JPH06507549A - 異常細胞のプロフィール作成および治療方法 - Google Patents

異常細胞のプロフィール作成および治療方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 のブロワ −ル および゛ ′ 1籠公厨 本発明は、正常細胞の代謝とは異なる態様で腫瘍細胞の代謝を操作する方法に関 する。より詳細には、本発明は、腫瘍特異的グルタチオンS−トランスフェラー ゼ(GST) ![の活性を変化させることに関する。
11致歪 グルタチオンS−)ランスフェラーゼ類(GSTs)は、細胞中に導入された異 物の代謝および解毒を調節する一群のイソ酵素である。一般に、GSTは、多く のメカニズムによって異物の解毒を促進し得、しかも、ある種の前駆体を毒性物 質に転換し得る。
例えば、Waxman、 D、J、、 釦匹肛」Ω(1990) 50:644 9−6454に、これらの機能が概説されている。この報告書に要約されている ように、GSTは請求電子体を含有する親油性物質を解毒し得る。この解毒は、 その電子部分とグルタチオン(GSB)との結合を触媒することにより、この分 子のかなりの部分の極性を増大させて、除去され易くなるようにすることによっ て、行われる。化学療法で使用される多くの薬剤は、このタイプの解毒作用を受 け易い。例えば、これらの薬剤には、種チオンの酸化に伴う過酸化物の還元によ るものである。第3のメカニズムは、単に、非共有会合でのリガンドとGSTと の会合に関連する。逆に、GSTはまた、毒性のない前駆体を毒性剤に転換する 幾つかの反応を触媒する。例えば、GSTは、1.2−ジブロモエタンおよびア ザチオプリンを毒素に転換し得る。
異物の毒性効果の調節にGSTが中心的役割を果たすということから、細胞を殺 すための毒物にさらしたこれらの細胞中のGST活性を操作することが、この治 療の効果に影響を与えることは明らかである。このことは、多くの研究で実証さ れている。例えば、Tev、 K、D、ら、釦■IL11(1988) 48: 3622−3635では、エタクリン酸およびピリプロストが、ラットおよびヒ ト腫瘍細胞系中でクロラムブシルの細胞毒性活性を増強することを示した。エタ クリン酸およびピリプロストは、GSTに影響を与えることが知られている(エ タクリン酸は利尿植物フェノールであり、ピリプロストはプロスタグラシンアナ ログである)。クロラムブシルは、既知のアルキル化剤であり、これは、GST 活性の仲介でクロラムブシルをGSHに誘導することによって、細胞から除去さ れると考えられている。実際に、クロラムブシルはGSTに対する基質であると 実証されている。
したがって、エタクリン酸およびピリプロストは、GST活性を阻害するこれら の能力が、クロラムブシル感受性細胞系およびクロラムブシル耐性細胞系の両方 においてクロラムブシルの有効性を同上させる能力の原因であると考えられてい た。
しかし、これらのプロトコールの有効性は、試験された各細胞系によって、かな りの差が見られた。
現在、クロラムブシルおよびプレドニソロンを用いたm法に対して耐性を有して いた慢性リンパ性白血病(CLL)患者における、クロラムプシルの投与と組み 合わせたエタクリン酸の化学的感作効果を評価するための多中心的研究が計画さ れている。この研究のための患者の選択は、エタクリン酸の同時投与を行わずに クロラムブシルおよびプレドニソロンを用いる治療に対して患者が耐性を有する と実証されたことに基づいている。
GSTの活性はまた、哺乳動物細胞の放射線感受性に影響を与える。放射線を使 用した腫瘍の治療で遭遇する問題は、正常細胞に比較して多くの腫瘍細胞が低酸 素状態にあるということに起因する。腫瘍細胞は、還元状態にあるために、対応 する正常細胞に比較して、放射線によりて生成された過酸化物および他の遊離基 に作用する能力が明らかに大きく、そしてこれによって、残念ながら、放射線治 療に対してより強い耐性を有する。放射線療法と共に放射線増感酸化剤を用いる ことは、既に確固として認められている。しかし、GSTにより仲介される細胞 間GSHの接触酸化によってこの細胞間GSHを激減させる試薬を用いることに より、同様の結果が得られ得る。
Ba1d、 1.D、ら、 Rd’ation Res (1988) llj :495−502では、ジメチルフマレートが、GSTにより仲介される反応に よる共有結合形成によってGSBを激減させるものであり、低酸素細胞中で気性 細胞中に見られるよりもはるかに大きいことが、示された。
GSH経路を操作することにより、他の細胞に優先しである種の細胞を毒性プロ トコールにさらすように試みる場合には、このような操作に対する全ての細胞の 応答が同じであれば、当然、このような試みの有用性は限られたものになる。こ のような状況は、例えば薬剤BSOを使用することによって説明される。薬剤B SOは、GSEIのドウノボ合成を遮断するために、理論的には有効な放射線増 感剤である。この薬剤は、バイオアベイラビリティ−および薬物動態学における 僅かな差異のために、腫瘍細胞に優先的に何らかの効果をもたらす。グルタチオ ンレダクターゼを操作する作業の場合にも、同様に考えられる。グルタチオンレ ダクターゼは、酸化されたグルタチオンの再利用に関連する主要酵素である。
例えば腫瘍細胞などのあるクラスの細胞への明らかに優先的な感受性の付与は、 腫瘍細胞中のグルタチオン経路の応答が、正常細胞中における応答に比較して実 際に何らかの違いを有することに依存する。幸いにも、グルタチオン経路の一つ の主要成分であるrGsTJは、単独の不変の酵素ではなく、特異的結合能力、 基質特異性および阻害物質特異性、ならびに組織分布に差異を有する1つのクラ スのイソ酵素を表す。
種々のGSTイソ酵素は、二量体タンパク質である。これらの二量体タンパク質 は、4つの遺伝子ファミリー中の少なくとモ15M19の既知の遺伝子によって コードされた2つのモノマ−の組み合わせによって形成される。したがって、理 論的には、数十種類の異なる二量体が得られる可能性があり、しかも、同じ遺伝 子ファミリーからのモノマーを優先的に二量体化することさえ可能である。これ らの組み合わせの可能性により得られる変異性に加えて、GSTイソ酵素酵素サ ブユニット式類において冬型性であり、そして、このファミリーの縦列反復メン バー中で遺伝子変換が生じるためにさらに変異を受けると考えられてきた。翻訳 後改変が、さらにこの変異性に加わる。したがって、所定の個体の組織試料から 得たGSTは、従来から知られている何れのGSTにも必ずしも正確に適合し得 ない。特定の細胞タイプは、典型的に、これらの多くの型のうちの僅かな種類の みを発現する。細胞中の特定のGST補体は、おそらくは、化学物質などのある 種の環境因子に接触することによってもまた影響される。なぜならば、これらの 酵素が誘導酵素だからである。したがって、GSTは、種々の細胞タイプおよび 種々の個体によって、その量、酵素特性および物理的特性に違いを有するイソ酵 素の1つのファミリーを表す。
種々の細胞中に見られるGSTの補体に関する状態を、図1に示す。この図は、 Ca5troらのCarcino en sis (1990) 11:156 9−1596から複写したものである。この図は、検出に銀染色を用いた可溶性 GSTのSDSゲル電気泳動分離の結果を示す。この可溶性GSTは、S−へキ シルグルタチオンセファロースカラムで精製されたものである。ゲル中の種々の レーンは、種々の腫−の精製された代表的遺伝子を示す。図1に示されているよ うに、各腸瘍細胞系の特有のGST補体は、潜在的な治療標的を示す。しかし、 このようして決定された、GSTを不活性化するGST補体の決定値から、細胞 系の反応性プロフィールを推定することは難しい。なぜならば、遺伝的多量性お よび翻訳後改変によって、電気泳動移動度が変化することなく反応性が変化し得 るか、あるいは逆に、反応性が変化することなく物理的特性が変化し得るからで ある。
Mannervik、B、ら、Proc Natl Acad Sci (19 85) 82ニア202−7206には、GSTの分類体系が提案されている。
この分類体系では、GSTのグループを1つのミクロソームのサブクラスおよび 3つのサイドシルのサブクラスに分ける。これらのクラスは、構造、免疫活性、 基質特異性および阻害物質感受性に違いを呈する。Mannervik、 B、 らは、質的特性の幾つかを詳細に記載している。例えば、エタクリン酸基質に対 する代謝回転速度は、μM/分/■g単位で、α酵素では0.01〜1.2、μ 酵素では0゜08〜0.6、モしてπ酵素では0.9〜4の範囲を呈する。他方 、δ−5−アンドロステン−3,17−ジオンは、αサブクラスで0.04〜8 という高い代謝回転速度を呈し、残りの二つのサブクラスでは、これよりもはる かに低い代謝回転速度を呈する。この報告で調査された基質では、クメンハイパ ーオキシドおよびδ−5−アンドロステン−3,17−ジオンに対するαサブク ラス、ブロモスルホフタレインおよびトランス−4−フェニル−3−ブテン−2 ブクラスに関して、より高い代謝回転速度が観察された。阻害物質に関して同様 の違いが見られた。αサブクラスの幾つかのメンバーは、ヘマチンに対して極度 に高い感受性を有していた。μおよびπサブクラスのメンバーによる感受性はこ れよりも低いものであった。μサブクラスは、他のサブクラスに比較して、シバ クロンブルーおよびトリフェニルチンクロライドに高い感受性を有していた。サ ブクラスの種々のメンバーに対して調製された抗体に関する交差反応性に差異が 存在することもまた実証された。
