JPH0664175B2 - 制御棒交換方法 - Google Patents
制御棒交換方法Info
- Publication number
- JPH0664175B2 JPH0664175B2 JP60179019A JP17901985A JPH0664175B2 JP H0664175 B2 JPH0664175 B2 JP H0664175B2 JP 60179019 A JP60179019 A JP 60179019A JP 17901985 A JP17901985 A JP 17901985A JP H0664175 B2 JPH0664175 B2 JP H0664175B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control rod
- fuel
- fuel support
- support
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、沸騰水型原子炉（以下BWRと称す）の制御棒
を容易に交換することのできる制御棒交換方法に関す
る。
を容易に交換することのできる制御棒交換方法に関す
る。
BWRの制御棒を交換する際、制御棒と燃料サポートとを
一体的に炉心から吊り上げる方法が、特公昭59-45958号
公報に記載されている。この特公昭59-45958号公報に記
載の方法（以下公知技術と称す）は、鳥籠状の取り外し
具を制御棒に外嵌させて燃料サポート上に降ろし、取り
外し具の下部に形成した嵌合凸部を燃料サポートの燃料
挿入口に嵌合させ、制御棒の速度リミツタ上に燃料サポ
ートが載つた状態において制御棒を引き上げ、取り外し
具が燃料サポートと上部炉心格子との干渉を防止するよ
うに燃料サポートを案内し、制御棒と燃料サポートとを
一緒に炉心から引き出すことができるようになつてい
る。この結果、公知技術によれば制御棒の交換作業の能
率が向上するとともに、燃料サポートを把持するための
特別な治具等が不用となり、燃料サポートの落下事故を
確実に防止することができる。
一体的に炉心から吊り上げる方法が、特公昭59-45958号
公報に記載されている。この特公昭59-45958号公報に記
載の方法（以下公知技術と称す）は、鳥籠状の取り外し
具を制御棒に外嵌させて燃料サポート上に降ろし、取り
外し具の下部に形成した嵌合凸部を燃料サポートの燃料
挿入口に嵌合させ、制御棒の速度リミツタ上に燃料サポ
ートが載つた状態において制御棒を引き上げ、取り外し
具が燃料サポートと上部炉心格子との干渉を防止するよ
うに燃料サポートを案内し、制御棒と燃料サポートとを
一緒に炉心から引き出すことができるようになつてい
る。この結果、公知技術によれば制御棒の交換作業の能
率が向上するとともに、燃料サポートを把持するための
特別な治具等が不用となり、燃料サポートの落下事故を
確実に防止することができる。
ところで、燃料サポートは、制御棒と異なり長年月に亘
り繰り返し使用されるもので、第６図に示すような形状
をしている。すなわち、燃料サポート10は、全体が略円
筒状をなし、中心に対し90度間隔をもつて四つの円形の
燃料挿入口12が形成されている。そして、燃料挿入口12
間の中央部が十字状の制御棒挿通孔14となつている。ま
た、外周部には、下部が制御棒案内管に嵌入したとき
に、制御棒案内管の上端部に当接する係止部16が形成さ
れるとともに、下部格子板に設けたピンと係合する位置
決め凸部18が形成してある。さらに、燃料サポート10の
下部内側は、詳細を後述する制御棒の速度リミツタ上面
と略等しい傾斜をもつ当接部20となつており、この当接
部20が速度リミツタ上に乗るようになつている。
り繰り返し使用されるもので、第６図に示すような形状
をしている。すなわち、燃料サポート10は、全体が略円
筒状をなし、中心に対し90度間隔をもつて四つの円形の
燃料挿入口12が形成されている。そして、燃料挿入口12
間の中央部が十字状の制御棒挿通孔14となつている。ま
た、外周部には、下部が制御棒案内管に嵌入したとき
に、制御棒案内管の上端部に当接する係止部16が形成さ
れるとともに、下部格子板に設けたピンと係合する位置
決め凸部18が形成してある。さらに、燃料サポート10の
下部内側は、詳細を後述する制御棒の速度リミツタ上面
と略等しい傾斜をもつ当接部20となつており、この当接
部20が速度リミツタ上に乗るようになつている。
上記のごとく構成してある燃料サポート10は、制御棒に
外嵌した状態で炉心に装着されている。そして、前記公
知技術は、制御棒の交換の際、燃料サポート10の当接部
