JPH0660193A - グラフ作成装置 - Google Patents

グラフ作成装置

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Publication number
JPH0660193A
JPH0660193A JP20922492A JP20922492A JPH0660193A JP H0660193 A JPH0660193 A JP H0660193A JP 20922492 A JP20922492 A JP 20922492A JP 20922492 A JP20922492 A JP 20922492A JP H0660193 A JPH0660193 A JP H0660193A
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JP
Japan
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scale
graph
character
area
interval
Prior art date
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Application number
JP20922492A
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English (en)
Inventor
Harunori Kobayashi
晴法 小林
Hidekazu Yamauchi
英一 山内
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表データおよび指定したグラフ属性情報をもと
に最適な文字属性を選択、配置したグラフを自動生成す
る。 【構成】描画領域決定部6が、作成すべきグラフを構成
する複数の文字関連描画領域とグラフ本体の線画を描画
するグラフ図形描画領域を決定すると、目盛り作成部1
1が、複数の文字関連描画領域の1つである目盛り領域
とグラフ図形作成領域および表データ9−2に基づいて
適切な目盛りを作成する。そして、ルール格納部8に格
納されている前記複数の文字関連描画領域ごとの最適文
字属性を決定するルールに基づいて、文字属性決定部7
が前記文字関連描画領域に描画可能な最適文字属性を決
定し、グラフを自動作成する。ここで、目盛り作成部1
1は、目盛り領域、グラフ図形描画領域と表データ1
1、およびユーザ指定あるいは標準の文字サイズとの関
係から、最適な目盛り数および目盛り間隔を自動作成
し、この目盛り数および目盛り間隔をもとに文字属性決
定部7は最適な文字属性を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表データからグラフを
作成する際に付される各種文字等割付、属性等の最適化
を自動的に行ってグラフを自動作成するグラフ作成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表データおよび指定したグラフ属
性情報をもとにして、グラフを自動生成する際に、タイ
トル文字、目盛り文字、ラベル文字、凡例文字などの文
字の大きさ、文字種などは特定文字種の固定サイズで扱
われていた。
【0003】このため、グラフ領域全体の大きさが変わ
ると、上記タイトル文字等の文字関連描画領域である文
字パートが重なったり、グラフの図形描画領域の大きさ
と不釣り合いな大きさの文字パートが生成され、後から
人間が手直ししなくてはならなかった。
【0004】また、論理空間でレイアウトされたものを
実空間にあてはまるものもあるが(特開昭63−316
278号)、これでは、グラフの図形描画領域の大きさ
が一定にはならなかった。
【0005】なお、グラフの目盛り文字を有するグラフ
の自動生成について、従来、特開昭62−65080号
のように、最大値の分解能×(10のn乗)で除するこ
とを繰り返しながら、桁数が同じである切りのよい数字
を求める方法があり、この方法により、グラフの目盛り
は切りのよい数字の目盛りが作成される。
【0006】また、特開昭61−237700号のよう
に、グラフの大きさを予め定められた目盛分割数で除し
て、目盛間隔を求めるものがある。この装置によって、
