JPH06508945A - カード形のデータ記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 カード形のデータ記録媒体 技術分野 本発明は、送信−受信部材を有するチェックステーションによって無接触式にチ ェックするための、送信−受信部材を有するエレクトロニクスモジュールを備え た、カード形のデータ記録媒体、特に滑走券、スキーバス又は類似のものに関す る。

背景技術 オーストリア共和国特許第３９１３７５号明細書により公知であるデータ記録媒 体は、ケーシング内に、マイクロプロセッサ、送信−受信ユニット、ディスプレ イ、書き込み−読み取り一記憶装置、並びに電源を有している。ケーシングは、 この印刷物の図４によりカード形の下側部分に設けることができ、該下側部分は 、付加的な説明文欄を備えている。さらに、所持人の写真をデータ記録媒体に備 えることもできる。データ記録媒体は、その装備に基づいて複数の使用可能性の ために適しており、従って、その生産費はこれによって具体化される値の受け入 れられるパーセンテージの額になる。

オーストリア共和国特許第３９１３７５号明細書により公知であるデータ記録媒 体の使用は、それが僅がな値を意味する場合に、儲からないと思われる。このよ うなデータ記録媒体は、例えば、−回滑走のためのスキーリフトにおいて、それ が複数のリフトに制限されている場合などに、半日券、−日券として、又は週間 券としても必要である。−回滑走のためには、はとんで、磁気テープを備えたカ ードが使用され、このカードは極めて安い生産費を有しており、この場合、オー ストリア共和国特許第３９１３７５号明細書により、両方のデータ記録媒体のチ ェックのために適しているチェックステーションが設置される。

このため、使用領域、つまり条件つきで使用される数回滑走カードの領域が残さ れ、このためオーストリア共和国特許第３９１３７５号明細書のデータ記録媒体 の製造コストが著しく高くなりかつ磁気テープカードの使用能力が極めて小さく なる。このような使用領域において考えられるカード形のデータ記録媒体は、英 国特許第２２３７４７９号明細書に記載されている：しがしこれは、データ記録 媒体の構成についての詳細を開示していない。

発明の開示 それ故、本発明の課題は、採算の取れる生産費であり、長い時間にわたって使用 可能であり、かつ無接触式なチェックによって知られる利点をユーザーに与える ような、冒頭の形式のデータ記録媒体を提供することにある。

この課題は、本発明により、データ記録媒体が、多層のカード本体を有しており 、エレクトロニクスモジュールがカード本体の２つの内側層の間に配置されてお り、さらにカード本体の少なくとも片側に前層が配置されていることによって解 決される。

両方の内側層の間にはさみ込まれたエレクトロニクスモジュール、特にプログラ ミングされる変化されない記憶装置と、送信−受信部材と結合されたアンテナと を有し、該アンテナを介して記憶装置内に入れられたデータが照会されかつ必要 なエネルギが伝送されるマイクロチップは、データ記録媒体の値に比べて、例え ば−日券又は週間券として採算の取れる生産費を有している。この場合、エレク トロニクスモジュールは、特に、少なくとも一方の層の凹み内に配置されている 。

