JPH0658212B2 - 3次元座標計測装置 - Google Patents

3次元座標計測装置

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JPH0658212B2
JPH0658212B2 JP63202991A JP20299188A JPH0658212B2 JP H0658212 B2 JPH0658212 B2 JP H0658212B2 JP 63202991 A JP63202991 A JP 63202991A JP 20299188 A JP20299188 A JP 20299188A JP H0658212 B2 JPH0658212 B2 JP H0658212B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は3次元座標計測装置の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より、3次元的な広がりを有する計測対象物の3次
元座標を計測する手法は種々あるが、その1つに合焦点
位置変化法がある。この手法は撮像装置の合焦点位置を
変えながら計測対象物を多数回撮像し、得られた多数の
画像中より計測対象物の各部分について焦点の合った画
像を決定し、各画像撮像時の撮像装置の光学系の状態か
ら計測対象物の各部分までの距離、即ち各部分に対する
3次元座標を求めるものであった。
前述した合焦点画像の決定には、通常、画像のコントラ
ストの大きさが用いられる。
3次元的な広がりを有する計測対象物を所定の焦点深度
を備えた光学系を有する撮像装置を用いて撮像した場
合、画像中で焦点の合った部分は最もコントラストが大
きくなり、逆に焦点のずれた部分はぼけを生じるため、
コントラストが小さくなる。即ち、合焦点位置を手前か
ら奥へ連続的に変化させると、画像中のエッジ部分のコ
ントラストは、当初、ぼけのため小さく、焦点が合って
くるに従って大きくなり、焦点が合った時に最も大きく
なり、それを過ぎると、ぼけによって再び小さくなる。
従って、エッジ部分のコントラスト、即ち微分成分が最
も大きい画像が得られた時の光学系の合焦点位置に対応
する距離をその特徴点までの距離と見なすことができ、
合焦点位置が異なる多数の画像中、エッジ部分の微分成
分が最も大きくなるものを求めれば、距離を計測できる
ことになる。
第2図は前記手法を用いた3次元座標計測装置の一例を
示すものである。ビデオカメラ1はレンズ2を介して計
測対象物(被写体)Aの画像を撮像素子3に結像させ、
映像信号に変換する。該映像信号はアナログ・ディジタ
ル(A/D)変換器4によりアナログ信号からディジタ
ル信号に変換され、処理装置5に転送される。処理装置
5は前記ディジタル信号に微分演算処理を施し、被写体
Aの画像のコントラストを検出し、さらにこの結果に基
づいてレンズコントローラ6を制御し、レンズ2の位
置、即ちビデオカメラ1の合焦点位置を変更する。ま
た、合焦点位置変更後の被写体Aの画像は前記同様にし
てビデオカメラ1により映像信号に変換され、A/D変
換器4を介して処理装置5に転送され、処理される。こ
のような一連の処理を繰返すことにより合焦点位置の異
なる多数の画像中のコントラストが検出され、被写体A
の各部分についてコントラストが最も大きくなる画像を
選択することにより、被写体Aの各部分までの距離が求
めるられる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した装置における測定精度はコントラス
トの検出精度に依存する。
物点が光学系によって共役な像面上に結像されている
時、像面を前後に移動すると、光学系の射出瞳を通り、
像点に収束してくる光線束は像面上にぼけた像を生ず
る。このぼけの大きさは像点に向かって収束する光線束
の開きの角度と、像面の正しい位置からのずれの量に比
例し、該ぼけの大きさが撮像素子の分解能εより小さけ
れば、像は実用上鮮明、即ちコントラストが大きいと考
えられる。像面の位置を固定した時、この上に鮮明な像
を生ずる物体の範囲を物体(被写界)深度という。
第3図は像面上の画像と物体深度との関係を示すもの
で、図中、Qは像面、Oは像面Qに共役な物面、Eは光
学系、ここでは焦点距離fのレンズ7の中心面であり、
