JPH0664206A - 中間調記録用サーマルヘッド,中間調記録方法および中間調記録装置 - Google Patents

中間調記録用サーマルヘッド,中間調記録方法および中間調記録装置

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JPH0664206A
JPH0664206A JP5016623A JP1662393A JPH0664206A JP H0664206 A JPH0664206 A JP H0664206A JP 5016623 A JP5016623 A JP 5016623A JP 1662393 A JP1662393 A JP 1662393A JP H0664206 A JPH0664206 A JP H0664206A
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Application number
JP5016623A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ishii
努 石井
Jiro Mitsunabe
治郎 三鍋
Hiroshi Arisawa
宏 有沢
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 副走査方向分割方式における主走査方向のラ
イン形成による画質の低下を解消する。 【構成】 サーマルヘッドの発熱抵抗体素子3の副走査
方向幅dを副走査方向1画素分の幅Dより狭くし、かつ
各発熱抵抗体素子3の副走査方向の位置または印字位置
を1画素の幅以内で任意とする。 【効果】 各発熱抵抗体素子で記録される各ラインの印
字ドットが主走査方向に沿って直線状に連続してつなが
ることがなく、主走査方向のライン形成に起因していた
印字画像でのすじ状ノイズが解消できる。カラー記録に
おいて各印字ドットの各色の重なりは任意になっている
ので画像全体の色ずれは発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の発熱抵抗体素子
を主走査方向に並設した中間調記録に好適なサーマルヘ
ッド、および発熱抵抗体を主走査方向に設置したサーマ
ルヘッドを用いた記録方法ならびに記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、サーマルヘッドを用いた中間
調記録方式の一つとして昇華型熱転写記録がある。この
方式の記録は昇華型染料を担持したドナーフィルムをサ
ーマルヘッドで加熱し、この加熱により昇華した染料を
記録媒体に移転させ発色させることによって記録を行う
ものであるが、この方式ではドナーフィルムの加熱に大
きなエネルギーを必要とするため印字に時間がかかる。
また、記録媒体に昇華型熱転写記録専用の特殊紙を用い
るためコストがかかる等の問題があった。
【0003】一方、他の記録形式としてインクを担持す
るインクドナーフィルムを加熱溶融して当該フィルムか
ら記録媒体にインクを転写する溶融型熱転写方式が知ら
れている。この溶融型熱転写方式は、サーマルヘッドを
加熱するエネルギーが小さく、コストも安いが、インク
ドナーフィルム自体は印加エネルギーを変えても階調が
とれないために多階調記録すなわち中間調の記録を行う
ことが困難である。これを解決するために、ディザ法な
どのマトリックス法や、副走査分割印字や、サーマルヘ
ッドの発熱抵抗体素子表面での局部的熱集中などを施し
て発熱領域を小さくし、階調をとる方式が提案されてい
る。
【0004】また、特開昭60−248074号公報,
特開平3−219969号公報等に示されている熱転写
感熱中間調記録方式では、副走査方向の幅を主走査方向
の幅より短くした発熱抵抗体素子を用いている(以下、
この方式を副走査分割方式と呼ぶ)。図18は副走査方
向分割方式の記録に用いられるサーマルヘッドの発熱部
の平面図であって、所謂交互リード型サーマルヘッドの
要部を示しており、図中において1は共通電極、2は選
択電極、3は発熱抵抗体である。
【0005】このサーマルヘッドは、共通電極1から副
走査方向に延在して設けた櫛状共通電極素子1−1〜1
−6と、この櫛状共通電極素子1−1〜1−6に対して
主走査方向に交互に間挿して配置した櫛状選択電極素子
2−1〜2−5との上に主走査方向に帯状に形成してな
る発熱抵抗体3とからなり、例えば櫛状選択電極素子2
−2を選択して櫛状共通電極素子1−1と1−2を介し
て共通電極1に電流Iを流すことによって、図示した発
熱抵抗体の主走査方向領域Hを発熱させてインクを加熱
溶融し、これを記録媒体状に転写するものである。
【0006】図19は上記のサーマルヘッドを用いて中
間調記録をしたときの印字記録例の説明図であって、4
−1〜4−15はそれぞれ1画素を表現する1または複
数の印字ドットを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、図19に示したように、中間調記録では各画素が主
走査方向に連続して印字される場合が多く、また、各画
素の記録開始タイミングが同じであるため、図示のごと
く各画素の記録開始が揃ってしまい、主走査方向に連続
した印字ラインを形成してしまう。この印字ラインの形
成によって、印字した画像にすじ状の視覚的ノイズが発
生し、これが画像品質を低下させるという問題がある。
【0008】また、カラー画像の記録では、イエロー,
マゼンタ,シアン(必要によりブラック)のインクの重
ね刷りをする。そのため各色でのレジストレーションを
正確に行わないと、各色で形成された印字ラインの重な
り具合がかわり、色ずれが生じ、これが画像品質を低下
させるという問題がある。図20は色ずれを説明するた
めの印字状態図であり、2色のインクの重ね刷りの場合
について説明する。ここで(a),(b),(d)は単
色の印字状態を示しており、(c),(e)は重ね刷り
の印字状態を示している。
【0009】同図の(a)は、第1色目が印字された状
態を示しており、(b)は第2色目が印字された状態を
示している。第1色の印字と第2色の印字のレジストレ
ーションが正確に行わなれた場合には、(a)と(b)
を重ねることによって同図の(c)に示すように印字ラ
インが正確に重なり、色ずれは生じない。一方、例え
ば、同図の(d)に示すように第2色目の印字のレジス
トレーションが正確に行わなれない場合には、第1色目
の印字の(a)と第2色目の印字の(d)を重ねると同
図の(e)に示すように印字ラインは正確に重ならず、
色ずれが生じる。
【0010】そして、この色ずれにおいては、各画素の
記録開始タイミングが同じであるため各画素の記録開始
が揃い、主走査方向に連続した印字ラインを形成する。
この印字ラインの形成によって、色ずれが強調され画像
にすじ状の視覚的ノイズが発生することになる。本発明
の第1の目的は、副走査分割方式に適した中間調記録用
サーマルヘッドを提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、副走査分割方式に
