JPH0659667A - 鍵盤楽器 - Google Patents

鍵盤楽器

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JPH0659667A
JPH0659667A JP5157934A JP15793493A JPH0659667A JP H0659667 A JPH0659667 A JP H0659667A JP 5157934 A JP5157934 A JP 5157934A JP 15793493 A JP15793493 A JP 15793493A JP H0659667 A JPH0659667 A JP H0659667A
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JP
Japan
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string
sound
hammer
stopper
key
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JP5157934A
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English (en)
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Kiyoshi Kawamura
潔 河村
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択に応じて打鍵によるハンマーの回動を打
弦直前に停止させることにより、電子音源によるピアノ
音と打弦音とを切り換える。 【構成】 鍵201の下方にキーセンサ230を配設
し、このキーセンサ230を制御手段70に接続する。
制御手段70はPCM音源等を備えている。ハンマーシ
ャンク214と弦204との間には回動自在なストッパ
30を配設する。非打弦モード時には打弦直前にハンマ
ーシャンク214がストッパ30に当接する。よって、
非打弦モード時には打弦音が発せられることなく、電子
音源によるピアノ音のみがスピーカ251から出力され
る。一方、打弦モード時には、ストッパ30は所定位置
に移動し、ハンマーシャンク214はストッパ30に当
接することなく、ハンマー215は弦204を打撃す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鍵盤楽器に関し、詳しく
は打弦直前にハンマーの回動を停止させることにより、
電子音源によるピアノ音に打弦音が混入するのを防止す
るとともに、電子音源によるピアノ音と打弦音とのいず
れかを選択的に切り替え可能な鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ピアノの弱音装置として種々
の提案がなされている。例えば特開昭51−67732
号公報「グランドピアノの弱音装置」は、打弦時のハン
マーのスピードを弱めることにより、打弦音の音量を減
少させようとするものである。また、特公平1−301
55号公報「鍵盤楽器」にあっては、ダンパを弦に当接
させた状態において、打弦することにより、打弦音を減
衰させている。この「鍵盤楽器」は、打弦音または電子
音を選択的に切り換え可能であるが、電子音選択時にお
いても減衰した打弦音が混入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のいずれにおいても、弦はハンマーにより打撃さ
れていたため、ピアノ音の音量を十分に減少させること
はできなかった。また、電子音源により発音する場合に
おいて、弱い打弦音が電子音源によるピアノ音に混入す
るため、この打弦音は極めて耳障りなものとなってい
た。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は、選択に応じて打鍵に
よるハンマーの回動を打弦直前に停止させることによ
り、電子音源によるピアノ音とアコースティックピアノ
の打弦音とを切り換えることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る鍵盤楽器
は、鍵を押圧することにより回動したハンマーが弦を打
撃する打弦機構と、上記鍵を含む操作子の状態を検出し
て検出信号を出力する操作子検出手段と、検出信号に対
応した楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、上記楽
音信号に基づき空気振動を発生させる音響変換手段と、
を備えた鍵盤楽器において、選択に応じて上記ハンマー
が弦を打撃する直前にハンマーの回動を制止する制止手
段を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1に係る鍵盤楽器においては、演奏者が
鍵を押圧すると、操作子検出手段は打鍵速度等を検出し
て検出信号を出力する。例えば、PCM音源等を有する
楽音信号生成手段は検出信号に対応した楽音信号を生成
する。音響変換手段は楽音信号を空気振動に変換し、電
子音源によるピアノ音を発する。そして、打鍵ととも
に、ハンマーが弦の方向に回動するが、電子音源が選択
されたときは、制止手段が打弦直前にハンマーの回動を
制止するため、打弦音が発せられることはない。このた
め、打弦音が上記電子音源によるピアノ音に混入するこ
とによる耳障りな音を防止することができる。また、打
鍵ととともに、実際にアクション等の打弦機構が動作す
るため、アコースティックピアノ特有のキータッチが損
なわれることもない。
【0007】また、ハンマーの回動を制止しない打弦モ
ード選択時には、本鍵盤楽器からは通常のアコースティ
ックピアノによる打弦音が発せられる。したがって、ピ
アノ音を小さく抑える必要のある夜間等には、音量を任
意に調整可能な電子音源等によりピアノ音を発し、一
方、昼間等には打弦による通常のアコースティックピア
ノの音色を得ることが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る鍵盤楽器の実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例
に係る鍵盤楽器の断面図である。この図において201
は鍵盤を構成する鍵(操作子)である。各鍵201は棚
板202上に筬中203を支点として上下方向に揺動自
在に支持されている。また、各鍵201毎の後端部の上
方にはアクション(打弦機構)210がそれぞれ配設さ
れている。
【0009】このアクション210は、鍵201の後端
部上面に立設されたキャプスタン211と、キャプスタ
ン211により突き上げられるウイペン212の上方に
設けられたジャック213と、回動自在に支持されたハ
ンマーシャンク214およびハンマー215等と、を有
している。演奏者が鍵201を押圧することにより、ハ
ンマーシャンク214が回動し、ハンマー215が弦2
04を打撃するものである。
【0010】ハンマーシャンク214と弦204との間
には、ストッパ(制止手段)30が配設されている。ス
トッパ30は、後述するように、紙面に垂直方向に延設
された回動自在な軸と、その軸に固着されたクッション
等とを備えている。軸の一端はモータ(未図示)の回動
軸に固着されている。
【0011】ストッパ30のクッション(未図示)がハ
ンマーシャンク214に対向する位置において、軸の回
動が停止したとする。この場合には、打鍵によりハンマ
ーシャンク214が弦204の方向に回動すると、ハン
マーシャンク214はストッパ30のクッションに当接
し、ハンマー215が打弦する直前にハンマーシャンク
214は停止する。よって、ハンマー215が打弦する
のを阻止できるものである。
【0012】ストッパ30の軸を回動させるモータには
モータ駆動回路235が接続されている。このモータ駆
動回路235は、スイッチ220の操作に対応した出力
信号をモータに印加し、ストッパ30を所定の位置まで
回動させるものである。
【0013】スイッチ220は、打弦によりピアノ音を
発するモード(以下、打弦モードという)、あるいは、
打弦することなく電子音源により発音するモード(以
下、非打弦モードという)のいずれかを選択するための
ものである。スイッチ220から出力された信号は、ピ
アノ内部に配設された制御手段70に入力されている。
【0014】そして、上記各鍵201の下方には打鍵さ
れた鍵201およびその打鍵速度を検出するためのキー
センサ230(操作子検出手段)が配設されている。こ
れらのキーセンサ230は非打弦モードに電子音源を用
いてピアノ音等を発する際に使用されるものである。キ
ーセンサ230は、フォトインタラプタ等の光センサに
より構成されている。
【0015】なお、例えば、鍵201の下部にシャッタ
を設け、そのシャッタ表面に鍵201のストローク方向
に沿って4種類のパターンを記録する。そして、打鍵時
にそれぞれのシャッタが光センサを通過する時刻を検出
することにより、打鍵速度および打弦時刻を推定するも
のでもよい。また、例えば、4種類のパターンを用いた
シャッタのかわりに、明度が連続的に変化するグレイス
ケールを用い、その透過光量を検出してもよい。この場
合、打鍵速度および打弦時刻を高精度に検出することが
可能となる。なお、キーセンサ230に光センサを用い
るかわりに電気接点を備えたスイッチを使用しても差し
支えない。
【0016】ピアノの下部には3個のペダル240(操
作子)が配設されている。ペダル240はシャフト24
1を介して弦204の近傍に配設されたダンパー(未図
示)等に接続されている。そして、ペダル240の近傍
にはペダルセンサ(操作子検出手段)242が設けられ
ている。このペダルセンサ242は各ペダル240の位
置を検出して、所定の信号を出力するものである。
【0017】スイッチ220、キーセンサ230、ペダ
ルセンサ242のそれぞれから出力された信号は制御手
段70に入力されている。制御手段70は、打弦モード
あるいは非打弦モードのいずれかに対応した処理を行う
ものである。すなわち、打弦モード時には、制御手段7
0はストッパ30を所定位置に回動させ、ハンマーシャ
ンク214が回動する際、ハンマーシャンク214がス
トッパ30に当接しないようにする。そして、この打弦
モードにおいては、制御手段70は電子音源等の回路の
動作を停止させるため、打弦による通常のアコースティ
ックピアノの音が発せられるものである。
【0018】一方、非打弦モード時には、打弦直前にハ
ンマーシャンク214がストッパ30に当接するよう、
制御手段70はストッパ30を所定位置に回動させる。
さらに、制御手段70は、電子音源等の回路を動作させ
ることにより、キーセンサ230から出力された信号に
対応した信号を生成するものである。そして、この信号
は、ボリューム250aに応じて音量を可変にするアン
プ250を介して、スピーカ251またはヘッドフォン
256から出力される。
【0019】アンプ250は、電力増幅回路等により構
成され、制御手段70から出力された信号を増幅するも
のである。スピーカ251はピアノ本体に固着されてお
り、スピーカ251の背面にはスピーカボックス252
が配設されている。なお、スピーカ251を複数用意
し、いわゆるマルチウェイの構成とすることも可能であ
る。
【0020】鍵盤棚板の下部にはヘッドフォンジャック
255が配設されている。このヘッドフォンジャック2
55にヘッドフォン256のプラグを挿入すると、アン
プ250からの信号はスピーカ251に出力されること
なく、ヘッドフォン256に出力される構成となってい
る。すなわち、ヘッドフォン256使用時には、スピー
カ251から音が発せられることはないものである。
【0021】図2は、上述したストッパ30を示す斜視
図である。シャフト31は鉄、アルミニウム等の金属ま
たはプラスチック、木材等より構成されている。シャフ
ト31はその所定位置31A、31B、31C、31D
において、低音アクションブラケット、低中音セクショ
ン割部、次高音セクション割部、高音アクションブラケ
ット、によってそれぞれ軸支されている。これらの低音
アクションブラケット、低中音セクション割部、次高音
セクション割部、高音アクションブラケットは上部はア
クションボルトを介してピン板に、下部はアクション台
を介して棚板にそれぞれ固着されている。また、シャフ
ト31の一端は例えばモータ34の回動軸に連結されて
いる。モータ34には、例えばステップモータのほか、
超音波モータを用いることが可能である。超音波モータ
を用いた場合には、非通電時においても回動軸の回転角
を保持でき、また、バッククラッシュなくシャフト31
を回動させることが可能となるものである。さらに、超
音波モータは雑音を発することなく低速度で回動するた
め、演奏に支障をきたすことがないという利点もある。
【0022】そして、シャフト31の周面には3個のク
ッション支持部材32が固着され、それぞれのクッショ
ン支持部材32にはフェルト、ウレタン等よりなるクッ
ション33が固着されている。クッション33の表面に
はシャンクの当接による耐久性を増すため、人工皮革等
を設けてもよい。非打弦モードにおいては、このクッシ
ョン33にハンマーシャンク214が当接するものであ
る。また、シャフト31周面におけるクッション支持部
材32の反対側には、同様にフェルト、ウレタン等より
なるダンパーワイヤ用のクッション35が配設されてい
る。このクッション35にはダンパーワイヤが当接する
ものである。
【0023】図4はストッパ30、アクション210等
を示す図である。打弦モード時においては、ストッパ3
0は実線にて示された位置に停止している。この場合に
は、、打鍵により回動したハンマーシャンク214はス
トッパ30のクッション33に当接することなく弦20
4を打撃する。よって、ハンマー215により打撃され
た弦204は振動し、通常のアコースティックピアノの
音が発せられるものである。
【0024】また、非打弦モードにおいては、ストッパ
30は破線にて示された位置に停止している。ハンマー
シャンク214が打鍵動作により回動し、ハンマー21
5が弦の近傍に達すると、ハンマーシャンク214はス
トッパ30のクッション33に当接する。よって、非打
弦モードにおいては打弦音の発生を防止することができ
るものである、また、非打弦モードにおいても、打鍵に
よりアクション210が実際に動作するため、キータッ
チが損なわれることはない。なお、打弦モードと非打弦
モードとの中間の位置にストッパ30を回転固定させる
と、弱音打弦も可能になる。なお、弱打時、クッション
33にシャンク214が当接し始め、次第に押し込み脱
進するときには、グランドピアノのアクションのアフタ
ータッチと呼称する軽いクリック感を感じる。従って、
アップライトピアノのアクションでグランドピアノのア
クションのタッチに近似したキータッチが得られる。
【0025】なお、上記ストッパ30のかわりに、図3
に示されるストッパ40を用いてもよい。ストッパ40
は、図3に示すように、鍵盤配列方向に沿って延設され
た所定の長さ、幅、厚さを有する長板41を備えてい
る。この長板41の一方の面(ハンマーシャンク側の
面)はハンマーシャンクが面により当接するように所定
角度だけ傾斜して形成され、この面にはハンマーシャン
ク用のクッション43が固着されている。長板41の他
方の面にはダンパーワイヤ用のクッション44が固着さ
れている。長板41の長手方向の両端部には一対のスプ
リング45の各一端が固着されており、各他端は親板に
配設されたピン46に巻き付けられている。また、この
長板41の一端はパイプ245を介してピアノ下部に配
設されたペダル240Aにワイヤーで連結されている。
また、長板41の他端の直下にはコの字形のガイド47
が配設されている。演奏者がペダル240Aを踏み込む
ことにより、ストッパ40は下方に移動するものであ
る。このとき、長板41の他端部はガイド47に嵌合す
るため、その位置が固定される。また、演奏者がペダル
240Aを踏み込んだ後、ペダル240Aを側方にずら
すと(水平方向に移動する)、その踏み込み状態が保持
されるよう、当該ペダル240Aは構成されている。
【0026】図5はストッパ40、アクション210等
を示す図である。打弦モードにおいては、ストッパ40
は実線にて示された位置に停止している。打鍵によりハ
ンマー215は図中時計回り方向に回動して弦204を
打撃する。この場合、ハンマーシャンク214はハンマ
ー215とともに回動するが、ストッパ40のクッショ
ン43に当接することはない。ハンマー215により打
撃された弦204は振動し、通常のアコースティックピ
アノの音が発せられるものである。
【0027】また、非打弦モードにおいては、ストッパ
40は図中破線にて示された位置(打弦モード位置より
も下方位置)に停止している。打鍵動作によりハンマー
215が弦204に接近すると、ハンマーシャンク21
4はストッパ40のクッション43に当接する。よっ
て、非打弦モードにおいては打弦音の発生を防止するこ
とができるものである。この非打弦モードにおいても、
打鍵によりアクション210が実際に動作するため、キ
ータッチが損なわれることはない。なお、ストッパ40
を打弦モードと非打弦モードとの間の位置に固定すると
弱音打弦も可能になる。
【0028】なお、打弦モードと非打弦モードとを切り
替える際に、上記ストッパ30、40はハンマーシャン
ク214と弦204との間において水平方向に移動させ
ても差し支えない。
【0029】続いて、図6を参照しながら、制御手段7
0等を説明する。図6は制御手段70等を示すブロック
図である。この鍵盤楽器では、上記スイッチ220、キ
ーセンサ230、ペダルセンサ242からの各出力信号
がデータバス700を介してコントローラ706に入力
されている。コントローラ706は、データバス700
を介して打弦音ROM707、共鳴音ROM708、F
DC(フロッピディスクドライブ用コントローラ)70
9、弦スペクトル演算部712、オーディオ信号送出部
713、共鳴音演算部716、打弦音演算部711、お
よび、RAM717に接続されている。
【0030】そして、コントローラ706はこれらのセ
ンサからの入力信号に基づいて所定の処理を行い駆動信
号を生成し、オーディオ信号送出部713からイコライ
ザ719、アンプ250を介して駆動信号をスピーカ2
51に出力してこれを駆動することとなる。
【0031】打弦音ROM707には、予めサンプラー
で記録した打弦音のPCMデータ、または、予め弦スペ
クトル演算部712で算出したピアノ音を主体にした信
号を88鍵の打弦音データとして格納しておくものであ
る。これらの打弦音データの周波数スペクトルはハンマ
ースピードに応じてそのインテンシティが決定される。
一般に、強打時には高調波が強調される。なお、押鍵と
ハンマースピードとに応じて打弦音演算部711で信号
を演算することもできる。また、例えば、打弦音ROM
707に記憶されている信号をハンマースピードに応じ
て打弦音演算部711で補正しても良い。
【0032】共鳴音ROM708は、ペダルセンサ24
2がアクティブなとき(踏み込まれているとき)にアク
セスされるものである。この共鳴音ROM708にはラ
ウドペダルを踏み込んだ場合における打鍵時の各弦毎の
共鳴音データが格納されている。このデータは、予めサ
ンプラーで記録した共鳴音のPCMデータ、または、予
め共鳴音演算部716で算出しておいた周波数スペクト
ルデータである。この共鳴音データとしては、例えば1
つのキーについて最大で6個のキーについての弦が共鳴
するものと考えれば十分に実用性があるものである。低
音部の1オクターブ上の弦は2倍音だけでなく3倍音、
4倍音、6倍音まで考慮するとよい。No.13キーよ
りも高音の場合は、その1オクターブ下のキーの弦につ
いても配慮する必要がある。
【0033】また、ピアノのダンパ−は通常71個(6
6個、69個のものも有る)とされている。さらに、周
波数スペクトルのインテンシティは機種とハンマースピ
ードとにより決定される。なお、共鳴音データは、予め
共鳴音ROM708に記憶しておいても良く、また例え
ば、共鳴演算部716で演算して求めても良く、さらに
例えば、共鳴音ROM708に記憶されているデータを
打弦状況に応じて共鳴音演算部716で補正演算して求
