JPH065198U - 帯電防止具 - Google Patents
帯電防止具Info
- Publication number
- JPH065198U JPH065198U JP4982592U JP4982592U JPH065198U JP H065198 U JPH065198 U JP H065198U JP 4982592 U JP4982592 U JP 4982592U JP 4982592 U JP4982592 U JP 4982592U JP H065198 U JPH065198 U JP H065198U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- shaped electrode
- static electricity
- locking member
- antistatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全で、装着が容易であり、装着者の行動範
囲が制約されない静電気の帯電防止具を得る。 【構成】 一部に係止部材が形成された導電性を有する
基体に針状電極を、該針状電極の先端が基体に近接した
空中に位置するように固着支持した。また基体に針状電
極を掩覆するように保護カバーを設けても良い。
囲が制約されない静電気の帯電防止具を得る。 【構成】 一部に係止部材が形成された導電性を有する
基体に針状電極を、該針状電極の先端が基体に近接した
空中に位置するように固着支持した。また基体に針状電
極を掩覆するように保護カバーを設けても良い。
Description
【０００１】
本考案は静電気の帯電防止具に関する。
【０００２】
低温度時、人体或いは他の物体には摩擦による静電気が発生しやすく、このよ うな静電気は人体にショックを与えるのみならず、特に電子工業におけるクリー ンルームにおいては静電気により低電圧駆動の電子部品等が破壊されるといった 事態が発生するので、該静電気の帯電を防止することは非常に重要である。
【０００３】 そこで、従来、クリーンルームにおいては、静電気の帯電防止のため、図３に 示すように、作業者は導電繊維を織り込んだ無埃衣３１等を着用し、該無埃衣３ １の上から腕部に装着したリストバンド３２にアース線３３を接続し、該アース 線３３の他端接続部３４を、アース３５に接続して静電気を接地放電している。
【０００４】 このような静電気の帯電防止具においては、アース線３３により作業者の行動 範囲が制約されるばかりでなく、作業者が作業部所を離れる際には、、アース線 ３３を取り外さなければならず手間を要した。また、アース線３５は図示例のご とくコンセント３６に併設されている場合が多く、アース線接続部３４がコンセ ント３６に接触すれば、感電する恐れもあり危険でもあった。
【０００５】
本考案は、従来の技術のこのような点に鑑みて、安全で、装着が容易であり、 装着者の行動範囲が制約されない静電気の帯電防止具を提供することを目的をす るものである。
【０００６】
一部に係止部材が形成された導電性を有する基体に針状電極を、該針状電極の 先端が基体に近接した空中に位置するように固着支持した。また基体に針状電極 を掩覆するように保護カバーを設けても良い。
【０００７】
低温度時、摩擦により身体に発生した静電気は基体より針状電極に導かれ、該 針状電極より気中に無極コロナ放電される。
【０００８】
本考案の実施の一例を図面と共に説明する。図１及び図２は本考案帯電防止具 １を時計２のバンド３に取り付けることにより、人体に装着する場合を示す実施 例である。
【０００９】 帯電防止具１は導電性材料よりなる平板状の基体４の一端に、針状電極５を、 支持部材６により、基体４の一端より他端に向けて、かつ、該基体４の表面に近 接した空中に針状電極５が位置するよう支持してなるものである。
【００１０】 基体４の表面には、針状電極５を掩覆して半円筒状の保護カバー１０を設け、 針状電極５の破損を防止すると共に装着者の安全を確保している。そして上記保 護カバーの両端部は開口され、針状電極５に対する通気を確保している。
【００１１】 また、基体４の両端には、該基体４の下方に向け、先端がＬ字状に屈折した係 止部材７を形成し係止部材７により帯電防止具１を適宜部材に取り付けている。 図示例においては該係止部材７のＬ字状の屈折部を時計バンド３に係止しており 、時計２を衣服８の上から腕９に装着すれば、基体４及び針状電極５に連なる係 止部材７が衣服８に圧接されるので衣服８の表面と針状電極５とは導通状態とな る。
【００１２】 上述の実施例においては本考案の帯電防止具１を時計バンド３に係止する場合 について示したが、別途リストバンド（図示せず）を用いることも勿論可能であ る。また、係止部材７の形状を適宜変更することにより、ベルト、ネクタイピン 、ネックレス、指輪等の装身具による装着、及び、衣服に直接係止して装着する ことも可能であり、アース線等を必要としないため、使用環境を選ばず、電子工 業等におけるクリーンルームはもとより、静電気が発生しやすい旅客機内での搭 乗員の使用等も有効である。
【００１３】 次に、上述の実施の一例に基づいて作用を説明する。
【００１４】 低温度時に摩擦により発生する静電気は数千乃至数万ボルトに達する。これに 対して、針電極による空気中への無極コロナ放電は２０００Ｖ程度より発生する ので、本考案帯電防止具１を装着した場合、身体に発生する静電気は導電性を有 する係止部材７及び基体４を通じて針状電極５に導かれ、該針状電極５における 電位が２０００Ｖ以上になると、気中にコロナ放電され、身体における帯電は防 止される。
【００１５】 身体に発生する静電気の放電における電位が２０００Ｖ以下の場合は、帯電防 止具１からの無極コロナ放電は起こらないが、２０００Ｖ程度の残電位において は、人体に対するショック及び電子部品の破壊には至らないので、本考案帯電防 止具１による静電気の帯電防止効果は使用上充分なものであるといえる。