適した中間調記録用サーマルヘッドを用いた記録方法を
提供することにある。本発明の第3の目的は、副走査分
割方式に適した中間調記録用サーマルヘッドを用いた記
録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の発熱抵抗体素子を主走査方向に並
設した中間調記録用サーマルヘッドにおいて、前記複数
のサーマルヘッドの発熱抵抗体素子の副走査方向幅を印
字すべき1画素の幅より狭くし、かつ1画素の領域にお
いて各発熱抵抗体素子の副走査方向の配置位置を任意な
ものとして、主走査方向の隣接画素間でドットの連続が
生じないようにしたものである。
【0013】また、本発明は、発熱抵抗体の副走査方向
幅が印字すべき1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の
発熱抵抗体を主走査方向に配置したサ−マルヘッドを用
い、1画素の副走査方向の印字幅を変調して中間調濃度
を表現する際に、前記1画素の副走査方向の印字開始位
置を1画素分の副走査方向幅以内で任意の位置に選定し
て各画素の記録の開始を行うことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、発熱抵抗体の副走査方向
幅が印字すべき1画素分の副走査方向幅より狭い複数の
帯状の発熱抵抗体を主走査方向に並設して配置したサ−
マルヘッドを用い、1画素の副走査方向の印字幅を変調
してシアン、マゼンタ、イエローの三色の中間調濃度を
表現する際に、前記各色の1画素の副走査方向の印字開
始位置を1画素分の副走査方向幅以内で任意の位置に選
定して各画素の記録の開始を行うことを特徴とする。
【0015】すなわち、前記第1の目的を達成するため
に、本発明は、複数の発熱抵抗体素子を主走査方向に並
設した中間調記録用サーマルヘッドにおいて、前記サー
マルヘッドの前記発熱抵抗体素子3−1〜3−5の副走
査方向幅dを、印字すべき1画素分の副走査方向幅Dよ
り狭く、かつ前記複数の発熱抵抗体素子3−1〜3−5
の副走査方向の位置を1画素分の副走査方向幅内で任意
の配置としたことを特徴とする。
【0016】前記第2の目的を達成するために、本発明
は、複数の発熱抵抗体素子3−1〜3−5を主走査方向
に並設してなり、前記発熱抵抗体素子3−1〜3−5の
副走査方向幅dが印字すべき1画素分の副走査方向幅D
より狭く、かつ前記複数の発熱抵抗体素子3−1〜3−
5の副走査方向の位置を1画素分の副走査方向幅D内で
任意な配置としたサーマルヘッドを用いて印字を行うこ
とを特徴とする。
【0017】前記第2の目的を達成するために、本発明
は、発熱抵抗体3の副走査方向幅dが印字すべき1画素
分の副走査方向幅Dより狭い帯状の発熱抵抗体3を主走
査方向に設置したサ−マルヘッドを用いて1画素の副走
査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間調
記録方法において、前記1画素の副走査方向の記録開始
位置を1画素分の副走査方向幅D以内で任意の位置に選
定して印字の開始を行うことを特徴とする。
【0018】前記第2の目的を達成するために、本発明
は、発熱抵抗体3の副走査方向幅dが印字すべき1画素
分の副走査方向幅Dより狭い帯状の発熱抵抗体3を主走
査方向に設置したサ−マルヘッドを用いて1画素の副走
査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間調
記録方法において、前記1画素の副走査方向の記録開始
位置を1画素分の副走査方向幅D以内で任意の位置に選
定して各画素を構成するドットの印字の開始を行うと共
に、細線や文字の印字を行うときは、当該細線や文字を
印字するためのドットの印字開始位置を主走査方向に隣
接する画素間で同一にして記録を行うことを特徴とす
る。
【0019】前記第2の目的を達成するために、本発明
は、発熱抵抗体3の副走査方向幅dが印字すべき1画素
分の副走査方向幅Dより狭い複数の帯状の発熱抵抗体3
を主走査方向に並設して設置したサ−マルヘッドを用い
て1画素の副走査方向の印字幅を変調してシアン、マゼ
ンタ、イエローの三色の中間調濃度を表現する中間調記
録方法において、前記各色の1画素の副走査方向の記録
開始位置を1画素分の副走査方向幅D以内で任意の位置
に選定して各画素を構成するドットの印字の開始を行う
ことを特徴とする。
【0020】さらに、前記第2の目的を達成するため
に、本発明は、発熱抵抗体3の副走査方向幅dが印字す
べき1画素分の副走査方向幅Dより狭い複数の帯状の発
熱抵抗体3を主走査方向に並設して設置したサ−マルヘ
ッドを用いて1画素の副走査方向の印字幅を変調してシ
アン、マゼンタ、イエローの三色の中間調濃度を表現す
る中間調記録方法において、前記各色の1画素の副走査
方向の記録開始位置を隣接画素と1画素分の副走査方向
幅D以内で一定量ずれるようにし、さらに各色のずれ量
を異ならせるるようにしておくて各画素を構成するドッ
トの印字の開始を行うことを特徴とする。
【0021】前記第3の目的を達成するために、本発明
は、発熱抵抗体3の副走査方向幅dが印字すべき1画素
分の副走査方向幅Dより狭い帯状の発熱抵抗体3を主走
査方向に設置したサ−マルヘッドを用い1画素の副走査
方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間調記
録装置において、記録すべき画像データを取り込むため
の画像データ入力手段81と、取り込んだ画像データを
階調変換すると共にγ補正を施す階調変換/γ補正手段
82と、前記発熱抵抗体3の副走査方向の印字位置を任
意に設定するための印字位置ずれ量を発生させるずれ量
発生手段83と、前記階調変換/γ補正手段82から入
力する階調データと前記ずれ量発生手段83からのずれ
量とから印字データを生成する印字データ生成手段84
と、印字データに基づいてサーマルヘッド86を駆動す
るヘッド駆動信号を発生するヘッドドライバー85と、
から構成され、前記ヘッドドライバー85から供給され
る駆動信号により印字を実行する前記サーマルヘッドを
備えた記録部87と、から構成されたことを特徴とす
る。
【0022】前記第3の目的を達成するために、本発明
は、発熱抵抗体3の副走査方向幅dが印字すべき1画素
分の副走査方向幅Dより狭い帯状の発熱抵抗体3を主走
査方向に設置したサーマルヘッドを用い、1画素の副走
査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間調
記録装置において、記録すべき画像データを取り込むた
めの画像データ入力手段81と、取り込んだ画像データ
を階調変換すると共にγ補正を施す階調変換/γ補正手
段82と、印字すべき入力データが細線や文字であるこ
とを検知する細線・文字検知手段88と、前記発熱抵抗
体3の副走査方向の印字位置を主走査方向に沿って任意
に設定するための印字位置ずれ量を発生させると共に、
前記細線・文字検知手段88からずれ量零の信号が生じ
たときは上記印字位置ずれ量を零とするずれ量発生制御
