JPH0662497U - 不織布採暖具 - Google Patents

不織布採暖具

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JPH0662497U
JPH0662497U JP418393U JP418393U JPH0662497U JP H0662497 U JPH0662497 U JP H0662497U JP 418393 U JP418393 U JP 418393U JP 418393 U JP418393 U JP 418393U JP H0662497 U JPH0662497 U JP H0662497U
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base cloth
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社 寺島
博 海老原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチング基布の抜け止めや基布の伸びを防
止し簡単な作業によって抜け止めや伸びを防止できるこ
と。 【構成】 不織布基布をニードルパンチングすることに
よって突き出された接結部5の突き出し綿部分4に抜け
防止のための係止手段を有している。該係止手段は上記
突き出し綿部4に塗布したラッテクス9、上記突き出し
綿部4を毛焼きにて変形硬化させた硬質部29もしくは
上記不織布基布の第1の基布1と上記第2の基布2との
間に介在した第3の基布33を選択して用いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不織布採暖具に関し、特に、不織布を用いてニードルパンチにて基 布を一体にした不織布採暖具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の不織布採暖具には、不織布でなる第1の基布の一面にコードヒータのよ うなヒータを蛇行して配設し、その一面に接着剤もしくは接着シートを被せ、さ らに、接着剤もしくは接着シートの上に、不織布でなる第2の基布を設けように 構成したた電気毛布もしくは電気敷毛布などが実用に供されている。
【0003】 このような不織布採暖具は、接着剤もしくは接着シートが、第1の基布及び第 2の基布に吸収されるため第1及び第2の基布が剥離しやすくなるとともに、出 来上がった製品が硬化してしまい、製品の使用感覚を損なうことがある。
【0004】 上述の構成をさらに改良した不織布採暖具としては、ニードルパンチングによ って、第1及び第2の基布を結合するものが提案されている。たとえば、特開昭 57−185691号公報では、フェルト等の不織布でなる断熱材とニードルパ ンチフェルト等の不織布でなる表面材間にヒータを配設し、表面材とヒータを配 設済みの断熱材を結合するのにヒータを配設していない部分をニードルを用いて にニードルパンチング加工してなる不織布採暖具が開示されている。この不織布 採暖具では、ニードルを用いてニードルパンチ加工をするときニードルを加熱し 表面材及び断熱材を構成する不織布の繊維糸をちぢれさせて、からませを強くし ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、不織布の繊維質をからみ合わせて不織布同士を結合することは 、断熱材から表面材が抜けたり、断熱材と表面材との間で異なる伸びを生じ、実 用化に問題がある。
【0006】 また、ニードルを加熱してニードルパンチ加工をするときに、ニードルの熱に よって、ちぢれ毛を発生させるには、ニードルを加熱するための加熱ヒータをニ ードルパンチング装置に備える等、設備の大型化を必要とする。
【0007】 それ故に、本考案の課題は、ニードルパンチ加工を施した不織布基布の抜け止 めや伸びを防止し簡単な作業によって抜け止めや伸びを防止できる不織布採暖具 を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、第1の基布と第2の基布とを重ね合わせた不織布基布と、該 第1の基布と該第2の基布との間に配設したヒータとを含み、該ヒータを配線し ていない該不織布基布部分にニードルパンチングにより形成した接結部を有して いる不織布採暖具において、上記ニードルパンチングによって突き出された上記 接結部の突き出し綿部分に抜け防止のための係止手段を有していることを特徴と する不織布採暖具が得られる。
【0009】 また、本考案によれば、上記係止手段は上記突き出し綿部に塗布したラッテク スである不織布採暖具が得られる。
【0010】 また、本考案によれば、上記係止手段は上記突き出し綿部を毛焼きにて変形硬 化させた硬質部である不織布採暖具が得られる。
【0011】 また、本考案によれば、第1の基布と第2の基布とを重ね合わせた不織布基布 と、該第1の基布と第2の基布との間に配設したヒータとを含み、該ヒータを配 設していない該不織布基布部分にニードルパンチングにより形成した接結部を有 している不織布採暖具において、上記接結部の抜けを防止のための係止手段を有 し、該係止手段は、上記不織布基布の上記第1の基布と上記第2の基布との間に 介在した第3の基布である不織布採暖具が得られる。