グラフのデータの最大値、最小値がどのようなものであ
っても、目盛りの間隔を適切に割り振ることができる。
【0007】さらには、特開昭62−65080号のよ
うに、グラフエリアのサイズを縮小するときに、目盛り
の文字間隔が一定以上の間隔になるように、目盛りの数
を間引くものがある。この技術によっても、目盛り文字
が重ならないようにグラフが作成される。
【0008】しかし、上述したグラフの目盛り文字の自
動生成は、ユーザが目盛りの表示に大きなサイズの文字
を指示した場合、見やすいグラフを作成できない。これ
は、目盛りの文字と文字の間隔が小さすぎたり、文字が
重なっているグラフを生成することになるからである。
【0009】また、目盛りの数を間引く方式では、最初
から、グラフを自動生成するときに応用することができ
ず、半自動のグラフ生成となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従
来、表データおよび指定したグラフ属性情報をもとにし
て、グラフを自動生成するグラフ作成装置において、タ
イトル文字、目盛り文字、ラベル文字、凡例文字などの
文字の大きさ、文字種などは特定文字種の固定サイズで
扱われていたため、グラフ領域全体の大きさが変わる
と、上記タイトル文字等の文字関連描画領域である文字
パートが重なったり、グラフの図形描画領域の大きさと
不釣り合いな大きさの文字パートが生成され、後から人
間が手直ししなくてはならなず、ユーザが希望するグラ
フ作成に時間と労力を必要とする場合があるという問題
点があった。
【0011】ユーザが指定した目盛りの文字属性を満足
した目盛り文字を作成することができず、また、ユーザ
が指定した目盛りの文字属性を満足する目盛り文字の生
成のために目盛りの数を間引く等のユーザへの負担を強
要する半自動のグラフ生成装置であったため、最適な目
盛り文字の文字属性を最初から自動生成することはでき
ないという問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、表データおよび指定したグラフ属性情報をもとに最
適な文字属性を選択、配置したグラフを自動生成するグ
ラフ作成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、表データ
および該表データに関するタイトル等の複数の文字関連
情報を含むグラフ属性情報をもとにして文字を有したグ
ラフを作成するグラフ作成装置において、前記グラフ属
性情報をもとに複数の文字関連描画領域とその配置およ
びグラフ図形描画領域を決定する描画領域決定手段と、
前記表データおよび前記描画領域決定手段により決定さ
れた前記グラフ図形描画領域および目盛り描画領域に基
づいて適切な目盛りを作成する目盛り作成手段と、前記
文字関連情報をもとに前記複数の文字関連描画領域ごと
の最適文字属性を決定するルールが格納されたルール格
納手段と、前記ルール格納手段に格納されたルールから
描画可能な文字属性を決定する文字属性決定手段とを具
備したことを特徴とする。第2の発明は、第1の発明に
おいて、前記目盛り作成手段が、表データの最大値と最
小値とから描画すべきグラフの差分を算出する差分算出
手段と、目盛り領域サイズを所定の最小文字サイズで除
算して目盛りの最大分割数を算出する最大分割数算出手
段と、前記差分演算手段によって算出された差分の値を
前記最大分割数算出手段によって算出された最大分割数
で除算して第1の目盛り間隔を算出する第1の目盛り間
隔算出手段と、前記第1の目盛り間隔算出手段により算
出された第1の目盛り間隔を切りのよい適切な第2の目
盛り間隔に変換する目盛り間隔変換手段と、前記第2の
目盛り間隔と、ユーザ指定あるいは標準の文字サイズと
から必要な目盛り長さを算出する目盛り長さ算出手段
と、前記目盛り長さ算出手段により算出された目盛り長
さに基づいて算出される要求目盛り領域サイズが前記目
盛り領域サイズを越える場合、前記第2の目盛り間隔を
整数倍して新たな第2の目盛り間隔とする第2の目盛り
間隔変更手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1の発明は、描画領域決定手段が、複数の文
字関連描画領域とグラフ図形描画領域を決定すると、目
盛り作成手段が、複数の文字関連描画領域の1つである
目盛り領域とグラフ図形作成領域および表データに基づ
