JPH0659013A - Gps受信機の信号捕捉方法 - Google Patents

Gps受信機の信号捕捉方法

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JPH0659013A
JPH0659013A JP4208769A JP20876992A JPH0659013A JP H0659013 A JPH0659013 A JP H0659013A JP 4208769 A JP4208769 A JP 4208769A JP 20876992 A JP20876992 A JP 20876992A JP H0659013 A JPH0659013 A JP H0659013A
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JP
Japan
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signal
code
satellite
circuit
receiver
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JP4208769A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Kawasaki
憲一郎 河崎
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/01Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/13Receivers
    • G01S19/24Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system
    • G01S19/29Acquisition or tracking or demodulation of signals transmitted by the system carrier including Doppler, related

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 GPS受信機の信号捕捉方法に関し、現在時
刻を維持するための時計回路を不要とするとともに、メ
モリバックアップ用の電池も不要とすることのできるG
PS受信機の信号捕捉方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 受信機の電源が投入されてGPS衛星の捕捉
が開始された時に、少なくとも1個の衛星の信号を捕捉
するまでは、配備されている可能性のあるすべてのGP
S衛星を対象として、整合フィルタを用いて捕捉動作を
行なうようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GPS受信機の信号捕
捉方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS衛星から送信される信号の中で民
間に開放されているのは、1575.42MHzの搬送
波(キャリア)を衛星の軌道情報などで構成された航法
メッセージで位相変調し、さらに各衛星に設定された固
有のC/Aコードと呼ばれる符号でスペクトル拡散変調
した信号である。GPS受信機では、この信号に含まれ
るC/Aコードに同期したコードを発生させてスペクト
ル逆拡散を行なった後、信号のキャリア成分に同期した
キャリアを再生して航法メッセージを復調する。
【0003】航法メッセージには、エフェメリスと呼ば
れる精度の高い軌道データと、アルマナックと呼ばれる
比較的精度の低い軌道データが含まれている。エフェメ
リスは、測位計算の際に衛星の位置を正確に計算するた
めに使用し、アルマナックは、衛星の捕捉の際に衛星の
概略位置を計算するために用意されている。
【0004】ある衛星が送信する航法メッセージ中、エ
フェメリスはその衛星固有のデータであるが、アルマナ
ックは配備されている全衛星についての概略の軌道デー
タであり、フレーム単位で順次送信されている。したが