手段83’と、前記階調変換/γ補正手段82から入力
する階調データと前記ずれ量発生手段83’からのずれ
量とから印字データを生成する印字データ生成手段84
と、印字データに基づいてサーマルヘッド86を駆動す
るヘッド駆動信号を発生するヘッドドライバー85と、
から構成され、前記ヘッドドライバーから供給される駆
動信号により印字を実行する前記サーマルヘッド86を
備えた記録部87と、から構成したことを特徴とする。
【0023】なお、上記細線・文字検知手段88は、階
調変換/γ補正手段82の出力に基づいて細線や文字を
検出するものに代えて、入力する画像データから直接
に、あるいは印字データ生成手段84で生成した印字デ
ータに基づいて細線や文字を検知する構成とすることも
できる。
【0024】
【作用】上記本発明によるサーマルヘッドの構成と印字
方法および記録装置により、各発熱抵抗体で記録される
印字ドットは副走査方向に1画素の幅以内で任意の位置
に記録されるため、中間調記録を行っても主走査方向に
連続する印字ドットの結合によるラインは発生しない。
【0025】このため、各色で発生する隣接画素とのつ
ながりによくラインは記録紙に対して異なる角度を持つ
ようになり、各発熱抵抗体で記録されるドットの重なり
方が異なるようになる。このため、従来技術のように主
走査方向のライン形成により生じるすじ状の視覚的ノイ
ズや色ずれなどの記録画質の低下がなく、極めて高品質
の中間調記録を実現することができる。
【0026】また、印字すべき対象が細線や文字などの
ように、隣接する印字ドットが主走査方向に連続しない
と再現性が劣化するものについては、上記したずれ量の
発生を行うことなく、入力したデータをそのまま階調デ
ータ,印字データとしてサーマルヘッドに供給する。な
お、本発明は上記の交互リード型サーマルヘッドに限る
ものではなく、所謂個別対向型サーマルヘッドにも適用
できるものである。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明によるサーマルヘッド
の1実施例を説明するための要部平面図であって、1は
共通電極、2は選択電極、3は発熱抵抗体で、このサー
マルヘッドは,所謂交互リード型サーマルヘッドであ
る。
【0028】同図において、共通電極1から副走査方向
に延在して設けた櫛状共通電極素子1−1〜1−6と、
この櫛状共通電極素子1−1〜1−6に対して主走査方
向に交互に間挿して配置した櫛状選択電極素子2−1〜
2−5の上に主走査方向に発熱抵抗体3を構成する発熱
抵抗体素子3−1〜3−5を設けてなり、例えば櫛状選
択電極素子2−3を選択して櫛状共通電極素子1−3と
1−4を介して共通電極1に電流を流すことによって、
図示した発熱抵抗体素子3−3を発熱させて図示しない
インクを加熱溶融し、これを記録媒体状に転写する。
【0029】このように、印字は1本の櫛状選択電極素
子とその両側の櫛状共通電極素子に挟まれる領域で行わ
れる。ここで、各発熱抵抗体素子3−1〜3−5の副走
査方向の位置は、1画素分の副走査方向の幅Dの範囲内
でばらつくようにしておく。本実施例でのばらつかせ方
法を表1を参照して説明する。
【0030】
【表1】
【0031】表1において、抵抗体ナンバー1,2,
3,4,・・・・はサーマルヘッドの主走査方向一端か
ら他端に沿って配列された発熱抵抗体素子に順に番号を
付したものであり、rは乱数を、Dは1副走査方向の画
素分の幅を示す。本実施例ではコンピュータを使って乱
数r(但し、0≦r≦1)を発生させ、この乱数rと1
画素分の副走査方向の幅Dの1/2を乗算した値を計算
する。
【0032】主走査方向に並ぶ発熱抵抗体素子の抵抗体
ナンバーの奇数番目の副走査方向の座標は、この値乱数
r×D/2を用い、偶数番目の発熱抵抗体の副走査方向
の座標はこの値乱数r×D/2にD/2を加えた値を用
いる。表1には、実際に300DPI(ドット・パー・
インチ)の画素密度の場合(すなわち、1画素の副走査
方向の幅Dが約84.7μmに相当)で計算した値を示
してある。
【0033】また、本実施例では、各発熱抵抗体素子
1,2,3,4,・・・・の副走査方向の幅dは副走査
方向の1画素分の幅Dの約1/5になるように設定され
ている。例えば300DPIの画素密度の場合では、各
発熱抵抗体素子1,2,3,4,・・・・の副走査方向
の幅dは約19μmとなる。このような構成により、各
発熱抵抗体素子1,2,3,4,・・・・で記録される
印字ドットは副走査方向に1画素分の幅内で任意の位置
に記録され、隣接する印字ドットが連続する確率が低く
なり、中間調記録を行っても主走査方向のラインを発生
しない。このため、主走査方向のライン形成によるすじ
状ノイズや色ずれという視覚的ノイズに起因する画質低
下が解消され、良好な中間調記録が実現できる。
【0034】次に、図1で説明した実施例のサーマルヘ
ッドの製造方法について説明する。図2は本発明による
サーマルヘッドの1実施例の製造方法を説明するための
サーマルヘッドの構造断面図、図3は同じく本発明によ
るサーマルヘッドの1実施例の製造方法を説明するため
の上面図である。そして、図2において、4はセラミッ
クス基板、5はガラスグレーズ層、6は導体膜であり、
また図3において7は感光性レジスト、8−1〜8−5
はレジスト開口部である。
【0035】まず、図2に示したように、セラミックス
基板4上に60μm程度の厚みでガラスグレーズ層5を
厚膜技術を用いて形成しておく。そして、このガラスグ
レーズ層5上に金などの金属有機物ペーストの塗布,焼
成により導体膜6を1μm程度の厚みで形成し、フォト
リソエッチングプロセスにより、共通電極1(櫛状共通
電極素子1−1〜1−6)と選択電極2(櫛状選択電極
素子2−1〜2−5)を形成する。電極構造は前記図1
において説明したような交互リード型に配置される。
【0036】次に、図3に示したように、上記で形成し
た電極上に感光性レジスト7を、ロールコータやスピン
コータ等により膜厚20μm程度に塗布し、フォトマス
クにより露光,現像し、発熱抵抗体素子が設けられる箇
所にレジスト開口部8−1〜8−5をもつ感光性レジス
トパターンを形成する。この実施例では、開口部8−1
〜8−5の副走査方向の幅を1画素分の副走査方向の幅
Dの約1/5となるように設定した。例えば300DP
Iの画素密度の場合では、各発熱抵抗体素子の副走査方
向の幅dが1画素分の副走査方向の幅Dの約1/5にな
るように、開口部8−1〜8−5の副走査方向の幅を約
20μmとした。
【0037】この開口部8−1〜8−5を形成した感光
性レジストパターンに対して、この開口部幅よりも幅広
く、かつ開口部の膜厚よりも厚くなるように、厚膜抵抗
体を形成する金属有機物抵抗体ペーストをスクリーン印
刷で形成した後乾燥させる。その後、感光性レジストパ
ターン上の厚膜抵抗体を、例えばラッピングシート等で
研磨して除去すると同時に、開口部の厚膜抵抗体も開口
部の膜厚と等しくなるように表面を除去する。
【0038】このようにして平坦化した厚膜抵抗体を8
00〜900°Cの高温で焼成して焼結すると共に感光
