JPH0652053A - 故障回復型計算機システム - Google Patents

故障回復型計算機システム

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JPH0652053A
JPH0652053A JP4218735A JP21873592A JPH0652053A JP H0652053 A JPH0652053 A JP H0652053A JP 4218735 A JP4218735 A JP 4218735A JP 21873592 A JP21873592 A JP 21873592A JP H0652053 A JPH0652053 A JP H0652053A
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mmu
storage device
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MMUに世代管理を持たせたロールバックポ
イント方式の故障回復型計算機システムにおける外部記
憶装置の容量の削減を図る。 【構成】 MMUに複数世代を保持させ、各世代の内部
状態を外部記憶装置に世代に対応して格納させて、外部
記憶装置への各世代の退逃情報の冗長性削減により外部
記憶装置の所要容量の低減を図ると共に、外部記憶装置
への書き込み・読み出し量の削減によりシステムの高速
化や、応答性改善を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータでの情報
処理において、異常が発生したとき自動的に過去のチェ
ックポイントから再試行するロールバック方式を採用す
る故障回復型計算機システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールバックポイントを持つ計算
機システムとして、例えば特開平3−265951号公
報に示すものがある。
【0003】図8は上記公報に示されたロールバック方
式を説明するもので、世代更新の考え方を示し、ロール
バックデータは、破壊されることがないように補助記憶
領域(ファイル)に格納され、世代管理が行われる。
【0004】図8 (a)に示すように、ロールバックポ
イントの更新処理(ステップ81、同83)と応用プロ
グラムの実行処理(ステップ82、同84)とが時系列
的に行われ、応用プログラムの実行処理過程(ステップ
82、同84)でエラーが発生すると、その直前のロー
ルバックポイント(ステップ81、同83)に戻り、ロ
ールバックデータの実行処理(ステップ82、同84)
をし、異常状態からの復帰を図る。
【0005】ここに、ロールバックポイントの更新と
は、ロールバックポイントにおいてロールバックデータ
の世代交代を行うことであり、例えば図8 (b)に示す
如くに行われる。
【0006】応用プログラムの実行過程でロールバック
ポイントが検出されると、図中実線の矢印で示すよう
に、その時点の最新データである新世代(85,88)
を前世代(86,89)のロールバックデータとしてフ
ァイルへ転記し、プログラムは次のロールバックポイン
トに向かって進行する。異常が発生しなければ、以上の
手順によって、ロールバックポイントごとに世代を1世
代宛古くする更新処理を行う。
【0007】このようにして、2世代(新世代85、前
世代86)や3世代(新世代88、前世代89、前々世
代90)の如く複数世代の更新が行われ、ロールバック
データ(新世代86、同89、前々世代90等)が形成
される。
【0008】一方、新世代(85,88)のデータが実
行処理されると、その後のデータは現世代(87,9
1)となるが、エラーが発生すると、直前のロールバッ
クポイントに戻り異常時復元処理を行う。即ち、図中破
線矢印で示す如く、2世代管理の場合には、ファイルの
前世代86を新世代85として主記憶に転記し、このコ
ピーされた新世代85のデータを実行する。
【0009】また、3世代管理の場合には、ファイル上
の前々世代90を新の前世代89とし、旧の前世代89
を主記憶上に転記し新の新世代88とする。要するに、
ロールバックデータを1世代宛戻す処理をするのであ
る。
【0010】また、図8に示す世代更新の実現方式の一
つとして、上記公報には、MMU(Memory Ma
pping Unit)を用いた世代更新方式が示され
ている。
【0011】図9はこのMMUを用いた世代更新方式を
示すもので、1つの論理ページ番号「x」における更新
処理を示してある。
【0012】図9において、更新直前のMMU変換マッ
プの論理ページ番号「x」の内容としては、主記憶部の
物理ページ番号「a」の書込フラグ領域にフラグが設定
され、格納データに変更のあったことが示されている。
【0013】そこで、更新時のn世代(旧現世代)の物
理ページ番号「a」をn+1世代(新現世代)とすると
ともに、その物理ページ番号「a」の内容をロールバッ
クデータとしてファイルページ番号「u」の領域に転記
し、ファイルページ番号「u」をn世代(新前世代)と
して設定する。なお、フラグは転記後の適宜時点でリセ
ットしておく。
【0014】ところで、仮想記憶方式では基本的にディ
スク等外部記憶装置にソフトウェア全体の記憶内容が仮
想アドレスに対応して置かれ、主記憶部ではその一部が
実記憶として外部記憶装置よりコピーしてロードされ
(Roll−In)、不要時に再度外部記憶装置に戻す
(Roll−Out)ことが基本である。MMUはこの
仮想記憶のアドレスに示す情報が外部記憶装置や主記憶
部のいずれかのどこにあるかを示す変換テーブル機構で
ある。
【0015】ロールバックポイントによる世代管理で
は、異常発生時に備えて処理の過程に適当なチェックポ
イントを置き、異常発生時は、そこに一度戻り、そこか
ら処理を再開する方式とし、そのチェックポイントをR
oll−Back−Pointと称していた。従来のM
MUによる管理方式はMMUに複数世代を管理させ、も
し異常が生じた場合はハードウェアの切り換え等異常処
理を行った上でMMUの内容を一世代戻し、自動的に前
のロールバックポイントから再開できる様にしていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のMMUによる管理方式では、外部記憶装置も冗
長構成を取り、3世代管理の場合、1つの仮想ページに
対して、3世代×2台=6ページ分の外部記憶装置を必
要とし、6倍の記憶容量を必要とするため、その改善が
望まれていた。
【0017】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
で、MMUに世代管理を持たせたロールバックポイント
方式の故障回復型計算機システムにおいて、外部記憶装
置の記憶容量の削減を図ることができる故障回復型計算
機システムを得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る故障回復型計算機システム
は、MMU(メモリマネジメントユニット)に世代管理
を持たせたロールバックポイント方式の故障回復型計算
機システムにおいて、ロールバック情報を各世代毎に外
部記憶装置に分散蓄積し、ロールバックポイントでの世
代更新時に外部記憶装置も同時に切り換えることを特徴
とするものである。
【0019】また、請求項2に係る故障回復型計算機シ
ステムは、請求項1記載の故障回復型計算機システムに
おいて、ロールバックポイント処理での世代更新時に、
前n−1世代終了時から現n世代の間で変更されたペー
ジの内容のみを、次のn+1世代で使用する外部記憶装
置に送付し、それに基づいて次のn+1世代の処理を行
うことにより、n世代とn+1世代で使用するDISK
が異なっていても処理の連続性を維持することを特徴と
するものである。
【0020】また、請求項3に係る故障回復型計算機シ
ステムは、MMU(メモリマネジメントユニット)に世
代管理を持たせたロールバックポイント方式の故障回復
型計算機システムにおいて、仮想記憶アドレスと実記憶
アドレスとの変換を複数世代に分けて管理するMMU変
換方式により世代管理を実現する際、各世代毎にあらか
じめ使用ディスクを決めておくことを特徴とするもので
ある。
【0021】また、請求項4に係る故障回復型計算機シ
ステムは、請求項3記載の故障回復型計算機システムに
おいて、現世代の変換マップのみをハードウェアのMM
U変換機構に置き、これ以外の過去旧世代等のMMU変
換情報は外部記憶装置に保管することを特徴とするもの
である。
【0022】また、請求項5に係る故障回復型計算機シ
ステムは、請求項3記載の故障回復型計算機システムに
おいて、n世代MMU変換情報の当初はn−1世代の外
部記憶装置のn−1世代終了時のページを指定してお
き、そのページへの初めてのロールイン時のみここより
ロードすることとし、その後のロールアウト時にはn世
代側の外部記憶装置にストアすることを特徴とするもの
である。
【0023】また、請求項6に係る故障回復型計算機シ
ステムは、請求項3記載の故障回復型計算機システムに
おいて、n世代でのロールアウト時、他の外部記憶装置
にも将来の世代(n+1世代等)用として同時に書き込
むことを特徴とするものである。
【0024】また、請求項7に係る故障回復型計算機シ
ステムは、請求項3記載の故障回復型計算機システムに
おいて、3世代のMMU世代管理でn−1、n−2世代
の各世代間内容が同一の場合、n−2世代の外部記憶装
置側からn−2世代のページ内容をロールインすること
を特徴とするものである。
【0025】また、請求項8に係る故障回復型計算機シ
ステムは、請求項3記載の故障回復型計算機システムに
おいて、MMU世代管理の際、外部記憶装置の各ページ
の各世代間の変更有無を、n/n−1、n−1/n−2
の様に前段の2世代間の変更状況を記憶することを特徴
とするものである。
【0026】また、請求項9に係る故障回復型計算機シ
ステムは請求項3記載の故障回復型計算機システムにお
いて、MMU世代管理の際、外部記憶装置の各ページの
各世代間の変更の有無をn/n−1、n/n−2の様に
n世代との差としてその変更状況を記憶することを特徴
とするものである。
【0027】さらに、請求項10に係る故障回復型計算
機システムは、請求項3記載の故障回復型計算機システ
ムにおいて、MMUハードウェアには現世代の仮想アド
レスと実アドレスとの変換機構のみを持たせ、旧世代の
MMUマッピング情報は外部記憶装置に保管しておき、