像面Qと中心面Eとの距離をa、中心面Eと物面Oとの
距離をbとする。
物面O上の物点はレンズ7を介して像面Q上に鮮明な像
を結像する。また、物面Oからその前後に距離Δ1及び
Δ2だけ離れた位置に存在する平面O1及びO2上の物
点はレンズ7を介して像面Q上に所定の大きさの円形像
を結像し、この円形像の直径が前記分解能ε以下であれ
ば、像面Q上に鮮明な像を結像したと見なせる。
前記平面O1及びO2上の物点に対応する像面Q上の円
形像の直径が前記分解能εに等しい時、平面O1及びO
2間の間隔、即ち Δ=Δ2−Δ1 …(1) を物体深度という。
また、レンズ7の横倍率をβ、絞り8による射出瞳の直
径をDとすると、|β|D》εであれば、Δ2≒−Δ1
となり、物体深度Δは Δ=Δ2−Δ1≒2ε・b/|β|D …(2) となる。
このように像面Q上に鮮明な像が得られる、即ち大きな
コントラストが得られる物面の範囲には一定の幅がある
ため、前記装置では距離を高精度に測定することが困難
であり、特に被写体までの距離、即ち式(2)中の距離b
が大きい程、物体深度Δも大きくなり、測定精度が劣化
するという問題点があった。
本発明は前記問題点を解決し、測定精度が高く、特に遠
方の被写体でも高精度に測定し得る3次元座標計測装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 第1図は本発明の3次元座標計測装置の概要を示すもの
で、図中、9は倍率を変更可能な光学系9aを有する撮
像装置、10は撮像装置9の合焦点位置を変えながら計
測対象物Aを多数回撮像し、得られた多数の画像中より
計測対象物Aの各部分について焦点の合った画像を決定
し、各画像撮像時の撮像装置9の光学系9aの状態から
計測対象物Aの各部分に対する3次元座標を求める座標
算出手段、11は撮像装置9の光学系9aの倍率を最も
低い倍率から最も高い倍率へ(又は最も高い倍率から最
も低い倍率へ)順次変更するとともに、該変更の都度、
座標算出手段10を再起動する倍率変更手段である。
また、第4図は本発明の他の3次元座標計測装置の概要
を示すもので、図中、12及び13は所定間隔を隔てて
配置された左右一対の撮像装置、14及び15は撮像装
置12及び13にそれぞれ対応して、撮像装置12及び
13の合焦点位置を変えながら計測対象物Aを多数回撮
像し、得られた多数の画像中より計測対象物Aの各部分
について焦点の合った画像を決定し、各画像撮像時の撮
像装置12及び13の光学系12a及び13aの状態か
ら計測対象物Aの各部分に対する左画像及び右画像の3
次元座標を求める第1及び第2の座標算出手段、16は
第1及び第2の座標算出手段14及び15により求めら
れた左画像及び右画像の3次元座標に基づいて、該左画
像及び右画像を同様な距離を有する複数の範囲に区分す
る探索範囲限定手段、17は撮像装置12及び13によ
り撮像された左画像及び右画像中の前記範囲内より対応
する点を探索し、その3次元座標を求める第3の座標算
出手段である。
また、第5図は本発明のさらに他の3次元座標計測装置
の概要を示すもので、図中、14及び15は第4図の装
置と同様な第1及び第2の座標算出手段、16は第4図
の装置と同様な探索範囲限定手段、17は第4図の装置
と同様な第3の座標算出手段、18及び19は倍率を変
更可能な光学系18a及び19aをそれぞれ有する左右
一対の撮像装置、20及び21は左右一対の撮像装置1
8及び19の光学系18a及び19aの倍率を最も低い
倍率から最も高い倍率へ(又は最も高い倍率から最も低
い倍率へ)順次変更するとともに、該変更の都度、第1
及び第2の座標算出手段14及び15を再起動する第1
及び第2の倍率変更手段である。
(作用) 第1図の装置によれば、倍率変更手段11によって撮像
装置9の光学系9aの倍率が変えられる、例えば大きく
なると、該撮像装置9の光学系9aの物体深度も変る、
即ち小さくなる。
第6図は光学系の横倍率と物体深度との関係を示すもの
で、光学系、例えばレンズ22及び23においてレンズ
22の方がレンズ23より横倍率が大きい、即ち焦点距
離が長いとすると、レンズ22の物体深度Δ01の方がレ
ンズ23の物体深度Δ02より小さくなる。
従って、前記装置において、さらに倍率変更手段11に
よって座標算出手段10が再起動されると、該物体深度
が小さい状態の撮像装置9により撮像された多数の画像