【0012】
【作用】
本考案の不織布採暖具によると、ニードルパンチングの突き出し綿部の抜け防 止のための係止手段としてラテックススを突き出し綿部分に塗布することにより 、パンチイグ綿の抜け防止と、不織布基布の引き裂き強度とが向上し、さらに生 地に風合を保つ。
【0013】 また、係止手段として突き出し綿部分を毛焼きにて変形硬化した硬質部を形成 し、突き出し綿部相互が毛焼きによって変形に硬化しからみあわせることで、パ ンチング綿の抜け防止と、不織布基布の引き裂き強度を向上することができ、毛 焼きした硬質部によって、床もしくは布団などの間のズレを防止し、さらに生地 の風合を保つ。
【0014】 さらに、第1の基布と第2の基布との間に第3の基布を挟みニードルパンチン グすると、パンチング綿の抜け防止と、不織布基布の引き裂き強度を向上するこ とができる。
【0015】
【実施例】
図1は不織布採暖具の第1の実施例を示す。図1を参照して、不織布採暖具は 、不織布でなる第1及び第2の基布1,2を重ねニードルパンチングによって形 成した接結部5を有している。第1及び第2の基布1,2と接結部5との間に形 成された空間部分Sには、コードヒータのような可撓性のヒータ7が配線されて いる。即ち、第1及び第2の基布1,2には、ヒータ7を配線していない部分に 接結部5が形成されている。接結部5には、ニードルパンチングによって第1及 び第2の基布1,2の一面から突き出された突き出し綿部分4に係止手段として のラテックス9が塗布されている。
【0016】 この不織布採暖具は、第1及び第2の基布1,2を重ね合わせ、第1の基布1 の上からニードルパンチ針によってニードリングして第1の基布1と第2の基布 2とを一体にからみ合わせる。次に、接結部5によって形成された第1の基布1 と第2の基布2の間にヒータ7を通線する。そして、第1の基布1の上に突き出 した突き出し綿部分4にラテックス9を塗布する。この不織布採暖具では、乾燥 して固まったラテックス9によって第1及び第2の基布1,2同士の抜け止めさ れる。第1及び第2の基布1,2はラテックス9によって固定されるため伸びが おこらない。また、ラテックス9によって、床もしくは布団との間のズレを防止 し他面で生地の風合を保つ。
【0017】 図2は不織布採暖具の第2の実施例を示す。なお、第1図の不織布採暖具と同 じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。この不織布採暖具は、図1のラテ ックス9に代えて、ニードルパンチングによって基布1,2の一面から突き出し た接結部5の突き出し綿部分4を毛焼きにて変形硬化させた係止手段としての硬 質部29を有している。毛焼きにて変形硬化させた硬質部29の先端は溶けて球 状になっている。
【0018】 この不織布採暖具は、第1及び第2の基布1,2を重ね合わせ、第1の基布1 の上からニードルパンチ針によってニードリングして第1の基布1と第2の基布 2とを一体にからみ合わせる。次に、接結部5によって形成された第1の基布1 と第2の基布2の間にヒータ7を通線する。そして、第1の基布1の上に飛び出 した突き出し綿部分4をバーナー等の加熱源によって焼く。バーナー等の加熱源 によって焼かれた突き出し綿部分4は、先端が溶けて球状になった硬質部29に よって、第1及び第2の基布1,2同士の抜け止めができる。
【0019】 また、加熱源によって焼かれた突き出し綿部分4は、溶けた部分の繊維同士が からまり合い、第1及び第2の基布1,2の伸びがおこらない。また、毛焼きし た硬質部29によって、床もしくは布団との間のズレを防止し他面で生地の風合 を保つ。
【0020】 図3は不織布採暖具の第3の実施例を示す。なお、図3においても図1の不織 布採暖具と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0021】 図3を参照して、不織布採暖具は、図1のラテックス9の代わりに、第1の基 布1と第2の基布2との間に係止手段としての第3の基布33が介在されている 。接結部5の突き出し綿部分4は、第3の基布33を貫き第1及び第2の基布1 ,2と第3の基布33とが一体に接結されている。第3の基布33は不織布1, 2をエンボス加工した硬質な不織布もしくは平織布を用いている。
【0022】 次に、この不織布採暖具の製造方法を以下に示す。第1及び第2の不織布1, 2に第3の基布33を挟み込むようにして重ね合わせ、第1の不織布1の上から ニードルパンチ針によってニードリングして第1の不織布1と第2の不織布2と を一体にからみ合わせる。この際、ニードルパンチングによって不織布1,2の 突き出し綿部分4が基布3を貫き、不織布1,2と基布3とが一体に接結される 。次に、接結部5によって形成された第1の基布1と第2の基布2の間にヒータ 7を通線する。この状態で、第1及び第2の基布1,2同士の抜け止めができる 。
【0023】 また、突き出し綿部分4は、第3の基布33を貫いているため、第3の基布3 3によって第1及び第2の基布1,2の伸びがおこらない。また、第3の基布3 3を基布1,2の間に設けてあるため表裏面における風合を保つ。
【0024】 なお、第1、第2及び第3の実施例では、第1及び第2の基布1,2は、軟質 不織布(エンボス加工をしていないもの)が好ましく、かつ材質は、ポリエステ ルで200〜1000g/m2 が好ましい。
【0025】 なお、第1、第2及び第3の実施例では、電気毛布に適応できる不織布採暖具 ついて述べたが、他の不織布採暖具として、電気敷布、電気カーペット並びに電 気床マットなどに応用できることは言うまでもない。また、不織布は、第1及び 第2の不織布1,2の他に、さらに複数の不織布を重ね合わせニードルパンチ針 によってニードリングたものにも適応できる。
【0026】
【考案の効果】
以上、実施例により説明したように、本考案の不織布採暖具によると、パンチ ングの突き出し綿部の抜け防止のための係止手段が突き出し綿部にラテックスを 塗布したものであるため、第2の基布の不織布の固定がパンチングの突き出し綿 部のみでは第2の基布が第1の基布から剥がれてしまう状態を突き出し綿部にラ テックススを塗布することにより、パンチング綿の抜け防止と、第1の基布と第 2の基布の不織布基布に引き裂き強度を向上することができ、他面で生地に風合 を保つことができる。
【0027】 また、従来の第1の基布と第2の基布の不織布の固定がパンチングの突き出し 綿部のみでは、第2の基布が第1の基布から剥がれてしまう状態を、係止手段と して突き出し綿部を毛焼きにて変形硬化すると、突き出し綿部相互が毛焼きによ って変形に硬化からみあわせることで、パンチング綿の抜け防止と第1の基布と 第2の基布の引き裂き強度を向上することができ、毛焼きした硬質部によって、 床もしくは布団などの間のズレを防止し、他面で風合を保つことができる。
【0028】 さらに、従来の第1の基布と第2の基布の不織布の固定がパンチングの突き出 し綿部のみでは、第2の基布が第1の基布から剥がれてしまう状態を第2の基布 と第1の基布との間に第3の基布を重ねてニードルパンチングすることとしたた め、パンチング綿の抜け防止と、第2の基布と第1の基布との不織布基布の引き 裂き強度を向上することができ、さらに、ニードルパンチ以外の別の工程を必要 としないため、工程数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の不織布採暖具の第1の実施例を示す断
面図である。
【図2】本考案の不織布採暖具の第2の実施例を示す断
面図である。
【図3】本考案の不織布採暖具の第3の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 第1の基布 2 第2の基布 4 突き出し綿部分 5 接結部 7 ヒータ 29 硬質部 33 第3の基布

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基布と第2の基布とを重ね合わせ
    た不織布基布と、該第1の基布と第2の基布との間に配
    設したヒータとを含み、該ヒータを配設していない該不
    織布基布部分にニードルパンチングにより形成した接結
    部を有している不織布採暖具において、上記ニードルパ
    ンチングによって突き出された上記接結部の突き出し綿
    部分に抜け防止のための係止手段を有していることを特
    徴とする不織布採暖具。
  2. 【請求項2】 上記係止手段は上記突き出し綿部に塗布
    したラッテクスである請求項1記載の不織布採暖具。
  3. 【請求項3】 上記係止手段は上記突き出し綿部を毛焼
    きにて変形硬化させた硬質部である請求項1記載の不織
    布採暖具。
  4. 【請求項4】 第1の基布と第2の基布とを重ね合わせ
    た不織布基布と、該第1の基布と第2の基布との間に配
    設したヒータとを含み、該ヒータを配設していない該不
    織布基布部分にニードルパンチングにより形成した接結
    部を有している不織布採暖具において、上記接結部の抜
    けを防止のための係止手段を有し、該係止手段は、上記
    不織布基布の上記第1の基布と上記第2の基布との間に
    介在した第3の基布である不織布採暖具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005108494A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発熱体
JP2005108493A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発熱体

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JP2005108494A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発熱体
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