20が制御棒の速度リミツタの上部に乗つた状態のまま制
御棒を吊り下げ使用済み燃料プールに搬送する。すなわ
ち、制御棒22は、第７図に示すように燃料交換機24のト
ロリーホイスト26により吊り下げられ、燃料サポート10
を速度リミツタ上に乗せた状態で炉心28から引き抜かれ
る。炉心28から引き抜かれた制御棒22は、燃料交換機24
により使用済燃料プール30内に降ろされる。従来の制御
棒の交換においては、制御棒22を使用済燃料プール30に
降ろした後、燃料サポート10を制御棒22から離脱し、使
用済燃料プール30の底部に設けた燃料サポート仮置台32
上に置くようになつている。
外嵌した状態で炉心に装着されている。そして、前記公
知技術は、制御棒の交換の際、燃料サポート10の当接部
20が制御棒の速度リミツタの上部に乗つた状態のまま制
御棒を吊り下げ使用済み燃料プールに搬送する。すなわ
ち、制御棒22は、第７図に示すように燃料交換機24のト
ロリーホイスト26により吊り下げられ、燃料サポート10
を速度リミツタ上に乗せた状態で炉心28から引き抜かれ
る。炉心28から引き抜かれた制御棒22は、燃料交換機24
により使用済燃料プール30内に降ろされる。従来の制御
棒の交換においては、制御棒22を使用済燃料プール30に
降ろした後、燃料サポート10を制御棒22から離脱し、使
用済燃料プール30の底部に設けた燃料サポート仮置台32
上に置くようになつている。
一方、制御棒22を炉心28に装着する場合には、新しい制
御棒22を燃料交換機24のトロリーホイスト26により吊り
下げ、炉心28内に降ろし、制御棒22の下端部に設けてあ
るカツプリングを制御棒案内管内に配置してある制御棒
駆動機構のカツプリング部と係合させる。その後、燃料
交換機24を使用済燃料プール30の上方に移動し、燃料サ
ポート仮置台32上に置いてある燃料サポート10を吊り上
げ、炉心28に装着した制御棒22に外嵌する。
御棒22を燃料交換機24のトロリーホイスト26により吊り
下げ、炉心28内に降ろし、制御棒22の下端部に設けてあ
るカツプリングを制御棒案内管内に配置してある制御棒
駆動機構のカツプリング部と係合させる。その後、燃料
交換機24を使用済燃料プール30の上方に移動し、燃料サ
ポート仮置台32上に置いてある燃料サポート10を吊り上
げ、炉心28に装着した制御棒22に外嵌する。
このように、公知技術による制御棒交換作業は、使用済
燃料プールにおいて取り外し具と燃料サポート10を制御
棒から離脱させる作業を必要とする。また、新しい制御
棒を炉心に装着する場合には、制御棒22と燃料サポート
10とを別々に装着する必要がある。このため、燃料交換
機24を何回も操作しなければならず、交換作業が煩雑で
あり、多くの時間を必要とする。また、従来の燃料サポ
ート10は、当接部20が制御棒22の速度リミツタ上部とほ
ぼ等しい傾斜を有するフラツトな形状となつているた
め、速度リミツタの上部が燃料サポート10に噛み込み、
燃料サポート10を制御棒22から容易に離脱することがで
きない場合を生ずるばかりでなく、燃料サポート10の制
御棒22への着座が不安定になる。
燃料プールにおいて取り外し具と燃料サポート10を制御
棒から離脱させる作業を必要とする。また、新しい制御
棒を炉心に装着する場合には、制御棒22と燃料サポート
10とを別々に装着する必要がある。このため、燃料交換
機24を何回も操作しなければならず、交換作業が煩雑で
あり、多くの時間を必要とする。また、従来の燃料サポ
ート10は、当接部20が制御棒22の速度リミツタ上部とほ
ぼ等しい傾斜を有するフラツトな形状となつているた
め、速度リミツタの上部が燃料サポート10に噛み込み、
燃料サポート10を制御棒22から容易に離脱することがで
きない場合を生ずるばかりでなく、燃料サポート10の制
御棒22への着座が不安定になる。
本発明は、制御棒の交換の際、燃料サポートの制御棒へ
の着座を安定にするとともに、その離脱を容易にし、制
御棒の交換作業の安全化と簡素化を図ることを目的とす
る。
の着座を安定にするとともに、その離脱を容易にし、制
御棒の交換作業の安全化と簡素化を図ることを目的とす
る。
本発明の制御棒交換方法は、上記目的を達成するため
に、使用済の制御棒に燃料サポートを外嵌させ、一体的
に炉心から吊り上げて使用済燃料プールに搬送し、前記
使用済燃料プールの底に立設した円筒状の制御棒収納部
に前記制御棒を前記燃料サポートから離脱させて収納
し、次に、前記燃料サポートを新たな制御棒の上方に配
置し、この新たな制御棒に前記燃料サポートを外嵌させ
