JPH0652461B2 - 電子写真装置、電子写真装置の保守方法および該保守方法に用いるクリーニング部材 - Google Patents
電子写真装置、電子写真装置の保守方法および該保守方法に用いるクリーニング部材Info
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- JPH0652461B2 JPH0652461B2 JP57086456A JP8645682A JPH0652461B2 JP H0652461 B2 JPH0652461 B2 JP H0652461B2 JP 57086456 A JP57086456 A JP 57086456A JP 8645682 A JP8645682 A JP 8645682A JP H0652461 B2 JPH0652461 B2 JP H0652461B2
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- electrophotographic apparatus
- photoconductor
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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- G03G15/75—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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- Cleaning In Electrography (AREA)
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真装置等の画像形成装置に関し、特に
電子写真装置における感光体の画像形成能の保守方法に
関する。
電子写真装置における感光体の画像形成能の保守方法に
関する。
画像形成装置、例えば電子写真複写装置は、Se，CdS，O
PC，アモルフアスシリコン等の光導電材料を塗布した感
光ドラムを用い、帯電、露光、現像、転写、クリーニン
グの過程を繰り返すことにより、原稿の複写物を得る装
置である。このような複写装置においては、感光体への
帯電過程は、一般にコロナ放電による電荷の付与により
実施されるため、空気中の種々の分子種が放電により同
時にイオン化され、これが感光体上へ吸着する。このた
め長期に亘つて複写装置を使用すると、この感光体上の
イオン種が空気中の水分等と結合し、感光体上にイオン
性の膜が生ずる。この膜はイオン性であるため、この膜
が生成した部分の表面電気抵抗が低下し、帯電後の露光
と同時に、感光体上の低抵抗化した部分から電荷が逃げ
てしまう。すなわち、感光体上のこの膜に沿つた部分に
おいては現像に十分な潜像電位を保つことができず、所
謂画像流れの現象が発生する。この画像流れは、空気中
の水分が大きく関与するため、高湿環境下程発生しやす
い。
PC，アモルフアスシリコン等の光導電材料を塗布した感
光ドラムを用い、帯電、露光、現像、転写、クリーニン
グの過程を繰り返すことにより、原稿の複写物を得る装
置である。このような複写装置においては、感光体への
帯電過程は、一般にコロナ放電による電荷の付与により
実施されるため、空気中の種々の分子種が放電により同
時にイオン化され、これが感光体上へ吸着する。このた
め長期に亘つて複写装置を使用すると、この感光体上の
イオン種が空気中の水分等と結合し、感光体上にイオン
性の膜が生ずる。この膜はイオン性であるため、この膜
が生成した部分の表面電気抵抗が低下し、帯電後の露光
と同時に、感光体上の低抵抗化した部分から電荷が逃げ
てしまう。すなわち、感光体上のこの膜に沿つた部分に
おいては現像に十分な潜像電位を保つことができず、所
謂画像流れの現象が発生する。この画像流れは、空気中
の水分が大きく関与するため、高湿環境下程発生しやす
い。
従来、この画像流れの対策としては、感光ドラム表面を
研摩材により研摩する方法や、現像剤中に酸化セリウム
等の微粉末を添加しておきクリーニングブレードにより
研摩する方法が知られている。しかし、これらの方法
は、いずれも感光体上のイオン性膜を光導電性物質ごと
物理的に研摩除去するものであるため、感光体の寿命を
著しく低下させる。また、現像剤中に酸化セリウムを混
入する方法においては、定着性の低下並びに現像性の低
下を免れ得なかつた。更に感光体がアモルフアスシリコ
