JPH0652767U - 理容はさみ - Google Patents

理容はさみ

Info

Publication number
JPH0652767U
JPH0652767U JP9456792U JP9456792U JPH0652767U JP H0652767 U JPH0652767 U JP H0652767U JP 9456792 U JP9456792 U JP 9456792U JP 9456792 U JP9456792 U JP 9456792U JP H0652767 U JPH0652767 U JP H0652767U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
tenon
rear end
piece
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9456792U
Other languages
English (en)
Inventor
正義 木内
Original Assignee
ベリテインタナショナル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベリテインタナショナル株式会社 filed Critical ベリテインタナショナル株式会社
Priority to JP9456792U priority Critical patent/JPH0652767U/ja
Publication of JPH0652767U publication Critical patent/JPH0652767U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は美容師や理容師が使用する業務用の
理容はさみに関するものである。 【構成】 一側に刃部を有した刃片を後端まで同じ幅に
形成し、該刃片の後端内面に設けた接合面の幅一杯に触
点を形成できるように形成し、後端外側にほぞ部を設け
てある。また、後端に指環部を有した柄片の先端内側
に、前記ほぞ部を嵌合させるほぞ受部を形成し、前記ほ
ぞ部及びほぞ受部に設けた孔を互いに合致させピンを嵌
合して一体に連結した一対の刃身の中間部に設けた該穴
を枢動可能にねじ止する。刃片の後端に設けたほぞ部
と、ほぞ受部を嵌合させてリベットピンで連結すること
により、刃片の幅全体を触点に形成することができて、
切れ味が良くて軽くて堅牢且つ見た目も美しく使用し易
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は理容はさみに係り、特に理容師や美容師等が使用する業務用の理容は さみに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、理容師や美容師等が使用している業務用の理容はさみは、用途に応じて 多種多様のものがある。これら業務用の理容はさみは使用頻度が高いため、丈夫 で壊れにくい鋼や合金鋼で一体に形成したものや、また、美容師に女性が多いた め鋼や合金鋼で形成した鋼製のはさみは重くて一日中使用していると腕や指が疲 れ易いので刃部と柄部を別々の金属で形成し、刃部は鋼製で、また柄部はアルミ ニュウム、マグネシュウム又は亜鉛等の軽金属で形成したものを連結した軽量の はさみが使用されている。
【0003】 図11に示す如く、従来の理容はさみは、先端内面にU字形の接合凹部33と 、該接合凹部の中央に係止凸部34とねじ穴35を夫々設けた柄部32の該接合 凹部33に、後端を刃部の幅より狭く形成して前記柄部32の接合凹部33に嵌 合させるU字形をした接合突部38と、該接合突部の中央に前記接合凹部33の 係止凸部34が嵌合する穴39とねじ穴40を設けてなる刃部37の該接合凸部 38を嵌合させ、止めねじ42で両者を連結固着してある。また、図12、13 に示す如く、柄部52の先端上面を切欠いて設けた係止段部53の表面に係止突 起55を一体に形成し、刃部57の後端下面を切欠いて前記柄部52の係止段部 53と係合する段部58の中央に透孔59を設けてあり、該柄部52の係止突起 55を刃部57の透孔59に夫々挿入して、係止突起55をかしめ止めして両者 を連結したものが使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち、前者においては刃部37の後端に設けた接合 突部38の横幅が狭く形成されているため、該接合突部の内面に設ける略円弧状 の触点43(美容師が使用する業務用はさみは、2枚の刃部を常に接触させるた めの役割をする第2の支点であり、第1支点となる止ねじと共に鋏の設計に当た って重要な部分である。)の幅方向の面積が十分でないため、2枚の刃片を平均 した力で接触させることが困難であること、及び刃部37と柄部32の枢着部で ある止ねじ42が、はさみで髪をカットする時の衝撃やパ−マ液等の薬品により 該止ねじ部が緩みやすいという問題点を有している。
【0005】 後者においては刃部57の触点の面積は広いが、図12に示す如く柄部52の 係止段部53は、柄部52を切欠いて厚みを薄く形成してあるため矢印部分の強 度が弱まって折れやすい。また柄部52を形成している軽合金はパ−マ液等の薬 品に冒されやすく、そのため、かしめ部分が緩むおそれがある。更には、はさみ の連結部分を横から見ると、刃部57と柄部52を継いだ部分が明らかに判別で き、見た目が悪く女性美容師に敬遠される等の問題点を有している。
【0006】 本考案は係る従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 刃部の触点を広くとり、刃部と柄部との連結部分が外れにくくて堅牢であって、 連結部分が横から目立たず外観的にも優れたはさみを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、先端を先細に形成して一側に刃部を有した刃片を後端まで同じ幅に 形成し、該刃片の後端内面に設けた接合面の幅一杯に触点を形成すると共に後端 外側にほぞ部を設け、また、後端に指環部を有した柄片の先端内面に、前記ほぞ 部を嵌合させるほぞ受部を設けてなり、前記ほぞ部とほぞ受部を嵌合させて一体 に連結した一対の刃身の中間部に設けた該穴を枢動可能にねじ止めする構成を、 上記課題を解決するための手段とするものである。
【0008】
【作用】
鋼金属で形成した刃片の後端に設けたほぞ部と、軽金属で形成した柄片の後端 に設けたほぞ受部とを互いに嵌合させてリベットピンで固着して連結させること により刃身を形成し、全体を軽量化したはさみを形成することができる。また、 刃片の開閉時に加わる該刃片への応力を互いに組合わせたほぞ部とほぞ受部とで 吸収することができるため、刃部と刃部をこじり合わせた時の応力に対して刃片 の後端内面に設けた幅広の触点のすり合わせ部と止ねじの枢着部とで対応する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜7において、はさみ1は焼入れの可能な堅牢な鋼、合金鋼等の金属板で 形成した刃片2と、焼入れの不要な軽量なアルミニュウム、マグネシュウム又は 亜鉛等の軽合金で形成した柄片13とを互いに連結させて刃身28全体を軽量に 形成し、一対の刃身28を止めねじ27で枢動可能に軸支して形成してある。こ の刃片2は先端を先細に形成して表面一側には長手方向に沿って刃部3を形成し 、同じくこの刃片2を後端まで同じ幅に形成し、後端内面には略円弧状又はU字 形をした触点4を形成する。この刃片2の外側略後端には段部5を介して断面凹 形に切欠いてほぞ部6を形成し、該ほぞ部の両端と表側両縁部との間に平坦部7 を介して斜面部8を夫々設け、該ほぞ部の中央部に孔9を穿ってある。10は刃 片2の略中央に例えば角形に設けた穴である。
【0010】 柄片13は、内面先端に前記刃片2のほぞ部6を嵌合させるため断面凹形に形 成したほぞ受部15を設けてあり、該ほぞ受部の幅方向の両端と柄片13の表面 両端との間に設けた平坦部16を介して斜面部17を形成することにより、刃片 2の接合面である内面が幅一杯に触点を形成することができるようにしてある。 このほぞ受部の中央部に前記刃片2の孔9と合致する孔18を複数設け、この柄 片13の後端には、指を挿通させる指環部20を設けてある。この指環部20は 図8〜10に示す如く、指環部20の上下両端を幅方向に広げた幅広部21を設 けると共に、後端中央部に細くした細首部22を形成し、該細首部の軸心が柄片 13の軸線Yから外方向にずらせて形成してある。23は指環部20の内側に設 けた係止突起で、先端に樹脂等を装着することにより衝撃を緩和させて、互いの 指環部が直接当たるのを防止している。
【0011】 25は機械的、科学的強度を有する真鍮製のリベットピンで、前記刃片2と柄 片13とを連結する際、互いの孔9、18内に圧入させてかしめ止めするための ものである。27は止ねじで、刃片2と柄片13を連結して形成した一対の刃身 28を互いに重合させてはさみ1を形成する際に、夫々の穴10に挿通させて枢 動可能に軸支するもので、はさみ1の第1の支点をなしている。
【0012】 以下、本実施例の作用について説明すると、はさみ1を構成する刃片2と柄片 13を結合させて一体に形成する場合、柄片13のほぞ受部15内に刃片2のほ ぞ部6を嵌合させると、互いの平坦部7、16と、斜面部8、17及び穴10と 穴18とが夫々合致し、リベットピン25で孔と孔に圧入させてかしめ止めする ことにより、刃片2と柄片13とを強固に結合させて刃身28を形成してある。 この場合、刃片2の内面は該刃片と同じ幅のまま後端まで形成してあるので、触 点4を形成する際に内面の幅一杯を利用することができる。
【0013】 刃片2と柄片13の嵌合部分の平面形状は、図3、4に示すように刃片2と柄 片13の幅部分に夫々斜面部8、17を設けたことにより、刃片2の後端内面は 幅方向全体を触点4として使用することができ、刃部3のすり合わせにむらがな くなり、安定したカットを行うことができる。また、ほぞ受部15の両側にも斜 面部17を設けたことにより、柄片13の幅方向が段部14によって切断されず に上端縁まで厚みを設けることができるため、図2、4に示す如く刃身28の側 面形状に於いて連結部分が見えないので違和感がなく、且つ、柄片13の強度も 保持することができる。
【0014】 次いで、はさみ1の開閉時に於ける長手方向への応力は、刃片2のほぞ部6と 平坦部7及び柄片13のほぞ受部15と平坦部16との組合わせにより強固に支 持される。また、はさみ1を使用する際の刃部3と刃部3とをこじるように接触 させる際に生じる応力に対しては複数のリベットピン25で孔9、18内に夫々 圧入してかしめ止めし、堅牢に結合させてあるため、刃片2と柄片13とが外れ るおそれがない。
【0015】 柄片13の指環部20は、特に美容師に於いて、はさみ1の保持の仕方の標準 とも云えるはさみの握り方が存在せず、各自が自ら合った握り方で使用している 。そのため、はさみ1を使う人によって指を指環部に深く入れる人、浅く入れる 人、又は斜めに入れる人等さまざまである。そこで、指環部20の上下両端部分 に幅広部21を設けることにより該幅広部に指を自由に引っ掛けた状態でも使用 することができるようにしたため、はさみに改良を加えることを不要にして誰で もが使用することができる。
【0016】 また、細首部22を柄片13の軸線Yより若干外方向に傾斜させたことにより 、指が指環部20に対してやや直角方向に入れることができるため、はさみの操 作性が良くなり便利である。更には、はさみ1は刃片2と柄片13を組合わせて 製作するため、夫々の用途に合わせた形状のものを多種多様に組み合わせて製作 することができるものである。
【考案の効果】
【0017】
【考案の効果】
本考案は、鋼製の刃片の後端に設けたほぞ部と軽金属製の柄片の前端に設けた ほぞ受部とを嵌合させてリベットピンで連結したことにより、刃片の幅全体を触 点に形成することができ、切れ味が良くて軽くて堅牢且つ見た目も美しく使用し 易い利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るはさみの正面図である。
【図2】本考案に係るはさみの平面図である。
【図3】刃片と柄片の結合状態を示す要部拡大図であ
る。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】刃片のほぞ部断面図である。
【図6】柄片のほぞ溝部断面図である。
【図7】図3のB−B線断面図である。
【図8】柄片の後部に設けた指環部の拡大図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【図11】従来の刃部と柄部の連結部分を分離させた要
部の斜視図である。
【図12】従来の刃部と柄部の連結部分を分離させた要
部の断面図である。
【図13】図12の刃部と柄部を連結させた状態の断面
図である。
【符号の説明】
1 はさみ 2 刃片 3 刃部 4 触点 6 ほぞ部 13 柄片 15 ほぞ受部 20 指環部 25 リベットピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を先細に形成して一側に刃部を有し
    た刃片を後端まで同じ幅に形成し、該刃片の後端内面に
    設けた接合面の幅一杯に触点を形成できるようにすると
    共に後端外側にほぞ部を設け、また、後端に指環部を有
    した柄片の先端内側に、前記ほぞ部を嵌合させるほぞ受
    部を設けてなり、前記ほぞ部とほぞ受部を嵌合させて一
    体に連結した一対の刃身の中間部に設けた該穴を枢動可
    能にねじ止めすることを特徴とする理容はさみ。
JP9456792U 1992-12-22 1992-12-22 理容はさみ Pending JPH0652767U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9456792U JPH0652767U (ja) 1992-12-22 1992-12-22 理容はさみ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9456792U JPH0652767U (ja) 1992-12-22 1992-12-22 理容はさみ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0652767U true JPH0652767U (ja) 1994-07-19