て吊り上げ、前記燃料サポートと前記新たな制御棒とを
一体的に搬送し、前記炉心に前記新たな制御棒を装着す
る制御棒交換方法において、前記燃料サポートが前記制
御棒の下部に形成された傘状の速度リミツタと当接する
当接部に、噛み込み防止用の凸部を形成したものを使用
することを特徴とする 上記構成によれば、使用済制御棒と新たな制御棒とを交
換するに際し、燃料サポートの制御棒との当接部に形成
した凸部により、制御棒が燃料サポートに噛み込むこと
が防止されるので、燃料サポートの燃料棒からの離脱を
容易に行うことができるとともに、また、燃料サポート
を制御棒の速度リミツタ上へ安定して着座させることが
できる。
に、使用済の制御棒に燃料サポートを外嵌させ、一体的
に炉心から吊り上げて使用済燃料プールに搬送し、前記
使用済燃料プールの底に立設した円筒状の制御棒収納部
に前記制御棒を前記燃料サポートから離脱させて収納
し、次に、前記燃料サポートを新たな制御棒の上方に配
置し、この新たな制御棒に前記燃料サポートを外嵌させ
て吊り上げ、前記燃料サポートと前記新たな制御棒とを
一体的に搬送し、前記炉心に前記新たな制御棒を装着す
る制御棒交換方法において、前記燃料サポートが前記制
御棒の下部に形成された傘状の速度リミツタと当接する
当接部に、噛み込み防止用の凸部を形成したものを使用
することを特徴とする 上記構成によれば、使用済制御棒と新たな制御棒とを交
換するに際し、燃料サポートの制御棒との当接部に形成
した凸部により、制御棒が燃料サポートに噛み込むこと
が防止されるので、燃料サポートの燃料棒からの離脱を
容易に行うことができるとともに、また、燃料サポート
を制御棒の速度リミツタ上へ安定して着座させることが
できる。
本発明に係る制御棒交換方法及び制御棒支持ラツクの好
ましい実施例を、添付図面に従つて詳説する。なお、前
記従来技術において説明した部分に対応する部分につい
ては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ましい実施例を、添付図面に従つて詳説する。なお、前
記従来技術において説明した部分に対応する部分につい
ては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第３図は、BWRの炉心構造の一部を示す断面図である。
第３図において燃料サポート10は、下部が制御棒案内管
34に挿入されている。制御棒案内管34は、上端部が炉心
支持板36に支持されている。制御棒22は、燃料サポート
10を貫通しており、十字状の制御棒プレード36の上端部
に把手38が設けられている。制御棒22の下端部は、傘状
をした速度リミツタ40が一体に形成されており、この速
度リミツタ40の下部にカツプリング42が設けられてい
て、制御棒案内管34内に配置した制御棒駆動機構のイン
デツクス管44に設けたカツプリングスパツド46と係合し
ている。
34に挿入されている。制御棒案内管34は、上端部が炉心
支持板36に支持されている。制御棒22は、燃料サポート
10を貫通しており、十字状の制御棒プレード36の上端部
に把手38が設けられている。制御棒22の下端部は、傘状
をした速度リミツタ40が一体に形成されており、この速
度リミツタ40の下部にカツプリング42が設けられてい
て、制御棒案内管34内に配置した制御棒駆動機構のイン
デツクス管44に設けたカツプリングスパツド46と係合し
ている。
制御棒22の周囲に配置してある燃料集合体48は、下端部
が燃料サポート10の燃料挿入口12内に嵌入しており、燃
料サポート10に支持されている。燃料集合体48の上端部
は、上部格子板50の空間部に挿入され、水平方向の動き
を規制されている。また、燃料集合体48の上部には、燃
料集合体48を吊り下げるための把手52が設けてある。
が燃料サポート10の燃料挿入口12内に嵌入しており、燃
料サポート10に支持されている。燃料集合体48の上端部
は、上部格子板50の空間部に挿入され、水平方向の動き
を規制されている。また、燃料集合体48の上部には、燃
料集合体48を吊り下げるための把手52が設けてある。
燃料サポート10は、第４図に示すように、中央に十字状
の制御棒挿通孔14が形成されており、中心に対し90度間
隔をもつて四つの燃料挿入口12が設けてある。また、燃
料サポート10の当接部20は、第５図に示すように凸部54
が形成されており、制御棒22の速度リミツタ40が当接部
20に噛み込むのを防止するとともに、燃料サポート10が
速度リミツタ40の上部に安定して着座できるようになつ
ている。