Mannervikは、さらにGSTイン酵素を分類した。これらのGSTイソ 酵素は、図2に示すように、複数パラメータ統計学によって研究された。図2は 、このMannervikの論文から複写したものである。精製されたホモニ量 体GSTおよびヘテロニ量体GSTを、種々の動物種中の数種類の組織起源から 調製した。そして、前段落で記載したように基質特異性および阻害物質感受性を 示す反応性プロフィールを、20個の小有機分子のパネルに対して決定した。類 似の機能特性に基づいて、精製されたイソ酵素を上記の3つのファミリーに分類 し、次いでこれラノファミリーを個々の遺伝子ファミリーと相関させた。図2は 、因子分析の結果を示す。この因子分析を用いることにより、分布の主成分であ る(Pl)および(P2)を生成した。
この図には、この分析の結果をグラフにしたものが示されている。
1.3−ビス−(2−クロロエチル)−1−二トロン尿素(BCNU)を脱ニト ロン作用によって解毒する、異なる精製ラットGST酵素の能力は、Sm1th 、 M、T、ら、 Cancer Res (1989> 49:2621−2 625により研究された。報告された結果から、サブユニット4を含有するμイ ソ酵素が、この反応に対する最良の触媒であるが、一方、αサブクラスの数個の メンバーが非常に弱い活性を有していたことが分かった。
このGSTイソ酵素のグループのメンバー間の変異性のさらに別の局面は、種々 の誘導物質に対するこれらの応答レベルの違いにある。Vos、 R,M、E、 らによる論文、Bioehem Pharmacol(198B) 37+10 77−1082は、種々ノGSTイソ酵素の生産レヘルニ関する応答パターンを 、4つの異なる誘導物質、即ち、ヘキサクロロベンゼン、ベンジルインチオシア ネート、フェノバルビタールおよび3−メチルコラントレン、について明らかに した。この研究では、ラットを候補誘導物質で処理し、そして、肝臓のGSTイ ン酵素を、S−へ牛シルグルタチオンセファロース6Bで精製し、次いでFPL C−クロマトフオーカシングを用いて分離した。ヘキサクロロベンゼンおよびフ ェノバルビクールの両方は、Vosによって1−1および3−3と命名されたイ ン酵素の相対濃度の増加をもたらし、そしてイソ酵素2−2および4−4の相対 量の減少をもたらした。これらの誘導物質は、サブユニット2および4に比較し て、サブユニット1および3として示されるタンパク質の相対量を増加させた。
他方、ベンゾイソチオシアネートは、サブユニットlを誘導することはなかった が、しかし、イン酵素2−2を増大させた。3−メチルコラントレンは、イソ酵 素4−4に比較して、イソ酵素3−3および3−4の相対量を増加させた。しか し、特定のイソ酵素に対する誘導物質は、必ずしも基質であるとは限らない。
GSTの種々のイソ酵素が毒素に対する耐性を付与するという役割を持つことは 、哺乳動物細胞の形質転換細胞中の組換えGSTイソ酵素の発現を用いて確認さ れている; Puchalski、 R。
B、ら、roe Nat Aead Sc USA (1990) 87:24 43−2447゜この報告によって、3種類の完全長クローン化G5TcDNA −一π(酸性)、Ya (塩基性)およびYb+ (中性)−一の各々が、培養 された哺乳動物細胞中に発現された場合に、薬剤耐性を付与することが示された 。GST Yaが、クロラムブシルおよびメルフアランに対する耐性の最大の増 加をもたらすこと、Yb+が、シスプラチンに対する耐性の最大の増加をもたら すこと、ならびに、πが、ラセミベンゾピレン混合物およびデキソルビシンに対 する耐性の最大の増加をもたらすことが、判明した。
これらのクローン化G5TcDNAは、何れも、ビンブラスチンに対する耐性を 与えることはなかった。
特異的GSTイソ酵素と腫瘍との関係もまた研究されている。
Wiencke、J、に、ら、m工es (1990) 50:1585−15 90には、GSTのμイソ酵素中の遺伝子欠損と肺癌の危険性増加との、当該分 野で認められている関係が、さらに記載されている。この欠損は、トランス−ス チルベンオキシドにより銹導される細胞遺伝損傷に対する感受性に関連するとい うことが、判明し腫瘍細胞系によってGST補体に違いがあることが明示されて いる。
GSTπイソタイプもまた、腫瘍と関連付けられている。これらの膿瘍には、結 腸、胃、膵臓、子宮頚および腎皮質の癌、***および肺の腺癌、結節型小細胞リ ンパ腫、中皮腫、小細胞および非小細胞の肺癌腫、ならびにEJB膀胱癌腫、そ してCLL中のものが含まれる(Ketterer、 B、ら、 rGluta thione Canjugation: Mechanisms and B iological 51gn1ficanceJ ; 5tes、 H,ら編 、(1988) Academic Press、 London、74〜13 7ページ; 5cbisselbauer、J、C,ら、 Cancer Re s (1990) 50:3!+62−3568)。πクラスのGSTが特定の 癌腫もしくは腫瘍のマーカーであるとは考えられていない。しかし、癌の検出に 有用であると言われているπGSTに対する抗体が、PCT出願第WO90/1 2088号中に開示されている。
GSTは解毒メカニズムおよび薬剤耐性において重要であり、そして正常組織お よび腫瘍組織に対する各メンバーの分布が均等ではないイソ酵素の実質的なファ ミリーが入手可能であり、しかもファミリーメンバー間でその基質特異性および 阻害物質感受性が異なる。このために、このファミリーは、認識可能なGST補 体で特徴付けられる悪性または他の望ましくない組織に関連する状態のための治 療法を設計する際に使用される重要な標的となる。
l匪旦皿丞 本発明は、治療モジュレータ−およびこれらを用いた治療方法に関する。これら の治療モジュレータ−は、正常組織および悪性または他の望ましくない組織に対 する薬剤の相対効力に影響を与える。本発明はまた、正常組織および悪性組織中 のGSTイソ酵素パターンを決定する方法を提供する。これによって、適切な治 療モジュレータ−の選択が可能となる。
したがって、1つの局面では、本発明は、分離された組織試料または分離されて いない組織試料のGSTイソ酵素補体を決定する方法に関する。この方法は、分 離された試料または分離されていない試料の特性調査(SC)プロフィールを作 成する工程、および、これらのプロフィールを、精製されたGSTイソ酵素を含 有する標準物のSCプロフィールと比較するか、もしくは基準組織試料由来のも のを含むGSTイソ酵素の混合物のSCプロフィールと比較する工程を包含する 。SCプロフィールは、標準または未知の試料に関する特性パラメータの値を示 す多くの情報チャンネルで構成されている。SCプロフィールを得るための試薬 は、各イン酵素と各々異なる態様で交差反応する抗体であり得る。あるいは、こ れらの二量体間で差異が見られる他の特性、例えば種々の基質および阻害物質存 在下での電気泳動移動度が利用され得る。特に有用なタイプのパネルには、種々 のイソ酵素に対する抗体のパラトープ領域の結合を模擬的に行う系統的に異なる 複数の試薬のパネルが含まれる。パラログパネルの性質の詳細な説明は、本明細 書中に参考として援用されるPCT出願第WO91106356号に開示されて いる。
基準および試験SCプロフィールを提供するために何れの特異的反応物質または 特性を選択したとしても、その組み合わせは、その比較の結果として、基質特異 性特性、阻害特性などの特徴付けが行われるような組み合わせでなければならな い。この特徴付けは、治療計画およびモジュレータ−の設計に影響を与え、そし て人類におけるGSTイソ酵素補体の冬型性および変異性を考慮に入れるもので ある。
さらに、SCプロフィール決定における二つの特異的な改良点が、本発明の一部 である一一即ち、クロマトグラフィーの支持体のパネル中にアフィニティーリガ ンドとして種々のパラログの補体を使用すること、および、アフィニティーリガ ンドとして、改変されたグルタチオン基質を使用することである。
他の局面では、本発明は、悪性組織または他の望ましくない組織を治療する方法 に関する。この組織は、正常組織のものとは異なるGST補体を有すると決定さ れたものであり、そして、このGST補体の関連する特性は、確認されている。