性レジスト7を燃焼して気化させ、発熱抵抗体素子3−
1〜3−5(図1)を形成する。最後に、ガラス材料を
含むペーストをスクリーン印刷等によって塗布し、これ
を800〜900°Cの高温で焼成して耐磨耗層として
のオーバーグレーズ層(図示せず)を形成する。
【0039】以上のプロセスにより、本発明によるサー
マルヘッドが製作される。図4は上記のようにして製造
された本発明によるサーマルヘッドを用いて印字した印
字例の説明であり、櫛状選択電極素子2−1〜2−5の
全てを選択して通電し、すべての発熱抵抗体素子3−1
〜3−5を発熱させて主走査方向の線画像を印字して記
録を行った場合を示す。
【0040】図示したように、このときの印字ドットは
第1ライン目の印字ドット9−1〜9−5,第2ライン
目の印字ドット10−1〜10−5,第3ライン目の印
字ドット11−1〜11−5が記録される。各発熱抵抗
体素子3−1〜3−5の副走査方向の位置は、1画素分
の副走査方向の幅Dの範囲内でばらつくように設定され
ているので、主走査方向の各印字ドット9−1〜9−
5,10−1〜10−5,11−1〜11−5が直線状
に連続してつながることがなく、中間調記録を行っても
主走査方向のライン形成を生じさせない。
【0041】また、各発熱抵抗体素子の副走査方向の位
置をばらつかせる方法は上記実施例に限定されるもので
なく、例えば表2に示すようにコンピュータを使って発
生させた乱数r(但し、0≦r≦1)と1画素分の副走
査方向の幅Dを乗算した値にしても良い。
【0042】
【表2】
【0043】さらに、乱数などは使わずに、隣接する発
熱抵抗体素子との間で副走査方向のずれ量が異なるよう
な適宜の規則で配置するようにしてもよい。本実施例の
300DPIの場合では、各発熱抵抗体素子の副走査方
向の位置は1画素分の副走査方向の幅D(=約84.7
μm)の範囲内で変化している。しかし画素密度が小さ
い場合や用途によっては、1画素の副走査方向の幅Dで
位置を変化させると、1ライン目の各印字ドットのずれ
が画質を低下させるときがあるので、そのような場合に
は1画素の副走査方向の幅Dよりも小さい範囲で発熱抵
抗体素子の配置位置を変化させることが望ましい。
【0044】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。前記の実施例は、サーマルヘッドを構成する発熱抵
抗体素子の配置位置そのものをばらつかせることによ
り、主走査方向の視覚ノイズを低減するものであるが、
次に説明する実施例は、発熱抵抗体を主走査方向に連続
した帯状とし、この発熱抵抗体で形成される単位発熱領
域の副走査方向の印字開始位置を一画素分の範囲内で任
意としたものである。
【0045】図5は本発明によるの中間調記録方法の他
の実施例の説明図であって、(a)はサーマルヘッドの
構成図、(b)は階調を表現する印字ドットの説明図、
(c)は印字タイミングの説明図である。同図におい
て、1は櫛状共通電極、2は櫛状選択電極、30は発熱
抵抗体であり、1−1〜1−9は櫛状共通電極1から副
走査方向に延在する櫛状共通電極素子、2−1〜2−9
は櫛状選択電極素子、30−1〜30−8は単位発熱領
域、12−1〜12−8は印字記録を示す。
【0046】このサーマルヘッドの基本的な電極構造は
交互リ−ド型であり、印字記録は1本の櫛状選択電極素
子(例えば2−5)とその両側の櫛状共通電極素子(例
えば1−5と1−6)に挟まれる単位発熱領域Hで行わ
れる。発熱抵抗体30の副走査方向の幅dは、1画素分
の副走査方向の幅Dよりも狭く設定してある。本実施例
では、発熱抵抗体30の副走査方向の幅dを1画素分の
副走査方向の幅Dの約1/4にして8階調の中間調記録
をする場合について説明する。
【0047】記録媒体である記録紙は副走査方向に定速
度で送られる。この記録紙の給送速度は(c)に示した
印字周期Tで1画素分の副走査方向の幅Dだけ送られる
速度にしておく。1階調目は印字記録12−1に示すよ
うに、印字パルスを印加せずに無印字で表現する。
【0048】2階調目は、印字記録12−2に示すよう
に、略々発熱抵抗体30の単位発熱領域と同じ面積のド
ットを記録するようなパルス幅Tpの印字パルスを印加
して表現する。これにより1画素の1/4(2/8)が
記録されたことになる。3階調目は、先ず上記2階調と
同じ記録をした後、印字周期Tの1/8だけおくれたタ
イミング(記録紙が1画素の副走査方向の幅の1/8だ
け送られている)で再びパルス幅Tpの印字パルスを単
位発熱領域30−3の発熱抵抗体に印加して印字記録を
して表現する。これにより、1画素の3/8が記録され
たことになる。
【0049】更に4階調目は、上記3階調と同じ記録を
した後、印字周期Tの1/8だけ遅れたタイミング(記
録紙が1画素の副走査方向の幅の1/8だけ送られてい
る)で再びパルス幅Tpの印字パルスを単位発熱領域3
0−4の発熱抵抗体に印加して印字記録をして表現す
る。これにより、1画素の1/2(4/8)が記録され
たことになる。
【0050】以下、同様の操作により順次印加する印字
パルスの個数を増加させていくと、図5に示すように8
階調の中間調記録を行うことができる。この実施例では
説明を簡単にするために8階調としたが、実際に解像度
300DPIのサ−マルヘッドで、その副走査方向の幅
dを約20μmとし、高解像インクドナ−フィルム(P
ET基材厚3.5μm,インク塗布量2.0g/m2
を用いて、20ms/1ineの周期で64階調の中間
調記録が可能である。
【0051】また、印字周期が短くなったり、あるいは
階調数を増加させたりすると、各印字パルス間の間隔が
短くなって蓄熱が発生するので、その場合には、各印字
パルスで記録される面積がほぼ単位発熱領域の発熱抵抗
体と同じ面積になるようにパルス幅を調整する必要があ
る。次に、記録画素の副走査方向の記録開始位置を1画
素の幅以内で任意の位置になるようにする駆動方法を説
明する。
【0052】図6は記録画素の副走査方向の記録開始位
置を1画素分の幅以内で任意の位置になるようにする駆
動方法の説明図であって、(a)はサーマルヘッドの構
成図、(b)は階調を表現する印字ドットの説明図、
(c)は印字タイミングの説明図である。同図では、図
5と同一符号は同一部分に相当し、図5における3階調
表現の記録画素を例としたものである。
【0053】図6に示すように、(c)に示した印字周
期Tの最初のタイミングで印字を開始すれば図5と同様
の記録が行われるが、記録のタイミングを印字周期の0
/8から5/8に変更することによって(b)に示した
ように1画素内での印字開始位置を変更することができ
る。図6において、1画素内での印字開始位置を変更の
具体的例として、1画素の副走査方向の記録開始位置を
隣接画素と1画素分の幅以内で一定量ずらせる場合を示
している。したがって、記録のタイミングを印字周期の
0/8から5/8に変更することによって、1画素の副
走査方向の記録開始位置を隣接画素と1画素分の1/8
のずれ量ずつ、ずらせることができる。
【0054】図7は実際に上記方法を用いて各画素が3
