JPH06507870A - 変形可能な袋を有する製品分与装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 変形可能な袋を有する製品分与装置 本発明は、変形可能な袋を有する液状またはペースト状製品の分与装置に関する 。詳しくは、容易に変形し得るプラスチック合成物により形成される、空気取入 れ口を持たない袋を内部に有する容器を備えた分与装置に関する。通常は分与部 材を備えたベースが容器に対して機械的に保持される。分与部材がハンドポンプ を備えている場合でも袋が完全に空になるように形状記憶を非常に小さくするた めに、袋の構成材料は非常に柔軟でまた厚さは非常に薄（しなければならない。

周知のように、ハンドポンプは袋内の減圧が小さいほど動作が良好である。袋は 、特に袋に入れられた製品が空気により変質する場合には、空気取入れ口を有し ない。これは例えば化粧品の場合に問題となる。

仏国特許第２６４８７９４号は、このような袋が１枚のストリップの長さ方向に 延びる縁部を互いに少なくとも１つの長さ方向のバンドに沿って溶接することに より得られる外被により形成される分与装置を開示している。この外被の断面の 外周の長さは、ベースの外周の長さにほぼ等しい。この長さ方向の溶接バンドは 、下端部の溶接バンドとこの下端部の溶接バンドの両端部から離れた領域内で交 差する。袋はクリンプ嵌合によってベースに固定されるが、これは、容易に変形 し得るように袋の厚さを薄くする場合は特に、比較的脆弱であるプラスチック合 成物を損傷する恐れがある。さらに、このクリンプ嵌合による固定における気密 レベルを向上させる必要がある。

米国特許第３６６２９２６号は、長さ方向の溶接／（ンドを有しない柔軟な管に より製造される変形可能な袋を備えた分与装置を開示している。袋は溶接により ベースに固定される。溶接はこの場合には主要な問題ではない。何故なら、袋は プラスチ、り合成物により形成されておらず、また厚さを増大させる長さ方向の 溶接バンドを含んでいない。゛本発明の目的は、内部の製品を特に空気から遮断 する分与装置を製造することである。この分与装置は実質的に袋全体を空にする ことが可能でなければならない。従って、袋の材料は特に気密である必要があり 、これは多層の合成物材料を使用することによって得られる。袋はまたベース１ こ完全響こ気密状態で固定されなければならない。さらに製造が簡単で信頼性が あることも望ましい。

従って本発明の主題は、容易に変形可能なプラスチ・ツク合成物により形成され る、空気取入れ口を含まな（１袋を内部１こ有する容器を備え、ベースには該容 器に対して機械的（こ保持される分与部材が設けられ、謹製の底端部は／＜ンド に沿って溶接される、液状またはペースト状製品分与装置であって、内部では、 謹製が、少なくとも１つの長さ方向の／＜ンド１こ沿ってストリップの長さ方向 に延びる縁部を溶接することにより得られる外被により形成され、該外被の断面 の外周の長さは該ベースの外周の長さに等しく、該長さ方向の溶接バンドは底端 部の該溶接バンドと該底端部の溶接／　（ンドの端部から離れた領域の端部で交 差し、 一該長さ方向の溶接バンドは、該ストリップの長さ方向（こ延びる一方の縁部の 内面を、該ストリ・ノブの同じ側に位置する該ストリップの他方の長さ方向に延 びる縁部の内面に溶接し、−該ベースは溶接表面を含み、および −該ストリップの該２つの長さ方向に延びる縁部の溶接されたアセンブリを該外 被の外表面に対して折り返し、謹製の端部を該ベースの溶接表面に溶接するため の溶接部によってこの位置に溶接される製品分与装置である。

好ましくは、前記溶接表面はすべての地点１こお℃）て０．５ｍｍより大きい曲 率半径を有する。

前記袋が形成される前記ストリ・ノブは２０〜２００ミクロン間の厚さを有する 。

好ましくは、前記袋は少なくとも３層よりなる合成物材料により形成され、これ らの層のうち内層が前記ベースの前３己溶接表面に直接溶接され、また外層が謹 製を機械的ζこ保護するために設けられる。