異常発生時のロールバック処理にはこれをMMUハード
にロードすることを特徴とするものである。
【0028】
【作用】上記構成を採用することにより、各請求項によ
れば次のように作用する。 1)請求項1によれば、所要外部記憶装置の容量を低減
する。 2)請求項2によれば、n世代とn+1世代で使用する
ディスクが異なっていても処理の連続性を維持する。 3)請求項3によれば、MMU管理情報量を削減する。 4)請求項4によれば、MMUのハードウェア量を削減
する。 5)請求項5によれば、ロールバックポイント処理に係
る外部記憶装置への転送量を削減する。 6)請求項6によれば、請求項5と同様に作用する。 7)請求項7によれば、外部記憶装置の負荷の均一化や
信頼性向上が図れる。 8)請求項8によれば、ロールバックポイントでの処理
を容易にする。 9)請求項9によれば、請求項8と同様に作用する。 10)請求項10によれば、MMUハードを削減する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0030】本発明は、外部記憶装置の記憶容量の削減
を図るため、従来の外部記憶装置の現用系に全ての複数
世代を置くのでなく、各世代を複数ディスクに分散・蓄
積し、所要ディスク容量を低減するもので、2世代管理
の場合の実施例を図1に示す。
【0031】この図1に示す様に、ロールバックポイン
ト毎に、MMUで指定するディスクを切り換え、各世代
毎に使用ディスクを決めておくことにより1台のディス
クが故障しても過去いずれかの世代のディスクを使用し
て、処理の引き戻し(ロールバック)と再開を可能とし
たものである。
【0032】図2はそのハードウェア構成図を示す。す
なわち、本実施例は、冗長化構成の計算機システムの適
用例を示すもので、この故障回復型計算機は、EPU
1、MMUハード2、主記憶部3、外部記憶装置制御部
4、及び主系・冗長管理部5を基本的に備えており、E
PU1から指示された仮想アドレスはMMUハード2に
より実アドレスに変換され、主記憶部3に対するEPU
1の読み出し及び書き込みが行われる。
【0033】また、ここでは仮想記憶方式であるから、
EPU1から指定された仮想アドレスが主記憶部3に無
い場合はページフォルトとなり、通常の仮想記憶方式と
同様に、不要な主記憶部3内容を一度ディスクに退逃さ
せ(ロールアウト)、指定された仮想アドレスの内容を
ディスクからロードして来る(ロールイン)ことにな
る。
【0034】なお、図2のMMUハード2は現世代の仮
実変換機構のみでも良く、旧世代のMMU内容はディス
ク内に退逃しておき、異常発生時のロールバック処理の
時点で初めてMMUハード2にロードする方式としてM
MUハード2を削減することも可能である。
【0035】通常の各世代の処理が終了した後における
ロールバックポイントの処理では、その世代で変更され
たページの内容をその世代で使用していたディスクに退
逃し、ロールバックポイントにおけるソフトウェアのレ
ジスタ内容、ワーク内容、ステータス情報、プログラム
等の内容状態を全てディスクに書き込んでおく必要があ
る。また、同時に、次の世代の処理は異なる次のディス
クにて担当させるため、世代更新時は今までのn世代で
使用して来た内部状態が次のディスクにも引き継がれる
様にする必要がある。
【0036】この内部状態の引き継ぎを削減するため、
各世代間に渡ってプログラム部分は通常変化しないこと
や、各世代間でも変化は極く一部分のみであるという性
質を用いて、現世代と過去の世代とを各ページ単位で比
較し、変更があるページのみディスク間もしくは主記憶
部より次世代のディスクに転送するロールバックポイン
ト処理方式を図3に示す。
【0037】図3において、n世代とは、今迄処理して
来た世代であり、n+1世代とはこのロールバックポイ
ント後の次の世代のことである。
【0038】図3に示すMMU変換マップにおいて、変
更の有無とは、n世代において書込等があり、そのペー
ジの内容がn−1世代と異なっているかどうかを示した
ものである。図9の主記憶部の各ページの書込フラグが
ロールアウト時(ロールバックポイントでのロールアウ
トも含め)、書込有となっていた場合、このMMU変換
マップの「変更有無フラグ」を変更有とすることによ
り、そのページがn世代とn−1世代とで異なっている
ことを示すものである。
【0039】また、MMU変換マップは、現用のみMM
Uハードに置かれており、バックアップ側のMMU情報
は図2のMMU退逃領域に世代管理されながら退逃・保
管されている。
【0040】図3におけるロールバックポイントの処理
では、まずn世代で使用したMMU現用マップから実ア
ドレスが主記憶部上にある内容でかつ図9の書込「有」
のページの内容をディスク#1にロールアウトして対応
するMMU仮想アドレスの「変更有無」フラグを変更
「有」とする。この主記憶部の退逃処理が全て完了した
後、この現用MMUマップもディスク#1にセーブして
内部状態のディスク#1へのセーブを完了する。
【0041】次に、n+1世代を始める準備であるが、
この図3の例ではn世代はディスク#1が使用され、デ
ィスク#2はn−1世代で使用されてn世代ではバック
アップとされていた。次のn+1世代では逆にディスク
#2が使用され、ディスク#1はバックアップとなる
が、このとき、ディスク#2はn世代の最終の内部状態
を引き継いで処理を進める必要がある。
【0042】ところで、この実施例ではディスク#1、
#2は交互に現用/予備となるので、n世代で変更が無
いページはn−1世代のものがn+1世代のスタート時
にそのまま使用することが可能である。例えば、図3で
はn世代で使用したディスク#1のアドレスYのページ
内容に変更が無ければこれに相当するn−1世代のディ
スク#2のアドレスxのページ内容とこれとは同一であ
り、n+1世代はディスク#2アドレスxのページを使
用すれば良く、MMUマップの更新を行えばディスク#
1と#2の間で転送する必要はない。
【0043】従って、この図3の例ではMMU変換マッ
プの「変更有無」フラグの内変更「有」のページ部分の
み、ディスク#1や主記憶部からディスク#2へ転送す
れば良く、これにより転送量の削減が可能となる。
【0044】上述した図3の実施例はロールバックポイ
ントの処理時にその世代で書き込みがあったページの内
容を次世代のディスクに転送する方式であったが、図4
に示す実施例は、ロールバックポイント処理時に変更あ
った部分を全て転送するのでは無く、ロールイン時に初
めてその内容がどこにあるかを識別してそこからロード
し、ロールバックポイント処理時のデータ転送量を削減
し高速化を図るものである。
【0045】そのため、図4の実施例では、MMU変換
マップを拡張しn世代はどのディスクに内容が存在する
か識別できる様にして、当初はn−1世代でのディスク
とそのアドレスとして例えばディスク#2アドレスUを
指定しておき、ロールイン時はそのn−1世代のディス
ク#2のUよりロードし、更にそのページが主記憶部で
不用となったロールアウト時、初めてn世代でのディス
ク#1のアドレスUにストアする様にしたものである。
【0046】なお、この図4で〜は時間の流れを示
している。
【0047】はn世代での当初のMMUマップの内容
を、はロールイン直後の状態を、はメモリに書込が
あった場合でロールアウト処理の内で一度変更「有」を
反映したものを、はロールアウト処理後の状態をそれ
ぞれ示している。
【0048】また、図5の実施例は図3のロールバック
ポイントでの処理で図4と同様にディスク間の転送を不
用とする実施例で、ロールアウト時将来の世代のディス
クにも同時に書き込んでしまうものである。つまり、図
5のn世代での当初のMMU内容はn−1世代と異な
っているときは既にn世代でのディスクであるディスク
#1のwに書き込まれており、→でのロールイン時
はこのディスク#1のwより主記憶部に読み込む。
【0049】また、ロールアウト時は、の様にn世代
用としてディスク#1のUに書き込むと共に並行して、
n+1世代用としてディスク#2のxにも書き込んでお
く。
【0050】なお、n+1世代用のMMU内容は、当初
未定としておくか又は変更されないとしてn+1世代で
のディスク(ここではディスク#2のV)を指定してお
く。
【0051】これにより、各世代の初めにはMMUに常
にその世代で使用するディスクにMMUデータが準備さ
れることになり、効率化が図られる。
【0052】次に、3世代管理の実施例を図6に示す。
【0053】この実施例ではMMUにn世代とn−1世
代、n−1世代とn−2世代との差異情報を持たせてい
る。
【0054】また、n世代とn−2世代との間に変更
(差異)が無ければ、図4の実施例でのn−1世代から
ロードする代りに、図7の様にn−2世代の(この例で
はディスク#1)からロードすることにし、可能な限
り、バックアップディスクを使用しない様にしてディス
ク異常時の回復性を高めたものである。
【0055】なお、図7において、各世代間の差異はn
世代との差としてMMUに保持されロールイン時の処理
を容易にしている。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
ロールバックポイント方式における外部記憶装置への各
世代の退逃情報の冗長性削減により、外部記憶装置の所
要容量の低減を図ることができるという効果を奏する。
【0057】また、外部記憶装置への書き込み・読み出
し量の削減により、システムの高速化や応答性改善を図
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールバック方式の基本概念図であ
る。
【図2】本発明のハードウェアの一実施例による構成図
である。
【図3】本発明のロールバックポイント処理の概念図で
ある。
【図4】本発明により初めてロールインする時n−1世
代側ディスクよりロードしロールバックポイント処理を
低減した説明図である。
【図5】本発明のロールアウト時n+1世代側ディスク
にも書き込みロールバックポイント処理を低減した説明
図である。
【図6】3世代管理の実施例の説明図である。
【図7】3世代管理において初めてロールインする時n
−2世代側からロードする実施例を示す説明図である。
【図8】応用プログラムで実現される従来のロールバッ
ク方式の説明図である。
【図9】従来のロールバックポイント更新処理の説明図
である。
【符号の説明】
1a,1b EPU 2a,2b MMUハード 3a,3b 主記憶部 4a,4b 外部記憶装置制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MMU(メモリマネジメントユニット)
    に世代管理を持たせたロールバックポイント方式の故障
    回復型計算機システムにおいて、ロールバック情報を各
    世代毎に外部記憶装置に分散蓄積し、ロールバックポイ
    ントでの世代更新時に外部記憶装置も同時に切り換える
    ことを特徴とする故障回復型計算機システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、ロールバックポイント処理での世代更新時
    に、前n−1世代終了時から現n世代の間で変更された
    ページの内容のみを、次のn+1世代で使用する外部記
    憶装置に送付し、それに基づいて次のn+1世代の処理
    を行うことにより、n世代とn+1世代で使用するDI
    SKが異なっていても処理の連続性を維持することを特
    徴とする故障回復型計算機システム。
  3. 【請求項3】 MMU(メモリマネジメントユニット)
    に世代管理を持たせたロールバックポイント方式の故障
    回復型計算機システムにおいて、仮想記憶アドレスと実
    記憶アドレスとの変換を複数世代に分けて管理するMM
    U変換方式により世代管理を実現する際、各世代毎にあ
    らかじめ使用ディスクを決めておくことを特徴とする故
    障回復型計算機システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、現世代の変換マップのみをハードウェアの
    MMU変換機構に置き、これ以外の過去旧世代等のMM
    U変換情報は外部記憶装置に保管することを特徴とする
    故障回復型計算機システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、n世代MMU変換情報の当初はn−1世代
    の外部記憶装置のn−1世代終了時のページを指定して
    おき、そのページへの初めてのロールイン時のみここよ
    りロードすることとし、その後のロールアウト時にはn
    世代側の外部記憶装置にストアすることを特徴とする故
    障回復型計算機システム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、n世代でのロールアウト時、他の外部記憶
    装置にも将来の世代(n+1世代等)用として同時に書
    き込むことを特徴とする故障回復型計算機システム。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、3世代のMMU世代管理でn−1、n−2
    世代の各世代間内容が同一の場合、n−2世代の外部記
    憶装置側からn−2世代のページ内容をロールインする
    ことを特徴とする故障回復型計算機システム。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、MMU世代管理の際、外部記憶装置の各ペ
    ージの各世代間の変更有無を、n/n−1、n−1/n
    −2の様に前後の2世代間の変更状況を記憶することを
    特徴とする故障回復型計算機システム。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の故障回復型計算機システ
    ムにおいて、MMU世代管理の際、外部記憶装置の各ペ
    ージの各世代間の変更の有無を、n/n−1、n/n−
    2の様にn世代との差としてその変更状況を記憶するこ
    とを特徴とする故障回復型計算機システム。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の故障回復型計算機シス
    テムにおいて、MMUハードウェアには現世代の仮想ア
    ドレスと実アドレスとの変換機構のみを持たせ、旧世代
    のMMUマッピング情報は外部記憶装置に保管してお
    き、異常発生時のロールバック処理にはこれをMMUハ
    ードにロードすることを特徴とする故障回復型計算機シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5956207A (en) * 1996-01-31 1999-09-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Storage device and recording medium cartridge

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5956207A (en) * 1996-01-31 1999-09-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Storage device and recording medium cartridge
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