JPH0661197U - 取り付け用リング及び装飾紙付連続折りたたみ型トイレットペーパー包装袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 本考案は高価な硬質容器を用いずにホルダー
に取り付ける事ができ、任意に選んだ装飾模様で便所内
を装飾する事もできる、全長数１００ｍのジグザグ折ト
イレットペーパー用包装袋を得ようとするものである。 【構成】 ジグザグに折りたたんだ直方体状のトイレッ
トペーパー９の周囲を囲む柔軟な透明包装袋の上端近く
に硬質の取り付け用リング５を取り付け、該リングの左
右面にトイレットペーパーホルダーの軸受にはめ込む突
起６を設け、袋の前壁の内面と側壁の前半の内面に密着
する装飾紙８を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【産業上の利用分野】 本考案は長い連続紙をジグザグに折りたたんだト イレットペーパーの包装袋に関するものである。

【従来の技術】 実公平１ー１９１１１号「連続折りたたみ型トイレット ペーパー」は長さ数１００ｍの連続紙をジグザグに折りたたんで、縦長の箱形硬 質容器に入れ、従来のトイレットペーパーホルダーに取り付けて用いるものであ るが、この容器はかなり肉厚に造らねばならないため、高価になる。

【考案が解決しようとする課題】 上記のジグザグに折りたたんだトイレ ットペーパーはポリエチレン等のフィルムで包装して市販され、それを使用する 際、袋をすて、中身を容器内に入れて用いるが、本考案ではその包装袋自体を容 器として用い、高価な硬質容器を用いなくてもよいようにする。また、装飾模様 の付いた装飾紙を併用し、一つの袋の使用期間中、見あきない装飾模様で便所内 を装飾しうるようにする。

【課題を解決するための手段】 ジグザグ折りにしたトイレットペーパー の紙塊を包装する柔軟な透明フィルム製包装袋の上端付近に、硬質の取り付け用 リングを取り付け、そのリングにトイレットペーパーホルダーの軸受にはめ込む ための２個の突起を取り付け、袋の前壁内面と、側壁の前半の内面をおおう装飾 模様を印刷した装飾紙を用いる。