階調である場合の印字記録例の説明図であって、各記録
画素13−1〜13−8,14−1〜14−8の印字の
タイミングをそれぞれ印字周期Tの0/8から5/8の
範囲でばらつかせることによって、各単位発熱領域30
−1〜30−8の発熱抵抗体で記録される印字ドットは
副走査方向に1画素分の幅D内で任意の位置に記録さ
れ、中間調記録を行っても各印字ドットが直線状に連続
してつながることがなく主走査方向のラインを発生しな
い。
【0055】このため、主走査方向のライン形成による
すじ状ノイズや色ずれという画質の低下の問題が解消さ
れ、良好な中間調記録が実現可能である。次に、本実施
例における印字開始位置のばらつかせ方法を表1を参照
して説明する。
【0056】
【表3】
【0057】図7の3段階記録では0から5までの範囲
でばらつく値が必要であり、マイクロプロセッサ等を使
って乱数r(但し、0≦r≦1)を発生させ、この乱数
rと5.99を乗算した値を計算し小数点以下を切り捨
ててずれ量を作成する。このずれ量の値を記録開始タイ
ミングとすることによって図7の(b)に示したような
印字記録が可能になる。なお、ここで使用する「5.9
9」の値は乗算して小数点以下を切捨てて0〜5を発生
させるための数である。
【0058】次に、記録画素の副走査方向の記録開始位
置を1画素分の幅以内で任意の位置になるようにする駆
動方法をカラー印字に適用する場合について説明する。
図8はカラー印字を行う場合の動作を説明するフローチ
ャートであって、カラー印字においては、イエロー、マ
ゼンダ、シアンの3色またはブラックを含めた4色を順
に印字し、色を重ねることによって行われる。
【0059】はじめに、外部機器からイエロー成分のデ
ータを受信し(ステップS1)、ステップAによって記
録紙に印字を行う(ステップS2)。このステップAに
おいては、サーマルヘッドをセット後一定速度で紙を送
り、その紙送りに同期して前記受信データに従ってサー
マルヘッドを駆動する。前記ステップS2において、イ
エロー成分の印字が終了すると、次に外部機器からマゼ
ンタ成分のデータを受信し(ステップS3)、再びステ
ップAによって記録紙に印字を行う(ステップS4)。
【0060】前記ステップS4において、マゼンタ成分
の印字が終了すると、次に外部機器からシアン成分のデ
ータを受信し(ステップS5)、ステップAによって記
録紙に印字を行う(ステップS6)。前記ステップS1
〜ステップS6により、イエロー、マゼンダ、シアンの
3色の印字が行われる。さらに、この3色に加えてブラ
ックにより印字を行う場合には、ステップS7によって
外部機器からブラック成分のデータを受信し、ステップ
Aによって記録紙に印字を行う(ステップS8)。
【0061】前記のステップによりカラー印字を行う際
において、本発明の方法を適用する例を示す。図9は、
カラー印字の印字記録例であり、2色印字で3階調の場
合の印字記録の例を示している。この例においては、隣
接する画素とのずれ量を1色目においては印字周期の1
/8に設定し、2色目においては印字周期の2/8に設
定している。この印字周期の設定量は、隣接する画素間
において相違すれば任意とすることができる。なお、同
図において、9は1色目を表し、10は1色目を表して
いる。
【0062】この設定により、各発熱抵抗体で記録され
る印字ドットの重なり方を異ならせることができる。こ
の印字ドットの重なり方について、図10により説明す
る。図10は本発明における色ずれを説明するための印
字状態図であり、2色のインクの重ね刷りの場合につい
て説明する。ここで(a),(b),(d)は単色の印
字状態を示し、(c),(e)は重ね刷りの印字状態を
示しており、それぞれ同一の階調の場合について示して
いる。
【0063】同図の(a)は、第1色目の印字状態を示
しており、隣接する画素間においては、斜線で示される
印字部分は順にある一定のずれ量δ1ずれるようにして
印字される。また、(b)は第2色目の印字状態を示し
ており、隣接する画素間においては、前記(a)の場合
の斜線とは逆方向の向きの斜線で示される印字部分が、
順にある一定のずれ量δ2ずれるようにして印字され
る。このずれ量δ2は前記ずれ量δ1と異ならせて設定
されている。
【0064】第1色の印字と第2色の印字のレジストレ
ーションが正確に行わなれた場合は、(a)と(b)の
印字状態を重ねることによって同図の(c)に示され
る。これに対して、例えば、同図の(d)に示すように
第2色目の印字のレジストレーションが正確に行わなれ
ない場合には、第1色目の印字の(a)と第2色目の印
字の(d)を重ねることにより同図の(e)に示すよう
に印字状態となる。
【0065】このレジストレーションが正確に行わなれ
た場合の印字状態を示す(c)と、レジストレーション
が正確に行わなれない場合の印字状態を示す(e)とを
比較すると印字ドットの重なり方は異なるが、その重な
りの程度は略同一と考えることができ、視覚による巨視
的な領域においては等価となり、色ずれという画質の低
下の問題は解決される。
【0066】また、主走査方向のライン形成によるすじ
状ノイズは、各色で角度がずれているので重ね刷りによ
る強調が発生せず、前記図20に示したようなすじ状ノ
イズは低減される。このように、本発明の駆動方法によ
れば、色ずれやすじ状ノイズという画質の低下の問題が
解消され,良好な中間調記録が実現可能である。
【0067】図11は、64階調の印字記録を行うとき
の印字デ−タの発生手段を備えた記録装置の構成を説明
する要部ブロック図であって、81は画像データ入力回
路、82は階調変換/γ補正回路、83はずれ量発生回
路、84は印字データ生成回路、85はヘッドドライバ
ー、86はサーマルヘッド、87は記録部である。同図
において、階調変換/γ補正回路82では、画像データ
入力回路81から入力された1〜256階調の画像デ−
タをr補正しながら64階調に変換する。
【0068】ずれ量発生回路83では、この変換された
n階調(nは1以上64以下)デ−タとマイクロプロセ
ッサを用いて発生させた乱数rとから記録開始タイミン
グのずれ量を計算する。n階調の記録画素では、0/6
4から(64−n)/64までの範囲でばらつく値を発
生させる。
【0069】次に印字デ−タ生成回路84では、階調変
換/γ補正回路82で変換されたn階調デ−タとずれ量
発生回路83で発生させたずれ量とから、印字データで
ある2値デ−タ(63ビット分)を発生させ、ヘッドド
ライバー85で印字データの並びかえやパラレル・シリ
アル変換等をして記録部87のサ−マルヘッド86に転
送し、印字が行わせる。
【0070】上記一連の処理は、サ−マルヘッド制御用
のマイクロプロセッサやROMを用いたルックアップテ
−ブル等を用いて実行させる。本実施例では、各ライ
ン、各色、各発熱抵抗体によって記録の開始タイミング
のずれが異なってくる。そのため、記録の開始タイミン
グがずれた位置での画像データが必要となる。
【0071】そこで、次に64階調の印字記録を行うと
きのデータの発生方法について説明する。図12は64
階調の印字記録を行うときのデータの発生方法の手順説
明図であって、本実施例においては、ライン数、発熱抵
抗体、色によって記録の開始タイミングがずれるので、
カウンタあるいはバッファ等に現在のライン数、発熱抵
抗体、色のデータを記憶しておく(手順91)。そし
て、この現在のライン数、発熱抵抗体、色のデータを使
って、マイクロプロセッサ等の処理装置により記録開始
タイミングのずれ量δを算出する(手順92)。
【0072】このずれ量δが零の場合には、印字用画像
データをそのまま使用する。このときの印字用画像デー
タは1〜256階調で表されているものとする(手順9
3)。一方、このずれ量δが零でない場合には、隣接す
る画素の印字用画像データから求めた補間用画像データ
(手順94)とずれ量δから、ずれた位置における画像
データを発生させる(手順95)。
【0073】次に、階調変換及びγ補正回路において、
前記1〜256階調の画像データをγ補正しながら64
階調に変換する(手順96)。次に、印字データ発生回
路において、前記変換されたn階調データと前記算出さ
れたずれ量δから、サーマルヘッド用の2値データ(6
3ビット分)を発生し(手順97)、さらにデータの並
びかえやパラレル・シリアル変換等の処理を行って、サ
ーマルヘッドに転送し印字を行う(手順98)。
【0074】これらの一連の処理は、サーマルヘッド制
御用のマイクロプロセッサやROMを用いたルックアッ
プデーブル等により行うことができる。次に、前記した
ずれた位置における画像データの求め方について図13
〜図16を用いて説明する。上記した画像データの求め
方には、補間用画像データの選択方法により例えば図1
3〜16に示すように次の4つの方法を用いることがで
きる。
【0075】第1の方法は、図13に示すようにずれた
位置に最も近い副走査方向の2つの画素の印字用画像デ
ータとずれ量δから、線型補間を使ってずれた位置にお
ける画像データを発生させるものである。図13におい
て、注目している画素を太い実線により示し、ずれた位
置を点群により示す。このとき、ずれた位置での画像デ
ータDは、ずれた位置に最も近い副走査方向の2つの画
素の印字用画像データD11とD21(斜線で示されて
いる)と、ずれ量δとから求めることができる。
【0076】また、第2の方法は、図14に示すように
補間用画像データとして、副走査方向のみでなく、主走
査方向を含めた4近傍の画素の印字用画像データD0
1、D10、D11、D12、D21(斜線で示されて
いる)と、ずれ量δとから求めることができる。また、
第3の方法は、図15に示すように補間用画像データと
して、副走査方向のみでなく、主走査方向を含めた8近
傍の画素の印字用画像データD00、D01、D01、
D10、D11、D12、D20、D21、D22(斜
線で示されている)と、ずれ量δとから求めることがで
きる。
【0077】また、第4の方法は、図16に示すように
補間用画像データとして、副走査方向に隣接する画素の
一方の画像データを用いるものである。図16におい
て、注目している画素を太い実線により示し、ずれた位
置を点群により示すと、例えば、(a)の場合には、ず
れの量は1画素の半分以内であるので、ずれた位置の画
像データとして太い実線の画像データ(斜線で示され
る)をそのまま使用し、(b)の場合には、ずれの量は
1画素の半分以上であるので、ずれた位置の画像データ
として隣接する画素の画像データ(斜線で示される)を
使用するものである。
【0078】これは、ピクトリアルな画像の場合には、
1画素の半分程度のずれは巨視的には無視することがで
き、何れか一方の画像データにより十分に再現でき、補
正を要さないからである。したがって、本発明により、
各発熱抵抗体で記録される印字ドットの重なり方を異な
らせることにより、色ずれという画質の低下の問題を解
消し、また、各色じ形成されるラインの角度をずらすこ
とによりすじ状ノイズを低減することができ、良好な中
間調画像を得ることができる。
【0079】しかし、入力データ中に主走査方向の細線
や文字がある場合には、その細線や文字に凹凸が生じて
再現性る問題が生じる。そこで、印字データ発生回路に
細線や文字の検出アルゴリズムを付加し、細線や文字を
検出したときには細線や文字を示しドットの記録開始タ
イミングを同じにして、細線や文字の再現性を向上させ
ることができる。
【0080】前記細線や文字の検出アルゴリズムとし
て、例えば主走査方向に同じ階調データが設定ビット以
上連続する場合を検出する等を用いることができる。こ
の入力データ中に主走査方向の細線や文字がある場合の
処理ブロック図を図17に示す。図17は64階調の印
字記録を行うときの印字デ−タの発生手段を備えた本発
明による他の記録装置の構成を説明する要部ブロック図
であって、図11と同一符号は同一部分に対応し,8
3’はずれ量発生制御回路、88は細線・文字検知回路
である。
【0081】印字される画像が細線や文字では、その印
字位置が副走査方向でずれると、主走査方向の再現性が
低下し、印字品質は低下してしまう。これを防止するた
めに、同図に示した実施例では、入力した画像データに
細線や文字が含まれている場合に、細線・文字検知回路
88がこれを検知し、ずれ量発生制御回路83’にずれ
量「零」の信号を与えるようにしたものである。
【0082】ずれ量発生制御回路83’は、細線・文字
検知回路88からずれ量零信号を受けたときにはずれ量
発生動作を停止し、階調変換/γ補正回路82からの階
調データをそのまま印字データ生成回路84に与える。
細線・文字検知回路88は、例えば主走査方向に同じ階
調デ−タが所定ビット以上続くときは細線と検出するな
どの細線・文字の検出アルゴリズムを有しており、この
検出信号をずれ量零信号としてずれ量発生制御回路8
3’に与えるように構成される。
【0083】この実施例によれば、各単位発熱領域を構
成する発熱抵抗体で記録される印字ドットは副走査方向
に1画素の幅内で任意の位置に記録され、中間調記録を
行っても各印字ドットが直線状に連続してつながること
がなく主走査方向のラインを発生せず、良好な中間調画
像が得られると共に、入力データに主走査方向の細線や
文字がある場合には、細線や文字を検出したときには細
線や文字を示すドットの記録開始タイミングを同じにし
て、細線や文字の再現性をよくすることができる。
【0084】このように本発明によれば、中間調画像の
みでなく、文字や細線を含む画像においても良好な画質
が得られる。なお、細線・文字検知回路は上記実施例の
ように階調/γ補正回路82の後段に設けるものに限ら
ず、印字データ生成回路84に上記細線・文字検知アル
ゴリズム実行手段を付加機能として構成する等の他の方
法によってもよい。
【0085】また、各発熱抵抗体の副走査方向の位置の
ばらつかせ方法は上記の各実施例で説明した方法に限定
されるものでなく、乱数などは使わず、隣接する発熱抵
抗体との副走査方向のずれ量が異なるような適宜の規則
を設けてもよい。さらに、本実施例の300DPIの場
合では、各発熱抵抗体の副走査方向の位置は1画素分の