って、1個の衛星についてその航法データをある期間収
集すれば、すべての衛星の概略の軌道データが得られ
る。
【0005】GPS衛星からの信号のキャリア周波数
は、衛星が高速で運動することによるドップラー効果と
受信機の基準発振器の周波数偏差のために、受信機から
見てある範囲内で変動している。また、受信機と衛星の
間の距離が得られていない時点では、信号の伝播時間が
不明なので、スペクトル拡散するために信号に乗算され
ているコードの位相も不明である。このため、受信機
は、電源投入後、まずキャリア周波数とコード位相のサ
ーチを行ない、衛星の信号を捕捉する必要がある。
【0006】一方、GPS衛星は周回衛星であるため、
受信機から見ると常に移動しており、地球上のある地点
で受信できる衛星は、衛星の軌道や受信機の位置および
時刻によって変化する。したがって、受信機の動作開始
から衛星を捕捉するまでの時間を短縮するため、通常は
各衛星のアルマナックと受信機の概略位置および現在の
時刻を用いて衛星の軌道計算を行ない、その時点で受信
可能な衛星をサーチの対象としている。
【0007】このため、従来の受信機では、受信機の電
源が遮断されている間も、前回の受信時に収集したアル
マナックと測位した受信機の位置データを、電池でバッ
クアップされたメモリやEEPROMなどの不揮発性メ
モリに保存しておくとともに、時刻についても電池で動
作する時計回路で維持していた。
【0008】キャリアの同期追跡は、コスタス・ループ
(Costas Loop)で行なうが、そのためにIレジスタとQ
レジスタおよびキャリア発生回路を1組設けている。コ
ードの同期追跡は、DLL(Delay Lock Loop)で行なう
が、そのためにEレジスタとLレジスタおよびコード発
生回路を1組設けている。また、信号の捕捉や同期追跡
動作を制御し、測位計算を行なうために、CPUとRO
M、RAMからなる制御演算回路を設けている。
【0009】信号を捕捉する際には、受信機内で発生さ
せたキャリアとコードをI,Qレジスタに供給して受信
信号との相関を求めるようにし、キャリアの周波数とコ
ードの位相を変えながら相関のピークをサーチし、目的
とする衛星の信号を捕捉する。
【0010】信号の捕捉後は、I,Qレジスタを用いて
受信信号と受信機内で発生したキャリアとの位相差を計
測し、キャリア発生回路を制御して受信信号のキャリア
成分の同期追跡を行なう。これに同時に、E,Lレジス
タを用いて受信信号と受信機で発生させたコードとの位
相差を計測し、コード発生回路を制御して受信信号のコ
ード成分の同期追跡を行なう。
【0011】CPUは、同期追跡中のコードの位相から
疑似距離と呼ばれる、受信機の時計の誤差を含んだ衛星
と受信機の間の距離に相当する値を算出する。CPU
は、4個の衛星についてこの疑似距離と航法メッセージ
を収集し、航法メッセージに含まれるエフェメリスから
計算した4個の衛星の正確な位置と、4個の疑似距離を
使って測位計算を行ない、受信機の正確な位置(緯度,
経度,高度)と、正確に管理されたGPS基準時間から
の受信機の時計のずれを求める。
【0012】以下、、図3および図4を参照して、前記
した従来のGPS受信機のRF回路と信号処理回路につ
いて具体的に説明する。
【0013】まず、図3のRF回路について説明する。
GPS衛星からの電波をアンテナ1で受信して低雑音増
幅器(LNA)2で増幅した後、ミキサ3で局部発振器
(LO)4の出力と混合し、中間周波数(IF)に変換
する。この信号をIFパンドパスフィルタ(IF−BP
F)5に通して余分な雑音や妨害成分を除去した後、I
F増幅器(AMP)6で増幅し、さらに、以後の信号処
理をディジタル的に行なうために、リミッタ7で1ビッ
ト量子化し、これをIF信号として図4の信号処理回路
へ出力する。
【0014】基準発振器8は、局部発振器4に周波数の
基準となる信号を供給する。局部発振器4は、この基準
信号を基にPLL(Phase Locked Loop)を構成し、衛星
の信号を中間周波信号に変換するための局部信号を発生
する。基準発振器8は、図4の信号処理回路に対しても
基準クロックを供給している。
