JPH0655663B2 - 化粧料組成物 - Google Patents
化粧料組成物Info
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- JPH0655663B2 JPH0655663B2 JP3700785A JP3700785A JPH0655663B2 JP H0655663 B2 JPH0655663 B2 JP H0655663B2 JP 3700785 A JP3700785 A JP 3700785A JP 3700785 A JP3700785 A JP 3700785A JP H0655663 B2 JPH0655663 B2 JP H0655663B2
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- A61Q17/04—Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、日焼け止めとして用いられる化粧料組成物に
関する。
関する。
従来技術 酸化チタン粉末は、従来より、化粧品用顔料として広く
使用されている。特に、最大粒径０．１μ以下で、平均
粒径５〜５０ｍμの微粒子酸化チタン粉末は、紫外線遮
断効果が著しいところから、最近、日焼け止めの化粧料
用として種々検討が加えられている。しかしながら、か
かる微粒子酸化チタンは、表面エネルギーが大きく、こ
れを用いて化粧品を製造した場合、製造時における均一
な分散が困難であり、また、貯蔵中においては凝集物を
形成する傾向がある。さらに、例えば、水使用によるケ
ーキ状ファンデーション中にかかる微粒子酸化チタンを
配合した場合には、使用時、化粧品が皮膚に均一に塗布
されず、仕上がりが非常に悪いなど化粧料として重大な
欠点がある。
使用されている。特に、最大粒径０．１μ以下で、平均
粒径５〜５０ｍμの微粒子酸化チタン粉末は、紫外線遮
断効果が著しいところから、最近、日焼け止めの化粧料
用として種々検討が加えられている。しかしながら、か
かる微粒子酸化チタンは、表面エネルギーが大きく、こ
れを用いて化粧品を製造した場合、製造時における均一
な分散が困難であり、また、貯蔵中においては凝集物を
形成する傾向がある。さらに、例えば、水使用によるケ
ーキ状ファンデーション中にかかる微粒子酸化チタンを
配合した場合には、使用時、化粧品が皮膚に均一に塗布
されず、仕上がりが非常に悪いなど化粧料として重大な
欠点がある。
発明の概要 そこで本発明者らは、紫外線遮断効果に優れた酸化チタ
ンを均一かつ安定に配合した化粧料組成物を得るべく鋭
意検討を行なった結果、酸化チタンにより被覆されたカ
オリン粒子を用いることにより、前記問題点が解決しう
ることを見出し本発明を完成するに至った。
ンを均一かつ安定に配合した化粧料組成物を得るべく鋭
意検討を行なった結果、酸化チタンにより被覆されたカ
オリン粒子を用いることにより、前記問題点が解決しう
ることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、酸化チタン粒子により被覆された
カオリン粒子を配合したことを特徴とする化粧料組成物
を提供するものである。
カオリン粒子を配合したことを特徴とする化粧料組成物
を提供するものである。
本発明化粧料組成物によれば、酸化チタンとカオリン粒
子とを単に別々に混合した場合に比し、多量の酸化チタ
ンを配合しえ、はるかに紫外線遮断効果が高く、しかも
均質で安定な化粧料組成物が得られ、皮膚に適用した場
合の仕上がりも良好で、化粧を行なった場合の外観なら
びに日焼け止め効果に優れる。
子とを単に別々に混合した場合に比し、多量の酸化チタ
ンを配合しえ、はるかに紫外線遮断効果が高く、しかも
均質で安定な化粧料組成物が得られ、皮膚に適用した場
合の仕上がりも良好で、化粧を行なった場合の外観なら
びに日焼け止め効果に優れる。
発明の詳説 本発明化粧料組成物に配合される酸化チタン被覆カオリ
ンは、適宜のチタニウム塩に対し所定量のカオリン粒子
（粒径約０．５〜３０μｍ）を添加し、カオリンの存在
下に該チタニウム塩を加水分解し、ついで、常法により
ろ過、洗浄、乾燥した後、焼成を行なうことにより得ら
れる。かかる酸化チタン被覆カオリンの製造方法の一例
を具体的に挙げれば、１５ｇ／（Ｔｉｏ２換算）の硫
酸チタニル水溶液１中に、平均粒径２μのカオリン１