【実施例】 図１〜図４は本考案を実施したトイレットペーパーセットを 示し、１は厚さ０．１ｍｍ以下のポリエチレン、その他のプラスチックフィルム 、セロファン紙等から成る、透明で柔軟な、縦×横×高さが、８×１２×４０ｃ ｍ程度の直方体状の包装袋。２はその上壁に設けた開封用のミシン目。３は袋の 上面に突出した袋の延長部でもある手提げ突起。４はその貫通孔。５は袋１の上 端に近い外面に接着、または融着された厚さ１・２ｍｍの硬質プラスチック、プ ラスチックを含浸させた紙、金属、等から成る取り付け用リング。６、７はその 左右面に設けた直径７ｍｍ程度の円柱形の突起。８は花、樹木、動物、自然の風 景、その他の装飾模様をカラー印刷した装飾紙で袋１の前壁の内面と、側壁の内 面の前半に密着している。９はジグザグに折られた全長３００ｍ程度のトイレッ トペーパー。１０はその上下前後を一巻きし、上部で端を重ねて接着して成る、 厚さ０．３ｍｍ程度の紙製の帯封。１１はトイレットペーパー９の底と、帯封１ ０の間に入っている、ペーパー９の下面が平面状を維持するための、変形防止用 の厚紙である。 図５は上記のトイレットペーパーセットを便所のトイレットペーパーホルダー に取り付けた場合の正面図で、１２は便所の壁。１３はその前面に取り付けたト イレットペーパーホルダー。１４、１５はそれに取り付けた軸受。１６はふた。 １７は外に出たペーパー９の端である。 次にこの使用法を説明する。 図１〜４に示すトイレットペーパーセットを商店で購入し、手提げ突起３の貫 通孔４に手を通して持ち帰り、ミシン目２を引き裂き、帯封１０の上部の接着部 を引きはがし、ペーパー９の上端を１０ｃｍ程度引き出し、ホルダー１３の軸受 １４、１５に突起６、７をはめ込む。 その際、突起７を軸受１５に、まず、はめ、突起６を右手で持って右に押し、 リング５を数ｍｍ弾性変形させて横幅を縮め、左手で軸受１４を左に引き、ホル ダー１３を弾性変形させて数ｍｍ軸受を左によせ、軸受１４に突起６をはめ込む 事ができる。手提げ突起３は後へ折り曲げておく。 ペーパー９の端１７はふた１６とリング５の間に挟まれ、袋１内に自重でもど される事なく、袋１の前面にでた状態を保持する。 使用者はペーパーの端１７を更に２０ｃｍ程度引き出し、ペーパーに設けたミ シン目の所を両手で引き裂き、使用する。 ペーパー９は３００ｍ程度あるため、従来のロール型トイレットペーパーの５ 倍程度の期間使用できる。その間、リング５は内容が少なくなって変形しやすく なった袋１の形を保ち、ホルダー１３に持続的に取り付ける作用をし、装飾紙８ は便所内を美しく、あるいは楽しく、飾る作用をし、また、袋１を箱形に保持す る変形防止作用も示す。 ペーパー９の残存量は装飾紙８の後縁より後の袋１の側壁を通して見る事がで きるので、ペーパー９がなくなれば、リング５をホルダー１３からはずし、新し いトイレットペーパーセットを取り付ける。 このようなトイレットペーパーセットを造る方法は種々可能である。例えば、 上の開いた袋１をまず造り、その周囲にリング５を取り付け、中に装飾紙８を入 れ、ペーパー９を帯封１０で巻いた紙塊を収め、袋１の上口をヒートシールし、 その際に袋の上部で手提げ突起３を造り、完成品を得たり、この紙塊の前面にま ず、装飾紙８を張り付け、その周囲を平らなプラスチックフィルムで囲み、ヒー トシールで袋１を形成し、ついで、加熱するか、接着剤を塗ったリング５をはめ 込み、袋１に融着または接着して完成品を得る等である。 リング５は袋１の内面に取り付けてもよい。 紙塊を袋１で囲んだ後、厚さ０．２ｍｍ程度、幅数ｃｍの紙ベルトに接着剤を 付け、袋１の上端近くに１０数回巻き付け、リング５を形成させ、更に突起６、 ７をそれに取り付けてもよい。 上の開いた箱形の袋１の上端に金属製のリング５を取り付け、リングの上縁を 折り曲げ、袋１の上縁を挟み込み、固定してもよい。その場合、袋の上口に、粘 着剤を周囲に付けたフィルムをかぶせ、ふさいでもよい。 リング５の 後部を除去し、コの字形にしてもよい。 ホルダー１３に突起６、７の付いた袋１とほぼ同形の硬質透明容器を取り付け ている場合には、袋１を開いて装飾紙８と紙塊を取り出し、その容器中に収め、 容器側壁の後半部から内部のペーパー９の残存量を確認しつつ、装飾紙８で便所 内を飾る事もできる。 包装袋１を不透明な紙製にし、その前面と側面に装飾紙８の模様を印刷し、側 面の後半部の下方に、縦×横が５×２ｃｍ程度の窓を開け、透明フィルムを張り 付け、内部を見うるようにしてもよい。 装飾紙８は様々なデザインの物を作製し、任意の物を選びうるようにする。

【考案の効果】 本考案を実施すれば、高価な硬質容器を用いずに、ジグ ザグ折りの長さ数１００ｍのトイレットペーパーをホルダーに取り付けうるよう になり、その紙の続くかぎり、適宜選んだ装飾模様で便所内を飾る事ができ、か つ、紙の残存量を簡易に確認する事もできるようになる効果が生ずる。

【提出日】平成６年２月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【産業上の利用分野】 本考案は長い連続紙をジグザグに折りたたんだト イレットペーパーの包装袋に関するものである。

【従来の技術】 実公平１−１９１１１号「連続折りたたみ型トイレット ペーパー」は長さ数１００ｍの連続紙をジグザクに折りたたんで、縦長の箱形硬 質容器に入れ、従来のトイレットペーパーホルダーに取り付けて用いるものであ るが、この容器はかなり肉厚に造らねばならないため、高価になる。

【考案が解決しようとする課題】 上記のジグザグに折りたたんだトイレ ットペーパーはポリエチレン等のフィルムで包装して市販され、それを使用する 際、袋をすて、中身を容器内に入れて用いるが、本考案ではその包装袋自体を容 器として用い、高価な硬質容器を用いなくてもよいようにする。また、装飾模様 の付いた装飾紙を併用し、一つの袋の使用期間中、見あきない装飾模様で便所内 を装飾しうるようにする。