【0015】次に、図4の信号処理回路について説明す
る。入力してくるIF信号は、乗算器に相当するEXO
R(排他的論理和)回路11においてコード発生回路1
2からのコード信号を乗算されることによりコード成分
を除去された後、Iカウンタ13とQカウンタ14のU
P端子に供給される。
【0016】Iカウンタ13とQカウンタ14は、同期
型のアップ・ダウン・カウンタである。このカウンタ1
3,14は、UP端子が“1”の時にCK端子のクロッ
クの立ち上がりでカウント・アップし、UP端子が
“0”の時にはCK端子のクロックの立ち上がりでカウ
ント・ダウンする。
【0017】キャリア発生回路15は、CPU16によ
って設定される所定周波数のクロックICKとQCKを
発生する。このクロックICKとQCKは互いに位相が
90°ずれた関係にあり、それぞれIカウンタ13とQ
カウンタ14のCK端子に供給されている。
【0018】Iカウンタ13とQカウンタ14のカウン
ト値は、それぞれIレジスタ17とQレジスタ18に格
納された後、バスを介してCPU16へ転送される。C
PU16は、信号の同期追跡時には、Iレジスタ値とQ
レジスタ値を使って、キャリア発生回路15の出力する
クロックICK,QCKと、IF信号との位相差を計測
し、また、信号の捕捉時には、例えばI2 +Q2 の値を
計算し、受信信号の信号強度を計測する。
【0019】コード発生回路12は、受信信号に含まれ
るコード成分に同期したCODE信号、このCODE信
号に対して0.5チップ位相の進んだEARLY信号、
0.5チップ位相の遅れたLATE信号を発生する。C
ODE信号の内容は、受信したい衛星のC/Aコードに
一致するようにCPU16から設定される。
【0020】また、前記CODE信号、EARLY信号
およびLATE信号の位相は、CPU16からの命令
で、適当な大きさだけ進めたり、遅らせたりすることが
できる。コード発生回路12は、CODE信号に同期し
たEPOCH信号も作成しており、カウンタ制御回路1
9とCPU16に供給している。EPOCH信号は、例
えばCODE信号の先頭でのみ“1”となるような信号
であり、カウンタとレジスタの動作を制御する基準信号
となる。
【0021】一方、EXOR回路20において、キャリ
ア発生回路15からのクロックQCKを乗算されてキャ
リア成分を除去されたIF信号は、次のEXOR回路2
1,22で、それぞれコード発生回路12からのEAR
LY信号とLATE信号を乗算された後、Eカウンタ2
3とLカウンタ24のUP端子に入力され、クロック発
生回路27の出力するクロックELCKに従って、アッ
プ・カウントまたはダウンカウントされる。
【0022】Eカウンタ23とLカウンタ24のカウン
ト値は、それぞれEレジスタ25とLレジスタ26に格
納された後、バスを介してCPU16へ転送される。こ
のEレジスタ25とLレジスタ26の値は、IF信号と
EARLY信号、IF信号とLATE信号の相関の程度
をそれぞれ示している。CPU16は、コードの同期追
跡時には、このEレジスタ値とLレジスタ値との差を求
め、その値からコード発生回路12が出力するCODE
信号と、IF信号に含まれるコード成分との位相差を計
測する。
【0023】4個のカウンタ13,14,23,24
は、カウント動作を制御するためのEN(イネーブル)
端子とCL(クリア)端子を備えている。EN端子は、
“1”が入力されている時にカウント動作を可能とし、
“0”が入力されている時にはカウント動作を禁止す
る。CL端子は、“1”が入力されている時にCK端子
に入力されているクロックが立ち上がると、カウント値
が0にクリアされ、“0”が入力されている時はクリア
されない。
【0024】4個のレジスタ17,18,25,26
は、それぞれLD(ロード)端子が“1”に立ち上がる
時に入力端子Dnの値を取り込み、以後Dn端子が変化
してもLD端子が再び立ち上がるまでは取り込んだ値を
保持し続け、Qn端子に出力する。
【0025】カウンタ制御回路19は、コード発生回路
12から供給されるEPOCH信号を基準として、各カ
ウンタのためのイネーブル信号ENとクリア信号CL、
