JPH0660833A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
- Publication number
- JPH0660833A JPH0660833A JP23421992A JP23421992A JPH0660833A JP H0660833 A JPH0660833 A JP H0660833A JP 23421992 A JP23421992 A JP 23421992A JP 23421992 A JP23421992 A JP 23421992A JP H0660833 A JPH0660833 A JP H0660833A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- fluorescent film
- film
- index
- face plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2231/00—Cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2231/12—CRTs having luminescent screens
- H01J2231/121—Means for indicating the position of the beam, e.g. beam indexing
Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で、鮮鋭な映像を映し出せるフェ
ース・プレートを持つインデクス・カラー陰極線管の提
供。 【構成】 陰極線管のフェース・プレートであるガラス
基板の内面上に、白色蛍光膜を形成し、前以て決められ
た間隔で前記白色蛍光膜上にインデクス蛍光膜を塗布さ
れた蛍光膜を内蔵した単電子銃インデクス・カラー陰極
線管で、フェース・プレートの外側表面に、青、緑、
赤、黒、のストライプ状色フィルターを張り付け、フェ
ース・プレートの外側の色フィルターに対応する白色蛍
光膜をアドレシングする電子ビームを、色信号で変調す
る事により、カラー映像を陰極線管面上に表示する。
ース・プレートを持つインデクス・カラー陰極線管の提
供。 【構成】 陰極線管のフェース・プレートであるガラス
基板の内面上に、白色蛍光膜を形成し、前以て決められ
た間隔で前記白色蛍光膜上にインデクス蛍光膜を塗布さ
れた蛍光膜を内蔵した単電子銃インデクス・カラー陰極
線管で、フェース・プレートの外側表面に、青、緑、
赤、黒、のストライプ状色フィルターを張り付け、フェ
ース・プレートの外側の色フィルターに対応する白色蛍
光膜をアドレシングする電子ビームを、色信号で変調す
る事により、カラー映像を陰極線管面上に表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインデクス方式のカラー
陰極線管に関する。
陰極線管に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常のカラー陰極線管（以下ＣＲＴと略
す）は、三電子銃とシャドウ・マスクの組合せを使用
し、三色に塗り分けられた蛍光膜をそれぞれ発光させ、
鮮鋭な色映像を得ている。シャドウ・マスク方式の最大
な欠点は、電子銃からの電子ビームの約７０％が、シャ
ドウ・マスクで止められる事であった。電子ビームによ
るシャドウ・マスク金属の加熱による機械的な変形ばか
りでなく、ＣＲＴで消費される電力の節減の点からも、
従来のＣＲＴとは異なった方式で、カラー映像を映し出
せる新しいＣＲＴが、種々と考えられてきた。それ等の
考慮の中から、インデクス・カラーＣＲＴが、シャドウ
・マスクを使用せずに、単電子銃で、カラー映像を映し
出せるとして、注目されてきた。インデクス・カラーＣ
ＲＴは、単電子銃と従来と同じ蛍光膜内にインデクス蛍
光膜を加えた蛍光膜を内蔵している点が、従来のＣＲＴ
とは異なる。インデクス・カラーＣＲＴで、カラー映像
を蛍光膜に映し出すには、一本の電子銃からの電子ビー
ムで蛍光膜全面を高速で走査し、その電子ビームが各色
蛍光膜ストライプに照射されている時間の間、電子ビー
ムをビデオ色映像信号で変調する。電子ビームの色変調
を順次に行なう事により、カラー映像を得る。走査して
いる電子ビームの速度が速い事と、蛍光膜ストライプの
幅が非常に狭い事により、走査電子ビームが、一蛍光膜