の制御棒挿通孔14が形成されており、中心に対し90度間
隔をもつて四つの燃料挿入口12が設けてある。また、燃
料サポート10の当接部20は、第５図に示すように凸部54
が形成されており、制御棒22の速度リミツタ40が当接部
20に噛み込むのを防止するとともに、燃料サポート10が
速度リミツタ40の上部に安定して着座できるようになつ
ている。
次に、本発明に係る制御棒交換方法の説明をする。
制御棒の交換をする場合には、まず、第２図に示した燃
料交換機24を炉心上方に移動し、トロリーホイスト26に
より把手52を介して燃料集合体48を吊り上げ、使用済燃
料プール30に搬送する。次に、再び燃料交換機24を炉心
28の上方に移動し、トロリーホイスト26により把手38を
介して制御棒22を吊り上げる。制御棒22が吊り上げられ
ると、燃料サポート10の当接部20に設けた凸部54が制御
棒22の速度リミツタ40上面に当接し、燃料サポート10が
第２図に示すように制御棒22と一体に吊り上げられる。
トロリーホイスト26により吊り上げた制御棒22と燃料サ
ポート10とは、燃料交換機24を駆動することにより、使
用済燃料プール30に搬送され、制御棒22が使用済燃料プ
ール30の底面に立設してある制御棒支持ラツク56内に挿
入される。
料交換機24を炉心上方に移動し、トロリーホイスト26に
より把手52を介して燃料集合体48を吊り上げ、使用済燃
料プール30に搬送する。次に、再び燃料交換機24を炉心
28の上方に移動し、トロリーホイスト26により把手38を
介して制御棒22を吊り上げる。制御棒22が吊り上げられ
ると、燃料サポート10の当接部20に設けた凸部54が制御
棒22の速度リミツタ40上面に当接し、燃料サポート10が
第２図に示すように制御棒22と一体に吊り上げられる。
トロリーホイスト26により吊り上げた制御棒22と燃料サ
ポート10とは、燃料交換機24を駆動することにより、使
用済燃料プール30に搬送され、制御棒22が使用済燃料プ
ール30の底面に立設してある制御棒支持ラツク56内に挿
入される。
制御棒支持ラツク56は、第１図に示すように制御棒22を
直立して収納できるように、円筒状の制御棒収納部58を
ベース60上に立設した形状をしている。そして、制御棒
収納部58は、下部に複数の補強板62が取り付けられ、ベ
ース60上に安定して固定される。また、制御棒収納部58
の内径は、燃料サポート10の下部が嵌入できる大きさと
なつており、上端部に形成した開口部の内周面が燃料サ
ポート10の係止部16を受けるように面取りされ、燃料サ
ポート支持部64となつている。一方、制御棒収納部58内
の底面には制御棒22のカツプリング42が挿入できるカツ
プリングカバー66が設けられ、カツプリング42の損傷を
防止している。
直立して収納できるように、円筒状の制御棒収納部58を
ベース60上に立設した形状をしている。そして、制御棒
収納部58は、下部に複数の補強板62が取り付けられ、ベ
ース60上に安定して固定される。また、制御棒収納部58
の内径は、燃料サポート10の下部が嵌入できる大きさと
なつており、上端部に形成した開口部の内周面が燃料サ
ポート10の係止部16を受けるように面取りされ、燃料サ
ポート支持部64となつている。一方、制御棒収納部58内
の底面には制御棒22のカツプリング42が挿入できるカツ
プリングカバー66が設けられ、カツプリング42の損傷を
防止している。
使用済燃料プール30の底部に立設した制御棒支持ラツク
56は、上記のごとく構成されているため、燃料交換機24
のトロリーホイスト26が降ろされ、制御棒22が制御棒支
持ラツク56内に挿入されると、燃料サポート10は、下部
が制御棒収納部58内に嵌入し、係止部16が燃料サポート
支持部64に当接する。このため、燃料サポート10は、制
御棒支持ラツク56の上端部に乗つた状態で支持され、制
御棒22が下降するに従い制御棒22から離脱される。
56は、上記のごとく構成されているため、燃料交換機24
のトロリーホイスト26が降ろされ、制御棒22が制御棒支
持ラツク56内に挿入されると、燃料サポート10は、下部
が制御棒収納部58内に嵌入し、係止部16が燃料サポート
支持部64に当接する。このため、燃料サポート10は、制
御棒支持ラツク56の上端部に乗つた状態で支持され、制
御棒22が下降するに従い制御棒22から離脱される。
制御棒支持ラツク56上に乗つている燃料サポート10は、
燃料交換機24によりあらかじめ新たな制御棒22aが収納
してある制御棒支持ラツク56aの上に移動させられる。
なお、この際、制御棒支持ラツク56の上端部に燃料サポ
ート10の位置決め係合部18間に挿入する位置決め凸部や
位置決め用凹部を形成しておくと、燃料サポート10の位
置決めを容易におこなうことができる。
燃料交換機24によりあらかじめ新たな制御棒22aが収納
してある制御棒支持ラツク56aの上に移動させられる。
なお、この際、制御棒支持ラツク56の上端部に燃料サポ
ート10の位置決め係合部18間に挿入する位置決め凸部や
位置決め用凹部を形成しておくと、燃料サポート10の位
置決めを容易におこなうことができる。
このように、燃料サポート10を新たな制御棒22aの上方
に位置させた後は、新たな制御棒22aを吊り上げると、
新たな制御棒22が燃料サポート10を貫通し、前記した炉
心28からの搬送と同様に燃料サポート10と新たな制御棒
22aとを一体に吊り上げ搬送することができ、燃料サポ
ート10と新たな制御棒22aとを一緒に炉心28に装着する
ことができる。
に位置させた後は、新たな制御棒22aを吊り上げると、
新たな制御棒22が燃料サポート10を貫通し、前記した炉
心28からの搬送と同様に燃料サポート10と新たな制御棒
22aとを一体に吊り上げ搬送することができ、燃料サポ
ート10と新たな制御棒22aとを一緒に炉心28に装着する
ことができる。
上記のように、本実施例によれば、燃料サポート10を制
御棒22から離脱させる操作を必要とせず、しかも燃料サ
ポート10を炉心28に装着する場合、制御棒22と一緒に装
着することができ、制御棒の交換作業を容易迅速におこ
なうことができる。また、本実施例に示した燃料サポー
ト10は、制御棒22との当接部20に凸部54を設けているた
め、制御棒22が燃料サポート10に噛み込むことがなく、
燃料サポート10の制御棒22からの離脱を容易におこな
え、しかも燃料サポート10を制御棒22の速度リミツタ40
上に安定して着座させることができる。これらのことに
より、制御棒の交換は、現在平均して１日当り２本とな
つているものを、３〜４本程度の交換が可能となる。
御棒22から離脱させる操作を必要とせず、しかも燃料サ
ポート10を炉心28に装着する場合、制御棒22と一緒に装
着することができ、制御棒の交換作業を容易迅速におこ
なうことができる。また、本実施例に示した燃料サポー
ト10は、制御棒22との当接部20に凸部54を設けているた
め、制御棒22が燃料サポート10に噛み込むことがなく、
燃料サポート10の制御棒22からの離脱を容易におこな
え、しかも燃料サポート10を制御棒22の速度リミツタ40
上に安定して着座させることができる。これらのことに
より、制御棒の交換は、現在平均して１日当り２本とな
つているものを、３〜４本程度の交換が可能となる。
なお、前記実施例においては、制御棒支持ラツク56上端
が制御棒22より高い場合について説明したが、制御棒支
持ラツク56の高さを制御棒22より低くすることにより、
燃料サポート10を新たな制御棒22aに直接嵌合させるこ
とができ、新たな制御棒22aと燃料サポート10との位置
合わせを容易におこなうことができるばかりでなく、新
たな制御棒22aの吊り上げ作業も容易となる。
が制御棒22より高い場合について説明したが、制御棒支
持ラツク56の高さを制御棒22より低くすることにより、
燃料サポート10を新たな制御棒22aに直接嵌合させるこ
とができ、新たな制御棒22aと燃料サポート10との位置
合わせを容易におこなうことができるばかりでなく、新
たな制御棒22aの吊り上げ作業も容易となる。
以上に説明したごとく、本発明によれば、使用済制御棒
と新たな制御棒との交換に際し、燃料サポートと制御棒
との離脱を容易に行うことができるとともに、燃料サポ
ートを制御棒の速度リミツタ上へ安定して着座させるこ
とができるので、制御棒の交換作業を、容易、迅速に行
うことができ、作業の安全化と簡素化を図ることができ
る。
と新たな制御棒との交換に際し、燃料サポートと制御棒
との離脱を容易に行うことができるとともに、燃料サポ
ートを制御棒の速度リミツタ上へ安定して着座させるこ
とができるので、制御棒の交換作業を、容易、迅速に行
うことができ、作業の安全化と簡素化を図ることができ
る。
第１図は本発明に係る実施例の制御棒支持ラツクの説明
図、第２図は本発明に係る制御棒交換方法の実施例の説
明図、第３図はBWRの炉心部の一部を示す断面図、第４
図は燃料サポートの平面図、第５図は本発明に係る制御
棒交換方法を容易におこなうための燃料サポートの実施
例を示す断面図、第６図は従来の燃料サポートの断面
