型高遮断ヒューズ

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JPH066440Y2
JPH066440Y2 JP1988148498U JP14849888U JPH066440Y2 JP H066440 Y2 JPH066440 Y2 JP H066440Y2 JP 1988148498 U JP1988148498 U JP 1988148498U JP 14849888 U JP14849888 U JP 14849888U JP H066440 Y2 JPH066440 Y2 JP H066440Y2
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靖忠 遊▲ざ▼
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は過負荷小電流時の安定した溶断性能と、回路
短絡による大電流時の優れた遮断性能を有する超速断型
高遮断ヒューズに関するものである。
従来の超速断型高遮断ヒューズは、絶縁筒内に板状で、
その一部にくびれ部分を有することにより、超速断性
と、その可溶体の周囲を消弧砂で充填することにより高
遮断性能を得るものであるが、この種のヒューズは、可
溶体の周りの消弧砂の熱伝導度,熱容量,粒度,或い
は、充填度によって可溶体からの放熱が変化し、溶断特
性が変化したり、定格電流よりわずかに大きい程度の過
負荷小電流時において、溶断時間がバラツク欠点があっ
た。更に、この種のヒューズは消弧砂が直接可溶体に触
れているため、ヒューズに電流を通電した際の発熱によ
る可溶体の熱膨張、また、電流が通電されない時の冷却
による熱収縮を繰り返すことにより、固い消弧砂が鑢で
金属表面を擦るように可溶体を傷め、特に超速断性を得
るため可溶体をくびらせた細い部分の傷は、その超速断
ヒューズとしての信頼性を損なう危険を有するものであ
った。また、板状可溶体の場合、その板厚のバラツキ
が、その溶断性能を大きく左右するのに対し、板厚を精
度よく管理することは、高度な技術と高価な設備を必要
とし、その結果、板状可溶体材料自体が高価となる欠点
もあった。
この考案は、消弧砂を使用せず、安定した溶断性能と、
高遮断性能をより安価に得ることを目的としている。
この考案を図面にもとづいて説明すると第1図は従来の
超速断型ヒューズで両端に一対の口金1を有する絶縁筒
2内に、その中央部にくびれ部8を有する板状の可溶体
3かあり、その周りに消弧砂9が充填されているもので
ある。これに対し、本考案の実施例は第2図で、両端に
一対の口金1を有する外絶縁筒2内中央に過負荷小電流
時に線状の可溶体3の安定した溶断を得るための可溶体
溶断空間4を設けている。線状の可溶体3の円周方向は
空間となっており、可溶体は、熱的に中立状態が保た
れ、従来の超速断型のように、消弧砂に触れることはな
く、溶断がバラツクことはない。また、超速断型ヒュー
ズとしての放熱は、可溶体溶断空間4の両側にある口金
状隔壁6に半田付或いは溶接により接合された線状可溶
体3よりその線径が10〜100倍太い導体棒7により
口金1方向へ一定且つ、確実に行なわれ安定した溶断特
性を得ることが出来るものとなっている。更には、回路
短絡等により大電流が流れ、大きなアークが発生した
際、外絶縁筒2に、数千℃という高温のアークが直接触
れることがないよう内絶縁筒5と軸方向両端には口金状
隔壁6を設けることにより口金状隔壁6の熱容量の大き
さと、口金状隔壁6に接合されている導体棒7の放熱効
果によりアークを冷却し、口金1方向へアークが拡がる
ことを防ぐ構造となっている。その結果、従来の超速断
型高遮断ヒューズのように消弧砂を使用することなく大
電流によるアークを確実に遮断出来るものとなってい
る。また、可溶体3は線状のものを使用することによっ
て、板状の可溶体に比べ、安価で精度よく製造出来るも
のとなっている。
この考案は、以上説明したように従来の超速断型高遮断
ヒューズのように可溶体の周りを消弧砂で充填すること
なく、安定した溶断特性と、優れた大電流遮断特性を有
する効果があるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の超速断型高遮断ヒューズ、第2図は、
この考案の実施例を示す断面図である。 1……口金、2……外絶縁筒 3……可溶体、4……可溶体溶断空間 5……内絶縁筒、6……口金状隔壁 7……導体棒、8……くびれ部 9……消弧砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性の第1の筒体と、 前記第1の筒体の両端に嵌合される1対の導電性の金属
    端子部と、 前記第1の筒体の内部空間内に配置される絶縁性の第2
    の筒体と、 前記第2の筒体の内部が閉空間を形成するよう当該第2
    の筒体の両端に嵌合される1対の導電性の金属隔壁部
    と、 前記第1の筒体の内部空間内において、対応する前記金
    属端子部と前記隔壁部との間のそれぞれの間を延在し、
    かつ前記金属端子部と前記隔壁部と機械的かつ電気的に
    接続されている棒状の電気的かつ熱的伝導部材と、 前記第2の筒体の内部空間内を延在し、かつ前記1対の
    隔壁部と機械的かつ電気的に接続される線状の可溶体と
    を備え、 前記金属隔壁部は、前記線状の可溶体が溶断した際に発
    生する熱を受け入れる熱容量を有し、 前記棒状の伝導部材は、前記線状の可溶体が溶断した際
    に発生する熱で前記金属隔壁部により受け取られた熱を
    前記金属端子部に当該伝導部材を通して直接かつ急速に
    伝導させるべく前記可溶体の径より充分大きい径を有す
    る ことを特徴とする超速断型高遮断ヒューズ。
JP1988148498U 1988-11-16 1988-11-16 超速断型高遮断ヒューズ Expired - Lifetime JPH066440Y2 (ja)

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JP1988148498U JPH066440Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16 超速断型高遮断ヒューズ

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JP1988148498U JPH066440Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16 超速断型高遮断ヒューズ

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Publication Number Publication Date
JPH0269450U JPH0269450U (ja) 1990-05-25
JPH066440Y2 true JPH066440Y2 (ja) 1994-02-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5941262B2 (ja) * 1981-08-19 1984-10-05 川惣電材工業株式会社 電線ヒユ−ズ
JPS58112223A (ja) * 1981-12-26 1983-07-04 富士電機株式会社 ヒユ−ズ
JPS6030031A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 エナジーサポート株式会社 限流ヒュ−ズ
JPS60129055U (ja) * 1983-09-26 1985-08-29 大阪ヒユーズ株式会社 密閉形電線ヒユーズ

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JPH0269450U (ja) 1990-05-25

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