ストライプを照射する時間は非常に短い。それ故、電子
ビームの色変調を蛍光面上で正確に行なうには、蛍光膜
中の電子ビームの位置合わせを正確に行なう必要があ
る。電子ビームの位置合わせをする目的で、インデクス
蛍光膜ストライプが、適当な間隔を置いて蛍光膜の中に
設置されている。走査電子ビームがインデクス蛍光体を
照射した時、インデクス蛍光膜が発光する。このインデ
クス蛍光膜の発光を検出し、蛍光膜面上の電子ビームの
走査位置を特定し、電子ビームの変調時間を随時に修正
し、三色蛍光膜面を構成する各色蛍光膜ストライプを電
子ビームが誤りなく発光させ、カラー映像を表示する。
す）は、三電子銃とシャドウ・マスクの組合せを使用
し、三色に塗り分けられた蛍光膜をそれぞれ発光させ、
鮮鋭な色映像を得ている。シャドウ・マスク方式の最大
な欠点は、電子銃からの電子ビームの約７０％が、シャ
ドウ・マスクで止められる事であった。電子ビームによ
るシャドウ・マスク金属の加熱による機械的な変形ばか
りでなく、ＣＲＴで消費される電力の節減の点からも、
従来のＣＲＴとは異なった方式で、カラー映像を映し出
せる新しいＣＲＴが、種々と考えられてきた。それ等の
考慮の中から、インデクス・カラーＣＲＴが、シャドウ
・マスクを使用せずに、単電子銃で、カラー映像を映し
出せるとして、注目されてきた。インデクス・カラーＣ
ＲＴは、単電子銃と従来と同じ蛍光膜内にインデクス蛍
光膜を加えた蛍光膜を内蔵している点が、従来のＣＲＴ
とは異なる。インデクス・カラーＣＲＴで、カラー映像
を蛍光膜に映し出すには、一本の電子銃からの電子ビー
ムで蛍光膜全面を高速で走査し、その電子ビームが各色
蛍光膜ストライプに照射されている時間の間、電子ビー
ムをビデオ色映像信号で変調する。電子ビームの色変調
を順次に行なう事により、カラー映像を得る。走査して
いる電子ビームの速度が速い事と、蛍光膜ストライプの
幅が非常に狭い事により、走査電子ビームが、一蛍光膜
ストライプを照射する時間は非常に短い。それ故、電子
ビームの色変調を蛍光面上で正確に行なうには、蛍光膜
中の電子ビームの位置合わせを正確に行なう必要があ
る。電子ビームの位置合わせをする目的で、インデクス
蛍光膜ストライプが、適当な間隔を置いて蛍光膜の中に
設置されている。走査電子ビームがインデクス蛍光体を
照射した時、インデクス蛍光膜が発光する。このインデ
クス蛍光膜の発光を検出し、蛍光膜面上の電子ビームの
走査位置を特定し、電子ビームの変調時間を随時に修正
し、三色蛍光膜面を構成する各色蛍光膜ストライプを電
子ビームが誤りなく発光させ、カラー映像を表示する。
【０００３】インデクス・カラーＣＲＴは、シャドウ・
マスクを使用しないので、電子線の利用効率が高い利点
がある。このことから、インデクス・カラーＣＲＴは、
明るい蛍光膜が得られるとして、近年注目される様にな
った。ところで、現在作られているインデクス・カラー
ＣＲＴの三色蛍光膜は、通常のシャドウマスクを用いた
カラーＣＲＴ用蛍光膜と同じ構造で構成されている。三
色の蛍光膜は、三色蛍光体を順次に塗布して作られるの
で、製造工程が煩雑になり、それだけ製造を困難にして
いた。特に、小型化したインデクス・カラーＣＲＴの蛍
光膜は、ストライプ幅が極度に狭くなるので、蛍光膜の
作成を困難にしていた。
マスクを使用しないので、電子線の利用効率が高い利点
がある。このことから、インデクス・カラーＣＲＴは、
明るい蛍光膜が得られるとして、近年注目される様にな
った。ところで、現在作られているインデクス・カラー
ＣＲＴの三色蛍光膜は、通常のシャドウマスクを用いた
カラーＣＲＴ用蛍光膜と同じ構造で構成されている。三
色の蛍光膜は、三色蛍光体を順次に塗布して作られるの
で、製造工程が煩雑になり、それだけ製造を困難にして
いた。特に、小型化したインデクス・カラーＣＲＴの蛍
光膜は、ストライプ幅が極度に狭くなるので、蛍光膜の
作成を困難にしていた。
【０００４】近年、インデクス・カラーＣＲＴを、携帯
用機器の表示装置に使用する傾向が強くなってきた。携
帯用機器は、携帯に便利なように、小型化が要求され
る。インデクス・カラーＣＲＴを小型化するには幾つか
の困難に遭遇する。その第一が、蛍光膜ストライプ幅の
極小化である。小型化されたインデクス・カラーＣＲＴ
の蛍光膜ストライプ幅は、例えば、１．３インチＣＲＴ
を作ろうとすると、１３インチ・カラーＣＲＴのストラ
イプ幅の十分の一以下にしなければならない。１３イン