本発明の方法に従って多(の一般的手法が使用され得る。これらの手法の各々に おいて、特定の被験体に利用される物質の選択は、治療されるべき望ましくない 組織のSCプロフィール決定の結果に依存する。したがって、本発明の方法に従 ってSCプロフィールを決定することによって、既知の薬剤および治療計画を用 いた場合の結果、ならびに、これらのアプローチに画の設計を、正確に予測する ことが可能となる。
第1の手法において、細胞毒性薬剤は、正常組繊に存在するGSτ補体により不 活性化され、かつ望ましくない組織に特有の別のGST補体によってもまた不活 性化される毒素である。治療モジュレータ−は、この毒素と共に提供される。こ の治療モジュレータ−は、望ましくない組織に特異的なGSTに対する阻害物質 であるか、または、正常組織中のGSTに対する誘導物質もしくは活性化物質で ある。何れのアプローチによっても、正常細胞の場合とは対照的に、望ましくな い細胞中の毒性が増大する。
第2の手法では、細胞毒性剤を、プロドラッグによって生成する。プロドラッグ は、望ましくない組織に特有のGSTによって、毒性物質に転換される。この細 胞毒性剤を、所望の場合には、治療モジュレータ−と共に投与し得る。この治療 モジュレータ−は、望ましくない組織に特有のGST補体に対する誘導物質また は活性化物質であるか、または、正常組織のGST補体に対する阻害物質である 。
第3の手法では、望ましくない組織のGSTには影響されないが正常細胞中に見 られるGSTにより解毒される毒素を投与する。
この手法は、治療モジュレータ−を毒素と共に投与する必要はないことを除いて 、第1の手法に類似のものである。しかし、GSTSCプロフィールって、毒素 を選択する。
第4の手法では、望ましくない組織、特に低酸素腫瘍の酸化還元状態を変化させ て、その低酸素状態を緩和する。これは、腫瘍G5Tlこ対する基質を投与する ことにより、。GSFiを消費することによって、行われる。・−の基質として は、正常組織中で優位なGSTに対しては効果の無いものを選択する。治療モジ ニレ−ターもまた、この治療に関連して使用し得る。
上記の全ての手法は、悪性状態または他の望ましくない状態を改善するべく設計 された追加の治療計画と同時に実施され得る。
さらに他の局面において、本発明は、上記の手法の実施に有用な薬学的組成物、 および、本発明の方法により得られた、GSTイソ酵素の基準SCプロフィール に関する。さらに他の局面において、本発明は、本発明のプロトコールにより得 られた個々の患者のためのプロフィール、およびこれらのプロトコールを実施す るべく設計された診断キットに関する。
の なg 日 図1は、種々の腫瘍細胞のGSTイソ酵素の分離に使用された、銀染色されたS OSゲルの写真を、ゼログラフィーによって複写したものである。この図は、C a5troら、 Carci o en sis (1990) Ll:156 9−1576に掲載されている。
図2は、種々のGSTイソ酵素の特異性特性分布の主要成分のグラフ表示であり 、これによって、GSTイソ酵素の分類が行われる。この図は、Mannerv ikら、 Proc N t cad Sc’ USA (1985) 82ニ ア202−7206に掲載されている。
図3は、得られ得るプロフィールのタイプを示すための仮説的結果の概略図を示 す。GSTイソ酵素の溶出パターンを、各GSTイソ酵素の反応性プロフィール と適合させることにより、図1および図2に示す従来技術の方法の有利な特徴を 組み合わせる。
図4Aおよび図4Bは、例示のための一組の被験体の典型的なSCプロフィール を示す。
図5は、5次元のSCプロフィールのグラフの2次元投影図を示す。
Bを る 本発明の方法は、正常細胞または組織中に存在する場合のグルタチオン−3−ト ランスフェラーゼ(GST)イソ酵素の(望ましくない細胞もしくは組織の場合 と比較して)異なる補体を利用する。rGST補体」とは、このような細胞また は組織中に存在するか、あるいはこのようなGSTの発現レベルの誘導または抑 制が操作可能となるような方法で遺伝子的にプログラムされた、GSTイソ酵素 のレベルのパターンを意味する。上記の背景技術の章で説明したように、GST は、サブユニ・ノドから形成されたホモ二量体またはへテロニ量体であり、これ らのうちの少なくとも7種類は周知のものである。さらに、これらのイソ酵素は 大まかに分類されているが、各クラスの個々のメンバーは、遺伝子変異のために 、個体によって異なり得る。種々のイソ酵素の特性は、一連の測定可能なパラメ ータについて違いを有する。これらのパラメータには、基質特異性、阻害に対す る感受性、特異的試薬への結合、および発現の誘導性が含まれる。
おそらく、未知の組織試料のGSTイソ酵素補体を決定するための最も理解され 易いアプローチは、既に決定されたか、もしくは決定され得る反応性プロフィー ルを有する全てのGSTイソ酵素の基準セットを用いたものであると推定される 。したがって、例えば上記のVosにより記載された高分離度のクロマトグラフ ィーフォーカシングに類似の任意の分離技術を用いて、例えば十分に高い分離度 での分離を行うと仮定して、溶出パターンを一連の既知の酵素と照合する。既知 のイソ酵素を分離し、そしてその特徴を明らかにする他の方法には、特異的なイ ソ酵素に対して調製された抗体の使用が包含され得た。これらの抗体には、数種 類のGSTヒトイソタイプに対して確立され、そして候補組織中のこれらのイソ タイプのGST含有量を評価するために使用されるものなどがある( Hovi e、 A、 F、ら、Care山m■田1江(1990) 11:451−45 8; Beckett、 G、J、。
C1n1ca Chi+eica Acta (1984) ljl:267− 273)。ゲル電気泳動分離もまた使用し得る。非変性条件下で電気泳動を行っ た後のGSTバンドの位置は、例えばRicci、 G、ら、独創−■匹上1( 1984) 143:226−230に記載の方法により決定され得る。クロマ トグラフィー分離により得られた種々のイソ酵素の位置は、1−クロロ−2,4 −ジニトロベンゼン(CDNB)などの、全てのイソ酵素に共通の基質を用いて 検出され得る。実際に、CDIHによってアッセイされた種々の組織中の活性の 分布が、Pickett。
C,B、およびLu、 A、Y、■、、 Rev B’ ah m (1989 ) 58ニア4$−764において得られている。
重要な細胞および組織中のGSTイソ酵素分布のパターンを得るためにこれらの 直接分離法を用いることは、治療法の設計に有用であり得る、このような細胞お よび組織のGST補体を得ることために用いられ得る。ただし、このことは、こ れらのイソ酵素の各々が、活性を保持しつつ個々のイソ酵素を単離できる分離技 術に従って予め決定された反応性プロフィールを有する場合に限る。このような 反応性プロフィールは、有効な基質である物質、有効な阻害物質である物質、お よびGST活性の有効な誘導物質または活性化物質である基質を考慮に入れたも のである。例えば、溶出パターンまたは電気泳動ゲルにおける位置によって、一 旦GSTイソ酵素を同定し、かつその量を測定すると、本明細書中に記載のよう な治療プロトコールを予測または設計するために、予め単離された既知のイソ酵 素の反応プロフィールを参照する。
この方法は、理解し易いものではあるが、補体中に含まれる可能性のある候補で あるGSTイソ酵素の数が多く、しかもGSTイソ酵素自体のレパートリ−に変 異性があるために、実用的ではない。したがって、入手可能なGSTイソ酵素群 における冬型性によって、例えば溶出パターン中の移動度は変化していないが、 基質特異性もしくは阻害パターンが変化したタンパク質、またはその逆のタンパ ク質が得られる可能性がある。
何れの場合においても、溶出パターン中の位置を基準特性のセットと適合させる と、その結果として、誤った方向に導(ような結果をもたらすことになる。
複数の分離技術を利用することによって、ある程度改善された結果が得られ得る 。複数分離システム中で移動度が影響されないことは、単独の分離システム中に 比較して、低いようである。このようなシステムが、図3に示されている。図3 は、吸着剤Pl上に4つのイソ酵素ピークが溶出パターン中に得らること、およ び、PZ中には5つのイソ酵素ピークが得られることを示す。基質特異性パター ン(基質A、BおよびCに関する)によって、ピーク1,5は、吸着剤P2上で 分離されたピーク2.1および2.2と、その基質プロフィールが実質的に同じ であることが分かる。そして、吸着剤Pl中の位置1.2に溶出されるイソ酵素 は、基質特異性パターンによれば、吸着剤P2中の位置2.4に溶出される。ピ ーク1.12と2.14との間、およびピーク1.14および2.15との間に も、相関関係が示されている。この場合もまた、基質特異性を基準として使用す る。
