JPH065355A - 面状発熱体 - Google Patents
面状発熱体Info
- Publication number
- JPH065355A JPH065355A JP18731792A JP18731792A JPH065355A JP H065355 A JPH065355 A JP H065355A JP 18731792 A JP18731792 A JP 18731792A JP 18731792 A JP18731792 A JP 18731792A JP H065355 A JPH065355 A JP H065355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- heat insulating
- heating wire
- insulating material
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surface Heating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 本発明の目的は発熱線が過昇温して断線する
ことを防ぎ得る面状発熱体を得るにある。 【構成】 ジグザグ状または波状に湾曲した発熱線１を
ファイバー状断熱材２の表面近くに埋設し、このファイ
バー状断熱材の表面の一部４を除去して上記発熱線の大
部分を露出せしめるようにした面状発熱体。
ことを防ぎ得る面状発熱体を得るにある。 【構成】 ジグザグ状または波状に湾曲した発熱線１を
ファイバー状断熱材２の表面近くに埋設し、このファイ
バー状断熱材の表面の一部４を除去して上記発熱線の大
部分を露出せしめるようにした面状発熱体。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は面状発熱体、特に１００
０℃以上の高温用加熱炉等に用いる面状発熱体に関する
ものである。
０℃以上の高温用加熱炉等に用いる面状発熱体に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来においては、発熱線を断熱効果の高
いセラミックファイバー状断熱材の内部に埋め込んで発
熱体とし、電気炉内面に設置したり、そのまま面状の発
熱体として用いている。一般にこのような発熱体の場
合、発熱線をコイル状に加工し、出来るだけセラミック
ファイバー状断熱材の表面近くに配設して、発熱線の温
度が高くなり過ぎないようにしている。仮に、発熱線が
セラミックファイバー状断熱材中に深く埋没されている
と、放熱面であるセラミックファイバー状断熱材の表面
と、発熱線のうちの最深部分との温度差が大きくなり、
発熱線が過昇温してしまい断線してしまう。
いセラミックファイバー状断熱材の内部に埋め込んで発
熱体とし、電気炉内面に設置したり、そのまま面状の発
熱体として用いている。一般にこのような発熱体の場
合、発熱線をコイル状に加工し、出来るだけセラミック
ファイバー状断熱材の表面近くに配設して、発熱線の温
度が高くなり過ぎないようにしている。仮に、発熱線が
セラミックファイバー状断熱材中に深く埋没されている
と、放熱面であるセラミックファイバー状断熱材の表面
と、発熱線のうちの最深部分との温度差が大きくなり、
発熱線が過昇温してしまい断線してしまう。
【０００３】そこで、図４及び図５に示すように、発熱
線１をコイル状に加工したものでは、発熱線１の片面の
一部もしくは全部が大気に露出するように発熱線１が埋
設されているセラミックファイバー状断熱材２の表面部
分に開口３を設けている。然しながらこのようなもので
はどうしても、発熱線１の他面の、表面より遠い部分の
温度は高くなり易く、又、発熱体の厚さを薄く出来にく
い欠点があった。
線１をコイル状に加工したものでは、発熱線１の片面の
一部もしくは全部が大気に露出するように発熱線１が埋
設されているセラミックファイバー状断熱材２の表面部
分に開口３を設けている。然しながらこのようなもので
はどうしても、発熱線１の他面の、表面より遠い部分の
温度は高くなり易く、又、発熱体の厚さを薄く出来にく
い欠点があった。
【０００４】そこで、図６及び図７に示すように、発熱
線１をジグザグに曲げ加工したものを、セラミックファ
イバー状断熱材２の表面近くに配設した発熱体も広く使
用されている。
線１をジグザグに曲げ加工したものを、セラミックファ
イバー状断熱材２の表面近くに配設した発熱体も広く使
用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような発
熱体の場合、セラミックファイバー状断熱材２の表面に
近いとはいえ、発熱線１がその全面に亘って、セラミッ
クファイバー状断熱材２によって覆われ、輻射による熱
移動が無く、又、覆っているセラミックファイバー状断
熱材２の断熱効果により、どうしても発熱線１の温度が
高くなり易いという欠点があった。
熱体の場合、セラミックファイバー状断熱材２の表面に
近いとはいえ、発熱線１がその全面に亘って、セラミッ
クファイバー状断熱材２によって覆われ、輻射による熱
移動が無く、又、覆っているセラミックファイバー状断
熱材２の断熱効果により、どうしても発熱線１の温度が
高くなり易いという欠点があった。
【０００６】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の面状発熱体はフ
ァイバー状断熱材と、このファイバー状断熱材内の表面
近くに埋め込まれるジグザグ状または波状に湾曲した発
熱線と、この発熱線の大部分を露出せしめるため上記フ
ァイバー状断熱材に形成した開口部とより成ることを特
徴とする。
ァイバー状断熱材と、このファイバー状断熱材内の表面
近くに埋め込まれるジグザグ状または波状に湾曲した発
熱線と、この発熱線の大部分を露出せしめるため上記フ
ァイバー状断熱材に形成した開口部とより成ることを特
徴とする。
【０００８】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
る。
【０００９】本発明においては図１〜図３に示すよう
に、ジグザグ状または波状に湾曲した発熱線１をセラミ
ックファイバー状断熱材２の表面近くに埋設し、この発
熱線１の湾曲部を除く発熱線１の大部分がむき出しとな
るよう発熱線１が埋設されているセラミックファイバー
状断熱材２の表面の一部４を除去し、発熱線１からの輻
射及び大気への直接の熱伝達ができるようにする。
に、ジグザグ状または波状に湾曲した発熱線１をセラミ
ックファイバー状断熱材２の表面近くに埋設し、この発
熱線１の湾曲部を除く発熱線１の大部分がむき出しとな
るよう発熱線１が埋設されているセラミックファイバー