各レジスタのためのロード信号LDを出力する。各カウ
ンタは、C/Aコードの1周期(1msec)の間、ア
ップ・カウントとダウン・カウントを繰り返すことによ
り積算動作を行ない、その積算値(カウント値)を各レ
ジスタに転送する。
【0026】例えば、コードの先頭でコード発生回路1
2からEPOCH信号が発生すると、カウンタ制御回路
19はイネーブル信号ENを“0”として各カウンタの
動作を止め、ロード信号LDを出力することによりそれ
までの積算値をそれぞれのレジスタに読み込ませる。
【0027】前記のようにして積算値をカウンタからレ
ジスタに転送した後、カウンタ制御回路19はクリア信
号CLを出力して各カウンタの内容を0にクリアし、さ
らにイネーブル信号ENを“1”に戻して各カウンタの
カウント動作を再開し、再びC/Aコードの1周期にわ
たって積算動作を実行する。
【0028】クロック発生回路15は、RF回路(図
3)の基準発振器8から供給される基準クロックを基
に、信号処理回路の各部に供給するクロック信号MCK
とELCKを作成する。コード発生回路12、キャリア
発生回路15およびカウンタ制御回路19には、これら
の回路の動作の基準となるマスタクロックMCKを供給
し、Eカウンタ23とLカウンタ24には所定の周波数
からなるクロックELCKを供給している。
【0029】CPU16は、RAM29を利用してRO
M28に内蔵されている受信機の制御プログラムを実行
する。CPU16の割り込み端子INTにはEPOCH
信号が入力されており、このEPOCH信号によって割
り込み処理プログラムが起動され、EPOCH信号に同
期して各レジスタに格納されている値をCPU16内に
読み込む。
【0030】衛星の信号を捕捉していない状態では、C
PU16は、キャリア発生回路15とコード発生回路1
2を制御してキャリア周波数とコード位相のサーチを行
なう。キャリア周波数のサーチ範囲は、衛星のドップラ
ー周波数範囲と、受信機の基準発振器8の周波数偏差で
決まる。また、コード位相のサーチ範囲は、コードの1
周期(1023チップ)である。
【0031】サーチ中のCPU16は、あるキャリア周
波数において、コードの位相を1チップづつ変化させて
いきながら相関の大きさを監視し、1023チップにわ
たってサーチを終了すると、適当な周波数幅だけキャリ
ア周波数を移動させ、この新たなキャリア周波数位置
で、再び前記コード位相のサーチを繰り返す。
【0032】1回の相関を求めるには、通常、コードの
1周期の長さである1msecかかる。したがって、周
波数と位相の全サーチ範囲を一巡するには、(周波数の
総ステップ数)×1023×1msecの時間がかか
る。CPU16は、Iレジスタ17とQレジスタ18の
値からI2 +Q2 や|I|+|Q|などの相関の目安と
なる値を計算し、この値があるしきい値を越えると衛星
の信号を受信したものとみなしてサーチ動作を終了し、
以後、信号の追跡動作に移行する。
【0033】信号の同期追跡時には、CPU16は、I
レジスタ17とQレジスタ18の値から、受信信号とキ
ャリア発生回路15で発生したキャリアとの位相差に相
当する値を求め、この値にループフィルタの演算を施し
た結果を基に、キャリア発生回路を制御してキャリアの
周波数を受信信号に追従させる。これと同時に、CPU
16は、Eレジスタ25とLレジスタ26の値から、受
信信号とコード発生回路12で作成したコードとの位相
差を求め、この値にループフィルタの演算を施した結果
を基に、コード発生回路12を制御してコードの位相を
受信信号に追従させる。
【0034】前記のようにして信号の捕捉と同期追跡が
行なわれるが、図4の信号処理回路を1系統しか備えて
いない受信機では、CPU16は、受信する衛星を時分
割的に順次切り換え、4個の衛星について疑似距離の測
定と航法メッセージの収集を行なう。信号処理回路を4
系統以上持つ受信機では、同時に4個の衛星を受信しな
がら、疑似距離と航法メッセージを得ることができる。
CPU16は、4個の衛星の疑似距離とエフェメリスが
収集できた時点で測位計算を行ない、受信機の現在位置
を求める。
【0035】受信機の動作中は、測位した現在位置と収