【課題を解決するための手段】 ジグザグ折りにしたトイレットペーパー の紙塊を包装する柔軟な透明フィルム製包装袋の上端付近に、硬質の取り付け用 リングを取り付け、そのリングにトイレットペーパーホルダーの軸受にはめ込む ための２個の突起を取り付け、袋の前壁内面と、側壁の前半の内面をおおう装飾 模様を印刷した装飾紙を用いる。

【実施例】 図１〜図４は本考案を実施したトイレットペーパーセットを 示し、１は厚さ０．１ｍｍ以下のポリエチレン、その他のプラスチックフィルム 、セロファン紙等から成る、透明で柔軟な、縦×横×高さが、８×１２×４０ｃ ｍ程度の直方体状の包装袋。２はその上壁に設けた開封用のミシン目。３は袋の 上面に突出した袋の延長部でもある手提げ突起。４はその貫通孔。５は袋１の上 端に近い外面に接着、または融着された厚さ１．２ｍｍの硬質プラスチック、プ ラスチックを含浸させた紙、金属、等から成る取り付け用リング。６、７はその 左右面に設けた直径７ｍｍ程度の円柱形の突起。８は花、樹木、動物、自然の風 景、その他の装飾模様をカラー印刷した装飾紙で袋１の前壁の内面と、側壁の内 面の前半に密着している。９はジクザグに折られた全長３００ｍ程度のトイレッ トペーパー。１０はその上下前後を一巻きし、上部で端を重ねて接着して成る、 厚さ０．３ｍｍ程度の紙製の帯封。１１はトイレットペーパー９の底と、帯封１ ０の間に入っている、ペーパー９の下面が平面状を維持するための、変形防止用 の厚紙である。 図５は上記のトイレットペーパーセットを便所のトイレットペーパーホルダー に取り付けた場合の正面図で、１２は便所の壁。１３はその前面に取り付けたト イレットペーパーホルダー。１４、１５はそれに取り付けた軸受。１６はふた。 １７は外に出たペーパー９の端である。 次にこの使用法を説明する。 図１〜４に示すトイレットペーパーセットを商店で購入し、手提げ突起３の貫 通孔４に手を通して持ち帰り、ミシン目２を引き裂き、帯封１０の上部の接着部 を引きはがし、ペーパー９の上端を１０ｃｍ程度引き出し、ホルダー１３の軸受 １４、１５に突起６、７をはめ込む。 その際、突起７を軸受１５に、まず、はめ、突起６を右手で持って右に押し、 リング５を数ｍｍ弾性変形させて横幅を縮め、左手で軸受１４を左に引き、ホル ダー１３を弾性変形させて数ｍｍ軸受を左によせ、軸受１４に突起６をはめ込む 事ができる。手提げ突起３は後へ折り曲げておく。 ペーパー９の端１７はふた１６とリング５の間に挟まれ、袋１内に自重でもど される事なく、袋１の前面にでた状態を保持する。 使用者はペーパーの端１７を更に２０ｃｍ程度引き出し、ペーパーに設けたミ シン目の所を両手で引き裂き、使用する。 ペーパー９は３００ｍ程度あるため、従来のロール型トイレットペーパーの５ 倍程度の期間使用できる。その間、リング５は内容が少なくなって変形しやすく なった袋１の形を保ち、ホルダー１３に持続的に取り付ける作用をし、装飾紙８ は便所内を美しく、あるいは楽しく、飾る作用をし、また、袋１を箱形に保持す る変形防止作用も示す。 ペーパー９の残存量は装飾紙８の後縁より後の袋１の側壁を通して見る事がで きるので、ペーパー９がなくなれば、リング５をホルダー１３からはずし、新し いトイレットペーパーセットを取り付ける。 このようなトイレットペーパーセットを造る方法は種々可能である。例えば、 上の開いた袋１をまず造り、その周囲にリング５を取り付け、中に装飾紙８を入 れ、ペーパー９を帯封１０で巻いた紙塊を収め、袋１の上口をヒートシールし、 その際に袋の上部で手提突起３を造り、完成品を得たり、この紙塊の前面にまず 、装飾紙８を張り付け、その周囲を平らなプラスチックフィルムで囲み、ヒート シールで袋１を形成し、ついで、加熱するか、接着剤を塗ったリング５をはめ込 み、袋１に融着または接着して完成品を得る等である。 リング５は袋１の内面に取り付けてもよい。 紙塊を袋１で囲んだ後、厚さ０．２ｍｍ程度、幅数ｃｍの紙ベルトに接着剤を 付け、袋１の上端近くに１０数回巻き付け、リング５を形成させ、更に突起６、 ７をそれに取り付けてもよい。 突起６、７を上から見て、左右端ほど細くなった台形に削り、前方に突出した ホルダー１３の左右のアーム間に、リング５を後方に向かって押し込むさい、突 起６、７の傾斜面がカムの作用をし、左右のアームを開き、突起６、７を軸受１ ４、１５に容易にはめ込み得るようにしてもよい。 突起６、７の位置において、リング５、袋１、ジグザグ折りのトイレットペー パー９等を左右方向に貫く、直径７ｍｍ、左右長１３ｃｍ程度の硬質紙製管、プ ラスチック製管等の軸を通し、左右に突出した部分を、突起６、７として用いて もよい。 あるいは、それより１・２ｃｍ後方において、リンク５その他を貫く、前後幅 １ｃｍ、左右長１４ｃｍ程度の金属板を通し、左右端を数ｍｍ下方に曲げ、軸受 １４、１５の後方において、ホルダー１３のアームの上縁に、その鍵型突起を引 っかけるようにしてもよい。（前方から見て、７の字形をなす金属片をリング５ の左右に取り付け、同様の効果を得てもよい。） 上の開いた箱形の袋１の上端に金属製のリンク５を取り付け、リングの上縁を 折り曲げ、袋１の上縁を挟み込み、固定してもよい。その場合、袋の上口に、粘 着剤を周囲に付けたフィルムをかぶせ、ふさいでもよい。 リング５の 後部を除去し、コの字形にしてもよい。 ホルダー１３に突起６、７の付いた袋１とほぼ同形の硬質透明容器を取り付け ている場合には、袋１を開いて装飾紙８と紙塊を取り出し、その容器中に収め、 容器側壁の後半部から内部のペーパー９の残存量を確認しつつ、装飾紙８で便所 内を飾る事もできる。 包装袋１を不透明な紙製にし、その前面と側面に装飾紙８の模様を印刷し、側 面の後半部の下方に、縦×横が５×２ｃｍ程度の窓を開け、透明フィルムを張り 付け、内部を見うるようにしてもよい。 装飾紙８は様々なデザインの物を作製し、任意の物を選びうるようにする。

