JPH0660690B2 - 動圧非接触形メカニカルシール - Google Patents
動圧非接触形メカニカルシールInfo
- Publication number
- JPH0660690B2 JPH0660690B2 JP16046990A JP16046990A JPH0660690B2 JP H0660690 B2 JPH0660690 B2 JP H0660690B2 JP 16046990 A JP16046990 A JP 16046990A JP 16046990 A JP16046990 A JP 16046990A JP H0660690 B2 JPH0660690 B2 JP H0660690B2
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- Japan
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- seal
- dynamic pressure
- rotary
- seal ring
- sealing
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えばガスタービン、ブロアーおよびエアコ
ンプレッサなどの高圧流体用回転機器の軸封部に適用さ
れる動圧非接触形メカニカルシールに関するものであ
る。
ンプレッサなどの高圧流体用回転機器の軸封部に適用さ
れる動圧非接触形メカニカルシールに関するものであ
る。
［従来の技術］ 従来より、例えばガスタービン、ブロアーおよびエアコ
ンプレッサなどの高圧流体用回転機器の軸封部に適用さ
れるシール装置として、日本機械学会論文集（Ｃ編）５
３巻４９１号、論文No.８６−０７７８Ａの第１４８７
〜１４９３頁に掲載された「リバースステップ付きレイ
リーステップ端面シール」が知られている。
ンプレッサなどの高圧流体用回転機器の軸封部に適用さ
れるシール装置として、日本機械学会論文集（Ｃ編）５
３巻４９１号、論文No.８６−０７７８Ａの第１４８７
〜１４９３頁に掲載された「リバースステップ付きレイ
リーステップ端面シール」が知られている。
上記文献に記載されたシール装置は、第１図に示すよう
に、被軸封機器の回転部材１（図示例では回転軸１Ａと
同時回転する回転スリーブ１Ｂ）と一体に回転する回転
密封環２Ａを設けた回転側シール要素２と、被軸封機器
のケーシング３側に固定されたスプリングリテーナ３Ａ
に、周方向に等間隔で配置した回り止めピン３Ｂを介し
て回転不能に保持され、かつスプリング３ｃにより回転
密封環２Ａ側に常時移動付勢される静止密封環４Ａを設
けた固定側シール要素４とを有し、上記回転密封環２Ａ
のシール面２ａに、第４図に示すように、円周方向に等
間拡で径方向にのびる幅狭深底の流体導入溝５を複数形
成し、これら流体導入溝５のそれぞれに連通し、かつ円
周方向の一方、例えば矢印ａで示す回転方向の反対側に
のびる浅底の動圧発生グルーブ６を、径方向に一段で発
生動圧を大きくするために径方向に可能な限り幅広に形
成してなる動圧非接触形メカニカルシールである。
に、被軸封機器の回転部材１（図示例では回転軸１Ａと
同時回転する回転スリーブ１Ｂ）と一体に回転する回転
密封環２Ａを設けた回転側シール要素２と、被軸封機器
のケーシング３側に固定されたスプリングリテーナ３Ａ
に、周方向に等間隔で配置した回り止めピン３Ｂを介し
て回転不能に保持され、かつスプリング３ｃにより回転
密封環２Ａ側に常時移動付勢される静止密封環４Ａを設
けた固定側シール要素４とを有し、上記回転密封環２Ａ
のシール面２ａに、第４図に示すように、円周方向に等
間拡で径方向にのびる幅狭深底の流体導入溝５を複数形
成し、これら流体導入溝５のそれぞれに連通し、かつ円
周方向の一方、例えば矢印ａで示す回転方向の反対側に
のびる浅底の動圧発生グルーブ６を、径方向に一段で発
生動圧を大きくするために径方向に可能な限り幅広に形
成してなる動圧非接触形メカニカルシールである。
上記構成の動圧非接触形メカニカルシールでは、被軸封
機器の回転部材１の回転にともない回転密封環２Ａが回
転する。この回転により高圧側Ｙの流体が流体導入溝５
から動圧発生グルーブ６に流入して、上記回転密封環２
Ａのシール面２ａと、静止密封環４Ａのシール面４ａと
の間に動圧が発生されて、シール面４ａをシール面２ａ
から離す方向の付勢力が作用し、この付勢力とシール面
４ａをシール面２ａに当接させる方向に移動付勢力して
