JPH0653737A - パラボラアンテナ用リフレクター、その印刷用刷版及び凹面印刷方法 - Google Patents
パラボラアンテナ用リフレクター、その印刷用刷版及び凹面印刷方法Info
- Publication number
- JPH0653737A JPH0653737A JP22515092A JP22515092A JPH0653737A JP H0653737 A JPH0653737 A JP H0653737A JP 22515092 A JP22515092 A JP 22515092A JP 22515092 A JP22515092 A JP 22515092A JP H0653737 A JPH0653737 A JP H0653737A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は凹面に画像等が印刷されるパラボラ
アンテナ用リフレクター及びそのリフレクターへの印刷
用刷版並びにリフレクター凹面への印刷方法に係り、凹
面に画像等が良好に印刷されたパラボラアンテナ用リフ
レクターを得ると共に、簡便かつ明瞭な印刷をすること
のできるスクリーン印刷用刷版および凹面印刷方法を提
供することを目的とする。 【構成】 画像を有するスクリーンと枠体とからなる凹
面印刷用刷版であって、上記枠体の曲率が被印刷凹面の
曲率と同一または近似的に同一である凹面印刷用刷版を
用いてパラボラアンテナ用リフレクターの凹面にスクリ
ーン印刷することを特徴とする。
アンテナ用リフレクター及びそのリフレクターへの印刷
用刷版並びにリフレクター凹面への印刷方法に係り、凹
面に画像等が良好に印刷されたパラボラアンテナ用リフ
レクターを得ると共に、簡便かつ明瞭な印刷をすること
のできるスクリーン印刷用刷版および凹面印刷方法を提
供することを目的とする。 【構成】 画像を有するスクリーンと枠体とからなる凹
面印刷用刷版であって、上記枠体の曲率が被印刷凹面の
曲率と同一または近似的に同一である凹面印刷用刷版を
用いてパラボラアンテナ用リフレクターの凹面にスクリ
ーン印刷することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、凹面に画像が直接スク
リーン印刷されてなるパラボラアンテナ用リフレクタ
ー、その印刷用刷版及びその刷版を用いる凹面印刷方法
に関する。
リーン印刷されてなるパラボラアンテナ用リフレクタ
ー、その印刷用刷版及びその刷版を用いる凹面印刷方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】凹面への印刷方法としては、従来最も一
般的にパッド印刷が用いられている。この印刷方法はウ
レタン等よりなる柔軟なパッドを介して転写印刷するも
ので小面積に対する印刷については有効であるが、たと
えば直径４５ｃｍ程度のパラボラアンテナ用リフレクタ
ーのような比較的面積の大きい被印刷面に対しては、そ
の凹面にうまく適合するパッドを製作することが難し
く、凹面の曲率に合わせてパッドの形状を試作しながら
決めていかなくてはならない。この場合曲率が小さくな
るほどパッドの形状を決めることが難しい。
般的にパッド印刷が用いられている。この印刷方法はウ
レタン等よりなる柔軟なパッドを介して転写印刷するも
ので小面積に対する印刷については有効であるが、たと
えば直径４５ｃｍ程度のパラボラアンテナ用リフレクタ
ーのような比較的面積の大きい被印刷面に対しては、そ
の凹面にうまく適合するパッドを製作することが難し
く、凹面の曲率に合わせてパッドの形状を試作しながら
決めていかなくてはならない。この場合曲率が小さくな
るほどパッドの形状を決めることが難しい。
【０００３】また印刷文字が大きくなると印刷インクの
粘度の調整が難しく、文字の周辺部にかすれが出易い。
さらに被印刷面の表面状態によっても印刷の難しい場合
がある。例えば被印刷体がフィルムの場合、フィルムの
表面の凹凸の差は０．８〜１．５μｍ程度で殆ど問題は
起こらないが、前記パラボラアンテナ用リフレクター表
面は３〜６μｍの差があり、パッドを押圧しても凹部に
印刷インクが入らない所が生じ、印刷面が不均一になり
易い。
粘度の調整が難しく、文字の周辺部にかすれが出易い。
さらに被印刷面の表面状態によっても印刷の難しい場合
がある。例えば被印刷体がフィルムの場合、フィルムの
表面の凹凸の差は０．８〜１．５μｍ程度で殆ど問題は
起こらないが、前記パラボラアンテナ用リフレクター表
面は３〜６μｍの差があり、パッドを押圧しても凹部に
印刷インクが入らない所が生じ、印刷面が不均一になり
易い。
【０００４】また、スクリーンを用いる直接印刷におい
ては、図４に示したように平面型刷版１０の平面に貼り