ンのように非常に硬いものから成る場合には、イオン性
物質を研摩により感光ドラム表面から除去することは困
難であり、これらの方法は有効ではなかつた。
研摩材により研摩する方法や、現像剤中に酸化セリウム
等の微粉末を添加しておきクリーニングブレードにより
研摩する方法が知られている。しかし、これらの方法
は、いずれも感光体上のイオン性膜を光導電性物質ごと
物理的に研摩除去するものであるため、感光体の寿命を
著しく低下させる。また、現像剤中に酸化セリウムを混
入する方法においては、定着性の低下並びに現像性の低
下を免れ得なかつた。更に感光体がアモルフアスシリコ
ンのように非常に硬いものから成る場合には、イオン性
物質を研摩により感光ドラム表面から除去することは困
難であり、これらの方法は有効ではなかつた。
本発明の目的は、このような従来法の欠点を克服し、電
子写真法等の画像形成装置の感光体等の画像形成体の表
面にイオン性膜が生成するのを防止或いは生成したイオ
ン性膜を除去する新規な方法および装置を提供すること
にある。
子写真法等の画像形成装置の感光体等の画像形成体の表
面にイオン性膜が生成するのを防止或いは生成したイオ
ン性膜を除去する新規な方法および装置を提供すること
にある。
かかる本発明の目的は、感光体の表面にイオン交換性物
質を接触させてイオン交換反応により感光体表面のイオ
ン性物質を前記イオン交換性物質内に除去し、または前
記感光体表面へのイオン性物質の付着を防止することに
より達成される。
質を接触させてイオン交換反応により感光体表面のイオ
ン性物質を前記イオン交換性物質内に除去し、または前
記感光体表面へのイオン性物質の付着を防止することに
より達成される。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
第Ia，Ib図は、画像形成体の一種である感光体上の潜像
について、画像流れ（正常な画像になつていないで、画
が流れてくずれた状態）の発生した場所としない場所の
電位の測定結果を示す図である。１はSe，CdS，OPC，ア
モルフアスシリコンなどから構成されている感光層であ
り、２はアミルなどの導電性物質で構成されている支持
体である。第Ｉａ図では望ましい電位分布が得られてい
るのでこれを現像すると正常な可視画像が得られるのに
対し、第Ｉｂ図ではイオン性膜３が生成しているため、
この部分の電位が低く正常な潜像が得られず、現像処理
を施してもこの部分は画像流れしていて正常な画像が得
られないこととなる。このイオン性膜について定性分析
をしたところ、主に、硝酸イオンやアンモニウムイオン
から成るものであることが判明した。したがつて、この
イオン性膜はコロナ放電によつて空気中の窒素分子が分
解することに基づいて生成したものと考えられる。
について、画像流れ（正常な画像になつていないで、画
が流れてくずれた状態）の発生した場所としない場所の
電位の測定結果を示す図である。１はSe，CdS，OPC，ア
モルフアスシリコンなどから構成されている感光層であ
り、２はアミルなどの導電性物質で構成されている支持
体である。第Ｉａ図では望ましい電位分布が得られてい
るのでこれを現像すると正常な可視画像が得られるのに
対し、第Ｉｂ図ではイオン性膜３が生成しているため、
この部分の電位が低く正常な潜像が得られず、現像処理
を施してもこの部分は画像流れしていて正常な画像が得
られないこととなる。このイオン性膜について定性分析
をしたところ、主に、硝酸イオンやアンモニウムイオン
から成るものであることが判明した。したがつて、この
イオン性膜はコロナ放電によつて空気中の窒素分子が分
解することに基づいて生成したものと考えられる。
第II図は、本発明の方法の好適な一実施態様例を実施す
るのに適した複写装置の例である。ドラム状の感光体４
は、まず帯電器５のコロナ放電により表面に一様に帯電
を受ける。次に原稿の画像に応じた露光６によつて感光
体４上に静電潜像が形成され、現像装置７によりトナー
像として顕像化される。次に感光体４上のトナー像は転
写帯電器８の作用下に転写材９上に転写される。転写終
了後の感光体４表面はクリーニング装置１０のブレード
１１により残留トナーのクリーニングを受けて清浄面に
復し、再び画像処理サイクルに投入される。この第II図
の装置においては、ブレードの感光体４との接触面がイ
オン交換性物質により形成されている。なお、第II図の
装置においては、ブレード１１を含むクリーニング装置
１０がクリーニング手段である。
るのに適した複写装置の例である。ドラム状の感光体４