副走査方向の幅D(約84.7μm)の範囲内で変化し
ている。しかし、画素密度が小さい場合や使用用途によ
っては、1画素の副走査方向の幅で位置を変化させる
と、1ライン目の各印字ドットのずれが画質を低下させ
る場合がある。そのような場合には1画素の副走査方向
の幅よりも小さい範囲で発熱抵抗***置を変化させれば
よい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各発熱抵抗体素子で印字される印字ドットが副走査方向
に1画素分の幅以内で任意の位置に記録されるため、主
走査方向各ラインの印字ドットが直線上に連続してつな
がることがなく、主走査方向にラインを形成しない。
【0087】これにより、主走査方向のライン形成に起
因していた印字画像でのすじ状の視覚的ノイズの発生を
低減させることができる。また、カラー画像の記録にお
いては、各印字色間の正確なレジストレーションがなく
ても、各印字ドットでの色の重なりが任意になっている
ので、画像全体での色ずれは発生しない。このように、
本発明では主走査方向のすじ状ノイズや色ずれという画
質の低下が解消され、良好な中間調記録を実現できる。
【0088】また、本発明によるサーマルヘッドは、ど
のような感熱記録方式にも適用可能であるが、従来では
多階調表現ができなかった溶融転写記録、特にカラー中
間調記録に適用して著しい効果がある。さらにまた、本
発明の帯状発熱抵抗体を用いた中間調記録方法によって
も、単位発熱領域を構成する各発熱抵抗体で記録される
印字ドットが副走査方向に1画素分の幅以内で任意の位
置に記録されるものであるため、主走査方向各ラインの
印字ドットが直線状に連続してつながることがなく、主
走査方向のライン形成を起こさない。
【0089】このため、上記と同様に、主走査方向のラ
イン形成に起因する印字画像でのすじ状の視覚的ノイズ
が解消できる。また、カラー画像の記録において、正確
なレジストレ−ションがなくても各印字ドットでの色の
重なりが任意になっているので、画像全体での色ずれは
発生しない。さらに、本発明によれば、細線や文字の検
出アルゴリズムを付加しておくことにより、細線や文字
を検出したときには細線や文字を示すドットの記録開始
タイミグを同じにして、中間調画像のみでなく、文字や
細線を含む画像においても良好な画質が得られる中間調
記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるサーマルヘッドの1実施例を説
明するための要部平面図である。
【図2】 本発明によるサーマルヘッドの1実施例の製
造方法を説明するためのサーマルヘッドの構造断面図で
ある。
【図3】 本発明によるサーマルヘッドの1実施例の製
造方法を説明するための上面図である。
【図4】 本発明によるサーマルヘッドを用いて印字し
た印字例の説明図である。
【図5】 本発明によるの中間調記録方法の他の実施例
の説明図であって、(a)はサーマルヘッドの構成図、
(b)は階調を表現する印字ドットの説明図、(c)は
印字タイミングの説明図である。
【図6】 記録画素の副走査方向の記録開始位置を1画
素の幅以内で任意の位置になるようにする本発明による
駆動方法の説明図であって、(a)はサーマルヘッドの
構成図、(b)は階調を表現する印字ドットの説明図、
(c)は印字タイミングの説明図である。
【図7】 実際に本発明による駆動方法を用いて各画素
が3階調である場合の印字記録例の説明図である。
【図8】 カラー印字を行う場合の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明によるサーマルヘッドを用いた印字例
の説明図である。
【図10】 本発明における色ずれを説明するための印
字状態図であって、(a),(b),(d)は単色の印
字状態図、(c),(e)は重ね刷りの印字状態図であ
る。
【図11】 64階調の印字記録を行うときの印字デ−
タの発生手段を備えた本発明による記録装置の構成を説
明する要部ブロツク図である。
【図12】 64階調の印字記録を行うときのデータの
発生方法を説明する手順説明図である。
【図13】 補間用画像データの選択方法を説明する概
念図である。
【図14】 補間用画像データの他の選択方法を説明す
る概念図である。
【図15】 補間用画像データのさらに他の選択方法を
説明する概念図である。
【図16】 補間用画像データの選択方法を説明するま
た他の概念図であって、(a)はずれ量が1画素の半分
以内の場合であり、(b)はずれ量が1画素の半分以上
の場合である。
【図17】 64階調の印字記録を行うときの印字デ−
タの発生手段を備えた本発明による他の記録装置の構成
を説明する要部ブロツク図である。
【図18】 副走査方向分割方式の記録に用いられる従
来技術によるサーマルヘッドの発熱部の平面図である。
【図19】 従来技術によるサーマルヘッドを用いて中
間調記録をしたときの印字記録例の説明図である。
【図20】 色ずれを説明するための印字状態図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・共通電極 1−1〜1−6・・・・櫛状共通
電極素子 2・・・・選択電極 3・・・・発熱抵抗体
2−1〜2−5・・・・櫛状選択電極素子 4・・・・セラミックス基板 5・・・・ガラスグレー
ズ層 6・・・・導体膜 7・・・・感光性レジスト 8−1〜8−5・・・・レ
ジスト開口部 9−1〜9−5・・・・第1ライン目の
印字ドット 10−1〜10−5・・・・第2ライン目
の印字ドット 11−1〜11−5・・・・第3ライン
目の印字ドット 81・・・・画像データ入力回路 82・・・・階調変
換/γ補正回路 83・・・・ずれ量発生回路 83’
・・・・ずれ量発生制御回路 84・・・・印字データ
生成回路 85・・・・ヘッドドライバー 86・・・
・サーマルヘッド 87・・・・記録部 88・・・・
細線・文字検知回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】 本発明における色ずれを説明するための印
字状態図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 102 B 9186−5C B41J 3/20 115 D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱抵抗体素子を主走査方向に並
    設した中間調記録用サーマルヘッドにおいて、 前記サーマルヘッドの前記発熱抵抗体素子の副走査方向
    幅を、印字すべき1画素分の副走査方向幅より狭く、か
    つ前記複数の発熱抵抗体素子の副走査方向の位置を1画
    素分の副走査方向幅内で任意の配置としたことを特徴と
    する中間調記録用サーマルヘッド。
  2. 【請求項2】 複数の発熱抵抗体素子を主走査方向に並
    設してなり、前記発熱抵抗体素子の副走査方向幅が印字
    すべき1画素分の副走査方向幅より狭く、かつ前記複数
    の発熱抵抗体素子の副走査方向の位置を1画素分の副走