つけた画像を有する紗のスクリーン６の張り方をゆるく
して、スキージー８で押しつけて三次元曲面に接触さ
せ、インク７を矢印の方向にしごいて印刷する。しか
し、この方法もパラボラアンテナ用リフレクターのよう
な大面積の表面に印刷しようとすると、紗のスクリーン
の張り方をかなりゆるくしても被印刷曲面に届かない場
合が多く、また無理に接触させても文字や位置の精度が
落ちるため２色以上の印刷は難しい。この問題は凹面の
曲率が小さくなるほど著しくなる。
ては、図４に示したように平面型刷版１０の平面に貼り
つけた画像を有する紗のスクリーン６の張り方をゆるく
して、スキージー８で押しつけて三次元曲面に接触さ
せ、インク７を矢印の方向にしごいて印刷する。しか
し、この方法もパラボラアンテナ用リフレクターのよう
な大面積の表面に印刷しようとすると、紗のスクリーン
の張り方をかなりゆるくしても被印刷曲面に届かない場
合が多く、また無理に接触させても文字や位置の精度が
落ちるため２色以上の印刷は難しい。この問題は凹面の
曲率が小さくなるほど著しくなる。
【０００５】さらに表面塗装を施したアルミニウム板に
スクリーン印刷で画像を印刷してからパラボラアンテナ
用リフレクター形状に延伸成形等で成形する方法もある
が、印刷後に成形するため、成形時の汚れ付着や画像の
位置ずれ等を生じたり、印刷したインクや塗料が成形時
に伸びて密着性が低下し耐久性を損ねる等の不具合があ
った。
スクリーン印刷で画像を印刷してからパラボラアンテナ
用リフレクター形状に延伸成形等で成形する方法もある
が、印刷後に成形するため、成形時の汚れ付着や画像の
位置ずれ等を生じたり、印刷したインクや塗料が成形時
に伸びて密着性が低下し耐久性を損ねる等の不具合があ
った。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みて提案されたもので、凹面に画像が直接印刷され
たパラボラアンテナ用リフレクター、小型はもちろん、
大型の凹面を有する被印刷体に対しても明瞭な印刷をす
ることのできるスクリーン印刷用刷版、及びその凹面印
刷方法を提供することを目的とする。
に鑑みて提案されたもので、凹面に画像が直接印刷され
たパラボラアンテナ用リフレクター、小型はもちろん、
大型の凹面を有する被印刷体に対しても明瞭な印刷をす
ることのできるスクリーン印刷用刷版、及びその凹面印
刷方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、凹面に画像が
直接スクリーン印刷されてなるパラボラアンテナ用リフ
レクターを提供する。本発明はまた枠体の曲率が被印刷
凹面の曲率と同一または近似的に同一である枠体と画像
を有するスクリーンとからなる凹面印刷用刷版を提供す
る。前記枠体としては、被印刷体と同一の成形品を使用
して作製されたものを好適に用いることができる。本発
明はさらに、上記凹面印刷用刷版を使用する凹面印刷方
法を提供する。
直接スクリーン印刷されてなるパラボラアンテナ用リフ
レクターを提供する。本発明はまた枠体の曲率が被印刷
凹面の曲率と同一または近似的に同一である枠体と画像
を有するスクリーンとからなる凹面印刷用刷版を提供す
る。前記枠体としては、被印刷体と同一の成形品を使用
して作製されたものを好適に用いることができる。本発
明はさらに、上記凹面印刷用刷版を使用する凹面印刷方
法を提供する。
【０００８】
【作用】上記のように印刷用枠体を、被印刷面の曲率に
合わせて作製したことによって、上記枠体及びそれに張
ったスクリーンが被印刷面に適合し、凹面によく追随し
て良好にスクリーン印刷することが可能となる。従っ
て、上記刷版を使用する本発明の方法により凹面に直接
印刷されたパラボラアンテナ用リフレクターは極めて鮮
明な印刷画像を有する。
合わせて作製したことによって、上記枠体及びそれに張
ったスクリーンが被印刷面に適合し、凹面によく追随し
て良好にスクリーン印刷することが可能となる。従っ
て、上記刷版を使用する本発明の方法により凹面に直接
印刷されたパラボラアンテナ用リフレクターは極めて鮮
明な印刷画像を有する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１は本発明の凹面に画像５が直接
スクリーン印刷されたパラボラアンテナ用リフレクター
１の斜視図である。図２は本発明の凹面印刷用刷版２の
斜視図である。図２において、３は刷版２の枠体、４は
画像５を有するスクリーン６のための切抜部である。こ
の切抜部４は印刷する画像５の面積より５ｍｍ以上広く
切抜くことが好ましい。この切抜部４に合わせて画像５
を有するスクリーン６の周縁部を枠体３に貼り着けて刷
版２が構成される。
