JPH0654451A - バッテリーの充放電管理装置 - Google Patents

バッテリーの充放電管理装置

Info

Publication number
JPH0654451A
JPH0654451A JP4201460A JP20146092A JPH0654451A JP H0654451 A JPH0654451 A JP H0654451A JP 4201460 A JP4201460 A JP 4201460A JP 20146092 A JP20146092 A JP 20146092A JP H0654451 A JPH0654451 A JP H0654451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
charging
power
time
electric energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4201460A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kikuchi
淳 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Electric Co Ltd
Priority to JP4201460A priority Critical patent/JPH0654451A/ja
Publication of JPH0654451A publication Critical patent/JPH0654451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】停電時におけるバッテリーによる装置本体の一
部又は全体の電源バックアップを確実に保障する。 【構成】電源オン信号により電力供給を保持する電源部
と、電源部からバッテリーへ充電電流を供給する充電電
流供給ラインに介挿され、切替信号によりその充電電流
を増加させる充電制御部と、タイマカウンタとを設け、
バッテリーの放電時間及び充電時間に基づいてバッテリ
ーの残りの電気容量値を算出し、この残りの電気容量値
が100mA・h以下のときには、電源オン信号及び切
替信号を出力すると共にバッテリーの電気容量を100
mA・hに回復するための充電時間を算出してタイマカ
ウンタに設定し、タイマカウンタがその充電時間をカウ
ントすると電源オン信号及び切替信号の出力を停止する
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、装置本体の一部又は
全体に対して停電時に電力を供給するバッテリーの充放
電を管理するバッテリーの充放電管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば情報処理装置等において、この情
報処理装置の電源オフ時を含む停電時に、RAM等の揮
発性メモリに記憶されているデータを保持させるために
バックアップバッテリーが設けられている。このバック
アップバッテリーは、停電時にその情報処理装置の一部
又は全体に電力を供給するために設けられている。
【0003】しかし、このバッテリーの残電気容量が少
ない場合には、電源バックアップできる時間が少ないた
め、通常の停電時に不揮発性メモリに記憶されているデ
ータを保持させる等のバックアップ機能を十分に果たす
ことができないという虞がある。
【0004】従って、バッテリーの残電気容量が少なく
なるとそのことを知る必要があり、例えばその方法の1
つにバッテリーの電圧を監視するものが一般的に知られ
ている。すなわちバッテリーの電圧はそのバッテリーの
残電気容量が所定の容量以下に減少するとその残電気容
量に応じて降下するため、バッテリーの電圧が予め設定
された電圧以下に降下すると表示器等に警告を報知する
ようになっていた。
【0005】またバッテリーの充電に関しては、通常の
比較的大きな電流量による充電では過充電を行うとバッ
テリーが劣化するということがあり、充電完了を知る必
要があった。その方法としては、バッテリーの電圧又は
発熱により監視する方法があった。また、過充電による
バッテリーの劣化を配慮しないで済む充電方法として、
少電流量により充電するトリクル充電が知られている。
【0006】ただし、前者のバッテリーの電圧又は発熱
を監視しながらバッテリーに充電するものは、その監視
結果に基づいて充電完了時にはバッテリーへの電力供給
を遮断しなければならないという問題があった。
【0007】そこで、従来の情報処理装置では、電源オ
ン時(非停電時)に後者のトリクル充電によりバッテリ
ーに充電する方法が一般的に採用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば情報処理装置に
