JPH0651226A - ポリゴンミラーの取付構造 - Google Patents
ポリゴンミラーの取付構造Info
- Publication number
- JPH0651226A JPH0651226A JP9225692A JP9225692A JPH0651226A JP H0651226 A JPH0651226 A JP H0651226A JP 9225692 A JP9225692 A JP 9225692A JP 9225692 A JP9225692 A JP 9225692A JP H0651226 A JPH0651226 A JP H0651226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polygon mirror
- hub
- spring member
- peripheral portion
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
り、しかも部品点数の少ないポリゴンミラーの取付構造
を提供することである。 【構成】 本発明におけるポリゴンミラー16の取付構
造は、モータの軸と一体回転するハブ2と、ハブに嵌合
されたポリゴンミラーと、ポリゴンミラーを保持するば
ね部材26とを含んでいる。ハブには嵌合溝12が形成
され、環状の板部材からなるばね部材26の内周部には
係合爪28が、また外周部には押さえ部30がそれぞれ
複数個形成されている。ばね部材26をハブ2の軸方向
に押し込むことにより、係合爪28が嵌合溝12に嵌合
され、押さえ部30がポリゴンミラー16を軸方向に押
圧する。
Description
ーザビームプリンタに適用されるポリゴンミラーの取付
構造に関する。
使用されるポリゴンミラーは、例えばホールモータの軸
に取り付けられて高速回転する。またその回転速度も、
制御装置により正確に速度制御される。ポリゴンミラー
はアルミニウム素材から切削加工により作られ、その外
周部に形成された多角形の部分が鏡面を構成している。
レーザープリンタにおいて、回転しているポリゴンミラ
ーに光の強度変調を受けた半導体レーザ光線が照射され
ると、このレーザー光線はその瞬間の鏡面の位置によっ
て異なった方向に反射される。これにより感光体ドラム
の表面に反射光による走査が行われ、印字情報の潜像が
形成される。次いでその潜像はトナーにより現像され、
転写及び定着作用が行われて媒体上に現われる。
取り付けは、一例としてポリゴンミラーを軸にねじ結合
することにより行われていた。この取付構造によれば、
ポリゴンミラー自体に貫通孔を形成し、更にその内周部
にねじを形成しなければならず、加工工程が多く、した
がって量産に適せず、コストも高くなる。更に、軸への
締め付け作用時にポリゴンミラーを傷つけるおそれもあ
る。また他の取付構造としては、ポリゴンミラーを保持
するための保持予圧ばねとこれを固定するためのCリン
グ、又は保持予圧ばねとこれを固定するためのカップ及
びねじを使用する構造も知られている。これらの構造に
よれば、更に部品点数が増大し、作業性も悪化する。
性が著しく容易であり、しかも部品点数の少ない、改良
されたポリゴンミラーの取付構造を提供することであ
る。
め、本発明によれば、モータの駆動力により回転するハ
ブと、このハブの軸方向一端側の外周部に嵌合装着され
たポリゴンミラーと、このポリゴンミラーを装着位置に
保持するばね部材とを含み、前記ハブの前記一端側には
環状の嵌合溝が形成され、前記ばね部材は環状の板部材
からなり、その内周部には複数個の係合爪が、またその
外周部には複数個の押さえ部がそれぞれ形成され、前記
ばね部材を前記ハブの一端側から軸方向に押し込むこと
により、前記係合爪の各々が前記ハブの前記嵌合溝に嵌
合保持されかつ、前記押さえ部の各々が前記ポリゴンミ
ラーを前記ハブの軸方向に押圧するよう構成されたこと
を特徴とするポリゴンミラーの取付構造、が提供され
る。
後、ばね部材をハブの一端側から軸方向に押し込むと、
ばね部材の係合爪の各々が前記ハブの前記嵌合溝に嵌合
保持されて、軸方向に抜けることが防止される。同時に
ポリゴンミラーの一側面に接触する押さえ部が撓む。そ
の結果、前記嵌合溝に嵌合した係合爪の各々を支点とし
て、ばね部材の押さえ部の各々がポリゴンミラーを前記
ハブの軸方向に押圧するので、ポリゴンミラーは、ばね
部材の押し込み作業のみにより、ハブにしっかりと取り
付けられる。
造の一実施例を図面を参照して説明する。
ンミラーの取付構造は、後述するハブ2とポリゴンミラ
ー16とばね部材26とを含んでいる。ハブ2はアルミ
合金にてカップ状に形成され、カップ状に形成された内
側部分にはモーター用の永久磁石1が埋め込まれてい
る。ハブ2の上面を規定する天井部3の軸心部には貫通
孔4が形成され、この貫通孔4を図示しない回転支承軸
が貫通する。貫通孔4の側壁と回転支承軸との間にはベ
アリングが介在し、これによりハブ2は、モータの回転
子として回転する。ハブ2には、後述するポリゴンミラ
ー16が嵌合装着される外周部6が形成されている。外
周部6は、ハブ2の一端側から軸方向に延びる円周部8
と、この円周部8の他端を規定する肩10とを含んでい
る。この肩10は円周部8から半径方向外方に延びる直
角な面からなる。ハブ2の一端側には環状の嵌合溝12
が形成されている。すなわち、ハブ2の壁3には、軸方
向に突出したボス部14が形成され、その周囲に前記嵌
合溝12が形成されている。ボス部14は、外周部6よ
り小径であり、嵌合溝12と肩10との間には、軸方向
に所定の間隔が設けられている。
16が嵌合装着されている。ポリゴンミラー16は、多
角形の外周部18と、ハブ2の外周部6を構成する円周
