JPH06510974A - 粉末品の計量器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 粉末品の計量器具 本発明はコンテナ（容器）のネックに組込む顆粒や粉末の成品を計量／分配する 器具に関する。

この種の多くの計量器具は市場での需要か増大している。この器具はコンテナに 適用されて、その内容物を適切に計量して、その一定量をコンテナから分配する ことが出来る。

具体的な計量器具には、家庭用の洗剤や個人用途の衛生製品用として利用されて いるものを参考として挙げ得る。

従来公知の計量器具には、可動機構と固定機構を備えた複雑な装置からなるもの かある。固定機構は、この中にコンテナをひっくり返したときに粉末品が侵入す るもので、これは粉末品を収集室に移して計量か可能になる。分配ダクトを流通 する粉末品は収集室からコンテナか再びひっくり返されたときに系外に分配され る。

同一発明者のイタリア特許出願第ＶＩ９１ＡＯＯＯＯ９２号は計量／分配器具を 提供するものであるが、この器具は計量品を受容する収集室を提供する下部と、 これに接続していて予計量室と分配ダクトを規定している上部から成る。

コンテナの中味は計量室に、コンテナネックが下になるようにひっくり返された ときに、侵入する。この計量室から、中味はネックか元の直立位置に復元された ときに収集室に運ばれる。他方、中味の粉末品の分配は再度コンテナをひっくり 返したときに生じて、粉末品か収集室から分配ダクトを通って系外に流出する。

この従来器具は満足に機能するとはいえ、ある種の不都合を伴う。

それは、器具の表面外形が複雑で、それ故に複雑な金型を要することから製作コ ストが高くつくことである。もう１つの不都合は、器具が色々の構成要素から成 るので、夫々の部品のために幾つかの金型を必要とする。更には、これらの部品 を組立る適切な機具を必要とする。

ＢＰ−Ａ　−０４１０６２０は粉末の計量品を分配するための分配室に接続した 蓋を具備した簡単な計量器具を開示している。このＥＰ特許文献は連続的に粉末 品を分配するための第２の蓋を開示していない。

本発明の主目的は、器具のキャップか２種の蓋を存し、その１つの蓋が計量器を 系外に分配し、残りの蓋が連続的に粉末品を分配するようになっている、粉末品 の計量器具を提供することにある。

本発明のもう１つの目的は、低コストで製作することが出来る、非常に簡単な構 造の計量／分配器具を提供することにある。

更にもう１つの目的は、素早い且つ単純な分配操作を保証し且つ一定量の粉末品 の分配を確実に実行する計量／分配器具を得ることにある。

もう１つの目的は、単１個片（物品）から成る計量／分配器具を得ることにある 。

上記目的やその他の目的は、以下に説明されているように、請求項１に従ってい る顆粒品や粉末品の計量／分配器によって達成される。この器具は、コンテナの ネックに挿置された第１部と、コンテナネックに固く連結したエレメントを具備 していて第１部とその外側から共軸的に適合している第２部とを形成している管 本体：第１ヒンジを介して管本体に連結され、且つ管本体のリムにスナップ嵌合 されるキャップであって、このキャップに第２ヒンジを介して連結された回転に よって開くようになっている少くとも１つの蓋を具備している斯−るキャップを 含んで成り、管本体が内部容積を分断して計量室と収集室とを規定する少くとも １つの仕切板を内部に具備しており、該計量室は仕切板端の近くでコンテナ内部 と連通し、該収集室は計量室と連通していて、画室がその上側をキャップによっ て区切られていて、収集室がキャップと対応する頂部に配位して系外に通じてい る分配ダクトと連通していることに特徴がある。

本発明の好ましい態様によれば、計量／分配器具はキャップをコンテナの管状ネ ックに連結させるヒンジを存しており、これらのヒンジは１体に接合した個片部 から成る単ｌ物を構成する肉薄のプラスチック帯部（ストリップ）から形成され ていて、器具が単ｌの金型成形で単１品として成形され得る。

本発明の好適例によれば、計量室、収集室及び分配ダクト室は管本体に共軸状に 配設され仕切板によって管本体の内部に規定されている。この仕切板は傾斜位置 に配設した別の仕切板と交差しており、両仕切板は管本体の内壁に固定されてい るが、好ましくは管本体の１体成形部分として実現される。

別の例によれば、計量室と収集室は分配ダクトと同様に、底を有するこの管状ダ クトの底域を閉じ、且つダクト内容積をダクトと共軸配置でキャップからダクト 長の１部分に亘って延在する単ｌ仕切板で分割することにより形成される。この ような例では、管本体に横方向に開いた開口か粉末品をコンテナから計量室へ移 送することを可能にする。

更に、キャップは２個の蓋を具備していて、その第１の蓋は計量室と連通してい て、連続的な分配を可能にし、それに対し、第２の蓋は収集室の上に配置されて いる分配ダクトと連通していて、予め計量した投与量を分配することが出来る。

本発明の適用性の特長と詳細は以下の記述から明らかになる。しかし、詳細な説 明と具体例は単なる説明用に過ぎず、本発明の精神と範囲内での変更が当業者に よりこの詳細な説明と図面から明らかになることは理解されるべきである。

図１は本発明の計量／分配器具の分解図を示しており：図２は図１の器具の蓋を 立ち上げた状態で示すものであり：図３は本発明の組立てられた計量／分配器具 の断面を示しており；図４は成品が計量されている過程における本発明器具の断 面を示しており； 図５は計量器が計量室から収集室へ流通する過程における本発明器具の断面を示 しており； 図６は予め計量された成品が注出される間に新な量の成品が同時に計量されてい る過程における本発明の器具の断面を示しており二図７は本発明の別の例の計量 ／分配器具の断面を示しており；図８はコンテナに組込んだ図７の計量／分配器 具例を示すものであり； 図９は成品計量過程の図８の計量／分配器具を示しており：図１Ｏは計量器が計 量室から収集室に移送される過程における図９の計量／分配器具を示しており： 図１１は予め計量した量の成品が注出されると同時に新な量の成品が計量される 過程における図１Ｏの計量／分配器具を示しており；そして図１２は連続的分配 操作中の図８の計量／分配器具を示している。

図示の計量／分配器は番号１で指定されていて、これは図から分るように、本質 的に円筒形の管本体１０を形成していて、図４，５゜６に見えるように計量／分 配器具を受容するコンテナ５１の中に挿置される第１エレメント１１を含む。

管本体ＩＯは第１エレメントに対し相対的に外方に共軸的に配置された第２エレ メントを含み、この第２エレメントが内壁に図３において見えるようにネジ１３ を形成しており、このネジがコンテナ５１のネックに形成されている対応するネ ジと適合する。

コンテナネックはエレメント１２と１１の間の環状空間１４に収容される。図１ と２から具体的に分るように、管本体１０はその頂端において番号２０で指定し たキャップとプラスチックの帯部１５から成る第１ヒンジを介して連結されてい る。

アンダーカット１７が形成されていることにより、キャップ２０は管本体のリム １６に固く閉じ付けられる。このアンダーカット１７は、プラスチックの帯部２ ３から成る第２ヒンジがキャップに形成されていることによりキャップ本体２１ に対し相対的に回動する蓋２２と嵌合する。この蓋２２は努力せずとも容易に開 閉が可能であるが、これはこの蓋が器具が開放されてその中味が分配される必要 のあるときに、この蓋を外すことが出来るようにスナップ閉じ（スナップシャッ ト）エレメントを形成しているからである。

管本体１０の内部には仕切板３０があり、この仕切板は第１エレメントｌｌと内 部で連結されて、管本体の軸線１９に対し傾斜した位置に配設された平坦面を有 するものである。この仕切板は第１エレメント＋１の下位リムに対応する個所か ら分配器具の上位領域へ向けて延在している。

第２仕切板４０は管本体１０の第２エレメント１２の上位リムから離れていて、 本体底の方へ延在し、第１仕切板３０と第２仕切板４０の間に開口４１を規定す るように第１仕切板３０の表面に会合する前に終端になっている。この間口４１ は両部室４２．４３を連通させるものであり、各部室は蓋２０と円筒形エレメン ト１２及び底領域では第１仕切板３０並びに両部室を分割している第２仕切板４ ０によって境界を規定されている。図４．　５．　６はコンテナに保持された粉 末の成品が先ず計量室４３に配位している開口３１を流通することにより計量さ れ、次いで成品が計量室４３から収集室４２に移送されて、そして分配ダクト４ ４を通って収集室から系外に注出されるあり様を示している。

更に具体的には、図４から分るように、コンテナ５１がひっくり返されたときに 計量／分配器がその計量室４３においてコンテナ５１の中味である成品５０で充 填される。

図４から良く分るように、第１仕切板３０は成品５ｏが計量室４３から遷移チア ネル４１を通じて収集室４２に流入するのを阻止する。事実、第１仕切板３０の 長さは、垂直線に沿ったリムの突起が第２仕切板４゜の表面に会合し、従って成 品が開口４１を流通するのを阻止するだけの設計になっている。コンテナ５１が 図５に示すようにその直立位置に戻ったとき、計量室４３に収納されている成品 は方向４８の重力によって第１エレメント２に属する下位の収集室４２に落下し 、その中で成品はコンテナが図示から分るように再度ひっくり返されるまで帯留 する。

第１ダイヤフラム３０の傾斜位置は粉末成品の流れを容易にし、従って粉末を収 集室４２の底に容易に累積させるように作用する。

その後、コンテナ５１をひっくり返し、結果として計量器具ｌがひっくり返ると 、そのとき蓋２２を開放してあれば、計量されて収集されている投与量の粉末が 分配ダクト４４と連通している開口２５から排出することが出来る。この動作は 計量室４３へ投与量が再度入って来るのを許容すると共に、この再度（第２の） の投与量が開口４１を流通するのを阻止するが、これは特殊な外形設計のお蔭で ある。

第２仕切板４０の位置は好ましくは垂直、即ち計量器具１の軸線１９に平行であ るが、これに限定されるものではない。

本発明に係る計量器具の別の例は図７−図１２に表されており、そこでは全体と して番号１０１で指定されている。

この例では、計量／分配器具は管本体１００を形成していて、この本体が本質的 に円筒形である。器具の第１エレメント１１１はコンテすにその内側で嵌合する ように設計されていて、本例では下位部分で底１１８で閉じられている。

図８から分るように、第１部（エレメント）１１１は管本体１００の内側に本体 軸線に平行に配置され、本体長の１部分に亘って延在している。

この仕切板１４０は管本体１００の内側に計量室１４３と分配室１４４を規定し ており、両部室は互いに分離されていて、両者は管体底１１８によって管体底部 に規定されている収集室１４２の上方に配位している。

本例では、計量室１４３は器具を組み込むコンテナの内側と、管本体１００を規 定している第１エレメント１１１に横向きに開いた開口１３１を介して連通して いる。

この具体例は番号１２０で全体的に指定されたキャップを具備しており、このキ ャップ１２０は管本体１００に付設される、具体的にはその第２エレメント１１ ２に付設される。

プラスチック材のストリップ（帯部）から成る第１ヒンジ１１５を介して このキャップは第１蓋１２２と第２蓋１２３を具備しており、両部はキャップ１ ２０の本体１２１と夫々第２ヒンジ１２４と第３ヒンジ１２５を介して連結され ている。

これらの全てのヒンジは管本体１００と或いはキャップ１２０の本体１２１と一 体成形になる単１個所のプラスチック帯部から成る。

更に詳しくいえば、第１蓋１２２は分配ダクトに通じる第１開口１２６を遮断す るものであるが、第２蓋１２３は計量室１４３に通じた第２開口１２７を遮断す るものである。

この例においても、図９から分るように、コンテナを傾けると計量室１４３かコ ンテナ１５１に入っている成品で充填され、成品か開口１３１で流通する。

コンテナが直立位置に戻されると、図１０から分るように、番号１５２に指定し た計量分が重力によって収集室１４２に落下する。

次に、第１蓋１２２を開いてからコンテナ１５１を再度図１１に示す位置に傾け ることにより、計量分１５２が分配ダクト１４４と第１開口１２６を通って系外 に注出される１方で、成品１５３の別の投与量が開口１３１を流通して同時に計 量室１４３で計量される。

この計量室と分配ダクトの操作中には第２蓋１２３は閉じられたままにおかれる 。

他方、ユーザが図１２に示すように成品を引き続いて注出したいときには、この 利用者が第１蓋１２２を閉じ、第２蓋１２３を開き、そしてコンテナを傾けた状 態にする。この場合、成品はコンテナ１５１から開口１３１を通って計量室１４ ３に入り、そこからキャップ１２０にある第２開口１２７を通って、連続的に系 外に注出される。

上記の説明に基づけば、本発明の説明例の計量／分配器具が本発明の目的、即ち 各投与量のために決められた一定量を計量することをどのようにして実現するか を容易に理解することが出来る。

更に、計量／分配器具の構造形状からこの器具を１物品で作ることが出来るので 、製作工程を単純化し、組立作業を解消することが出来る。

更には、上記の第２例では、成品の連続注出と計量分だけの個別注出を実行する ことが出来る。

上述の計量／分配器とこれを構成するエレメントの種々の形状寸法に関する変更 は本発明の精神と範囲において考慮されなければならない。

♀ 補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成６年　７月　７日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．管本体（１０；１００）とキャップ（２０；１２０）を含んで成り、管本体 （１０；１００）は成品コンテナ（５１；１５１）のネックに挿置される第１部 （１１；１１１）と当該第１部と、共軸的にそれより外側から適合していて且つ 該ネックに管本体を固く連結するエレメントを具備している第２部（１２；１１ ２）を形成しており；キャップ（２０：１２０）は管本体のリムにスナップ嵌合 するものであって、第１ヒンジ（１５）を介して管本体と連結されており、当該 キャップがこれに第２ヒンジ（２２；１２４，１２５）を介して連結し且つ回動 により開くようになっている少くとも１つの蓋（２２；１２２，１２３）を具備 している、斯ゝる構成の顆粒品や粉末品のための計量／分配器具において、 管本体（１０；１００）はその内部に容積を分割して計量室（４３；１４３）と 収集室（４３；１４２）を規定している少くとも１つの仕切板（３０，４０；１ ４０）を具備しており、該計量室は仕切板の終端に近いコンテナ（５１；１５１ ）の内部と連通し、収集室は計量室と連通し、両部室がキャップ（２０；１２０ ）によって上部が限定されており、収集室（４２；１４２）がキャップ（２０； １２０）に相当する頂部に配置されて系外と連通している分配ダクト（４４；１ ４４）と連結していることを特徴とする計量／分配器具。 ２．管本体（１０）がその内部にその長手軸線（１９）に本質的に平行な第１仕 切板（３０）と長手軸線（１９）に対して傾斜した位置に配置された第２仕切板 （４０）を具備しており、両仕切板が両者と管本体の内壁との間に計量室（４３ ）と成品収集室（４２）を規定しており、計量室（４３）がコンテナ（５１）の 内部と管本体（１０）の内壁の両方と連通し、そして両仕切板間に規定された遷 移ダクト（４１）を通じて収集室と連通していることを特徴とする、請求項１に 記載の器具。 ３．管本体（１００）がその内部にその長手軸線に本質的に平行にその全長の１ 部分に亘って延在するように配置された単１仕切板（１４０）を具備し、当該単 １仕切板（１４０）はこれの挿入されている管本体の内壁と共に、１方の側にコ ンテナ（１５１）の内部と連通した開口（１３１）を介して連通している計量室 （１４３）を規定し、そして他方の側に成品分配ダクト（１４４）を規定してお り、計量室（１４３）と分配ダクト（１４４）はその底において、管本体（１０ ０）の端部領域と管本体の閉底（１１８）とによって規定された収集室（１４２ ）と連通していることを特徴とする、請求項１に記載の器具。 ４．計量室（１４３）をコンテナ（１５１）の内部と連通させる該開口（１３１ ）が計量室（１４３）に相当する管本体部分において管本体（１００）を貫通し ていることを特徴とする、請求項３に記載の器具。 ５．キャップ（２０）が分配ダクト（４４）と開口（２５）を介して連通してい る蓋（２２）を形成していることを特徴とする、請求項１に記載の器具。 ６．キャップ（１２０）が第１開口（１２６）を介して分配ダクト（１４４）と 連通している第１蓋（１２２）と、第２開口（１２７）を介して計量室（１４３ ）と連通している第２蓋（１２３）を形成していることを特徴とする、請求項１ に記載の器具。 ７．キャップ（２０；１２０）がアンダーカット（１７）を有するリム（１６） を介して管本体（１０；１００）とスナップ嵌合していることを特徴とする、請 求項１に記載の器具。