JPH06509253A - 診断に役立つテストの試薬パック用再使用可能な封止 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 診断に役立つテストの試薬パック用再使用可能な封止本発明は、一般的に相互に 極めて近接して配列された複数の容器を封止するための装置に関する。さらに詳 細に説明すると、本発明は、医療用分析装置とともに使用するための一体的な試 薬バック中に配列された一組の試薬含有びんを封止するための再使用可能な封止 組立体に関する。

２、先行技術の説明 生物学、化学、物理学、医学及び薬理学を含む多くの科学の分野において、種々 の流体材料は、しばしばぴんとして引き合いに出される小さい、首のある容器に 保存されている。これらのびんは、安全で、確実な封止を与えるが、同時に必要 なときはいつもびん中の液体に容易にアクセスできる閉鎖手段をしばしば必要と する。

従来、このようなびんは、通常ねじ山を切り、ねじで取り付ける蓋又は類似の閉 鎖装置で封止されてきた。しかしながら、このような閉鎖装置は不確実である。

特に、びんが非常に小さいときは、取扱うこと、及び処理することが全く困難で ある。

多くの応用において、関連する流体を収容する複数のびんが、相互に極めて近接 して保持されている。例えば、薬剤、ウィルス性の病気、バクテリア病原菌、そ の他の存在に対する生物学的流体の診断に役立つテストの分野において、サンプ ルが集められ試薬と反応させられ、反応生成物は周知の手段を使用して分析され る。このようなテストに使用される試薬はしばしばびんで購入され、特定のテス トに必要な全ての試薬を収容する複数のびんを有する予め形成されたパックの中 に配列されているびんから取り出される。

生物学的流体の診断用試験に際して、血清、血漿、尿のような体液のサンプルが 、薬物、ウィルス又はバクテリアのような被分析物の存在のために、特定のテス トプロトコールにしたがって該サンプルを特定の被分析物を確認するために選択 された特定の試薬と反応させることによって分析される。プロトコールは、サン プルと試薬が導入されるべき手順、サンプルと試薬の導入のタイミング、それぞ れの使用量、及び！ＩＩＮされるべき他の諸条件を特定する。得られた反応混合 物は、通常は予め定めた時間培養に付され、次いで特定することが予定されてい る特定の被分析物の存在及び濃度を決定するために光学的にあるいはその他の方 法で読み取られる。一般的に、免疫学的検定法を準備しそして読み取るための手 順及び装置は周知であり、本明細書では詳細に述べない。

しばしば、生物学的流体の診断用試験は、複数のサンプルについて同時に免疫学 的検定法を実施することのできる医療用自動分析装置で実施される。ある自動分 析器では、１バツチのサンプル容器が、回転可能な回転ラックの周辺の回りに対 応する数の反応容器と共に支持されている。次いで、回転ラックは分析器の内側 に据え付けられ、この分析器において、回転ラックは各対応するサンプル容器と 反応容器の組を、始めに調合の場所に隣接した位置に、次いで読み取る場所に隣 接した第２の位置に移動するために回転ラックを順々に回転させる。ピペット手 段を持ち、通常はプログラム制御にしたがって作動する機械的装置は、サンプル 容器に入っている１バツチのサンプルについて特定の免疫学的検定法を実施する ために必要とされる試薬のびんを収容する試薬パックと共に調合の場所の付近に 配置されている。

贋金の場所では、機械的装置とピペット手段がアクセスのために作動し、特定の 分析のために確立されたプロトコールにしたがって多量のサンプルをサンプル容 器から、かつ試薬を試薬びんから反応容器へ移す。反応混合物の調合の後に、該 回転ラックは回転して、次の対応するサンプル容器と反応容器の組を調合場所の 近くに配置し、前の一組を読みとり位置に向かって動かす。

多くの分析器は、サンプルの１バツチについて一度にただ一つの分析のみを行う ことが可能であり、異なる分析を行うためには、物理的に試薬パックを分析器か ら移動し、異なる分析のためにこの試薬パックを異なる試薬パックと置き換える ことが必要である。極く最近、サンプルの１バツチについて複数の異なる分析を 行うことができる自動分析器が提供された。このような分析器では、複数の異な る試薬パックが、同一の又は異なるサンプルについて異なる分析を行うための試 薬を臨機応変に提供するために、回転ラック上に装着されることができる。しか しながら、このような多種類の投与試薬パック、多種類のサンプル回転ラック分 析装置は、必要な一連のテストを行うためニハックを回転ラック上に装着し、か つ異なるテストのために他の試薬パックと置き換えるように試薬パックを頻繁に 取り扱うことがさらに必要であるある。通常は、多種類の投与試薬パックは、多 数のサンプル、例えば、１００まで又はそれ以上、をテストするために充分量の 各試薬を収容している。したがって、このようなパックは、その有効な耐用期間 の間何度も使用のために分析器に挿入され、かつ、保管のために分析器から除か れることが昔通である。