【００１６】
本考案帯電防止具は、上述のとおり、一部に係止部材が形成された導電性を有 する基体に針状電極を、該針状電極の先端が基体に近接した空中に位置するよう に固着支持したので、人体における静電気の帯電を防止できるとともに、安全で 装着が容易であり、装着者は装着したまま自由に移動することが可能である。ま た基体に針状電極を掩覆するように保護カバーを設けたので、針状電極の破損を 防止できると共に、装着者も安全である。
【提出日】平成４年６月２６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【０００２】
低湿度時、人体或いは他の物体には摩擦による静電気が発生しやすく、このよ うな静電気は人体にショックを与えるのみならず、特に電子工業におけるクリー ンルームにおいては静電気により低電圧駆動の電子部品等が破壊されるといった 事態が発生するので、該静電気の帯電を防止することは非常に重要である。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【０００３】 そこで、従来、クリーンルームにおいては、静電気の帯電防止のため、図３に 示すように、作業者は導電繊維を折り込んだ無塵衣３１等を着用し、該無塵衣３ １の上から腕部に装着したリストバンド３２にアース線３３を接続し、該アース 線３３の他端接続部３４を、アース３５に接続して静電気を接地放電している。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【０００４】 このような静電気の帯電防止具においては、アース線３３により作業者の行動 範囲が制約されるばかりでなく、作業者が作業部所を離れる際には、アース線３ ３を取り外さなければならず手間を要した。また、アース３５は図示例のごとく コンセント３６に併設されている場合が多く、アース線接続部３４がコンセント ３６に接触すれば、感電する恐れもあり危険でもあった。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【０００７】 低湿度時、摩擦により身体に発生した静電気は基体より針状電極に導かれ、該 針状電極より気中に無極コロナ放電される。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【００１４】 低湿度時に摩擦により発生する静電気は数千乃至数万ボルトに達する。これに 対して、針電極による空気中への無極コロナ放電は２０００Ｖ程度より発生する ので、本考案帯電防止具１を装着した場合、身体に発生する静電気は導電性を有 する係止部材７及び基体４を通じて針状電極５に導かれ、該針状電極５における 電位が２０００Ｖ以上になると、気中にコロナ放電され、身体における帯電は防 止される。
【提出日】平成４年７月３０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【０００８】
本考案の実施の一例を図面と共に説明する。図１、図２ａ及びｂは本考案帯電 防止具１を時計２のバンド３に取り付けることにより、人体に装着する場合を示 す実施例である。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【００１１】 また、基体４の両端には、該基体４の下方に向け、先端がＬ字状に屈折した係 止部材７を形成し係止部材７により帯電防止具１を適宜部材に取り付けている。 図示例においては該係止部材７のＬ字状の屈折部を時計バンド３に係止しており 、図２ａでは時計２を直接腕９に装着することにより係止部材７を腕９に圧接し ている。また、図２ｂでは時計２を無塵衣８の上から腕９に装着することにより 、係止部材７を無塵衣８に圧接しているので、該無塵衣８と針状電極５とは導通 状態となり、放電効果を高めている。
【図１】実施例の帯電防止具を時計バンドに係止した状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図２】実施例の帯電防止具を時計バンドに係止するこ
とにより身体に装着した状態を示す要部断面図である。
とにより身体に装着した状態を示す要部断面図である。
１ 帯電防止具 ４ 基体 ５ 針状電極 ７ 係止部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年７月３０日
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の帯電防止具を時計バンドに係止した状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図２】ａは実施例の帯電防止具を時計バンドに係止す
ることにより身体に直接装着した状態を示す要部断面
図、ｂは実施例の帯電防止具を時計バンドに係止し、該
時計バンドを無塵衣の上から身体に装着した状態を示す
要部断面図である。
ることにより身体に直接装着した状態を示す要部断面
図、ｂは実施例の帯電防止具を時計バンドに係止し、該
時計バンドを無塵衣の上から身体に装着した状態を示す
要部断面図である。
【図３】従来の帯電防止具を示す概略図である。
【符号の説明】 １ 帯電防止具 ４ 基体 ５ 針状電極 ７ 係止部材
【手続補正４】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【手続補正５】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
Claims (2)
- 【請求項１】 一部に係止部材が形成された導電性を有
する基体に針状電極を、該針状電極の先端が基体に近接
