JPH0654469A - 冷却促進手段を備えた環状固定子コア - Google Patents

冷却促進手段を備えた環状固定子コア

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JPH0654469A
JPH0654469A JP5113866A JP11386693A JPH0654469A JP H0654469 A JPH0654469 A JP H0654469A JP 5113866 A JP5113866 A JP 5113866A JP 11386693 A JP11386693 A JP 11386693A JP H0654469 A JPH0654469 A JP H0654469A
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stator core
axial
radial
cooling
stator
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JP5113866A
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John B Sargeant
バリー サージェント ジョン
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/20Stationary parts of the magnetic circuit with channels or ducts for flow of cooling medium

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 発電機固定子コアの端部領域を冷却するため
の装置を提供する。 【構成】 固定子コア20は複数の積層シート171で
形成された複数の互いに間隔を置いて隣り合うパック1
76で構成されている。本発明においては、固定子コア
20内の軸方向冷却用通路160及び半径方向冷却用通
路170の交差部を封止して隔離する装置を既存の技術
に組み込む。これを達成する一例として、パック176
の外側積層シート171bを予め形成し、軸方向冷却用
通路160と一致する開口部が形成されるよう外側積層
シートを曲げると共にこの外側積層シートが隣のパック
にしっかりと係合するようにし、それにより軸方向冷却
用通路160を交差部のところで半径方向冷却用通路1
70から隔離する。他の例としては、かかる隔離を達成
するのに、導管を隣り合う積層シート171間で軸方向
冷却用通路160に沿って配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に大型回転電機の
固定子コアを冷却するための装置に関し、特に、固定子
コアの端部領域を冷却するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機、例えば大型発電機は、高速で
あると共に直径を小さくし、しかも長さを比較的短くす
ることが設計上必要であるために、コンパクトに製造さ
れており、また冷却媒体を収容するために密閉されてい
る。このような設計上の特徴のため、発電機の電線から
成る巻線及び固定子を冷却することが困難である。たと
えかかる発電機の効率が非常に高くても、ある程度の熱
損失があり、したがって、比較的大量の冷却ガスを発電
機中に流通させて損失により生じた熱を放散させる必要
がある。
【0003】たとえば、熱損失は、電流が巻線中を流れ
るときに生じる固定子巻線中のオーム抵抗及び固定子コ
ア内に生じる渦電流に起因して生じる。後者の場合の損
失は、コアを非常に薄い積層シートで構成することによ
り少なくなる。それにもかからず、渦電流は生じるので
その結果生じる熱損失を放散させて固定子の温度上昇を
設計上の必要限度内に保つ必要がある。この目的のた
め、冷却ガスを固定子コアに設けた冷却用通路を通して
発電機中に循環させる。かかる通路を設けるため、固定
子は積層シートから成る別個のパックに分割される。固
定子パック間のこの分離は、隣り合うパック間のスペー
ス内に配置されたベントフィンガー又は矩形ブロック構
造部材により達成される。ベントフィンガー間に形成さ
れた通路は「半径方向通路」又は「半径方向冷却用通
路」と通称されている。他の独立した通路を形成できる
が,これには、例えば、「軸方向通路」又は「軸方向冷
却用通路」と通称される弧状の切欠きを各スタックの積
層シートを貫通して横方向に設けるのが良い。
【0004】固定子コアの冷却に関する問題点はかかる