３５ｇを添加し、撹拌しながら加熱、沸騰させて２時間
保持する。生成物をろ過、水洗し、得られたケーキを分
離して１１０℃にて乾燥する。さらに８００℃程度にて
３０分間焼成を行ない本発明にて用いる酸化チタン被覆
カオリンを得る。
ンは、適宜のチタニウム塩に対し所定量のカオリン粒子
（粒径約０．５〜３０μｍ）を添加し、カオリンの存在
下に該チタニウム塩を加水分解し、ついで、常法により
ろ過、洗浄、乾燥した後、焼成を行なうことにより得ら
れる。かかる酸化チタン被覆カオリンの製造方法の一例
を具体的に挙げれば、１５ｇ／（Ｔｉｏ２換算）の硫
酸チタニル水溶液１中に、平均粒径２μのカオリン１
３５ｇを添加し、撹拌しながら加熱、沸騰させて２時間
保持する。生成物をろ過、水洗し、得られたケーキを分
離して１１０℃にて乾燥する。さらに８００℃程度にて
３０分間焼成を行ない本発明にて用いる酸化チタン被覆
カオリンを得る。
かかる方法にて得られた酸化チタン被覆カオリンは、母
体となるカオリン粒子表面に二酸化チタンの微粒子が被
覆されている。
体となるカオリン粒子表面に二酸化チタンの微粒子が被
覆されている。
つぎに、該酸化チタン被覆カオリンを配合して製造した
試験クリームの紫外線遮断効果（ＳＰＦ：Sun Protecti
on Factor）、透明性、ブルーミング、安定性につき、
従来の微粒子酸化チタン（平均粒径８ｍμ）とカオリン
との混合物を配合したクリームの場合と比較して第１表
に示す。
試験クリームの紫外線遮断効果（ＳＰＦ：Sun Protecti
on Factor）、透明性、ブルーミング、安定性につき、
従来の微粒子酸化チタン（平均粒径８ｍμ）とカオリン
との混合物を配合したクリームの場合と比較して第１表
に示す。
また、該酸化チタン被覆カオリンを用いて製造した試験
ケーキ状ファンデーションのＳＰＦ、製造時の分散性、
使用時の色味の差および使用時の仕上がりにつき評価し
た結果を同様にして第２表に示す。
ケーキ状ファンデーションのＳＰＦ、製造時の分散性、
使用時の色味の差および使用時の仕上がりにつき評価し
た結果を同様にして第２表に示す。
なお、以下において％とあるは、すべて重量％を意味す
る。
る。
各試験化粧料組成物は、つぎの組成および製造方法によ
り得た。
り得た。
(a)試験クリームの組成： 成分Ａ 配合量（％） 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 4.0 マイクロクリスタリンワックス 4.0 ワセリン 7.0 スクワラン 30.0 ポリオキシエチレンモノ ラウリン酸ソルビタン(20EO) 1.0 セスキオレイン酸ソルビタン 4.0 成分Ｂ 配合量（％） 精製水 残部 成分Ｃ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン［Ｉ］、 第１表に記載 または酸化チタンとカオリンとの 混合物［II］（酸化チタン／［Ｉ］ または［II］の比は第１表に記載） タルク 5.0 上記成分Ｃを均一に混合し、これに成分Ｂに加え、７０
℃にてよく分散する。別に、成分Ａを７０℃で加熱、溶
解し、これに前記混合物を加え、ホモミキサーで均一に
乳化する。乳化後、３０℃まで冷却し製品とする。
℃にてよく分散する。別に、成分Ａを７０℃で加熱、溶
解し、これに前記混合物を加え、ホモミキサーで均一に
乳化する。乳化後、３０℃まで冷却し製品とする。
(b)ケーキ状ファンデーションの組成： 成分Ａ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン［Ｉ］、 第１表に記載 または酸化チタンとカオリン［II］ との混合物（酸化チタン／［Ｉ］ または［II］の比は第１表に記載） タルク 残部 ベンガラ 1.0 黄酸化鉄 2.5 黒酸化鉄 0.05 成分Ｂ 配合量（％） 流動パラフィン 8.5 ＩＰＰ 1.0 セスキオレイン酸ソルビタン 3.0 プロピレングリコール 2.5 パラベン 0.2 成分Ｃ 配合量（％） 香料 0.25 上記成分Ａをヘンシェルミキサーで５分間撹拌する。一
方、他の容器にて７０℃に加温溶解した成分Ｂを前記成
分Ａに滴下しながら撹拌混合する。ついで、該混合物に
成分Ｃを加えて１分間撹拌混合し、得られた混合物を一
定量ずつ金皿に充填し、ケーキ状ファンデーションを製
造する。
方、他の容器にて７０℃に加温溶解した成分Ｂを前記成
分Ａに滴下しながら撹拌混合する。ついで、該混合物に
成分Ｃを加えて１分間撹拌混合し、得られた混合物を一
定量ずつ金皿に充填し、ケーキ状ファンデーションを製
造する。
これら各化粧料組成物の評価は、つぎの方法により行な
った。
った。
(1)ＳＰＦ 光源：東芝ＦＬ２０Ｓ・Ｅ−３０ ３本 中心波長 ３０６nm 被照射部位までの距離 ６０cm 被照射部位：日本人、色白肌および普通肌の成人男女の
背部 試験化粧料塗布量：０．２ｇ／１００cm2 上記の条件によりＦＤＡに定められたＳＰＦの測定法に
準じ、光量一定とし照射時間を３〜６０分で変化させ、
試験化粧料未塗布部位と塗布部位との最小紅斑惹起紫外
線量（ＭＥＤ）の比を次式により求めた。
背部 試験化粧料塗布量：０．２ｇ／１００cm2 上記の条件によりＦＤＡに定められたＳＰＦの測定法に
準じ、光量一定とし照射時間を３〜６０分で変化させ、
試験化粧料未塗布部位と塗布部位との最小紅斑惹起紫外
線量（ＭＥＤ）の比を次式により求めた。
ＳＰＦ値＝試験化粧料塗布部位のＭＥＤ／試験化粧料未
塗布部位のＭＥＤ 測定値の妥当性は、ＦＤＡ法の標準サンスクリーン（８
％ホモサレートローション）によって確認した（ｎ＝２
０以上）。
塗布部位のＭＥＤ 測定値の妥当性は、ＦＤＡ法の標準サンスクリーン（８
％ホモサレートローション）によって確認した（ｎ＝２
０以上）。
(2)透明性 前記試験クリームを肌に延ばしたとき、白味が認められ
るか、否かを１０名のパネラーにより評価した。
るか、否かを１０名のパネラーにより評価した。
〇：１０名とも白味を認めない △：１〜５名が白味を認める ×：６名以上が白味を認める (3)ブルーミング 前記試験クリームを肌に延ばしたとき、ブルーミング
（青味）が認められるか、否かを１０名のパネラーによ
り評価した。なお、このブルーミングは、従来の微粒子
酸化チタンを配合した化粧料で生じやすい。
（青味）が認められるか、否かを１０名のパネラーによ
り評価した。なお、このブルーミングは、従来の微粒子
酸化チタンを配合した化粧料で生じやすい。
〇：１０名とも青味を認めない △：１〜５名が青味を認める ×：６名以上が青味を認める (4)安定性 試験クリームを製造後、５０℃にて一週間放置し、凝集
（ツブ）の有無を観察し、つぎの基準で評価した。
（ツブ）の有無を観察し、つぎの基準で評価した。
〇：異常なし △：微かなツブが認められる ×：明らかなツブが認められる (5)分散性 プレスして得られた試験ケーキ状ファンデーション中の
不均一な固まり（微粒子酸化チタン）の有無を観察し、
つぎの基準で評価した。
不均一な固まり（微粒子酸化チタン）の有無を観察し、
つぎの基準で評価した。
〇：不均一な固まり、なし △：不均一な固まりが、微かに認められる ×：不均一な固まり、あり (6)色味の差 試験ケーキ状ファンデーションの製品そのものの色と、
肌に塗布した際の色味との差の有無を１０名のパネラー
により評価した。なお、この色味の差は、従来の微粒子
酸化チタンを配合した化粧料で生じやすい。
肌に塗布した際の色味との差の有無を１０名のパネラー
により評価した。なお、この色味の差は、従来の微粒子
酸化チタンを配合した化粧料で生じやすい。
〇：９名以上が同一と判断する △：２〜５名が差有りと判断する ×：６名以上が差有りと判断する (6)仕上がり感 試験ケーキ状ファンデーションを水を用いて肌に塗布す
る。塗布した粉が凝集を起こして塗布部位周辺に白く粉
が集まる現象（白化）の有無、または、仕上がりムラの
有無をつぎの基準により評価する。
る。塗布した粉が凝集を起こして塗布部位周辺に白く粉
が集まる現象（白化）の有無、または、仕上がりムラの
有無をつぎの基準により評価する。
〇：白化は生じない △：わずかに白化が生じる（または、粉っぽい仕上が
り） ×：白化が生じる（または、塗りムラが生じる） 第１表および第２表より明らかなごとく、酸化チタン被
覆カオリンを配合した本発明のクリームおよびケーキ状
ファンデーションは、いずれも従来の微粒子酸化チタン
をカオリンとともに単に混合して配合した化粧料組成物
より遥かに広範囲の配合量にて化粧料に配合することが
可能であり優れた紫外線遮断効果が得られるとともに化
粧料として好ましい性状を示す。
り） ×：白化が生じる（または、塗りムラが生じる） 第１表および第２表より明らかなごとく、酸化チタン被
覆カオリンを配合した本発明のクリームおよびケーキ状