おいては、トリクル充電によるバッテリーの充電には時
間が長くかかるため、例えば一日のその情報処理装置の
稼働時間(電源オン時の時間)が短い場合には、その稼
働時間でのバッテリーの充電量が停電時のバッテリーの
放電量に間に合わなくなり、残電気容量が次第に減少し
て結果的に充電不足になり、そのときには停電時に不揮
発性メモリに記憶されたデータを保持する等のバックア
ップ機能を果たすことができないという問題があった。
【0009】そこでこの発明は、停電時におけるバッテ
リーによる装置本体の一部又は全体の電源バックアップ
を確実に保障できるバッテリーの充放電管理装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
装置本体の一部又は全体に対して停電時に電力を供給す
るバッテリーの充放電を管理するバッテリーの充放電管
理装置において、電源から装置本体への電力供給時にバ
ッテリーに充電を行う充電手段と、電源から装置本体へ
電力供給が行われた充電時間を算出する充電時間算出手
段と、電源から装置本体へ電力供給が停止された放電時
間を算出する放電時間算出手段と、充電時間及び放電時
間に基づいてこのバッテリーの残りの電気エネルギー量
を算出する残電気エネルギー量算出手段と、この残りの
電気エネルギー量が予め設定された最低電気エネルギー
量以下のときに充電手段によるバッテリーへの充電電流
量を増加させる充電電流量増加手段とを設けたものであ
る。
【0011】請求項2対応の発明は、装置本体の一部又
は全体に対して停電時に電力を供給するバッテリーの充
放電を管理するバッテリーの充放電管理装置において、
電源から装置本体への電力供給時にバッテリーに充電を
行う充電手段と、電源から装置本体へ電力供給が行われ
た充電時間を算出する充電時間算出手段と、電源から装
置本体へ電力供給が停止された放電時間を算出する放電
時間算出手段と、充電時間及び放電時間に基づいてこの
バッテリーの残りの電気エネルギー量を算出する残電気
エネルギー量算出手段と、この残りの電気エネルギー量
が予め設定された最低電気エネルギー量以下のときにそ
の残りの電気エネルギー量に基づいてバッテリーが最低
電気エネルギー量以上の所定の電気エネルギー量まで回
復するのに必要な充電時間を算出する充電時間算出手段
と、この算出された充電時間が経過するまで電源から装
置本体への電力供給の停止を禁止する電力供給停止禁止
手段とを設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1対応の発明においては、充電手段によ
り、電源から装置本体への電力供給時に、バッテリーに
充電が行われ、装置本体の停電時にはバッテリーは放電
して装置本体の一部又は全体に電力を供給する。
【0013】充電時間算出手段及び放電時間算出手段に
より充電時間及び放電時間が算出され、残電気エネルギ
ー量算出手段により、この充電時間及び放電時間に基づ
いてバッテリーの残りの電気エネルギー量が算出され
る。
【0014】充電電流量増加手段により、この算出され
た残りの電気エネルギー量が予め設定された最低電気エ
ネルギー量以下のときに、充電手段によりバッテリーへ
の充電電流量が増加させられる。
【0015】請求項2対応の発明においては、充電時間
算出手段及び放電時間算出手段により充電時間及び放電
時間が算出され、残電気エネルギー量算出手段により、
この充電時間及び放電時間に基づいてバッテリーの残り
の電気エネルギー量が算出される。
【0016】充電時間算出手段により、この算出された
残りの電気エネルギー量が予め設定された最低電気エネ
ルギー量以下のときに、この残りの電気エネルギー量に
基づいてバッテリーが最低電気エネルギー量以上の所定
の電気エネルギー量まで回復するのに必要な充電時間が
算出され、電力供給停止禁止手段により、その充電時間
が経過するまで電源から装置本体への電力供給の停止が
禁止される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なおこの実施例は本発明を一般的な情報処理
装置に適用したもので、図1はこの情報処理装置の基本
的な回路構成を示すブロック図である。1は制御部本体
を構成するCPU(cen-tral processing unit)であ
り、このCPU1が行う処理のプログラムデータが記憶
されたROM(read only memory)2、前記CPU1が
処理を行うときに使用する各種メモリのエリアが形成さ
れていると共に設定された時間を計時するためのタイマ
カウンタ3aが形成されたRAM(random access memo
ry)3、時刻データを出力するRTC(real time cloc
k )4、メッセージやデータ等を表示する表示器5を制