チ・カラーＣＲＴのストライプ幅は、０．１４ｍｍであ
るので、１．３インチＣＲＴには、その十分の一、即
ち、１４μｍ以下のストライプ幅が必要となる。この様
に狭いストライプ幅の蛍光膜を作るには、一般に光感光
を用いた印刷法が使われている。いずれの塗布方法を用
いたとしても、狭いストライプ幅の蛍光膜を作成するに
は、使用する蛍光体の粒子径が、ストライプ幅よりも可
成小さくなければならない。理想的には、ストライプ幅
の五分の一、即ち、３μｍ以下であると良い結果がえら
れる。このように、粒子径の小さい蛍光体を使用して
も、欠陥の少ない小型のカラーＣＲＴの蛍光膜ストライ
プを、高い歩留で作ることは困難であった。
用機器の表示装置に使用する傾向が強くなってきた。携
帯用機器は、携帯に便利なように、小型化が要求され
る。インデクス・カラーＣＲＴを小型化するには幾つか
の困難に遭遇する。その第一が、蛍光膜ストライプ幅の
極小化である。小型化されたインデクス・カラーＣＲＴ
の蛍光膜ストライプ幅は、例えば、１．３インチＣＲＴ
を作ろうとすると、１３インチ・カラーＣＲＴのストラ
イプ幅の十分の一以下にしなければならない。１３イン
チ・カラーＣＲＴのストライプ幅は、０．１４ｍｍであ
るので、１．３インチＣＲＴには、その十分の一、即
ち、１４μｍ以下のストライプ幅が必要となる。この様
に狭いストライプ幅の蛍光膜を作るには、一般に光感光
を用いた印刷法が使われている。いずれの塗布方法を用
いたとしても、狭いストライプ幅の蛍光膜を作成するに
は、使用する蛍光体の粒子径が、ストライプ幅よりも可
成小さくなければならない。理想的には、ストライプ幅
の五分の一、即ち、３μｍ以下であると良い結果がえら
れる。このように、粒子径の小さい蛍光体を使用して
も、欠陥の少ない小型のカラーＣＲＴの蛍光膜ストライ
プを、高い歩留で作ることは困難であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、狭いストライプ幅の蛍光膜をＣＲＴのフェース・プ
レートに塗布する困難を解決する新しいインデクス・カ
ラーＣＲＴ用フェース・プレートの提供である。
は、狭いストライプ幅の蛍光膜をＣＲＴのフェース・プ
レートに塗布する困難を解決する新しいインデクス・カ
ラーＣＲＴ用フェース・プレートの提供である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラー・イン
デクス蛍光膜に塗布されている幅の狭い三色蛍光膜スト
ライプの全部を、幅広い白色に発光する蛍光膜ストライ
プで置き換える。通常のインデクス・カラーＣＲＴの走
査条件と同じ条件で、この蛍光膜を操作すると白色の発
光が得られる。このＣＲＴで蛍光膜の塗布されたフェー
ス・プレートの外側に、電子銃からの電子ビームの色変
調信号の各色の変調で決められた蛍光膜の面積に対応さ
せて、ストライプ状の赤、緑、青色の光学フィルター
と、光を透過しない黒色のフィルターを各色のフィルタ
ーの間に張り付けると、赤、緑、青の三色ビデオ信号に
同期した各色光だけがフィルターを透過して、観測側に
出てくる。それ故、電子ビームを走査する電子回路は、
従来のままで、三色に発光する蛍光膜を付けたフェース
プレートを、白色に発光する蛍光膜と色フィルターの組
合せからなるフェースプレートで取り替える事により、
ＣＲＴのフェース・プレート上にカラー映像を映しだせ
るインデクス・カラーＣＲＴを得る。
デクス蛍光膜に塗布されている幅の狭い三色蛍光膜スト
ライプの全部を、幅広い白色に発光する蛍光膜ストライ
プで置き換える。通常のインデクス・カラーＣＲＴの走
査条件と同じ条件で、この蛍光膜を操作すると白色の発
光が得られる。このＣＲＴで蛍光膜の塗布されたフェー
ス・プレートの外側に、電子銃からの電子ビームの色変
調信号の各色の変調で決められた蛍光膜の面積に対応さ
せて、ストライプ状の赤、緑、青色の光学フィルター
と、光を透過しない黒色のフィルターを各色のフィルタ
ーの間に張り付けると、赤、緑、青の三色ビデオ信号に
同期した各色光だけがフィルターを透過して、観測側に
出てくる。それ故、電子ビームを走査する電子回路は、
従来のままで、三色に発光する蛍光膜を付けたフェース
プレートを、白色に発光する蛍光膜と色フィルターの組
合せからなるフェースプレートで取り替える事により、
ＣＲＴのフェース・プレート上にカラー映像を映しだせ
るインデクス・カラーＣＲＴを得る。
【０００７】白色に発光する蛍光膜は、電子線の照射下