前記内層および／または前記外層は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー ト、ポリ塩化ビニル、ポＩノプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、 およびポリエステルよりなる群の材料から形成される。

前記外層と前記内層との間に位置する中間層は、ポリ塩化（エチレン／ビニルア セテート）、ポリ（エチレン／ビニルアルコール）、ポリアクリロニトリル、ア ルミニウム、およびポリアミドよりなる群の材料により形成される。

好ましくは、前記内層の材料が前記外層の材料の融点より低い融点を有する。

好ましくは、前記外層は、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、セラミ ックポリエステル、金属化ポリエステル、特にアルミニウム化ポリエステルより なる群の材料により形成される。該外層の内部には、接着剤として作用するポリ ウレタン、ポリエチレン、またはポリ塩化ビニルの群の材料より形成される膜を 有する。該外層の融点はほぼ２２０℃から２８０℃の間である。

好ましくは、前記内層はポリエチレン、無菌製品および／または保存料を充填し たゼオライトを含有するポリエチレンにより形成される。該内層の融点はほぼ１ ８０℃から２００℃の間である。

前記外被の外表面に対して溶接および折り返される前記２つの長さ方向に延びる 縁部のアセンブリは、前記袋の底端部で前記溶接バンドによってこの位置に溶接 される。

前記袋の前記長さ方向の溶接／ＮＪンドは、前記ベースの溶接表面の曲率半径が 最大である領域に置かれる。

前記底端部の溶接バンドは直線、もしくは破線また１よ曲線であり得る。

前記ベースは前記容器の上縁部と相互作用する係止手段を有する。

前記容器は硬質な材料により形成され、空気取入れ口を含む。

別の可能性によれば、前記容器は柔軟な形状記憶材料により形成され、前記袋内 に入れられた製品を分与する目的で該容器に力が加えられるとき該容器内に存在 する空気が圧縮されるように配備されるバルブと連通ずる。

前記容器は透明な材料により形成され、該容器内であるが前記袋より外側に配備 されるスクリーンと結合し、該スクリーンにより謹製が包み隠され得る。

前記容器は、前記袋が前記ベースに溶接される前記表面より上方に位置する溶接 表面と一直線に該ベースに溶接され得る。

前記容器は、前記ベースを受容する端部とは反対側の端部で、溶接または結合に より該容器に固定される端部を受容し得る。

前記分与部材は隔膜ポンプ、ニードルバルブ、またはノ＼ンドボンブであり得る 。

好ましくは、前記ベースと前記容器とは、該容器に対する該ベースの位置決めを 可能にする角度割り出し手段を備え得る。

好マしくは、前記ベースはトラップ防止装置を有し、該トラップ防止装置を中空 の充填ニードルが横断し得る。

本発明の主題を容易に理解し得るように、以下の図面に示すいくつかの実施態様 は全く例示的なものであって本発明を制限するものではない。

図１は、本発明の分与装置の様々な構成部品を示す分解図である。

図２は、図１の分与装置の袋とベースとが組み立てられたサブアセンブリを示す 。

図３は、図１の組立後の分与装置の断面図である。

図４は、図２のラインＩ　Ｖ−Ｉ　Ｖに沿った袋とベースとの概略横断面図、お よび溶接バンドの拡大図である。

図５は、本発明の分与装置の変形例の断面図である。

図６は、本発明の分与装置のための補充物の部分断面図である。

図７は、図６の補充物を使用する分与装置の変形例の部分縦断面図である。

図８は、図７の分与装置の変形例である。

図９は、ヘッド部が開口／閉塞を行うための部材を有する分与装置の変形例の縦 断面図である。

図１Ｏは、ヘッド部が開口状態にある場合の図９のラインｘ−Ｘに沿った断面図 である。

図１１は、ヘッド部が閉鎖状態にある場合の図１０に類似した部分断面図である 。

図面の図１および図３に示すように、液状またはペースト状製品の分与装置１は 変形可能な柔軟な袋２を備えている。

袋２は上端部がベース７を利用して円筒形の硬質な外容器４に固定されている。

外容器の横断面は例えば楕円形など円形以外の形状を有し得る。容器４は外気と の連通を確保するためのオリフィス６を有する底部５を備えている。空気取入れ 口のないハンドポンプ８の上方にはブノシニボタン９が配備され、ハンドポンプ は皿形状のベース７に固定されている。

