JPH0654512A - ステッピングモータの軸受装置 - Google Patents

ステッピングモータの軸受装置

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Publication number
JPH0654512A
JPH0654512A JP20464192A JP20464192A JPH0654512A JP H0654512 A JPH0654512 A JP H0654512A JP 20464192 A JP20464192 A JP 20464192A JP 20464192 A JP20464192 A JP 20464192A JP H0654512 A JPH0654512 A JP H0654512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead screw
screw shaft
pivot bearing
stepping motor
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP20464192A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Ando
明夫 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP20464192A priority Critical patent/JPH0654512A/ja
Publication of JPH0654512A publication Critical patent/JPH0654512A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビデオカメラレンズなどに使用されるリードス
クリュウシャフトを備えたステッピングモータにおい
て、部品点数の少なく、低コストで、信頼性の高く、騒
音の低い軸受装置を提供する。 【構成】内底にリードスクリュウシャフト1先端の鋼球
4を受ける鋼球受部を有し、リードスクリュウシャフト
1先端外周を微小クリアランスを設けて包み込む円周壁
5aを有する非貫通穴5cによるピボット軸受部5を構
成する。さらに、ピボット軸受部5とアングル部6を樹
脂一体成形品で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラなどに用い
られるリードスクリュウシャフトを備えたステッピング
モータの軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ステッピングモータは機器のデジ
タル化が進み、ビデオカメラオートフォーカスなどの民
生用の新しい用途に使用されてきており、これに伴い低
騒音と低コスト化がなお一層要求されている。
【0003】以下に従来のビデオカメラオートフォーカ
スに使用されているステッピングモータの軸受装置につ
いて説明する。図4は従来のステッピングモータの断面
を示すものである。図4において、1はリードスクリュ
ウ1aを備えたリードクリュウシャフトで、端部の外周
にマグネット8が固定されてロータを構成している。ス
テータ部9はマグネット8の外周に対向する位置となる
ように、カップ状のフレーム3に収められている。リー
ドスクリュウシャフト1は、フレーム3に圧入固定され
ている軸受2と、フレーム3に結合された板金のアング
ル11の先端片に取り付けられているピボット軸受10
によって、自在に回転できるようになっている。リード
スクリュウシャフト1の先端には円錐状の凹部が形成さ
れ、鋼球4が装着されて、ピボット軸受10と接触する
ようになっている。リードスクリュウシャフト1の後端
はばね7に接触し、先端方向へ予圧が加えられて、リー
ドスクリュウシャフト1の軸方向への移動を拘束してい
る。またアングル11はレンズ取付面11aでビデオカ
メラレンズへ取り付けられる。
【0004】以上のように構成されたステッピングモー
タのピボット軸受10についてさらに詳しく説明する
と、ピボット軸受10はカップ状のケースの中に数個の
鋼球10aが備えつけられており、リードスクリュウシ
ャフト1先端の鋼球4が、リードスクリュウシャフト1
とともに回転することにより、鋼球4と当接している数
個の鋼球10aが転がる構造となっている。そして組立
時に数個の鋼球10aの脱落を防止するため、カバー1
0bがカップ状のケースのフランジ部に、スポット溶接
により固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の従来の構
成では、ピボット軸受10の部品点数が多く、コスト高
となるとともに、鋼球10aがリードスクリュウシャフ
ト1の回転により転がるために生じる騒音と、アングル
11を介してモータの振動がビデオカメラレンズへ伝達
され、レンズの振動によって生じる騒音が発生してい
た。
【0006】また、衝撃などでリードスクリュウシャフ
ト1が軸方向に移動を拘束する押さえばね7の力を越え
て、リードスクリュウシャフト1が押さえばね7方向に
軸スラスト分移動することにより、リードスクリュウシ
ャフト1が軸方向より傾き、リードスクリュウ1aを利
用した負荷機構に、悪影響を及ぼすという問題点があっ
た。
【0007】さらにピボット軸受10は圧入によってア
ングル11に取り付けられているため、ピボット軸受1
0の外径より小型にアングル11の先端片を構成するこ
とができず、また、アングル11は板金プレス部品であ
るため、ビデオカメラレンズの複雑な曲面や形状対応し
たレンズ取付面11aの形成が困難で、ビデオカメラレ
ンズの小型化に対応させることがむずかしかった。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、転がりを用いない、部品点数の少ない、安価で、低
騒音かつ信頼性の高く、小型で多様な取付面形状に対応
可能なステッピングモータの軸受を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のステッピングモータの軸受装置は、ピボット
軸受がアングルとともに樹脂一体形成され、かつ、内底
に鋼球受け部をもち、リードスクリュウシャフト先端外
周を微小クリアランスを設けて包み込む円周壁をもつ非
貫通穴で構成されている。
【0010】
【作用】上記構成において、複数の鋼球がなく、すなわ
ち複数鋼球の転がりが無いため、低騒音化が図れ、非貫
通穴がリードスクリュウシャフト先端外周を微小クリア
ランスを設けて包み込んでいるため、衝撃などでリード
スクリュウシャフトが移動しても、リードスクリュウシ
ャフトの傾きが少ない高信頼性を確保することとなる。
【0011】また、ピボット軸受部はアングル部と樹脂
一体成形され、その材料は振動減衰および吸音作用をな
し、さらに、アングルは小型で多種多様の取付構造に対
応できることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
ながら説明する。なお、前述の従来例と同じ構成部には
同従来例と同じ符号を用いる。
【0013】図1において、アングル部6はピボット軸