いて適切な目盛りを作成する。そして、ルール格納手段
に格納されている前記複数の文字関連描画領域ごとの最
適文字属性を決定するルールに基づいて、文字属性決定
手段が前記文字関連描画領域に描画可能な最適文字属性
を決定し、グラフを自動作成する。
【0015】第2の発明は、前記目盛り作成手段が、目
盛り領域、グラフ図形描画領域と表データ、およびユー
ザ指定あるいは標準の文字サイズとの関係から、最適な
目盛り数および目盛り間隔を自動作成し、この目盛り数
および目盛り間隔をもとに最適な文字属性が決定され
る。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の実施例であるグラフ作
成装置の構成ブロック図である。図1において、グラフ
作成装置は、各種のグラフ属性情報9−1および表デー
タ9−2を有する外部記憶装置9、外部記憶装置に保存
されているグラフ作成主プログラムを読み込み、記憶す
る主記憶部5、グラフ作成主プログラムの起動によりグ
ラフ作成の表示が行われる表示部2、表示部2に表示さ
れたグラフ作成の表示画面をもとにグラフ作成のための
指示を行うマウス3およびキーボード4、グラフ属性情
報内のタイトル等の文字関連情報をもとに複数の文字関
連描画領域およびその配置を決定する描画領域決定部
6、文字関連情報をもとに、決定された複数の文字関連
描画領域ごとの最適文字属性を決定するルールが格納さ
れたルール格納部8、ルール格納部8に格納されたルー
ルにより描画可能な文字属性を決定する文字属性決定部
7、および適切な目盛りを作成する目盛り作成部11か
ら構成される。
【0017】次に、本グラフ作成装置の動作について説
明する。図2は、本グラフ作成装置のグラフ自動生成フ
ローチャートである。図2において、まず、指定された
描画すべきグラフの種類、グラフのタイトル文字等のグ
ラフ属性情報を取得する(ステップ201)。さらに、
表形式のデータとなっている表データを取得する(ステ
ップ202)。その後、描画領域決定部6により各文字
関連描画領域の領域およびその配置の決定、およびその
決定からグラフ図形が描画されるグラフ図形描画領域を
決定する(ステップ203)。ステップ203におい
て、決定された文字関連描画領域の1つを取り出す(ス
テップ204)。そして、目盛り領域か否かを判定し
(ステップ205)、目盛り領域である場合は、目盛り
作成部11により目盛りの作成を行ってから(ステップ
206)、ステップ207に移行する。ステップ207
においては、文字属性決定部7が各種文字関連情報を取
得し、ルール格納部8に格納された各文字関連描画領域
ごとのルールに従って、文字属性が決定される。
【0018】次に、文字属性決定部7は、予め設定され
ている印刷可能な文字サイズ等の既定範囲内か否かを判
断し(ステップ208)、既定範囲外であれば既定範囲
内となるような修正指示を行って(ステップ209)、
再度、文字属性を決定すべくステップ205に移行す
る。一方、既定範囲内であれば、さらに、文字属性を決
定すべき文字関連描画領域があるか否かを判断し(ステ
ップ210)、残りの文字関連描画領域がある場合は、
ステップ204に移行して、次の文字関連描画領域の文
字属性を決定する。一方、全ての文字関連描画領域につ
いての文字属性を決定したならば、グラフ化処理を行い
(ステップ211)、表示出力を行う(ステップ21
2)。
【0019】図3は、決定された文字関連描画領域の例
を示す図である。図3において、表示画面G0内に、出
力されるべきグラフ領域GRが取得されると、グラフ領
域GR内に、各種の文字関連描画領域G1〜G4が確保
される。図3で、確保される文字関連描画領域は、目盛
り領域G1、タイトル領域G2、凡例領域G3およびラ
ベル領域G4である。また、残りの領域が、実際にグラ
フの図形、例えば棒グラフの棒、折線グラフの折線等の
図形が描画される領域であるグラフ図形描画領域GGで
ある。
【0020】図4は、グラフ図形描画領域の決定フロー
チャートである。図4において、まず、グラフ領域/タ
イトル領域の比率に応じたタイトル領域を算出する(ス
テップ401)。次に、凡例領域の重なり指定およびグ
ラフ領域/凡例領域の比率に応じた凡例領域の算出を行
う(ステップ402)。次に、グラフ領域/目盛り領域
の比率に応じた目盛り領域の算出を行う(ステップ40