御する表示コントローラ6、各種周辺機器からの出力さ
れた信号を入力すると共に各種周辺機器に信号を出力す
るI/O(input/output)ポート7は、システムバス8
を介して前記CPU1と接続されている。なお図示しな
いが、前記CPU1はさらに他の周辺機器とも接続され
ている。
【0018】以上の各回路には電源部9から電力が供給
されるようになっている。
【0019】前記RTC4には電池が内蔵されており、
電源部9からの電力供給が停止した時(停電時)にも時
刻を計時できるようになっている。前記RAM3も停電
時には、電源バックアップ用のバッテリー10から第1
のダイオード11を介して電力が供給されるようになっ
ており、記憶されているデータが記憶保持されるように
なっている。
【0020】前記バッテリー10は、充電手段としての
充電電流供給ライン12を介して前記電源部9と接続さ
れており、この充電電流供給ライン12には、前記バッ
テリー10への充電電流量を制御する充電制御部13が
介挿されており、さらに前記充電電流供給ライン12に
は、前記充電制御部13から前記バッテリー10に向か
って第2のダイオード14が介挿されている。前記電源
部9から装置本体に電力が供給されるときに、この電源
部9から前記充電電流供給ライン12を介して前記バッ
テリー10に充電電流が供給される。
【0021】また、前記I/Oポート7の2つの出力端
子が前記電源部9及び前記充電制御部13と接続されて
おり、前記電源部9へは、電力供給を継続するための電
源オン信号が出力されるようになっており、前記充電制
御部13へは、前記バッテリー10の充電電流量を切り
替えるための切替信号が出力されるようになっている。
【0022】前記バッテリー10は、電源バックアップ
能力として500mA・hの容量を持ち、その充電効率
が60パーセントとなっている。装置本体の停電時に
は、このバッテリー10からRAM3等のバックアップ
する回路に放電電流2mAを供給するようになってお
り、装置本体に前記電源部9から電力が供給されている
ときには、前記電源部9から通常25mAの充電電流が
供給される。
【0023】図2(a)に前記CPU1が行う電源オン
時処理の流れを示す。
【0024】まず、RTC4から出力されている時刻デ
ータを読取り、RAM3にその時刻データを充電開始時
刻として記憶する。ここで、すでにRAM3に記憶され
ている充電停止時刻とその充電開始時刻とから放電時間
を算出し、この放電時間及びすでにRAM3に記憶され
ている残りの電気容量値とから、現時点でのバッテリー
10の残りの電気容量値(電気エネルギー量値)を算出
し(残電気エネルギー算出手段)、この残りの電気容量
値をRAM3に記憶する。
【0025】次に、この残りの電気容量値が、予め設定
された最低電気容量値100mA・h(最低電気エネル
ギー量値)以下か否か判断し、残りの電気容量値が10
0mA・h以下でなければ、この電源オン時処理を終了
するようになっている。なお、その100mA・hの設
定値は、ソフトウエア的に自由に設定でき、例えば15
0mA又は200mA・hのように設定できる。
【0026】また、残りの電気容量値が100mA・h
以下であれば、この残りの電気容量値に基づいて、充電
制御部13により充電電流を増加させてバッテリー10
の電気容量が100mA・hに復帰するのに必要な充電
時間を算出する。(充電時間算出手段)ここで、この充
電時間に基づいてタイマカウンタ3aの停止カウント値
を設定し、I/Oポート7を介して前記充電制御部13
へ充電電流の切替信号を出力して(充電電流量増加手
段)、充電電流を通常の25mAから2倍の50mAに
増加させる。さらにI/Oポート7を介して前記電源部
9へ電源オン信号を出力し、タイマカウンタ3aのカウ
ントをスタートする。
【0027】そしてRAM3に形成された充電フラグを
1に設定して、この電源オン時処理を終了するようにな
っている。
【0028】なおこの電源オン時処理が終了すると、前
記CPU1は通常処理を行うようになっている。
【0029】図2(b)に、前記CPU1が定期的に行
う割込処理の流れを示す。
【0030】まずRAM3に形成された充電フラグに1
が設定されているか否かを判断し、充電フラグに1が設
定されていなければ、この割込処理を終了するようにな
っている。
【0031】また、充電フラグに1が設定されていれ
ば、このときのタイマカウンタ3aのカウント値がすで
に設定されている停止カウント値以上か否か判断する。
タイマカウンタ3aのカウント値が停止カウント値以上
でなければ、この割込処理を終了するようになってい
る。
【0032】また、タイマカウンタ3aのカウント値が
停止カウント値以上ならば、I/Oポート7から充電制
御部13へ出力している充電電流の切替信号の出力を停
止して(電力供給停止禁止手段)、充電フラグに0を設
定する。さらにバッテリー10の残りの電気容量値を1
00mA・hとしてRAM3に記憶し、I/Oポート7
から電源部9に出力されている電源オン信号の出力を停
止し、RTC4から出力されている時刻データを読取っ
て、RAM3にその時刻データを充電開始時刻として記
憶する。そして、この割込処理を終了するようになって
いる。
【0033】図3に、前記CPU1が行う電源オフ時処
理の流れを示す。
【0034】まず、充電フラグに1が設定されているか
否かを判断し、充電フラグに1が設定されていなけれ
ば、RTC4から出力されている時刻データを読取り、
RAM3にその時刻データを充電停止時刻として記憶す
る。ここで、すでにRAM3に記憶されている充電開始
時刻とこの充電停止時刻とから充電時間を算出し、その
算出された充電時間からバッテリー10の残りの電気容
量値を算出し(残電気エネルギー量算出手段)、この残
りの電気容量値をRAM3に記憶する。そして、この電
源オフ時処理を終了するようになっている。
【0035】また、充電フラグに1が設定されていれ
ば、このときのタイマカウンタ3aのカウント値がすで
に設定されている停止カウント値以上か否か判断する。
タイマカウンタ3aのカウント値が停止カウント値以上
でなければ、タイマカウンタ3aのカウント値が停止カ
ウント値以上になるまで、表示器5に「充電時間が足り
ません」「充電中です」という充電不足を報知する表示
を行うようになっている。
【0036】タイマカウンタ3aのカウント値が停止カ
ウント値以上になると、I/Oポート7から充電制御部
13へ出力されている切替信号の出力を停止して、充電
フラグに0を設定する。さらにバッテリー10の残りの
電気容量値を100mA・hとしてRAM3に記憶し、
I/Oポート7から電源部9へ出力されている電源オン
信号の出力を停止し(電力供給停止禁止手段)、RTC
4から出力されている時刻データを読取って、RAM3
にその時刻データを充電開始時刻として記憶する。そし
て、この電源オフ時処理を終了するようになっている。
【0037】このような構成の本実施例においては、こ
の情報処理装置の電源スイッチ(図示せず)をオンする
と、電源部9からこの情報処理装置本体への電力供給が
開始されると共に、電源部9からの電源供給が停止して
いた時間(放電時間)とすでにRAM3に記憶されてい
る残りの電気容量(電気エネルギー量)値から、この電
源オン時のバッテリー10の残りの電気容量値が算出さ
れ、RAM3に記憶される。
【0038】この残りの電気容量値が最低電気容量値1
00mA・h(最低電気エネルギー量値)以下ならば、
充電電流50mAで100mA・hに回復するまでの充
電時間が算出され、この充電時間がタイマカウンタ3a
にセットされる。また、充電電流の切替信号が充電制御
部13に出力されて、バッテリー10への充電電流が2
5mAから50mAに増加させられると共に、電源オン
信号が電源部9に出力されて、電源部9からこの情報処
理装置本体への電力供給が電源スイッチに関係なく保持
されることになる。
【0039】電源スイッチがオフされる前に、タイマカ
ウンタ3aがセットされている充電時間をカウントする
と、充電制御部13に出力されていた切替信号の出力が
停止されて、バッテリー10への充電電流が通常の25
mAとなると共に、電源部9に出力されていた電源オン
信号の出力が停止されて、電源スイッチがオフされると
この情報処理装置本体への電力供給が停止するようにな
る。
【0040】また、電源スイッチがオフされたとき、ま
だタイマカウンタ3aがセットされている充電時間をカ
ウントしていなければ、この情報処理装置本体への電源
部9からの電力供給は電源スイッチに関係なくそのまま
保持される。この状態で時間が経過して、タイマカウン
タ3aがセットされている充電時間をカウントすると、
充電制御部13に出力されていた切替信号の出力が停止
され、電源部9に出力されていた電源オン信号の出力が
停止されて情報処理装置本体への電力供給が停止され
る。
【0041】このとき、バッテリー10の残りの電気容
量値が100mA・hとしてRAM3に記憶される。
【0042】通常の電源スイッチにより電力供給が停止
された場合には、電源部9から充電電流が25mAでバ
ッテリー10に供給されていた時間(充電時間)とすで
にRAM3に記憶されている残りの電気容量値から、こ
の電力供給停止時のバッテリーの10の残りの電気容量
値が算出され、RAM3に記憶される。
【0043】例えば最初にバッテリー10が最大の電気
容量に充電されていたとして、装置本体の電源スイッチ
が150時間オフした状態からオンされると、この時の