は、まず帯電器５のコロナ放電により表面に一様に帯電
を受ける。次に原稿の画像に応じた露光６によつて感光
体４上に静電潜像が形成され、現像装置７によりトナー
像として顕像化される。次に感光体４上のトナー像は転
写帯電器８の作用下に転写材９上に転写される。転写終
了後の感光体４表面はクリーニング装置１０のブレード
１１により残留トナーのクリーニングを受けて清浄面に
復し、再び画像処理サイクルに投入される。この第II図
の装置においては、ブレードの感光体４との接触面がイ
オン交換性物質により形成されている。なお、第II図の
装置においては、ブレード１１を含むクリーニング装置
１０がクリーニング手段である。
この実施態様例に用いるクリーニング部材は、上述のブ
レードのように陽イオン交換性物質及び陰イオン交換性
物質のいずれか一方を少なくとも有してなるものであ
る。イオン交換性物質としては、代表的にはスチレンと
ジニビルベンゼンの共重合体を母体とするものが知られ
ており、この母体樹脂に、陽イオン交換体（陽イオン交
換性物質）の場合には、スルホン酸基、カルボン酸基、
ホスホン酸基、ホスフイン酸基などが、陰イオン交換体
（陰イオン交換性物質）の場合には第四級アンモニウム
基、第一、第二若しくは第三アミン基などが交換基とし
て導入されたものである。
レードのように陽イオン交換性物質及び陰イオン交換性
物質のいずれか一方を少なくとも有してなるものであ
る。イオン交換性物質としては、代表的にはスチレンと
ジニビルベンゼンの共重合体を母体とするものが知られ
ており、この母体樹脂に、陽イオン交換体（陽イオン交
換性物質）の場合には、スルホン酸基、カルボン酸基、
ホスホン酸基、ホスフイン酸基などが、陰イオン交換体
（陰イオン交換性物質）の場合には第四級アンモニウム
基、第一、第二若しくは第三アミン基などが交換基とし
て導入されたものである。
これらイオン交換性物質のなかでも交換基の酸性度ある
いは塩基性度が高い、所謂強酸性陽イオン交換樹脂及び
強塩基性陰イオン交換性樹脂として分類されるものを使
用するのが好ましい。
いは塩基性度が高い、所謂強酸性陽イオン交換樹脂及び
強塩基性陰イオン交換性樹脂として分類されるものを使
用するのが好ましい。
本発明の方法においては、このような陽イオン交換性物
質及び陰イオン交換性物質のいずれか一方を少なくとも
有して成る部材を画像形成体の表面と接触させることに
より、該画像形成体表面に吸着しているイオン性物質を
スルホン酸基中のＨ+やアミン基中OH-との交換反応を行
うことにより除去し、イオン性膜の生成を防止或いはイ
オン性膜の除去をする。例えば下記に示す様な反応によ
つて画像形成体の表面からNH4 +4,NO3 -等のイオン種が除
去される。
質及び陰イオン交換性物質のいずれか一方を少なくとも
有して成る部材を画像形成体の表面と接触させることに
より、該画像形成体表面に吸着しているイオン性物質を
スルホン酸基中のＨ+やアミン基中OH-との交換反応を行
うことにより除去し、イオン性膜の生成を防止或いはイ
オン性膜の除去をする。例えば下記に示す様な反応によ
つて画像形成体の表面からNH4 +4,NO3 -等のイオン種が除
去される。
第III図は、本発明の方法の好適な実施態様例を実施す
るのに適した複写装置の他の例である。図中の４〜１１
までは第II図の場合と同様である。
るのに適した複写装置の他の例である。図中の４〜１１
までは第II図の場合と同様である。
なお、第III図におけるクリーニング手段は、残留トナ
ーの除去を行なう、ブレード１１を有するクリーニング
装置１０とは別にイオン性物質の除去だけの目的で設け
たクリーニング部材１２、１３を有する。１２，１３
は、それぞれその表面が陽イオン交換物質及び陰イオン
交換性物質から成るローラーで、ドラム状の感光体４表
面を摺擦する構造をとり、感光体４面に対して同方向に
同周速で回転させる。この例では、クリーニング部材を
ローラー状としたことにより、感光体４との接触面積を
大きくすることができ、また接触部分が回転により移動
するのでイオン交換性能の低下を防止することができ
る。更に、残留トナーの除去の為のクリーニングブレー
ド１１とは別の部材として設置してあるので、トナーに
よるクリーニング部材１２，１３の汚染がないため、イ
オン交換性物質の再成処理を行なえば、イオン交換性能
を減ずることなく繰り返しての使用が可能である。
ーの除去を行なう、ブレード１１を有するクリーニング
装置１０とは別にイオン性物質の除去だけの目的で設け
たクリーニング部材１２、１３を有する。１２，１３
は、それぞれその表面が陽イオン交換物質及び陰イオン
交換性物質から成るローラーで、ドラム状の感光体４表
面を摺擦する構造をとり、感光体４面に対して同方向に
同周速で回転させる。この例では、クリーニング部材を
ローラー状としたことにより、感光体４との接触面積を
大きくすることができ、また接触部分が回転により移動
するのでイオン交換性能の低下を防止することができ
る。更に、残留トナーの除去の為のクリーニングブレー
ド１１とは別の部材として設置してあるので、トナーに
よるクリーニング部材１２，１３の汚染がないため、イ
オン交換性物質の再成処理を行なえば、イオン交換性能
を減ずることなく繰り返しての使用が可能である。
クリーニング部材の形成、設置箇所等は、これら態様に
限定されるものではなく、例えば繊維状のイオン交換性
物質或いは、イオン交換性物質を含浸させた繊維物質を
ハケ状にして用いる等の種々の態様をとらせることがで
きる。
限定されるものではなく、例えば繊維状のイオン交換性
物質或いは、イオン交換性物質を含浸させた繊維物質を
ハケ状にして用いる等の種々の態様をとらせることがで
きる。
以上の第II図及び第III図の実施態様例に於いては、い
ずれも画像形成プロセスの中の一環として、画像形成体
の１つである感光体の表面をイオン交換性物質を有する
クリーニング部材に接触させる例が説明されたが斯かる
クリーニング部材の感光体表面への接触は、画像形成プ
ロセス毎に行つても良いし、或いは繰返し使用による感
光体の画像形成能の低下が許容範囲を越える以前に、画
像形成プロセスと関連して、又は独立して定期的に又は
不定期的に行つても良い。
ずれも画像形成プロセスの中の一環として、画像形成体
の１つである感光体の表面をイオン交換性物質を有する
クリーニング部材に接触させる例が説明されたが斯かる
クリーニング部材の感光体表面への接触は、画像形成プ
ロセス毎に行つても良いし、或いは繰返し使用による感
光体の画像形成能の低下が許容範囲を越える以前に、画
像形成プロセスと関連して、又は独立して定期的に又は
不定期的に行つても良い。
また感光体の画像形成能の低下が許容範囲を越えた場合
でも、画像形成能が元の状態に又は実用的レベルで画像
形成が出来る体に回復可能な範囲に於いて、感光体の表
面にクリーニング部材を接触させて感光体の画像形成能
の回復を計ることも出来る。
でも、画像形成能が元の状態に又は実用的レベルで画像
形成が出来る体に回復可能な範囲に於いて、感光体の表
面にクリーニング部材を接触させて感光体の画像形成能
の回復を計ることも出来る。
画像形成体へのイオン交換性物質の付与は、前記の様に
クリーニング部材の様な適当な部材にイオン交換性物質
を担持させて、該部材を画像形成体の表面と接触させる
ことによつて行う他に、イオン交換性物質そのもので所
望の形状の部材を作成し、該部材を画像形成体の表面と
習擦する等して接触させても良い。本発明の方法を電子
写真装置等の画像形成装置に適用することによつて、画
像流れの発生の防止及び画像流れの発生によつて低下し
た画像形成能の回復を計ることができ、長期間の安定使
用が可能となつた。
クリーニング部材の様な適当な部材にイオン交換性物質
を担持させて、該部材を画像形成体の表面と接触させる
ことによつて行う他に、イオン交換性物質そのもので所
望の形状の部材を作成し、該部材を画像形成体の表面と
習擦する等して接触させても良い。本発明の方法を電子
写真装置等の画像形成装置に適用することによつて、画
像流れの発生の防止及び画像流れの発生によつて低下し
た画像形成能の回復を計ることができ、長期間の安定使
用が可能となつた。
以下、本発明を実施例に従つてより詳細に説明する。
実施例１ スチレン−ジビニルベンゼン共重合体にスルホン酸基を
導入した陽イオン交換性樹脂（商品名Amberlite 200）
及びスチレン−ジビニルベンゼン共重合体にアミノ基を
導入した陰イオン交換性樹脂（商品名 Amberlite IRA-9
00）を１：１の重量比で分散、成形したウレタン・ゴム
ブレードを作成した。このブレードを第II図に示したよ
うな感光体がアモルフアスシリコンからなる電子写真装
置に設置し、３５℃、相対湿度８５％の環境下にコピー
テストを実施した。その結果、20,000枚の耐久テスト後
においても画像流れは発生せず、初期と殆んど同程度の
画質が維持できた。比較のために、何も処理していない
ブレードを用いた装置についても同条件下で試験を実施
したが、この場合には約２，０００枚目から画像流れが
発生した。
導入した陽イオン交換性樹脂（商品名Amberlite 200）
及びスチレン−ジビニルベンゼン共重合体にアミノ基を
導入した陰イオン交換性樹脂（商品名 Amberlite IRA-9
00）を１：１の重量比で分散、成形したウレタン・ゴム
ブレードを作成した。このブレードを第II図に示したよ
うな感光体がアモルフアスシリコンからなる電子写真装
置に設置し、３５℃、相対湿度８５％の環境下にコピー
テストを実施した。その結果、20,000枚の耐久テスト後
においても画像流れは発生せず、初期と殆んど同程度の
画質が維持できた。比較のために、何も処理していない
ブレードを用いた装置についても同条件下で試験を実施
したが、この場合には約２，０００枚目から画像流れが
発生した。
実施例２ スチレン−ジビニルベンゼン共重合体にスルホン酸基を
導入した陽イオン交換樹脂またはスチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合体樹脂を分散させたシリコンスポンジロー
ラーを作成した。これらローラーを第III図に示したよ
うな感光体がアモルフアスシリコンからなる電子写真装
置のローラー１２及び１３として設置し、３５℃、相対
湿度８５％の環境下にコピーテストを実施した。その結
果40,000枚でも画像流れは発生しなかつた。
導入した陽イオン交換樹脂またはスチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合体樹脂を分散させたシリコンスポンジロー
ラーを作成した。これらローラーを第III図に示したよ
うな感光体がアモルフアスシリコンからなる電子写真装
置のローラー１２及び１３として設置し、３５℃、相対
湿度８５％の環境下にコピーテストを実施した。その結
果40,000枚でも画像流れは発生しなかつた。
これらローラーを取りはずし、陽イオン交換ローラーは
塩酸溶液で、陰イオン交換ローラーは水酸化ナトリウム
溶液で再成処理を施した後再び電子写真装置に取りつけ
更に40,000枚のコピーテストを行つたが画像流れは発生
せず、コピー開始当初同様良好な画質が維持できた。
塩酸溶液で、陰イオン交換ローラーは水酸化ナトリウム
溶液で再成処理を施した後再び電子写真装置に取りつけ
更に40,000枚のコピーテストを行つたが画像流れは発生
せず、コピー開始当初同様良好な画質が維持できた。
第Ia，Ib図は、感光体上の潜像について、電位を測定し
た結果を示す図である。第II図及び第IIIは、本発明の
方法を実施するに適した電子写真装置の例である。 １：感光層、２：支持体 ３：イオン性膜、４：感光体 ５：帯電器、６：露光 ７：現像装置、８：転写帯電器 ９：転写材、１０：クリーニング装置 １１：ブレード、12，13：ローラー
た結果を示す図である。第II図及び第IIIは、本発明の
方法を実施するに適した電子写真装置の例である。 １：感光層、２：支持体 ３：イオン性膜、４：感光体 ５：帯電器、６：露光 ７：現像装置、８：転写帯電器 ９：転写材、１０：クリーニング装置 １１：ブレード、12，13：ローラー
Claims (8)
- 【請求項１】静電潜像より可視画像を形成する感光体を
有する電子写真装置の保守方法において、前記感光体の
表面にイオン交換性物質を接触させてイオン交換反応に
より感光体表面のイオン性物質を前記イオン交換性物質
内に除去し、前記感光体の画像形成能を保守することを
特徴とする電子写真装置の保守方法。 - 【請求項２】ドラム状感光体、帯電器、現像装置、及び
前記感光体表面のイオン性物質をイオン交換反応によっ
て除去するためのイオン交換性物質を含むクリーニング
部材を有するクリーニング手段を備えることを特徴とす
る電子写真装置。 - 【請求項３】前記ドラム状感光体がアモルファスシリコ
ンである特許請求の範囲第２項に記載の電子写真装置。 - 【請求項４】前記クリーニング部材がブレード状である
特許請求の範囲第２項に記載の電子写真装置。 - 【請求項５】前記クリーニング部材がローラー状である
特許請求の範囲第２項に記載の電子写真装置。 - 【請求項６】前記クリーニング部材がハケ状である特許
請求の範囲第２項に記載の電子写真装置。 - 【請求項７】前記イオン交換性物質が陽イオン交換性物
質及び陰イオン交換性物質のいずれか一方を少なくとも
有している特許請求の範囲第２項に記載の電子写真装
置。 - 【請求項８】電子写真装置用の感光体表面のイオン性物
質をイオン交換反応によって除去するためのイオン交換
性物質を含む成型体で構成された電子写真装置用クリー