中より焦点のあった画像が決定され、これより計測対象
物Aの3次元座標が高精度に求められる。
また、第4図の装置によれば、第1及び第2の座標算出
手段14及び15によって撮像装置12及び13の合焦
点位置を変えながら撮像された左右の多数の画像中より
計測対象物Aの各部分について焦点の合った左画像及び
右画像が決定され、各画像撮像時の撮像装置12及び1
3の光学系12a及び13aの状態から計測対象物Aの
各部分に対する左画像及び右画像の3次元座標が求めら
れる。また、これらの左画像及び右画像の3次元座標か
ら探索範囲限定手段16によって左画像及び右画像が同
様な距離を有する複数の範囲に区分され、さらに第3の
座標算出手段17によって撮像装置12及び13により
撮像された左画像及び右画像中の前記範囲、即ち第1及
び第2の座標算出手段14及び15による計測結果から
対応点の存在が予想される範囲内より対応する点が探索
され、その3次元座標が求められる。
また、第5図の装置によれば、第1及び第2の座標算出
手段14及び15に対応した第1及び第2の倍率変更手
段20及び21によって物体深度が変えられた、例えば
小さい状態の撮像装置18及び19により撮像された左
右の多数の画像に基づいて計測対象物Aの各部分に対す
る左画像及び右画像の3次元座標が求められ、これらか
ら前記同様にして左画像及び右画像が同様な距離を有す
る複数の範囲に区分され、さらに撮像装置18及び19
により撮像された左画像及び右画像中の前記範囲、即ち
対応点の存在がより確率高く予想される範囲内から対応
する点が探索され、その3次元座標が求められる。
(実施例) 第7図は本発明の3次元座標計測装置の第1の実施例を
示すもので、ここでは前述した第1図の装置に対応した
例を示す。図中、31はビデオカメラ、32はカメラマ
ウント、33はA/D変換器、34はカメラコントロー
ラ、35はレンズコントローラ、36は処理装置であ
る。
ビデオカメラ31は倍率を変更可能な光学系、ここでは
ズームレンズ31aを備え、該ズームレンズ31aを介
して計測対象物(被写体)Aの画像を撮像素子(図示せ
ず)に結像させ、映像信号に変換する。カメラマウント
32はビデオカメラ31を水平方向及び垂直方向の任意
の方向に首振り自在に支持する如くなっている。
カメラコントローラ34は処理装置36からの制御コマ
ンドに基づいてカメラマウント32を駆動し、ビデオカ
メラ31の撮像方向を変更する。レンズコントローラ3
5は処理装置36からの制御コマンドに基づいてビデオ
カメラ31のズームレンズ31aを駆動し、その倍率及
び合焦点位置を変更する如くなっている。
処理装置36は周知のコンピュータ等よりなり、所定の
プログラムに従って、カメラコントローラ34及びレン
ズコントローラ35を制御するとともに、A/D変換器
33を介してディジタル信号に変換された被写体Aの撮
像信号を受信し、所定の演算処理を行なって被写体Aの
3次元座標を算出する。
第8図は処理装置36のプログラムに対応する流れ図
で、該プログラム及び処理装置36により第1図におけ
る座標算出手段10及び倍率変更手段11が実現され
る。
次に、動作について説明する。
まず、処理装置36はカメラコントローラ34及びレン
ズコントローラ35を介してカメラマウント32及びズ
ームレンズ31aを動作させ、ズームレンズ31aの倍
率並びに合焦点位置を所定の初期状態(例えば、倍率は
1番低い状態)に設定するとともに、ビデオカメラ31
の撮像視野を所定の撮像開始位置に設定し(ステップs
1)、画像入力する(ステップs2)。この時、被写体
Aが写っていなければ(ステップs3)、カメラコント
ローラ34を介してカメラマウント32を動作させ、ビ
デオカメラ31の視野を所定の走査方向に移動させ(ス
テップs4)、再度、画像入力する。
次に、処理装置36はビデオカメラ31より入力されA
/D変換器33によりディジタル信号に変換された映像
信号に従来例の場合と同様な微分演算処理を施し、被写
体Aの画像のコントラスト(画像ぼけ)を検出する(ス
テップs5)。さらに処理装置36は検出結果に基づい
てズームレンズ31aの合焦点位置を変更し(ステップ
s6,s7)、画像入力(ステップs8)及び画像ぼけ
の検出(ステップs5)を繰返し、コントラストの最大
値が得られる合焦点位置を決定する(ステップs9)。
その後、処理装置36はビデオカメラ31の撮像視野を
移動させ、その全視野について前述したステップs2〜
ステップs9の処理を繰返す(ステップs10,s11)。
次に、処理装置36はビデオカメラ31の焦点距離、即
ち倍率を変更し、その全倍率について前述したステップ
s2〜ステップs11の処理を繰返し(ステップs12,s
13)、これらの結果に基づいて被写体Aの各部分までの
距離、即ち3次元座標を計算する(ステップs14)。
本実施例によれば、倍率を変更した、即ち物体深度を変
更したズームレンズ31aによる被写体Aの画像が得ら
れ、物体深度が小さい状態のビデオカメラ31による合
焦点位置が被写体Aの各部分について検出され、これら
から被写体Aの各部分までの距離が算出されるため、精
度の高い3次元座標が得られる。
また、本実施例では全視野走査した後、倍率を変更する
如くなしたが、ある視野の範囲について順次倍率を変更
し、その後、視野を変更するようになしても良い。な
お、全視野とはカメラマウント32における移動可能範
囲、又は倍率が1番低い状態におけるビデオカメラ31
の画角である。
第9図は本発明の3次元座標計測装置の第2の実施例を
示すもので、ここでは前述した第4図の装置に対応した
例を示す。図中、37及び38はビデオカメラ、39及
び40はカメラマウント、41及び42はA/D変換
器、43及び44はカメラコントローラ、45及び46
はレンズコントローラ、47は処理装置である。
ビデオカメラ37及び38はそれぞれ標準レンズ37a
及び38aを備え且つ所定間隔を隔てて配置されてお
り、該標準レンズ37a及び38aを介して被写体Aの
左画像及び右画像を撮像素子(図示せず)に結像させ、
映像信号に変換する。カメラマウント39及び40はビ
デオカメラ37及び38を水平方向及び垂直方向の任意
の方向に首振り自在に支持する如くなっている。
カメラコントローラ43及び44は処理装置47からの
制御コマンドに基づいてカメラマウント39及び40を
駆動し、ビデオカメラ37及び38の撮像方向を変更す
る。レンズコントローラ45及び46は処理装置47か
らの制御コマンドに基づいてビデオカメラ37及び38
の標準レンズ37a及び38aを駆動し、その合焦点位
置を変更する如くなっている。
処理装置47は周知のコンピュータ等よりなり、所定の
プログラムに従って、カメラコントローラ43及び44
並びにレンズコントローラ45及び46を制御するとと
もに、A/D変換器41及び42を介してディジタル信
号に変換された被写体Aの左画像及び右画像に対応する
映像信号を受信し、所定の演算処理を行なって被写体A
の3次元座標を算出する。
第10図(a)(b)は処理装置47のプログラムに対応する
流れ図で、該プログラム及び処理装置47により第4図
における第1及び第2の座標算出手段14及び15、探
索範囲限定手段16並びに第3の座標算出手段17が実
現される。
次に、動作について説明する。
まず、処理装置47は被写体Aの左画像及び右画像の各
部分までの距離、即ち3次元座標を、それぞれビデオカ
メラ37及び38を用いた合焦点位置変化法に基づいて
検出する(ステップsp1,sp2)。
前記ステップsp1及びsp2における動作は、第10
図(b)に示すようにビデオカメラにおける倍率変更を行
なわない点を除いて第1の実施例と同様であるから、そ
の説明を省略する。
次に、処理装置47は前述した被写体Aの左画像及び右
画像の各部分までの距離の値から該被写体Aの左画像及
び右画像を、同様な距離を有する複数の範囲に区分する
(ステップsp3)。
さらに、処理装置47はビデオカメラ37及び38を介
して入力した被写体Aの左画像及び右画像中の前記範囲
(探索範囲)のそれぞれについて、周知の両眼立体視法
に基づく対応点探索を行ない(ステップsp4)、これ
に基づいて被写体Aの各部分までの距離、即ち3次元座
標を計算する(ステップsp5)。
本実施例によれば、両眼立体視法による3次元座標の検
出に先立って、2台のビデオカメラ37及び38を用い
た合焦点位置変化法による左画像及び右画像の3次元座
標から同様な距離を有する範囲、即ち対応点が存在する
と予想される範囲を求めたため、対応点探索の範囲を狭
めることができ、対応点探索に伴う計算量を軽減するこ
とができるとともに、その精度を向上させることがで
き、より精度の高い3次元座標が得られる。
第11図は本発明の3次元座標計測装置の第3の実施例
を示すもので、ここでは前述した第5図の装置に対応し
た例を示す。図中、39及び40はカメラマウント、4
1及び42はA/D変換器、43及び44はカメラコン
トローラ、48及び49はビデオカメラ、50及び51
はレンズコントローラ、52は処理装置である。
ビデオカメラ48及び49はそれぞれズームレンズ48
a及び49aを備え且つ所定間隔を隔てて配置されてお
り、該ズームレンズ48a及び49aを介して被写体A
の左画像及び右画像を撮像素子(図示せず)に結像さ
せ、映像信号に変換する。
レンズコントローラ50及び51は処理装置52からの
制御コマンドに基づいてビデオカメラ48及び49のズ
ームレンズ48a及び49aを駆動し、その倍率及び合
焦点位置を変更する如くなっている。
処理装置52は周知のコンピュータ等よりなり、所定の
プログラムに従って、カメラコントローラ43及び44
並びにレンズコントローラ50及び51を制御するとと
もに、A/D変換器41及び42を介してディジタル信
号に変換された被写体Aの左画像及び右画像に対応する
映像信号を受信し、所定の演算処理を行なって被写体A
の3次元座標を算出する。なお、その他の構成は第2の
実施例と同様である。
第12図(a)(b)は処理装置52のプログラムに対応する
流れ図で、該プログラム及び処理装置52により第5図
における第1及び第2の座標算出手段14及び15、探
索範囲限定手段16、第3の座標算出手段17並びに第
1及び第2の倍率変更手段20及び21が実現される。
次に、動作について説明する。
まず、処理装置52は被写体Aの左画像及び右画像の各
部分までの距離、即ち3次元座標を、それぞれビデオカ
メラ48及び49を用いた倍率変更を伴う合焦点位置変
化法に基づいて検出する(ステップsp6,sp7)。
前記ステップsp6及びsp7における動作は、第12
図(b)に示すように第1の実施例と同様であるから、そ
の説明を省略する。
以下、処理装置52は第2の実施例の場合と同様に、被
写体Aの左画像及び右画像の各部分までの距離の値から
該被写体Aの左画像及び右画像を、同様な距離を有する
複数の範囲に区分し(ステップsp3)、ビデオカメラ
48及び49を介して入力した被写体Aの左画像及び右
画像中の前記範囲(探索範囲)のそれぞれについて、周
知の両眼立体視法に基づく対応点探索を行ない(ステッ
プsp4)、これに基づいて被写体Aの各部分までの距
離、即ち3次元座標を計算する(ステップsp5)。
本実施例によれば、両眼立体視法による3次元座標の検
出に先立って求められる対応点探索の範囲が、ズームレ
ンズ48a及び49aを備えたビデオカメラ48及び4
9から入力される画像に基づいてより精密に求められる
ため、第2の実施例に比べて対応点探索に伴う計算量を
より軽減することができるとともに、その精度をより向
上させることができ、さらに精度の高い3次元座標が得
られる。
なお、実施例中では倍率の変更可能な光学系として焦点
距離を連続的に変えられるズームレンズを用いたが、焦
点距離を段階的に切替えることができるようなレンズを
用いても良い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、撮像装置の光学系
の倍率を変更することにより、その物体深度を小さくし
た状態における被写体の合焦点画像が得られ、これに基
づいて3次元座標が算出されるため、誤差の少ない3次
元座標が得られ、特に被写体までの距離が大きい場合で
も精度の良い3次元座標が得られる。
また、本発明によれば、左右一対の撮像装置からそれぞ
れ合焦点画像を得て、これから被写体の左画像及び右画
像の3次元座標を算出し、これらに基づいて被写体の左
画像及び右画像中の同様な距離を有する範囲を限定し、
該範囲内にて周知の両眼立体視法による対応点探索を行
なって3次元座標を算出するようになしたため、左右の
画像から対応点を求めるための計算量を減らすことがで
きるとともに、精度良く対応点を求めることができ、従
って、高精度な3次元座標が得られる。
さらにまた、本発明によれば、左右一対の撮像装置から
それぞれ物体深度を小さくした状態における合焦点画像
を得て、これから被写体の左画像及び右画像の3次元座
標を算出し、これらに基づいて被写体の左画像及び右画