発電機の固定子コア端部領域において特に顕著である。
大型同期機では、回転子巻線のエンドターン部分中及び
固定子巻線の端部中の電流により磁界が発生し、磁界の
結合により軸方向に向く磁束が生じる。この軸方向磁束
はコア積層シートと垂直方向で固定子コアの端部に侵入
して端部領域の積層シート中に循環電流を生じさせる。
これに対応する熱損失は甚大であり、固定子コアの端部
領域中に過度の温度上昇を引き起こす。冷却媒体を固定
子コア端部領域に流通させることが出来るようにするた
め、ここには半径方向通路と軸方向通路の両方が形成さ
れる。しかしながら、軸方向通路だけは通常、固定子コ
アの中央部分に形成されている。その理由は、この中央
部分における温度上昇は固定子端部領域よりも少ないか
らである。
【0005】代表的な固定子コアは実質的に発電機の全
長にわたって延びる環状で管状のものである。固定子コ
アは内面を形成する内側の内周面及び外面を形成する外
側の外周面を有し、これらの間に固定子コア本体が形成
される。代表的な発電機の冷却系統では、軸方向通路は
内・外面と平行に、固定子コアの全長にわたって延びて
いる。半径方向通路は内・外面と垂直に、外周面から内
周面まで固定子コアを貫通して延びている。冷却ガス
(例えば、水素)を軸方向及び半径方向通路中に循環さ
せる。一般的な冷却方式では、回転子の端部領域に配置
された強制対流装置、例えばファンがガスを発電機中へ
強制的に送り込む。ガスはファンを通って流れ、ファン
に隣接して設けられている冷却装置により冷却される。
次に、ガス循環流路は枝分かれして固定子の種々の部分
を冷却する。一ガス分岐流(半径方向ガス流)は、ファ
ンに隣接の固定子端部の周りで且つその外面に沿って流
れ、次いで、内方へ向き、固定子端部領域に設けられて
いる半径方向通路内へ流入する。次いで、ガスは半径方
向通路を通って流れて内面に到り、その後、内面に沿っ
て軸方向に流れてファンに戻る。別の分岐流(即ち、軸
方向ガス流)により、ガスは、固定子の他端に向かって
流れ、次いで、固定子コア内に設けられている軸方向通
路内へ流入し、しかる後、固定子を通って軸方向に流れ
る。最終的に、ガスはファンに隣接する固定子端部領域
から流出し、ファンに戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来型固定子コアの端
部領域では、半径方向通路と軸方向通路は互いに交差し
て、別々の流路内のガスを混合させる。この混合により
冷却系統の効率が低下することになる。というのは、ガ
ス流の向きの予測がつきにくいからである。かかるガス
混合により、固定子の端部領域が過冷、即ち過剰に冷却
されるという望ましくない結果が生じ、そのため、発電
機の寿命が短くなったり発電機の運転に支障が生じる場
合がある。
【0007】したがって、同一冷却系統の2つの独立し
た通路が交差する固定子コアの端部領域を冷却してガス
混合による欠点を解決することが従来技術における課題
である。
【0008】それ故、同一冷却系統の2つの独立した冷
却通路をそれらの交差部のところで互いに独立状態に保
つようにする、固定子コアの端部領域の冷却装置に対す
る要望がある。
【0009】本明細書では、冷却媒体を受け入れる互い
に交差する半径方向通路と軸方向通路を固定子コア内に
設けてこれらを用いることにより固定子コアの端部領域
を冷却する装置を含む発電機固定子コアを開示する。固
定子コアは周知のように複数の積層シートで形成された
複数の互いに間隔を置いて隣り合うパックで構成されて
いる。本発明においては、固定子コア内の軸方向通路及
び半径方向通路の交差部を封止して隔離する装置を既存
の技術に組み込む。これを達成する一例として、パック
の外側積層シートを予め形成し、軸方向通路と一致する
開口部が形成されるよう外側積層シートを曲げると共に
この外側積層シートが隣のパックにしっかりと係合する
ようにし、それにより軸方向通路を交差部のところで半
径方向通路から隔離する。他の例としては、かかる隔離
を達成するのに、導管を隣り合う積層シート間で軸方向
通路に沿って配置する。
【0010】本発明の目的は、固定子コアの端部領域が
冷却されるようになった改良型固定子を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑みて、本発
明の要旨は、細長い環状固定子コアであって、その端部
領域の冷却を促進する手段を有し、該冷却促進手段は、
固定子コアを形成する複数の積層シートを有する複数の
間隔を置いて設けられたパックを含み、隣り合うパック
の間には半径方向冷却用通路が形成され、各パックには
これを貫通すると共に半径方向冷却用通路と交差する軸
方向冷却用通路が設けられ、前記冷却促進手段は更に、
隣り合うパック間に位置すると共に半径方向冷却用通路
と軸方向冷却用通路の交差部の各々のところに設けられ
ていて、軸方向冷却用通路と半径方向冷却用通路を互い
に隔離するためのバリヤーを含むことを特徴とする固定
子コアにある。
【0012】本発明の内容は、添付の図面に例示的に示
すに過ぎない好ましい実施例についての以下の詳細な説
明から明らかになろう。
【0013】
【実施例】今、図面を参照し(図中、同一の符号は同一
の部分を示している)、図1は、代表的な大型回転電
機、例えば、積層固定子コア20を収納した気密ハウジ
ング10を含む密閉形発電機(全体を符号1で示す)を
示している。ハウジング10は、両端が全体として円形
の側部40a,40bで密閉された全体的に円形で且つ
管状のハウジング本体30を有する。固定子コア20
(全体として円筒形)は、横断面が全体的に環状であ
り、実質的にハウジング10の全長にわたって延びてい
る。固定子コア20は、内周面50、外周面60、及び
内周面50と外周面60との間に延びる端面又は端部2
5a,25bを含む。固定子コア20は、これに設けら
れている固定子スロット172(図2参照)内に納めら
れた当該技術分野で周知のタイプの複数の固定子巻線7
0を備えている。さらに、図1に示すように、全体とし
て円筒形の回転子80が、ハウジング10内に設けられ
ている軸受(図示せず)で支持され、固定子コア20を
長さ方向に貫通して延び、在来の界磁巻線(図示せず)
を備えている。回転子80は、横断面が全体として円形
であって、実質的にハウジング10の全長にわたって延
びている。回転子80は又、タービン側端部100がタ
ービン(図示せず)に、励磁機側端部110が励磁機
(図示せず)にそれぞれ連結されたシャフト部分90を
含む。回転子80のタービン側端部100にはファン1
20が取り付けられている。一般に、ファン120は回
転子シャフト90の周りに円周方向に間隔を置いて配置
された複数の回転羽根130を有し、冷却媒体、例えば
水素を発電機1内へ送り込む働きをする。回転子シャフ
ト90のタービン側端部100に隣接して、循環状態の
水素を冷却するための冷却手段140が設置されてい
る。冷却手段140、例えば熱交換器は、冷却媒体、例
えば水を収容した適当な容器(図示せず)を含み、この
冷却水はかかる容器を通って流れる。冷却水は出口配管
151及び入口配管150を経てハウジング本体30を
通って発電機に出入りし、配管151,150はハウジ
ング本体30のタービン側端部100を通って容器に連
結されている。固定子コア20を貫通する冷却用通路を
構成するための複数の別々の軸方向通路160が固定子
コア20の全長にわたって延びている。かくして、軸方
向通路160は固定子コア20の両端部及び中央部分を
軸方向に貫通している。この例では、それとは異なる複
数の半径方向通路170が固定子コア20の端部領域の
各々にのみ設けられている。
【0014】引き続き図1を参照すると、ファン120
は冷却ガス、即ち水素を固定子コア20の励磁機側端部
110から固定子コア20を通り、ファン120を横切
ってこれを通り、冷却手段140に向かって送り、冷却
手段140は、水素がこれと熱交換関係で流れるときに
水素を冷却する。より詳細に説明すると、水素は熱交換
器140の通過後、分岐して固定子コア20の種々の部
分を冷却する。かかる枝分かれを始めるため、ガスは固
定子コアの端部25bの周りに流れ、固定子コア20の
外周部60を横切り、外周部60とハウジング本体30
との間を逆方向に流れる。ガス流はタービン側端部10
0では、2つの流路に枝分かれする。第1のかかる流れ
(半径方向流)は、外周面60側から半径方向通路17
0に流入し、内周面50側から流出するが、ガスはファ
ン120により内周面50に沿いタービン側端部100
に向かって強制的に送られる。第2のかかる流路は、外
周面60に沿って励磁機側端部110に向かい、ガスは
ここから更に、固定子コアの冷却のために2つの別々の
方向に分岐する。第1の方向の流れ(半径方向流)は半
径方通路170に入り、これを通って流れ、内周面50
側で出るが、ガス(水素)はファン120により内周面
50に沿いタービン側端部100に向かって強制的に送
られる。第2の方向の流れ(軸方向流)は端面25aに
沿って進んで軸方向通路160に流入し、タービン側端
部100の方で軸方向通路160から流出する。タービ
ン側端部100では、軸方向通路160及び半径方向通
路170から戻るガスの全部と、内周面50に沿って流
れるガス部分は固定子コア20のタービン側端部100
のところで合流して混ざる。ファン120は、戻ってい
るガス(水素)をファン120を横切って送り、その
後、ガス流は上述の同一経路に沿って循環して送られ
る。
【0015】次に、図2を参照すると、固定子コア20
は、積層シート171を積み重ねて形成したスタックで
あり、上述の端面25a,25b(図1)を含む。固定
子コア20を形成するための積層シート171は積み重
ねると、複数の全体として矩形の互いに離隔した中空固
定子スロット172を形成し、これら固定子スロット1
72は、固定子コアの半径方向且つ軸方向に延びると共
に固定子コア20の内周面50に向かって開口してお
り、固定子コア20の外周面60から半径方向に間隔を
置いて終端している。隣接の固定子スロット172から
成る各対は、これらの間にスロット表面173を構成
し、スロット表面は外周面60と平行且つ同心状に配向
している。隣り合う固定子スロット172間に位置する
固定子コア20の部分は一般に「固定子歯」174と呼
ばれており、外周面60からスロット表面173まで半
径方向に延びる固定子コア20の部分は一般に「固定子
ヨーク」175と呼ばれている。従来型巻線(図示せ
ず)は典型的には、固定子スロット172内に納められ
て、誘導電圧が生じる導体を構成している。固定子コア
20は複数の間隔を置いて位置するパック176で形成
されており、各パック176は積層シート171(図3
参照)を積み重ねて形成したものである。図2で最も良
く分かるように、互いに整列状態にある弧状の切欠き又
は開口部(この実施例では、円形形状であるように見え
る)が積層シート171の全てを横方向に貫通して延び
ていて、軸方向通路160が構成されている。かくし
て、軸方向通路160は固定子歯174と固定子ヨーク
175の両方を長さ方向に貫通している。タービン側端
部100と励磁機側端部110の両方において、複数の
半径方向通路170を形成するために、複数の対をなす
ベントフィンガー190が間隔を置いて位置するパック
176間にぴったりと嵌まっている。ベントフィンガー
190は、パック176を支持するための支持手段を構
成すると共にパック176を所定の離隔関係に維持する
ためき間隔保持手段となっている。かくして、パック1
76が互いに離隔していることにより、隣り合うパック
176間には半径方向通路170が得られている。半径
方向通路170は固定子歯174の内周面50から外周
面60まで延び、ベントフィンガー190とパック17
6との間に位置している。
【0016】引き続き図2を参照すると、代表的な固定
子コア20では、各パック176の外側シート171b
はその中に位置する積層シート171aよりも僅かに広
く且つ厚く、内側積層シート171aは各パック176
の体積の大部分から成る。軸方向通路160と半径方向
通路170が互いに交差している固定子コア20の端部
は更に分割されて、固定子コア20の一部が、端面25
a,25bから半径方向に或る所定距離のところまで延
びる複数のピストイエスロット(pistoye slot)195
を有するようになっている。しかしながら、固定子コア
20の大部分が、複数の内側積層シート171aをのみ
半径方向且つ軸方向に貫通するピストイエスロット19
5を設けないで構成されていることは注目されるべきで
ある。ピストイエスロット195は電磁的な要件を満た
すよう、固定子80の内周面50内へ開口し、固定子コ
ア20の外周面60から半径方向に間隔を置いて終端し
ている。ピストイエスロット195は、隣り合うベント
フィンガー190間で、或いは端面25a,25bと隣
接のベントフィンガー190間で間隔を置いた状態で固
定子コア20に沿って配置されている。積層シート17
1はピストイエスロット195の両端部に位置決めされ
ており、積層シート171は、ガスが半径方向通路内へ
漏れ込まないよう中実である(但し、軸方向通路160
を除く)。ピストイエスロット195は、内周面50に
隣接している軸方向通路の上方へ所定距離、内周面50
から延びる中空部分内に封止手段、例えばエポキシ材料
を配置することにより内周面50側が密閉される。上述
の構成によりガスは軸方向通路160を通って各ピスト
イエスロット195内へ流れ、これに沿って流れて逃げ
出ないようになる任意のガスである。ガスをピストイエ
スロット195内に封入することにより、水素の損失が
微々たる量に制限される。
【0017】図3で最も良く分かるように、軸方向通路
160と半径方向通路170の両方が存在する固定子コ
ア20の端部領域では、ガスは通常は交差部で混じり合
う傾向がある。本発明によれば、パック176の少なく
とも一部に属する外側積層シート171bが外方へ曲げ
られ、或いはディンプルを付けられd隣接の外側積層シ
ート171bの弧状切欠き200を包囲している。曲げ
る前に、外側積層シート171bは軸方向通路160と
整列する開口部を有する必要は無く、通常は全体的に平
らな連続シートで形成される。外側積層シート171b
を、軸方向通路160を覆い、隣接の積層シートにぴっ
たりと当接する外側積層シート領域で隣接のスタック1
76に向かって外方へ変形し、或いは曲げても良く、ま
た、外側積層シート171bを、軸方向通路160と整
列する障害物のない導管を形成できるように所定位置で
切断するか、或いは、軸方向通路160を覆っている領
域につき予め切断しておくか凹ませるのが良い。積層シ
ート171bのディンプル付き部分は、一ディンプル付
きシート171bから隣接のシート171bの弧状切欠
き200まで延びる本質的には隔離されたトンネル状の
流路を構成するために弧状切欠き200を完全に密閉状
態で包囲している。このディンプル付け又はエンボス付
けにより、半径方向通路170と軸方向通路との間に設
けられ、2つの通路170,160を互いに隔離するた
めのバリヤーが得られる。
【0018】次に図2及び図4を参照すると、ピストイ
エスロット195が設けられていて、これピストイエス
ロットが上述のようにパック176を貫通して弧状切欠
き200の各側でほぼ180°延びていることが分かろ
う。各ピストイエスロット195の付近の軸方向通路1
60及び半径方向通路170は、ピストイエスロット1
95を含まない部分におけるのと同一の装置及び方法で
(図3参照)、互いに密封状態で分離されると共に隔離
されている。
【0019】次に図5を参照すると、固定子コア20
は、軸方向通路160及び半径方向通路170が貫通し
て設けられている固定子歯174を構成する積層シート
171a,171bから成る上述のスタックを含む。上
述のように、また図5で最も良く分かるように、中空ピ
ストイエスロット195が固定子歯174内で固定子コ
ア20の端部に設けられており、これらピストイエスロ
ット195は、複数の内側積層シート171aのみを半
径方向且つ軸方向に貫通して固定子コア20の内周面5
0内へ開口しているが、固定子コア20の外周面60か
ら半径方向に間隔を置いて終端している。ピストイエス
ロット195には、ガスが固定子歯174からハウジン
グ30内へ半径方向に流れないようにするため上述のよ
うにエポキシ材料のような封止手段が入っている。ピス
トイエスロット195は、隣り合うベントフィンガー1
90間で且つ端面25a,25bと隣接のベントフィン
ガー190との間で終端しており、ピストイエスロット
195の両端部における積層シート171を水素が半径
方向に逃げ出さないように中実にすることができる。か
かる封止により、ピストイエスロットを通る水素の損失
を微々たる量に制御できる。
【0020】図6を参照すると、本発明の別の実施例で
は、管220を軸方向通路160に差し込んでも良く、
軸方向通路160と半径方向通路170の交差部を橋渡
しして2つの通路160,170を密封状態で隔離する
トンネル状環状部材を形成している。管220は、内周
面230、外周面240、及び内周面230と外周面2
40との間の肉厚部250を有し、構成材料は例えばセ
ラミック又はガラスのような絶縁材料であるのが良い。
管220の外周面240の端部は、隣り合うスタック1
76の軸方向通路160の周面にしっかりと取り付けら
れると共にこれにぴったりと当接しており、複数の外側
及び内側積層シート171a,171b並びに軸方向通
路160の内周面にオーバーラップする密封通路を構成
している。管220は同様に、固定子歯174のピスト
イエスロット210の領域か、或いはピストイエスロッ
ト210の無い固定子歯174の部分のいずれにも使用
できる。
【0021】図7を参照すると、本発明のさらにもう一
つの実施例では管状のスリーブ260が軸方向通路16
0及び半径方向通路170を密封隔離した状態で図示さ
れている。内周面270、外周面(図示せず)、及び内
周面270と外周面との間の肉厚部(図示せず)を有す
るスリーブ260は、隣り合うスタック176の外側シ
ート180の間の間隔に実質的に等しい長さを有してい
る。スリーブ260は例えばステンレス鋼で作るのが良
く、このスリーブを軸方向通路160に差し込み、ま
た、スリーブ260の内周面270を位置決めして整列
させ、隣り合うパック176を貫通して延びる軸方向通
路160の内周面270と協働して連続した表面及び通
路を形成する。スリーブ260の壁は、隣り合うスタッ
ク176の外側積層シート171bにしっかりと当接
し、2つの通路160,170を隔離してガスの混合を
阻止するシールを形成する。スリーブ260も又、固定
子歯174のピストイエスロット210の領域か、或い
はピストイエスロット210の無い固定子歯174の部
分のいずれにも使用できる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】明瞭化のため幾つかの部分を削除した状態の発
電機の縦断面図である。
【図2】隣り合う固定子パックを示す固定子端部領域の
一部の縦断面斜視図である。
【図3】本発明に従って固定子パックに形成された半径
方向通路と軸方向通路を隔離するための手段を示す図2
の2つの隣り合う固定子パックの縦断面斜視図である。
【図4】本発明に従って固定子パックに形成された半径
方向通路と軸方向通路を隔離するための手段を示す図2
の2つの他の隣り合う固定子パックの縦断面斜視図であ
り、ピストイエスロットがパックを横切っている図であ
る。
【図5】ピストイエスロットを有する固定子歯を示す固
定子端部領域の一部の部分縦断面斜視図である。
【図6】固定子パックに形成された半径方向通路と軸方
向通路を隔離するための変形手段を示す本発明の変形例
の縦断面斜視図である。
【図7】固定子パックに形成された半径方向通路と軸方
向通路を隔離するための更に別の変形手段を示す本発明
のもう一つの実施例の縦断面斜視図である。
【符号の説明】
20 固定子コア 50 内周面 60 外周面 160 軸方向通路 170 半径方向通路 171 積層シート 174 固定子歯 176 パック 190 ベントフィンガー 195 ピストイエスロット 220 管 260 スリーブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い環状固定子コアであって、その端
    部領域の冷却を促進する手段を有し、該冷却促進手段
    は、固定子コアを形成する複数の積層シートを有する複
    数の間隔を置いて設けられたパックを含み、隣り合うパ
    ックの間には半径方向冷却用通路が形成され、各パック
    にはこれを貫通すると共に半径方向冷却用通路と交差す
    る軸方向冷却用通路が設けられ、前記冷却促進手段は更
    に、隣り合うパック間に位置すると共に半径方向冷却用
    通路と軸方向冷却用通路の交差部の各々のところに設け
    られていて、軸方向冷却用通路と半径方向冷却用通路を
    互いに隔離するためのバリヤーを含むことを特徴とする
    固定子コア。
  2. 【請求項2】 バリヤーはパックのうちの一つの少なく
    とも一つのシートで形成されており、該シートは、軸方
    向冷却用通路を包囲するよう該パックから隣接のパック
    に向かって外方へ曲げられ、それにより互いに交差する
    半径方向冷却用通路と軸方向冷却用通路を互いに隔離し
    ていることを特徴とする請求項1の固定子コア。
  3. 【請求項3】 バリヤーは、端部及び外面を備えた管で
    あり、該管は、軸方向冷却用通路と半径方向冷却用通路
    の交差部を橋渡ししており、前記管の外面の端部は、半
    径方向冷却用通路と軸方向冷却用通路を互いに隔離する
    ようそれぞれ対応のパックに取り付けられていることを
    特徴とする請求項1の固定子コア。
  4. 【請求項4】 バリヤーは、端部を有するスリーブであ
    り、スリーブの長さは、隣り合うパック相互間の間隔に
    実質的に等しく、スリーブの各端部は、半径方向冷却用
    通路と軸方向冷却用通路を互いに隔離するようそれぞれ
    のパックに当接していることを特徴とする請求項1の固
    定子コア。
  5. 【請求項5】 パックを支持するためのベントフィンガ
    ーが半径方向冷却用通路内に配置されていることを特徴
    とする請求項1の固定子コア。
  6. 【請求項6】 半径方向冷却用通路は、固定子コアの端
    部領域にのみ設けられていることを特徴とする請求項1
    の固定子コア。
JP5113866A 1992-04-16 1993-04-16 冷却促進手段を備えた環状固定子コア Withdrawn JPH0654469A (ja)

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US07/868899 1992-04-16

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