JPH065249A - 放電ランプ - Google Patents

放電ランプ

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JPH065249A
JPH065249A JP10637592A JP10637592A JPH065249A JP H065249 A JPH065249 A JP H065249A JP 10637592 A JP10637592 A JP 10637592A JP 10637592 A JP10637592 A JP 10637592A JP H065249 A JPH065249 A JP H065249A
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JP
Japan
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glass
metal cap
glass bulb
bulb
discharge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10637592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Mihara
正平 三原
Shinichi Inamoto
信一 稲本
Masatake Kawamori
允丈 河森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10637592A priority Critical patent/JPH065249A/ja
Publication of JPH065249A publication Critical patent/JPH065249A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラスバルブ(1)の内面に蛍光体(11)を被覆
し、電極面を兼用するメタルキャップ(2)によって両端
を気密に封止すると共に、バルブ(1)内に放電寄与ガス
を封入した放電ランプにおいて、前記メタルキャップ
(2)の電極面(20)をバルブ(1)との接合部(26)及び該接
合部の外側部位よりガラスバルブ(1)の他端寄りに設け
ている。 【作用】 メタルキャップ(2)の放電電極面(20)を他の
部位よりも高く構成しているので、該面に施された酸化
被膜の研摩による除去作業が容易となる。従って研磨面
を班を生じることなく研磨でき、均一な面発光を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラのビューフ
ァインダー、液晶テレビジョンの液晶表示装置等のバッ
クライトとして使用される放電ランプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】斯種放電ランプとし
て、扁平筒状のガラスバルブの両端をメタルキャップで
封着し、該メタルキャップに電極面を兼用せしめたもの
が提案されている(特開平3−210751号公報)。上
記放電ランプは、図9に示す如く、メタルキャップ(2)
の外周フランジ(23)に周溝(24)を形成し、該周溝(24)に
ガラスバルブ(1)の端部を嵌めて封着されている。周溝
(24)の外周壁(25)と放電電極面(20)とは、ほぼ同一高さ
であるため、以下の問題点がある。
【0003】ガラスバルブ(1)をメタルキャップ(2)で
封止する場合、その封着強度を高めるためにメタルキャ
ップ(2)に酸化皮膜を形成することが行なわれるが、放
電電極面(20)は放電に寄与する部分であり、該電極表面
の酸化皮膜は研摩等によって除去した後に、ガラスバル
ブ(1)を封止しなければならない。
【0004】ところが、前記図9のメタルキャップ(2)
の場合、周溝(24)の外周壁(25)は、放電電極面(20)と略
同じ高さであるから、該電極表面の酸化被膜を除去する
ための研摩作業性が極めて悪い。上記研摩が不十分であ
ると放電が不完全となり、均一な面発光を得ることがで
きない。本発明は上述の問題を解決できる放電ランプを
明らかにするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の放電ランプは、ガラス
バルブ(1)の内面に蛍光体(11)を被覆し、電極面を兼用
するメタルキャップ(2)によって該バルブの両端を気密
に封止すると共に、バルブ(1)内に放電寄与ガスを封入
した放電ランプにおいて、前記メタルキャップ(2)の電
極面(20)をバルブ(1)との接合部(26)及び該接合部の外
側部位よりガラスバルブ(1)の他端寄りに設けている。
【0006】
【作用】放電電極面(20)を他の部位よりも高く構成して
いるので研摩作業が容易となる。従って研磨面を班なく
研磨でき、均一な面発光を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は、扁平ガラスバルブ(1)を本発明の特徴する
メタルキャップ(2)にて封止する作業状態を示してい
る。扁平ガラスバルブ(1)は、軟質ガラスであるソーダ
ガラス、鉛ガラス等にて扁平体に形成され、両端が開口
している。ガラスバルブ(1)内には蛍光体(11)が塗布さ
れている。
【0008】メタルキャップ(2)は、上記軟質ガラスと
膨張係数が近似している42%Ni−6Cr%−残部F
eの所謂42−6合金にて形成され、ガラスバルブ(1)
の開口部よりも少し小さい平板部の外周に外広がりの周