Family

ID=14113897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9456792U Pending JPH0652767U (ja) 1992-12-22 1992-12-22 理容はさみ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652767U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007135712A1 (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Adachi Industry Co., Ltd. 理美容鋏
JP2008093009A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Adachi Kogyo:Kk 理美容鋏

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007135712A1 (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Adachi Industry Co., Ltd. 理美容鋏
WO2007135837A1 (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Adachi Industry Co., Ltd. 理美容鋏
JP2008093009A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Adachi Kogyo:Kk 理美容鋏
JP4662901B2 (ja) * 2006-10-06 2011-03-30 足立工業株式会社 理美容鋏

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4819673A (en) Nail clipper
US4169312A (en) Knife with interchangeable blades
US8621754B2 (en) Hairdressing scissors
JPH09168412A (ja) スライドファスナー用スライダー
US6405409B1 (en) Handle cover
US2174140A (en) Separable fastener
EP1787544A1 (en) Hairclip
JPH0652767U (ja) 理容はさみ
WO2019163569A1 (ja) 理髪用鋏
US4713860A (en) Handle assembly
JP3015575U (ja) 挟み具
CN219945849U (zh) 钳子结构
JP3080076U (ja)
US2748469A (en) Razors
JP3047242U (ja) 美理容はさみ
JPH06277141A (ja) 皮むき具における被切断物案内構造
JP3034834U (ja) 中指おたま
JP2000225585A (ja) 手動利器の柄部
JPH0352720Y2 (ja)
JP2023058658A (ja) 美容器
JPH0186970U (ja)
JPS6316384Y2 (ja)
JP3063213U (ja) 安全ペンチ
JP2010227704A (ja) 理美容鋏
JP4608505B2 (ja) 理美容鋏