詳しくは、皿７の外壁は、袋２の上部が装着される溶接表面１０を有し、この袋 の上部は溶接表面１０に沿った溶接によりベースの壁に固定される。ベース７は 袋２とは反対側に向かって開口する凹部を有する。

ベースの底部１１の中央部にはスリーブ１２がスリーブ管１４と共に形成されて いる。スリーブ１２とスリーブ管１４とは底部１１からポンプ８の方向に突出し 、これらの間に環状の空間が形成される。この空間にポンプ８を支える環状ステ ム１５が配備される。ポンプはさらにスリーブ１２の上縁部に載置されるカラー １７を有する。この位置でポンプはベース７に結合されて固定される。例示はし ないが１つの変形例として、スナップ嵌合によって固定させることもできる。

ロッド２０がポンプ本体８より上方に突出して０る。ブ、。

シュボタンは内部にロッド２０の端部を受容し得る孔と、分与ノズル２１を介し て外気と連通を行うための／ｆイブとを有している。ブノシニボタン９が押圧さ れるとロッド２０はポンプ本体に押入りピストンを作動させ、ポンプ本体内に配 備されたバネによって戻される。

ベース７の上端部には、カラー１６が配備され、容器４の上部に設けられた縁部 ２２と嵌合し得る。中央領域にポンプ本体８を通過させるための開口部を有する 保持リング１８は、ベース７のカラー１６を覆い、また横方向の端面２３で結合 することによって容器に固定される。当然ながら、この結合ではなく、例えばク リップ嵌合などの他の固定方法を用いることもできる。

皿部７の底部１１にはトラップ防止部材２７が取り付けられている。この機能は 周知のように柔軟な袋２の壁が例えば中央領域で互いに結合するのを、および製 品が下部分で詰まって排出され得ないのを防ぐことである。トラップ防止部材は 好ましくは容器の軸周りに配置され、ポンプ本体８のベースが係合する開口部か ら底部に向かって長さ方向の複数のフィン部２８よりなる。各フィン部の軸側の 境界部には空洞部２９が形成され製品の通路となる。フィン部２８は好ましくは 皿部７との一体成形により形成される。当然ながら、皿部の底部１１と共に成形 することにより一体に形成されるいかなるトラップ防止装置、例えば格子または 多孔管を想定することも可能である。好ましくは、トラップ防止部材２７の下部 ３０は自由端で、ポンプ８を取り付ける前に袋２を充填するための中空ニードル が通過し得るようにされる。この時、袋２は完全に製造された後で上方から充填 される。当然ながら、この場合にはポンプ８はスナップ嵌合によってベース７に 固定されるのが好ましい。

図１および図３に示す実施例では、容器４は透明の材料（こより形成される。容 器４には、押し出し成形により得られる外被から切断される管として製造される スクリーン３１力（配備され、袋２を取り囲みこれを包み隠す。スクリーン３１ 力こは所望のマークおよび／または所望の装飾が付けられる。スクリーンは不透 明または透明であり得る。この壁にｉ！好ましくは例えば装飾的な効果、波状、 または長さ方向の１ノブなどが形成される。スクリーン３１は製品と接触しな（ まため、スクリーンの構成材料はいかなるものでもよ０゜好ましく（ヨ生物分解 性を有するものが選択される。

本発明によれば、図１１　図３、および図４（こ示す袋２（よ３層よりなる合成 物材料により形成される。内層上および外層ｅは、ポリエチレン、ポリエチレン テレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアク１ノロニド１ノル 、ポ１ノアミド、およびポリエステルよりなる群力）ら選択される材料により形 成される。中間層匹は、ポリ塩化（エチレン／ビニルアセテート）、ポリ　（エ チレン／ビニルアルコールアクリロニトリル、アルミニウム、およびボＩノアミ ドよりなる群から選択される材料により形成される。これらの材料（よ、合成物 材料が高度の柔軟性を有することで、ポンプの操作カイ簡単となり、また形状記 憶が非常に小さくＸことで貸方（容易番と完全に空になるように効果的（こ選択 される。また、合成物材料の厚さが薄いことも必要である。厚さくま２／１０． 　ａｍ以下であり２０ミクロンより大である。厚さが１００ミクロン以下であれ （ｆ、より良い結果が得られる。袋を合成物材料で形成すると、・一方では気密 の必要が生じ、また他方では、例えば限定はしないが化粧品などの袋に入れられ た製品との適合性が問題となる。これらを満たす合成物は、ポリエチレンテレフ タレート、ポリウレタン、アルミニウム、およびポリエチレンの連続した４層よ りなるものであった。

好ましくは、外層見は、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、セラミッ クポリエステル、含金属ポリエステル、特に含アルミニウムポリエステルよりな る群の材料により形成される。処理化ポリエステル（シリカの原子化により得ら れるセラミ・ツクポリエステル、または真空下での金属処理により得られる含金 属ポリエステル）は気体（特に酸素）および水蒸気に対する不浸透性が優れてい る。この外層二の内部には、接着剤として作用するポリウレタン、ポリエチレン 、またはポリ塩化ビニルの群の材料より形成される膜を有する。

外層の融点はほぼ２２０℃から２８０℃の間である。

内層上は好ましくはポリエチレンにより、または無菌製品および／または保存料 を充填したゼオライトを含有するポリエチレンにより形成される。内層の融点は ほぼ１８０℃から２００°Ｃの間である。

このような合成物材料は帯状でのみ製造し得る。従って、袋２はストリップを長 さ方向に延びる２つの縁部を溶接することにより得られる。図２および図４は、 溶接表面１０に沿って袋２をベース７に溶接した復温られるサブアセンブリを示 すものであるが、これらに示す実施例では、袋２はストリップにより以下の方法 で形成される。すなわち、第１段階ではストリングの同じ面である２つの長さ方 向に延びる縁部の内面同志を溶接して長さ方向の溶接バンド３２を形成し、所定 の長さに切断される外被を構成する。第２段階では、この溶接バンドを折り畳ん で袋の外表面に合わせ、袋２の上端部をベース７の溶接表面１０に溶接すること によりこの位置に両端部で保持する。

この袋の上端部を溶接する操作は、折り畳みバンド３２を溶接することにより始 まる。加熱溶接用器具、特にカッティングホイールを用いて、折り畳みバンド３ ２を袋の外表面および溶接表面１０に押し付ける。融点の高い外層ｌを十分な温 度に加熱して内層上を溶融させると、外層ｌ上で器具を横断させることなくまた は内層側で横断させることなく表面１０の溶接が行われる。溶接表面１０、およ び、より一般にはベース７は、内層上と溶接し得る材料により形成される。例え ば、ベース７はポリエチレン膜と共に溶接され得るポリプロピレンにより形成さ れる。

次に袋２の上端部を表面ｌＯの外周全体にわたって溶接する。

折り畳みバンド３２の下端部は、袋２を下部で閉鎖する横向き溶接バンド３３に 沿って外被と同時に溶接される。

好ましくは、折り畳みバンド３２とバンド３３とは、バンド３３の端部３３ａお よび３３ｔ）から離れた部分で交差する。

この構成により、袋の断面は容器４の断面に完全に含まれ、これにより既に充填 された袋を容器内に設置するのが可能となりまた容易となる。これは本発明の袋 の利点の１つである。

さらに、この袋はまた底部から充填され得る。合成物の組成によりおよび厚さが 薄いため、溶接中に、外被内に存在する製品を締めっけることにより袋の下端部 を溶接することが可能であり、これにより閉鎖された袋に空気が混入しないこと が確実となる。従って、真空下で底部から袋を充填するための機械を使用するこ とが可能である。

ベースが円形でないとき、従って溶接表面１０が円形でないときは、溶接バンド ３２は、曲率半径が最大である領域の溶接表面に置かれる。容器に対するベース の角度の割り出しが断面形状によって自動的に得られない場合は角度を割り出す 手段が提供される。

図５は本発明の分与装置の変形例を示す。容器１０４は外被１３４よりなり、こ れは柔軟な材料により形成され、形状記憶を有し、押し出し成形により得られる 。また硬質のプラスチックにより形成される底部１０５によって底部が閉鎖され る。底部１０５は本実施例の外被に接着し、例えば端部１３５を結合または溶接 することによって外被に固定される。

底部はベース１０７とは異なる断面を有し得る。ベースには容器１０４の外被１ ３４の上端部が固定される。この固定は外被１３４をベース１０７の溶接表面１ ３６に溶接することによって得られる。溶接表面は表面１１０より上方のベース 上に位置している。これを介して柔軟な袋１０２がベース１０７に溶接される。

外被１３４の構成材料はいかなるものでもよい。図１および図３のスクリーン３ １に関して既に述べたように、好ましくは生物分解性を有するように選択される 。

この変形例では、ベース１０７は袋１０２とは反対側に延びるスリーブ管１３８ を有し、この上に参照番号１４３の位置でクリップ嵌合することにより分与ヘッ ド１３９が載置される。分与ヘッドの分与オリフィス１４２は、弾性の隔膜１４ ０に設けられたニードルバルブ１４１によって閉鎖される。

通路１４４は袋１０２の内部と連通しており、これにより隔膜１４０に製品の圧 力が作用することによって分与オリフィス１４２がニードルバルブ１４１により 開放されると、製品はこのオリフィスを通って分与される。柔軟な容器１３４を 手で押さえることによって製品に圧力が加えられ、オリフィス１０６と相互作用 する底バルブ１３７によって、袋１０２と容器１３４の内部との間に存在する容 積と外部との連通が可能となる。

図示しない別の変形例では、底部１０５の代わりに容器１０４の底端部に横向き の溶接部が形成される。

図６は硬質なベース２０７に溶接される袋２０２を示す。

ベース２０７は一部が弾性になった要素２５０と連結された噴出口２１５を備え 、一方向開口バルブを構成する。要素２５０はベース２０７に固定されたフィン ガー２１４への取付部分２０６と、弾性力によりベースの底部を押す円錐台形の 隔膜形状の弾性部２０８とを有する。袋の壁に圧力が加えられない場合に、隔膜 ２０８により製品が袋から出ていかないとき、開口部２１７により製品が袋から 出ていくことが可能となる。蓋２４５は、一方ではベース２０７の円形縁部２４ ７への取付手段２４６を、また他方では隔膜２０８の外周部まで延びる軸方向タ ブ２４８を有する。このため蓋２４５がベース２０７上の定位置にあるとき、ベ ースの底部によって構成される座部に取り付けられる隔膜の外周部に力が加えら れ、これにより袋２０２に力が加えられても製品が出ていくことはない。この構 成により、製品の補充物を構成することが可能となり、これは保存し得、袋はい つでも製品で満たされる。

図７は図６の補充物を用いた分与装置を示す。蓋２４５をベース２４５から外し た後、補充物を容器２０４に挿入する。

周知のように隔膜ポンプ２３９をベース２０７に設置する。

隔膜ポンプはベースの上にベースの噴出口２１５に設けられた取付手段２４９に よって保持される。ポンプ自体は、相補する取付手段を備えている。この構成に より補充物に含まれる製品は実際に使用されるまで空気と接触することはない。

隔膜ポンプはまた、ベースに設けられたバルブ２５０に類似した逆止バルブ２５ １を含み得る。これは図８に示す変形例である。

図９では、前述の構成要素に類似する構成要素は、ｌＯおよび１の位は同一の数 字を用いこれに１００の位に３を付けた参照番号により示す。記述は繰り返しを 避けて簡潔に述べる。

容器３０４はここでもトラップ防止部材３２７を備えたベース３０７に溶接され た柔軟な袋３０２を有する。隔膜Ｍを有する隔膜ポンプ３３９がベースに取り付 けられている。ポンプ３３９の本体は容器３０４の軸回りに閉鎖位置と開放位置 との間を回転し得る。

ポンプ３３９０本体は、円筒形であり容器３０４と同軸のスリーブ管３６０を有 する。このスリーブ管３６０は自軸回りに回転し得るように、ベース３０７の円 筒形の噴出口３１５にクリ、ブ嵌合されている。ベース３０７に固定された中空 のコア３６１がスリーブ管３６０内に係合し、その内壁と接触している。コア３ ６１の内容積は袋３０２と連通している。

スリーブ管３６０の内壁は、等しく間隔を開けてコア３６１より上方に延びる長 さ方向の溝３６２を有し、スペース３６３の方向に開口している。スペースはバ ルブ３５０により閉鎖されている。

コア３６１の円筒壁は、溝３６２と同じ角度間隔を有する長さ方向の孔部３６４ を含む。孔部３６４の長さは、溝３６２と同じ角位置を占めるときこれと連通し 得るのに十分な長さである。これは図１０の開放位置に対応する。隔膜Ｍが作動 して吸引が始まると、製品は矢印で示すように孔部３６４および溝３６２を通っ てスペース３６３に至り、バルブ３５０を通り抜はポンプの分与口から出ていく 。

ポンプ３３９の本体がベース３０７に対して適切な角度に回転すると、孔部３６ ４間に存在するバンド状の材料３６５が溝３６２への通路を閉鎖する。図１１に 示すこの閉鎖位置により次の使用までの間の保存期間に袋に入れられた製品を空 気から保護する機能が向上する。

袋とベースとのアセンブリを再利用して新しいベースを製造することが可能であ る。実際には、袋の質量はベースに比べて非常に小さく、また袋の非適合性材料 の量は無視し得る程度のものである。従って製造上好ましくないものでも再利用 し得る。