受部5とともに合成樹脂で一体成形されている。アング
ル部6は、一方の端片6cに円筒状の貫通穴6dが形成
しており、この貫通穴6dにフレーム3側の軸受2を嵌
合させている。アングル部6の他方の端片、すなわちピ
ポット軸受部5の内側6bには、前記の貫通穴6dの中
心線を延長した位置に、リードスクリュウシャフト1の
先端の鋼球4を受ける非貫通穴5cが設けられている。
本実施例において前述以外の構成は、従来と同じである
ため説明を省略する。
【0014】ピボット軸受部5の非貫通穴5cの形状
は、図2の拡大図に示すように、内底に鋼球4を受ける
円錐角度θが120°の円錐形状部5bと、リードスク
リュウシャフト1の先端外周を0.05mm程度のギャ
ップを設けて包み込む円周壁5aを有するものである。
なお鋼球4を受ける前記円錐形状部は図3の拡大図に示
すように、凹球面5b′としてもよい。上記構成の軸受
は従来の転がり軸受ではなく樹脂成形品でピボット受け
を行うため、リードスクリュウシャフト1の先端の鋼球
4との摩擦が発生し軸ロスが増すが、リードスクリュウ
シャフト1の他端の軸方向への移動を拘束する押さえば
ね7の圧力が、ビデオカメラオートフォーカス用などで
は40〜120gfと小さいため、材質をポリアセター
ル樹脂でグリスを塗布した場合で、軸ロス増加が0.1
gfcmと小さく実用に差し支えない。また、衝撃時で
リードクリュウシャフト1が軸方向に移動を拘束する押
さえばね7の力を越え、リードスクリュウシャフト1が
押さえばね7方向に軸スラスト分移動しても、リードス
クリュウシャフト1の先端外径を0.05mm程度のギ
ャップを設けて包み込む円周壁5aを有しているので、
ギャップ以上のリードスクリュウシャフト1の傾きは発
生せず、リードスクリュウ1aを利用した負荷機構に悪
影響を及ぼすことはない。
【0015】樹脂一体成形されたピボット軸受部5とア
ングル部6の材料に、振動減衰および吸音効果を有する
もの、たとえば酸化亜鉛ウィスカ入りのポリアセター
ル、ポリフェニレンサルファイド、ナイロンなどを使用
することによって、騒音の低減とモータ本体からレンズ
側への振動伝達を低減することができる。
【0016】また、アングル部端片6cはピボット軸受
部5とともに樹脂で一体成形されているため、アングル
部端片6cとピボット軸受部5との組立部分が不要とな
り、従来のピボット軸受10の外径φ4以下に容易に小
型化ができ、さらに、アングル部6のレンズ取付面6a
を、たとえばビデオカメラレンズ外径に合わせて円筒面
を形成することができるので、ビデオカメラレンズの小
型化にも対応可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明は、鋼球受部とリードスクリュウシャフト先端外
周を微小クリアランスを設けて包み込む円周壁を有する
非貫通穴よりなるピボット軸受部を構成し、さらに前記
ピボット軸受部とアングル部が樹脂一体成形品で構成さ
れているため、低コストで騒音の低い、衝撃などでの軸
の傾き発生が小さい軸受とすることができる。また、ア
ングル部は小型でビデオカメラレンズへの多種多様の取
付構造に対応可能であり、優れたステッピングモータの
軸受装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のステッピングモータの断面
【図2】同ステッピングモータのピボット軸受部の拡大
断面図
【図3】本発明の他の実施例のピボット軸受部の拡大断
面図
【図4】従来のステッピングモータの断面図
【符号の説明】
1 リードスクリュウシャフト 2 軸受 4 鋼球 5 ピボット軸受部 5a ピボット軸受部の円周壁 5b ピボット軸受部の凹球面部 5c 非貫通穴 6 アングル部 7 押さえばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードスクリュウシャフトを回転自在に
    保持する軸受と、リードスクリュウシャフトの先端に配
    した鋼球を受けるピボット軸受部と、リードスクリュウ
    シャフトの他端に配されて軸方向を拘束する押さえばね
    とで、軸受保持機構を構成しているステッピングモータ
    において、ピボット軸受部がアングル部とともに樹脂一
    体成形され、かつ、内底に鋼球受部を有し、リードスク
    リュウシャフト先端外周を微小クリアランスを設けて包
    み込む円周壁を有する非貫通穴によって構成されたステ
    ッピングモータの軸受装置。
  2. 【請求項2】 ピボット軸受部の綱球受部は円錐形状と
    し円錐角度が100°〜140°である請求項1記載の
    ステッピングモータの軸受装置。
  3. 【請求項3】 ピボット軸受部の鋼球受部は凹球面であ
    る請求項1記載のステッピングモータの軸受装置。
JP20464192A 1992-07-31 1992-07-31 ステッピングモータの軸受装置 Pending JPH0654512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20464192A JPH0654512A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 ステッピングモータの軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20464192A JPH0654512A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 ステッピングモータの軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0654512A true JPH0654512A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16493846

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20464192A Pending JPH0654512A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 ステッピングモータの軸受装置

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JP (1) JPH0654512A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0843309A1 (en) * 1996-11-13 1998-05-20 Alps Electric Co., Ltd. Bearing structure for stepping motor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0843309A1 (en) * 1996-11-13 1998-05-20 Alps Electric Co., Ltd. Bearing structure for stepping motor

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