したがって、吸着剤P1中の1.2および吸着剤P2中の2.4においてピーク を提供した組織試料は、Aが唯一の活性基質であり、しかも比較的そのレベルが 低いという反応プロフィールを有する可能性が高いということが推定される。
分離技術が酵素活性を保持するものであれば、潜在的薬剤に対する各酵素の反応 性は直接決定され得る。しかし、当該分野における非変性分離は、分離度が不十 分であるか、または構造変化に対して過敏であるので、治療の有効な指針のため のピークの確認が非常に不確実となり得る。例えばイオン交換クロマトグラフィ ーは、個々のGSTイソ酵素を精製する1つの工程として使用され得るが、しか し、分析手段としては、その分離度が低い。IEFは、当該分野で利用可能な他 の技術であり、これは、インビボまたはインビトロでの翻訳後改変によって多く の無関係なピークを生成する傾向にあり、そして、そのような構造変化と機能変 化との間に必要な関連はない。
したがって、従来技術の方法を用いて個々のイソ酵素を分離し、そして考えられ る全ての化学療法薬剤に対する各々のイソ酵素の活性プロフィールを決定するこ とにより、細胞もしくは組織中のGS丁補体の活性プロフィールを決定すること は、実施不可能であるように思われる。このように実施不可能である一つの要因 は、典型的な入手可能な組織の量が少ないということである。
GST成分を検出するためのDNAベースのプローブは、SCプロフィールの規 定に寄与し得るが、しかし、一般的には不適当である。なぜならば、人類におい て見られる多くの変異型を検出するためには、法外な数のプローブが必要となる からである。これらの変異型の各々について、DNA情報と関連づけるために、 酵素活性を個別に決定することも必要となる。
より効率的なアプローチであり、かつ本発明のものは、GSTイソ酵素補体のプ ロフィールを利用するものであり、これらのプロフィールは、同時に特異的結合 活性および反応性特性を測定する。これらのプロフィールは、特性調査プロフィ ールもしくは[Sリプロフィールと称するものであり、これらによって、SCプ ロフィールの基準セットの決定が可能となる。
このSCプロフィールの基準セットは、基質特異性、特異的な誘導物質に応答す る誘導など、および追加の結合特性もしくは電気泳動移動度特性に関する情報を 含む。これらのプロフィールの比較にコンビコータを利用した方法を用いること によって、治療モジュレータ−およびこれに伴うプロトコールの設計、ならびに 提案されたプロトコールの成功もしくは失敗の予測に必要な情報が、治療法の適 切な指針を提供するために必要に応じて、従来技術の方法によるよりもかなり多 くの実例に関して得られ得る。
未知の細胞および組織試料のGST補体を決定するためのこのアプローチでは、 パターン認識技術を利用する。このアプローチに関連して、本明細書中でSCプ ロフィールと称するものは、種々のGSTイソ酵素と、特異的におよび異なる態 様で反応する試薬のパネルに関して決定される。これは、交差反応イムノアッセ イにより得られるCRIMプロフィールの決定に類似のものであり、そして試薬 のパネルに対する候補GSTイソ酵素もしくはイソ酵素混合物の反応性の任意の パターンjこ関するものである。したがって、SCプロフィールは、次のものに ついて決定され得る。即ち、種々の基質に対する代謝回転速度;種々の阻害物質 に関する阻害物質濃度の有効レベル;特定の宿主細胞に関連してGSTイソ酵素 の遺伝子発現を誘導するために必要な誘導物質のレベル;阻害物質または基質存 在下での、またはこれらの非存在下での電気泳動における移動度:または、実際 に、抗体のパネルとの結合の古典的パターンについて、決定され得る。種々の濃 度レベルにおける個々のGSTイソ酵素またはイソ酵素混合物に関して得られる scパターンは、種々の方法で、特に本発明で記載したように、操作されて、未 知の試料のSCプロフィールと比較され得る基準セットが提供され得る。
一般に、SCプロフィールによって、「情報チャンネル」のパネルの各々の値が 提供される。「情報チャンネル」のパネルでは、各情報チャンネルが、GST補 体もしくは標準物の1つの特性、即ち、抗体に対する結合親和性、基質親和性、 溶出時間などを示す。少なくとも幾つかの情報チャンネルが、GS丁濃度によっ て変化する値に関するものでなければならない。
望ましくない組織に損傷を与えるかまたはこれを破壊するための、本発明により 提供される手法の実施態様の設計に際して、SCプロフィールが有用となるため には、SCプロフィールは、正常組織と望ましくない組織との差異が決定され得 るようにGST活性に関する情報を提供するものでなければならない。したがっ て、望ましくない組織のSCプロフィールは、基準標準物と容易に比較できるも のでなければならない。そして、この基準標準物は、治療モジュレータ−の設計 および薬剤もしくはプロドラッグの選択に役立つ反応性パターンに、少なくとも 部分的に基づくものでなくてはならない。基準プロフィールの少な(とも一部は 、基質代謝回転速度データ、阻害データ、またはイン酵素生産レベルの誘導に関 するデータ、もしくは1BsituでのGSTイソ酵素の操作を可能にする他の 任意の反応性に関するデータに基づくものでなければならない。実際に、活性の 保持を可能にするパラログクロマトグラフィー分離と、これらの標準物について の反応性に影響を与える試薬に関するSCプロフィールの作成とを組み合わせる ことは、本発明の重要な要素である。
基準標準物および未知の試料のSCプロフィールは、「特異的反応性試薬」のパ ネルに関して決定される。これらの試薬には、パラログ、基質、阻害物質、誘導 物質、抗体を含む種々の物質、および、反応性の程度が電気泳動移動度もしくは 溶出時間として決定されるゲル電気泳動もしくはアフィニティークロマトグラフ ィーなどの、実際には技術である「試薬」が含まれ得る。したがって、「特異的 反応性試薬」は、化学反応をもたらす試薬に限られることはなく、この試薬に関 して試料の特性パラメータを得られ得る任意の試薬もしくは技術を含む。
「望ましくない細胞もしくは組織」とは、生体に有害な、生存する任意の物質を 意味する。このような望ましくない組織の最も顕著な例としては、おそらく、悪 性腫瘍組織、もしくは良性腫瘍組織までも挙げられる。しかし、特定の条件下で は、被験体から圧贅もしくはアクネなどの表在性感染症を除去すること、例えば 顔面上の望ましくない毛の場合にその毛色を破壊すること、細菌およびウィルス などの感染因子を攻撃すること、または、静脈瘤もしくはクモ状静脈を破壊する こともまた望ましい。寄生体、植物および真菌中のGSTは、殺菌剤、殺虫剤な どの開発に有用である。
「望ましくない」細胞もしくは組織の他の例としては、正常と思われる細胞では あるが、しかし疾患状態に起因し得る因子の存在によって改変されることにより 、正常と思われる細胞がこれらの因子によって異常な影響を受けたものが含まれ る。このような「望ましくない」細胞には、毛髪中のメラニン生産の原因となる 細胞が含まれる。このような細胞において、GST補体の変性の結果、メラニン およびパーキンソン病により生成された代謝物によって悪影響を受けたドーパミ ン作動性ニューロンを生産することができなくなり得る。
抗腫瘍治療法に従来使用されていた毒素もしくは薬剤の多くのものの副作用は、 あまり有害ではないがそれでもなお望ましくない状態に対しては、望ましくない 。しかし、これらの薬剤は、より穏やかに作用する形態では、これらの症例にお ける初期治療に対して適切であり得る。治療指数(正常組織もしくは細胞を破壊 する際の薬剤の有効性と比較した場合の、望ましくない組織もしくは細胞を破壊 するかまたはこれらに損傷を与える際のこの薬剤の有効性)は、適切な治療モジ ュレータ−の投与を含めて、GST補体を考慮に入れることによって、向上する 。この治療指数の向上によって、より穏やかな作用の薬剤またはより低投薬量の 使用が可能となる。したがって、現在の診療では容認できない副作用が生じると いう問題を持つ薬剤でさえ、本発明の治療モジニレ−ターとの組み合わせで使用 可能となり得る。そして、現在のプロトコールでは効力が不十分である薬剤は、 望ましくない細胞もしくは組織に対するその毒性が本発明のモジュレータ−によ って向上する場合には、使用され得る。
SCプロフィールの゛ 幾つかの基準標準物は、以下に記載するように、特定の被験体の正常組織から直 接調製され得るが、予め単離された、特有の反応性パターンを有する種々のGS Tイソ酵素に関するSCプロフィールのデータバンクを提供することもまた有用 である。これらの反応性パターンを、望ましくない組織の生検試料の反応性パタ ーンと適合させることによって、治療モジュレータ−の適切な設計およびプロド ラッグもしくは毒素の適切な選択がなされ得る。