しながら説明する。図１は本発明の凹面に画像５が直接
スクリーン印刷されたパラボラアンテナ用リフレクター
１の斜視図である。図２は本発明の凹面印刷用刷版２の
斜視図である。図２において、３は刷版２の枠体、４は
画像５を有するスクリーン６のための切抜部である。こ
の切抜部４は印刷する画像５の面積より５ｍｍ以上広く
切抜くことが好ましい。この切抜部４に合わせて画像５
を有するスクリーン６の周縁部を枠体３に貼り着けて刷
版２が構成される。
【００１０】前記本発明の凹面印刷用刷版２の枠体３は
上記リフレクター１と同じ成形品を図２のように切出し
て作製したもので、両者共同じ曲率半径約５５０Ｒを有
する。印刷画像としての文字は８０×２３０ｍｍ及び５
０×２７０ｍｍの大きさである。
上記リフレクター１と同じ成形品を図２のように切出し
て作製したもので、両者共同じ曲率半径約５５０Ｒを有
する。印刷画像としての文字は８０×２３０ｍｍ及び５
０×２７０ｍｍの大きさである。
【００１１】枠体３の材料としては、金属、非強化また
は強化プラスチックス等、被印刷凹面の曲率と同一或い
は近似的に同一の曲率に賦形することができ、かつ切抜
きや切削が容易なものであればよい。この実施例では同
型同大の別のパラボラアンテナ用リフレクターを切抜い
て枠体を製作した。
は強化プラスチックス等、被印刷凹面の曲率と同一或い
は近似的に同一の曲率に賦形することができ、かつ切抜
きや切削が容易なものであればよい。この実施例では同
型同大の別のパラボラアンテナ用リフレクターを切抜い
て枠体を製作した。
【００１２】上記の印刷用刷版２を被印刷面を有するパ
ラボラアンテナ用リフレクター１の上に載置し、図３に
示したようにスクリーン６の上においた印刷用インク７
をスキージー８で抑えながら矢印の方向にしごくと明瞭
な印刷が得られた。この場合スキージー８のスクリーン
６に接する部分をパラボラアンテナ用リフレクター１の
被印刷面の曲率に合わせてカーブをつけておくと、更に
円滑に印刷することができる。なお被印刷面を保護し、
スクリーン６が直接被印刷面に接触することを避けるた
めに、刷版の周縁部に軟質のスペーサー９等を付してお
いてもよい。
ラボラアンテナ用リフレクター１の上に載置し、図３に
示したようにスクリーン６の上においた印刷用インク７
をスキージー８で抑えながら矢印の方向にしごくと明瞭
な印刷が得られた。この場合スキージー８のスクリーン
６に接する部分をパラボラアンテナ用リフレクター１の
被印刷面の曲率に合わせてカーブをつけておくと、更に
円滑に印刷することができる。なお被印刷面を保護し、
スクリーン６が直接被印刷面に接触することを避けるた
めに、刷版の周縁部に軟質のスペーサー９等を付してお
いてもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明による凹面に
対する印刷用刷版は、上記の構成であるから、 （１）凹面を有する被印刷面によくフィットするため、
従来の平面印刷と同じ操作で明瞭な印刷が得られる。 （２）従来ステッカー等を貼りつけていた凹面に直接印
刷することができるので、転写用フィルム、粘着剤等が
不要となり経済的に図柄やマークを入れることができ
る。 （３）所定の凹面形状に成形してから画像をスクリーン
印刷するようにしたので、前述従来のように印刷してか
ら所定の形状に成形する場合のように、印刷したインク
や塗料が伸びて密着性が低下するおそれがなく耐久性が
向上する等の効果がある。
対する印刷用刷版は、上記の構成であるから、 （１）凹面を有する被印刷面によくフィットするため、
従来の平面印刷と同じ操作で明瞭な印刷が得られる。 （２）従来ステッカー等を貼りつけていた凹面に直接印
刷することができるので、転写用フィルム、粘着剤等が
不要となり経済的に図柄やマークを入れることができ
る。 （３）所定の凹面形状に成形してから画像をスクリーン
印刷するようにしたので、前述従来のように印刷してか
ら所定の形状に成形する場合のように、印刷したインク
や塗料が伸びて密着性が低下するおそれがなく耐久性が
向上する等の効果がある。
【図１】本発明による刷版を使用して凹面に直接スクリ
ーン印刷されたパラボラアンテナ用リフレクターの斜視
図。
ーン印刷されたパラボラアンテナ用リフレクターの斜視
図。
【図２】本発明によるスクリーン印刷用刷版の一実施例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図３】本発明による凹面印刷用刷版の使用状態を示す
断面図。
断面図。
【図４】従来の平面型刷版の使用状態を示す断面図。
１ 印刷されたパラボラアンテナ用リフレクター ２ 凹面印刷用刷版 ３ 枠体 ４ 切抜部 ５ 画像 ６ スクリーン ７ 印刷用インク ８ スキージー ９ スペーサー １０ 平面型刷版