バッテリー10の残りの電気容量値が、 500mA・h−(2mA×150h)=200mA・h と算出され、この電気容量値200mA・hがRAM3
に記憶される。このときには、電源オン信号及び充電電
流の切替信号の出力は行われないで、通常の充電電流2
5mAでバッテリー10に充電が行われる。
【0044】電源スイッチがオンしてから4時間後にオ
フされると、この時のバッテリー10の残りの電気容量
値が、 200mA・h+(0.6×25mA×4h)=260mA・h と算出され、この電気容量値260mA・hがRAM3
に記憶される。
【0045】その100時間後、再び電源スイッチがオ
ンされると、この時のバッテリー10の残りの電気容量
値が、 260mA・h−(2mA×100h)=60mA・h と算出され、この電気容量値がRAM3に記憶される。
このときには、バッテリー10の残りの電気容量値60
mA・hが100mA・h以下なので、100mA・h
に回復するまでの充電時間が、 (100−60)mA・h/(50mA×0.6)=1.33h と算出され、この時間に対応したカウントが、タイマカ
ウンタ3aにセットされる。
【0046】そこで充電電流の切替信号及び電源オン信
号が1.33hが経過するまで出力され続けることにな
る。
【0047】従って1.33hが経過する前に電源スイ
ッチがオフされても、電源オン信号により電源部9から
装置本体への電力供給が停止されないので、確実にバッ
テリー10が100mA・hの電気容量に回復してから
電源部9から装置本体への電力供給が停止されることに
なる。すなわち、バッテリー10はバックアップ開始時
に常に100mA・h以上の電気容量が確保されている
ので、次式からも判るように、確実に50時間、約2日
間のバックアップが保障されることになる。 100mA・h/2mA=50h このように本実施例によれば、電源オン信号により装置
本体への電力供給を保持する電源部9と、電源部9から
バッテリー10へ充電電流を供給する充電電流供給ライ
ン12に介挿され、充電電流の切替信号によりバッテリ
ー10への充電電流を増加させる充電制御部13と、タ
イマカウンタ3aとを設け、バッテリー10の放電時間
及び充電時間に基づいてバッテリー10の残りの電気容
量値を算出し、この残りの電気容量値が100mA・h
以下のときには、電源オン信号及び充電電流の切替信号
を出力すると共にバッテリー10の電気容量値が100
mA・hに回復するために必要な充電時間を算出してタ
イマカウンタ3aに設定し、タイマカウンタ3aがその
セットされた充電時間をカウントすると電源オン信号及
び充電電流の切替信号の出力を停止することにより、バ
ッテリー10の残りの電気容量値が少ない場合に、バッ
テリー10への充電電流量を増加させて充電時間を短縮
させることができ、しかも100mA・hになるまでは
電源部9からの電力供給が停止されないため、停電時に
RAM等の電源バックアップが必要な回路に対するバッ
テリー10の電源バックアップを確実に保障することで
きる。
【0048】さらに、この実施例では最低電気容量値が
自由に設定できるので、150mA・h又は200mA
・h等のように設定変更すれば、バッテリー10の電源
バックアップ時間をさらに3日間又は4日間等のように
長時間に変更することもできる。
【0049】なお、この実施例においては、充電電流の
切替信号により2段階に充電電流量が切り替えられるよ
うになっていたが、この発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば、残りの電気容量値に応じて複数段階的
に充電電流量を可変できるようにしても良く、また充電
電流の切替信号の出力を行わないものでも良いものであ
る。すなわち、残りの電気容量値が100mA・h以下
のときに、充電電流量を増加させずに25mAとして充
電時間を算出して、タイマカウンタ3aにその充電時間
を設定し、電源オン信号のみ出力するものである。
【0050】上述した残りの電気容量値が60mA・h
の例では、 (100−60)mA・h/(25mA×0.6)=2.66h と算出され、タイマカウンタ3aには2.66hに対応
したカウントがセットされることになる。
【0051】また、この実施例では残りの電気容量値が
100mA・h以下のときに、電気容量値を100mA
・hまで回復するまでの充電時間を算出するようになっ
ていたが、この発明はこれに限定されるものではなく、
例えば150mA・hまで回復するまでの充電時間を算
出するようにしても良いものである。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
停電時におけるバッテリーによる装置本体の一部又は全
体の電源バックアップを確実に保障できるバッテリーの