データ記録媒体の初期化において、即ち、データ記録媒体を現金で発行する場合 に、データ記録媒体のそれぞれのデータ（有効、価格など）が、例えば簡単なゲ ート装置であるプログラミングされる記憶装置内に書き込まれる。チェックステ ーションのそれぞれの通過において、有効データは記憶装置から今や距離をおい て照会されることができ、このことによって無接触式のチェックの利点が与えら れている。前層の構成によって、データの少なくとも幾つかは視覚により読み取 られ、かつ購入者のためにチェックされる。この場合、著しい利点は、データ記 録媒体を規定するインフォメーション、−例えば、−日券、週間券又は選択回数 券（長い期間内の選択可能な有効日）として準備された使用目的−を、既にミク ロチップ内に入れて、中立に貯蔵され、かつこれによって任意の別の場所でも販 売することができるということである。この場合、初期化において、有効開始の 時点の割当てを行い、この時点は、記憶装置に一緒に入れられかつ前層にプリン トされる。このことは、相応する装置を備えたチェック装置によって行うことが できる。第１の構成では、内側層が前成形された受容プレートであり、第２の内 側層が受容プレートと結合されるカバーである。受容プレートは多くの個数で予 め製造されることができ、この場合、受容プレートとカバーとが同一に構成され ていると特に有利である。全体のエレクトロニクスモジュールは、受容プレート 内に入れられかつカバーが閉じられ、この場合続いて受容プレートとカバーとが 任意の形式で結合される。別の構成では、カード支持体の片側に磁気層が配置さ れている。このため、データは記憶装置内にも磁気層内にも書き込まれて、前層 にプリントされる。前層が片側だけに配置されていると、磁気層を第２の側に設 けることができ、この場合有利には、磁気層を、エレクトロニクスモジュールを 閉鎖するカバーに配置することができる。

磁気層の構成は、さらに、磁気層読み取り装置において初期化が付加的に記載さ れる限りでは、無接触式のチェックが妨害される際に、磁気層の内容が従来の時 期層読み取り装置を介して照会されることができるという利点を有している。

初期化のために、片側に電気的な接点を設けることもでき、これが初期化装置及 びマイクロチップを簡略化するので、接点を介してデータを記憶装置内に書き込 むことができ。磁気層が存在すると、接点は磁気層の側で優れている。マイクロ チップの記憶装置は、例えばイーピーロムである。　有利には、さらに所持人の 写真が取り付は可能、例えば接着可能、前層にプリント可能であり、あるいは別 の形式で備えることができる。

受容プレート及びカバーは、有利には、破壊に強くかつ簡単に成形可能であるポ リエチレンから成っている。このために、場合によっては軟質−ＰＶＣを使用す ることもできる。

有利には、カード形のデータ記録媒体の両性側が保護層を備えており、この場合 、前層は保護層を通って書き込み可能である。保護層の下側に、例えば写真を備 えることもできる。保護層のための材料として、例えばポリカーボナイトが準備 されている。

カード形のデータ記録媒体を簡単かつ安価に製造するための方法は、マイクロチ ップ及びアンテナのための凹みを有する受容プレートが予め製造され、それぞれ １つの受容プレートと、アンテナを含むマイクロチップと、受容プレートを閉鎖 するカバーとが、順次に１つの形内に入れられ、さらに、受容プレートとカバー とが、超音波、接着剤又は熱及び圧力を使用することによって結合されて１つの ユニットにされることにある。

特に有利な方法によれば、帯状又は板状の素材が、２つのローラの間を貫通案内 され、この場合、一方のローラが凹みを形成し、かつ素材が続いて複数の受容プ レートに分割される。特に板状の素材においては、さらに、分割の前にエレクト ロニクスモジュールを嵌め込みかつカバープレートを取付けることも考えられ、 この場合、素材とカバープレートとの結合は、別のローラ対の圧力を受けて行う ことができる。この場合、これに続く分割が、既にデータ記録媒体の完成を導く 。

熱被覆されたデータ記録媒体の製造のために、有利には素材は、第２のローラに よって凝縮されかつ平らにされた前層を備えられることができる。前層の取付け は、例えば加圧法によって行うことができる。データ記録媒体に磁気層も備えら れるとすると、磁気層は有利には保護層を備えていてかつ一緒にプレスされる。