ファンデーションは、いずれも従来の微粒子酸化チタン
をカオリンとともに単に混合して配合した化粧料組成物
より遥かに広範囲の配合量にて化粧料に配合することが
可能であり優れた紫外線遮断効果が得られるとともに化
粧料として好ましい性状を示す。
また、酸化チタン被覆カオリンに対する酸化チタンの被
覆量は、１〜５０％が好ましい。被覆量が、１％未満の
場合は紫外線遮断効果が充分でなく、一方、５０％を越
えると、化粧料としての諸性質が低下する。なお、かか
る酸化チタン被覆カオリンの組成物全体に対する配合量
は、化粧料の形態に応じて９０％以下の範囲にて適宜変
化させてよい。
覆量は、１〜５０％が好ましい。被覆量が、１％未満の
場合は紫外線遮断効果が充分でなく、一方、５０％を越
えると、化粧料としての諸性質が低下する。なお、かか
る酸化チタン被覆カオリンの組成物全体に対する配合量
は、化粧料の形態に応じて９０％以下の範囲にて適宜変
化させてよい。
さらに、本発明の化粧料組成物には、従来の微粒子酸化
チタンを３％以下配合しても良い。
チタンを３％以下配合しても良い。
本発明の化粧料組成物としては、例えば、ケーキ状また
は乳液状のファンデーション、白粉、リップスティッ
ク、乳液、クリームなどが挙げられる。これらの化粧料
組成物を製造するには、前記酸化チタン被覆カオリンを
配合し、それぞれ常法により処理を行なう。
は乳液状のファンデーション、白粉、リップスティッ
ク、乳液、クリームなどが挙げられる。これらの化粧料
組成物を製造するには、前記酸化チタン被覆カオリンを
配合し、それぞれ常法により処理を行なう。
実施例 以下に本発明を実施例にもとづき、さらに詳細に説明す
る。
る。
実施例１ つぎの組成により、ケーキ状ファンデーションを製造し
た。
た。
成分Ａ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン （被覆量１０％） 50.0 微粒子酸化チタン （平均粒径８ｍμ） 3.0 タルク 29.3 ベンガラ 0.6 黄酸化鉄 1.5 黒酸化鉄 0.15 成分Ｂ 配合量（％） 流動パラフィン 8.5 パルミチン酸イソプロピル 1.0 セスキオレイン酸ソルビタン 3.0 プロピレングリコール 2.5 パラベン 0.2 成分Ｃ 配合量（％） 香料 0.25 成分Ａをヘンシェルミキサーで５分間撹拌する。
一方、他の容器にて７０℃に加温溶解した成分Ｂを前記
成分Ａに滴下しながら撹拌混合し、ついで、成分Ｃを加
えて１分間撹拌混合し、得られた混合物を一定量ずつ金
皿に充填して、ケーキ状ファンデーションを製造した。
成分Ａに滴下しながら撹拌混合し、ついで、成分Ｃを加
えて１分間撹拌混合し、得られた混合物を一定量ずつ金
皿に充填して、ケーキ状ファンデーションを製造した。
該ファンデーション製造において、酸化チタンは均一に
分散し、また、使用に際して、皮膚に均一な塗布を行う
ことができ、仕上がりが非常に良好であった。
分散し、また、使用に際して、皮膚に均一な塗布を行う
ことができ、仕上がりが非常に良好であった。
実施例２ つぎの組成により、乳液状ファンデーションを製造し
た。
た。
成分Ａ 配合量（％） 流動パラフィン 4.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 ステアリン酸 3.0 ラノリン 2.0 固型パラフィン 0.5 モノステアリン酸プロピレン グリコール 0.5 パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 成分Ｂ 配合量（％） 精製水 57.2 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシメチルセルロース ナトリウム 0.2 ベントナイト 0.5 モノステアリン酸ポリオキシ エチレンソルビタン 1.5 プロピレングリコール 7.5 成分Ｃ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン （被覆量３０％） 10.0 微粒子酸化チタン （平均粒径８ｍμ） 2.0 タルク 5.0 ベンガラ 0.7 黄酸化鉄 2.0 黒酸化鉄 0.3 成分Ａおよび成分Ｂを各々別個の容器で８０℃まで加温
溶解後、成分Ｂを成分Ａに投入する。１０分間撹拌し、
さらに成分Ｃを投入した後、１５分間撹拌し、３０℃ま
