JPH0659797B2 - 作業車の走行用油圧クラッチ装置 - Google Patents

作業車の走行用油圧クラッチ装置

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JPH0659797B2
JPH0659797B2 JP62313657A JP31365787A JPH0659797B2 JP H0659797 B2 JPH0659797 B2 JP H0659797B2 JP 62313657 A JP62313657 A JP 62313657A JP 31365787 A JP31365787 A JP 31365787A JP H0659797 B2 JPH0659797 B2 JP H0659797B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、作業車の走行用油圧クラッチ装置に関し、詳
しくは、摩擦型に構成された油圧クラッチを入り操作す
る際のショックを低減するための技術に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如く油圧クラッチの入り操作時におけるシ
ョックを低減するための技術としては、特開昭62-23184
1号公報に示されるものが存在し、この引例では、油圧
クラッチを入り方向に作動させている状態における走行
系の加速度に基づいて、油圧クラッチに供給される作動
油の圧力を調節することで、入り操作を緩慢に行うこと
無く、しかも、ショックを発生せずクラッチの操作を行
うよう構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
又、摩擦式油圧クラッチの入り操作時には、圧油の供給
開始から摩擦板が接触を開始して半クラッチ状態に達す
るまでは迅速な圧油供給を必要とし、半クラッチ状態に
達した後には、この半クラッチ状態を適当な時間継続さ
せ乍ら徐々に加速することを必要とする。
尚、前記引例の構成のものでも、半クラッチ状態の継続
は可能であるが、半クラッチ状態での増速時にも、加速
度センサからの検出信号がフィードバックしているた
め、例えば、車体を不整地で走行させている状態のよう
に、車体の前後姿勢の変動が加速度センサに作用する場
合には、センサからの信号に従って、調圧作動が行われ
る結果、クラッチに対する作動油圧を脈動させたり、ク
ラッチの入り状態に達する時間を延長させることもあ
り、改善の余地がある。
本発明の目的は、どのような状況下で車体を走行させて
いても、迅速に半クラッチ状態に設定し、かつ、この半
クラッチ状態を適当な時間だけ継続させることで、ショ
ックを発生させず、しかも、緩慢になること無く、油圧
クラッチを入り操作する装置を構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、走行系に介装された摩擦型の油圧クラ
ッチ、この油圧クラッチに対する作動油の供給圧を調節
する弁機構、車体の加速度を検出する計測手段夫々を設
けると共に、油圧クラッチに対する作動油の供給時にお
ける車体の増速方向への加速度を計測手段からの検出信
号に基づいて求め、この加速度の値が所定の値に達する
と、油圧クラッチに対する作動油の供給圧を、この所定
の値に達したタイミングでの供給圧に維持すべく弁機構
の動作を調節する制御手段を設けて成る点にあり、その
作用、及び、効果は次の通りである。
〔作用〕
上記特徴によると、油圧クラッチの入り操作時には、作
動油の供給による車体の増速方向への加速度が計測手段
で計測されると共に、この加速度の値が所定の値に達す
ると制御手段が弁機構を操作して、この所定圧に達した
タイミングにおける作動油の圧力を維持するものとな
る。
つまり、本発明では、油圧クラッチに作動油を供給して
車体が走行を開始し、この走行開始時の加速度が所定値
に達するまでは供給圧を比較的迅速に増大できると共
に、作動油の供給圧の増大で車体が走行を開始した際に
は油圧クラッチが半クラッチ状態にあり、この走行開始
時において車体の加速度の値が所定値まで増大したタイ
ミングでの供給圧を維持することで、半クラッチ状態を
維持したままでの加速を可能にし、しかも、このように
加速度が一旦の所定の値に達した後に、油圧クラッチに