像中の同様な距離を有する範囲を限定し、該範囲内にて
周知の両眼立体視法による対応点探索を行なって3次元
座標を算出するようになしたため、左右の画像から対応
点を求めるための計算量を著しく減らすことができると
ともに、極めて精度良く対応点を求めることができ、従
って、さらに高精度な3次元座標が得られる。
また、本発明のいずれの装置も自然光による測定が可能
であり、自然光中の物体や風景等の3次元座標を測定す
ることができ、また、画像データベースやCADのため
の3次元情報を高精度に入力することができ、さらにま
た、航空写真による地形解析や自動車の自動運転、ロボ
ットの視覚制御等に応用できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の3次元座標計測装置の概要を示す機能
ブロック図、第2図は従来の3次元座標計測装置の一例
を示す構成図、第3図は像面上の画像と物体深度との関
係を示す説明図、第4図は本発明の他の3次元座標計測
装置の概要を示す機能ブロック図、第5図は本発明のさ
らに他の3次元座標計測装置の概要を示す機能ブロック
図、第6図は光学系の横倍率と物体深度との関係を示す
説明図、第7図は本発明の3次元座標計測装置の第1の
実施例を示す構成図、第8図は第7図の処理装置のプロ
グラムに対応する流れ図、第9図は本発明の3次元座標
計測装置の第2の実施例を示す構成図、第10図(a)(b)
は第9図の処理装置のプログラムに対応する流れ図、第
11図は本発明の3次元座標計測装置の第3の実施例を
示す構成図、第12図(a)(b)は第11図の処理装置のプ
ログラムに対応する流れ図である。 9,12,13,18,19…撮像装置、9a,12
a,13a,18a,19a…光学系、10…座標算出
手段、11…倍率変更手段、14…第1の座標算出手
段、15…第2の座標算出手段、16…探索範囲限定手
段、17…第3の座標算出手段、20…第1の倍率変更
手段、21…第2の倍率変更手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像装置と、該撮像装置の合焦点位置を変
    えながら計測対象物を多数回撮像し、得られた多数の画
    像中より計測対象物の各部分について焦点の合った画像
    を決定し、各画像撮像時の撮像装置の光学系の状態から
    計測対象物の各部分に対する3次元座標を求める座標算
    出手段とを備えた3次元座標計測装置において、 倍率を変更可能な光学系を有する撮像装置を用い、 撮像装置の光学系の倍率を最も低い倍率から最も高い倍
    率へ(又は最も高い倍率から最も低い倍率へ)順次変更
    するとともに、該変更の都度、座標算出手段を再起動す
    る倍率変更手段を設けた ことを特徴とする3次元座標計測装置。
  2. 【請求項2】所定間隔を隔てて配置された左右一対の撮
    像装置と、 左右一対の撮像装置にそれぞれ対応して、撮像装置の合
    焦点位置を変えながら計測対象物を多数回撮像し、得ら
    れた多数の画像中より計測対象物の各部分について焦点
    の合った画像を決定し、各画像撮像時の撮像装置の光学
    系の状態から計測対象物の各部分に対する左画像及び右
    画像の3次元座標を求める第1及び第2の座標算出手段
    と、 第1及び第2の座標算出手段により求められた左画像及
    び右画像の3次元座標に基づいて、該左画像及び右画像
    を同様な距離を有する複数の範囲に区分する探索範囲限
    定手段と、 左右一対の撮像装置により撮像された左画像及び右画像
    中の前記範囲内より対応する点を探索し、その3次元座
    標を求める第3の座標算出手段とを備えた ことを特徴とする3次元座標計測装置。
  3. 【請求項3】倍率を変更可能な光学系をそれぞれ有する
    左右一対の撮像装置を用い、 左右一対の撮像装置の光学系の倍率を最も低い倍率から
    最も高い倍率へ(又は最も高い倍率から最も低い倍率
    へ)順次変更するとともに、該変更の都度、第1及び第
    2の座標算出手段を再起動する第1及び第2の倍率変更
    手段を設けた ことを特徴とする請求項(2)記載の3次元座標計測装
    置。
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