集した各衛星のアルマナックをRAM29に常時書き込
んでおく。RAM29としては、記憶内容を電池などで
バックアップして保持できるスタティック型のRAMが
用いられている。受信機の電源が切断されている間は、
電源切換回路31を通じて、RAM29と時計回路(R
TC)30に対して電池32から電源を供給し、RAM
29の内容を保持するとともに時計回路30の計時動作
を維持している。
【0036】時計回路30は、内部に水晶発振器とカウ
ンタ(図示せず)を持っており、電池32でバックアッ
プされることにより常に現在時刻を維持している。CP
U16は、測位計算の結果、正確な現在時刻が得られた
時に時計回路30の時刻を較正する。
【0037】受信機の電源投入後、最初に衛星を捕捉す
る際は、捕捉までの時間を短縮するために、RAM29
に保持されている受信機の位置データと、各衛星のアル
マナックおよび時計回路30が維持している現在時刻を
基に軌道計算を行ない、衛星の概略位置を求め、その時
点で受信できる衛星を選択して捕捉の対象とする。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の信号処
理回路の場合、受信機の電源投入後、軌道計算により現
時点で受信できる衛星を選択して捕捉の対象とするの
で、前回の受信中に収集したアルマナックや測位で得ら
れた位置情報および現在時刻を、受信機の電源遮断中も
保持しなければならない。このため、計時を行なうため
の時計回路30、およびこの時計回路30やRAM29
をバックアップするための電池32が必要不可欠であっ
た。
【0039】また、電源の遮断中に何らかの原因でRA
M29のデータが破壊された場合や、長期間受信機を使
用しなかったために、保存しておいたアルマナックが古
くなって信頼できなくなった場合には、電源投入から衛
星の捕捉までに通常よりも時間がかかり、受信機の動作
が一定せず、信頼性に欠けるという問題があった。
【0040】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、現在時刻を維持
するための時計回路を不要とするとともに、メモリバッ
クアップ用の電池も不要とすることのできるGPS受信
機の信号捕捉方法を提供することである。
【0041】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の信号捕捉方法は、受信機の電源が投入され
てGPS衛星の捕捉が開始された時に、少なくとも1個
の衛星の信号を捕捉するまでは、配備されている可能性
のあるすべてのGPS衛星を対象として、整合フィルタ
を用いて捕捉動作を行なうようにしたものである。
【0042】
【作 用】少なくとも1個の衛星の信号を捕捉するまで
は、配備されている可能性のあるすべてのGPS衛星を
対象として捕捉動作を行なうので、前回の受信時に測位
した現在位置と各衛星のアルマナックおよび現在時刻が
不要となる。このため、現在時刻を維持するための時計
回路が不要となるとともに、電源遮断中にメモリをバッ
クアップするための電池も不要となる。また、整合フィ
ルタを用いてコード位相のサーチを行なうので、電源投
入から最初の衛星の信号を捕捉するまでの時間を短縮す
ることができる。
【0043】
【実施例】図1に、本発明方法を適用して構成したGP
S受信機の信号処理回路の1実施例を示す。なお、従来
例(図4)と同一部分には同一の符号を付し、その説明
を省略する。
【0044】本発明に係る信号処理回路は、図1に示す
ように、従来の信号処理回路(図4)において設けられ
ていた時計回路30、電源切換回路31および電池32
を取り除き、これに代えて、コードサーチ回路33を付
設したものである。このコードサーチ回路33は、非同
期のキャリアで標本化されたIF信号に対しても動作す
る整合フィルタであり、電源投入後、信号を捕捉するま
でに間、従来のIレジスタ17とQレジスタ18の代わ
りにコード位相のサーチを高速に行なうものである。
【0045】すなわち、前記コードサーチ回路33は、
図2にその詳細を示すように、Iシフトレジスタ34、