した空中に位置するように固着支持してなる帯電防止
具。 - 【請求項２】 基体に針状電極を掩覆するように保護カ
バーを設けた請求項１記載の帯電防止具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4982592U JPH065198U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 帯電防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4982592U JPH065198U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 帯電防止具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065198U true JPH065198U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12841882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4982592U Pending JPH065198U (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 帯電防止具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065198U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02172199A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-07-03 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 静電気放電装置 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4982592U patent/JPH065198U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02172199A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-07-03 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 静電気放電装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4745519A (en) | Grounding strap which can be monitored | |
| US4713724A (en) | Portable ion generator | |
| US4676561A (en) | Combination personnel and garment grounding strap | |
| NZ336061A (en) | Nosepiece shield for combustion powered tool with protection device and work contacting element | |
| US4677521A (en) | Static dissipative grounding strap | |
| US7609503B2 (en) | Insulated metal grounding bracelet | |
| JPH065198U (ja) | 帯電防止具 | |
| US4782425A (en) | Conductive elastic strap closure | |
| EP0367456B1 (en) | Static electric discharge apparatus | |
| KR20100015181A (ko) | 방진복 | |
| US4868710A (en) | Clean room garment | |
| US6215639B1 (en) | Adjustable, electrically conductive bracelet | |
| US4532724A (en) | Antistatic footwear | |
| US4885728A (en) | Electrical wrist band connector for a watch band | |
| US4618222A (en) | Protective structure and method for working on sensitive electronic devices | |
| US4743277A (en) | Isolated feedthrough | |
| US7118380B1 (en) | Connector arrangement in wrist strap monitors | |
| CN207427554U (zh) | 静电消除器 | |
| CN209915092U (zh) | 一种针织面料的防静电手套 | |
| ATE37501T1 (de) | Blitzschutzmaterial. | |
| US3310709A (en) | Shield for electrostatic painting | |
| TW375824B (en) | Protective circuit | |
| US20030024031A1 (en) | Disposable wrist trap | |
| KR870002695Y1 (ko) | 집적소자 취부기구 | |
| JP3037549U (ja) | エアラインマスク用電流制限抵抗入りエアラインホース |