一般的に、分析器が、ただ１個の試薬パックを受けるため、又は複数の試薬パッ クを受けるための何れに設計されていようとも、一旦試薬パツクのびんが開けら れると、そこにある試薬は汚染又は他の損傷を受けるかも知れないという問題が 存在する。例えば、ある試薬の性質は、光あるいは空気にさらされるか又は他の 試薬あるいは汚染物にさらされることで影響されるかも知れない。このようなパ ックのびんは通常このようなびんに備わっているような別個のねじを切った栓を 使用して個々に再閉鎖されてきた。しかしながら、このような個別の栓は、それ ぞれのびんから分離したとき、たやすく置き忘れられ、あるいは失われ得る。ま た、特に、複数の異なる試薬パックを同時に保持するために設計されている分析 器において、試薬特有の多数の蓋をびんから同時に取り除く可能性がある。これ らの蓋を混ぜ、びんにこれらを間違って再び戻す確率は高く、高い確率のこれら 試薬の交互的汚染を招く。さらに、パック中におけるびんが互いに接近している これらの蓋の除去を困難にする。

別個の栓を持つそれぞれのびんを個別に開けそして閉じることは、時間の消費で もあり不便でもある。

発明の重要 この発明は、診断に役立つテストの試薬パックのため、及び互いに極めて近接し て配置されている複数の容器の開口を封止するための他の使用のための再使用可 能な封止組立物を提供する。

本発明の一つの態様によると、再使用可能な封止は、複数の容器と係合し、その 開口を封止するために間隔を置いて並べられた複数の突出部を有する柔軟な封止 要素と、かなり堅い支持要素とを含む柔軟な組立体を有する。この支持要素は、 柔軟な封止要素を支持し、かつ封止組立体が複数の容器に装着されるときに、前 記複数の突出部によって複数の容器の開口のほぼ同時的封止をもたらし、また封 止組立体が複数の容器から取り除かれるときに、開口から複数の突出部のほぼ同 時的引き抜きをもたらす。

使用に際して、本発明の再使用可能な封止組立体は、容器の開口に整列された複 数の突出部を備える複数の容器に対して配置される。そこで、使用者は各開口を 閉じ封止するために組立体を容器に対して押しつける。各容器がただ一度の押し っけ操作でほぼ同時に閉鎖されて封止されるように、かなり堅い支持要素は組立 体に充分な剛性を与える。

容器に近づ（ように封止組立体を移動するために、組立体はその縁を捕まれ、容 器から引き離される。さらに、支持要素の剛性は、各突出部をユニットとしての 容器から引き離すことを可能にして、複数の容器のそれぞれをほぼ同時に開口す る。実際は、堅い支持要素は、柔軟な封止要素の本来の伸長傾向を制限すること によって、封止組立体の除去の間に、容器あるいは突出部の表面から液体が飛び 出す可能性を減少する。

現今の好適な実施例によれば、本発明の封止組立体は、首のある開口を持つ容器 と共に用いられるために特に設計されている。柔軟な封止要素の突出部は、容器 の開口に達するように配置されているボタン部分分を含んでいる。この容器は、 ボタン部分と容器の首の内壁との間に半径方向の封止を達成するために、容器の 首の内壁に締まりばめ（ｉｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ　ｆｉｔ）を冑する。さらに 、突出部は好ましくは、（びの外壁の周囲に配置される環状部分も含んでいる。

柔軟な封止要素は、好ましくは、薄く、柔軟で、成形された、その下面から下方 に伸長している間隔をおいて並べられた複数の一体的突出部を有するゴム製ウェ ブを含んでいる。支持要素は、好ましくは、成形された冥買的に硬賀プラスチッ クからなる薄板を含み、かつウェブの上面に取り付けられる。支持板は、好まし くは、容器の開閉を容易にするためにある程度の可撓性を組立体に与えるに十分 な薄さのものである。

本発明の再使用可能な封止組立体は、特に医療用分析装置のための多種類の投与 試薬パックのために設計されており、また、通常パックの中に相互に隣接して支 持されている３個以上の試薬びんの開口を封止するための３個以上の突出部を含 む。堅い支持板は、好ましくは、またそれぞれの試薬バックに封止組立体の識別 のために目印がつけられる表面を画定する下方に伸長するフランジを含む。この 特徴は、特に複数の試薬バックを同時に受けることのできる分析器において、分 析器からパックを取り除いた後に間違った試薬バックに対して封止組立体を再装 着する危険を減少するために重要である。

本発明の別の態様によると、封止組立体は、また容器の首の内壁に対する半径方 向の封止を強化するための出荷要素（ｓｈｉｐｐｉｎｇ　ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ） を含んでいる。さらに詳しく説明すると、封止組立体の突出部の各ボタン部分は 、その先端からその中へ下方に伸長しているテーパーの付いた輪方向の空洞を含 んでおり、出荷要素は、下方に伸長している間隔をおいて並べられたテーパーの 付いた複数の脚を有する堅い板を含む。この脚は、出荷要素が組立体の中に組み 入れられるときに、空洞の中に伸長するように配置されている。出荷要素が組立 体の中に組み入れられるときに、脚は、ボタン部分を、ボタン部分と容器の首の 内壁との間の半径方向の封止を強化するために、容器の首の内壁に対して外方に より堅固に押しつける。

出荷要素は、試薬バックが、特に、乱暴に取り扱われるかも知れないときに、利 用者への出荷の間の使用のために、特に意図されている。封止要素と支持要素と からなる副組立体は、工場での通常の取扱いのための効果的で柔軟な封止がされ るので、出荷要素は、一旦試薬パツクが利用者に引き渡されると通常は必要でな い。

本発明の封止組立体は、慣用のねじを切った栓などの使用を不必要とする出荷及 び工場における通常の取扱いの雨期間に、複数の試薬含有びんの漏れ及び汚染を 確実に避けられよう。封止組立体は、試薬パックの有効な耐用期間中繰り返して 使用できる。この発明によって、また、分析の信頼性を増加させるように、交互 的汚染又は間違った試薬パックに封止組立体を装着する危険は減少する。

さらなる発明の利益及び詳細は、下記の好適な実施例の詳細な記述と関連して以 下に説明される。

図面の簡単な説明 図１は、本発明の現今の好適実施例による多種類のびんの試薬パック及びそのた めの再使用可能な封止組立体の部分的展開斜視図である。

図２は、図１の試薬パック及び封止組立体の部分的断面の側面図である。

図３は、試薬パックへの組立形態及び装着における図１の封止組立体の横断側面 図である。

図４は、出荷要素を取り除いた図３に同様の横断側面図である。

図５は、本発明の封止組立体の封止要素の詳細を示す拡大断面図である。

好適実施例の詳細な説明 図１−４は、本発明の現今の好適実施例による多種類びんの試薬パック１０及び そのための再使用可能な封止組立体１２を示す。

試薬パック１０は、もともとそれ自体本発明の部分を形成していないが、通常、 複数の試薬含有容器あるいはびん１５を受け、支持するための複数の受け穴又は 空洞１６を有する成形されたプラスチックケース１４からなる概してくさび形を したパッケージを含む。びん１５は同一であってよ（、慣用の成形技術で薄い、 可撓性のプラスチックから形成されるものでも、ガラスあるいは製造業で知られ ている他の適当な材料であっても良い。びんは通常円筒型であり、びんへのアク セスに備えるために、その最上部に開口１９を画定する上方の首部分１８を有し 、かつ図に示すようにケース最上面２０の上方にびんの首部分及び開口を高める に十分な垂直形状を有する。高められた首部分は、びんがケースに装着されると きびんへのアクセスを容易にするために設ける。図示のように、びんの首部分１ ８の外壁はびんが慣用のねじ付き栓によって閉鎖されるようにねじが切られてい る。しかしながら、下記に説明するように、本発明の再使用可能な封止組立体は 、通常ねじ付き栓の使用を必要としない。

所望ならば、びんは試薬パックケースと一体的に形成されて良いけれども、別々 のびんは充填が容易であり、一つのびんの試薬が隣接するびんからの試薬で充填 工程の間に汚染の危険を避けるために上記二つの要素は別々に製造されることが 通常好ましい。しかしながら、びんがケース中にしっかりと確保されているとき は、試薬パックは、使用及び取扱いのため単一の一体となったユニットとなる。

びん中の試薬が消費されるとき、個々のびん又は試薬パックは全体として使い捨 てされるようになっている。

当業者に知られているように、試薬の供給者は医療用分析装置の使用者に特定の 分析用の試薬を１０で図示するような単一の試薬パックで提供する。したがって 、例えば、使用者は覆々の薬品テスト用の試薬パックを購入することができ、単 一の試薬パックは特定の分析のために必要な全ての試薬を収容する。

図に示したように、通常３個の試薬パックが、予備処理試薬を必要とする型の分 析に使用するのに最も適している。前記予備処理試薬は、通常サンプル、未固定 分析物を固定するための被分析物補足物、及び関心のある被分析物の存在を示す 特別に目印あるいはラベルを付けたトレーサ試薬の中のある種のタンパク質から 関心のある被分析物を固定するために使用される。

必要な試薬のそれぞれはパックの３個のびんの一つに収容されている。

他の型の分析のために、４個の試薬パックが好適である。例えば、いずれかの試 薬を例えば、分析器のピペット手段によって一つの試薬びんから他へ移すのに特 に鋭敏な分析において、ピペットヘッディング手段を試薬の入手の後に洗浄する のに使用され得る洗浄あるいは緩衝試薬を収容するのに４個のびんが有利に準備 される。

本発明の封止組立体は、３個のびんの試薬パックと共に使用するのに限定するつ もりはないが、他の試薬パック又は複数のびんあるいは封止を必要とする他の容 器のどの組立体と共に使用するために容易に設計されよう。

図１−４に示したような多種類の投与試薬パック１０は、特に、数種の他の試薬 パックと共に医療用自動化分析装置に使用する回転ラック上に装着されるように なっている。たとえば、通常の適用において、８個以上の異なる試薬パックが回 転ラックの周辺の回りに装着され得る。これは、分析器のオペレータに、同一の 又は異なるサンプルについて自動的に実施される得る一連の薬品テスト及び他の 生物学的流体テストの全てをなし得る能力を与える。サンプルの組合わせの多く の配列、サンプルのグループ分け、及び試薬パックのグループ分けが行われるべ き特定のテストにしたがって装置の中でなし得る。このような多数の配列と共に 、未使用の期間の間試薬びんを閉鎖及び封止するための再使用可能な封止装置の 必要性が要求される。

本発明の再使用可能な封止組立体１２は、上記の目的を達成するのに非常に効果 的である。この組立体は、３個の要素、柔軟性があり成形されたゴムのような封 止要素２１、かなり堅い、成形されたプラスチック支持要素２２及び成形された 硬質プラスチック出荷要素２３を含んでいる。封止要素２１は、試薬バックケー スの上面２０とほぼ同一の大きさの薄い、平らな通常くさび形のウェブ１３を含 み、その下面２４から下方に伸長すている３個の一体となった突出部２６を有し ている。この突出部２６は、図５により大きく詳細に示しているが、それぞれが 、通常１型の環状部分２８の外側と、環状空間３１を画定する通常円筒型のボタ ン部分２９の内側とを含んでいる。外側の背型部分２８はびんの首１８外表面の まわりに適合する大きさであり、一方向側のボタン部分２９は、ボタンとびん首 の内壁５０との間に半径方向の封止を達成するため締まりばめを有するびんの開 口１９中に伸長するようにされている。ボタン部分２９は、好ましくは、さらに その上方端に隣接するｊｌｌｌの、比較的幅広の上方部分３２、及びその底端に 隣接する減少した半径の第２の、幅の狭い部分３３を画定するするように形成さ れている。

封止要素２１は、ウェブの上面２５から上方に、突出部のボタン部分と一直線上 に伸長している３個の部分３６を含み、上方に伸長している部分の上部からボタ ン部分の底付近へ、ボタン部分の中に中心テーパーの付いた空洞３７が伸長して いる。

支持要素２２は、通常試薬パックケースの上面２０と同一の大きさを有する、通 常くさび形の薄い、平らな板４０を含んでいる。そして、ウェブ１３上の上方に 伸長する部分３６を受けるための３個の丸い開口又は穴３８を備えている。さら に詳細に説明すると、図３−５に示すように、上方に伸長した部分３６は、支持 板４０の穴３８を通して押し上げられるようになっており、その後支持板に張り 付けられたウェブを、ウェブの上面２５に対して配置される支持板と共にくっつ け、かつ保持するために外方に広げられるようになっている環状のフランジ３９ を含む。

硬質プラスチック４０板は、またその湾曲した端部に下方に伸長したフランジ４ １を含んでいる。フランジ４１は、その上に、試薬パックを識別するための、あ るいは他の重要な情報を提供するための目印が設置され得る表面４２を画定する 。例えば、ラベルなどが、表面４２に添付され、特定の試薬パックに対する封止 組立体を識別するために、図１に示すように人及び機械の両者が読み取り得る目 印４３を含んでいる。試薬組立体が分析器から除かれる後に、誤った試薬パック に再装着する危険を減らすために複数の試薬パックを同時に受けることのできる 分析器に試薬パックが用いられるときに、このような情報は、特に重要である。

図１に示すように、試薬パックは、通常封止組立体を試薬パックと容易に合致す るために対応する目印４４を有している。

支持要素２２は、使用者が封止組立体を試薬パックに装着し、かつ試薬パックか ら除くのを助けるために機能する。特に、封止組立体を試薬パックに装着し、か つ試薬パックから除くとき、支持要素は、３個のびんのそれぞれをほぼに同時に 封止ある（１は開放させ得るために、十分な堅さを組立体に与える。支持要素は 、突出部の無視できない如何なる撓みも避けるために可撓性封止要素の自然の延 伸傾向を実質上制限する。そして、特に、除去工程の間に、１個又はそれ以上の 試薬びんの内容が、びんあるいは突出部の表面から飛び出す可能性が減少する。

出荷要素２３は、堅い、丸型の板４７を含んでおり、この板は、その下面から下 方に伸長すた３個の間隔をおいて配置されたテーパーの付いた脚４８を有する。

出荷要素は封止要素２１及び支持要素２２からなる副組立体に装着されるように なっていて、３個の脚は、図３に示すように、ウェブのボタン部分２９内のテー パーの付いた空洞３７中に伸長している。完全に挿入されたとき、これらの脚は 、ボタン部分と内壁の間の半径方向の封止を増大し、かつ強化するために、ボタ ンの側壁を、びんの首部分の内壁５０に対して外方によりしっかりと押す。

出荷要素は、試薬パックが、特に乱暴な取扱いを受けやすし）利用者への出荷の 期間中に使用するために、特に設計されている。封止要素２１及び支持要素２２ からなる副組立体は、工場においてびんの完全に効果的な封止を与えているので 、出荷要素は、試薬パック使用者に引き渡された後は通常必要でない。

本発明の封止組立体の使用の際、試薬パックは、装着された１個の封止組立体を 有する使い捨て可能な容器中で使用者に出荷される。封止組立体は図３に示すよ うな組立体中に組み入れられた出荷要素を含む。出荷要素を正しい位置に用いる ことで、試薬パックが、出荷工程の間に遭遇するであろう如何なる乱暴な取扱い にも効果的に耐えることのできる強く、信頼できるびんの封止が提供される。そ の結果、本発明では、びんのためのねじ付き蓋又は同様のものは、試薬パックの 出荷中であっても不必要である。

引き渡し後、かつ試薬パックの最初の使用の前に、使用者は出荷要素を取り除き 使い捨てするであろう。封止要素／支持要素副組立体は、工場内での通常の取扱 いのために完全に十分である封止を提供するために試薬パック上の位置に保持さ れ得る。

試薬パックに副組立体が装着されるとき、ボタン部分２９とびんの首の内壁５０ の間に締まりばめが与えられて、上記のようにこれらの間に強い半径方向の封止 を与える。そして、第２の封止が、開口３７のまわりのびんの上縁に対して同様 に与えられる。

試薬パックが使用されるべきとき、副組立体の縁をつかみ試薬パックから引き離 す、とほぼ同時にびんの開口から突出部を引き抜き、３個のびんの全てを開口す る。副組立体は、好ましくは一時的に、試薬パックが分析器内にあるあるいは使 用中である間その目的のために設けられているトレイの中に保管される。

所望のテスト又は一連のテストが完了した後、試薬パックは分析器から除かれ、 封止副組立体は、正確な組み合わせのために封止及び試薬パック上に付与された 目印を利用して、適当な試薬パック上に再配置される。そして、再び必要とされ るまで保管のためにびんを閉鎖し、封止するために、副組立体は、３個のボタン ２９をびん中に挿入するために下方に押しつけられる。支持要素が堅いので、ボ タンが全て、びんの内容の起こり得る漏れ及び噴霧を最小にするために、対応す るびんの開口にほぼ同時に挿入されよう。

本発明の封止組立体は、これが用いられる試薬パックの寿命の間、何度も繰り返 して使用されるように設計されている。通常の試薬パックは１００回又はそれ以 上のテストに十分な試薬を収容することができ、封止組立体は効果を失うことな く、１００回以上試薬パックに確実に装着し、そして試薬パックから除去され得 る。

本発明の封止組立体は、図２−４のそれぞれで、１個のびんに概略的に図示した ように、小管５１を含むびんにも特に適している。この小管は、当業者に知られ ているように、時には、開放したびんの内容の蒸発速度を減少するために用いら れている。特に、ボタン部分の下方端で減少した半径部分３３が、図３及び４に 示すように、とにか（ボタンの封止する能力を阻害することなく小管の受け入れ のために拡張された環状の空間を提供する。

記載されてきたものは、本発明の現今の好ましい実施例を構成するが、前述の記 載及び添付の図は、ただ典型的なもののつもりであり、発明の範囲の制限として 受け取られるべきでない。

本発明は、付記した請求及びその等価のものによってのみ規定される。好ましい 実施例に対する種々の変更修正は当業者に明らかであり、このような変更修正は 、本発明の精神及び範囲を離れることなくなし得る。したがって、本発明は、下 記の請求の範囲によって必要とされる限りにおいてのみ制限されるべきと理解さ れるべきである。

ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．相互に極めて近接して配置された複数の容器の開口を封止するための再使用 可能な封止組立体であって、前記複数の容器を係合し、かつ該容器の開口を封止 するための間隔をおいて並べられた複数の突出部を含む柔軟な封止要素；及び、 前記柔軟な封止要素を支持し、かつ、前記封止組立体が前記複数の容器に装着さ れるときに、前記複数の突出部によって複数の容器の開口のほぼ同時的封止をも たらし、封止組立体が複数の容器から除去されるときに、開口からの複数の突出 部のほぼ同時的引き抜きをもたらすためのかなり堅い支持要素を含む前記封止組 立体。 ２．前記複数の突出部がボタン部分を含み、該ボタン部分は、ボタン部分と容器 の内壁との間の半径方向の封止を連成するために、前記容器の内壁に締まりばめ を有する前記複数の容器の開口に伸長するために配置されている請求項１の封止 組立体。 ３．前記各ボタン部分がその中に軸方向に伸長する空洞を含み、そして前記封止 組立体が、さらに出荷要素を含んでおり、ボタン部分と容器の内壁の間の半径方 向の封止を強化するために、ボタン部分を容器の内壁に対して外方により堅固に 押しつけるために、前記出荷要素が組立体の中に組み入れられるときに、該出荷 要素が、前記空洞に伸長するように配置された間隔をおいて並べられた複数の脚 を有する請求項２の封止組立体。 ４．前記出荷要素が、その表面から伸長する間隔をおいて並べられた前記複数の 脚を有する堅い板を含む請求項３の封止組立体。 ５．前記複数の突出部が、前記容器の外壁のまわりに伸長するように配置された 環状部分をさらに含む請求項２の封止組立体。 ６．前記柔軟な封止要素が、薄いウエブ部分をさらに含み、前記間隔をおいて並 べられた複数の突出部が、前記ウエブ部分の一方の側から伸長し、かつ前記ウェ ブ部分と一体である請求項１の封止組立体。 ７．前記支持要素が、前記ウエブ部分の前記一方の側とは反対側に対して配置さ れている薄い、堅い板を含む請求項６の封止組立体。 ８．前記堅い板が、間隔をおいて配置された複数の穴を含み、前記封止要素が、 前記ウエブ部分の前記反対側から伸長し、かつ前記封止要素を前記板に接触させ るために前記穴を通って伸長する複数の伸長部分を含む請求項７の封止組立体。 ９．前記組立体が、識別する目印を保持するための表面をその上に含む請求項１ の封止組立体。 １０．医療用分析器に使用される試薬パック用の再使用可能組立体であって、試 薬パックは、びんへのアクセスを与える首のある開口を有するびんを収容する複 数の試薬を包含し、前記複数のびんの首を係合し、かつびんの開口を封止するた めの間隔をおいて並べられた複数の突出部を含む柔軟な封止要素；及び 前記柔軟な封止要素を支持し、かつ封止組立体が前記試薬パックに装着されると き前記複数の突出部によって複数のびんの開口のほぼ同時的封止をもたらし、封 止組立体が試薬パックから除去されるとき開口から複数の突出部のほぼ同時的引 き抜きをもたらすためのかなり堅い支持要素を含む再使用可能組立体。 １１．前記複数の突出部が、ボタンと前記びん首部分の内壁との間の半径方向の 封止を達成するために前記びん首部分の内壁に締まりばめを有する前記複数のび んの開口に伸長するように配置されたボタン部分を含む請求項１０の封止組立体 。 １２．前記各ボタン部分がその中に軸方向に伸長する空洞を含み、かつ、前記封 止組立体がさらに出荷要素を含んでおり、該ボタン部分とびんの前記首部分の内 壁との間の半径方向の封止を強化するために該ボタン部分を首部分の内壁に対し て、外方により強固に押しつけるために、前記出荷要素が組立体に組み込まれる ときに、前記出荷要素が、前記空洞中に伸長するように配置された複数の間隔を おいて並べられたテーパーの付いた脚を有する請求項１１の封止組立体。 １３．前記出荷要素が、その表面から伸長する間隔をおいて並べられたテーパー の付いた前記複数の脚を有する堅い板を含む請求項１２の封止組立体。 １４．前記複数の突出部が、前記びんの前記首部分の外壁のまわりに伸長するよ うに配置された環状部分をさらに含む請求項１１の封止組立体。 １５．前記柔軟な封止要素が薄いウエブ部分をさらに含み、かつ前記間隔をおい て並べられた複数の突出部が前記ウエブ部分の一方の側から伸長し、かつ前記ウ エブ部分と一体である請求項１０の封止組立体。 １６．前記支持要素が、前記ウエブ部分の一方の側とは反対側に対して配置され ている薄い堅い板を含み、前記堅い板は間隔をおいて配置された複数の穴を含ん でおり、かつ前記封止要素を前記板に接触させるために前記穴を通して伸長する ために前記ウエブ部分の反対側から伸長する複数の伸長部分を、前記封止要素が さらに含む請求項１５の封止組立体。 １７．前記堅い板が、識別する目印を保持するための表面をその上に含む請求項 １６の封止組立体。 １８．前記ボタン部分が、前記びんの中に小管を受けるための環状空間を画定す るために半径の減少した下方部分を含む請求項１１の封止組立体。 １９．医療用分析器用多種類の投与試薬パックであって、ケース； 前記ケースに支持され、びんへのアクセスに供するための開口を各々有する複数 の試薬含有びん；及び前記びんを係合し、かつその開口を封止するための複数の 間隔をおいて配置された複数の突出部を有する柔軟な封止要素を含む副組立体を 包含する再使用可能な封止組立体；及び前記封止要素を支持し、かつ該副組立体 が該試薬パックに装着されるときに前記複数の突出部によって該複数のびんの開 口のほぼ同時的封止をもたらし、該副組立体が該試薬パックから除去されるとき に開口から複数の突出部のほぼ同時的引き抜きをもたらすための実質的に平らな 板を含む支持要素を包含する前記医療用分析器用多種類の投与試薬パック２０． 前記複数の突出部がボタン部分を含み、該ボタン部分は、ボタン部分とびんの内 壁との間の半径方向の封止を達成するためにびんの内壁に締まりばめを有する前 記びんの開口に伸長するように配置されている請求項１９の試薬パック。 ２１．前記封止組立体が、前記副組立体に装着されるようになっている出荷要素 をさらに含み、前記ボタン部分とびんの内壁との間の半径方向の封止を強化する ために前記ボタン部分を前記内壁に対して、外方により強固に押しつけるために 、前記出荷要素が、前記ボタン部分の中の軸方向の空洞中に伸長するようにされ ている複数の脚を含む請求項２０の試薬パック。 ２２．前記ケース及び前記副組立体の両者が、それぞれ試薬パック及びこれに結 合する封止副組立体を識別する目印を保持するための表面をその上に含む請求項 １９の試薬パック。