3)。さらに、グラフ領域/ラベル領域の比率に応じた
ラベル領域の算出を行う(ステップ404)。最後に、
グラフ領域からタイトル領域、凡例領域、目盛り領域、
およびラベル領域を差し引き、残り領域をグラフ図形描
画領域として設定する(ステップ405)。
【0021】なお、凡例領域の重なり指定がある場合に
は、グラフ図形描画領域と重なり、グラフ領域内の他の
領域にはどこにも影響を及ぼさないで、完全に独立にレ
イアウトされる。
【0022】また、グラフ領域を決定した後、ユーザが
「グラフ図形描画領域優先」の指定を行うことにより、
常に、グラフ図形描画領域は一定となる。さらに、ある
描画段階で、「自動レイアウト」を行い、その結果を修
正してグラフ図形描画領域の固定化を行ってよく、その
後、この結果を採用することになる。
【0023】次に、図2におけるステップ207の文字
属性決定処理について説明する。図5は、文字属性決定
処理フローチャートである。図5において、まず、文字
関連描画領域の領域種別を判定する(ステップ50
1)。次に、判定された文字関連描画領域サイズおよび
この領域に関する文字関連情報の取得を行う(ステップ
502)。次に、ルール格納部8から該当する文字属性
決定ルールを取得し(ステップ503)、文字サイズ、
フォント種、行間間隔等の文字属性を決定する(ステッ
プ504)。
【0024】図6は、目盛り領域の文字属性を決定する
一連の流れを説明する図である。図6において、まず、
グラフ領域内の目盛り領域G1であることを判断する
と、目盛り作成部11は、表データ等から目盛り情報1
1Dを作成する。目盛り情報11Dは、目盛り数および
目盛り間隔を含み、これらから1つの目盛り当たりの有
効目盛り領域G1−1〜G1−4を算出する。さらに、
1つの目盛り領域G1−1〜G1−4の領域を決定す
る。そして、符号を含めた最長桁数の数値を選択する。
ここでは、目盛りが「3000」、「1500」、
「0」、「−1500」であるため、「−1500」が
選択されることになる。次に、この選択された「−15
00」を1つの目盛り領域G1−1〜G1−4の1つに
レイアウトする(S1)。そして、標準目盛り文字サイ
ズ、行間隔などで収まるか否かを判断し(S2)、収ま
る場合は、これにより目盛り文字サイズ等を決定する
(S3)。一方、S2において、収まらない場合は、文
字サイズを小さくし、文字サイズに最適な行間隔にする
(S4)。そして、この文字サイズが最小文字サイズ以
上の大きさか否かを判断し(S5)、最小文字サイズ以
上の大きさである場合は、S1に移行して、再度レイア
ウトを行う。一方、最小文字サイズ以上の大きさでない
場合は、目盛り情報変更を行うための修正指示を目盛り
作成部に指示し(S6)、再度作成された目盛り情報を
もとに、1つの目盛り領域を決定し、レイアウトを行っ
て、文字属性を決定する。
【0025】次に、目盛り情報作成部11における目盛
り情報の自動作成について、具体例を示しながら説明す
る。まず、図7は、グラフ作成のための数値データを示
す表データの図である。すなわち、図7は、グラフ化の
ためのもとになる数値データである。このデータをもと
にして、グラフを作成することになる。従って、ユーザ
は予め、このデータを指定しておく必要がある。
【0026】図8は、目盛り作成部11における表デー
タから目盛りの自動作成フローチャートである。なお、
グラフの属性は、折線グラフであり、目盛り文字の大き
さとして24ポイントを指定しているものとする。ま
ず、目盛り作成部11は、表データからグラフ化する数
値データを取り出して、このデータの最大値と最小値を
求める(ステップ801)。この場合、最大値は、19
75年の米の「110」であり、最小値は、1975年
の小麦の「4」である。
【0027】また、このとき表の正のデータの最大値と
負のデータの最小値の絶対値の合計を求めることによっ
て、表データの差分を求める。なお、グラフの形式が、
「積算」に指定されていれば、積算の最大値と負のデー
タの積算の最小値の絶対値の合計を求めることによっ
て、表データの差分を求める。
【0028】ここで、グラフエリアサイズは、10cm
四方がユーザにより指定されているものとする。なお、
以下の説明において、CRTや印刷の大きさの単位とし
て使用される「BMU」を用いる。1BMUは、(2.
54/1200)cmである。従って、グラフエリアの
大きさは、4724BMUとなる。
【0029】次に、タイトル領域およびラベル領域の確
保により残された領域が求められ、その結果4436B
MUになったとする。すなわち、この領域に、目盛りと
折線が作成されることになる。
【0030】次に、残りのグラフエリアの高さ4436
BMUを、最小の文字サイズ6ポイント、すなわち10
0BMUで除する(ステップ802)。これにより得ら
れた数字は、最大の目盛りの数となる。ここで、この数
字を目盛り間隔1とする。 目盛り間隔1 4436/100=44 次に、この目盛り間隔1で表データの最大値と最小値の
差分を除する(ステップ803)。すなわち、最大値
「110」と最小値「4」の差分「106」を目盛り間
隔1「44」で除する。従って、その結果は、次のよう
になる。 (110と4の差分)/44=2.4 次に、この数値を切りのよい数値に変換する(ステップ
804)。これによって、切りのよい数値5.0を得た
とする。この切りのよい数値を目盛り間隔2とする。な
お、この切りのよい数値への変換については後述する。 目盛り間隔2=5.0 次に、この目盛り間隔2より、グラフ目盛りの最大値と
最小値として「100」と「0」を獲得する。そして、
目盛りが表データの全範囲内に収まり、かつ最大値と最
小値が目盛り間隔の整数倍であるようにグラフ範囲を調
整する(ステップ805)。なお、グラフ範囲調整につ
いては、後述する。
【0031】次に、ステップ805で求めたグラフ範囲
と、目盛り間隔2から目盛りの数を求める(ステップ8
06)。すなわち、目盛りの数は、次のようになる。 目盛りの数=110/5.0=23 次に、この目盛り間隔2でユーザが指定した文字サイズ
で適切な間隔で目盛りを配置した場合の高さ、すなわち
「目盛り要求サイズ」を調べる(ステップ807)。な
お、ユーザが目盛り文字のサイズを指定しなかった場合
には、標準のフォントサイズで求める。この場合は、単
純に文字サイズの3倍を目盛りの間隔に必要な高さであ
るとし、目盛りの個数を掛け合わせることにより求め
る。従って、目盛り要求サイズは、次のようになる。 目盛り要求サイズ=(400×3)×23=9200B
MU ここで、400とは、指定した24ポイントのサイズで
ある。なお、その他、実際に、文字列を枠の中にレイア
ウトできるか否かを調べ、それらの合計を求めることに
よって、目盛り要求サイズを計算する方法もある。さら
に、文字サイズと固定サイズの和を目盛り間隔に必要な
高さとして目盛り要求サイズを計算する方法もある。
【0032】次に、目盛り要求サイズとグラフエリアサ
イズの高さを比較し(ステップ808)、要求目盛りサ
イズがグラフエリアサイズよりも大きくないならば、ス
テップ810に移行し、目盛り間隔に基づき目盛りを作
成する。
【0033】一方、要求目盛りサイズがグラフエリアサ
イズよりも大きいならば、目盛り間隔を整数倍して(ス
テップ809)、ステップ804に移行し、ステップ8
04から処理を繰り返す。ここで、ステップ809にお
ける整数値として、要求目盛りサイズとグラフサイズの
比に「1」を加えた値を用いる。従って、整数値は、次
のようになる。 (9200/4436)+1=3 従って、目盛り間隔2は、次のようになる。 目盛り間隔2=5.0×3=15.0 この目盛り間隔2は、ステップ804において、50.
0に設定され、ステップ805において、目盛り範囲
は、150から0までとされ、ステップ806におい
て、目盛りの数は「150/50.0」で「3」とな
る。
【0034】さらに、ステップ807において、目盛り
要求サイズは、次のようになる。 目盛り要求サイズ=(400×3)×3=3600BM
U ここで、目盛り要求サイズは、グラフエリアサイズより
小さくなったので、ステップ810に移行し、実際に目
盛りの文字データや、目盛り図形をグラフエリア中に作
成する。この処理の結果、目盛りの個数が3で目盛り文
字のサイズが24ポイントであるグラフが作成される。
【0035】次に、ステップ804における目盛り間隔
の切りのよい数字への調整について説明する。図9は、
目盛り間隔の自動調整フローチャートである。図9にお
いて、まず、もとになる数字の桁数rを求める(ステッ
プ901)。次に、数字の最大桁の数値vを求める(ス
テップ902)。そして、数値vが「2」以下か否かを
判断し、「2」以下である場合は、数値vを「2」とし
て(ステップ907)、ステップ906に移行する。一
方、数値vが「2」以下でない場合は、さらに、数値v
が「2」より大きく、かつ「5」以下であるか否かを判
断し(ステップ904)、「2」より大きく、かつ
「5」以下である場合は、数値vを「5」とし(ステッ