図、第７図は従来の制御棒交換方法の説明図である。 10……燃料サポート、22……制御棒、22a……新たな制
御棒、24……燃料交換機、28……炉心、30……使用済燃
料プール、54……凸部、56……制御棒支持ラツク、58…
…制御棒収納部、66……カツプリングカバー。
図、第２図は本発明に係る制御棒交換方法の実施例の説
明図、第３図はBWRの炉心部の一部を示す断面図、第４
図は燃料サポートの平面図、第５図は本発明に係る制御
棒交換方法を容易におこなうための燃料サポートの実施
例を示す断面図、第６図は従来の燃料サポートの断面
図、第７図は従来の制御棒交換方法の説明図である。 10……燃料サポート、22……制御棒、22a……新たな制
御棒、24……燃料交換機、28……炉心、30……使用済燃
料プール、54……凸部、56……制御棒支持ラツク、58…
…制御棒収納部、66……カツプリングカバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 善一郎 茨城県日立市幸町３丁目１番１号 株式会 社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 実開 昭57−64793（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】使用済の制御棒（22）に燃料サポート（1
0）を外嵌させ、一体的に炉心（28）から吊り上げて使
用済燃料プール（30）に搬送し、前記使用済燃料プール
の底に立設した円筒状の制御棒収納部（58）に前記制御
棒を前記燃料サポートから離脱させて収納し、次に、前
記燃料サポートを新たな制御棒（22a）の上方に配置
し、この新たな制御棒に前記燃料サポートを外嵌させて
吊り上げ、前記燃料サポートと前記新たな制御棒とを一
体的に搬送し、前記炉心に前記新たな制御棒を装着する
制御棒交換方法において、前記燃料サポート（10）が前
記制御棒の下部に形成された傘状の速度リミッタ（40）
と当接する当接部（20）に、噛み込み防止用の凸部（5
4）を形成したものを使用することを特徴とする制御棒
交換方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60179019A JPH0664175B2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 制御棒交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60179019A JPH0664175B2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 制御棒交換方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6238395A JPS6238395A (ja) | 1987-02-19 |
| JPH0664175B2 true JPH0664175B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=16058687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60179019A Expired - Lifetime JPH0664175B2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 制御棒交換方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5473645A (en) * | 1993-05-21 | 1995-12-05 | General Electric Company | Fuel support and control rod storage rack |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5764793U (ja) * | 1980-10-03 | 1982-04-17 |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP60179019A patent/JPH0664175B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6238395A (ja) | 1987-02-19 |
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