Claims (4)
- 【請求項１】 凹面状態に画像が直接スクリーン印刷さ
れてなるパラボラアンテナ用リフレクター。 - 【請求項２】 画像を有するスクリーンと枠体とからな
る凹面印刷用刷版であって、該枠体の曲率が被印刷凹面
の曲率と同一または近似的に同一であることを特徴とす
る凹面印刷用刷版。 - 【請求項３】 枠体が被印刷体と同一の成形品を使用し
て作製されたものである請求項２の凹面印刷用刷版。 - 【請求項４】 枠体の曲率が被印刷凹面の曲率と同一ま
たは近似的に同一である枠体と画像を有するスクリーン
とからなる凹面印刷用刷版もしくは被印刷体と同一の成
形品を使用して作製された枠体と画像を有するスクリー
ンとからなる凹面印刷用刷版を用いる凹面印刷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22515092A JPH0653737A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | パラボラアンテナ用リフレクター、その印刷用刷版及び凹面印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22515092A JPH0653737A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | パラボラアンテナ用リフレクター、その印刷用刷版及び凹面印刷方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653737A true JPH0653737A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16824730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22515092A Withdrawn JPH0653737A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | パラボラアンテナ用リフレクター、その印刷用刷版及び凹面印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0653737A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6834582B2 (en) * | 2001-06-21 | 2004-12-28 | Exatec, Llc | Apparatus for printing on a curved substrate |
| US7182019B2 (en) | 2004-01-23 | 2007-02-27 | Exatec, Llc | Screen printing apparatus |
| EP1303400B1 (en) * | 2000-06-21 | 2008-11-26 | Exatec, LLC. | Method and apparatus for printing on a curved substrate |
| JP2018001760A (ja) * | 2016-06-28 | 2018-01-11 | 旭硝子株式会社 | 印刷層付き屈曲板の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP22515092A patent/JPH0653737A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1303400B1 (en) * | 2000-06-21 | 2008-11-26 | Exatec, LLC. | Method and apparatus for printing on a curved substrate |
| US6834582B2 (en) * | 2001-06-21 | 2004-12-28 | Exatec, Llc | Apparatus for printing on a curved substrate |
| US7182019B2 (en) | 2004-01-23 | 2007-02-27 | Exatec, Llc | Screen printing apparatus |
| JP2018001760A (ja) * | 2016-06-28 | 2018-01-11 | 旭硝子株式会社 | 印刷層付き屈曲板の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |