JPH06510686A - 皮下埋設可能な心臓援助装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮下埋設可能な心臓援助装置 発明の背景 本発明は皮下埋設可能な心臓援助装置、特に活動している心臓を援助するための 特別な大動脈バルーン（ＥＡＢ　）ポンプを含む心臓援助装置に関するものであ る。本発明は、特に、以下に更に詳しく言及する５ｔｅｐｈｅｎｓｏｎ　ｅｔ　 ａｌ　の開示した（米国特許明細書簡４，９７９，９３６号）もののような、流 体で満たされた嚢／骨格筋窩タイプのポンプのような、内部流体ポンプと関連し て使用されるＥＡＢポンプに関連する。

心臓援助装置は、公知技術でよく知られているハｅａｃｈｍａｎ、　Ｊｒ、（米 国特許明細書簡３．９１１，８９７号及び第３．９１１，８９８号）は、心臓の 心室と脈管系との間で順次接続した血液ポンプを含んでいる心臓援助装置を開示 する。正規運転の間しこポンプは、心収縮期の心臓の脈搏の間における心室から の排出にプログラムされた圧力を保持するために使用される。圧変換器は、放出 における圧力を検出して、そして水力で動力が供給される、クローズトループの 自動制御を介してポンプを！制御する。

Ｐｏ１ｒｉｅｒ　（米国特許明細書簡４．０２３．４６８号及び第４．１３３． ６１６号）は、折り畳み型の壁面血液ポンプシステムと共に使用される血液ポン プストローク量１ノミツタ−を開示する。動き回る［ｎｏｍａｄｉｃｌポンプは 、最初に左心室の心臓援助装置として適合させられ、そして硬質のハウジング内 に柔軟な嚢を有してＩ７する。動き回る駆動装置は、繰り返し嚢を虚脱するため に嚢とハウジングの間Ｉこリズミカルなパルスを適用して、嚢の入口と出口にあ る逆止弁と関連し、嚢を通してのポンプ作用を確立する。Ｒｏｂｉｎｓｏｎ　ｅ ｔ　ａｌ、（米国特許明細書簡４．２４０．４０９号）Ｇよ、柔軟な嚢と無弁の ポンプを含んでいる循環系援助装置を開示する。Ｐｏ１ｒｉｅｒ　ｉこよって米 国特許明細書簡４，０２３，４６８号及び第４．１３３．６１６号に開示された もの：こ類似した空気の駆動装置は、患者とポンプの間で血液を運搬するための 柔軟な導管を有している。実用されているように、好ましくはポンプと駆動装置 は患者の体（こ取り付けられる。

５ｏｌｏｎｉｎａ　（米国特許明細書簡４．７０４．１２０号）は、二心室の心 臓の援助のためのワンピースの補綴と、好ましくは横隔膜と右の肺の間の右の半 胸郭に皮下埋設される蘇生を開示する。補綴は、ワンピースのシェルと、流体、 好ましくは圧縮ガスによって作動する二つの血液循環用の変形可能なダイアフラ ムポンプを含む。

Ｋｏｌｆｆ　（米国特許明細書簡４．８３８，８８９号）は、ハウジングと、心 房の室と、心房の伸展性の室と、心室室と、心室のポンプ室を含んでいる心室援 助装置を開示する。ハウジング内のポンプ部材は、心室のポンプ室から心室の血 液室を分離して、そＬ７て排出口ボートを通して心室の血液室から血液を排出す るために、駆動流体によって入れ替えられる。

Ｗａｍｐｌｅｒ　（米国特許明細書簡４．９０６．２２９号）は、好ましくは心 収縮期と心弛緩期の間に心室窩洞の圧力を除くために吸込みを供給する、一時的 な心臓の援助のために高周波の変換バルブ型血液ポンプを開示する。ポンプの吸 い込み末端は、大動脈弁を通して心室窩洞に挿入されているカニユーレに好まし くは接続される。ポンプは、好ましくは経皮的に着生している内腔を通した体外 の位置からの呼吸の圧力によって制御される軟質隔膜によって、その内部容量が 交代に減少されたり広げられたりすることができる堅いバレルから成り立つ。

Ｊａｒｖｉｋ　（米国特許明細書簡４．９３８．７６６号）は、複数の代表的な 補綴としての動脈の伸展性心室（ＰＡＣＣｓ　）を開示する。原則として、ＰＡ ＣＣ装置は、適用される圧力の関数として容量が変化する血液含有心室であると 開示される。開示された装置は、限定的ではないが、ばねで負荷されたピストン を有する円柱のような概ね硬質の装置と、伸ばすことができるバルーンのような 弾性の装置、又は、平らにされた管のような弾力がある変形可能装置を含む。Ｊ ａｒｖｉｋは、芸１が血管に連結されなければならないことを教えて、そして血 液損傷と血栓症を避けることを志した。

血液損傷と血栓症を避けることについてのＪａｒｖｉｋの関心事が、心臓援助装 置を供給するすべての当業者にとって共用の関心事であることは、理解される。

それが、現在の重要な実験の分野であって、そして、心臓援助装置を通した血液 への損傷と血液流の不自然な運動が、血栓症や他の生命を脅かす事象に結びつく がもしれないということは、さらに理解される。

Ｋｈａｌａｆａｌｌａ　（米国特許明細書簡４．８１３．９５２号）は、活動し ている心臓を援助するための、筋肉により駆動されるポンプを開示する。装置は 、神経支配された骨格筋組織で囲まれ、そして心臓の自然の減極に同調して刺激 される弁と共に心室と腹大動脈に接続することができるか、腹大動脈に挿入され ることができて、そしてカウンターパルセイション装置として使用することがで きる、偏置で回転楕円形状のポンプ心室を含んでいる。カウンターバルセイショ ンのための構造の１つは、筋肉組織が収縮していないとき、血液は心室の終端の 使用されていない空間でしばら（流れを止めることが期待できるので、血栓症を 引き起こす高い危険性を示しそうな事実上末端が閉鎖されているポンプ室を採用 する。他のものは、大動脈のまわりを直接包んでいる骨格筋組織を利用する。大 動脈の種々のを椎骨の枝を通したを髄への血流を***させることなしに骨格筋を 包むには、大動脈上にはほとんどスペースが存在しないので、これは外科的な実 施の後の問題を提示する。もしを椎骨の枝のいずれか結紮をすることが必要であ るならば、それに続く対麻痺の重大な危険が生まれる。

５ｔｅｐｈｅｎｓｏｎ　ｅｔ　ａｌ、（米国特許明細書簡４，９７９．９３６号 ）は、折り畳めて形状を保持する嚢を取り囲む、神経支配された骨格筋窩を含ん でいる心臓援助装置を開示する。嚢は、腹大動脈部分のまわりでシースに囲まれ た２番目の嚢に連絡している。嚢は、骨格筋が電気的刺激に応じて収縮する際、 流体が第１の嚢からシースに囲まれた嚢に押し比され、その嚢を膨張させ、そし て、大動脈を圧縮することを強制するように、流体で満たされる。全く創造的で あるといえども、種々のを椎骨の枝による大動脈への限られたアクセスが、問題 を依然として提示する。

それゆえに、血栓症、対麻痺、又は他の潜在的な一時的衰弱或いは生命を脅す危 険を生じることなしに採用することのできる心臓援助装置の必要性が続くことは 、理解される。

上記で開示された心臓援助装置の全てが、実験が続けられているか、或いは、更 なる評価が進められているかのどちらかの装置である。心臓の皮下埋設と脈管の 血栓症と脈管の流体力学の複雑さが、活動中の心臓に安全で信頼できる援助を供 給するための安定した方法が開業医や一般市民に使用可能となる前に、なおいっ そうの実験と理解を必要とする不確かさを持ち続けるということは、理解される 。

この状況において、本発明は、上記開示された先行技術の教示を改善し、心臓援 助装置や他の関連した装置と方法の更なる問題に集点を当て、そしてそれに関連 する他の問題を解決する、特別な大動脈バルーンポンプに関するものである。

発明の開示 本発明は、分離した流体ポンプと協力して使用するための特別な大動脈バルーン ポンプ（ａｎ　ｅｘｔｒａ−ａｏｒｔｉｃ　ｂａｌｌｏｏｎ　ｐｕｍｐｌを供給 する。特別な大動脈バルーンポンプ（ＥＡＢ　）は、硬質のハウジングと、柔軟 で概ね円柱状のダイアフラムと、ダイアフラムを硬質のハウジングに固定する手 段とを含む。硬質のハウジングは、内部と外部の表面と、近位と遠位の端部と、 内部の表面によって規定され硬質のハウジングを通して伸びる長平方向の通路を 含む。柔軟で概ね円柱状のダイアフラムは、内側と外側の表面を有して、そして 概ね長平方向の通路の範囲内に位置し、内側の表面が、長手方向の通路内での長 手方向の内腔を規定し、長平方向の内腔が特別な大動脈バルーンポンプを通して 伸びており、前記固定手段が、分離した複数の膨張室を形成するために硬質のハ ウジングヘダイアフラムを固定し、それぞれの前記複数の膨張室が、前記固定手 段と外側の表面の複数の個々のセグメントの一つと協力して、内部の表面の複数 の個々の部分により個別に規定される。柔軟で概ね円柱状のダイアフラムは、内 部の表面に対して対応する膨張室を個別に含むバルーン部分の複数を含んでいて 、特別な大動脈バルーンポンプは、さらに前記複数の膨張室のそれぞれと流体ポ ンプとの間で別々に流体を交換するための流体連絡手段を含む。流体ポンプは、 前記流体連絡手段を介して個々の膨張室のそれぞれと連絡状態にあり、流体が流 体ポンプによってそれぞれの膨張室に向かったとき、それぞれの膨張室は膨張す ることができる。好ましい実施例では、硬質のハウジングは、まっすぐで概ね円 柱状のハウジングであり、長手方向の内腔は長平方向の軸を有していて、モして ／又は、それぞれの膨張室は、特別な大動脈バルーンポンプの横行の、好ましく はすべての横行の断面の範囲内で、長手方向の軸に関して概ね軸対象である。好 ましくは、上記流体連絡手段が複数の流体連絡ボートを含んでいて、前記それぞ れの複数の膨張室は前記複数の流体連絡ボートを介して流体ポンプと流体連絡状 態にある。

なおいっそう好ましい実施例では、個々の前記複数の流体連絡ボートが、それぞ れの個々の遠位及び近位の終端から等距離で、ハウジングにおいて長手方向の軸 に関し軸対象に位置づけられた、硬質のハウジングの外部の表面に沿った複数の 位置の１つにおいて、複数の膨張室の一つと連絡する。好ましくは、外表面に沿 った複数の位置のそれぞれが、ハウジングの個々の終端の一つにより近く、個々 の流体連絡ボートを介して流体が同時にそれぞれの複数の膨張室に流れ込んだと き、個々の膨張室が、近位の他の終端ではなく、近位のその終端を膨張させる。

複数のバルーン部分が、好ましくは同時に、最初に複数の流体連絡ボートに最も 近い終端を膨張させ、次いで、他の終端を膨張させ、長手方向の軸に関しそれぞ れの個々のバルーン部分に近い柔軟なダイアフラムの内部の表面に沿って、概ね 軸対象な螺動の波を発生させる。使用においては、この終端が近位端であり、近 位端はより心臓に近い脈管系に移植され、血液が概ね近位端から遠位端にＥＡＢ ポンプを通して流れるようになっている。

それとともに、本発明の好ましいＥＡＢポンプが、並列に腹大動脈に移植される 。好ましくは、湾曲する終端延長部材が、本発明の田ポンプに腹大動脈から伸び ている導管のいかなるねじれの危険をも排除されるために供給される。好ましい 心臓援助装置は、公知技術で有名な外科用処置を使用して広背筋筋肉弁から外科 的に造られた、神経支配された骨格筋窩を含む。骨格筋窩は、活動している心臓 の鼓動に同期するパルス列ジェネレーターにより電気的に刺激されて収縮する。

筋肉窩が収縮するとき、それは流体連絡導管手段を介して個々の膨張室と連絡す る、流体が充填された、形状を保持する、折り畳み可能な嚢を圧縮する。流体が 充填された嚢の圧縮に反応して、膨張室が膨張し、それによって好ましいＥＡＢ ポンプの中の血液を長手方向の内腔を通し、下降する脈管系に出ていく遠位端の 方間に駆動する。

本発明の好ましいＥＡＢポンプは、ある例でトロンボゲン形成性であることを示 された先行技術における流動パターンの改善に相当すると思われる流動パターン を発生させることを目的としている。このＥＡＢポンプの概ねまっすぐな内腔が 、公知技術のポンプで存在した流動の問題のいくつかを取り除き、それによって そのような公知技術のポンプを使用しているときに時折起こった血栓症の問題を 最小にするものと考えられる。このＥＡＢポンプを通した血流は、事実上層状で あり、本ポンプを通して伸びる長手方向の内腔を規定する概ね円柱状のダイアフ ラムのすべての内部表面が洗浄され、それによりポンプ内での停滞と潜在的にト ロンボゲン形成性の状態を最小にするか排除する。ポンプ内の乱流が最小にされ るか、排除されると思われる。それゆえに、概ねこのＥＡＢポンプを通しての層 流を保持して、その中の乱流を最小にするか、排除することによって、トロンボ ゲン形成性の状態を最小にするか、排除することができる。

さらに好ましい実施例では、ダイアフラムは硬質のハウジングに、正常の使用の 間に個々の膨張室が完全に広がったときに、ダイアフラムの内部表面のいかなる 部分もがその別の部分と接触することから防ぐようにして固定される。このよう に、個々の膨張室が完全に広がったときでも、層流は長平方向の内腔を通して継 続する。結果として、溶血反応が引き起こす血液成分への損傷や、ポンプ内での 物理的な衝撃による他の損傷が、最小にされるか、排除される。これはさらに、 ポンプと脈管系内でのトロンボゲン形成性の状態を作る危険性を最小にする。好 ましくは、ポンプは、心臓と、心臓の心収縮期に続いてポンプがら排出される血 液に援助を供給する。これは、活動中の心臓の電気インパルスと皮下埋設可能な パルス列ジェネレーターとを同期し、神経支配された骨格筋窩の繰返し型の収縮 が、心臓の心弛緩期の始まり或いはそのすぐ前に繰り返し開始されるようにする ことによって完遂される。膨張室が長手方向の内腔の長手方向の軸に関して軸対 象に配置されているので、層流のパターンが長手方向の内腔の中心内で発生させ られるものと考えられる。好ましい実施例では、少なくとも３つの軸対象な膨張 室を有して、長平方向の内腔を通した層状の血流が停滞を防いで、そして先行技 術の装置の多（で生じた血栓症の可能性を排除する。好ましい実施例では、本発 明の心臓援助装置が、使用され且つ必要とされるとき、活性の心臓を援助するが 血栓症の危険を最小にする、繰返し型の螺動カウンターパルセイション装置を供 給する。

上記特徴と利点が、新規な多くの特徴と利点と共に、本出願のクレームの特徴と 共に指摘された。しかしながら、本発明、その有用性及びその使用により得られ る対象のより良い理解のためには、本出願の別の部分を形成する図面、及び、本 発明の好ましい実施例を図示しそして記載する付随的な記述物に言及すべきであ る。

図面の簡単な説明 図面では、同様のそして重要な符号が、いくつが図の全体にわたって本発明の好 ましい実施例の対応する部分か要素を表示する。

図１は、本発明に従った、神経支配された骨格筋窩内の折り畳める嚢を含む分離 したポンプによって駆動される特別な大動脈バルーン（ＥＡＢ　）ポンプを含ん でいる、皮下埋設可能な心臓援助装置の概ね模式的な等良性の図であり、ＥＡＢ ポンプは腹大動脈に直列に移植される； 図２は、ＥＡＢポンプの膨張室が正常な使用の間にそうなるように完全に広がっ たことをのぞき、図１の線２−２から見たときの図１のＥＡＢポンプの概ね模式 的な横行の横断断面図である； 図３は、ＥＡＢポンプが並列に腹大動脈に移植されたことを除き、図１で示され た図に類似した、図１で示された本発明の好ましい心臓援助装置の別の実施例の 概ね等良性の側面図であり； 図４は、図２で示された図に類似した、本発明の他のＥＡＢポンプの概ね横行の 横断断面図である； 図５は、模型で示されたダイアフラムが収縮させられた状態にあることを除き、 線５−５から見た図２の好ましいＥＡＢポンプの概ね模式的なの側面図であり； そして 図６は、模型で示されたダイアフラムが別々の膨張状態にあることを除き、線６ −６から見た図２の好ましいＥＡＢポンプの概ね模式的な側面図である。

好ましい実施例の詳細な説明 必要とされるように、本発明の詳細な実施例がここで開示される。しかしながら 、開示された実施例が、添付された請求の範囲により規定される本発明の広い原 則に含まれる他の実施例で例示されることのできる本発明を単に説明するもので あると、理解されるべきである。それゆえに、ここでの特定の詳細な開示は限定 的と解されるべきではなく、むしろ請求の範囲の根拠として、そして、本発明を さまざまに実施するために、当業者に教示する代表的な根拠として理解されるべ きである。

ここに図、特に図１と図２を参照して、図１は概ね本発明に従った、流体ポンプ （４）と、特別な大動脈バルーン（ＥＡＢ　）ポンプ（１０）を含む好ましい心 臓援助装置（２）の模式的な表現を示す。図２は、図１で示されたＥＡＢポンプ （１０）の横行の横断面の模式的な表現を示す。ＥＡＢポンプ（１０）は、内部 と外部の表面（それぞれ１４と１６）と、近位及び遠位の終端（それぞれ２０と ２２）と、円柱状のハウジング（１２）の中心を貫通している長平方向の通路（ ２４）を有している硬質で概ね円柱状のハウジング（１２）を含んでいる。好ま しい実施例では、硬質のハウジング（１２）は、人間に皮下埋設されるために適 当であるとみなされる生物学的適応性の物質により製造される。しかしながら、 硬質のハウジング（１２）にとって円柱状であることは本質的なことではなく、 皮下埋設のため、個々の脈管系に移植されるため、そしてポンプ（１０）を通し た乱流を最小し層状の血流を最大にするため、そしてＥＡＢポンプ（１０）の他 の必要な要素を供給するために適当であれば、他の形状も利用することができる 。

さらにＥＡＢポンプ（１０）は、長手方向の通路（２４）の範囲内に存在し、硬 質のハウジング（１２）に、硬質のハウジング（１２）の近位及び遠位の終端（ それぞれ２０と２２）において、長平方向の嵌入ストリップ（３０ａと３０ｂと ３０ｃ）に沿って固定される、柔軟で概ね円柱状のダイアフラム（２８）を含ん でいる。好ましい実施例では、概ね円柱状のダイアフラム（２８）は接着剤、好 ましくはＤｏｗＣｏｒｎｉｎｇ　Ｃｏ。

のＤｏｗＣｏｒｎｉｎｇ　５ｉｌｉｃｏｎｅ　Ｍｅｄｉｃａｌ　Ａｄｈｅｓｉｖ ｅ又は最も好ましくはＲｅｈａｕ　Ｃｏ、（西ドイツ）のＲａｕｍｅｄｉｃ　Ａ ｄｈｅｓｉｖｅのような医療用シリコーン接着剤を使用して、硬質の円柱状のハ ウジング（１２）に固定される。本発明の好ましい柔軟なダイアフラム（２８） は、ポリウレタン、シリコーンエラストマー、フルオロエラストマーやポリオレ フィンゴム等のような、弾力があり、保形性で、生物学的適応性のある合成物質 により製造される。これらの物質では、ポリウレタンが最も好ましく、好ましく はＥ、　■、　Ｄｕｐｏｎｔ　Ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏ、、　Ｉｎ ｃ、（Ｗａｙｎｅｓｂｏｒｏ、　ＶＡ、］からのＢｉｏｌｏｎ　（商標）である 。好ましくは、内部表面（４２）はヘパリン等のような抗血栓性剤か表面処理剤 により処理されるか、コートされる。概ね円柱状で硬質のハウジング（１２）は 、好ましくはポリカーボネート、ポリスルホン、ポリウレタン、エポキシ、ポリ エチレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、フルオロカーボン樹脂やナイロン等の ような生物学的適応性の合成物質により製造される。これらの物質では、ポリス ルポンとポリカーボネートが最も好ましく、好ましくポリスルホン、最も好まし くはＡｍｏｃｏ　Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ、　Ｉｎｃ、（Ｒ ｉｄｇｅｆｉｅｌｄ、　Ｃ：Ｔ）からのＵｄｅｌ　（商標）である。

長平方向の薮入ストリップ（３０ａと３０ｂと３０ｃ）は、３つの膨張室（３２ ａと３２ｂ　３２ｃ　）を効果的に分離する。円柱状のダイアフラム（２８）は 、内側の表面（４２）と外側の表面（４４）とを有する。内側の表面は、長平方 向の軸（４８）を有している長平方向の内腔（４６）を規定する。膨張室（３２ ａと３２ｂと３２ｃ）と流体連絡ボート（４０ａと４０ｂと４０ｃ）は軸（４８ ）に関して軸対象に位置づけられている。

好ましい実施例では、長平方向の内腔（４６）は概ね真っ直ぐで、複数の膨張室 （３２ａと３２ｂと３２ｃ）が長手方向の軸（４８）に関して軸対象に配置され 、腹大動脈（８０）か、脈管系の範囲内でポンプ（１０）が挿入されるべき部分 の内径（■Ｄ）に概ね整合するように、約５から４０、好ましくは約１０から３ ０、更に好ましくは約２０から２５ｍｍの内径（Ｉ　Ｄ）を有している。ＥＡＢ ポンプ（ｌＯ）は、内腔（４６）を通した血液の連続的層流を促進することを目 的としている。長平方向の薮入ストリップ（３０ａと３０ｂと３０ｃ）は、硬質 のハウジング（１２）の内部の表面（１４）の長さを延長し、そして好ましくは 、ＥＡＢポンプ（１０）の正常の使用の間に、内部表面（４２）の対向する部分 が相互に接触する可能性を最小限とし、或いは排除するために十分な幅を持って いる。

流体ポンプ（４）は、部分的に囲まれた中心（３５）を有し、流体で充填され形 状を保持する嚢（３６）が挿入されている、神経支配された骨格筋窩（３４）を 含む。

嚢（３６）の中の流体（図示せず）が、硬質のハウジング（１２）の上の複数の 流体連絡ボート（４０ａと４０ｂと４０ｃ）に連絡している流体連絡導管（３８ ）を介し、ＥＡＢンブ（ｌＯ）のそれぞれの膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ） の個々と連絡する。流体（図示せず）は、意図した目的に適していればどのよう なものでもよく、好ましくは液体、好ましくは生理食塩水、シリコーン油か過フ ッ素化された液体等の液体、最も好ましくは生理食塩水である。流体の連絡導管 （３８）は、導管マニホールド（４５）によって単一の嚢導管（４３）に結合さ れ、それぞれが好ましくはシリコーンゴム、ポリエチレン、フッ化炭化水素及び ポリプロピレン等のような生物学的適応性のある医療用物質により製造された複 数の導ボート管（４１ａと４１ｂと４１０）を含む。ボート導管（４１ａと４１ ｂと４１ｃと）と嚢導管（４３）は、好ましくはシリコーンゴムチューブ、最も 好ましくはＢａｘｔｅｒ　Ｔｒａｖｅｎｏｌ　（ＭｃＧｒａｗ　Ｐａｒｋ。

ＩＬｉらのＭｅｄｉｃａｌ　Ｇｒａｄｅ　５ｉｌｉｃｏｎｅ　Ｔｕｂｉｎｇであ る。好ましい実施例テハ、流体連絡ボート（４０ａと４０ｂと４０ｃ）は、流体 （図示せず）が膨張室（３２ａと３２ｂと３２Ｃと）と流体ポンプ（４）の間を 容易に流れることを許すために、５から１０、好ましくは６から８ｍｍの内径（ ＩＤ）を有する。これらのボート（４０ａと４０ｂと４０ｃは、又、遠位端（２ ２）ではなく硬質のハウジング（１２）の近位端（２０）により近くに位置し、 近位端（２０）に近い個々の膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ）の部分が、個々 の膨張室の部分が近位端（２０）から遠位端（２２）の方へ更に動く前に、筋肉 窩（３４）の収縮に応じて膨張する。このように、幅側流体ポンプ作用が、個々 の膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ）に近いダイアフラム（２８）の内部表面（ ４２）の部分に沿った複数の情動と共に供給され、血液（図示せず）を長手方向 の内腔（４６）内で遠位端（２２）の方向に強制することは理解される。これら の輸動波形は、血液をけい動脈と冠状動脈から引き出す可能性を減少させるため に、血液が遠位端から始まり近位端へ向けて通路（２４）を満たすようにする。

別の好ましい実施例（図示せず）では、流体連絡ボート（図示せず）は、遠位端 （図示せず）により近くに位置する。個々の終端（２０と２２）に関する個々の ボート（４０）の位置の更なる考慮が進行中であるが、ボート（４０）が軸対象 的に配置され、近位端（２０）よりも遠位端（２２）により近（に配置された場 合は、代替のＥＡＢポンプ（図示せず）が供給する援助が、改良した心収縮期の アンロードを提供することが可能である。

本発明の神経支配された骨格前高（３４）は、心臓援助装置（２）が皮下埋設さ れる患者において、公知技術でよく知られている外科的方法を使用して、好まし くは外科的に形成されるか、造られる。筋肉窩（３４）を作るためには神経支配 された骨格筋を使用することが好ましいが、しかしながら、筋肉窩は、神経支配 されていなくてもよい。神経支配されていない筋肉窩がそれほど望ましくなく、 刺激にはわずかに異なるシステムを必要とするが、そのようなシステムとそのた めの方法は公知技術でよく知られていて、本発明でも採用することができる。し かしながら、本発明の好ましい骨格前高（３４）が、公知技術でよく知られてい る方法を使用して、患者の広背筋の筋肉から外科的に作られた、神経支配された 骨格前高（３４）であることに注意すべきである。この点については、本発明が 米国特許明細書簡４，８１３．９５２　（Ｋｈａｌｌａｆａｌａ）　；米国特許 明細書簡４，９７９，９３６号（Ｓｔｅｐｈｅｎｓｏｎ　ｅｔ　ａｌ、　）　； 米国特許明細書簡４．３４１．２２１号（Ｈａｇｆｏｒｓ　）　；米国特許明細 書簡４．７３５．２０５号（Ｇｒａｎｄｊｅａｎ　ｅｔ　ａｌ、　）で示された 開示の要素を含むかもしれないことに注目すべきであり、これらのそれぞれに言 及することによって明示的に合体させる。

流体ポンプ（４）は、さらに電極、好ましくは単一の双極電極又は単極電極（５ ６）を含み、筋肉窩（３４）に連絡している、皮下埋設可能なパルス列ジェネレ ーター（５４）を含む。好ましい実施例では、単極電極（５６）が、広背筋神経 （図示せず）における神経が三つ又に分かれる部分の近くに取り付けである。こ の神経カフ電極（５６）が、筋肉窩（３４）の骨格筋の収縮を繰り返し電子工学 的に刺激するために使用される。

個々の患者に皮下埋設された本発明の心臓援助装置（２）の作動の間は、皮下埋 設可能なパルス列ジェネレーター（５４）は患者の心臓（６０）　、好ましくは 左心室に、モニターリード（６４）よって結合してあり、筋肉窩（３４）の収縮 が心臓（６０）の鼓動に同期できるようになっている。本発明の好ましい実施例 では、パルス列ジェネレーター（５４）は、Ｍｅｄｔｒｏｎｉｃ、　Ｉｎｃ、（ Ｍｉｎｎｅａｐｏｌｉｓ、　ＦＩＮＩがらのＰｒｏｍｅｔｈｅｕｓ　（商標）　 Ｉｍｐｌａｎｔａｂｌｅ　Ｐｕ１ｓｅ　Ｇｅｎｅｒａｔｏｒ　（ＩＰＧ）　（製 品番号６１００）である。パルス列ジェネレーター（５４）は、好ましくは、心 臓の心弛緩期の始まりと同時に或いはその直前に筋肉窩（３４）の収縮が始まる ように同期される。このようにして、筋肉窩（３４）が心弛緩期の始まりにおい て収縮し、折り畳める嚢（３６）からの流体が、それぞれ流体連絡導管（３８） と流体連絡ボート（４ｏａと４０ｂと４０ｃ）を介して個々の膨張室（３２ａと ３２ｂと３２ｃ）に流入し、それにより、膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ）を 拡張し、長平方向の内腔（４６）の血液をＥＡＢポンプ（１０）の遠位端（２２ ）を過ぎて下流の方向へ押しやり、それにより、活動中の心臓（６０）に援助を 供給する。パルス列ジェネレーター（５４）は、筋肉窩（３４）が心臓の心収縮 期の始まりで弛緩することを許容するために、さらに同期される。

筋肉窩（３４）が弛緩すると、形を保持し折り畳める嚢（３６）がその収縮前の 形状にもどり、それにより、液体連絡ボート（それぞれ４０ａと４０ｂと４００ ）及び液体連絡導管（３８）を介して、個々の膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ ）から流体を引きもどす。患者の正常な血圧は、これらの状態の下で、膨張室（ ３２ａと３２ｂと３２ｃ）から流体が出て、そして嚢（３６）に入ることを援助 する補助的な圧力を供給するかもしれない。その後、パルス列ジェネレーター（ ５４）は、パルス列ジェネレーター（５４）によってモニターされた、心搏周期 のそれぞれの位相の信号を発している心臓（６０）からの電気インパルスに応じ た事象の周期の繰返しを開始する。

流体が折り畳める嚢（３６）と流体連絡導管（３８）及び個々の膨張室（３２ａ と３２ｂと３２ｃ）との間でやりとりされる流体が、この仕事のために適当な流 体であることは理解される。適当であればいかなる流体も使用し得るが、流体は 、好ましくは食塩水のように緩衝された水溶液が好ましい。

好ましい実施例では、概ね円柱状のダイアフラム（２８）を長平方向の通路（２ ４）を通し、そしてそれぞれの近位及び遠位端（２０と２２）を越えて延長し、 概ね円柱状のダイアフラム（２８）の終端が、それぞれの近位及びと遠位端（２ ０と２２）に近い、硬質のハウジング（１２）の外部の表面（１６）の狭い部分 の上に折り曲げられるようにして、円柱状のダイアフラム（２８）が硬質のハウ ジング（１２）におけるそれぞれの終端（２０と２２）に固定される。それから 概ね円柱状のダイアフラム（２８）のそれぞれの終端が、上記のように長手方向 の薮入ストリップ（３０ａと３０ｂ　３０ｃ　）の中で円柱状のダイアフラム（ ２８）を硬質のハウジング（１２）の内部の表面（１４）に固定した際に使用さ れたシリコーン接着剤のような、適切な接着剤を使用している硬質のハウジング （１２）の外部の表面（１６）に固定される。そうでなければ、それぞれの終端 （２０と２２）に近い内部の表面（１４）だけに、或いは、それぞれの終端（２ ０と２２）に近い内部及び外部の両表面（１４と１６）の双方に固定することが できる。好ましくは、ＤｏｗＣｏｒｎｉｎｇ　Ｃｏ、のＤｏｗＣｏｒｎｉｎｇ　 ５ｉｌｉｃｏｎｅ　ｖｌｅｄｉｃａｌ　Ａｄｈｅｓｉｖｅ又はＲｅｈａｕ　Ｃｏ 、（西ドイツ）のＲａｕｍｅｄｉｃ　Ａｄｈｅｓｉｖｅのような医療用シリコー ン接着剤がこれらの両目的のために使用される。しかしながら、いずれかの適当 な生物学的適応性の接着剤か結合剤も、本発明の範囲内で使用されることができ ると理解される。さらに、開示された方法に加えて、ＥＡＢポンプ（１０）が意 図した目的のために適格であるとみなされるかぎり、硬質のハウジングに概ね円 柱状のダイアフラム（２８）を固定するための他の方法が、本発明で制限なく使 用されるかもしれない。

本発明の好ましい実施例では、硬質のハウジング（１２）に概ね円柱状のダイア フラム（２８）をさらに固定するために、終端キャップ（７０と７２）を硬質の ハウジングのそれぞれの近位と遠位の終端（２０と２２）に固定することができ る。図１に示すように、大動脈（８０）は直列にＥＡＢポンプ（１ｏ）に固定さ れることができるが、終端キャップ（７０と７２）を供給することは不可欠でな い。脈管系にＥＡ、Ｂポンプ（１０）を移植するに使用される外科的方法がよく 公知技術で知られていることは、理解される。

次に図３にも言及すれば、好ましい心臓援助装置の別の実施例（２゛）が示され ている。代替の心臓援助装置（２°）は、すでに開示された態様で流体ポンプ（ ４゛）に連結されているＥＡＢポンプ（１０′）を含む。しかしながら、別の実 施例では、ＥＡＢポンプ（１０°）は腹大動脈（８０°）に対し並列に脈管系に 移植される。必須ではないが、ＥＡＢポンプ（１０’　）を連結させるために大 動脈に吻合された、側面の流出及び流入人工血管（それぞれ８１′　と８３°） の間で、波線（８４°）で示されるように、大動脈（８０°）を中間点（８４’ 　）で結紮してもよい。人工血管（８１°と８４゛）のねじれの危険性を最小に するために、ＥＡＢポンプ（１０’　）には、ＥＡＢポンプ（１０°）の硬質で 概ね円柱状のハウジング（１２°）に１接連絡している湾曲延長部材（７４°と ７６°）が供給される。湾曲延長部材（７４゛　と７６゛）は、硬質のハウジン グ（１２）と概ね同じ内径を持つ。概ね円柱状のダイアフラム（２８’　）は、 湾曲延長部材（７４°と７６゛）のそれぞれを通して延長しており、−貫した血 液ライニングインタフェースを供給することができるように、ＥＡＢポンプ（１ ０’　）の長手方向の内腔（４６’　）が、ＥＡＢポンプ（１０°）のそれぞれ の個々の終端（２０°　と２２゛）の一つにおける、隣接する湾曲した内腔（７ ８°）に十分に延長することができるようになっている。この実施例では、すで に述べたように必須ではないが、終端キャップ（７０°と７２°）が、最もＥＡ Ｂポンプ（１０’　）から離れている、それぞれの湾曲終端延長部材（７４′　 と７６°）の終端に供給される。

膨張室（３２ａ　’　と３２ｂ゛　と３２ｃ　’　）は硬質のハウジング（１２ ’　）の長さの範囲内に限定され、そして湾曲終端延長部材（７４°と７６）の どちらの内部にも伸びないことが理解される。また、概ね円柱状のダイアフラム （２８’　）は、それぞれの近位及び遠位の終端（２０°と２２゛）の近（で硬 質のハウジング（１２°）に固定されて個々の膨張室（３２ａ　’　と３２ｂ° 　と３２ｃ’）を形成した後は、湾曲終端延長部材（７４゛　と７６°）内に伸 びて、改良された血行力学を供給する。上記述べられたそれぞれの要素を加える ために使用された技術が公知技術として知られていて、そして、これらのこのよ うに加えられた要素が、本発明の好ましい心臓援助装置（２と２゛）の満足すべ き、そして効きめがある使用を許すために有効なことのみが不可欠であることが 理解される。

本発明のＥＡＢポンプ（ｌＯ）は、数々の位置において患者の脈管系に挿入する ことができる。しかしながら、ＥＡＢポンプ（１０）は、好ましくは腹大動脈（ ８ｏ）近くの脈管系内に移植される。好ましいＥＡＢポンプ（１０と１０゛）が 、公知技術で周知の標準的外科用処置を使用して、大動脈（８０と８０−近くの 脈管系に、図１に示すように直列に、又は、図３に示すように並列に移植される 。

ＥＡＢポンプ（１０）の好ましい実施例は、３つの軸対象な膨張室（３２ａと３ ２ｂと３２ｃ）と３つの対応する流体連絡ボート（それぞれ４０ａと４０ｂと４ ０Ｃ）を供給するが、結果として生じるＥＡＢポンプがその意図した目的のため に有効なかぎり、軸対象な膨張室と対応する流体連絡ボートのどのような実際的 数でも供給しえることは理解される。この点について、２つだけの対応する膨張 室（図示せず）と流体連絡ボート（図示せず）を有しているＥＡＢポンプ（図示 せず）が、本発明の心臓援助装置に存在し得ることは、注目すべきである。同様 に、４つが５つが６つか又はそれ以上の対応する軸対象な膨張室と流体連絡ボー トを有しているような装置（図示せず）も使用されるかもしれない。

次に、図４を参照するに、４つの対応する軸対象な膨張室（３２ａ”と３２ｂ” と３２ｃ”と３２ｄ”）と流体連絡ボート（４０ａ”と４０ｂ”と４０ｃ”と４ ０ｄ”）が供給された、１つのそのようなＥＡＢポンプ（１０’　）の横行の断 面図が示されている。

特に図２と図４に言及すれば、ＥＡＢポンプの好ましい実施例（１０と１０”　 ）のそれぞれにおいて、それぞれの膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ及び３２ａ 　”と３２ｂ−と３２ｃ−と３２ｄ”）が充分に膨張したとき、概ね円柱状のダ イアフラム（２８と２８”　）の内部表面（４２と４２”）が相互に接触しない ことが重要である。このように、好ましいＥＡＢポンプ（１０と１０”）の長平 方向の内腔（４６と４６”　）を通して通過する血液の種々の成分への損傷を避 けるために、注意がはられれている。これは、皮下埋設患者にとって重大な危険 をもたらすかもしれないトロンボゲン形成の状態を生じることを避けるために重 要であると思われる。内部表面（４２と４２”）のそれぞれの部分の間に十分な スペースをできる限り供給し、それぞれの膨張室が充分に膨張したか、又は、充 分に収縮したかを問わず、常に血液が内部表面（４２と４２″）の全ての部分に 対しで流れるようにすることも重要と考えられる。もし長平方向の内腔（４６と ４６°）の中の血液の成分が、血液成分に対し表面に向かって適用された力の結 果で損傷を与えられ、或いは、もし血液成分を損傷を与える他の手段が血液及び ／又は血液成分の正常の通過の阻止の原因となるならば、血栓症が更に生じやす くなる考えられることは、理解される。それゆえに、それぞれの膨張室が正常の 使用の間に充分に膨張したときでも、円柱状のダイアフラム（２８と２８°）の 内部表面（４２と４２”　）の隣接した部分の間の余裕のある離隔を供給するこ とにより、そのような事象の危険を制限することは好ましいと思われる。

次に図５及び図６にも言及すれば、ＥＡＢポンプ（１０）が、心臓からの流れに 沿った輸動ポンプ作用を供給することによって、活動中の心臓（６０）に援助を 供給することを目的としている。個々の膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ）の連 続的に同時に起こる軸対象な膨張のうちの２つ（３２ａと３２ｂ）を模式的に図 示する図６に、連続する模型ＩＪｉ（８７ａと８７ｂと８７ｃと８７ｄ）で特に 示されているように、輸動ポンプ作用は、流体連絡ボート（４０ａと４０ｂと４ ００）近くで始まり、そして遠位端へ下降していくように、軸対象の膨張室（３ ２ａと３２ｂと３２ｃ）が長平方向の軸（４８）に関し軸対象的に膨張するとき にもたらされる。図５において、膨張室（３２ａと３２ｂ）は収縮した状態にあ る。しかしながら、ＥＡＢポンプ（１０）の使用の間に、膨張室（３２ａと３２ ｂと３２ｃ）は筋肉窩（３４）の収縮と弛緩に応じて、繰り返し膨張し収縮する 。パルス列ジェネレーター（５４）からの電気パルスに応じて筋肉窩（３４）が 収縮するとき、折り畳める嚢（３６）が圧縮され、それが流体（図示せず）を等 しい割合及び等しい流体圧でそれぞれの膨張室（３２ａと３２ｂと３２ｃ）へ駆 動する。個々の膨張室が、第一に個々の流体連絡ボー１−　（４０ａと４０ｂと ４００）の近（で膨張する。図６で概略的に示されるように、ダイアフラム（２ ８）は、まず破線（８７ａ　）の一般的な横断断面形状をとり、そしてその後に 破線（８７ｂ　）の横断断面形状に膨張する。膨張室の膨張が進み続けると、ダ イアフラムが破線（８７ｃ　）によって表われるように更に膨張し、そして結局 破１Ｎ９（８７ｄ　）の一般的な横断断面−船形状まで十分に膨張する。このよ うに、ＥＡＲポンプ（１０）は遠位端（２２）の方向の内腔（４６）を通して、 血液（図示せず）を援助するための輸動ポンプ作用を供給することができる。

上記の記載により、本発明の構造と機能の詳細と共に発明の数々の特徴と利点が 説明されたが、しかしながら開示は例でしがなく添付の請求の範囲により表され た広い一般的な意味により最大限に示される本発明の広い原則の範囲内で、詳細 な部分、特に部品の形状、サイズ及び配置に関する事項を変更することができる 。

ＦＩＧ、２ 平成６年３月２８日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．以下の構成よりなることを特徴とする、分離した流体ポンプ手段と協力して 使用するための特別な大動脈バルーンポンプ。 （ａ）内部と外部の表面と、近位と遠位の端部と、内部の表面によって規定され 硬質のハウジングを通して伸びる長手方向の通路を含む硬質のハウジング；（ｂ ）内側と外側の表面を有し、概ね長手方向の通路の範囲内に位置する柔軟で概ね 円柱状のダイアフラムであって、内側の表面が長手方向の通路内での長手方向の 内腔を規定し、内腔が前記特別な大動脈バルーンポンプを通して伸びており；そ して、 （ｃ）ダイアフラムを硬質のハウジングに固定する手段であって、この固定手段 が、分離した複数の膨張室を形成できるように、硬質のハウジンクヘダイアフラ ムを固定し、前記複数の膨張室のそれぞれが、ダイアフラムの外側の表面と前記 固定手段の複数の個々のセグメントの一つと協力して、硬質のハウジングの内部 の表面の複数の個々の部分により個別に規定され、ダイアフラムは、内部の表面 に対して対応する膨張室を個別に含むバルーン部分の複数を含んでいて、前記特 別な大動脈バルーンポンプは、さらに複数の膨張室のそれぞれと前記流体ポンプ 手段との間で別々に流体を交換するための流体連絡手段を含み、前記流体ポンプ 手段は、前記流体連絡手段を介して個々の膨張室のそれぞれと連絡状態にあり、 流体がそれぞれの膨張室に向かったとき、個々の膨張室は膨張することができる 。 ２．内腔は長手方向の軸を有していて、そして、個々の複数の膨張室は、前記特 別な大動脈バルーンポンプの横行の断面の範囲内での長手方向の軸に関して概ね 軸対象である請求の範囲第１項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ３．個々の複数の膨張室は、前記特別な大動脈バルーンポンプのどの横行の断面 の範囲内での長手方向の軸に関しても概ね軸対象である請求の範囲第２項に記載 の特別な大動脈バルーンポンプ。 ４．前記流体連絡手段が複数の流体連絡ポートを含んでいて、それぞれの前記複 数の膨張室は前記複数の流体ポートの一つと流体連絡状態にある請求の範囲第３ 項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ５．それぞれの前記複数の流体連絡ポートが、前記硬質のハウジングを通して前 記複数の膨張室の一つと連絡する請求の範囲第４項に記載の特別な大動脈バルー ンポンプ。 ６．それぞれの前記複数の流体ポートが、硬質のハウジングの個々の遠位及び近 位の終端のそれぞれから等距離で、ハウジングにおいて長手方向の内腔の長手方 向の軸に関し軸対象に位置づけられた、硬質のハウジングの外部の表面に沿った 複数の位置の１つにおいて、前記複数の膨張室の一つと連絡する請求の範囲第５ 項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ７．硬質のハウジングの外部の表面に沿った前記複数の位置のそれぞれが、前記 硬質のハウジングの前記個々の近位及び遠位の終端の一つにより近く、個々の流 体ポートを介して流体が同時にそれぞれの前記複数の膨張室に流れ込んだとき、 個々の膨張室が、前記個々の近位及び遠位の終端の一つの近くで、前記個々の近 位及び遠位の終端の他を膨張させる前に膨張し、前記複数のバルーン部分が同時 に、最初に前記個々の近位及び遠位の終端の一つの近くで膨張し、次いで、前記 個々の近位及び遠位の他の終端の近くで膨張し、長手方向の軸に関しそれぞれの 個々のバルーン部分に近い柔軟なダイアフラムの内表面に沿って、概ね軸対象な 蠕動波を発生させる請求の範囲第６項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ８．それぞれの個々の複数のバルーン部分が、第１に概ね収縮した位置と、第２ に概ね膨張した位置をとり、それぞれの個々のバルーン部分に近い柔軟なダイア フラムの内側の表面が、それぞれの他の個々のバルーン部分に近い内側の表面か ら十分に離れ、個々の複数のバルーン部分が第２の概ね膨張した位置をとり、長 手方向の内腔を通して通過していくとき、流体が柔軟なダイアフラムの全体の内 側表面に対して通り抜けることができるようにした請求の範囲第７項に記載の特 別な大動脈バルーンポンプ。 ９．それぞれの前記複数の膨張室が、前記第１の概ね収縮した位置と前記第２の 概ね膨張した位置との間で理論上は数的に限定のない中間位置をとり、個々の膨 張室は、前記第１及び第２の位置のいずれにあっても、前記理論的に数的に無制 限の中間位置のいずれにあっても、特別な大動脈バルーンポンプのいずれの横行 の断面の範囲内での長手方向の軸に関しても概ね軸対象である請求の範囲第８項 に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １０．複数の膨張室が数の上での３つであり、そして複数の流体ポートが数の上 での３つであり、それぞれが長手方向の軸に関して軸対象に配置されている請求 の範囲第９項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １１．柔軟で概ね円柱状のダイアフラムが、膨張及び収縮が可能で、弾力があり 生物学的適応性を有する合成物質により製造される請求の範囲第１０項に記載の 特別な大動脈バルーンポンプ。 １２．生物学的適応性を有する合成物質は、ポリウレタンである請求の範囲第１ １項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １３．硬質のハウジングと長手方向の内腔は概ねまっすぐである請求項請求の範 囲第１１項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １４．更に、複数の湾曲した終端延長部材を含み、この湾曲した終端延長部材は 、硬質のハウジングの近位端に連結している第１の終端延長部材と、硬質のハウ ジングの遠位端に連結している第２の終端延長部材とを含み、個々の湾曲した終 端延長部材が、長手方向の内腔に連絡する湾曲した内腔をそれぞれ規定し、長手 方向の内腔は概ねまっすぐであり、そして個々の湾曲した内腔は湾曲している請 求の範囲第１３項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １５．前記固定手段は、硬質のハウジングの内部の表面の部分へ柔軟なダイアフ ラムの外側の表面の部分を固定することのできる固定剤を含む請求の範囲第１１ 項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １６．前記固定剤がシリコーン接着剤である請求の範囲第１５項に記載の特別な 大動脈バルーンポンプ。 １７．以下の構成よりなることを特徴とする特別な大動脈バルーンポンプ。 （ａ）内部と外部の表面と、近位と遠位の端部と、それらの間を伸びる長手方向 の通路を含む硬質のハウジング； （ｂ）概ね円柱状で柔軟なダイアフラムであって、この概ね円柱状のダイアフラ ムが前記長手方向の通路のための内側のライニングを供給するために前記硬質の ハウジングに固定されており、内側のライニングは長手方向の通路の範囲内で硬 質のハウジングを通過する長手方向の内腔を規定し、概ね円柱状のダイアフラム が、硬質のハウジングの内部の表面の分離されたセグメントと協力して、概ね円 柱状のダイアフラムの分離された部分により規定される、複数の膨張室を分離で きるように、硬質のハウジングの内表面に固定され、硬質のハウジングは複数の 流体連絡ポートを有し、この複数の流体連絡ボートと前記複数の膨張室は数にお いて等しく、それぞれの前記複数の流体連絡ポートは、対応する圧縮ポートを介 しそれぞれの個々の膨張室に流体が流入したり流出したりできるように、前記複 数の膨張室のうちの一つと連絡状態にあり、長手方向の内腔は概ねまっすぐで長 手方向の軸を有していて、前記複数の流体連絡ポートと前記複数の膨張室とが、 長手方向の軸に関して別々に軸対象である。 １８．流体連絡ポートがそれぞれ、個々の遠位及び近位の終端のそれぞれから等 距離で、前記個々の終端の一方へ、他端より近く移され、膨張室が個々の流体連 絡ポートを介した個々の膨張室への膨張流体の通過に応じて膨張したとき、複数 の流体連絡ポートに最も近い硬質のハウジングの終端の近くで個々の膨張室が膨 張する請求の範囲第１７項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 １９．それぞれの個々の膨張室近くの長手方向の通路の内側ライニングが、個々 の流体連絡ポートを介した個々の膨張室への膨張流体の通過に応じて、長手方向 の通路の長手方向の軸方向に概ね内側に動くことができ、それぞれの個々の膨張 室に近く、対応する流体連絡ポートにより近い内側ライニングのセグメントが、 対応する流体連絡ポートにより離れた内側ライニングの他のセグメントの前に、 長手方向の軸方向に内側に動くことができ、内側ライニングの個々のセグメント が長手方向の軸方向に内側に多少動くことができ、内側ライニングに沿って長手 方向に、個々の流体連絡ポートに最も近い内側ライニングのセグメントから、内 側ライニングのそこからさらに離れたセグメントに向かって伸びる蠕動波形を形 成する請求の範囲第１８項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ２０．以下の構成よりなることを特徴とする特別な大動脈バルーンポンプ。 （ａ）内部と外部の表面と、近位と遠位の端部と、内表面によって規定され硬質 のハウジングを通して伸びる長手方向の通路を含む硬質のハウジング；（ｂ）前 記硬質のハウジングに連結された柔軟な流体分離手段であって、この柔軟な流体 分離手段は長手方向の通路を通過する長手方向の内腔を規定する内部の表面と長 手方向の軸を有していて、前記柔軟な流体分離手段は硬質のハウジングと共同し て、前記柔軟な流体分離手段により長手方向の内腔から分離される複数の膨張室 を規定し、前記硬質のハウジングは前記複数の膨張室のそれぞれと連絡する流体 連絡ポートを更に有し、個々の膨張室を膨張させ或いは収縮させるために、流体 が個々の対応する流体ポートを介して前記複数の膨張室に流入したり流出したり でき、それにより長手方向の内腔の流体量が個々に増加或いは減少し、複数の膨 張室及び複数の対応する流体連絡ポートが、長手方向の軸に関して軸対象に配置 されている。 ２１．前記柔軟な流体分離手段は膨張し得るダイアフラムを含み、膨張し得るダ イアフラムが前記膨張室のいずれかの膨張に応じて膨張する請求の範囲第２０項 に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ２２．さらに、対応する流体連絡ポートを介してそれぞれの個々の膨張室に膨張 流体を供給したり取り除いたりするための流体供給手段を含み、それぞれの前記 複数の膨張室が膨張し得る室容量を有し、それぞれの個々の膨張室の室容量が、 個々の残りの膨張室の膨張か収縮と同時に膨張したり収縮したりすることができ るように、個々の膨張室の膨張や収縮が調整される請求の範囲第２１項に記載の 特別な大動脈バルーンポンプ。 ２３．複数の膨張室の横行の断面は、通常の使用において十分に膨張した際、長 手方向の軸に関して軸対象である請求の範囲第２２項に記載の特別な大動脈バル ーンポンプ。 ２４．複数の流体連絡ポートがそれぞれ、硬質のハウジングの個々の終端のそれ ぞれから等距離で、複数の流体連絡ポートがそれぞれ個々の終端の一方に近く、 個々の流体連絡ポートが長手方向の軸に関して軸対象に配置されている請求の範 囲第２３項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ２５．以下の構成よりなることを特徴とする、分離した流体ポンプ手段と協力し て使用するための特別な大動脈バルーンポンプ。 （ａ）内部と外部の表面と、近位と遠位の端部と、内表面によって規定され硬質 のハウジングを通して伸びる長手方向の通路を含む硬質のハウジング；（ｂ）内 側と外側の表面を有し、概ね長手方向の通路の範囲内に位置する柔軟で概ね円柱 状のダイアフラムであって、内側の表面が長手方向の通路内での長手方向の内腔 を規定し、内腔が特別な大動脈バルーンポンプを通して延長しており；そして、 （ｃ）ダイアフラムを硬質のハウジングに固定する手段であって、この固定手段 が、分離した複数の膨張室を形成できるように、硬質のハウジンクヘダイアフラ ムを固定し、複数の前記膨張室のそれぞれが、ダイアフラムの外側の表面と固定 手段の複数の個々のセグメントの一つと協力して、硬質のハウジングの内部の表 面の複数の個々の部分により個別に規定され、；ダイアフラムは、内部の表面に 対して対応する膨張室を個別に含むバルーン部分の複数を含んでいて、前記特別 な大動脈バルーンポンプは、さらに複数の膨張室のそれぞれと前記流体ポンプ手 段との間で別々に流体を交換するための流体連絡手段を含み、；前記流体ポンプ 手段は、上記流体連絡手段を介して個々の膨張室のそれぞれと連絡状態にあり、 流体がそれぞれの膨張室に同時に向かったとき、個々の膨張室は同時に膨張する ことができ、；内腔は長手方向の軸を有していて、個々の複数の膨張室は、特別 な大動脈バルーンポンプのいずれの横行の断面の範囲内でも長手方向の軸に関し て概ね軸対象であり、；前記流体連絡手段は複数の流体連絡ポートを有し、それ ぞれの前記複数の膨張室は前記複数の流体ポートの一つと流体連絡の関係にあり 、；前記複数の流体ポートのそれぞれは前記硬質のハウジングを通して前記複数 の膨張室の一つと連絡していて、；それぞれの前記複数の流体連絡ポートが、硬 質のハウジングのそれぞれの個々の遠位及び近位の終端から等距離で、長手方向 の内腔の長手方向の軸に関し軸対象に位置づけられた、硬質のハウジングの外部 の表面に沿った複数の位置の１つにおいて、前記複数の膨張室の一つと連絡して いて、；硬質のハウジングの外表面に沿った前記複数の位置のそれぞれが、前記 硬質のハウジングの前記個々の近位及び遠位の終端の一つにより近く、個々の流 体連絡ポートを介して流体が同時にそれぞれの複数の膨張室に流れ込んだとき、 個々の膨張室が、前記個々の近位及び遠位の終端の一つの近くで、前記個々の近 位及び遠位の終端の他を膨張させる前に膨張し、前記複数のバルーン部分が同時 に、最初に前記個々の近位及び遠位の終端の一つの近くで膨張し、次いで、前記 個々の近位及び遠位の他の終端の近くで膨張し、長手方向の軸に関しそれぞれの 個々のバルーン部分に近い柔軟なダイアフラムの内側の表面に沿って、概ね軸対 象な蠕動波を発生させ、；それぞれの個々の複数のバルーン部分が、第１に概ね 収縮した位置と、第２に概ね膨張した位置をとり、それぞれの個々のバルーン部 分に近い柔軟なダイアフラムの内側の表面が、それぞれの他の個々のバルーン部 分に近い内側の表面から十分に離れ、個々の複数のバルーン部分が第２の概ね膨 張した位置をとり、長手方向の内腔を通して通過していくとき、流体が柔軟なダ イアフラムの全体の内部表面に対して通り抜けることができるようにした。２６ ．それぞれの前記複数の膨張室が、第１の概ね収縮した位置と第２の概ね膨張し た位置との間で理論上は数的に限定のない中間位置をとり、そして、個々の膨張 室は、第１及び第２の位置のいずれにあっても、理論的に数的に無制限の中間位 置のいずれにあっても、特別な大動脈バルーンポンプのいずれの横行の断面の範 囲内での長手方向の軸に関しても概ね軸対象である請求の範囲第２５項に記載の 特別な大動脈バルーンポンプ。 ２７．複数の膨張室が数の上での３つであり、そして複数流体ポートが数の上で の３つであり、それぞれが長手方向の軸に関して軸対象に配置されている請求の 範囲第２６項に記載の特別な大動脈バルーンポンプ。 ２８．以下にあげるものを含むことを特徴とする皮下埋設が可能な心臓援助装置 。 （ａ）以下にあげるものを含む特別な大動脈バルーンポンプ。 （ｉ）内部と外部の表面と、近位と遠位の端部と、内表面によって規定され硬質 のハウジングを通して伸びる長手方向の通路を含む硬質のハウジング；（ｉｉ） 前記硬質のハウジングに連結された柔軟な流体分離手段であって、この柔軟な流 体分離手段は長手方向の通路を通過する長手方向の内腔を規定する内部の表面と 長手方向の軸を有していて、前記柔軟な流体分離手段は硬質のハウジングと共同 して、前記柔軟な流体分離手段により長手方向の内腔から分離される複数の膨張 室を規定し、前記硬質のハウジングは前記複数の膨張室のそれぞれと連絡する流 体連絡ポートを更に有し、個々の膨張室を膨張させ或いは収縮させるために、流 体が個々の対応する流体ポートを介して前記複数の膨張室に流入したり流出した りでき、それにより長手方向の内腔の流体量が個々に増加或いは減少し、複数の 膨張室及び複数の対応する流体連絡ポートが、長手方向の軸に関して軸対象に配 置されていて、；そして（ｂ）以下にあげるものを含む流体ポンプ（ｉ）折り畳 め、流体が充填され、形状を保持する嚢；（ｉｉ）部分的に囲まれた中央領域を 有し、流体で充填され形状を保持する嚢が挿入されている、神経支配された骨格 筋窩（ｉｉｉ）硬質のハウジングの流体連絡ポートにより、折り畳め、流体が充 填されている嚢と連結される流体連絡導管手段であって、折り畳める嚢からの流 体が、流体連絡導管手段を介し、特別な大動脈バルーンポンプの複数の膨張室の それぞれと連絡することができ、そして（ｉｖ）皮下埋設が可能で神経カフ電極 を含んでいるパルス列発生装置であって、神経カフ電極が神経支配された骨格筋 窩に取り付けられ、神経支配された骨格筋パルスの繰り返す収縮を刺激するため に、神経支配された骨格筋窩に電気的なパルス列が伝えられるようにし、骨格筋 パルスは次に神経支配された骨格筋パルスの繰り返す収縮に応じて、特別な大動 脈バルーンポンプの複数の膨張室のそれぞれに繰り返す膨張を起こさせるように 、折り畳め、流体が充填され、形状を保持する嚢を繰り返し圧縮する。 ２９．以下のステップを有することを特徴とする、活動中の心臓と、心臓から血 液を受ける腹大動脈を含む心臓に連結された脈管系と、広背筋とを有する患者に 、カウンターパルセーションによる心臓援助を供給する方法。 （１）以下にあげるものを含む皮下埋設可能な心臓援助装置を供給する：（ａ） 以下にあげるものを含む特別な大動脈バルーンポンプ：（ｉ）内部と外部の表面 と、近位と遠位の端部と、内表面によって規定され硬質のハウジングを通して伸 びる長手方向の通路を含む硬質のハウジング；（ｉｉ）前記硬質のハウジングに 連結された柔軟な流体分離手段であって、この柔軟な流体分離手段は長手方向の 通路を通過する長手方向の内腔を規定する内部の表面と長手方向の軸を有してい て、前記柔軟な流体分離手段は硬質のハウジングと共同して、前記柔軟な流体分 離手段により長手方向の内腔から分離される複数の膨張室を規定し、前記硬質の ハウジングは前記複数の膨張室のそれぞれと連絡する流体連絡ポートを更に有し 、個々の膨張室を膨張させ或いは収縮させるために、流体が個々の対応する流体 ポートを介して前記複数の膨張室に流入したり流出したりでき、それにより長手 方向の内腔の流体量が個々に増加或いは減少し、複数の膨張室及び複数の対応す る流体連絡ポートが、長手方向の軸に関して軸対象に配置されていて、そして（ ｂ）以下にあげるものを含む流体ポンプ（ｉ）折り畳め、流体が充填され、形状 を保持する嚢；（ｉｉ）部分的に囲まれた中央領域を有し、流体で充填され形状 を保持する嚢が挿入されている、神経支配された骨格筋窩；（ｉｉｉ）硬質のハ ウジングの流体連絡ポートにより、折り畳め、流体が充填されている嚢と連結さ れる流体連絡導管手段であって、折り畳める嚢からの流体が、流体連絡導管手段 を介し、特別な大動脈バルーンポンプの複数の膨張室のそれぞれと連絡すること ができ、；（ｉｖ）皮下埋設が可能で電極及び、皮下埋設されたパルス列発生装 置と活動中の心臓を連結し心臓からの繰り返す電気的パルスにより筋肉窩の収縮 を刺激する電気パルスの発生に同期するための心臓同期手段を含んでいるパルス 列発生装置であって、電極が神経支配された骨格筋窩に取り付けられ、神経支配 された骨格筋パルスの繰り返す収縮を刺激するために、神経支配された骨格筋窩 に電気的なパルス列が伝えられるようにし、骨格筋パルスは次に神経支配された 骨格筋パルスの繰り返す収縮に応じて、特別な大動脈バルーンポンプの複数の膨 張室のそれぞれに繰り返す膨張を起こさせるように、折り畳め、流体が充填され 、形状を保持する嚢を繰り返し圧縮し、心臓−援助装置の供給のステップは、外 科的手法において、個人の広背筋を使用して骨格筋パルスを外科的に形成するこ とにより筋肉フラップを形成し、次いでこれを結合して個人内に骨格筋窩を形成 することを含み、（２）個人に心臓援助装置を外科的に皮下埋設し、皮下埋設さ れたパルス列発生装置が個人の活動中の心臓の電気パルスを受け取り且つ同期し 、電極が骨格筋窩に連結され、そしてステップは腹大動脈近くの脈管系に特別な 大動脈バルーンポンプを移植することを含む。 ３０．心臓−援助装置の皮下埋設のステップが、活動中の心臓の電気インパルス と皮下埋設可能なパルス列ジェネレーターとを同期し、神経支配された骨格筋窩 の繰返し型の収縮が、心臓の心弛緩期の始まり或いはそのすぐにより前に繰り返 し開始されるようにすることによって完遂される請求の範囲第２９項に記載の方 法。 ３１．心臓−援助装置の皮下埋設のステップが、腹大動脈に特別な大動脈バルー ンポンプが直列に移植されることを含む請求の範囲第２９項に記載の方法。 ３２．心臓−援助装置の皮下埋設のステップが、腹大動脈に特別な大動脈バルー ンポンプが並列に移植されることを含む請求の範囲第２９項に記載の方法。