対する供給圧を維持するので計測手段で計測される値が
変動しても、この変動の影響を受けずに半クラッチ状態
を継続させ乍ら加速を行えるものとなる。
このことは、例えば、加速度を所定の特性に維持するよ
う作動油の供給圧の調節を行うものと比較すると、不整
地で走行させたように、計測手段からの計測結果が変動
する場合にも、供給圧を不必要に増減させて油圧クラッ
チが入り状態に達するまでの時間を大きくする、あるい
は、供給圧を急激に変化させて油圧クラッチの入り操作
時のショックを発生させる等の不都合を発生させること
が無い。
〔発明の効果〕
従って、車体の走行開始時には油圧クラッチが迅速に半
クラッチ状態に達し得るものであり、しかも、半クラッ
チ状態では外乱の影響を受けないので、地面がどのよう
な状態でも走行開始時の油圧クラッチの入り操作を緩慢
に行わせず、油圧クラッチが入り状態に達した際にもシ
ョックを発生させ難い装置が合理的に構成されたのであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図に示すように、エンジン(1)からの動力が伝えら
れる走行クラッチ(2)、及び、外部クラッチ(3)夫々が設
けられ、走行クラッチ(2)からの動力は走行系に対する
筒状の入力軸(4)に伝えられ、又、外部クラッチ(3)から
の動力は外部動力軸(5)を駆動するための前記入力軸(4)
に内嵌する伝動軸(6)に伝えられる。
同図に示すように、前記入力軸(4)にはキー(7)を介して
クラッチケース(8)が外嵌固定されると共に、出力ギヤ
(9)が遊転状態で外嵌され、又、入力軸(4)と同軸芯に配
設された筒状の中間軸(10)には入力ギヤ(11)が外嵌固定
されている。
又、出力ギヤ(9)と入力ギヤ(11)との間にはアイドルギ
ヤ(12)及び2つのギヤ(13),(14)で成る後進用のギヤ伝
動系が形成され、前記クラッチケース(8)には入力軸(4)
からの動力を出力ギヤ(9)に伝える第1油圧クラッチ
(C1)と、入力軸(4)からの動力を直接入力ギヤ(11)に伝
える第2油圧クラッチ(C2)とが収められ、第1、第2油
圧クラッチ(C1),(C2)とも多数の摩擦板(15)…,(16)…
及び油圧ピストン(17),(18)を備えて構成され、夫々の
油圧クラッチ(C1),(C2)とも圧油の供給によって伝動状
態に設定できるようになっている。
因みに、前記中間軸(10)からの動力は変速装置(19)を介
して車輪(20)に伝えられるよう伝動系が形成されてい
る。又、この伝動系は農用トラクタに備えられるよう構
成され、この走行用の変速系では、前記第1、第2油圧
クラッチ(C1),(C2)の動作による変速時にできるだけシ
ョックを発生させないよう第1、第2油圧クラッチ
(C1),(C2)に対する作動油の圧力を制御する系が備えら
れている。
つまり、第1図に示すように油圧ポンプ(21)からの圧油
は前後進切換用の弁(22)に送られ、この弁(22)から第
1、第2油圧クラッチ(C1),(C2)夫々に圧油を送る油路
(23),(24)には夫々電磁比例減圧弁(V1),(V2)が介装さ
れ、又、これら2つの電磁比例減圧弁(V1),(V2)(弁機
構の一例)はマイクロプロセッサ(図示せず)を内装し
て成る制御装置(25)からの操作信号で制御され、制御装
置(25)には前記弁(22)の操作位置を検出する切換スイッ
チ(26)及び前記車輪(20)の回転から走行系の加速度を検
出するセンサ(S)(計測手段の一例)からの信号が入力
するよう制御系が形成され、この制御装置(25)は第3図
のフローチャートに従って動作するようプログラムが設
定されると共に、このプログラムには、いずれか一方の
油圧クラッチの入り操作に伴い所定の率でクラッチ内圧
を上昇させ、かつ、この油圧クラッチで伝動の開始を生
じた時点以後、前記上昇率より低い上昇率でクラッチ内
圧を上昇させる制御手段(T)が形成され、以下にフロー
チャートに基づいて制御装置(25)の動作を説明する。
即ち、切換スイッチ(26)からの信号に基づいて弁(22)の
操作を検出すると(♯1,♯2ステップ)、第4図(イ)
のグラフに示す如く、圧油供給側の前記電磁比例減圧弁
に電流値(Imax)の操作信号を時間(T1)だけ供給し(♯3
ステップ)、次に、この操作信号の電流値を(Imin)まで
降下させる(♯4ステップ)。
因みに、前記電磁比例減圧弁(V1),(V2)は供給される電
流値の増減に対応させて作動油の供給圧を増減するよう
構成され、前述のように操作信号の値を時間(T1)だけ大
きく設定する理由は、油圧クラッチの摩擦板の間隔を予
め狭めておくことで、油圧クラッチの入り操作に要する
時間を短縮するためである。
この後に、所定の率で操作信号の電流値を増大し(♯5
ステップ)、前記センサ(S)からの信号に基づき加速度
の値(β)を入力し(♯6ステップ)、かつ、所定値
(α)とこの加速度の値(β)とを比較することで(♯
7、♯8ステップ)、油圧クラッチが半クラッチ状態に
達して車速の増速が開始されたかどうかを判別する。
又、♯7、♯8ステップで車速の増速を認めると、操作
信号の増大を停止して(♯9ステップ)、半クラッチの
状態を継続し乍ら、タイマに設定した時間だけ増速を行
い(♯10、♯11ステップ)、最後に操作信号の電流値を
(Imax)まで所定の率で増大させることで完全な入り状態
に設定するのである(♯12ステップ)。
尚、このように、タイマに設定した時間だけに限って増
速を行う理由は、坂道において登る方向に発進した場合
に、車体が自重で降下した場合でも前記センサ(S)が加
速度を検出する結果、油圧クラッチに対する作動油の供
給量が制限されることもあり、このように制限される時
間を長引かせないためである。
そして、♯3ステップから♯12ステップまでの動作を操
作信号の電流値、車体速度、車体加速度夫々を基準にグ
ラフに表すと第4図(イ),(ロ)、(ハ)の如く描かれ、更に、
♯6〜♯9ステップを制御手段(T)と称する。
又、前記センサ(S)は車輪(20)の駆動軸(20a)に取付けた
ギヤ(27)の回転をピックアップ型のコイル(28)で検出す
るよう構成されている。
〔別実施例〕
本発明は上記実施例以外に例えば、多段に構成した変速
系に適用して良く、又、運搬車に備えても良く、又、制
御手段はコンパレータ、論理ゲート等を組合わせてハー
ド的に構成しても良い。
又、計測手段(S)を光センサ型、発電型に構成する等、
様々の形態で実施できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の走行用油圧クラッチ装置の
実施例を示し、第1図は該装置の制御系のブロック図、
第2図は伝動系の概略図、第3図は制御装置の動作を表
すフローチャート、第4図(イ)は走行開始時における電
磁比例減圧弁に対する制御信号のグラフ、第4図(ロ)は
走行開始時における車体速度を表すグラフ、第4図(ハ)
は走行開始時における車体の加速度を表すグラフであ
る。 (C)……油圧クラッチ、(S)……計測手段、(T)……制御
手段、(V)……弁機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行系に介装された摩擦型の油圧クラッチ
    (C)、この油圧クラッチ(C)に対する作動油の供給圧を調
    節する弁機構(V)、車体の加速度を検出する計測手段(S)
    夫々を設けると共に、油圧クラッチ(C)に対する作動油
    の供給時における車体の増速方向への加速度を計測手段
    (S)からの検出信号に基づいて求め、この加速度の値が
    所定の値に達すると、油圧クラッチ(C)に対する作動油
    の供給圧を、この所定の値に達したタイミングでの供給
    圧に維持すべく弁機構(V)の動作を調節する制御手段(T)
    を設けて成る作業車の走行用油圧クラッチ装置。
JP62313657A 1987-12-10 1987-12-10 作業車の走行用油圧クラッチ装置 Expired - Fee Related JPH0659797B2 (ja)

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GB8828776A GB2213550B (en) 1987-12-10 1988-12-09 Propelling clutch apparatus for a working vehicle
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