    査方向幅内で任意な配置としたサーマルヘッドを用いて
    印字を行うことを特徴とする中間調記録方法。
  3. 【請求項3】 発熱抵抗体の副走査方向幅が印字すべき
    1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の発熱抵抗体を主
    走査方向に設置したサ−マルヘッドを用いて1画素の副
    走査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間
    調記録方法において、 前記1画素の副走査方向の記録開始位置を1画素分の副
    走査方向幅以内で任意の位置に選定して印字の開始を行
    うことを特徴とする中間調記録方法。
  4. 【請求項4】 発熱抵抗体の副走査方向幅が印字すべき
    1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の発熱抵抗体を主
    走査方向に設置したサ−マルヘッドを用いて1画素の副
    走査方向の印字幅を変調してシアン、マゼンタ、イエロ
    ーの3色の中間調濃度を表現してカラー印字を行う中間
    調記録方法において、 前記各色の1画素の副走査方向の記録開始位置を1画素
    分の副走査方向幅以内で任意の位置に選定して印字の開
    始を行うことを特徴とする中間調記録方法。
  5. 【請求項5】 発熱抵抗体の副走査方向幅が印字すべき
    1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の発熱抵抗体を主
    走査方向に設置したサ−マルヘッドを用いて1画素の副
    走査方向の印字幅を変調してシアン、マゼンタ、イエロ
    ーの3色の中間調濃度を表現してカラー印字を行う中間
    調記録方法において、 前記各色の1画素の副走査方向の記録開始位置を隣接画
    素と1画素分の副走査方向幅以内で一定量ずらし、さら
    に各色のずれ量を異ならせて印字の開始を行うことを特
    徴とする中間調記録方法。
  6. 【請求項6】 発熱抵抗体の副走査方向幅が印字すべき
    1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の発熱抵抗体を主
    走査方向に設置したサ−マルヘッドを用いて1画素の副
    走査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間
    調記録方法において、 前記1画素の副走査方向の記録開始位置を1画素分の副
    走査方向幅以内で任意の位置に選定して各画素を構成す
    るドットの印字の開始を行うと共に、細線や文字の印字
    を行うときは、当該細線や文字を印字するためのドット
    の印字開始位置を主走査方向に隣接する画素間で同一に
    して記録を行うことを特徴とする中間調記録方法。
  7. 【請求項7】 前記印字が細線や文字の印字の場合に
    は、当該細線や文字を印字するためのドットの印字開始
    位置を主走査方向に隣接する画素間で同一にして記録を
    行う請求項5記載の中間調記録方法。
  8. 【請求項8】 発熱抵抗体の副走査方向幅が印字すべき
    1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の発熱抵抗体を主
    走査方向に設置したサ−マルヘッドを用い1画素の副走
    査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間調
    記録装置において、 記録すべき画像データを取り込むための画像データ入力
    手段と、 取り込んだ画像データを階調変換すると共にγ補正を施
    す階調変換/γ補正手段と、 前記発熱抵抗体の副走査方向の印字位置を任意に設定す
    るための印字位置ずれ量を発生させるずれ量発生手段
    と、 前記階調変換/γ補正手段から入力する階調データと前
    記ずれ量発生手段からのずれ量とから印字データを生成
    する印字データ生成手段と、 印字データに基づいてサーマルヘッドを駆動するヘッド
    駆動信号を発生するヘッドドライバーと、から構成さ
    れ、前記ヘッドドライバーから供給される駆動信号によ
    り印字を実行する前記サーマルヘッドを備えた記録部
    と、から構成されたことを特徴とする中間調記録装置。
  9. 【請求項9】 発熱抵抗体の副走査方向幅が印字すべき
    1画素分の副走査方向幅より狭い帯状の発熱抵抗体を主
    走査方向に設置したサ−マルヘッドを用い、1画素の副
    走査方向の印字幅を変調して中間調濃度を表現する中間
    調記録装置において、 記録すべき画像データを取り込むための画像データ入力
    手段と、 取り込んだ画像データを階調変換すると共にγ補正を施
    す階調変換/γ補正手段と、 印字すべき入力データが細線や文字であることを検知す
    る細線・文字検知手段と、 前記発熱抵抗体の副走査方向の印字位置を主走査方向に
    沿って任意に設定するための印字位置ずれ量を発生させ
    ると共に、前記細線・文字検知手段からずれ量零の信号
    が生じたときは上記印字位置ずれ量を零とするずれ量発
    生制御手段と、 前記階調変換/γ補正手段から入力する階調データと前
    記ずれ量発生手段からのずれ量とから印字データを生成
    する印字データ生成手段と、 印字データに基づいてサーマルヘッドを駆動するヘッド
    駆動信号を発生するヘッドドライバーと、から構成さ
    れ、前記ヘッドドライバーから供給される駆動信号によ
    り印字を実行する前記サーマルヘッドを備えた記録部
    と、から構成したことを特徴とする中間調記録装置。
JP5016623A 1992-06-19 1993-02-03 中間調記録用サーマルヘッド,中間調記録方法および中間調記録装置 Pending JPH0664206A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5119568A (en) * 1987-01-15 1992-06-09 Fidia S.P.A. Feeler device, particularly for copying machines
JP2007230095A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Oki Data Corp 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5119568A (en) * 1987-01-15 1992-06-09 Fidia S.P.A. Feeler device, particularly for copying machines
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