で、可視全域の光を含む事が必要である。好ましくは、
蛍光膜を構成する蛍光体の発光が、線状発光に成ってい
て、その線状発光線の強度が色バランスの取れている事
が望まれる。そのような蛍光体にユーロピウム（Ｅｕ）
とテルビウム（Ｔｂ）で付活した硫酸化イットリウム蛍
光体がある。この蛍光体は、テルビウムの濃度が３×１
０-4から５×１０-3モルで、ユーロピウムの濃度が３×
１０-4から３×１０-3モルの範囲にある時、好ましい白
色を示す。最適なユーロピムとテルビウム濃度で付活さ
れた蛍光体は、図１に示した様に、可視光の全域に、線
状の発光スペクトルを持つ。この蛍光体を、インデクス
・ＣＲＴのフェース・プレートの内面に、図２に図解し
たように、塗布されたインデクス蛍光膜の間に一様に塗
布する。この蛍光膜は、電子線の照射下で白色に発光す
る。
で、可視全域の光を含む事が必要である。好ましくは、
蛍光膜を構成する蛍光体の発光が、線状発光に成ってい
て、その線状発光線の強度が色バランスの取れている事
が望まれる。そのような蛍光体にユーロピウム（Ｅｕ）
とテルビウム（Ｔｂ）で付活した硫酸化イットリウム蛍
光体がある。この蛍光体は、テルビウムの濃度が３×１
０-4から５×１０-3モルで、ユーロピウムの濃度が３×
１０-4から３×１０-3モルの範囲にある時、好ましい白
色を示す。最適なユーロピムとテルビウム濃度で付活さ
れた蛍光体は、図１に示した様に、可視光の全域に、線
状の発光スペクトルを持つ。この蛍光体を、インデクス
・ＣＲＴのフェース・プレートの内面に、図２に図解し
たように、塗布されたインデクス蛍光膜の間に一様に塗
布する。この蛍光膜は、電子線の照射下で白色に発光す
る。
【０００８】インデクス・ＣＲＴのフェース・プレート
の外面には、ストライプ状の赤、緑、青、黒の色フィル
ターを、前以て決められた順序に従って、適した間隔で
張り付ける。図２に、色フィルターの配列の一例を、断
面図で図解する。通常のカラーＴＶの条件で走査した電
子ビームを照射する時、色フィルターを張り付けたフェ
ース・プレートは、白色に発光している蛍光膜からの光
をフィルターで選択的に透過するが、フェース・プレー
ト上の映像は黒白に発光し、カラーの映像を映すことは
出来ない。カラーの映像をフェース・プレートに映し出
すには、蛍光膜に照射している走査電子ビームを、イン
デクス・カラーＣＲＴの走査条件で変調しなければなら
ない。変調された電子ビームの一例を、図２の上段に図
解した。電子ビームは左から右に向かって、走査してい
る。電子ビームを図の様に変調すると、フェース・プレ
ートからは、カラー映像が得られる。
の外面には、ストライプ状の赤、緑、青、黒の色フィル
ターを、前以て決められた順序に従って、適した間隔で
張り付ける。図２に、色フィルターの配列の一例を、断
面図で図解する。通常のカラーＴＶの条件で走査した電
子ビームを照射する時、色フィルターを張り付けたフェ
ース・プレートは、白色に発光している蛍光膜からの光
をフィルターで選択的に透過するが、フェース・プレー
ト上の映像は黒白に発光し、カラーの映像を映すことは
出来ない。カラーの映像をフェース・プレートに映し出
すには、蛍光膜に照射している走査電子ビームを、イン
デクス・カラーＣＲＴの走査条件で変調しなければなら
ない。変調された電子ビームの一例を、図２の上段に図
解した。電子ビームは左から右に向かって、走査してい
る。電子ビームを図の様に変調すると、フェース・プレ
ートからは、カラー映像が得られる。
【０００９】フェース・プレートに張り付けるカラー・
フィルターは、有機物の中に着色顔料を分散させたフィ
ルム状のフィルターを張り付けても良い。また、着色顔
料を分散させた感光性溶液をフェース・プレート基板上
に塗布し、規定サイズのフィルターにホト・リソグラフ
ィの手法で塗布しても良い。更に、ガラス基盤の内部に
着色材料となる元素イオンを拡散させ、ガラス基盤その
ものが、色フィルターの各成分に構成されていても良
い。いずれの方法を用いても、カラー映像をフェース・
プレート上に映しだすには、色フィルターのサイズと走
査電子ビームの変調は、同期していなければならない。
フィルターは、有機物の中に着色顔料を分散させたフィ
ルム状のフィルターを張り付けても良い。また、着色顔
料を分散させた感光性溶液をフェース・プレート基板上
に塗布し、規定サイズのフィルターにホト・リソグラフ
ィの手法で塗布しても良い。更に、ガラス基盤の内部に