図面の簡単な説明 以下に、本発明を添付の図面を用いて詳しく説明する。

図１は、本発明によるデータ記録媒体の概略図を、図２は、データ記録媒体の中 央縦断面図を、図３は、個々の層の分解図を示す。

発明を実施するための好適な実施態様 データ記録媒体はカードの形を有しており、かつ特に、ウィンタースポーツ施設 のための繰り返し使用可能な滑走券、例えば半日券、−日券又は数日券を形成し ている。データ記録媒体は、特にプラスチックから製造されている多層のカード 本体から成っている。第１の内側層は、凹み１２を有する受容プレートｌとして 構成されており、該受容プレートは第２の内側層を形成するカバー２によって覆 われている。両方の内側層は、ポリエチレン又は軟質ポリ塩化ビニルから成って いる。凹み１２には、マイクロチップ４及びアンテナ７から成るエレクトロニク スモジュールが入れられている。マイクロチップ４は、集積回路を備えており、 かつゲート装置によって形成された記憶装置５、特にイーピーロム及び送信−受 信部材１１から成っている。送信−受信部材１１から、アンテナ７が、受容プレ ート１の縁に対してほぼ平行に延びている。必要なエネルギは、やはり、アンテ ナ７及び送信−受信部材１１を介して受け取られる。

データの照会は、相応する設備、要するに送信−受信装置、マイクロプロセッサ などを有しているチェックステーションを通過する際に無接触式に行われる。無 接触式のチェックによって、カード形のデータ記憶媒体は任意に身体に携帯され 、有利には、アノラックのポケット内に差し込まれている。外側には、ポリヵー ボナイト又は硬質ポリ塩化ビニルから成るそれぞれ１つの保護層９．１０を設け ることができる。保護層９は、受容プレートｌに設けられている前層３を覆って いる。カバー２を覆っている保護層１ｏの下側に、マイクロチップ４から離れる 領域に磁気テープの形状の磁気層８を配置することができる。

記憶装置５及び場合によっては設けられている磁気層８が、データ記憶媒体のマ スターデータ、要するに一種の滑走券などからのインフォメーションを維持する 。初期化において、付加的に有効開始の時点が記憶装置５に書き込まれ、このた め、場合によっては、保護層１０内に露出している接点を設けることもできる。

データの幾つか、有効のための少なくとも時点が、同時に前層３に視覚的に読み 取り可能にプリントされる。データ記憶媒体の発行もしくは初期化は、データ記 憶媒体がそれぞれ任意の時に、かつ任意の場所で販売されることができるので、 極めて簡単になっている。この場合、初めて使用する際に、有効データのみが読 み取られかつプリントされ、このことは、もはや現金で行われるのではなく、相 応する装置を有するチェックステーションによって行われる。データ記憶媒体を 次に使用する間、チェックは無接触式に行われる。このため、磁気層８及び接点 は必要でない。

初期化のために接点が設けられないと、初期化もワイヤなしに実施される。さら に、初期化は、有効データのプリントを含んでいる必要はなく、使用目的に応じ て前層における別のデータ、例えば規定された入力個所又は類似のものを可視す ることができる。

全ての層が一緒にプレスされかつ結合される場合に、データ記憶媒体の製造は特 に有利である。このため、図３に示すように、個々の層及び部材が相応する形に 入れられており、この場合、最下位に前層３を備えた受容プレートｌが入れられ る。受容プレートｌの凹み１２には、マイクロチップ４及びアンテナ７が取り付 けられる。

この上にカバー２が置かれ、続いて有利には磁気層８を備えた第２の保護層１０ が載せられる。形は閉じられ、この場合側々の層１゜２．１０は、熱によって、 又は超音波によって、又は接着剤によってそれぞれ、形の圧力との組み合わせで 結合されて一体のカードにされる。

合理的な製造法は、前層３を備えたポリエチレンの帯状又は板状の素材のプリン トを準備する。次いで、被覆された素材は、ローラ対を通って案内され、この場 合、平らな周面を有する一方のローラが前層を凝縮しかつ平らにし、かつ第２の ローラは、素材に複数の凹み１２をエンボス加工する***部を備えている。次い で分割される、結合されて熱被覆された受容プレートｌが生ぜしめられる。しか も、素材にエレクトロニクスモジュールを装備し、帯状カバーを載せ、かつ第２ のローラ対によってプレス加工を実施することもできる。保護層９．１０も、分 割前に載せることができる。