米国特許第4.963.263号およびPCT出願第No 91106356号 は、その開示内容が本明細書中に参考として援用されており、そしてこれらには 、密接に関係した物質のクロマトグラフィー分離に有用なパラログアフィニティ ー試薬のパネルについて記載されている。パラログパネルは、精製された形態の 種々のGSTイソ酵素を分離するためのアフィニティー支持体の調製に好適に使 用され得る。その際には、各々の場合において、天然イソ酵素の活性が保持され る。従来技術の逆相■PLCもしくはウェスタンプロット法とは異なり、パラロ グクロマトグラフィーを用いてiiaされた分離イソ酵素は、天然の状態でそし て、このような精製イソ酵素の各々について、基質の反応性もしくは活性に影響 を与える他の試薬の反応性に関するSCプロフィールが作成され得る。そして、 これらの精製イソ酵素に特有の多数のSCプロフィールの有用なデータバンクが 、望ましくない組織から得られる試料との比較のために、数学的にまたはコンピ ュータの利用によりアクセス可能な形態で保持および保存され得る。
さらに、精製GSTイソ酵素を用いて、種々の候補物質をスクリーニングするこ とによって、新規な治療モジコレ−ターを設計し得る。これは、1989年12 月6日に出願された米国特許第447、009号中に概括的に記載されている通 りである。この特許は、本明細書中に参考として援用される。
適切なパラログは、例えばAdang、 A、E、P、ら、 L匹11」(19 90) LJ:47−54によってH製された種々のGSHアナログにおける変 異などの、変異に基づくものであり得る。これらのアナログは、異なる濃度の種 々のイソ酵素と相互に作用する。
これらのアナログは、GSHの改変型であり、この改変型中では、グリシン、シ スティン、もしくはγ−グルタミン残基の少なくとも1つが、互性アミノ酸残基 で置換されている。これらのグルタチオン変異型に既知のイソ酵素特異的基質を 結合させるか、または、これらの変異型を吸着剤に直接結合させると、結合特性 の系統的多様性がさらに増す。これらの種々のバラログを利用して、標準物およ び未知の試料のプロフィールをィニティーリガンドとして機能するアフィニティ ーカラムのパネルにおけるような、適切な配置のバラログのパンクを使(以下余 白) 四工隨体!れ支足 本発明の方法では、被験体の正常細胞または組織と比較した、あるいは上記の標 準基準パネルと比較した、望ましくない細胞または組織のGST補体についての 情報が必要である。一般に、2つの異なるアプローチによりこれらの補体が決定 され得る。第一に、当該分野で現在実施されている一般的な技術を用いて、試料 中に含有される個々のイソ酵素を、パラログベースのアフィニティー支持体を使 用して分離し、そしてこれらの活性パターンについて個別に試験し得る。バラロ グを適切に選択すると、組織から個々のイソ酵素が得られ得、そして次に、これ らの基質特異性、阻害物質特異性を調べるために、およびこれらのイソ酵素の活 性もしくは生産を誘導する物質を同定するために、各イン酵素を個別に評価し得 る。
第二の、これよりも容易なアプローチでは、パターン区議技術を用いることによ って、単一個体の被験体の望ましくない組織および正常組織の何れか一方もしく は両方の試料に関する瞬時読み出し情報を得る。これは、これらのパターンを、 上記のように作成された基準セットに適合させることによって、行われる。この アプローチでは、必要な試料の量はより少なく、そして分離を行う必要がない。
この方法は、GST活性について組織化学的染色を用いて組織切片に適用する場 合にも有用である。
まず、パラログベースの分離アプローチに関しては、上記(1988) 37: 1077−1082において使用された分離方法を改変したものが、使用され得 る。この方法では、完全ラット肝臓からのサイドシル画分を、基としてGSTに 対するアフィニティー試JUヲ使用したS−ヘキシルGSHセファロースのアフ ィニティーカラムに加えた。溶出されたGST混合物を、濃縮し、そしてモノ− PHFI 5/20カラム(Pharmacia FPLCsystem)上で クロマトフオーカシングによって分離した。個々のイソ酵素を採集して別個の両 分とし、そしてこれらを分析した。これらの両分を、溶出プロフィールにおける これらの位置、これらのサブユニット分子量、および大部分の既知のGSTの基 質である1−クロロ−2,4−ジニトロベンゼンに対する特異的活性によって、 同定した。
上記のパラログ技術を用いて改変するに従って、より穏やかな作用の条件が用い られ得、そしてより高い活性型のGSTイソ酵素を回収し得る。次にこれらのイ ソ酵素を、基質特異性などについて、試験する。
上記のように、単に、種々のGSTイソ酵素に特有の溶出パターンを提供するW asの分離技術などの、任意の分離技術を用いて、そして未知のGST補体の細 胞または組織の溶出パターンを所定の溶出パターンと適合させることにより、未 知のものにおけるGST補体の性質を決定するという可能性が考えられ得る。
しかし、このアプローチの1つの問題は、 GSTの遺伝子変異性があるため、 推断された特性を保持し、そしてこれによって類似の反応性パターンを有するこ とを確実にする信頼性の高ぃ適合を行うことは難しい。イソ酵素の遺伝子変異性 およびこれらの翻訳後改変に対する感受性は、何れの特定の場合においても、基 質特異性、阻害パターンなど、ならびにp■などの結合および物理的特性に、深 い影響を与える可能性が高い。
反応性変化と物理的特性または結合変化との間に相関関係が存在するという保証 はない。実際に、これらの影響には、相関関係はないようである。
本発明の一部であるパターン適合アプローチでは、未知の試料の反応性プロフィ ールを基準SCプロフィールのセットと比較することによって、より信頼性の高 いアッセイを行う。
既知のGST補体の試料から得られたSCプロフィールの所定のグラフを基準と して用いる。この基準に対して、試験される試料のSCを比較し得る。一般に、 2〜10の、好ましくは4〜6の異なる特異的反応性試薬を最初に用いて、既知 の組成物の試料のプロフィールを提供する。一つの実施態様では、特異的結合ア ッセイを用いる。これらのアッセイでは、結合剤のパネルに対してGSTイソ酵 素による交差反応性が見られ、そして、種々のGSTイソ酵素による既知の結合 パートナ−の結合に対する阻害値を測定することによって、プロフィールが得ら れる。
次に、収集したプロフィールを、多くの技術の任意のものによって数学的に処理 して、未知の試料の対応するSCプロフィールに対する判読可能な比較対象を生 成する。
好適なパラメータには、抗体、典型的にはモノクローナル実例であって、必要条 件ではない。例えば、一群のGSTイソ酵素と一般的に反応すると決定された任 意の物質が、本発明の方法において使用され得る。例えば−末鎖抗体および組換 えにより生産された抗体を含む抗体は、これら自体で使用され得るか、あるいは 、免疫学的に反応性を有するこれらのフラグメントとして使用され得る。このこ とは、当該分野で良く理解されている通りである。例えばFab、 Fab’ま たはF(ab’)2フラグメントの使用は、特異的結合アッセイにおいて好適で あることが多い。適切な交差反応性を提供する任意の試薬相互作用が、酵素−基 質もしくは酵素−阻害物質結合、リガンド−レセプター結合、または、本明細書 中に参考として援用される米国特許第4.963.263号に記載のパラログな どのアフィニティー試薬に対する結合などに使用され得る。
特異的結合による反応性に加えて、任意のタイプの反応性を測定し得る。例えば 、GSTイン酵素に関しては、阻害物質パネルの各々の活性に対する効果を測定 し得たか、あるいは、一連の基質に対する活性レベルを測定し得た。プロフィー ルを構成する各々の情報チャンネルに関する値を決定するために、同じタイプの 反応性または他の特性パラメータを用いる必要はない。したがって、プロフィー ルは、抗体との結合、阻害物質との結合、他の酵素との反応性、基質との反応性 、または、決定すべき種々のGSTイソ酵素に対して可変値を持つ他の任意の化 学的活性もしくは物理的特性を組み合わせて構成され得る。
同様に、特異的アッセイフォーマットの選択は、任意のものである。この特異的 アッセイフォーマットは、GSTイソ酵素グループメンバーのプロフィールに関 する一連の情報チャンネルを提供するパネル中の試薬の反応性、またはこのパネ ル中の特性パラメータの値を検出する。試験される試料の結合もしくは他の反応 性、および種々のGSTイソ酵素組成物に関するデータ点の標準セットの作成は 、直接もしくは競合的フォーマットの何れかにおいて決定され得る。例えば、結 合剤を標識し、そして抗原に対する結合を検出し得る。この検出は、得られる複 合体を沈降させて、その沈降物中の標識量を決定することによって、行われる。