着色材料となる元素イオンを拡散させ、ガラス基盤その
ものが、色フィルターの各成分に構成されていても良
い。いずれの方法を用いても、カラー映像をフェース・
プレート上に映しだすには、色フィルターのサイズと走
査電子ビームの変調は、同期していなければならない。
【００１０】白色発光蛍光膜は、ＣＲＴフェース・プレ
ート全面に一様に塗布し、その上にインデクス蛍光膜ス
トライプを規定位置に規定された幅で、塗布しても良
い。又、フェース・プレートの上に、前以て、光吸収剤
となる炭素膜又は光遮蔽物である金属の薄膜（以下炭素
皮膜等）のストライプを、インデクス蛍光膜の幅に塗布
し、インデクス蛍光膜を炭素皮膜等の上に塗布しても良
い。これ等の場合には、蛍光膜は２ｋＶ以下の陽極電圧
でも発光する。従って、低消費電力の表示装置には、上
記方法で蛍光膜を作ると良い。高輝度の発光面を得るに
は、電子ビームのエネルギーを増加させると良いが、そ
の場合には、蛍光膜の発光が、残留している微量のイオ
ン化したガスにより、劣化する。劣化を防止するには、
白色発光蛍光膜の上に、通称アルミ・バックと呼ばれて
いるアルミニウムの薄膜を蛍光膜の電子銃側に配置する
と良い。この場合、インデクス蛍光膜ストライプはアル
ミ・バックの上に塗布しなければ、インデクス蛍光膜ス
トライプの発光は検出できなくなる。
ート全面に一様に塗布し、その上にインデクス蛍光膜ス
トライプを規定位置に規定された幅で、塗布しても良
い。又、フェース・プレートの上に、前以て、光吸収剤
となる炭素膜又は光遮蔽物である金属の薄膜（以下炭素
皮膜等）のストライプを、インデクス蛍光膜の幅に塗布
し、インデクス蛍光膜を炭素皮膜等の上に塗布しても良
い。これ等の場合には、蛍光膜は２ｋＶ以下の陽極電圧
でも発光する。従って、低消費電力の表示装置には、上
記方法で蛍光膜を作ると良い。高輝度の発光面を得るに
は、電子ビームのエネルギーを増加させると良いが、そ
の場合には、蛍光膜の発光が、残留している微量のイオ
ン化したガスにより、劣化する。劣化を防止するには、
白色発光蛍光膜の上に、通称アルミ・バックと呼ばれて
いるアルミニウムの薄膜を蛍光膜の電子銃側に配置する
と良い。この場合、インデクス蛍光膜ストライプはアル
ミ・バックの上に塗布しなければ、インデクス蛍光膜ス
トライプの発光は検出できなくなる。
【００１１】蛍光膜を塗布するフェース・プレートは、
通常にＣＲＴに使われている透明なガラス板を使用して
も良い。ガラス板に光・ファイバーを束ねて作られたガ
ラス板を使用すると、ガラス板の内部散乱による映像の
ぼけが除かれる結果、光フィルターの使用の効果が強調
される。その結果、鮮明なカラー映像がフェース・プレ
ート上に得られる。
通常にＣＲＴに使われている透明なガラス板を使用して
も良い。ガラス板に光・ファイバーを束ねて作られたガ
ラス板を使用すると、ガラス板の内部散乱による映像の
ぼけが除かれる結果、光フィルターの使用の効果が強調
される。その結果、鮮明なカラー映像がフェース・プレ
ート上に得られる。
【００１２】
【発明の効果】以上に説明したように、インデクス・カ
ラーＣＲＴのフェース・プレートの内面に、幅の広い蛍
光膜を塗布し、フェースプレートの外面に三色と黒色か
ら成るストライプ状光フイルターを張り付けた構造から
成るフェース・プレートの採用により、ストライプ幅の
狭い蛍光膜を塗布する困難は、大幅に改善される。更
に、フェース・プレートに光ファイバー基板を使用する
ことに依り、解像力の良い映像をフェース・プレート上
に映し出すインデクス・カラーＣＲＴが得られる。
ラーＣＲＴのフェース・プレートの内面に、幅の広い蛍
光膜を塗布し、フェースプレートの外面に三色と黒色か
ら成るストライプ状光フイルターを張り付けた構造から
成るフェース・プレートの採用により、ストライプ幅の
狭い蛍光膜を塗布する困難は、大幅に改善される。更
に、フェース・プレートに光ファイバー基板を使用する
ことに依り、解像力の良い映像をフェース・プレート上
に映し出すインデクス・カラーＣＲＴが得られる。
図１は、白色蛍光体の発光スペクトル。図２は、インデ
クス蛍光膜の間に塗布された白色発光蛍光膜と、白色発
光蛍光膜に対応して基板の反対側に貼り付けられた青、
緑、赤、黒フィルターの配置を示す断面図と、白色蛍光
膜に照射される電子ビームの時間変調を示す図解図。
クス蛍光膜の間に塗布された白色発光蛍光膜と、白色発
光蛍光膜に対応して基板の反対側に貼り付けられた青、
緑、赤、黒フィルターの配置を示す断面図と、白色蛍光
膜に照射される電子ビームの時間変調を示す図解図。
Claims (3)
- 【請求項１】 陰極線管のフェース・プレートであるガ
ラス基板の内面上に、あらかじめ決められた間隔で塗布
されたストライプ状インデクス蛍光膜を上に付けた均一
に塗布された白色に発光する蛍光膜、又は、あらかじめ
決められた間隔で塗布された幅広いストライプで塗布さ
れた白色に発光する蛍光膜と、ストライプ蛍光膜間が炭
素膜の様な可視光の光吸収剤又は金属膜等の光遮蔽材か
ら成る障壁で隔離され、前記した光吸収剤膜上にインデ
クス蛍光膜を塗布して成る前記白色蛍光膜、あるいは、
前記白色蛍光膜に、メタル・バックを付け、メタル・バ
ックの上にインデクス蛍光膜を塗布した白色発光蛍光膜
を内蔵した単電子銃インデクス・カラー陰極線管で、陰
極線管のフェース・プレートの外側表面に、上記した白
色発光蛍光膜に対応させて、青色、緑色、赤色、黒色の
ストライプ状からなる色フィルターを張り付け、フェー
ス・プレート外側の色フィルターの色に対応する白色蛍
光膜をアドレシイングする電子線ビームを、色信号に従
って、順次に変調することにより、カラー映像を陰極線
管面に表示することを特徴とするインデクス・カラー陰
極線管。 - 【請求項２】 蛍光膜を塗布するフェース・プレート
が、光ファイバーで作られていることを特徴とする請求
項１のインデクス・カラー陰極線管。 - 【請求項３】 白色発光蛍光膜が、テルビウム（Ｔｂ）
とユーロピウム（Ｅｕ）の二つを共付活剤として含む事
を特徴とする硫酸化イットリウム蛍光体（Ｙ2Ｏ2Ｓ：Ｔ
ｂ：Ｅｕ）で構成されている事を特徴とする請求項１の
インデクス・カラー陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23421992A JPH0660833A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23421992A JPH0660833A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0660833A true JPH0660833A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16967570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23421992A Pending JPH0660833A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | カラー陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0660833A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6243067B1 (en) | 1996-05-24 | 2001-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Liquid crystal projector |
| US6409350B1 (en) | 1998-03-06 | 2002-06-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | LCD projector |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP23421992A patent/JPH0660833A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6243067B1 (en) | 1996-05-24 | 2001-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Liquid crystal projector |
| US6409350B1 (en) | 1998-03-06 | 2002-06-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | LCD projector |
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