状断熱材２の表面の一部４を除去し、発熱線１からの輻
射及び大気への直接の熱伝達ができるようにする。
【００１０】本発明の面状発熱体は上記のような構成で
あるから、発熱線１の温度を引き下げる事が可能とな
り、当該発熱体の使用温度を引き上げ、また寿命を格段
に延ばす事が可能となる。
あるから、発熱線１の温度を引き下げる事が可能とな
り、当該発熱体の使用温度を引き上げ、また寿命を格段
に延ばす事が可能となる。
【００１１】また、ジグザグ状または波状の発熱線１の
湾曲部が、セラミックファイバー状断熱材２の中に埋没
しているため発熱線１がみだりにセラミックファイバー
状断熱材２から離脱することはなく、この埋没している
部分の熱量は、熱伝導により、表面がむき出しの部分に
伝導される結果、それほど高温とはならない。ただし、
この部分を余り深く埋没させると、熱伝導距離が大きく
なり、寿命に影響を及ぼすようになる。
湾曲部が、セラミックファイバー状断熱材２の中に埋没
しているため発熱線１がみだりにセラミックファイバー
状断熱材２から離脱することはなく、この埋没している
部分の熱量は、熱伝導により、表面がむき出しの部分に
伝導される結果、それほど高温とはならない。ただし、
この部分を余り深く埋没させると、熱伝導距離が大きく
なり、寿命に影響を及ぼすようになる。
【００１２】試作例によれば、発熱線径の２．５倍以下
の深さに留めれば、実用上差し支えなく使用出来た。例
えば、発熱線径が２ｍ／ｍの場合、埋没深さを５ｍ／ｍ
以下とすれば、大気中において、むき出し部分の温度を
１２００℃とした時に、埋没された部分の最高温部分が
１２５０℃以下であったが、図６，図７に示す従来のも
のでは１３７０℃で、発熱線の使用温度の限度ぎりぎり
となった。
の深さに留めれば、実用上差し支えなく使用出来た。例
えば、発熱線径が２ｍ／ｍの場合、埋没深さを５ｍ／ｍ
以下とすれば、大気中において、むき出し部分の温度を
１２００℃とした時に、埋没された部分の最高温部分が
１２５０℃以下であったが、図６，図７に示す従来のも
のでは１３７０℃で、発熱線の使用温度の限度ぎりぎり
となった。
【００１３】また上記従来の発熱線１の全面が覆われて
いるものに比べ、被加熱体の無い場合昇温速度が約３０
％速くなり、降温速度も約１５％速くなった。その結
果、被加熱体の無い無負荷の時は勿論、被加熱体を近距
離に置いた場合でも、温度調節を行なう場合の応答速度
が速くなり、正確な温度調節が可能となり、又、温度の
立ち上がり時の、設定温度に対するオーバーシュートも
ずっと少なくなり、発熱線のダメージが少なくなって長
寿命とする事が出来た。
いるものに比べ、被加熱体の無い場合昇温速度が約３０
％速くなり、降温速度も約１５％速くなった。その結
果、被加熱体の無い無負荷の時は勿論、被加熱体を近距
離に置いた場合でも、温度調節を行なう場合の応答速度
が速くなり、正確な温度調節が可能となり、又、温度の
立ち上がり時の、設定温度に対するオーバーシュートも
ずっと少なくなり、発熱線のダメージが少なくなって長
寿命とする事が出来た。
【００１４】
【発明の効果】上記のように本発明の面状発熱体によれ
ば発熱線が過昇温して断線するのを防止でき、寿命を長
くできる大きな利益がある。
ば発熱線が過昇温して断線するのを防止でき、寿命を長
くできる大きな利益がある。
【図１】本発明の面状発熱体の平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】従来の面状発熱体の断面図である。
【図５】従来の面状発熱体の断面図である。
【図６】従来の他の面状発熱体の平面図である。
【図７】図６のＡ−Ａ線断面図である。
【符号の説明】 １ 発熱線 ２ セラミックファイバー状断熱材 ３ 開口 ４ 表面の一部
Claims (1)
- 【請求項１】 ファイバー状断熱材と、このファイバー
状断熱材内の表面近くに埋め込まれるジグザグ状または
波状に湾曲した発熱線と、この発熱線の大部分を露出せ
しめるため上記ファイバー状断熱材に形成した開口部と
より成ることを特徴とする面状発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18731792A JPH065355A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 面状発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18731792A JPH065355A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 面状発熱体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065355A true JPH065355A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=16203892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18731792A Pending JPH065355A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 面状発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065355A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5445232U (ja) * | 1978-07-25 | 1979-03-28 | ||
| JPH03221784A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-09-30 | General Signal Corp | 組合せ断熱／加熱ユニットおよび材料の高温処理炉 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP18731792A patent/JPH065355A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5445232U (ja) * | 1978-07-25 | 1979-03-28 | ||
| JPH03221784A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-09-30 | General Signal Corp | 組合せ断熱／加熱ユニットおよび材料の高温処理炉 |
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