めても良い。
【0034】弦スペクトル演算部712は、打鍵にした
がってリアルタイムで周波数スペクトルを算出して発音
データを生成するようにしてもよい。また、このデータ
を上記打鍵音ROM707に格納しておいてもよい。こ
の共鳴音データとしては、アコースティックピアノのそ
れを測定してメモリに格納しておくこともできる。この
共鳴音の大きさは打鍵音(打弦音)に比べて−10〜−
20dBの程度である。また、共鳴音の立ち上がりは数
秒〜数100msecの遅れである。また、その立ち下
がりはペダルをOFFしない限り数秒程度持続する。ペ
ダルOFF時の処理はペダルセンサ242とオーディオ
信号送出部713とにより行っている。
【0035】また、弦スペクトル演算部712はキーセ
ンサ230からのOFF信号にしたがい打弦音を減衰さ
せ、ペダルセンサ242からの信号にしたがい共鳴音を
減衰させる。但し、ハーフペダルでラウドペダルがゆっ
くりと戻されたときは、この戻り速度に応じてゆっくり
とした減衰とする。ラウドペダルをOFFしたときは一
斉にダンパーが接弦して止音される。但し、演奏者によ
っては低音の止音を遅目に整調する希望があるため、以
下の制御を行う。例えば、一斉接弦においても、急速止
音、普通、ゆっくり止音の3通りの止音がある。また、
傾斜接弦では低音は遅目に、高音になるにしたがって速
く止音する制御を行う。さらに、ペダルがきわめてゆっ
くりと戻されたときには、きわめてゆっくりとした止音
を行うのである。すなわち、連続的な止音である。な
お、所謂ハーフペダル領域では、基音、倍音比率を補正
し、高次倍音を早く減衰させる等の補正を行っても良
い。また、例えば、フレームノイズ等副次的に発生する
他の周波数比率を補正するように構成しても良い。
【0036】オーディオ信号送出部713は、上記RO
M707、708または各音信号演算部712、716
からの音データに対してデジタルフィルタリング処理を
行った後、D/A変換するものである。デジタルフィル
タリング処理はスピーカ251およびスピーカボックス
252の振動特性を考慮して、出力された音の周波数特
性がフラットになるよう補正するものである。なお、こ
のデジタルフィルタはFIR型に限られることなくII
R型であってもよい。さらに、この後オーバーサンプリ
ングデジタルフィルタリング処理を行うことにより量子
化ノイズを低減することが可能である。このような処理
を行った後にD/A変換をし、さらにバタワース型のロ
ーパスフィルタ等によるフィルタリング処理を行う。こ
のように、バタワース型のローパスフィルタを用いるこ
とにより群遅延特性を改善することが可能である。そし
て、この信号はアンプ250に入力される。アンプ25
0は電力増幅を行い、スピーカ251を駆動するもので
ある。
【0037】また、本鍵盤楽器はFDC709により制
御されるFDD(フロッピーディスクドライバ)710
を備えている。FDD710はディスクに記録されたM
IDIデータを読み取るほか、MIDIデータをディス
クに記録するものである。よって、FDDを介して例え
ば種々の音源データを入出力できるため、非打弦モード
においては、ピアノ音に限らずにハープシコード、パイ
プオルガン、リード楽器等の楽音を発することも可能と
なる。
【0038】モータ駆動回路235はモータ34を駆動
する信号を生成する機能を有している。このモータ駆動
回路235は、打弦モードと非打弦モードを切り換える
毎にモータ34を駆動させるものである。
【0039】このようしにて構成された本鍵盤楽器の演
奏時における動作を図7、図8のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0040】まず、演奏者等は本実施例に係る鍵盤楽器
の電源を投入する。すると、制御手段70はRAM71
7に記憶されていたモードフラグを読み出す(ステップ
S801)。このモードフラグは電源遮断時における鍵
盤楽器が打弦モードまたは非打弦モードのいずれである
かを表すフラグである。
【0041】モードフラグが打弦モードを表す場合(ス
テップS802でYES)、モータ駆動回路235はモ
ータ34に所定の信号を出力し、ストッパ30を回動さ
せる(ステップS806)。よって、ストッパ30は図
4において実線で示される位置に停止する。この状態で
演奏者が打鍵すると、ハンマーシャンク214はストッ
パ30に当接することなく回動し、ハンマー215は弦
204を打撃する。したがって、通常のアコースティッ
クピアノの音が発せられる。
【0042】そして、夜間等において弱音で演奏する必
要がある場合、または、ピアノ音以外の楽音を用いて演
奏する場合等には、演奏者はスイッチ220を操作する
(ステップS807でYES)。スイッチ220の操作
の結果、非打弦モードが選択された場合(ステップS8
02でNO)には、ステップS803に進む。すなわ
ち、モータ駆動回路235はモータ34に所定の信号を
送出し、ストッパ30を回動させる(ステップS80
3)。ストッパ30は図4において破線にて示される位
置に移動する。このとき同時に、上記モードフラグは非
打弦モードに書き換えられる。
【0043】非打弦モードの状態において、演奏者が打
鍵すると、ハンマー215が打弦する直前にハンマーシ
ャンク214はストッパ30に当接するため、、打弦音
が発せられることはない。そして、打鍵と同時にステッ
プS804の発音処理に従い電子音源による楽音がスピ
ーカ251から発せられる。非打弦モードにおいても、
打鍵により実際にアクションが動作するため、アコース
ティックピアノ特有のキータッチが損なわれることはな
い。演奏者がスイッチ220を操作しない限り、非打弦
モードは変わらず(ステップS805でNO)、打鍵に
より電子音源による発音処理(ステップS804)が行
われる。
【0044】演奏者が再度アコースティックピアノの音
色を望む場合には、スイッチ220を操作する(ステッ
プS805でYES)。そして、打弦モードが選択され
ると(ステップS802でYES)、モードフラグは書
き換えられ、ステップS806を実行する。
【0045】このようにして、演奏者の選択により、打
鍵モードまたは非打鍵モードのいずれかが選択され、選
択されたモードに従った処理がなされるものである。
【0046】図8は上記ステップS804の発音処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【0047】非打弦モードにおいて、演奏者が打鍵する
と、キーセンサ230は打鍵されたキー番号、打鍵速度
等を検出し、キーセンス信号を出力する。このキーセン
ス信号はデータバス700を介してコントローラ706
に入力される(ステップS901)。次に、演奏者によ
るラウドペダルの操作が有ったか否かを判断する(ステ
ップS902)。操作(踏み込み)がない場合は、その
打鍵に対応する打弦音信号を打弦音ROM707から読
み込むか、または、弦スペクトル演算部712において
所定の演算を行う(ステップS903)。
【0048】そして、この打弦音信号についての出力時
期制御処理を行う(ステップS904)。例えばキー番
号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたルッ
クアップテーブルにしたがって、検出したキー番号、ハ
ンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タイ
ミングを調整するものである。
【0049】さらに、このようにして算出した発音時期
に、スピーカ251に上記打鍵音信号(発音信号)を出
力する(ステップS905)。この結果、スピーカ25
1からピアノ音、または、他の楽音が発せられるもので
ある。そして、図7のステップS805に戻る。
【0050】一方、ステップS902において、ラウド
ペダルの操作が有った場合は(ステップS902でYE
S)、さらにラウドペダルは踏み込まれているか否かを
判断する(ステップS906)。踏み込まれている場合
には、上記と同様に当該打鍵に対応する打鍵音信号の読
込または弦スペクトルの演算処理により打弦音信号を得
る(ステップS907)。また、共鳴音信号の共鳴音R
OM708からの読み込み、または、共鳴音演算部71
6において共鳴音信号の演算を行う(ステップS90
8)。そして、信号出力時期の制御処理を行い、打弦音
信号の出力タイミング、共鳴音信号の出力タイミングを
算出する(ステップS909)。信号出力処理(ステッ
プS905)により所定タイミングで打鍵音を、これか
ら所定時間だけ遅れて共鳴音の発音がなされるようにス
ピーカ251に出力する。そして、図7のステップS8
05に戻る。
【0051】上記ステップS906にてラウドペダルが
踏み込まれていない(ペダル解放)と判断されると、減
衰止音処理がなされ(ステップS910)、信号が出力
される。ラウドペダルの解放速度に対応して例えば既述
した3種類の一斉接弦、傾斜接弦、きわめてゆっくりし
た止音のいずれかが選択されて止音を行うものである。
ここでの減衰は、算出した共鳴音信号について所定の減
衰時間補正処理により実現されるものである。
【0052】したがって、以上述べたように、本実施例
に係る鍵盤楽器によれば、非打弦モード時においては、
ハンマー215が打弦直前で停止するため、打弦音が発
せられることはないものである。よって、電子音源によ
るピアノのみが発せられるため、打弦音が当該電子音源
による楽音を妨げるのを防止することができる。このた
め、電子音源によるピアノ音の音量を変更することによ
り、ピアノ音を任意の音量に設定することが可能となる
ものである。例えば、夜間等においては、スピーカ25
1から発せられる音量をボリューム250a等により調
整することにより、十分にその音量を減衰することがで
きるものである。また、ヘッドフォン256を用いた場
合には、演奏音が外部に漏れるのを防止することができ
る。
【0053】また、非打弦モード時においては、打鍵に
よりアクションが実際に動作するため、キータッチが損
なわれることもないという利点もある。打弦モードにお
いては、ストッパ30がハンマーシャンク214の回動
を妨げない位置に移動するため、本鍵盤楽器は通常のア
コースティックピアノと同様に使用することができるも
のである。
【0054】なお、非打弦モードにおいて、上記スピー
カ251を用いるかわりに、ピアノの響板を加振エネル
ギ可変型のアクチュエータにより直接振動しても差し支
えない。この場合、響板が振動するため、リアルな拡が
り感のあるアコースティックピアノの音を得ることが可
能となる。
【0055】図9は本発明の第3実施例に係る鍵盤楽器
のストッパ90およびアクション210Aを表す図であ
る。低音側アクションブラケットと高音側アクションブ
ラケット217との間には、断面が略コの字型のレール
217Aが橋渡されている。このレール217A上に
は、ハンマーシャンク214の速度を検出するハンマー
センサ972が各ハンマーシャンク毎に配設されてい
る。ハンマーセンサ972は、LED等の発光素子とフ
ォトトランジスタ等の受光素子を備えたフォトインタラ
プタにより構成されている。ハンマーシャンク214に
は、被検出部970が取り付けられ、この被検出部27
0にはスリット971が穿設されている。ハンマーシャ
ンク214の回動に伴い、被検出部970がハンマーセ
ンサ972の発光素子および受光素子間の光路を横切
る。このとき、ハンマーセンサ972はオン・オフを繰
り返す。したがって、例えばハンマーセンサ972がオ
フからオン、そしてさらにオフになるまでの時間に基づ
き、ハンマーの速度を検出することが可能となるもので
ある。
【0056】キャッチャー216の上方の位置にはスト
ッパ90が配設されている。このツトッパ90は細長状
をなし、低音側のアクションから高音側のアクションに
亘って延設されている。図10、図11に示されるよう
に、ストッパ90は、軸部901、台902、クッショ
ン903、保護材904を備えたものである。軸部90
1は棒状をなし、キャッチャー216に衝突した際に容
易に湾曲しないよう、木材、金属、樹脂等の十分な強度
を備えた部材を用いるのが好ましい。この軸部901上
には、その長手方向に沿って台902が配設され、台9
02にはウレタン等よりなるクッション903が固着さ
れている。さらに、クッション903表面はエクセーヌ
等の保護材904により覆われ、保護材903にキャッ
チャー216が当接する構成となっている。また、台9
02、クッション903、保護材904は、軸部901
の長手方向に亘って、アクション割部に対応して複数に
分割されている。
【0057】図10に示されるように、軸部901は軸
受920に回動自在に軸支され、軸受902はL字金具
921を介してア低音側のクションブラケット217の
側壁に取り付けられている。軸部901の他方の端部も
同様に高音側のアクションブラケットに取り付けられた
軸受けに軸支されている。
【0058】図11に示す軸部901の一端には矩形の
長板状のレバー910が固着されている。レバー910
には円形の穴911が穿設され、この穴911にはバネ
930の一端が係止されている。バネ930の他端は孔
付き木ネジ(ヒートン)935により鍵盤楽器本体に取
り付けられており、レバー910は、バネ930が縮む
方向に付勢された状態となっている。また、レバー91
0には切り欠き912が形成され、その内表はフェルト
等の被覆部913により覆われている。これにより、ト
ラップワーク945と切り欠き912との間に生ずる摺
動音を低減することができるものである。
【0059】切り欠き912には、棒状をなすトラップ
ワーク945の一端が係止され、このトラップワーク9
45が上下することにより、レバー910が軸部901
を中心として回動する構成となっている。トラップワー
ク945の他端はリンク951に係止され、さらにリン
ク950はトラップワーク955、リンク960、トラ
ップワーク965、ペダル240Aに連結されている。
リンク950、960はL字型をなし、それぞれ軸95
1、961を中心として回動自在に構成されている。
【0060】演奏者がペダル240Aを下方に踏み込む
ことにより、トラップワーク965が下方に引き下げら
れ、リンク960が軸961を中心として反時計回りに
回動する。そして、リンク960の回転運動は、トラッ
プワーク955、リンク950を介してトラップワーク
945に伝わり、トラップワーク945が下方に移動す
る。この結果、レバー910が軸部901を中心に回転
し、軸部901に配設されたクッション903等が下方
に向き(図9の実線で示された位置)、本鍵盤楽器が非
打弦モードの状態となる。なお、ユーザがペダル240
Aを左側に移動させることにより、この状態を保持する
ことができる。
【0061】ユーザがペダル240Aを上方に持ち上げ
た場合には、リンク950、960は時計回りに回転
し、トラップワーク945は上方に持ち上がる。する
と、バネ930の弾性力により、レバー910は軸部9
01を中心としてバネ930の方向に回転する。この結
果、軸部901に配設されたクッション903が横方向
に向き(図9で破線で示された位置)、本鍵盤楽器は打
弦モードの状態となる。
【0062】以上のように構成された本実施例に係る鍵