壁(22)を一体に突設している。上記メタルキャップ(2)
は、表面全体に酸化被膜(21)を施した後、放電電極面(2
0)となる平坦部及び周壁(22)のガラスバルブ(1)端面と
の接合部(26)よりも少し上位置までの範囲を研磨して、
酸化被膜(21)を除去する。
【0009】メタルキャップ(2)によるガラスバルブ
(1)の封止は図1に示す装置を用いて行なわれる。該装
置は、ベース(3)上にシール材(41)を介してベルジャー
(4)を設置し、ベルジャー(4)内にセラミック製台(31)
を設けている。該セラミック台(31)は上面に前記メタル
キャップ(2)が嵌まる凹部(30)が形成され、外周には高
周波誘導加熱用コイル(32)が装着されている。
【0010】ベルジャー(4)には開閉弁(43)を介して水
銀収容室(42)が連通している。ベース(3)にはベルジャ
ー(4)に通じる真空排気装置(図示せず)及びガスボンベ
(36)が夫々開閉弁(34)(35)を介して接続される。
【0011】ガスボンベ(36)には純度99.99%以上のア
ルゴン単体若しくは微量の補助気体を混合してなるアル
ゴンガス等の放電寄与ガスが充填されている。
【0012】然して、セラミック製台(31)の凹部(30)に
メタルキャップ(2)をその放電電極面(20)を上にしてセ
ットし、該メタルキャップ(2)上に、予め上端をメタル
キャップ(2a)で封着したガラスバルブ(1)を載置する。
【0013】真空排気装置に通ずる開閉弁(34)を開き、
真空排気装置によってベルジャー(4)内を2×10-3
2×10-7Toor程度に排気する。
【0014】真空排気装置の開閉弁(34)を閉め、ガスボ
ンベ(36)に通ずる開閉弁(35)を開いてベルジャー(4)内
に放電寄与ガスを10〜120Toor充填し、又、水銀収容室
(42)に通ずる開閉弁(43)を開いて必要量の水銀溜をベル
ジャー(4)内に滴下させる。ガラスバルブ(1)内もメタ
ルキャップ(2)との間隙を通じてベルジャー(4)内と概
同等の雰囲気となる。
【0015】このあと、高周波誘導コイル(32)に通電
し、メタルキャップ(2)及びガラスバルブ(1)の下端を
加熱すると、メタルキャップ(2)に当接しているガラス
が溶解し、両者を接合できる。このようにして完成した
放電ランプは、メタルキャップ(2)がガラスバルブ(1)
の端部開口に対する封止部材と放電電極面(20)とを兼用
し、又、メタルキャップ(2)の一部がガラスバルブ(2)
の外側に露出しているので、リード片を設けることなく
点灯回路とメタルキャップ(2)とを半田付等にて容易に
接続でき、電気的接続のための工数及び部品の省力に有
効である。
【0016】上記実施例の如く、ガラスバルブ(1)とメ
タルキャップ(2)との間は、何も介さず、熱のみによっ
てガラスバルブ端を熔解し、メタルキャップ(2)とガラ
スキャップとを密着させる方法と、ガラスバルブ(1)の
端面とメタルキャップ(2)との間にフリットガラスを介
在させる方法とがある。
【0017】前者はガラスバルブ(1)及びメタルキャッ
プ(2)をガラスの軟化点以上(ソーダ硝子900℃程度、鉛
硝子850℃程度)に昇温させる必要があるため、加熱エネ
ルギーが後者に比して大ではあるが、作業は単純であ
る。
【0018】後者は、フリットガラスを予めメタルキャ
ップ(2)若しくはガラスバルブ(1)の端部又はその両方
に塗布した後、仮焼成し、両者を当接してフリットガラ
スの軟化点以上(430℃〜470℃程度)に昇温すれば可い。
【0019】フリットガラスをメタルキャップ(2)若し
くはガラスバルブ(1)の端部又はその両方に塗布して、
仮焼成する手間はあるものの加熱エネルギーは前者に比
して少なくて済み、熱による歪の影響は無視できるほど
に小さく、製品としての品質安定するため、工業的に多
用されている。
【0020】何れにしても、メタルキャップ(2)はガラ
スバルブ(1)との封着強度を高めるため、表面が酸化皮
膜処理されるのであるが、放電ランプの密閉空間内に開
面しているメタルキャップ(2)の放電電極面(20)の金属
酸化皮膜(21)を予め研摩等の手段で除去した状態で、一
対の電極として配設することになる。
【0021】この放電電極面(20)を創生するための研摩
作業を実施するに際し、図3a、b、図4a、b、図5
a、b(何れも、aはメタルキャップ(2)の断面図、b
は斜面図である)の如く、メタルキャップ(2)の周縁、
即ち、ガラスバルブ(1)との接合部(26)(封着部)より放
電電極面(20)(研摩面)を腰高とすることで、該部位の研
摩を容易ならしめたことが本発明の特徴である。
【0022】図3乃至図5は、ガラスバルブ(1)の端部
内面にメタルキャップ(2)を当てて封着するものであ
り、図3は放電電極面(20)を平面に、図4は放電電極面
(20)を曲面に、図5は放電電極面(20)に鋭角部を形成し
た実施例である。
【0023】図6は、メタルキャップ(2)の外周に突設
したフランジ(23)に上に周溝(24)を形成し、該ガラスバ
ルブ(1)の端部を周溝(24)に嵌合して封着したものであ
る。図6の場合も、周溝(24)の外周壁(25)の高さは、メ
タルキャップ(2)の電極表面よりも低く形成されてい
る。この場合、ガラスバルブ(1)の端面を溝底に当てて
封着するので、封着時のガラスバルブ(1)の端部の変形
の影響を受け難い。
【0024】尚、図7は放電ランプに用いる扁平ガラス
バルブ(1)の製造方法を示している。横長の密閉筐体
(5)内の両端上部を貫通して支え軸(51)を水平に挿通
し、扁平ガラスバルブ(1)の材料となるガラス円管(10)
を該支え軸(51)に吊して筐体(5)内にセットする。筐体
(5)の両端下部に開設した縦長孔(50)及びガラス円管(1
0)にウエイト丸棒(52)を挿通する。
【0025】筐体(5)の上面に設けた給気口(53)から筐
内に熱風を吹込み、筐体の下面に設けた排気口(54)から
排出すると共に、筐体(5)の一端に設けた給気口(55)か
らガラス円管(10)内に熱風を吹込み、他端に設けた排気
口(56)から排気させて、ガラス円管(10)を内外面からガ
ラスの軟化温度に加熱する。
【0026】図8aのガラス円管(10)の軟化にしたが
って、ウエイト丸棒(52)が自重により下降し、図8bの
ごとく、ガラス円管(10)を扁平体に引伸ばす。ガラス円
管(10)が成型寸法まで引伸ばされるのを見計らって、吸
気口から送り込まれる熱風の圧力を調整し、扁平筒状ガ
ラスの断面形状を調整する。
【0027】ガラス円管が所望の扁平筒体に成形された
後、熱風の温度を徐々に下げ、ガラスの歪点(500℃)以
下になった時点で、扁平ガラス筒を密閉筐体(5)から取
り出す。上記方法によって成形されたガラスバルブ(2)
は、支え軸(51)及びウエイト丸棒(52)との接触部以外
は、他の物体とは接触しないため、ガラスバルブを金型
成形する場合の様に、金型の表面模様がガラス面に転写
されることはなく、成形後の研磨は必要ではなく、表面
精度の高いガラスバルブを得ることができる。本発明は
上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の
範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタルキャップの接合方法の説明図である。
【図2】ガラスバルブ及びメタルキャップの斜面図であ
る。
【図3】メタルキャップの第1実施例の端面図及び斜面
図である。
【図4】メタルキャップの第2実施例の断面図及び斜面
図である。
【図5】メタルキャップの第3実施例の断面図及び斜面
図である。
【図6】メタルキャップの第4実施例の断面図である。
【図7】ガラス円筒を扁平体に引延ばす装置の斜面図で
ある。
【図8】ガラス円筒及び該円筒を引伸ばした状態の断面
図である。
【図9】従来例のメタルキャップの端面図である。
【符号の説明】 (1) ガラスバルブ (2) メタルキャップ (20) 放電電極面 (26) 接合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスバルブ(1)の内面に蛍光体(11)を
    被覆し、放電電極面(20)を兼用するメタルキャップ(2)
    によって該バルブの両端を気密に封止すると共に、バル
    ブ(1)内に放電寄与ガスを封入した放電ランプにおい
    て、前記メタルキャップ(2)の放電電極面(20)をバルブ
    (1)との接合部(26)及び該接合部の外側部位よりガラス
    バルブ(1)の他端寄りに設けたことを特徴とする放電ラ
    ンプ。
JP10637592A 1992-04-24 1992-04-24 放電ランプ Withdrawn JPH065249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10637592A JPH065249A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 放電ランプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10637592A JPH065249A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 放電ランプ

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JPH065249A true JPH065249A (ja) 1994-01-14

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ID=14431976

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10637592A Withdrawn JPH065249A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 放電ランプ

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JP (1) JPH065249A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546134A (ja) * 2005-05-13 2008-12-18 パーキンエルマー オプトエレクトロニクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コー. カーゲー ランプおよびその製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546134A (ja) * 2005-05-13 2008-12-18 パーキンエルマー オプトエレクトロニクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コー. カーゲー ランプおよびその製造法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706