あるいは、より好適には、結合試薬を固体支持体に結合させて、そしてGSTイ ソ酵素を、既知の結合能力を有する試薬と競合させる。特定のグループにおける 被験体に対する特異的結合試薬の結合を検出し、そして測定するように設計され たアッセイを実施するための他の方法は、PCT出願第US88703554号 に開示されており、これは、本明細書中に参考として援用される。特異的結合試 薬を設計する方法もまた、米国特許第4.963.263号ならびにPCT第U S89101194号およびPC丁第0S90106333号に見られる。これ らは全て、本明細書中に参考として援用される。これに代わるプロトコールは、 イムノアッセイもしくは他の特異的結合アッセイの実施者にはすぐに明らかとな る。
同様に、化学反応性または物理的特性を測定するパラメーマトグラフィー支持体 中でのイソ酵素の相対移動度は、1つのチャンネルの情報を提供する特異な交差 反応性を示す。電気泳動移動度、pI値、特定の基質との反応性または特定の阻 害物質による阻害もまた、プロフィールに関する情報を提供するパラメータを構 成する。
各情報チャンネルに対する特性パラメータの値がどのように決定されるとしても 、「交差反応」特性パラメータのパネルのためのプロフィールは、一連の既知の GSTイソ酵素組成物について決定される。最も単純なこのような組成物であり 、かつ標準パターンを得るために典型的に使用される組成物は、1種類のイソ酵 素のみを、ある範囲の濃度で含有する試料である。混合物のグラフ位置の計算も また可能である。
イソ酵素標準物および未知の組成物について決定されたプロフィールは、交差反 応イムノアッセイ(CRIM)プロフィールにある程度類似している。そして、 本発明の方法は、試験される試料のCRIMプロフィールを、既知の被験体組成 物の試料から得られたCRIMプロフィールの所定のグラフと比較することに類 似している。本発明の方法では、CRIMプロフィールの概念を広げて、特異的 反応性などの特性パラメータの値の一連のチャンネルが包含されるようにする。
これらの特異的反応性には、抗体もしくは結合剤との反応性だけではなく、種々 の状況における反応性、および、GST補体に特異の値を有し、かつ情報を提供 する任意の物理的または化学的特性が含まれる。調査され得る特性の数が多いた めに、便宜上このブロフィールを、本明細書中では特性調査プロフィールもしく +1rscプロフイール」と称する。
したがって、rscプロフィール」とは、情報チャンネルのパネル全体にわたる 特性ノくラメータの値のI<ターンを意味する。これらの情報チャンネルは、試 薬によって、または、単一の固定されたGSTイソ酵素組成物に関する物理的も しくは化学的特性のセットによって提供される。本発明に有用な典型的なSCプ ロフィールでは、2〜10の、好ましくは4〜6の異なる情報チャンネルに関す るGSTイソ酵素の特性が統合されている。
例えば、2〜10の、好ましくは4〜6の異なる試薬のt4ネルに対する試料の 反応性を決定し得る。以下の実施例から明らかとなるように、各組成物は、試薬 との反応性および/または他の特性で構成される情報チャンネルのノくネル全体 にわたる特性SCプロフィールを有する。パネルのメンノく一致が多1.Sit ど、より精錬されたアッセイが提供され、ノミネルのメンノイー数が少ないほど 、より好適である。パネルのメンノく一致は、アッセイにおいて所望される微調 整のレベルによって、任意に選択される。本明細書中に開示する数学的技術によ って、最も意義のあるパネルメンバーの選択が可能となり、そしてこの数学的技 術を用いて、プロフィールに必要な情報チャンネルの数を減少させ得る。
種々の濃度でプロフィールを得る場合には、最も単純な概念的アプローチによっ て、結合試薬または酵素活性に関する種々の既知のイソ酵素濃度における阻害値 を直接測定することにより、この一連のプロフィールが提供される。しかし、阻 害%対イン酵素濃度のグラフ化により得られる曲線を用いて、追加のプロフィー ルの内挿を行い得る。
未知の試料と比較されるGSTイソ酵素の個々の標準組成物に関して得られたプ ロフィールを、次に、コンビコータを利用した技術で処理し、これによって、標 準プロフィールと未知の試料のプロフィールとの比較が可能となる。この処理は 、手作業で容易に遂行されるものではない。
これらのパターン認識技術を応用した最も単純な形態では、各SCプロフィール を、n次元における一点としてグラフ化する。ここで、nは、各パネルにおける 結合剤の数である。
例えば、モノクローナル抗体である6個の異なる結合剤を含むパネルを用い得る 。これらの抗体は、例えば10種類のイソ酵素A、に対して交差反応性を有する と推定される。ここで、Aはイソ酵素を示し、モして1は1〜JOの整数である 。これらのイソ酵素の1つ、例えばA1を、標識された競合物として選択して、 A1自身および残りのイソ酵素の種々の濃度における結合に対する競合のプロフ ィールを決定し得る。ある設定された濃度の標識されたA1を用いて、例えば阻 害パーセントを、A+−Ateの種々の濃度におけるパネル中の各抗体との結合 について決定する。
したがって、1つの濃度における各A、に対しては、6個のデータ点がある。こ れらのデータ点は、パネル中の種々の抗次いで、これらの割合を、6次元空間に おける1つの点の位置を定めるように数学的に処理する。この6次元空間では、 第1の次元が第1の抗体に関する阻害パーセントを示し、第2の次元が第2の抗 体に関する阻害パーセントを示し、そして他の次元についてもまた同様である。
このようにして、種々の濃度のA1、A2、A3・・・Ateを示す点を決定す る。
6次元グラフは容易に視覚化されないために、既知の数学的技術、例えばり、L 、 Massartら、rchemometrics: A Textb。
okJ (1988) Elsevier、 (N、Y、)に記載の数学技術な どを用いることにより、6次元配列を2次元平面上もしくは6次元よりも低い次 元の他の平面上に投影し得る。次いで、2次元空間中のこれらの一連の点を用い ることにより、未知の試料を用いて得られたプロフィールと標準物のプロフィー ルとの比較を視覚化して、この試料のイソ酵素組成を同定し得る。当然、6次元 空間が数学的に操作され得るので、試料により生成されるデータ点を基準点のセ ット中のデータ点と適合させるために投影に対して必要な条件はない。
しかし、投影法を選択すると、scに対する有用性に関して抗体を順位付けする 等級の付加的な利点が得られる。投影面が6次元空間の軸に対して垂直に近づく に従って、投影におけるその成分の情報含有量の損失が大きくなる。因子分析に よって、その情報の分散状況を保持するために最適な面が生成されるので、これ に関する抗体の相対的重要性が容易に決定される。この知識は、例えば、パネル 中の抗体の数を減少させるために、有益に利用され得る。
以下に記載の実施例では、この幾分単純な数学的アプローチを用いた場合の約8 s%において、未知の試料の組成物に関して信頼性のある推定値を得られ得るこ とが判明した。重要なデータ点を比較的意味のないデータ点と区別する方法を利 用することによって、良好な結果が得られた。
事実上、プロフィールを構成する種々のメンバーに対するウェイト付加ファクタ ーを導入して、標準曲線の直線部分上の、結合阻害を示す濃度が、非常に低いか または高い阻害における曲線の漸近部分中の濃度よりも、有益な情報を提供する という事実を説明し得る。これらのファクターを、データを「分散分析」によっ て処理する際に、利用する。この技術では、この実施例の一般概要において、パ ネル中の6種類のモノクローナル抗体の各±に対応する次元により示される値を 、6種類の全ての抗体に対するn次元の結果という全体としてではな(、未知の 試料中の対応する抗体に関する対応する値と個別に比較する。
例えば、抗体#lに関して観察された阻害値は、A1の対応する濃度、およびこ れとは別の、A2の対応する濃度などを示唆する。同様に、抗体#2は、予測値 のファミリーを生成し、他の抗体もまた同様である。イソ酵素の正しい選択につ いては、6つの抗体の個々の予測値は、イソ酵素の間違った選択の場合よりも、 厳密に一致する。プロフィールの同定を行うこれは通常、翼なる実験室中で、ま たは異なる決定方法で得られた個々の推定値を比較するために用いられる。分散 の計算は、データの信頼性を示すファクターによって予測値にウェイトを付加す るように、容易に改変され得る。このウェイトの付加は、標準曲線を構築するた めに使用されるデータセット中の分散によって判断されたように、行われる。こ の手順は、本明細書において「結果に対するウェイト付加」と称される。
この数学技術によって、Mandel、rThe 5tatistical A nalysis of Experimental DataJ (1984)  Dowerに記載のように、重要な結合データに対して十分なウェイト付加が 行われ、これによって、95%の場合において、明確な結果が得られた。
最後に、ニューラルネットシステムもまた使用され得る。
このシステムでは、標準物を用いてネットの入力/出力特性を訓練するプロセス 中で、調整ファクターが潜在的に出現する。このシステムは、例えば、Hart z、 J、A、ら、■ロ工l江員n to the Theor of Neu ral Cow utat’o (Addison Wesley。
