JPH0663876U - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JPH0663876U
JPH0663876U JP391393U JP391393U JPH0663876U JP H0663876 U JPH0663876 U JP H0663876U JP 391393 U JP391393 U JP 391393U JP 391393 U JP391393 U JP 391393U JP H0663876 U JPH0663876 U JP H0663876U
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JP
Japan
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cylinder
crank pin
pin portion
connecting rod
pressure cylinder
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Application number
JP391393U
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English (en)
Inventor
朋一 伊東
茂次 杉本
Original Assignee
株式会社三和鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気圧縮機において、組付性の向上と部品の
共用化とを図る。 【構成】 放射状に低圧用シリンダ2と中圧用シリンダ
3と高圧用シリンダ4とを配置した空気圧縮機におい
て、片持支持されたクランクシャフト9の基端側に位置
する第1クランクピン部93に高圧用コンロッド8を、
該第1クランクピン部93よりも先端寄りに位置し且つ
これより小径の第2クランクピン部94に中圧用コンロ
ッド7を、該第2クランクピン部7よりも先端側に位置
し且つこれより小径の第3クランクピン部95に低圧用
コンロッド6をそれぞれ取り付ける一方、上記シリンダ
締着面11に、シリンダ受穴16と該シリンダ受穴16
の一側に連続してその径方向外方側へ延出する切欠部1
7とを形成し、さらに高圧用シリンダ8のフランジ部4
1をスペーサー20を介在せしめた状態で締着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、片持ちクランクシャフトを備えた多段式の空気圧縮機に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
空気圧縮機、特に大容量の空気圧縮機の開発に際しては、高性能で且つ簡略構 造で、しかも低価格で提供し得ることを考慮することが要求される。これらの要 求のうち、特に性能面においては三段圧縮方式が適していることは周知のところ である。
【0003】 また、このような三段圧縮方式を採用する場合において、構造の簡略化及び低 価格化を図る一つの方法として、例えばクランクシャフトを片持ち支持方式とす るとともに、このオーバハング部分に複数のクランクピン部を、その先端側から 基端側に向って順次径寸法が大きくなるように形成することが考えられる。この ようにすると、各コンロッドの大端部を環状の一体構造としても、クランクシャ フトへの組み付けに際しては、これらを径寸法の小さい先端寄りのクランクピン 部側から通してこれを基端寄りの大径のクランクピン部に順次移動させることで 組み付けることができることから、従来一般のように該大端部を二割り構造とし これをロットボルトを使用して締結することも不要となり、それだけ構造の簡略 化及び組付性の向上あるいは部品点数の低減による低価格化が図れるものである 。また、この方式を採用することにより、各段毎のストロークを変更することも 可能であることから圧縮効率の向上が期待でき、且つ負荷のかかる三段目のピス トンの径が太くなることから強度的にも有効である。
【0004】 このように、空気圧縮機の高性能化、簡略構造化あるいは低価格化を図る上に おいては、クランクシャフトを片持ちで且つ先端側ほど径寸法が小さくなる略タ ケノコ状とすることが有効な手段の一つであるということができる。