盤楽器の作用を図9を参照しながら説明する。図9に示
されるアクションにおいて、非打弦モード(消音)時
(ストッパ90が実線で示された位置にある場合)に、
演奏者が打鍵すると、キャプスタン211はウイペン2
12を突き上げ、ハンマーシャンク214が回動する。
ところが、ハンマー215が弦204を打弦する直前
に、キャッチャー216がストッパ90の保護部904
に当接するため、ハンマーシャンク214は図中の破線
で示された位置で停止する。よって、打弦が行われるこ
となく、電子音によるピアノ音が発せられるものであ
る。また、打鍵によりアクションが実際に動作するた
め、キータッチが損なわれるのを防止することができ
る。さらに、キャッチャー216の真上でハンマーシャ
ンク214の回動を阻止するので、打鍵を確実に制止す
ることが可能となる。
【0063】打弦モード時(ストッパ90が破線で示さ
れた位置にある場合)においては、キャッチャー215
はストッパ90に当接することがないため、打鍵により
回動したハンマー215は弦に当接し、通常のアコース
ティックピアノの音色が発せられる。
【0064】また、本実施例に係る鍵盤楽器にあって
は、静止手段であるストッパ90を、キャッチャー21
6の上方に配設したため、ハンマーシャンク214とダ
ンパーワイヤ218との間にハンマーセンサ972、ま
たは、ハンマーセンサ972と略同じ位置にダンパーワ
イヤーレール(未図示)を配設することができる。すな
わち、自動ピアノとしての機能と消音ピアノとしての機
能を一台のピアノにおいて実現することができる。さら
に、ダンパーワイヤー218を曲げることにより、その
位置の微調整を行う際に、ストッパ90が邪魔になるこ
ともない。よって、ダンパーワイヤー218の微調整を
通常のピアノと同様に行うことが可能となるものであ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、演奏者の選択により打弦音と電子音とのいずれかを
選択可能な鍵盤楽器において、電子音選択時(非打弦モ
ード選択時)にはハンマーの回動を打弦直前に停止さ
せ、電子音によるピアノ音に打弦音が混入するのを防止
することにより、ピアノ音の音量を十分に減衰すること
が可能である。このとき同時に、打鍵によりアクション
が実際に動作するため、キータッチが損なわれることは
ない。また、打弦モード時においては、通常のアコース
ティックピアノとして使用できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る鍵盤楽器の断面図
である。
【図2】 本発明の第1実施例に係るストッパの斜視図
である。
【図3】 本発明の第2実施例に係るストッパの斜視図
である。
【図4】 本発明の第1実施例に係るストッパおよびア
クションを表す側面図である。
【図5】 本発明の第2実施例に係るストッパおよびア
クションを表す側面図である。
【図6】 本発明の第1実施例に係る制御手段等のブロ
ック図である。
【図7】 本発明の第1実施例に係る鍵盤楽器の動作を
表すフローチャートである。
【図8】 本発明の第1実施例に係る発音処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第3実施例に係るストッパおよびア
クションを表す断面図である。
【図10】 本発明の第3実施例に係るストッパの側面
図である。
【図11】 本発明の第3実施例に係るストッパ等の斜
視図である。
【符号の説明】
30,90・・・ストッパ(制止手段)、201・・・鍵(操
作子)、210・・・アクション(打弦機構)、230・・・
キーセンサ(操作子検出手段)、240・・・ペダル(操
作子)、242・・・ペダルセンサ(操作子検出手段)、
706・・・コントローラ(楽音信号生成手段)、707・
・・打弦音ROM(楽音信号生成手段)、708・・・共鳴
音ROM(楽音信号生成手段)、711・・・打弦音演算
部(楽音信号生成手段)、712・・・弦スペクトル演算
部(楽音信号生成手段)、716・・・共鳴音演算部(楽
音信号生成手段)、713・・・オーディオ信号送出部
(楽音信号生成手段)、251・・・スピーカ(音響変換
手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵を押圧することにより回動したハンマ
    ーが弦を打撃する打弦機構と、 上記鍵を含む操作子の状態を検出して検出信号を出力す
    る操作子検出手段と、 検出信号に対応した楽音信号を生成する楽音信号生成手
    段と、 上記楽音信号に基づき空気振動を発生させる音響変換手
    段と、 を備えた鍵盤楽器において、 選択に応じて、上記ハンマーが弦を打撃する直前にハン
    マーの回動を制止する制止手段を有することを特徴とす
    る鍵盤楽器。
JP5157934A 1992-06-09 1993-06-03 鍵盤楽器 Pending JPH0659667A (ja)

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