5anta Fe In5titute 5eries on Complex  Systems、1991) ;Pa allel Dfst ’buted  Processin s 2巻(D、E、 RumelhartおよびJ、L 、 McC1elland編、MIT Press、 1986) ;またはU eural Netvork 5tud (Armed Forces Com munication and Electronics As5ociati on Int’l Press、 1988)中に概説されている。
ィールの評価のためにこれらの技術を利用する例は、次の通りである。この実施 例では、トリアジンを用いるが、しかし類似の技術を、GST補体の決定に使用 し得る。
10〜tooo pI)bの範囲にわたるトリアジンアナログの各々に関する一 連の標準プロフィールを、使用した各トリアジンについて得られた阻害曲線から 計算した。so ppbにおけるこの理論計算の結果を、図4Aに示す。この図 に見られるように、パネル全体にわたる阻害割合のパターンは、個々のトリアジ ン各々に対して特有のものである。
プロフィールを、so ppbにおいて実験によっても決定した。
これは、図4Bに示す通りである。計算されたパターンと実験に基づくパターン とは、非常に類似している。
実験に基づくプロフィールを計算された基準プロフィールと適合させると、未知 の試料の同定が可能となる。したがって、計算されたプロフィールのカタログに より、未知の試料を決定するための基準が提供される。
図4Aに示すようなプロフィールを、10〜1000 ppbの範囲の一連の濃 度の7種類のトリアジンについて決定した。各濃度の各トリアジンに対する5種 類の抗体についての阻害ツク−セントの値によって、5次元空間における座標が 提供される。
したがって、各濃度の各アナログにより、5次元空間中のプロフィールを示す1 つの点が与えられる。
得られるパターンは、抗体パネルに対する種々の濃度の個々の被験体により示さ れた独特な一連の点を示す。
これらのデータをより良く視覚化するためには、図5に示すように、5次元グラ フを2次元配列に投影する。
この投影に用いる2次元平面の向きは、データの分散を最も良好に保持するもの である。即ち、各点が十分に離れている場合に、投影においてこれらの点が互い に重なることを最小限にするような向きである。この向きは、データの主要成分 により明確にされた平面として、数学的に定められる。主要成分によって定めら れた平面上に点を投影することによって、最初のデータの集合化(cluste ring)および特性が保持される。このことは、Massart、 D、L、 ら、rchemometrics: A TextbookJ (198g)  Elsevier、 New Yorkに記載の通りである。
図5に示すように、rlJと示された全ての点が、種々の濃度のアトラジンを示 し、「2」と示された全ての点が、種々の濃度のシマジンを示し、そして、他の 数字で示された点に関してもまた同様である。
本実施例で既知の組成物に関して記載したものと同じ方法で、試料のプロフィー ルを得ることにより点の位置を決定することによって、試料の被験体組成を得ら れ得る。
本発明の治療方法の実施に必要なGST補体の決定に使用するために、類似のS Cプロフィールを決定し得る。その際には、既知の組成物を含有する単離された GSTイソ酵素もしくはこれらの混合物の何れか一方、または両方を用いる。こ の場合には、特異的反応性試薬には、望ましくない組織の治療に有用となる薬剤 、プロドラッグもしくは治療モジニレ−ターのタイプに関する指針を与える、少 なくとも幾つかのメン/<−が含まれていなければならない。特異的反応性試薬 のパネルメンバーには、例えば、一連の既知の基質が含まれ得る。そして、この 場合には、プロフィールは、これらの基質に対する代謝回転速度のパターンとし て示され得る。適切な基質候補には、例えば、エタクリン酸、ブロモスルホフタ レイン、クメンヒドロペルオキシド、 BCNU、クロラムブシル、トランス− スチルベンオキシドなどが含まれる。
SCプロフィールを提供するパネルのメン/<−である特異的反応性試薬として 使用するのに有用なものとしてはまた、種々のレベルのGSTイソ酵素と相互に 作用する阻害物質もある。
これらの阻害物質には、例えば、ピリプロスト、シ/イクロンブルーおよびヘマ チンが含まれる。種々のイソ酵素に対して特異的に免疫反応性を有する抗体を使 用し得、また/4ラログタイプのアフィニティー試薬も使用し得る。しかし、ノ 嗜ネルの少な(とも幾つかのメンバーは、治療手法を設計するための基礎を提供 するために、GSTの酵素活性を示すものでなければならない。
SCプロフィールを得るためのさらに他の技術は、Takeo、 K、 ラ、  Ljl旦は(197B) ljl:2305−23101.:記載の技術に類似 している。このアプローチでは、個々のタン/fり質に対して種々の結合剤の存 在下で示差電気泳動を行うことによって、移動度の値の測定が可能になる。Ta keoにより記載された特定の利用法では、ポリアクリルアミドゲル電気泳動で デキストラン特異的骨髄腫タンパク質を測定した。その際には、分離ゲルにデキ ストランを加えると、遅延が見られ、そして、ハブテンイソマルトースオリゴ糖 を加えることによって、この遅延を逆転させ得た。このアプローチを用いて、例 えば遅延剤の選択に依存する一連の移動度が、既知の組成物について得られ得た 。基質および/または阻害物質を遅延剤および/または移動性促進剤として利用 することによって、この技術を本発明のSCプロフィールに適合させ得た。
生検のGST補体を決定するための好ましい方法では、上記のMannervi k、B、ら、 Proc Nat Acad Set (1985) 82ニア 202−7206において研究された既知のGST基質を用いて、一連のHPL Cカラムを構築する。これらの基質を、カラム支持体に直接結合させるか、もし くは、これもまた上記のAdang、 A、E、P、ら、旦fochem J  (1990) 269:47−54に記載のGSHアナログ変異型に付着させる 。基質とGSHアナログとの考えられ得る種々の組み合わせにより得られる一連 の50〜100の異なるカラムは、一連の候補吸着剤に相当する。これらの吸着 剤を試験して、最大の特性変化を持つ吸着剤を選択する。これは、各吸着剤を既 知のGSTイソ酵素の混合物の分離に利用することによって、行われる。そして 、最大の変化能力を有する4つか5つのカラムを、既知の試料および棚準物にお けるSCプロフィールを決定するためのパネルメンバーとして選択する。
したがって、分離を個々の各吸着剤上の溶出パターンとして表示するよりも、各 吸着剤に対する吸着能力が、イソ酵素のSCプロフィール中の情報チャンネルを 示すように、データの再配列を行う。誘導物質、活性化物質、基質および阻害物 質に関する反応性パターンもまた、各イン酵素について決定し、そしてこれを情 報チャンネルとして使用する。次いで、各々の既知のイソ酵素に関する完成した プロフィールを、基準セットのメンバーとして使用する。基準セットの追加メン バーは、正常組織からの試料を利用し、そして情報チャンネルの同じセットに帰 属させた値を評価することによって、決定される。そして、未知の望ましくない 組織からの生検試料の対応するプロフィールを、この基準セットと比較する。
プロフィールの決定に使用するためにいかなるパネルメンバーを選んだとしても 、既知の組成物に関するプロフィールを、同様にして決定した未知の試料に関す るプロフィールと比較スるために、コンビコータによりアクセスできる形態で保 存する。したがって、未知の試料のGST補体を決定するためのキットが提供さ れ得る。これらのキットには、未知の試料のSCプロフィール決定のための命令 と共に、基準プロフィールの決定に使用される試験パネルメンバーが含まれてい る。
基準プロフィールにアクセスするための適切なソフトウェアもまた含まれ得る。
問題とされている望ましくない組織のGST補体を決定した後に、これらの細胞 もしくは組織に損傷を与えるか、またはこれらを破壊する治療のために、適切な 手法を選択し得る。補体を評価することにより、標準治療プロトコールを望まし くない細胞もしくは組織に使用した場合に良好な結果が得られるかどうか、また は、これらの標準治療プロトコールを複数の異なるプロトコールの設計に使用し 得るかどうかを決定し得る。これらの複数の異なるプロトコールの設計には、毒 素またはプロドラッグとして何を選択するか、そして、治療モジニレ−ターを含 有させるか否かということが、含まれる。