で冷却して乳液状ファンデーションを製造した。
溶解後、成分Ｂを成分Ａに投入する。１０分間撹拌し、
さらに成分Ｃを投入した後、１５分間撹拌し、３０℃ま
で冷却して乳液状ファンデーションを製造した。
該ファンデーション製造において、酸化チタンは均一に
分散して貯蔵中も凝集を起こさず、また、使用に際し
て、皮膚に均一な塗布を行うことができ、仕上がりが非
常に良好であった。
分散して貯蔵中も凝集を起こさず、また、使用に際し
て、皮膚に均一な塗布を行うことができ、仕上がりが非
常に良好であった。
実施例３ つぎの組成により、白粉を製造した。
成分Ａ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン （被覆量１％） 90.0 タルク 5.0 黄酸化鉄 1.5 ベンガラ 1.4 黒酸化鉄 0.1 成分Ｂ 配合量（％） スクワラン 2.2 セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 成分Ｃ 配合量（％） 香料 0.3 成分Ａをヘンシェルミキサーで５分間撹拌する。
一方、成分Ｂを他の容器を用い７０℃にて均一に溶融
し、前記成分Ａに滴下しながら撹拌混合を行なう。さら
に、成分Ｃを滴下後、１分間撹拌混合し、アトマイザー
により粉砕し製品を得る。
し、前記成分Ａに滴下しながら撹拌混合を行なう。さら
に、成分Ｃを滴下後、１分間撹拌混合し、アトマイザー
により粉砕し製品を得る。
該白粉製造において、酸化チタンは均一に分散し、ま
た、使用に際して、皮膚に均一な塗布を行うことがで
き、仕上がりが非常に良好であった。
た、使用に際して、皮膚に均一な塗布を行うことがで
き、仕上がりが非常に良好であった。
実施例４ つぎの組成により、リップスティックを製造した。
成分Ａ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン （被覆量２０％） 5.0 雲母末 5.0 赤色２０２号 0.5 赤色２０４号 0.5 成分Ｂ 配合量（％） キャンデリラロウ 7.0 固形パラフィン 7.0 ミツロウ 5.0 カルナウバロウ 5.0 ヒマシ油 44.8 ミリスチン酸イソプロピル 10.0 成分Ｃ 配合量（％） 香料 0.2 成分Ａおよびヒマシ油の一部を乳鉢を用いて均一に混練
し、顔料部とする。成分Ｂの残部を加熱溶解し、これに
前記顔料部を加え、ホモミキサーで均一に分散し、さら
に、成分Ｃを添加、分散する。これを型に流し込みんで
スティック状に急冷し、得られた固形物を容器に固定
し、フレーミングを行ない製品とする。
し、顔料部とする。成分Ｂの残部を加熱溶解し、これに
前記顔料部を加え、ホモミキサーで均一に分散し、さら
に、成分Ｃを添加、分散する。これを型に流し込みんで
スティック状に急冷し、得られた固形物を容器に固定
し、フレーミングを行ない製品とする。
該リップスティック製造において、酸化チタンは均一に
分散し、また、使用に際して、唇に均一な塗布を行うこ
とができ、仕上がりが非常に良好であった。
分散し、また、使用に際して、唇に均一な塗布を行うこ
とができ、仕上がりが非常に良好であった。
実施例５ つぎの組成により、乳液を製造した。
成分Ａ 配合量（％） ステアリン酸 3.0 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 12.0 パラオキシエチレンモノオレイン酸 エステル（１０ＥＯ） 2.5 成分Ｂ 配合量（％） ポリエチレレングリコール １５００ 2.0 トリエタノールアミン 1.0 精製水 71.5 酸化チタン被覆カオリン （被覆量５０％） 1.0 成分Ｃ 配合量（％） 香料 0.5 成分Ｂを加熱し、７０℃にて均一に分散する。別個に成
分Ａを７０℃にて加熱、溶解し、前記成分Ｂに加え、ホ
モミキサーを用いて均一に乳化する。乳化後、さらに撹
拌しながら３０℃まで冷却し製品とする。
分Ａを７０℃にて加熱、溶解し、前記成分Ｂに加え、ホ
モミキサーを用いて均一に乳化する。乳化後、さらに撹
拌しながら３０℃まで冷却し製品とする。
該乳液製造において、酸化チタンは均一に分散して貯蔵
中も凝集を起こさず、また、使用に際して、皮膚に均一
な塗布を行うことができ、仕上がりが非常に良好であっ
た。
中も凝集を起こさず、また、使用に際して、皮膚に均一
な塗布を行うことができ、仕上がりが非常に良好であっ