プ908)、ステップ906に移行する。一方、ステッ
プ904において、数値vが「2」より大きく、かつ
「5」以下でない場合は、数値vを「10」とし(ステ
ップ905)、ステップ906に移行する。ステップ9
06においては、確定された数値vをもとに、調整した
目盛り間隔を数値vの(10の(r−1)乗)とする
(ステップ906)。
【0036】具体例を挙げて説明すると、目盛り間隔が
「2.45」ならば、ステップ903、ステップ90
4、ステップ908を経由して、数値vは「5」とな
る。また、目盛り間隔が「6.78」ならば、ステップ
903、ステップ904、ステップ905を経由して、
数値vは「10」となる。
【0037】次に、ステップ805における目盛り範囲
調整について説明する。すなわち、目盛り最大値および
目盛り最小値を次の式により求める。 目盛り最大値=(目盛り最大値を目盛り間隔2で除した
商)×目盛り間隔2 目盛り最小値=(目盛り最小値を目盛り間隔2で除した
商)×目盛り間隔2 ただし、かっこ内の商がそれぞれ「0」である場合は、
次のようにする。 目盛り最大値=目盛り間隔2 目盛り最小値=−1×目盛り間隔2 なお、最小値は、ユーザの指定なく、かつ正である場合
には、「0」に設定するものとする。
【0038】次に、図7の表データをもとに作成したグ
ラフ表示結果について説明する。図10は、目盛り文字
サイズを24ポイントと指定し、グラフエリアの高さが
8cmの場合に図7の表データをもとに作成されたグラ
フを示す図である。また、図11は、目盛り文字サイズ
を24ポイントと指定し、グラフエリアの高さを5cm
に縮小した場合に図7の表データをもとに作成されたグ
ラフを示す図である。図10および図11の作成された
グラフから、グラフエリアの高さが変化すると、指定し
た目盛り文字サイズでグラフを表現するために目盛りの
数が変化し、最適な目盛りの数値が割り当てられてい
る。また、凡例の文字は、凡例領域の大きさに従って、
12ポイントの文字サイズが自動的に縮小されている。
【0039】図12は、目盛り文字サイズを自動設定に
し、グラフエリアの高さが6cmの場合に図7の表デー
タをもとに作成されたグラフを示す図である。これによ
り、最大限にグラフの特性を表現できる目盛りの数が決
定され、その目盛りの数に適合し、出力可能な目盛り文
字サイズ、すなわち10ポイントの文字サイズが自動設
定されている。また、凡例の文字は、凡例領域の大きさ
に従って、文字サイズが自動的に設定され、図10と同
じ12ポイントの文字サイズが設定されている。
【0040】このようにして、本発明によれば、表デー
タおよび選択するグラフ属性をもとに、ユーザはグラフ
に関する特別の操作を行うことなく、グラフエリアの大
きさをもとに最適な目盛り割当や最適な文字属性が自動
的に設定され、グラフを作成することができる。
【0041】もちろん、図10および図11のように、
任意の箇所に対してユーザが指定することも可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、描画領
域決定手段が、複数の文字関連描画領域とグラフ図形描
画領域を決定すると、目盛り作成手段が、複数の文字関
連描画領域の1つである目盛り領域とグラフ図形作成領
域および表データに基づいて適切な目盛りを作成する。
そして、ルール格納手段に格納されている前記複数の文
字関連描画領域ごとの最適文字属性を決定するルールに
基づいて、文字属性決定手段が前記文字関連描画領域に
描画可能な最適文字属性を決定し、グラフを自動作成す
る。ここで、前記目盛り作成手段は、目盛り領域、グラ
フ図形描画領域と表データ、およびユーザ指定あるいは
標準の文字サイズとの関係から、最適な目盛り数および
目盛り間隔を自動作成し、この目盛り数および目盛り間
隔をもとに文字属性決定手段が最適な文字属性を決定す
る。
【0043】従って、ユーザは、グラフの目盛間隔、文
字間隔などを指定することなしに、適切に配置された目
盛り、目盛り文字、あるいは文字間隔、文字サイズ等の
適切な文字属性をもったグラフを自動作成することがで
きるという利点を有する。
【0044】また、一度グラフを作成した後に、表デー
タ、あるいはグラフエリアサイズが変更された場合に
も、グラフ作成の指示を与えるのみで、グラフを自動的
に作成し直すため、作成したグラフを図形エディタ等で
修正する必要が少なくなり、効率的なグラフ作成ができ
るという利点を有する。
【0045】さらに、最初のグラフ作成時からユーザ
は、特定部分の文字属性を指定することができ、ユーザ
が指定した表グラフに、さらにユーザが指定する目盛文
字サイズ、目盛り間隔、グラフエリアサイズ等を有した
適切なグラフを作成することができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるグラフ作成装置の構成ブ
ロック図。
【図2】本グラフ作成装置のグラフ自動生成フローチャ
ート。
【図3】決定された文字関連描画領域の例を示す図。
【図4】グラフ図形描画領域の決定フローチャート。
【図5】文字属性決定処理フローチャート。
【図6】目盛り領域の文字属性を決定する一連の流れを
説明する図。
【図7】グラフ作成のための数値データを示す表データ
の図。
【図8】目盛り作成部11における表データから目盛り
の自動作成フローチャート。
【図9】目盛り間隔の自動調整フローチャート。
【図10】目盛り文字サイズを24ポイントと指定し、
グラフエリアの高さが8cmの場合に図7の表データを
もとに作成されたグラフを示す図。
【図11】目盛り文字サイズを24ポイントと指定し、
グラフエリアの高さを5cmに縮小した場合に図7の表
データをもとに作成されたグラフを示す図。
【図12】目盛り文字サイズを自動設定にし、グラフエ
リアの高さが6cmの場合に図7の表データをもとに作
成されたグラフを示す図。
【符号の説明】
1 制御部 2 表示部 3 マウス 4 キーボード
5 主記憶部 6 描画領域決定部 7 文字属性決定部 8 ルール
格納部 9 外部記憶装置 9−1 グラフ属性情報 9−2
表データ 10−1〜10−4 入出力インターフェース 11
目盛り作成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表データおよび該表データに関するタイト
    ル等の複数の文字関連情報を含むグラフ属性情報をもと
    にして文字を有したグラフを作成するグラフ作成装置に
    おいて、 前記グラフ属性情報をもとに複数の文字関連描画領域と
    その配置およびグラフ図形描画領域を決定する描画領域
    決定手段と、 前記表データおよび前記描画領域決定手段により決定さ
    れた前記グラフ図形描画領域および目盛り描画領域に基
    づいて適切な目盛りを作成する目盛り作成手段と、 前記文字関連情報をもとに前記複数の文字関連描画領域
    ごとの最適文字属性を決定するルールが格納されたルー
    ル格納手段と、 前記ルール格納手段に格納されたルールから描画可能な
    文字属性を決定する文字属性決定手段とを具備したこと
    を特徴とするグラフ作成装置。
  2. 【請求項2】前記目盛り作成手段は、 表データの最大値と最小値とから描画すべきグラフの差
    分を算出する差分算出手段と、 目盛り領域サイズを所定の最小文字サイズで除算して目
    盛りの最大分割数を算出する最大分割数算出手段と、 前記差分演算手段によって算出された差分の値を前記最
    大分割数算出手段によって算出された最大分割数で除算
    して第1の目盛り間隔を算出する第1の目盛り間隔算出
    手段と、 前記第1の目盛り間隔算出手段により算出された第1の
    目盛り間隔を切りのよい適切な第2の目盛り間隔に変換
    する目盛り間隔変換手段と、 前記第2の目盛り間隔と、ユーザ指定あるいは標準の文
    字サイズとから必要な目盛り長さを算出する目盛り長さ
    算出手段と、 前記目盛り長さ算出手段により算出された目盛り長さに
    基づいて算出される要求目盛り領域サイズが前記目盛り
    領域サイズを越える場合、前記第2の目盛り間隔を整数
    倍して新たな第2の目盛り間隔とする第2の目盛り間隔
    変更手段とを具備したことを特徴とする前記請求項1記
    載のグラフ作成装置。
JP20922492A 1992-08-05 1992-08-05 グラフ作成装置 Pending JPH0660193A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8366889B2 (en) 2010-05-25 2013-02-05 Permelec Electrode Ltd. Anode for electrolysis and manufacturing method thereof
US8403498B2 (en) 2007-04-12 2013-03-26 Panasonic Corporation Projector, and its filter renewal control method
JP2018075220A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 フクダ電子株式会社 生体情報表示装置、生体情報表示制御装置、及び、生体情報処理装置

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