之1主造 本発明の4つの手法のうちの3つには、細胞毒性薬剤またはプロドラッグの使用 が必要である。非常に多くの種類の考えられ得るこのような毒素が当該分野で知 られている。当然、毒素のクリアランスは、GSTによって調節されるものでな ければならない。これは、望ましくない組織と正常組織との間で異なるこの酵素 の補体を利用するためである。
本発明に有用な種々の細胞毒性剤に関する概説は、例えば、rFree Rad icals in BiologyJ (1984)中のDocampo、 R ,らによる章、VI:243−280に見られる。この概説には、メナジオン、 メックトン、ダウノルビシン、マイトマイシン−C(mytomicin−C) 、アクチノマイシンーD、9−ヒドロキシエリブチシン、5−メチルツェナジニ ウムメチルスルフェート、ニフルチモックス、ペンズニダゾール、ならびに種々 の放射線増感剤、即ちメトロニダゾール、セクニダゾール、ロニダゾールおよび ミゾニダゾール(■1zonidazole)などのような薬剤によって生成さ れたフリーラジカルについての概要が記載されている。クロルプロマジンおよび プリマキンなどの、種々のポルフィリンおよび色素もまた記載されている。オル ト−ジヒドロキシベンゼン部分を有しており、かつレボドパおよびドーパミンに 構造的に関係している他の関連化合物が、1ick、 M、M、、 J Inv est Dermatol (1989) 72:329S−331S中に開示 されている。一般に化学療法に有用な非常に多くの種類の毒素が、当該分野で知 られている。
さらに、毒素のための種々のプロドラッグもまた知られている。種々のGSTイ ン酵素によって活性化されるプロドラッグの例には、1.2−ブロモエタンおよ びアザチオプリンが含まれる。
一次細胞毒性剤またはこれらのプロドラッグを、従来のプロトフールで、および これらを利用した手法における従来の処方で投与する。一般に、全身投与が好ま しく、通常は注射によって行われるが、しかし、所望の場合には、経粘膜投与、 経皮投与または経口投与によって行われる。これらのうちの任意の投与経路のた めの適切な処方が、例えばe to’s−Pharmaceutical 5c iences、最新版、Mack Publishing Co、。
Easton、 PA中に見られ得る。これらの手法のうちのいくつかにおいて は、細胞毒性剤またはプロドラ・/グを、所望のGSTイソ酵素を促進もしくは 阻害する治療モジニレ−ターと共に、投与する。適切な既知の治療モジュレータ −は、上記のように、エタクリン酸、3−メチルコラントレン、シノイクロンブ ル−・ヘマチンなどの、GST活性に影響を与えることが知られているものであ る。しかし、望ましくない組織のGST補体を特徴付けることが判明した特異的 GSTイン酵素のための追加の治療モジコレ−ターは、上記のように、スクリー ニング法を用いることによって発見され得る。
したがって、毒素としては、正常組織のGSTのみによって不活性化されるが、 望ましくない組織の清澄(clearing)GSTとは全く関係しないものを 選択し得る。プロドラッグとしては、望ましくない組織中のGSTのみによって 活性化され、かつ正常細胞中のGSTには活性化されないものを選択し得る。こ れに代わるものとして、あるいはこれに加えて、正常組織または望ましくない組 織のGSTイソ酵素の一方または両方の活性を変化させる、1種類もしくはそれ 以上の治療モジコレ−ターの投与によって、GST活性の天然平衡状態を傾ける 。最後に、治療モジュレータ−は、酸化剤の活性に影響を与え得る。この酸化剤 の酸化力は、低酸素の望ましくない組織中のGSTイソ酵素を介して特異的かつ 優先的に結合させる。
30−1−一 −−1 −・ −− 口G、 1 FIG、 2 %001 X ’Ql/14 %001 X ’M/14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも1つのCSTイソ酵素を含有すると推測される細胞または組織の GST補体を決定する方法であって、該方法は、該細胞または組織のGSTイソ 酵素に関する特性のパネル中の各情報チヤンネルの値を評価し、これによって、 該細胞または組織に関する特性調査(SC)プロフィールを得る工程;および その結果として該細胞または組織から得られたSCプロフィールを、既知のGS T補体の試料から得られた同じ特性パネルに関するSCプロフィールの基準セッ トと比較する工程、を包含する。
  2. 2.請求項1に記載の方法であって、前記評価工程が、前記細胞または組織を、 少なくとも1つのCSTイソ酵素に対して反応性を有するn種類の特異的反応性 試薬を含むパネルの各メンバーに接触させる工程であって、ここでnが整数であ り、そして少なくとも2である工程;および該パネル中の各特異的反応性試薬の 、該細胞または組織に対する反応性を評価する工程、 を包含する、方法。
  3. 3.請求項2に記載の方法であって、前記試薬の少なくとも1つが、GSTイソ 酵素の基質、阻害物質、活性化物質または誘導物質であるか、あるいは、GST イソ酵素に特異的な抗体またはその免疫反応性フラグメントである、方法。
  4. 4.請求項1〜3のいずれかに記載の方法であって、前記比較工程が、 前記未知の細胞または組織に関する前記パネルの各情報チャンネルの値を、n次 元空間中に個別にグラフ化することによって、得られた前記プロフィールを該n 次元空間中の一点に変換する工程であって、ここでnが該パネル中の情報チャン ネルの数である工程、および、 該点の位置を、頬似の方法で既知のGST補体の試料について決定された該n次 元空間中での複数の基準点の位置と比較する工程;および、 該未知の細脂または組織から得られた点に最も近い基準点から、該未知の細胞の GST補体を同定する工程、を包含する、方法。
  5. 5.前記CST補体を決定するための、n個の情報チャンネルのパネルに関する SCプロフィールの基準セットを作成する方法であって、ここでnが整数であり 、そして少なくとも2であり、そして該方法は、 前記CSTイソ酸素一連の濃度で個々のGSTイソ酵素の各々に関して該パネル の各情報チヤンネルを示すパラメータの値を決定することによって、各濃度での 該パネルに対する該GSTイソ酸素のSCプロフィールを得る工程;およびコン ピュータによってアクセスできる形態で該SCプロフィールを保存する工程、 を包含する。
  6. 6.請求項5に記載の方法によって得られるSCプロフィールの基準セット。
  7. 7.標的細胞または組織中で優先的にGST活性に影響を与える治療モジュレー ターを選択する方法であって、該方法は、該標的細胞または組織の前記GST補 体に関して、該モジュレーターを評価する工程を包含し、該GST補体は請求項 1に記載の方法によって決定される。
  8. 8.請求項7に記載の方法によって選択された治療モジュレーターを含有する薬 学的組成物。
  9. 9.前記治療モジュレーターが、所定の細胞または組織の前記GST補体に対す る阻害物質、誘導物質または活性化物質である、請求項8に記載の組成物。
  10. 10.望ましくない細胞または組織の存在で特徴付けられる状態を治療または改 善する方法であって、該細胞または組織が、請求項1に記載の方法によって、正 常組織のGST補体とは異なるGST補体を有すると決定されたものであり、該 方法は、このような治療を必要とする被験体に対して、該望ましくない細胞また は組織の機能を破壊または損傷する効力を有する少なくとも1つの有効な量の細 胞毒性物質を、ある量の治療モジニレーターと共に投与する工程であって、該治 療モジュレーターの効力によって、該毒素が、該望ましくない細胞または組織の 該GST補体による場合に比較して、正常細胞または組織の該GST補体によっ て選択的により解毒され易くなる工程;または、 このような治療を必要とする被験体に対して、該望ましくない組織または細胞の 該GST補体によって細胞毒性剤に転換されて、その転換の程度が正常組織また は細胞のGST補体による場合よりも実質的に大きいプロドラッグを投与し、そ して、任意に、治療モジュレーターもまた該被験体に投与する工程;または、 このような治療を必要とする被験体に対して、望ましくない組織または細胞の該 GST補体によって比較的影響されないが、正常組織または細胞の該GST補体 によって解毒される毒素を投与し、そして、任意に、治療モジュレーターもまた 該被験体に投与する工程;または、 このような治療を必要とする被験体に対して、該望ましくない組織または細胞の 該GST補体により仲介される反応により望ましくない組織または細胞のグルタ チオンを消費する効力を持つGST基質を投与する工程であるが、該基質は正常 組織または細胞のGSH含有量を費せず、そして、任意に、有効な量の治療モジ ュレーターもまた該被験体に投与し、それによって、該望ましくない組織または 細胞に、化学療法または放射線によって生成された求電子体に対する感受性を与 える工程、を包含する。
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