部8に嵌合しうる内周部形状を有する孔20と、その軸
線に直交する面により規定された軸方向両側面22及び
24とを有している。ポリゴンミラー16はアルミニウ
ムから形成され、その多角形の各面が鏡面を構成してい
る。なおハブ2の外周部6を構成する円周部8(断面が
円形)に代えて、嵌合する相手が相対回転できないよう
な断面形状であってもよい。その場合ポリゴンミラー1
6の孔20は、それに嵌合しうる内周部形状とされる。
16を装着位置に保持するものである。ばね部材26は
環状の板部材(例として燐青銅あるいはばね鋼板又は弾
性を有するプラスチック樹脂)からなりその内周部には
複数個の係合爪28が形成されている。またその外周部
には複数個の押さえ部30が形成されている。係合爪2
8の各々は、軸心方向に突出した先端部を軸方向に折り
曲げることにより形成されている。また押さえ部30の
各々は、円周方向又は径方向に沿って所定の長さだけ打
ち抜き形成され、かつ軸方向に突出する折曲部から構成
されている。押さえ部30の突出方向は、係合爪28の
それと反対方向である。ばね部材26をハブ2の一端側
から軸方向に押し込むことにより、係合爪28の各々が
ハブ2の嵌合溝12に嵌合保持される。同時に押さえ部
30の各々がポリゴンミラー16をハブ2の軸方向に押
圧するよう構成されている。
ら円周部8に嵌め込み、その側面24を肩10に押し当
てた状態で装着する。次いでばね部材26をハブ2の一
端側から軸方向に押し込むと、ばね部材26の係合爪2
8の各々がばねアクションによりハブ2の嵌合溝12に
嵌合保持される。これによりばね部材26は、ハブ2か
らその軸方向に抜けることが防止される。同時にポリゴ
ンミラー16の一側面22に接触する押さえ部30が撓
む。その結果、嵌合溝12に嵌合した係合爪28の各々
を支点として、ばね部材26の押さえ部の各々がポリゴ
ンミラー16をハブ2の軸方向に押圧する、具体的には
ポリゴンミラー16の側面24を肩10に押圧するの
で、ポリゴンミラー16は、ばね部材26の軸方向への
押し込み作業のみにより、ハブ2にしっかりと取り付け
られる。ポリゴンミラー16は、ハブ2とともにモータ
の軸と一体に回転される。
び断面図である。この実施例では、押え部40が、中央
より放射方向に突出している。この押え部40は、図7
の記載から明確なように、断面腕曲されていて、ばね部
材26がハブ2に嵌着されるとき、この押え部40がポ
リゴンミラー16の上面を弾性力をもって押え付ける構
造となっている。
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり(例え
ば図6)、これらを本発明の範囲から排除するものでは
ない。
をハブの一端側からその軸方向に押し込むだけで、ポリ
ゴンミラーをハブにしっかりと保持することができるの
で、従来に較べ、取付作業性が著しく向上する。またポ
リゴンミラーを損傷するおそれもなくなるので、品質及
び信頼性も向上する。更に、部品点数が少なく、低コス
トで大量生産できる。
付構造の一実施例を示す要部断面図
て示す図
Claims (4)
- 【請求項1】 モータの駆動力により回転するハブと、
このハブの軸方向一端側の外周部に嵌合装着されたポリ
ゴンミラーと、このポリゴンミラーを装着位置に保持す
るばね部材とを含み、前記ハブの前記一端側には環状の
嵌合溝が形成され、前記ばね部材は環状の板部材からな
り、その内周部には複数個の係合爪が、またその外周部
には複数個の押さえ部がそれぞれ形成され、前記ばね部
材を前記ハブの一端側から軸方向に押し込むことによ
り、前記係合爪の各々が前記ハブの前記嵌合溝に嵌合保
持されかつ、前記押さえ部の各々が前記ポリゴンミラー
を前記ハブの軸方向に押圧するよう構成されたことを特
徴とするポリゴンミラーの取付構造。 - 【請求項2】前記ハブの前記外周部は、前記一端側から
軸方向に延びる円周部と、この円周部の他端を規定する
肩とを含み、この肩は前記円周部から半径方向外方に延
びる直角な面からなり、前記ハブの前記嵌合溝は、前記
一端を規定する壁から軸方向に突出した前記外周部より
小径のボス部の周囲に形成され、前記ポリゴンミラー
は、多角形の外周部と、前記ハブの前記外周部に嵌合し
うる内周部形状を有する孔と、その軸線に直交する面に
より規定された軸方向両側面とを有し、前記ばね部材の
前記係合爪の各々は、軸心方向に突出した先端部を軸方
向に折り曲げることにより形成され、前記ばね部材の前
記押さえ部の各々は、円周方向又は径方向に沿って所定
の長さだけ打ち抜き形成されかつ軸方向に突出する折曲
部から構成されたことを特徴とする請求項1記載のポリ
ゴンミラーの取付構造。 - 【請求項3】前記ばね部材は弾性を有する金属の板部材
により構成されていることを特徴とする請求項1又は請
求項2記載のポリゴンミラーの取付構造。 - 【請求項4】前記ばね部材は弾性を有する合成樹脂の板
部材により構成されていることを特徴とする請求項1又
は請求項2記載のポリゴンミラーの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9225692A JP3388353B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ポリゴンミラーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9225692A JP3388353B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ポリゴンミラーの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651226A true JPH0651226A (ja) | 1994-02-25 |