このためデータ記憶媒体は、特に無線を経た無接触式のチェックの全ての利点が 与えられ、しかし、その使用後に放棄されることもできる任意の大量生産品を示 す。外見的にはこれは、チェック読み取り装置内に挿入されなければならない既 に使用された磁気テープカードと、僅かに大きい厚さによってのみ異なる。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８の規定による補正書）平成５年１１月１１日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．送信−受信部材を有するチェックステーションによって無接触式にチェック するための、送信−受信部材（１１）を有するエレクトロニクスモジュールを備 えた、カード形のデータ記録媒体、特に滑走券、スキーパス又は類似のものにお いて、データ記録媒体が、多層のカード本体を有しており、前記エレクトロニク スモジュールがカード本体の２つの内側層（１，２）の間に配置されており、さ らにカード本体の少なくとも片側に熱層（３）が配置されていることを特徴とす るカード形のデータ記録媒体。 ２．エレクトロニクスモジュールが少なくとも１つの内側層の凹み内に配置され ていることを特徴とする請求項１記載のデータ記録媒体。 ３．内側層が前成形された受容プレート（１）であり、第２の内側層が受容プレ ート（１）と結合されるカバー（２）であることを特徴とする請求項２記載のデ ータ記録媒体。 ４．受容プレート（１）とカバー（２）とが同一に構成されていることを特徴と する請求項２又は３記載のデータ記録媒体。 ５．カード本体の片側に磁気層（８）が配置されていることを特徴とする請求項 １から４までのいずれか１記載のデータ記録媒体。 ６．磁気層（８）が、カード本体の、熱層（３）とは反対の側に配置されている ことを特徴とする請求項５記載のデータ記録媒体。 ７．磁気層（８）を有する側に、電気的な接点（６）が設けられていることを特 徴とする請求項５又は６記載のデータ記録媒体。 ８．両方の外側の少なくとも一方が、保護層（９，１０）で覆われていることを 特徴とする請求項１から７までのいずれか１記載のデータ記録媒体。 ９．熱層（３）もしくは磁気層（８）が、保護層（９，１０）の内側に取り付け られていることを特徴とする請求項８記載のデータ記録媒体。 １０．受容プレート（１）及びカバー（２）がポリエチレンから成っていること を特徴とする請求項１から９までのいずれか１記載のデータ記録媒体。 １１．保護層（９，１０）がポリカーポナイトから成っていることを特徴とする 請求項８記載のデータ記録媒体。 １２．エレクトロニクスモジュールが、プログラミングされる記憶装置（５）を 備えたマイクロチップ（４）と、送信−受信部材（１１）と結合されたアンテナ （７）とを有していることを特徴とする請求項１から１１までのいずれか１記載 のデータ記録媒体。 １３．記憶装置（５）が、イーピーロムであることを特徴とする請求項１２記載 のデータ記録媒体。 １４．送信受信部材を有するエレクトロニクスモジュールを備えたカード形のデ ータ記録媒体を製造する方法において、マイクロチップ（４）及びアンテナ（７ ）のための凹み（１２）を有する受容プレートが予め製造され、それぞれ１つの 受容プレート（１）と、アンテナ（７）を含むマイクロチップ（４）と、受容プ レート（１）を閉鎖するカバー（２）とが、順次に１つの形内に入れられ、さら に、受容プレート（１）及びカバー（２）が、超音波、接着剤又は熱及び圧力を 使用することによって結合されて１つのユニットにされることを特徴とするカー ド形のデータ記録媒体を製造する方法。 １５．帯状又は板状の素材が、２つのローラの間を貫通案内され、この場合、一 方のローラが凹み（１２）を形成し、かつ素材が続いて複数の受容プレート（１ ）に分割されることを特徴とする請求項１４記載の方法。 １６．素材が熱層（３）を備えられ、該熱層が第２のローラによって凝縮かつ平 らにされることを特徴とする請求項１５記載の方法。 １７．カバー（２）に、磁気層を備えた保護層（１０）が載せられて一緒にプレ スされることを特徴とする請求項１４から１６までのいずれか１記載の方法。