Qシフトレジスタ35、コード・シフトレジスタ36、
1ビット・アダー37,38、EXNORゲート39〜
42、2乗和演算回路43、比較回路44、RSフリッ
プフロップ45から構成されている。3つのシフトレジ
スタ34,35,36は、いずれもコードの1周期(1
023チッブ)分に相当する段数からなる。
【0046】コード・シフトレジスタ36は、コード発
生回路12から供給されるCODE信号を、CODE信
号に同期して出力されるクロックCDCKによってシフ
トして取り込む。そして、1周期(1023チップ)分
のコードが取り込まれた時点で、コード発生回路12は
クロックCDCKを停止し、コード・シフトレジスタ3
6のQ1〜Qj端子にコードの各チップの値を出力す
る。
【0047】一方、Iシフトレジスタ34は、IN端子
に入力されるIF信号を、キャリア発生回路15からC
K端に入力されるクロックICKに従って順次シフトし
ながら取り込み、Q1〜Qj端子から出力する。同様
に、Qシフトレジスタ35も、IN端子に入力されるI
F信号を、クロックICKとは90°位相の異なるクロ
ックQCKに従って順次シフトしながら取り込み、Q1
〜Qj端子から出力する。
【0048】Iシフトレジスタ34とコード・シフトレ
ジスタ36の各出力はEXNORゲート39に送られ、
また、Qレジスタ35とコード・シフトレジスタ36の
各出力はEXNORゲート40に送られ、それぞれ対応
するビット同士を掛算された後、1ビット・アダー3
7,38に送られる。
【0049】前記EXNORゲート39,40の各ビッ
ト出力は、2つのビット入力が一致する時に“1”、不
一致の時に“0”となる。したがって、例えば、Iシフ
トレジスタ34とコード・シフトレジスタ36の場合を
“0”にとると、Iシフトレジスタ34とコード・シフ
トレジスタ36の各ビット出力がすべて一致している場
合、すなわち、2つのシフトレジスタ34,36の出力
に完全な正の相関がある場合には、EXNORゲート3
9のすべてのビット出力が“1”となる。
【0050】逆に、Iシフトレジスタ34とコード・シ
フトレジスタ36の各ビット出力がすべて不一致の場
合、すなわち、2つのシフトレジスタ34,36の出力
に完全な負の相関がある場合には、EXNORゲート3
9のすべてのビット出力が“0”となる。なお、実際の
EXNORゲート39の各ビット出力は、相関の大きさ
に応じて“1”と“0”が入り交じったものとなる。E
XNORゲート40も、前記EXNORゲート39と同
様に動作する。
【0051】1ビット・アダー37,38は、それぞれ
入力端子D1〜Djに加えられた信号中の“1”の数を
自然2進数に変換し、S0〜Sk-1 端子に出力する。し
たがって、1ビット・アダー37,38の出力する2進
数は、1クロックで標本化されたIF信号とコードとの
間に完全な正の相関がある場合にすべての桁(ビット)
が“1”となり、完全な負の相関がある場合にはすべて
の桁(ビット)が“0”となる。
【0052】1ビット・アダー37,38の出力は、そ
れぞれEXNORゲート41,42に送られ、MSB
(最上位桁Sk-1 )が“0”の場合、EXNOR演算に
よって下位の桁の“1”と“0”をすべて反転させ、相
関の絶対値を自然2進数で表した形に変換する。
【0053】したがって、2乗和演算回路43の入力端
子AkとBkには、90°位相のずれたクロックICK
とQCKでそれぞれ独立に標本化されたIF信号とコー
ドとの相関の絶対値を自然2進数で表した値がそれぞれ
入力されることになる。2乗和演算回路43は、この自
然2進数からなる2つの入力値の2乗和を計算する。こ
の結果、2乗和演算回路43からは、コードの互いに直
交したキャリアによるIF信号の標本値との相関を示す
値I2 +Q2 が出力される。
【0054】前記相関値I2 +Q2 は、IF信号を標本
化する度に更新されるので、コードの1周期分のIF信
号が入力される間に、あるキャリア周波数におけるすべ
てのコード位相についての相関のサーチが終了すること
になる。
【0055】前記のようにして2乗和演算回路43で得
られた相関値I2 +Q2 の値は、比較回路44に送ら