た。
実施例６ つぎの組成によりクリームを製造した。
成分Ａ 配合量（％） 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 4.0 マイクロクリスタリンワックス 4.0 ワセリン 7.0 スクワラン 30.0 ポリオキシエチレンモノ ラウリン酸ソルビタン(20EO) 1.0 セスキオレイン酸ソルビタン 4.0 成分Ｂ 配合量（％） 精製水 20.0 成分Ｃ 配合量（％） 酸化チタン被覆カオリン （被覆量５％） 20.0 タルク 5.0 上記成分Ｃを均一に混合し、成分Ｂに加え、７０℃にて
よく分散する。別に、成分Ａを７０℃で加熱、溶解し、
これに前記混合物を加え、ホモミキサーで均一に乳化す
る。乳化後、３０℃まで冷却し製品とする。
よく分散する。別に、成分Ａを７０℃で加熱、溶解し、
これに前記混合物を加え、ホモミキサーで均一に乳化す
る。乳化後、３０℃まで冷却し製品とする。
該クリーム製造において、酸化チタンは均一に分散して
貯蔵中も凝集を起こさず、また、使用に際して、皮膚に
均一な塗布を行うことができ、仕上がりが非常に良好で
あった。
貯蔵中も凝集を起こさず、また、使用に際して、皮膚に
均一な塗布を行うことができ、仕上がりが非常に良好で
あった。
Claims (2)
- 【請求項１】酸化チタンにより被覆されたカオリン粒子
を配合したことを特徴とする化粧料組成物。 - 【請求項２】酸化チタンにより被覆されたカオリン全体
に対する酸化チタンの被覆量が、１〜５０重量％である
前記第１項の化粧料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3700785A JPH0655663B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3700785A JPH0655663B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 化粧料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61197511A JPS61197511A (ja) | 1986-09-01 |
| JPH0655663B2 true JPH0655663B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=12485635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3700785A Expired - Fee Related JPH0655663B2 (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 化粧料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655663B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| LU87030A1 (fr) * | 1987-10-28 | 1989-05-08 | Oreal | Utilisation en cosmetique de nouvelles substances a titre de reflecteurs du rayonnement infrarouge,compositions cosmetiques les contenant et leur utilisation pour la protection de l'epiderme humain contre le rayonnement infrarouge |
| JP6352242B2 (ja) * | 2013-03-14 | 2018-07-04 | 水澤化学工業株式会社 | 塗料用白色顔料 |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP3700785A patent/JPH0655663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61197511A (ja) | 1986-09-01 |
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