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．容易に変形可能なプラスチック合成物により形成される、空気取入れ口を含 まない袋（２、１０２）を内部に有する容器（４、１０４）を備え、ベース（７ 、１０７）には該容器（４、１０４）に対して機械的に保持される分与部材（８ 〜９、１３９）が設けられ、該袋（２、１０２）の底端部はバンド（３３、１３ ３）に沿って溶接される、液状またはペースト状製品分与装置（１）であって、 内部では、該袋（２、１０２）が、少なくとも１つの長さ方向のバンド（３２、 １３２）に沿ってストリップの長さ方向に延びる縁部を溶接することにより得ら れる外被により形成され、該外被の断面の外周の長さは該ベース（７、１０７） の外周の長さに等しく、該長さ方向の溶接バンド（３２、１３２）は底端部の該 溶接バンド（３３、１３３）と該底端部の溶接バンド（３３、１３３）の端部（ ３３ａ、３３ｂ、１３３ａ、１３３ｂ）から離れた領域の端部で交差し、 −該長さ方向の溶接バンド（３２、１３２）は、該袋（２、１０２）を形成する 該ストリップの長さ方向に延びる一方の縁部の内面を、該ストリップの前の面と 同じ側に位置する該ストリップの他方の長さ方向に延びる縁部の内面に溶接し、 −該ベース（７、１０７）は溶接表面（１０、１１０）を含み、および −該ストリップの該２つの長さ方向に延びる縁部の溶接されたアセンブリを該外 被の外表面に対して折り畳み、該袋（２、１０２）の端部を該ベースの溶接表面 （１０、１１０）に溶接するための溶接部によってこの位置に溶接される製品分 与装置。
2. ２．前記溶接表面（１０、１１０）がすべての地点において０．５ｍｍより大き い曲率半径を有する、請求項１に記載の製品分与装置。
3. ３．前記袋（２、１０２）が形成される前記ストリップが２０〜２００ミクロン 間の厚さを有する、請求項１に記載の製品分与装置。
4. ４．前記袋（２、１０２）が少なくとも３層よりなる合成物材料により形成され 、これらの層のうち内層が前記ベース（７、１０７）の前記溶接表面（１０、１ １０）に直接溶接され、また外層が該袋（２、１０２）を機械的に保護するため に設けられる、請求項１または３に記載の製品分与装置。
5. ５．前記内層の材料が前記外層の材料の融点より低い融点を有する、請求項４に 記載の製品分与装置。
6. ６．前記内層および／または前記外層が、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタ レート、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド 、およびポリエステルよりなる群の材料から形成される、請求項４または５に記 載の製品分与装置（１）。
7. ７．前記外層と前記内層との間に位置する中間層が、ポリ塩化（エチレン／ビニ ルアセテート）、ポリ（エチレン／ビニルアルコール）、ポリアクリロニトリル 、アルミニウム、およびポリアミドよりなる群の材料により形成される、請求項 ４または５に記載の製品分与装置。
8. ８．前記外被の外表面に対して溶接および折り返される前記２つの長さ方向に延 びる縁部のアセンブリ（３２）が、前記袋（２、１０２）の底端部で前記溶接バ ンド（３３、１３３）によってこの位置に溶接される、請求項１から３に記載の 製品分与装置。
9. ９．前記袋（２、１０２）の前記長さ方向の溶接バンド（３２、１３２）が、前 記ベース（７、１０７）の溶接表面（１０、１１０）の曲率半径が最大である領 域に置かれる、請求項１に記載の製品分与装置。
10. １０．前記底端部の溶接バンド（３３、１３３）が直線である、請求項１に記載 の製品分与装置。
11. １１．前記底端部の溶接バンド（３３、１３３）が破線または曲線である、請求 項１に記載の製品分与装置。
12. １２．前記ベース（７、１０７）が前記容器（４、１０４）の上縁部と嵌合する 係止手段を有する、請求項１に記載の製品分与装置。
13. １３．前記ベース（７、１０７）が前記容器（４、１０４）の上縁部と相互作用 する係止手段を有する、請求項１に記載の製品分与装置。
14. １４．前記容器（４）が硬質な材料により形成され、空気取入れ口（６）を含む 、請求項１に記載の製品分与装置。
15. １５．前記容器（１０４）が柔軟な形状記憶材料により形成され、前記袋（１０ ２）内に入れられた製品を分与する目的で該容器に力が加えられるとき該容器（ １０４）内に存在する空気が圧縮されるように配備されるバルブ（１３７）と連 通する、請求項１に記載の製品分与装置。
16. １６．前記容器（４）が透明な材料により形成され、該容器（４）内であるが前 記袋（２）より外側に配備されるスクリーン（３１）と結合し、該スクリーン（ ３１）により該袋（２）が包み隠される、請求項１４に記載の製品分与装置。
17. １７．前記容器（１０４）が、前記袋（１０２）が前記ベース（１０７）に溶接 される前記表面（１１０）より上方に位置する溶接表面（１３６）と一直線に該 ベース（１０７）に溶接される、請求項１５に記載の製品分与装置。
18. １８．前記容器（１０４）が、前記ベース（１０７）を受容する端部とは反対側 の端部で、溶接または結合により該容器（１０４）に固定される端部（１０５） を受容する、請求項１５に記載の製品分与装置。
19. １９．前記分与部材（８、１３９）が隔膜ポンプ、ニードルバルブ（１４１）、 またはハンドポンプである、請求項１に記載の製品分与装置。
20. ２０．前記ベース（３０７）にポンプ（３３９）が載置され、該ポンプ本体（３ ３９）が前記容器（６４）の軸回りに閉鎖位置と開口位置との間を回転し得る、 請求項１に記載の製品分与装置。