れ、予め設定されたしきい値と比較される。この比較結
果は、IF信号の標本化毎に行なわれるので、極めて高
速で変化するものとなり、通常、その比較結果を直接C
PU16に読み込むことはできない。そこで、本発明で
はRSフリップフロップ45を設け、比較結果をこのR
Sフリップフロップ45でラッチするようにしている。
【0056】すなわち、前記相関値I2 +Q2 の値が設
定されているしきい値を越えた場合には、比較回路の出
力が“1”となるので、この出力“1”によってRSフ
リップフロップ45を“1”にセットしてラッチする。
そして、このRSフリップフロップ45の出力Q=
“1”を検出信号DETとしてCPU16へ転送する。
【0057】CPU16は、あるキャリア周波数におけ
るコード位相のサーチ中に前記検出信号DETを受信す
ると、そのキャリア周波数で衛星の信号を捕捉したと判
断し、RSフリップフロップ45をリセットするととも
に、相関の検出された当該キャリア周波数位置で、従来
の受信機と同様に、Iレジスタ17とQレジスタ18を
用いた位相サーチを行なってコードの位相を正確に求
め、以後は信号の同期追跡動作に移る。
【0058】前記信号の捕捉後に、従来と同じ方法でコ
ード位相のサーチをしても、既に信号のキャリア周波数
が判明しているので、コード位相の再サーチにかかる時
間はほとんど問題にならないくらい短い。なお、相関が
しきい値を越えた時のコード位相をカウンタなどで正確
に計測してCPU16に与え、直ちに同期追跡動作に移
行できるようにしてもよい。
【0059】前記実施例では、相関を監視する信号の長
さをコードの1周期分としている。信号の相関を算出す
る長さをコードの1周期よりも短くすると、コードの自
己相関特性や相互相関特性が悪化して信号の誤検出を生
じるが、誤検出が頻繁に起きない範囲で相関を算出する
長さを短くすることにより、図2中のシフトレジスタな
どの回路規模を縮小することもできる。シフトレジスタ
などの回路規模を縮小するには、前記方法の他に、適当
にチップを間引いたコードに対して相関をとるようにす
る方法も考えられる。
【0060】また、前記実施例の場合、3つのシフトレ
ジスタ34,35,36の段数を等しくしたので、クロ
ックICKとQCKの周波数はほぼC/Aコードのチッ
プ周波数に等しくなるが、Iシフトレジスタ34とQシ
フトレジスタ35の段数は必ずしもコード・シフトレジ
スタ36と等しくする必要はなく、例えば、コード・シ
フトレジスタ36の段数よりも多くてもよい。その場合
には、クロックICKとQCKの周波数はコードのチッ
プ周波数よりも高くなり、相関の算出回路はコードの1
チップに対して複数のIF信号の標本値との相関をとる
ようにする。
【0061】さらに、コード・シフトレジスタ36は、
相関の算出中はシフトせず、設定さたコードを保持して
いるが、相関の算出中にコードを信号と同方向または逆
方向に循環させ、信号の標本化毎に複数のコード位相に
ついて相関を算出するようにすれば、コード位相のサー
チをさらに高速化することができる。
【0062】本発明の場合、従来の受信機よりも高速で
信号を捕捉することができるので、従来の受信機とは異
なり、電源投入直後の信号捕捉に際しては、GPS衛星
として配備されている可能性のあるすべての衛星をサー
チ対象とすることができる。衛星の故障や寿命などによ
り実際に受信できる衛星は変更されるかもしれないが、
GPS衛星に割り当てられるC/Aコードは、予備も含
めて予めすべて決められているので、問題を生じること
はない。
【0063】なお、コードサーチ回路33を1系統しか
持たない受信機では、C/Aコードを適当な順序で時分
割的に切り換えながらサーチを行なう。コードサーチ回
路33を複数設けた受信機では、同時に複数のC/Aコ
ードを対象としてサーチすればよい。
【0064】コード位相のサーチ範囲は、整合フィルタ
からなるコードサーチ回路33を採用しているので、自
動的に全コード位相となる。また、キャリア周波数のサ
ーチ範囲は、衛星のドップラー周波数範囲と、受信機の
基準発振器の周波数偏差から見込まれる値とする。
【0065】サーチ動作開始後に、ある衛星の信号が捕
捉できたとすると、その衛星についてはサーチの対象か
ら外して同期追跡動作を開始する。1衛星を受信した時
点で、受信機の基準発振器の周波数偏差はドップラー周
波数の範囲で確定するので、以後はキャリア周波数のサ
ーチ範囲を狭くし、衛星の捕捉をさらに短時間で行なう
ことができるようになる。
【0066】信号捕捉後に同期追跡を開始した衛星につ
いては、順にエフェメリスを取り込んでいき、4衛星分
のエフェメリスを取り込んだ時点で測位を開始する。時
刻と日付については、1衛星のみを捕捉した時点で、そ
の航法メッセージに含まれる情報により秒単位の精度で
求めることができる。さらに、4衛星による測位が完了
すれば、GPS時間に同期した極めて高精度の時刻も得
られる。
【0067】前記のような整合フィルタからなるコード
サーチ回路33を用いた場合、極めて高速に衛星の捕捉
が行なえるので、電源投入後、最初に衛星を捕捉する際
に、従来の受信機のように前もって軌道計算をする必要
がなくなり、前回の受信時に収集したアルマナックや受
信機の位置および現在時刻を電源の遮断中も保持する必
要がなくなる。もちろん、受信中に取り込んだアルマナ
ックに含まれる情報は、従来通り使用することができ
る。
【0068】また、前回の受信時に収集したアルマナッ
クや受信機の位置および受信機の動作状態に関するその
他の情報を従来と同様に電源の遮断中も保持し、電源の
投入後、保持されている情報を利用するようにしてもか
まわない。この場合も、電源投入後、最初に衛星を捕捉
するための軌道計算は行なわないので、時刻を維持する
ための時計回路は不要となる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の信号捕捉方法によるときは、受信機の電源が投
入されてGPS衛星の捕捉が開始された時に、少なくと
も1個の衛星の信号を捕捉するまでは、配備されている
可能性のあるすべてのGPS衛星を対象として、整合フ
ィルタを用いて捕捉動作を行なうようにしたので、現在
時刻を維持するための時計回路を不要とするとともに、
メモリバックアップ用の電池も不要とすることができ、
受信機の低コスト化を図ることができる。
【0070】また、すべての衛星を捕捉対象とするの
で、電源投入後の受信機の動作が常に一定になるととも
に、整合フィルタを用いてサーチするので、電源投入か
ら最初の衛星の信号捕捉までの時間を短縮することがで
き、受信機の信頼性と性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して構成したGPS受信機の
信号処理回路の1実施例を示す回路図である。
【図2】実施例中のコードサーチ回路の具体例を示す回
路図である。
【図3】従来のGPS受信機のRF回路を示すブロック
図である。
【図4】従来のGPS受信機の信号処理回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
11 EXOR回路 12 コード発生回路 13 Iカウンタ 14 Qカウンタ 15 キャリア発生回路 16 CPU 17 Iレジスタ 18 Qレジスタ 19 カウンタ制御回路 20〜22 EXOR回路 23 Eカウンタ 24 Lカウンタ 25 Eレジスタ 26 Lレジスタ 27 クロック発生回路 28 ROM 29 RAM 33 コードサーチ回路(整合フィルタ) 34 Iシフトレジスタ 35 Qシフトレジスタ 36 コード・シフトレジスタ 37,38 1ビット・アダー 39〜42 EXNORゲート 43 2乗和演算回路 44 比較回路 45 RSフリップフロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機の電源が投入されてGPS衛星の
    捕捉が開始された時に、少なくとも1個の衛星の信号を
    捕捉するまでは、配備されている可能性のあるすべての
    GPS衛星を対象として、整合フィルタを用いて捕捉動
    作を行なうことを特徴とするGPS受信機の信号捕捉方
    法。
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