【考案の効果】 本考案を実施すれば、高価な硬質容器を用いずに、ジグ ザグ折りの長さ数１００ｍのトイレットペーパーをホルダーに取り付けうるよう になり、その紙の続くかぎり、適宜選んだ装飾模様で便所内を飾る事ができ、か つ、紙の残存量を簡易に確認する事もできるようになる効果が生ずる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案を実施したトイレットペーパーセット
の平面図。

【図２】 横断面図。

【図３】 正面図。

【図４】 縦断左側面図。

【図５】 トイレットペーパーセットを便所のホルダー
に取り付けた場合の正面図。

【符号の説明】

１ 包装袋。 ２ 開封用ミシン目。 ３ 手提げ突起。 ５ 取り付け用リング。 ６ 突起。 ７ 突起。 ８ 装飾紙。 ９ トイレットペーパー。 １０ 帯封。

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【手続補正書】

【提出日】平成５年１２月１１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ジグザグに折りたたんだトイレットペ
   ーパー９を収めるための、縦長の箱形をなす、プラスチ
   ック、セロファン紙等から成る、柔軟な透明フィルム製
   の包装袋１の上端に、該包装袋を補強し、トイレットペ
   ーパーホルダーに取り付けるための突起６、７を設け
   た、取り付け用リング５を取り付け、該包装袋１の前壁
   の内面と、側壁前半の内面に密着する、装飾模様を印刷
   した装飾紙を設けて成る、取り付け用リング及び装飾紙
   付の連続折りたたみ型トイレットペーパー包装袋。