JPH0654731U

JPH0654731U - ロングヘアー用スキー帽

Info

Publication number: JPH0654731U
Application number: JP9435992U
Authority: JP
Inventors: 康喜速水
Original assignee: 康喜速水
Priority date: 1992-12-28
Filing date: 1992-12-28
Publication date: 1994-07-26

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は、スキー帽上部に開口部を設け、開口
部位置並びに開閉度調整機能を有するスキー帽とする事
により、ロングヘアーの女性又は男性のスキー帽装着の
為のヘアーセットに費やされる労働及び時間的負担の低
減及び保温性寒冷地に於ける頭部切傷事故のダメージを
最小限に食い留め、又スキー帽が不要になった場合の収
納の不便を解決する事。【構成】スキー帽の構成は、毛糸や木綿といった自然素
材並びにアクリルやポリエステル等の化学合成繊維素材
の伸縮性並びに保温性の高い素材を利用し、筒状に縫製
したスキー帽本体。スキー帽上部開閉部の開口の度合い
を調整する為の丈夫な紐。スキー帽上部開閉部の開口の
度合いを、この紐の絞り込み加減で調整するもの。そし
てこの紐の絞り込み加減を固定する為の調整紐止め器具
となっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、スキー帽等の上部に開口部を設け、開口部位置並びに開閉度調整機能を有する帽子に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

ロングヘアーの女性又は男性は、髪の毛を結い上げる等してスキー帽の中に収め込むか若しくは野球帽タイプの鍔付きの帽子を髪の上から被っていた。これは、髪を束ねた格好での帽子の選択の余地を極めて矮小にしていており、スキー帽という極めて簡素な形状が故に、他のスキー用具に見られる様な新製品の開発も見込まれていない実情にあった。又帽子不要時には、ポケットやリュックサック等といった収納場所を必要としており、スキー滑走する際の利便性を欠いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ロングヘアーの女性又は男性が、スキー帽を装着する際、ヘアーセットに費やされる労働及び時間的負担の低減及び保温性寒冷地に於ける頭部切傷事故のダメージを最小限に食い留め、又スキー帽が不要になった場合の収納の不便を解決する事。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

本考案は、スキー帽の上部を開閉部を設け、その開口部より髪の毛をスキー帽の外に出す事が出来る様にする事により、ヘアーセットに費やされる労働及び時間的負担を低減し、又装着時にスキー帽の頭皮への密着度が増す事となり、高い保温性が維持出来る事となる。

【０００５】

【作用】

スキー帽子の上部開口部を全開にして髪の毛を外に出しながら装着し、スキー帽を被る時と同様に額上部にスキー帽の下端部を合わせる。この時スキー帽下端部の折り返しの量でスキー帽の上部開口部の位置を髪の毛を出す位置に微調整し、フィット感の高い装着を可能にする。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１．は毛糸や木綿といった自然素材並びにアクリルやポリエステル等の化学合成繊維素材の伸縮性並びに保温性の高い素材を利用し、筒状に縫製したスキー帽本体、２．は紐を中に通せる様に筒状に縫製された紐通し部分で、スキー帽の上部にあたる開閉部となる、３．はその紐通し部分に通された紐で、丈夫な紐を用いる事が望ましい。６．は、紐を出す小さい穴で、２．に通されている紐の絞り込み加減を調整する為に設けられている。

【０００７】４．はバネ式の紐固定器具で防寒用手袋等を装着している場合でも、その調整作業を容易にする。これは視認性のみならずファション性をも兼備える部品とする事が望ましい。

【０００８】５．はスキー帽子の下端部となり、この部分の折り返しの度合いにより、開閉部の位置設定をする事となる為、筒状のスキー帽本体を縫製する際、ある程度の折り返しシロを予め設定する。

【考案の効果】

頭皮に密着した装着となる為、頭皮が常に暖かく維持出来る事となり、寒冷地に於ける頭部切傷の度合いを最小限度に留める事に繋がる事は勿論、ヘアーセットに費やされる労働、時間的負担を低減する。又スキー帽が不要となった際に、スキー帽上部開閉部を全開にして首の部分迄下ろす事により、丁度「徳利セーター」の襟の部分の様な格好となり、ポケットやリュックサック等といった収納場所を求める事無く携帯する事を可能にし、強いてはスキー滑走を容易にする。付帯的機能として、スキー帽の上下を逆さまに被る事により防寒用のフェイスマスクとして活用する事も出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のロングヘアー用スキー帽の全体透視図
である。

【図２】本帽子の実際の装着時の側面図である。

【符号の説明】

１．スキー帽本体２．開閉部調整紐通し３．調整紐４．調整紐止め器具５．折り返しシロ部６．調整紐出し口

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】スキー帽の上部に開口部を設け、その上端
部に紐を通す為に筒状に縫製された部分を施し、その中
を通した紐の絞り込み加減により同開口部の開閉度合い
を調整自在としたところを特徴とする帽子であり、バネ
式の紐固定器具を用いて開口度合いを調整する事によ
り、ロングヘアーを帽子の外に出す事を可能に強しめ、
又ロングヘアーを帽子の外に出す位置を微調整する事が
出来る帽子である。