ニング部材。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57086456A JPH0652461B2 (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 電子写真装置、電子写真装置の保守方法および該保守方法に用いるクリーニング部材 |
| US06/495,681 US4568176A (en) | 1982-05-24 | 1983-05-18 | Method for maintenance of image forming device and member therefor |
| DE19833318291 DE3318291A1 (de) | 1982-05-24 | 1983-05-19 | Verfahren und vorrichtung zur instandhaltung einer bilderzeugungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57086456A JPH0652461B2 (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 電子写真装置、電子写真装置の保守方法および該保守方法に用いるクリーニング部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58203481A JPS58203481A (ja) | 1983-11-26 |
| JPH0652461B2 true JPH0652461B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=13887440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57086456A Expired - Lifetime JPH0652461B2 (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | 電子写真装置、電子写真装置の保守方法および該保守方法に用いるクリーニング部材 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4568176A (ja) |
| JP (1) | JPH0652461B2 (ja) |
| DE (1) | DE3318291A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2567876B2 (ja) * | 1987-11-06 | 1996-12-25 | 株式会社東芝 | 画像形成方法 |
| US5878316A (en) * | 1996-11-25 | 1999-03-02 | Eastman Kodak Company | Cleaning mechanism for a reproduction apparatus |
| JP4016860B2 (ja) * | 2003-03-19 | 2007-12-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用部材の洗浄方法 |
| JP2007226054A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法および画像形成装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA948011A (en) * | 1970-09-25 | 1974-05-28 | Hiroshi Nagame | Method and apparatus for electrophotography |
| GB1379252A (en) * | 1971-05-21 | 1975-01-02 | Agfa Gevaert | Electrophotography |
| JPS53144746A (en) * | 1977-05-23 | 1978-12-16 | Canon Inc | Image formation method |
| JPS5436730A (en) * | 1977-08-26 | 1979-03-17 | Canon Inc | Image holding member |
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