JPH06506865A - スリーブフィルタ式遠心分離器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スリーブフィルタ式遠心分離器 本発明は、請求の範囲第１項の前段部分に記載のスリーブフィルタ式遠心分離器 に関する。

この種のスリーブフィルタ式遠心分離器は、例えば、旧西ドイツ国特許第２７０ ９８９４号から公知となっている。

公知のスリーブフィルタ式遠心分離器において、移動軸が遠心分離ドラムの内側 室へ侵入してドラムが開放される時、その結果、不純物、例えば潤滑剤が遠心分 離ドラムの機械フレームからその内側室へ移動する可能性がある。反対に、遠心 分離器ドラムが閉鎖される時、残留懸濁液が移動軸によって機械ハウジング内へ 導かれる可能性がある。不純物は細菌等に侵されやすい懸濁液、例えば、食品又 は薬品を処理するのに必要なドラムの内側室内の無菌状態を損い、一方、特に移 動軸の移動において、機械フレームに到達する残留懸濁液が遠心分離動作を妨げ る可能性があり、二つの欠点が存在する。

本発明の目的は、述べられた欠陥を改善し、懸濁液を収納する遠心分離器ドラム の内側室が、固体、液体、及び気体状物質の移動を考慮して機械フレーム側に関 して遮断されているような一般的な種類のスリーブフィルタ式遠心分離器を製作 することである。

この目的は、本発明により請求の範囲第１項の特徴を明らかにすることによって 達成される。

本発明の好適な実施例の以下の記述は、添付図面と共に本発明をより詳細に説明 するのに役立つ。添付図面において、図１は、遠心分離ドラムの閉鎖状態におけ る分割壁を有するスリーブフィルタ式遠心分離器の概略断面図である。

図２は、遠心分離ドラムの開放状態における図１のスリーブフィルタ式遠心分離 器を示す。

図３は、変更された分割壁を有する図１と同様なスリーブフィルタ式遠心分離器 を示す。

図４は、遠心分離ドラムの開放状態における図３のスリーブフィルタ式遠心分離 器を示す。

図１及び２に示すスリーブフィルタ式遠心分離器は、ハウジングＩを具備し、ハ ウジング１内に中空軸３がローラベアリング４によって不動の機械フレーム２上 に回転可能に取り付けられている。少なくとも一つのさらなるローラベアリング が、図１の右側の図示されていない機械フレーム２側に設置されている。中空軸 ３は、駆動手段（図２の右側に設置され、図示されていない）により回転がもた らされる。

移動軸５は、中空軸３内に滑り移動するようにガイドされ、例えば、くさびと溝 の連結によって、軸５がこの中空軸に関するその移動性能にかかわらず中空軸３ と同時に回転すること、すなわち軸５が中空軸に回転しないように連結されてい ることが注記される。移動軸５を必要に応じて軸線方向前後に動かす駆動装置（ 図示せず）が、この移動軸に連結される。

ハウジング１内において、ボール形の遠心分離ドラム６は、遠心分離ドラム６を その一端面（図１において右側）において閉鎖する端部壁７が、中空軸３に強固 に接続されるように、中空軸３の端部に回転せずまた自重を支えてフランジ取り 付けされ、中空軸３は図１及び２の左側にベアリング４を越えて突出して設置さ れている。

ドラム６は、その筒状側壁８に放射状に延在する濾過通路９を有している。遠心 分離ドラム６は、端部壁７の反対側端面において開放されている。

実質的に筒状に作られたフィルタクロス１１の一方の縁は、遠心９頗ドラム６の 開放端面を取り囲む開「Ｊ縁ＩＯに密着して挾み込まれる。フィルタクロス１１ の他方の絣は、移動軸５−その一部だけが強固に接続される基部１２に対応する 方法で密着して接続される。

ドラムの蓋１４は、互いに所定距離離されたスベ〜ザボルト１３を介して基部１ ２へ強固に取り付けられている。図１において、この蓋は、ドラムの開口縁部１ ．　Ｏと係合することによって、ドラム６の内側室を密閉しており、図２におい て、この蓋は、中空軸３からの移動軸５の外方向への軸線方向移動によって、基 部１２と共に遠心分離ドラム６から持ち」−げられて離されている。

供給管１５は、図１及び２の左側に位置するスリーブフィルタ式遠心分離器の前 側端部において、ハウジング１上に強固に設置されている。この管は、遠心分離 ドラム６の内側室へ固体成分及び液体成分に分離される懸濁液を供給するように 働き（図１）、図２に示されたスリーブフィルタ式遠心分離器の作動状態におい て、移動軸５の穴部Ｉ６へ挿入される。