いるスプリング３Ｃのばね力とのバランス点の圧力によ
って、両シール面２ａ，４ａ間に例えば５〜２０μｍ程
度の狭いシール間隙を形成して低圧側Ｘと高圧側Ｙとを
非接触状態でシールするものである。
機器の回転部材１の回転にともない回転密封環２Ａが回
転する。この回転により高圧側Ｙの流体が流体導入溝５
から動圧発生グルーブ６に流入して、上記回転密封環２
Ａのシール面２ａと、静止密封環４Ａのシール面４ａと
の間に動圧が発生されて、シール面４ａをシール面２ａ
から離す方向の付勢力が作用し、この付勢力とシール面
４ａをシール面２ａに当接させる方向に移動付勢力して
いるスプリング３Ｃのばね力とのバランス点の圧力によ
って、両シール面２ａ，４ａ間に例えば５〜２０μｍ程
度の狭いシール間隙を形成して低圧側Ｘと高圧側Ｙとを
非接触状態でシールするものである。
［発明が解決しようとする課題］ 上記構成の従来の動圧非接触形メカニカルシールでは、
回転密封環２Ａのシール面２ａに、流体導入溝５に連通
させて径方向に幅広の一段の動圧発生グルーブ６が形成
されているだけであるから、両シール面２ａ，４ａが平
行に対面している正常な状態では、第５図（ａ）に示す
ように、発生動圧を十分に大きくし、かつ隙間剛性も高
くできる反面、回転密封環２Ａに径方向に不均等で高い
圧力が付加されることに起因して、この回転密封環２Ａ
が歪ることなどによってシール面２ａ，４ａが相対的に
傾いたとき、両シール面２ａ，４ａの平行性がくずれて
発生動圧が対面シール間隙の大きい側から逃げるため
に、第５図（ｂ）に示すように、急激な圧力低下を呈す
る。これによって、シール面２ａ，４ａを開けようとす
る力がスプリング３Ｃのばね力を含む静止密封環４Ａの
背面側からのシール面２ａ，４ａを閉じるようとする力
に対して著しく弱まり、また、シール面２ａ，４ａを平
行な対面姿勢に戻す作用も働かない。その結果、シール
面２ａ，４ａ同士が接触してシール破壊やシール面２
ａ，４ａの損傷などのトラブルを生じ易い問題があっ
た。なお、第５図中の実線は、動圧発生グルーブ６で発
生する平均圧力分布を示している。
回転密封環２Ａのシール面２ａに、流体導入溝５に連通
させて径方向に幅広の一段の動圧発生グルーブ６が形成
されているだけであるから、両シール面２ａ，４ａが平
行に対面している正常な状態では、第５図（ａ）に示す
ように、発生動圧を十分に大きくし、かつ隙間剛性も高
くできる反面、回転密封環２Ａに径方向に不均等で高い
圧力が付加されることに起因して、この回転密封環２Ａ
が歪ることなどによってシール面２ａ，４ａが相対的に
傾いたとき、両シール面２ａ，４ａの平行性がくずれて
発生動圧が対面シール間隙の大きい側から逃げるため
に、第５図（ｂ）に示すように、急激な圧力低下を呈す
る。これによって、シール面２ａ，４ａを開けようとす
る力がスプリング３Ｃのばね力を含む静止密封環４Ａの
背面側からのシール面２ａ，４ａを閉じるようとする力
に対して著しく弱まり、また、シール面２ａ，４ａを平
行な対面姿勢に戻す作用も働かない。その結果、シール
面２ａ，４ａ同士が接触してシール破壊やシール面２
ａ，４ａの損傷などのトラブルを生じ易い問題があっ
た。なお、第５図中の実線は、動圧発生グルーブ６で発
生する平均圧力分布を示している。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、シ
ール面が傾いたときの動圧の低下を抑制するとともに、
シール面の平行対面姿勢への復元力を働かせて、シール
間隙の確保およびシール面同士の接触トラブルの回避を
確実なものにできる動圧非接触形メカニカルシールを提
供することを目的としている。
ール面が傾いたときの動圧の低下を抑制するとともに、
シール面の平行対面姿勢への復元力を働かせて、シール
間隙の確保およびシール面同士の接触トラブルの回避を
確実なものにできる動圧非接触形メカニカルシールを提
供することを目的としている。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明に係る動圧非接触形
メカニカルシールは、回転密封環のシール面に円周方向
に等間隔で外端が径外側に開口しかつ内端がシール面内
に存在するように径方向にのびる流体導入溝が複数形成
され、これら流体導入溝にそれぞれ連通しかつ円周方向
の少なくとも一方にのびる動圧発生グルーブが形成さ
れ、これら動圧発生グルーブはそれぞれ径方向に独立し
て複数個に分割されたものである。
メカニカルシールは、回転密封環のシール面に円周方向
に等間隔で外端が径外側に開口しかつ内端がシール面内
に存在するように径方向にのびる流体導入溝が複数形成
され、これら流体導入溝にそれぞれ連通しかつ円周方向
の少なくとも一方にのびる動圧発生グルーブが形成さ
れ、これら動圧発生グルーブはそれぞれ径方向に独立し
て複数個に分割されたものである。
［作用］ 上記構成の本発明によれば、回転密封環の回転により、
流体導入溝に連通する動圧発生グルーブに径外側（高圧
側）から流体が侵入して動圧を発生し、この動圧によっ
て所定のシール隙間を形成して非接触状態で所定どおり
のシールを行なわせる。
流体導入溝に連通する動圧発生グルーブに径外側（高圧
側）から流体が侵入して動圧を発生し、この動圧によっ
て所定のシール隙間を形成して非接触状態で所定どおり
のシールを行なわせる。
このとき、例えば回転密封環に歪が生じるなどしてシー
ル面が傾き、シール隙間が径方向で不均一になった場
合、そのシール隙間の広い側の動圧発生グルーブでの発
生動圧は著しく低下するものの、シール隙間の狭い側の
動圧発生グルーブでの発生動圧の低下はそのグルーブの
幅が狭いゆえに抑制され、したがって、全体としてシー
ル面同士が接触しないだけの動圧を確保できるととも
に、径方向での動圧の差によってシール面を平行な対面
姿勢に戻すに十分なモーメントが働き、所定のシール性
能を確保することができる。
ル面が傾き、シール隙間が径方向で不均一になった場
合、そのシール隙間の広い側の動圧発生グルーブでの発
生動圧は著しく低下するものの、シール隙間の狭い側の
動圧発生グルーブでの発生動圧の低下はそのグルーブの
幅が狭いゆえに抑制され、したがって、全体としてシー
ル面同士が接触しないだけの動圧を確保できるととも
に、径方向での動圧の差によってシール面を平行な対面
姿勢に戻すに十分なモーメントが働き、所定のシール性
能を確保することができる。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は動圧非接触形メカニカルシールの全体構成を示
す縦断側面図、第２図は本発明の回転密封環の正面図で
あり、本発明では、回転密封環のシール面に形成される
動圧発生グルーブを径方向で複数個に分割した点が従来
例と相違するだけで、この点を除く他の部材および構成
は従来例と同一であるため、第１図は本発明の実施例と
従来例とを共用するものとし、また、第２図において、
第４図に相当する部分には、それぞれ同一の符号を付し
て、それらの詳しい説明を省略する。
す縦断側面図、第２図は本発明の回転密封環の正面図で
あり、本発明では、回転密封環のシール面に形成される
動圧発生グルーブを径方向で複数個に分割した点が従来
例と相違するだけで、この点を除く他の部材および構成
は従来例と同一であるため、第１図は本発明の実施例と
従来例とを共用するものとし、また、第２図において、
第４図に相当する部分には、それぞれ同一の符号を付し
て、それらの詳しい説明を省略する。
第２図において、回転密封環２Ａのシール面２ａには、
円周方向に等間隔で外端がシール面２ａの径外側（高圧
側Ｙ）に開口し、内端がシール面２ａ内に存在するよう
に径方向にのびる流体導入溝５が複数（例えば１２）形
成されている。
円周方向に等間隔で外端がシール面２ａの径外側（高圧
側Ｙ）に開口し、内端がシール面２ａ内に存在するよう
に径方向にのびる流体導入溝５が複数（例えば１２）形
成されている。
この流体導入溝５はシール面２ａの外端から径方向にの
び、その深さは５μｍ〜１mmに設定されている。
び、その深さは５μｍ〜１mmに設定されている。
また、上記各流体導入溝５のそれぞれに連通させて、円
周方向の一方（反時計方向）にのび、深さ２〜２０μｍ
に設定された動圧発生グルーブ６が形成されている。こ
れら動圧発生グルーブ６は、回転密封環２Ａのシール面
２ａでその径方向に等間隔を隔てて各々独立的に分割形
成された複数個（図示例では３個で示すが、４個以上で
あってもよい）の狭幅グルーブ６Ａ，６Ｂ，６Ｃから構
成され、それらのグルーブの幅の和は、シール面２ａの
面幅Ｗ（径方向の寸法）に対して、３０〜７０％の割合
（図示例では約５９％）に設定されている。
周方向の一方（反時計方向）にのび、深さ２〜２０μｍ
に設定された動圧発生グルーブ６が形成されている。こ
れら動圧発生グルーブ６は、回転密封環２Ａのシール面
２ａでその径方向に等間隔を隔てて各々独立的に分割形
成された複数個（図示例では３個で示すが、４個以上で
あってもよい）の狭幅グルーブ６Ａ，６Ｂ，６Ｃから構
成され、それらのグルーブの幅の和は、シール面２ａの
面幅Ｗ（径方向の寸法）に対して、３０〜７０％の割合
（図示例では約５９％）に設定されている。
上記のような構成であれば、回転密封環２Ａを矢印ａ方
向に回転させることによって、流体導入溝５から高圧側
Ｙの流体が動圧発生グルーブ６の各分割狭幅グルーブ６
Ａ，６Ｂ，６Ｃに流入して、回転密封環２Ａのシール面
２ａ、静圧密封環４Ａのシール面４ａとの間に動圧を発
生させ、その動圧によりシール面２ａをシール面４ａか
ら離す方向に付勢して、この付勢力とスプリング３Ｃの
ばね力とのバランス点の圧力によって、シール面２ａ，
４ａ間に例えば５〜２０μｍ程度の狭いシール隙間を形
成して、低圧側Ｘと高圧側Ｙとを非接触状態でシールす
る。
向に回転させることによって、流体導入溝５から高圧側
Ｙの流体が動圧発生グルーブ６の各分割狭幅グルーブ６
Ａ，６Ｂ，６Ｃに流入して、回転密封環２Ａのシール面
２ａ、静圧密封環４Ａのシール面４ａとの間に動圧を発
生させ、その動圧によりシール面２ａをシール面４ａか
ら離す方向に付勢して、この付勢力とスプリング３Ｃの
ばね力とのバランス点の圧力によって、シール面２ａ，
４ａ間に例えば５〜２０μｍ程度の狭いシール隙間を形
成して、低圧側Ｘと高圧側Ｙとを非接触状態でシールす
る。
ここで、例えば回転密封環２Ａが既述のような理由によ
り歪を生じるなどして、対面するシール面２ａ，４ａが
第３図のように、相対的に傾いた場合、シール隙間の広
い側、つまり、径方向内方側の分割狭幅グルーブ６Ｂ，
６Ｃでの発生動圧は低下するものの、径方向外方側の分
割狭幅グルーブ６Ａでの発生動圧の低下は抑制され、両
シール面２ａ，４ａ同士を接触させないだけの十分な動
圧を発生させることができるとともに、両シール面２
ａ，４ａを互いに平行な対面姿勢に復元させようとする
モーメントＭが発生されるので、所定のシール隙間が確
保されてシール破壊やシール面２ａ，４ａの損傷を確実
に防止することができる。
り歪を生じるなどして、対面するシール面２ａ，４ａが
第３図のように、相対的に傾いた場合、シール隙間の広
い側、つまり、径方向内方側の分割狭幅グルーブ６Ｂ，
６Ｃでの発生動圧は低下するものの、径方向外方側の分
割狭幅グルーブ６Ａでの発生動圧の低下は抑制され、両
シール面２ａ，４ａ同士を接触させないだけの十分な動
圧を発生させることができるとともに、両シール面２
ａ，４ａを互いに平行な対面姿勢に復元させようとする
モーメントＭが発生されるので、所定のシール隙間が確
保されてシール破壊やシール面２ａ，４ａの損傷を確実
に防止することができる。
［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、動圧発生グルーブを径
方向で複数個の独立したものに分割することにより、シ
ール面が傾いたときでも、シール隙間の狭い側の幅狭グ
ルーブで発生する動圧の低下を抑制して、シール面同士
の接触トラブルを確実に回避させることができるととも
に、シール面同士を平行な対面姿勢に復元させようとす
るモーメントを発生させて所定のシール隙間に戻すこと
ができる。したがって、簡単な構成改良を施すだけで、
シール破壊およびシール面の損傷を防止し、長期に亘っ
て信頼性および安全性の高いシール性能を確保すること
ができる。
方向で複数個の独立したものに分割することにより、シ
ール面が傾いたときでも、シール隙間の狭い側の幅狭グ
ルーブで発生する動圧の低下を抑制して、シール面同士
の接触トラブルを確実に回避させることができるととも
に、シール面同士を平行な対面姿勢に復元させようとす
るモーメントを発生させて所定のシール隙間に戻すこと
ができる。したがって、簡単な構成改良を施すだけで、
シール破壊およびシール面の損傷を防止し、長期に亘っ
て信頼性および安全性の高いシール性能を確保すること
ができる。
第１図は本発明および従来例を共用して示す全体構成の
縦断側面図、第２図は本発明の回転密封環の拡大正面
図、第３図は本発明のシール面が傾いた場合の圧力分布
特性図、第４図は従来の回転密封環の拡大正面図、第５
図（ａ），（ｂ）は従来例の圧力分布特性図で、（ａ）
は正常な作動状態における圧力分布特性図、（ｂ）はシ
ール面が傾いた場合の圧力分布特性図である。また、第
３図、第５図において、２点鎖線はシール面に対応する
連続的な圧力分布であり、実線はシール面をグルーブ領
域とその他の領域に分割した場合の平均圧力分布であ
る。 １……回転部材、２……回転側シール要素、２Ａ……回
転密封環、２ａ……シール面、３Ｃ…スプリング、４…
…固定側シール要素、４Ａ……静止密封環、５……流体
導入溝、６……動圧発生グルーブ、６Ａ，６Ｂ，６Ｃ…
…分割狭幅グルーブ。
縦断側面図、第２図は本発明の回転密封環の拡大正面
図、第３図は本発明のシール面が傾いた場合の圧力分布
特性図、第４図は従来の回転密封環の拡大正面図、第５
図（ａ），（ｂ）は従来例の圧力分布特性図で、（ａ）
は正常な作動状態における圧力分布特性図、（ｂ）はシ
ール面が傾いた場合の圧力分布特性図である。また、第
３図、第５図において、２点鎖線はシール面に対応する
連続的な圧力分布であり、実線はシール面をグルーブ領
域とその他の領域に分割した場合の平均圧力分布であ
る。 １……回転部材、２……回転側シール要素、２Ａ……回
転密封環、２ａ……シール面、３Ｃ…スプリング、４…
…固定側シール要素、４Ａ……静止密封環、５……流体
導入溝、６……動圧発生グルーブ、６Ａ，６Ｂ，６Ｃ…
…分割狭幅グルーブ。
Claims (1)
- 【請求項１】被軸封機器の回転部材と一体回転する回転
密封環を設けた回転側シール要素と、被軸封機器のケー
シング側に回転不能に保持され、かつスプリングにより
上記回転密封環側に常時、移動付勢される静止密封環を
設けた固定側シール要素とを有するメカニカルシールに
おいて、上記回転密封環のシール面に円周方向に等間隔
で外端が径外側に開口しかつ内端がシール面内に存在す
るように径方向にのびる流体導入溝が複数形成され、こ
れら流体導入溝にそれぞれ連通しかつ円周方向の少なく
とも一方にのびる動圧発生グルーブが形成され、これら
動圧発生グルーブはそれぞれ径方向に独立して複数個に
分割されていることを特徴とする動圧非接触形メカニカ
ルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16046990A JPH0660690B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 動圧非接触形メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16046990A JPH0660690B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 動圧非接触形メカニカルシール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0450559A JPH0450559A (ja) | 1992-02-19 |
| JPH0660690B2 true JPH0660690B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=15715625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16046990A Expired - Lifetime JPH0660690B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 動圧非接触形メカニカルシール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0660690B2 (ja) |
Families Citing this family (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5398943A (en) * | 1992-11-12 | 1995-03-21 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | Seal device of the non-contact type |
| US5501470A (en) * | 1992-12-11 | 1996-03-26 | Nippon Pillar Packing Co., Ltd. | Non-contacting shaft sealing device with grooved face pattern |
| JP2563081B2 (ja) * | 1994-03-22 | 1996-12-11 | 日本ピラー工業株式会社 | 非接触形軸封装置 |
| CN2460801Y (zh) * | 2001-01-18 | 2001-11-21 | 王玉明 | 可双向旋转的螺旋槽端面密封装置 |
| JP5122607B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2013-01-16 | キヤノンマシナリー株式会社 | 平面摺動機構 |
| EP2853789B1 (en) * | 2012-10-18 | 2019-03-06 | Eagle Industry Co., Ltd. | Slide part |
| WO2014148317A1 (ja) * | 2013-03-17 | 2014-09-25 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
| EP3039317B1 (en) | 2013-08-27 | 2020-02-26 | Eaton Corporation | Seal ring composite for improved hydrodynamic seal performance |
| US9714712B2 (en) | 2014-08-15 | 2017-07-25 | Eaton Corporation | Hydrodynamic mating ring with integrated groove inlet pressure control |
| US11125334B2 (en) | 2016-12-21 | 2021-09-21 | Eaton Intelligent Power Limited | Hydrodynamic sealing component and assembly |
| CN111051748B (zh) | 2017-09-05 | 2022-07-19 | 伊格尔工业股份有限公司 | 滑动部件 |
| KR102407098B1 (ko) | 2018-01-12 | 2022-06-10 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
| CN111656065B (zh) | 2018-02-01 | 2022-10-04 | 伊格尔工业股份有限公司 | 滑动部件 |
| CN109058156A (zh) * | 2018-08-17 | 2018-12-21 | 浙江工业大学 | 一种似梳子动静压组合型机械密封端面结构 |
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| KR102682943B1 (ko) | 2019-02-14 | 2024-07-08 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
| WO2020166588A1 (ja) | 2019-02-15 | 2020-08-20 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
| JP2021099162A (ja) | 2019-12-19 | 2021-07-01 | イートン インテリジェント パワー リミテッドＥａｔｏｎ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ Ｐｏｗｅｒ Ｌｉｍｉｔｅｄ | 自己矯正流体力学的シール |
| CN111520477A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-08-11 | 兰州理工大学 | 一种似八卦状机械密封端面结构 |
| KR20230022986A (ko) | 2020-07-06 | 2023-02-16 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
| KR20230025880A (ko) | 2020-07-06 | 2023-02-23 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP16046990A patent/JPH0660690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0450559A (ja) | 1992-02-19 |
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