充放電管理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部回路構成を示す図。
【図2】同実施例の電源オン時処理及び割込処理の流れ
を示す図。
【図3】同実施例の電源オフ時処理の流れを示す図。
【符号の説明】
1…CPU、3…RAM、3a…タイマカウンタ、4…
RTC、5…表示器、7…I/Oポート、9…電源部、
10…バッテリー、12…充電電流供給ライン、13…
充電制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の一部又は全体に対して停電時
    に電力を供給するバッテリーの充放電を管理するバッテ
    リーの充放電管理装置において、電源から前記装置本体
    への電力供給時に前記バッテリーに充電を行う充電手段
    と、前記電源から前記装置本体へ電力供給が行われた充
    電時間を算出する充電時間算出手段と、前記電源から前
    記装置本体へ電力供給が停止された放電時間を算出する
    放電時間算出手段と、前記充電時間及び前記放電時間に
    基づいてこのバッテリーの残りの電気エネルギー量を算
    出する残電気エネルギー量算出手段と、この残りの電気
    エネルギー量が予め設定された最低電気エネルギー量以
    下のときに前記充電手段による前記バッテリーへの充電
    電流量を増加させる充電電流量増加手段とを設けたこと
    を特徴とするバッテリーの充放電管理装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の一部又は全体に対して停電時
    に電力を供給するバッテリーの充放電を管理するバッテ
    リーの充放電管理装置において、電源から前記装置本体
    への電力供給時に前記バッテリーに充電を行う充電手段
    と、前記電源から前記装置本体へ電力供給が行われた充
    電時間を算出する充電時間算出手段と、前記電源から前
    記装置本体へ電力供給が停止された放電時間を算出する
    放電時間算出手段と、前記充電時間及び前記放電時間に
    基づいてこのバッテリーの残りの電気エネルギー量を算
    出する残電気エネルギー量算出手段と、この残りの電気
    エネルギー量が予め設定された最低電気エネルギー量以
    下のときにその残りの電気エネルギー量に基づいて前記
    バッテリーが最低電気エネルギー量以上の所定の電気エ
    ネルギー量まで回復するのに必要な充電時間を算出する
    充電時間算出手段と、この算出された充電時間が経過す
    るまで前記電源から前記装置本体への電力供給の停止を
    禁止する電力供給停止禁止手段とを設けたことを特徴と
    するバッテリーの充放電管理装置。
JP4201460A 1992-07-28 1992-07-28 バッテリーの充放電管理装置 Pending JPH0654451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4201460A JPH0654451A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 バッテリーの充放電管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4201460A JPH0654451A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 バッテリーの充放電管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0654451A true JPH0654451A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16441461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4201460A Pending JPH0654451A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 バッテリーの充放電管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0654451A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017083272A1 (en) * 2015-11-09 2017-05-18 Johnson Industries, Inc. Battery exercising device
CN107031434A (zh) * 2016-12-14 2017-08-11 广东力科新能源有限公司 一种电动车的动力电池管理方法
US10177589B2 (en) 2015-11-09 2019-01-08 Johnson Industries, Inc. Battery exercising device
US10886765B2 (en) 2015-11-09 2021-01-05 Johnson Industries, Inc. Lighted connector for a battery cable

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017083272A1 (en) * 2015-11-09 2017-05-18 Johnson Industries, Inc. Battery exercising device
US9705351B2 (en) 2015-11-09 2017-07-11 Johnson Industries, Inc. Battery exercising device
US9917465B2 (en) 2015-11-09 2018-03-13 Johnson Industries, Inc. Battery exercising device
CN108432032A (zh) * 2015-11-09 2018-08-21 约翰森工业公司 电池运用设备
US10177589B2 (en) 2015-11-09 2019-01-08 Johnson Industries, Inc. Battery exercising device
US10886765B2 (en) 2015-11-09 2021-01-05 Johnson Industries, Inc. Lighted connector for a battery cable
CN108432032B (zh) * 2015-11-09 2021-02-26 约翰森工业公司 电池运用设备
CN107031434A (zh) * 2016-12-14 2017-08-11 广东力科新能源有限公司 一种电动车的动力电池管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI277268B (en) Battery pack, battery protection processing apparatus, and startup control method of the battery protection processing apparatus
EP0794480B1 (en) Circuit for selecting and designating a master battery pack in a computer system
US5424800A (en) Camera having solar battery and secondary battery
TW200531397A (en) Battery pack, battery protection processing apparatus, and control method of the battery protection processing apparatus
JP2004364446A (ja) バックアップ電池の充放電制御装置
JPH10290533A (ja) バッテリ充電システム
JP3219524B2 (ja) 二次電池の過放電保護回路
JP3496311B2 (ja) 充電式電気機器
JP3571558B2 (ja) バックアップ方法およびバックアップ装置
JPH0654451A (ja) バッテリーの充放電管理装置
JP4435000B2 (ja) 電池制御回路、該電池制御回路を備えた電子機器、充電制御プログラム、充電制御方法
JPH0965582A (ja) 太陽電池を利用した電源システム
JP2002058175A (ja) 独立型電源システム
JP2780699B2 (ja) パーソナルコンピュータのバッテリ制御方法と電源制御回路
JP2011010448A (ja) 制御ユニット
JPH07271681A (ja) 半導体メモリのバックアップ回路
JP3212800B2 (ja) 車載用充電装置
JP2001057247A (ja) 充電電池あるいは充電電池パック
JP2006340451A (ja) 充電方法及び充電装置
JP3774372B2 (ja) 無停電電源装置およびこれを利用した無停電電源システム
JP3034924B2 (ja) 充電装置
JPH11144455A (ja) メモリバックアップ制御装置およびメモリバックアップ制御方法
JP2003163035A (ja) 蓄電池の劣化診断方法及び充放電システム
JPH0219912A (ja) 半導体デイスク装置
JP2012050238A (ja) 二次電池の充電制御回路および充電制御方法