両図に示すように、ハウジング１は、遠心分離ドラム６の後側で機械フレーム２ へ密着して接続されている。加えて、ローラベアリング４の前側に配置されたリ ング状シール部材１８は、遠心分離ドラム６方向へ機械フレーム２をシールする 。このように、遠心分離トラム６の内側室と連通ずるハウジングは、機械フレー ム２から密閉されて分離されている。

作動に際し−Ｃ１まず、スリーブフィルタ式遠心分離器は図１に示す状態となる 。移動軸５は、それに連結された駆動手段の対応する制御によって中空軸３内へ 引っ込められ、それにより、移動軸と強固に接続された基部１２は、遠心分離ド ラム６の閉鎖端部壁７の近傍に位置し、フィルタクロス＋１は、それかドラムの 筒状側壁の内側に保合するように、ドラムＧ内に裏返される。これに−より、ド ラムの蓋１４は、遠心分離ドラム６の開「Ｊ縁上に密着して係合慢′る。

遠心分離ドラムが素早く、例えば２０００回転／回転速度で回転させられる時、 濾過される懸濁液は供給管１５を介して遠心分離ドラム６の内側室へ連続的に導 かれる。懸濁液の液体成分は、フィルタクロス１１及び放射上の濾過通路９を公 知のように通過し、仕切り１７によって進路が変えられる。懸濁液の固体成分は 、付着する強固な濾塊として、フィルタクロス１１によって保持される。

遠心分離ドラムがゆっくり（例えば５００回転／分）回転する時、濾過が実行さ れて懸濁液の供給が停止された後、移動軸５は左方向に前進され（図２）、それ により、フィルタクロス１１は、濾塊としてそれに付着する固体粒子がハウジン グｌ内へ落とされるように、外側に裏返され、固体粒子はそこから運搬される。

固体粒子の除去が中止されると、スリーブフィルタ式遠心分離器は、移動軸５を 戻すことによって図１に示す作動位置に戻される。

［１に示す作動状態から図２に示す状態へのスリーブフィルタ式遠心分離器の変 化中において、図２に示すように、移動軸５は遠心分離ドラム６の内側室へ侵入 する。遠心分離ドラム６の内側室が、細菌などに侵されやすい製品、例えば食品 又は薬品の濾過の間、殺菌されて細菌がいない状態に維持されなければならない 時に、遠心分離トラムか開放されると、移動軸５の外側に付着する汚損物質、例 えば潤滑剤が、機械フレーム２側から遠心分離内側室へ侵入し、内側室を汚す可 能性がある。この場合において、遠心分離ドラムの内側室の殺菌は、遠心分離ド ラムの全ての開閉の後に再び必要となる。逆に、懸濁液の残留成分は、遠心分離 ドラム６が開放される時に移動軸５の外側に堆積し、そこから機械フレーム２に 取り付けられた中空軸３へ移動する可能性がある。これは、特に軸３内の軸５の 移動性能に関しての問題を生（２る。

濾過処理を実行するために働く遠心分離トラム６の内側室と機械フレームとの間 の固体、液体、又は気体状の物質の望ましくないいかなる移動をも防止するため に、これらの二つの部分は分割壁により互いに分離されている。図１及び２に示 す実施例において、この分割壁は、本質的に円筒状に折られた膜２１として形成 され、この膜は、通常状態においてディスク形状であり、その外側縁で端部壁７ の外側縁に接続されている。中心開口部を囲む折られた膜２１の内側縁は、基部 １２のすく近くにおいて移動軸５に接続されている。

折られた膜は、図１に示す通常（弛められた）状態、ずなわち遠心分離ｌ・ラム ６か閉鎖される時、実質的な平面形状となり、それにより、互いに同心状に延在 するひだか膜の平面上に現れる。遠心分離ドラム６か開放される時、すなわち、 閉Ｍ端部壁７に関しての移動軸５による基部１２の前方向の移動中に（図２）、 折られた膜２１は円錐状に延在し、それにより、図１に示す膜のひだは、滑らか となってなくなる。折られた膜２１は、可撓な弾性的に延在可能で伸縮性のある 材料、例えばゴムから形成される。

特に図２に示すように、折られた膜２１は、基部１２に当接する移動軸５と＠濁 液を収納する遠心分離ドラムの内側室との間のシール分割壁を提供し、それによ り、ドラムの内側室は、いかなる物質の交換も妨げるように、機械フレーム２側 から分離されている。

図３及び４に示したスリーブフィルタ式遠心分離器は、一般的な蛇腹部材２２か 図３及び４における分割壁として設けられていることだけが、図１及び２に示す スリーブフィルタ式遠心分離器と異なっている。この蛇腹部材の片側は閉鎖端部 壁７に、また他側は基部１２に接続されており、それにより、この基部１２は、 蛇腹部材をそれか押し合わされた時に収納するための対応する突出部２３を有し ている（図３）。遠心分離ドラム６の開放状態において（図４）、図１及び２の 折られた膜２１と同様に、延在する蛇腹部材２２が遠心分離トラム６の内側室を 移動軸５から分離する。

折られた膜２１又は蛇腹部材２２の形状に形成された分割壁は、それと協働する 差圧監視装置を有することができ、この装置は分割壁の漏れを監視するものであ る。図面に示したように、高圧又は低圧Ｐ１が閉鎖された部屋２５内にポンプ２ ４によって発生される。

この部屋２５は、特に図２及び４に示すように、機械フレーム２及び移動軸５に 対向する分割壁（折られた膜２１又は蛇腹部材２２）の片側に管２６を介して接 続されており、それにより、圧力ＰＩがこの部分に広がる。遠心分離ドラム６の 内側室に対向する分割壁の反対側には、所定圧力Ｐ２、例えば大気圧が広がる。

測定装置＃２７は、差圧Ｐ２−Ｐｉを監視するように働らく。測定値が所定値か ら外れると、この圧力差の外れか分割壁（折られた膜２１及び蛇腹部材２２）に おける漏れを連想させるために、信号が発信され、及び／又はスリーブフィルタ 式遠心分＃器の動作が停止される。

述べられた実施例において、分割壁として働く折られた膜２１及び同し目的で働 く蛇腹部材２２は、可撓な伸縮可能な部材として形成される。この伸縮性は絶対 に必要ではなく、この時、例えば分割壁は、ドラムの閉鎖状態において積層され るか又は折り合わされる可撓な伸縮不可能なりロスとして形成される。

折られた膜２１又は蛇腹部材２２のひた又は折り目は、省略することもできる。

それにより、これらの部材は、必要な伸縮性が部材を形成する材料の弾性特性か らだけによってもたらされる時、平らに形成することかできる。折られた膜の代 わりに、非作動状態において、特に、はぼ平らな平膜を使用することができる。

符表十６−５０６８６５　（４）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．軸線回りに回転するために機械フレーム（２）に自重を支持するように取り 付けられ、放射状の濾過通路を有する遠心分離ドラム（６）であって、それに強 固に接続された端部壁（７）によって片側を閉鎖され、その内部に分離される懸 濁液を収納する遠心分離ドラムと、遠心分離ドラムの開口端部の反対側を閉鎖ず るドラムの蓋（１４）であって、遠心分離ドラムとこのドラムの蓋は互いに関し て軸線方向に移動可能であるドラムの蓋と、遠心分離ドラムの内側室へ懸濁液を 供給するためにドラムの蓋の供給口に侵入する供給管（１５）と、ドラムの蓋に 所定の空間が設けられて強固に接続される基部（１２）と、一端部がドラムの開 放端面の縁に、また他端部が基部に取り付けられた筒状のフィルタクロス（１１ ）と、遠心分離ドラムと同心的に滑り移動するようにガイドされ、遠心分離ドラ ムの開閉及びそれによりもたらされるフィルタクロスの反転のためにその一端部 においてドラムの蓋及び基部に当接する移動軸（５）であって、遠心分離ドラム の閉鎖端面に強固に接続された中空軸（３）内に滑り移動するようにガイドされ た移動軸と、遠心分離ドラムを回転駆動し、中空軸に関して移動軸を移動させる ための駆動手段、とを具備するスリーブフィルタ式遠心分離器において、可撓な 及び／又は伸縮可能な分割壁（２１，２２）が遠心分離ドラム（６）の閉鎖端部 壁（７）とそれに関して可動な基部（１２）との間に配置され、前記分割壁は基 部に当接する移動軸（５）と懸濁液を収納する遠心分離ドラムの内側室との間の シール性を提供することを特徴とするスリーブフィルタ式遠心分離器２．分割壁 は、移動軸（５）を取り囲み、一方で閉鎖端部壁（７）に、他方で基部（１２） に取り付けられる蛇腹部材（２２）として形成されることを特徴とする請求項１ に記載のスリーブフィルタ式遠心分離器。 ３．分割壁は、一方で閉鎖端部壁（７）に、他方で基部（１２）に接続され、実 質的な平面形状から円錐形状へ伸縮可能な折られた膜（２１）又は平膜として形 成されることを特徴とする請求項１に記載のスリーブフィルタ式遠心分離器。 ４．分割壁（２１，２２）の両側に広がる圧力の間の差圧を監視するための装置 （２７）によって特徴付けられる請求項１、２、又は３に記載のスリーブフィル タ式遠心分離器。