【0005】 一方、多段空気圧縮機においては、通常、シリンダブロックとシリンダとを別 体形成し、該シリンダブロックのクランク室の周囲に放射状に配置形成した円形 のシリンダ受穴に筒状のシリンダの一端に形成したインロー嵌合部を密嵌させ且 つこれを締着するようになっている。この場合、このシリンダのインロー嵌合部 の径寸法は、該インロー嵌合部に隣接されるフランジ部の適正寸法がシリンダ径 に対応して設定される関係上、該シリンダの周壁部分の外形寸法に近い値に設定 するのが通例である。また、このシリンダ受穴は、上述の如き一体形のコンロッ ドを採用する場合には、該コンロッドのクランクシャフトへの組付時において該 コンロッドの挿通スペースとして機能するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような片持ちで且つ略タケノコ状のクランクシャフトを採用す る場合、該クランクシャフトの応力性能を良好ならしめる必要上、圧縮反力が大 きいシリンダほどクランクシャフトの基端寄りのクランクピン部に対応させる配 置構造をとることが要求され、例えば、三段圧縮式の場合には、最終圧縮段であ る高圧用シリンダをクランクシャフトの最も基端よりのクランクピン部に対応さ せることとなる。
【0007】 ところが、この最終段のシリンダは、他のシリンダに比して最も径寸法が小さ く、従って、これが取り付けられるシリンダブロックのシリンダ受穴の径寸法も 最も小さくなっている。これに対して、この最終段のシリンダに設けられるコン ロッドはクランクシャフトの最も基端寄りで最大径をもつクランクピン部に対応 せしめられる関係上、その大端部の径寸法は他のものに比して最も大きくなって いる。
【0008】 この結果、コンロッドのクランクシャフトへの組付時に該コンロッドの大端部 をシリンダ受穴を通してクランク室内に差し入れる際、場合によっては該コンロ ッド大端部の径寸法がシリンダ受穴の内径寸法よりも大きくなり、その組み付け ができないというようなことが起こり得る。
【0009】 この場合、シリンダ受穴の径寸法をシリンダ径とは関係なくコンロッド大端部 の大きさに合わせて大きく設定しその挿脱を可能ならしめるということも考えら れるが、かかる構成とした場合には、上記シリンダ受穴の大径化に伴ってシリン ダのインロー嵌合部の径寸法が増大し、延いてはフランジ部がシリンダ径に対し て必要以上に大きくなり重量アップを招くとともに、当該シリンダ及びシリンダ ブロックがその機種にしか使用できない専用品となり、コストアップの一因にも なりかねず、いずれにしても得策とはいえないものである。
【0010】 そこで本考案は、片持ち式クランクシャフトに特有の利点を保有しつつ、構造 の簡略化及び部品の共用化を実現し得るようにした空気圧縮機を提供せんとして なされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、シリンダブロック のクランク室の周囲に順次放射状に形成した複数のシリンダ締着面に対して、低 圧用シリンダと中圧用シリンダと高圧用シリンダとを、それぞれその基端部に形 成したフランジ部を上記シリンダ締着面に衝合締着することで固定せしめるとと もに、該各シリンダに摺動自在に嵌装されるピストンと上記クランク室内に配置 されるクランクシャフトとをそれぞれコンロッドを介して連結し、吸入空気を上 記低圧用シリンダで一段圧縮した後、これを上記中圧用シリンダで二段目の圧縮 をし、さらに上記高圧用シリンダで三段目の圧縮をするようにした空気圧縮機に おいて、上記クランクシャフトは、上記シリンダブロック側の軸受に片持支持さ れた状態で上記クランク室内に配置され、そのクランクピン部は、上記軸受寄り に位置し且つ高圧用コンロッドが取り付けられる第1クランクピン部と、該第1 クランクピン部よりも先端寄りに位置して中圧用コンロッドが取り付けられると ともに上記第1クランクピン部よりも小径とされた第2クランクピン部と、該第 2クランクピン部よりも先端側に位置して低圧用コンロッドが取り付けられると ともに上記第2クランクピン部よりも小径とされた第3クランクピン部とで形成 され、さらに、上記シリンダブロックの上記高圧用シリンダに対応するシリンダ 締着面には、該シリンダブロックの側壁を貫通し且つ上記高圧用シリンダの端部 に形成したインロー嵌合部を密嵌可能とするシリンダ受穴と、該シリンダ受穴の 一側に連続してその径方向外方側へ延出し且つ該シリンダ受穴との間で上記高圧 用コンロッドの大端部の通過を許容し得る大きさをもつ切欠部とが形成されると ともに、上記高圧用シリンダは、そのフランジ部を、上記シリンダ締着面への衝 合状態において上記切欠部を閉蓋し得る形状をもつスペーサーを介在せしめた状 態で、該シリンダ締着面に対して締着固定されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】
本考案ではかかる構成とすることにより、最も大径の第1クランクピン部に取 り付けられる高圧用コンロッドの大端部は該第1クランクピン部の径に対応して 各コンロッドの中で最も大きくなる一方、該高圧用コンロッドのクランクシャフ トへの組付時にその挿通スペースとなる高圧用シリンダ用のシリンダ受穴は高圧 用シリンダが他のシリンダに比して最も小径であることに対応して最も小径とさ れる。従って、該高圧用コンロッドの大端部の径寸法がシリンダ受穴のそれより も大きくなってその挿通が阻止されることも起こり得るが、この場合には、上記 シリンダ受穴の一側にこれに連通してその径方向に延出する如く形成された切欠 部が該シリンダ受穴とともに該シリンダ受穴の径寸法よりも長さの大きな大端部 挿通スペースを形成することから、この挿通スペースを通して該大端部をシリン ダブロック内へ差し入れてクランクシャフトに組み付けることを可能ならしめる ものである。
【0013】 また、上述のようにシリンダブロック側に形成されるシリンダ受穴の一部に切 欠部を形成することでシリンダ側に不必要な形状変更を行なわしめることなくコ ンロッドの組付を可能ならしめるようにしていることから、該シリンダを当該機 種のみならず他の機種にもそのまま適用することができ、該シリンダの複数機種 間における共用化が可能となるものである。さらに、シリンダブロックのシリン ダ締着面とシリンダのフランジ部との間に別部材であるスペーサーを介在させ該 スペーサーによって上記切欠部を覆蓋することで該シリンダブロックとシリンダ との間のシール性を確保するようにしていることから、該切欠部及びスペーサー の形状等を適宜に設定することにより、該シリンダブロックを多機種に適用する ことができ、その共用化も可能となるものである。
【0014】
【考案の効果】
従って、本考案の空気圧縮機によれば、クランクシャフトの基端側の第1クラ ンクピン部に対応する高圧用コンロッドはその取付部となる大端部が各コンロッ ドの中で最も大径となる一方、該大端部の挿通スペースとなる高圧用シリンダに 対応するシリンダ受穴が各シリンダ受穴の中で最も小径となるという相反関係を 呈する片持ちクランクシャフトを備えた多段空気圧縮機でありながら、該片持ち クランクシャフトに特有の効果、即ち、構造が簡略で且つ該クランクシャフトへ のコンロッドの組付性も良好であるという利点を保有しつつ、シリンダあるいは シリンダブロックの共用化を実現しその低コスト化に寄与し得るという実用的な 効果が得られるものである。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の空気圧縮機を添付図面に示す実施例に基づいて具体的に説明す ると、図1及び図2には本考案の実施例にかかる空気圧縮機Zが示されている。 この空気圧縮機Zは、空冷三段圧縮式の空気圧縮機であって、該各図において符 号1はその軸方向の一端側にクランク室1aを形成したシリンダブロックである 。このシリンダブロック1の内部には、その一端と中間部にそれぞれジャーナル 部91,92を形成するとともに、その他端側に第1クランクピン部93と第2 クランクピン部94と第3クランクピン部95とを連続形成してなるクランクシ ャフト9が、上記各ピン部93,94,95を上記クランク室1aに位置せしめる とともに、上記ジャーナル部91とジャーナル部92とを上記シリンダブロック 1の軸受25,26にそれぞれ回転可能に支承せしめた片持ち状態で配置されて いる。そして、このクランクシャフト9は、その一端側に取り付けたプーリー3 1を介してモータ(図示省略)により回転駆動されるようになっている。尚、図2 において符号32は上記プーリー31に取り付けられたファンである。
【0016】 また、このクランクシャフト9の各クランクピン部93,94,95は、応力特 性を考慮して、支持部に近い第1クランクピン部93から先端側の第3クランク ピン部95にかけて次第に径寸法が減少するように形成されている。そして、こ の各クランクピン部93〜95のうち、最も大径の第1クランクピン部93には 後述する高圧用コンロッド8の大端部8aが、中径の第2クランクピン部94に は中圧用コンロッド7の大端部7aが、さらに最も小径の第3クランクピン部9 5には一対の低圧用コンロッド6,6の大端部6aが、それぞれ取り付けられてい る。尚、図2において符号34はポンプ駆動軸であって、該ポンプ駆動軸34は 所定の偏心量をもって上記クランクシャフト9の先端部、即ち、上記第3クラン クピン部95の端部に回動可能に連結されており、該クランクシャフト9の回転 に伴って回転し、潤滑油ポンプ33を駆動するようになっている。また、図2に おいて符号23及び24はバランスウェイトである。
【0017】 一方、上記シリンダブロック1のクランク室1aの外周壁には、上記クランク シャフト9の軸心から放射状に四つのシリンダ締着面11,11,12,13が形 成されている。この各シリンダ締着面11〜13のうち、シリンダブロック1の 上面側に位置する二つのシリンダ締着面11,11は、最も大径の低圧用シリン ダ2,2を取り付けるためのものであって、それぞれ該低圧用シリンダ2の端部 をインロー嵌合させるためのシリンダ受穴14が形成されている。また、シリン ダブロック1の一方の側壁に形成されたシリンダ締着面12には、中径の中圧用 シリンダ3の一端をインロー嵌合させるためのシリンダ受穴15が形成されてい る。さらに、シリンダブロック1の他方の側壁に形成されたシリンダ締着面13 には、最も小径の高圧用シリンダ4の端部に形成したインロー嵌合部42を嵌合 させるためのシリンダ受穴16が形成されている。
【0018】 上記各コンロッド6〜8は、ともに図1に示すような環状一体形の大端部6a 〜8aを有し、それぞれ対応するシリンダ受穴14〜16を通してクランク室1
a 内へ挿脱されるとともに、大径の高圧用コンロッド8側から順にクランクシャフ ト9に取り付けられる(取り外す場合はこの逆となる)。即ち、上記ポンプ駆動軸 34の装着前の状態において、それぞれ対応するシリンダ受穴14〜16から各 低圧用コンロッド6〜8の大端部6a〜8aをクランク室1a内に差し入れる。そ して、例えば、高圧用コンロッド8の取付けの場合には、先ずこの高圧用コンロ ッド8をクランクシャフト9の軸方向に若干傾けてその大端部8aに形成した軸 穴8b(図3参照)内に第3クランクピン部95の端部を臨ませた後、これをその まま第1クランクピン部93側に移動させてこれに嵌合させるものである。他の コンロッド6,7の場合も同様である。
【0019】 このように、クランクシャフト9を片持ちの略タケノコ状に形成するとともに 、各コンロッド6〜8の大端部6a〜8aを環状一体形とし、これを該クランクシ ャフト9の端部から順次嵌合させるようにすることで、構造の簡略化あるいは組 付作業性の向上が図れることは既述の通りである。
【0020】 ところで、このようなクランク構造を採用した場合に問題となるのは高圧用コ ンロッド8の組付性である。即ち、高圧用シリンダ4部分においては、その高圧 用コンロッド8の大端部8aはクランクシャフト9の各クランクピン部の中で最 も大径の第1クランクピン部93に嵌合するものであることからその径寸法が最 も大きい反面、該高圧用コンロッド8の大端部8aの挿脱スペースとなる上記シ リンダ受穴16は高圧用シリンダ4が各シリンダの内で最も小径であることに対 応して最も小径となっている。従って、例えば空気圧縮機の容量、圧縮比等の諸 条件によっては、該高圧用コンロッド8の大端部8aの外形が上記シリンダ受穴 16の内径よりも大きいという場合も生じ、かかる場合には、該高圧用コンロッ ド8の組み付けができないこととなり、片持ちクランクシャフトの有する上述の 如き利点を活用できないことになる。また、高圧用コンロッド8の取付けを可能 とするために、上記シリンダ受穴16の径寸法を、シリンダ径に応じて決定され る所定寸法以上にむやみに大きくした場合には、シリンダの大形大重量化を招く こととなり得策でないことは既述の通りである。
【0021】 ところが、この実施例のものにおいては、上記シリンダ受穴16の径寸法はシ リンダ径から決定される所定寸法に保持したまま、該シリンダ受穴16の一側に これに連続してその径方向へ延出する切欠部17を形成し、該シリンダ受穴16 と切欠部17とによって上記高圧用コンロッド8の大端部8aの挿通スペースを 確保するようにしている。このため、高圧用シリンダ4のインロー嵌合部42の 寸法変更あるいはシリンダブロック1のシリンダ受穴16の寸法変更を行うこと なく、該高圧用コンロッド8をシリンダ受穴16部分を通してクランク室1a内 に差し入れて第1クランクピン部93に嵌合させることができるものである。
【0022】 また、この場合、高圧用シリンダ4のシリンダ締着面13への取付状態におい て上記切欠部17部分のシール性を確保するべく、該シリンダ締着面13と高圧 用シリンダ4のフランジ部41との間に、上記切欠部17を覆蓋し得る大きさを もつスペーサー20とその両側に位置する一対のパッキン21,21とを介在さ せるようにしている。
【0023】 このようにすることで、高圧用シリンダ4においては、その径寸法さえ合えば これをそのまま他機種に適用することができ、またシリンダブロック1において もスペーサー20を介在させることで切欠部17を形成する必要の有る機種にも 必要のない機種にもそのまま適用することができ、この結果、該高圧用シリンダ 4とシリンダブロック1の共用化が図れ、延いては空気圧縮機全体としてのコス トダウンに寄与することができるものである。
【0024】 尚、上記高圧用コンロッド8は、クランクシャフト9側への取付状態において は図3に実線図示する如く軸穴8bを横方向に向けた状態とされるが、これを着 脱する場合には同図に鎖線図示するように該軸穴8bが上下方向に向くように9 0°回転させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる空気圧縮機の一部断面
正面図である。
【図2】図1のII-II縦断面図である。
【図3】図1に示した空気圧縮機の高圧部の要部分解斜
視図である。
【符号の説明】
1はシリンダブロック、2は低圧用シリンダ、3は中圧
用シリンダ、4は高圧用シリンダ、5はピストン、6は
低圧用コンロッド、7は中圧用コンロッド、8は高圧用
コンロッド、9はクランクシャフト、11〜13はシリ
ンダ締着面、14〜16はシリンダ受穴、17は切欠
部、20はスペーサー、21はパッキン、23および2
4はバランスウェイト、25〜27は軸受、31はプー
リー、32はファン、33は潤滑油ポンプ、34はポン
プ駆動軸、41はフランジ部、42はインロー嵌合部、
91および92はジャーナル部、93〜95はクランク
ピン部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックのクランク室の周囲に
    順次放射状に形成した複数のシリンダ締着面に対して、
    低圧用シリンダと中圧用シリンダと高圧用シリンダと
    を、それぞれその基端部に形成したフランジ部を上記シ
    リンダ締着面に衝合締着することで固定せしめるととも
    に、該各シリンダに摺動自在に嵌装されるピストンと上
    記クランク室内に配置されるクランクシャフトとをそれ
    ぞれコンロッドを介して連結し、吸入空気を上記低圧用
    シリンダで一段目の圧縮をした後、これを上記中圧用シ
    リンダで二段目の圧縮をし、さらに上記高圧用シリンダ
    で三段目の圧縮をするようにした空気圧縮機であって、 上記クランクシャフトは、上記シリンダブロック側の軸
    受に片持支持された状態で上記クランク室内に配置さ
    れ、そのクランクピン部は、上記軸受寄りに位置し且つ
    高圧用コンロッドが取り付けられる第1クランクピン部
    と、該第1クランクピン部よりも先端寄りに位置して中
    圧用コンロッドが取り付けられるとともに上記第1クラ
    ンクピン部よりも小径とされた第2クランクピン部と、
    該第2クランクピン部よりも先端側に位置して低圧用コ
    ンロッドが取り付けられるとともに上記第2クランクピ
    ン部よりも小径とされた第3クランクピン部とで形成さ
    れ、 さらに、上記シリンダブロックの上記高圧用シリンダに
    対応するシリンダ締着面には、該シリンダブロックの側
    壁を貫通し且つ上記高圧用シリンダの端部に形成したイ
    ンロー嵌合部を密嵌可能とするシリンダ受穴と、該シリ
    ンダ受穴の一側に連続してその径方向外方側へ延出し且
    つ該シリンダ受穴との間で上記高圧用コンロッドの大端
    部の通過を許容し得る大きさをもつ切欠部とが形成され
    るとともに、 上記高圧用シリンダは、そのフランジ部を、上記シリン
    ダ締着面への衝合状態において上記切欠部を閉蓋し得る
    形状をもつスペーサーを介在せしめた状態で、該シリン
    ダ締着面に対して締着固定されていることを特徴とする
    空気圧縮機。
JP391393U 1993-02-10 1993-02-10 空気圧縮機 Pending JPH0663876U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022008018A1 (en) * 2020-07-07 2022-01-13 Invenio Lab Aps Multi-stage compressor

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