JP3388353B2 JP3388353B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=14049342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9225692A Expired - Fee Related JP3388353B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ポリゴンミラーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388353B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5598291A (en) * | 1993-09-24 | 1997-01-28 | Ebara Corporation | Polygon mirror mounting structure |
US9778457B2 (en) | 2014-02-12 | 2017-10-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Light deflector and polygon mirror |
CN114488517A (zh) * | 2017-03-31 | 2022-05-13 | 美蓓亚三美株式会社 | 套筒、弹簧以及电机的组装方法 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP9225692A patent/JP3388353B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5598291A (en) * | 1993-09-24 | 1997-01-28 | Ebara Corporation | Polygon mirror mounting structure |
US9778457B2 (en) | 2014-02-12 | 2017-10-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Light deflector and polygon mirror |
US10451869B2 (en) | 2014-02-12 | 2019-10-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Light deflector and polygon mirror |
CN114488517A (zh) * | 2017-03-31 | 2022-05-13 | 美蓓亚三美株式会社 | 套筒、弹簧以及电机的组装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3388353B2 (ja) | 2003-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5933267A (en) | Rotary polygon mirror type light deflector | |
US5969844A (en) | Rotor and polygon scanner that incorporates the rotor | |
JPH08262361A (ja) | ポリゴンミラーの取付構造 | |
JPS58157366A (ja) | 軸方向の移動量が限定された回転子を有するステツピング・モ−タ− | |
US9557564B2 (en) | Rotary body driving apparatus | |
JP2008131828A (ja) | モータ | |
JPH0651226A (ja) | ポリゴンミラーの取付構造 | |
US6087749A (en) | Rotary polygonal mirror driving apparatus | |
JP3149986B2 (ja) | ポリゴンミラーの取付構造 | |
JP3151048B2 (ja) | ポリゴンミラーの取付構造 | |
JP5259249B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JPS6253152A (ja) | 自動調心軸受組立体及びその組立方法 | |
US20050018326A1 (en) | Rotary polygon mirror assembly and method for making the same | |
JP7479261B2 (ja) | モータ | |
JP2006340459A (ja) | 回転電機 | |
JP3402668B2 (ja) | スキャナ用モータ | |
JPH06121478A (ja) | ステッピングモータ | |
JP2600602Y2 (ja) | 回転子 | |
JP2007051727A (ja) | クリープ防止構造 | |
JPS6280616A (ja) | レ−ザ−光偏向装置 | |
JPH0641212Y2 (ja) | 光偏向器 | |
JPH09230268A (ja) | ポリゴンスキャナ駆動装置及びその製造方法 | |
JPH10186265A (ja) | 回転多面鏡型光偏向器 | |
JPH09103061A (ja) | 高速回転体及びその回転体を有する動圧空気軸受型ポリゴンスキャナ | |
JP4932217B2 (ja) | ポリゴンミラースキャナモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |